JP5867980B2 - X線透視撮影装置 - Google Patents

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本発明は、平面状に配置された複数の検出素子により得られたX線像を電気信号に変換して撮像するX線透視撮影装置に関するものである。
医療分野でX線透視画像を撮像する装置としては、I.I.(イメージインテンシファイア)と撮像管、CCD等の撮像素子を組み合わせたX線テレビが主流となってきている。I.I.はX線像を蛍光面で可視像に変換し、その像を光電陰極で光電子に変換し、更に電子レンズで加速、収束して出力蛍光面に衝突させ再び可視像に変換する。I.I.は光電子増倍作用を有し、出力蛍光面での輝度は入力蛍光面の数千倍にまで増幅され、この増幅作用によりI.I.は一般に高感度であり、X線透視撮影における患者の被曝線量の低減に貢献している。しかし、I.I.は光学系を有するため画像が歪む、解像度が低い、装置が大型になるという問題点がある。
近年では、I.I.の代りに、微細な固体撮像素子を二次元格子状に配置したX線検出装置を用い、X線信号を電荷に変換するFPD(X線撮影装置:Frat Panel Detector)を搭載したX線透視撮影装置が臨床の場で使われ始めている。FPDは撮像素子が二次元状に配列されているため歪みが少なく、また撮像素子が微細化できるため高解像度のX線透視画像を得ることができる。
FPDには、X線信号をa−Se系の撮像素子により直接電気信号に変換する直接FPD方式と、X線信号を蛍光体により可視光に変換し、それをa−Si系の撮像素子により電気信号に変換する間接FPD方式とがある。前者の直接FPD方式のFPDは放射線を可視光に変換する蛍光体と、可視光を電気信号に変換する複数の固体撮像素子とが、二次元格子状に配置された撮像回路と、変換された電気信号を撮像回路から読み出す読出回路とを有している。
後者の間接FPD方式では、被写体を透過したX線が蛍光体により可視光に変換され、光電効果により固体撮像素子に被写体を透過したX線量に応じた電荷が蓄積される。蓄積された電荷は、撮像回路の各信号線を駆動し固体撮像素子に接続されたスイッチング素子を制御することにより、読出回路に電気信号として読み出され、更に増幅されて出力される。
読出回路から出力された電気信号には被写体画像情報が含まれるが、電気信号には撮像回路や読出回路で生ずるオフセット成分も含まれている。オフセットの要因には、(a)固体撮像装置の暗電流、(b)スイッチング素子のリーク電流、(c)読出回路のアンプのオフセット電圧等がある。
オフセットを含む電気信号を画像に変換した場合に、オフセットが画像上に現れることになり、アーチファクトが生ずる可能性があり、またオフセットの分だけダイナミックレンジが圧縮されるという問題もある。読出回路から出力される電気信号からオフセット成分を差し引き、画質を向上させる処理をオフセット補正という。
動画撮影の場合のオフセット補正は、主に次の3つの方法が考えられる。第1の方法は、X線を照射して得られた被写体画像を、別シーケンスでX線を照射せずに、撮影されたオフセット画像を用いてオフセット補正する。第2の方法は、同一シーケンスで最初にオフセット画像を撮影し、その後にX線を照射して被写体画像を撮影し、最初に撮影されたオフセット画像でオフセット補正を行う。第3の方法は、被写体画像とオフセット画像を交互に、或いはオフセット画像を数10フレームに1枚撮影し、それらのオフセット画像を用いてオフセット補正を行う。
第1、第2の方法は、オフセット画像の撮影後は連続して被写体画像を撮影できるため、フレームレートを早くできる長所がある。一方で、第3の方法はオフセット画像を1枚おき、或いは数10フレームに1枚のオフセット画像を撮影するため、フレームレートが低くなるという欠点がある。
動画撮影においては、特に撮影開始直後の数10〜数100フレームでオフセットが経時的に揺らぐ特性があり、その解決方法については特許文献1に記載されている。特許文献1においては、オフセットの揺らぎが生ずる撮影開始直後は、オフセット画像と被写体画像を交互に撮影を行い、その後にオフセットが安定すると被写体画像を連続撮影することにより対応している。
図12は特許文献1のX線撮像装置の動作を示すフローチャート図である。mは撮影開始からのオフセット画像のフレーム数、nは被写体画像のフレーム数、X(n)は被写体画像、F(m)はオフセット画像、Samは2枚のオフセット画像の差分画像|F(m)−F(m−1)|中の最大値である。
先ず、撮影開始時にはオフセット画像F(m)と被写体画像X(n)を、操作者が設定したフレームレートで交互に撮影し、両者の画像間でオフセット補正を行い、その画像をモニタ等の画像表示手段に表示する。このとき、被写体画像X(n)のみのフレームレートは、操作者が設定したフレームレートの半分になる。そして、オフセットの揺らぎが安定し、差分画像の最大値Samの値が閾値を下回ると、被写体画像X(n)を操作者が設定したフレームレートで連続撮影する。撮影された被写体画像X(n)を、被写体画像X(n)とオフセット画像F(m)を交互に撮影した画像中の最後に撮影されたオフセット画像F(m)により、オフセット補正(X(n)−F(m))をしてモニタ等の表示手段に表示する。
図13はオフセット成分の時系列変化の一例を示したグラフ図である。オフセットの揺らぎが安定するまでの時間は、安定するまでのフレーム数×フレームレートの逆数で決まる。しかし、安定するまでのフレーム数はフレームレートfpsに依存しないため、フレームレートfpsが高いほどオフセットの揺らぎが安定するまでの時間が短くなる。また特許文献2に、オフセットが経時的に揺らぐ特性について記載されている。
特開2006−158728号公報 特開2002−40144号公報
特許文献1に記載のように、撮影開始時にオフセット画像と被写体画像を交互に撮影すると、撮影開始時のオフセットの揺らぎによる画質の低下は抑えられる。しかし、撮影開始からオフセットの揺らぎが安定するまでの間は、被写体画像のフレームレートは操作者が設定した値の半分に低下してしまう。
また、撮影開始時に操作者が設定したフレームレートで撮影した場合に、特に操作者が低いフレームレートを設定した場合に、オフセットの揺らぎが安定するまでに時間を要する。従って、操作者が設定したフレームレートで、被写体画像を連続で撮影するまでに時間が掛かってしまう。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、撮影開始時から操作者が設定したフレームレートでの被写体画像の撮影を可能とし、かつ撮影開始時のオフセットの揺らぎが安定するまでの時間を短縮するX線透視撮影装置を提供することにある。
そこで本発明の実施形態に係るX線透視撮影装置は、二次元的に配置された光電変換素子を有し、X線発生手段から発生されたX線を検出して被写体のX線画像を得る画像検出手段と、前記X線画像の第一のフレームレートを含む撮影条件を設定する設定手段と、前記X線画像とオフセット補正を行うためのオフセット画像とを合わせた第二のフレームレートが設定され、前記第一のフレームレートよりも高い前記第二のフレームレートで、前記オフセット画像と前記X線画像とを得る撮影を開始させる制御手段と、時間の経過と共に前記第二のフレームレートから前記第一のフレームレートに移行するようにフレームレートを変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係るX線透視撮影装置は、X線発生手段と、X線制御手段と、画像検出手段と、画像撮影条件の設定手段と、前記画像撮影条件の変更手段とを有するX線透視撮影装置であって、撮影開始時にオフセット画像の空読みと被写体の撮影を交互に繰り返すことを特徴とする。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、撮影開始時から設定したフレームレートでのX線画像の透視撮影が可能となり、オフセットの揺らぎが安定するまでの時間を短縮することができる。
X線透視撮影装置の構成図である。 実施例1のX線透視撮影装置のタイミングチャート図である。 動作フローチャート図である。 ビニング変更の詳細なフローチャート図である。 撮影パラメータの表である。 実施例2のタイミングチャート図である。 事前撮影の動作フローチャート図である。 撮影開始時の各ビニングのオフセットの画素値の時系列変化のグラフ図である。 撮影開始時のオフセットの揺らぎの説明図である。 動作フローチャート図である。 実施例2の撮影パラメータの表である。 従来例のフローチャート図である。 撮影開始時のオフセットの時系列変化の説明図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はX線透視撮影装置の構成図である。X線透視撮影装置は、被写体PにX線を照射するX線発生手段と、被写体Pを透過したX線を検出する画像検出手段と、X線発生手段及び画像検出手段を制御する制御処理手段とを備えている。
X線発生手段は、X線を発生する管球から成るX線発生部1と、X線発生部1において発生したX線のビーム広がり角を規定するコリメータ2と、線量計3とを備えている。
更に、コリメータ2内には、可動絞り4が配され、可動絞り4はX線を遮蔽する例えば鉛等の物質で構成されており、可動絞り4の絞り量を制御することで、X線のビーム広がり角が制御されることとなる。なお、可動絞り4の絞り量は、コリメータ2に取り付けられたダイヤルにより制御できるよう構成されている。或いは、後述するX線制御手段からの指示によって制御されるようにされている。
画像検出手段はを備え、撮像部5にはX線画像を生成する画像検出部6が配されている。なお、画像検出部6は、微細な光電変換素子を二次元的に格子状に配置することにより構成されているものとする。
制御処理手段は演算・制御手段7と、撮影条件設定手段8と、撮影条件変更手段9と、X線制御手段10とを備えている。撮影条件設定手段8は操作者からのX線撮影時のフレームレート、管電圧、管電流等の撮影条件を受け付け、演算・制御手段7に設定する。
演算・制御手段7は撮影条件設定手段8によって設定された撮影条件からX線照射制御量を計算し、X線制御手段10にX線照射制御信号を送る。X線制御手段10は演算・制御手段7から送られたX線照射制御信号に基づいて、X線発生手段を制御する。
演算・制御手段7は撮影条件設定手段8によって設定された撮影条件から画像検出部6の駆動条件を設定し、撮影条件変更手段9に画像撮影制御信号を送る。撮影条件変更手段9は演算・制御手段7から送られた画像撮影制御信号に基づいて、画像検出手段を制御する。
図2は実施例1のX線透視装置の動作の一例を示すタイミングチャート図である。(a)の被写体撮影時のX線照射はX線制御手段10により制御され、X線発生手段により発生したX線を被写体Pに照射する。被写体Pを透過したX線は波長変換体で可視光に変換され、画像検出手段の画像検出部6の光電変換素子で光電変換された電気信号を光電変換回路から読み出すことにより被写体像を撮影する。
(b)のオフセット撮影は、X線を被写体Pに照射せずに、光電変換素子の暗電流及び読出回路内のオフセット電圧等の被写体信号以外のオフセット画像の電気信号を読み出す動作である。
(c)のオフセット平均は、読み出された複数枚のオフセット画像の電気信号を平均し、オフセット平均画像を生成する動作である。
(d)のオフセット補正は、被写体画像からオフセット平均画像を差し引くことにより、被写体画像に含まれるオフセット成分を差し引き、画質を向上させる動作である。
(e)の画像表示は、オフセット補正後の被写体画像をモニタ等の表示手段に表示する動作である。
図3は動作フローチャート図であり、この動作を実行することにより、実施例1におけるX線透視撮影装置の動作が実現される。FR’は操作者が撮影前に設定するフレームレート、mはオフセット画像撮影枚数、nは被写体画像の撮影枚数、kは変更回数のフレームレート段階である。また、iは画像撮影時の画素ビニング(解像度)変数であり、i=n’によりビニングn’×n’を示す。ここで、ビニングn’×n’とは、二次元格子状に配列された固体撮像素子の隣接する横n’画素と、縦n’画素の信号とを平均化し、1画素の信号として読み出す方法である。i’は操作者が設定したビニングの条件である。
なお実施例1では、図3の動作フローチャート図が動作する前に、予めビニングごとのオフセット画像が撮影されているものとする。先ずステップS21において、操作者が被写体画像撮影の所望のフレームレートFR’及びビニングi’を設定する。ステップS22でフレームレート段階k=0、画素ビニング変数i=4がセットされる。次いで、ステップS23で被写体画像撮影枚数nはn=0とされ、フレームレートが変更される度にフレームレート段階kに1が加算される。ステップS24で、オフセット画像と被写体画像を合わせた高フレームレート撮影時のフレームレートFRkが設定され、このフレームレートFRkは操作者が設定したフレームレートFR’よりも大きい。
次に、ステップS25でオフセット画像撮影枚数mはm=0に設定され、被写体画像が撮影される度に被写体撮影枚数nに1が加算される。次いで、ステップS26でオフセット画像が撮影される度に、オフセット画像撮影枚数mに1が加算される。ステップS27で高フレームレートによるオフセット画像Fknmが撮影される。
ステップS28ではオフセット画像撮影枚数mの閾値判定が行われる。閾値Tkはオフセット画像Fknmの連続撮影枚数を制御する定数であり、この閾値TkはX線透視撮像装置に予め設定された数で、フレームレート段階kごとに異なる。ステップS28ではオフセット画像撮影枚数mが閾値Tk未満であれば、再びステップS26に戻ってオフセット撮影を繰り返し、オフセット画像撮影枚数mが閾値Tkになるまで、オフセット撮影を行ってからステップS29に進む。
図2の例ではT1=3、T2=1の各フレームレート段階kで、それぞれオフセット画像を3枚、1枚撮影した後にステップS29に進んでいる。
オフセット撮影後に、ステップS29ではステップS27で撮影されたオフセット画像Fknmの平均画像Fkn=(1/Tk)ΣFknmを作成する。図2の例では、フレームレート段階k=1でF11=(1/3)×(F111+F112+F113)、F12=(1/3)×(F121+F122+F123)、k=2でF21=F211、F22=F221の平均画像を作成している。
ステップS30では、X線発生手段から被写体PにX線が照射され、高フレームレートで被写体画像Xknが撮影される。このときX線発生手段と画像検出手段は同期しており、X線はパルス状に照射され、被写体撮影時間内のみ照射される。これにより無効曝射が低減され、患者にとっては被曝線量の低下につながる。ここで、オフセット画像の撮影を除いた被写体画像撮影のフレームレートは、操作者が設定したフレームレートFR’である。
ステップS31ではオフセット補正が行われ、ステップS30で撮影された被写体画像Xknから、ステップS27で撮影されステップS29で平均化されたオフセット画像Xknを差し引き、(Xkn−Fkn)の演算が行われる。
ステップS32では、オフセット補正後の被写体画像(Xkn−Fkn)を表示手段に表示する。このオフセット補正後の被写体画像は、被写体画像とオフセット画像の撮影された時間差が小さいため、被写体画像に含まれるオフセット成分が精度良く差し引かれている。これにより、操作者はオフセットの揺らぎが大きい撮影開始時から、オフセットが精度良く差し引かれた良質な画像を所望のフレームレートFR’で得ることができる。更に、オフセット画像が平均されることで、オフセット補正後の被写体画像に含まれるノイズが低減される効果もある。
ステップS33では被写体画像撮影枚数nと、各フレームレート段階kでの被写体画像の撮影枚数nの閾値Tk’との比較が行われる。閾値Tk’は各フレームレート段階kによって定められ、予め設定手段により設定されている。フレーム数nが閾値Tk’よりも小さい場合にはステップS25に戻り、再びステップS27〜S32のオフセット画像撮影、オフセット画像平均、被写体画像撮影、オフセット補正、被写体画像表示が行われる。フレーム数nが閾値Tk’以上の場合にはステップS34に進む。
ステップS34ではフレームレート段階kと、操作者が設定したフレームレートFR’での撮影に移行するための予め設定されている定数であるフレームレート変更閾値T”との比較が行われる。フレームレート段階kが閾値T”未満の場合はステップS35に進み、ステップS35でk≧T”の場合はステップS36に進む。ステップS35はビニング変更ステップであり、フレームレート段階kに応じてビニングを変更する。
図4はステップS35におけるビニング変更の詳細なフローチャート図である。ステップS35aではフレームレート段階kとビニング2×2撮影への移行閾値T'''22とを比較する。フレームレート段階kが閾値T'''22未満であればステップS35bに進み、画像撮影条件をビニング4×4(i=4)に設定し、フレームレート段階kが閾値T'''22以上であればステップS35cに進む。
ステップS35cでは、フレームレート段階kとビニング1×1に移行する閾値T'''11とを比較する。フレームレート段階kが閾値T'''11未満であればステップS35dで画像撮影条件をビニング2×2(i=2)に設定し、フレームレート段階kが閾値T'''11以上であればステップS35eで撮影条件をビニング1×1(i=1)に設定する。
ステップS35によるビニング変更後にステップS23に戻り、オフセット画像撮影、オフセット画像平均、被写体画像撮影、オフセット補正、被写体画像表示が繰り返される。
ステップS36では、操作者が設定したフレームレートFR'で撮影された被写体画像をオフセット補正する際に用いるオフセット画像Fを定め、操作者が設定したフレームレートFR'での撮影を連続撮影と呼ぶ。連続撮影でのビニングとその直前のフレームレートFRT”での撮影でのビニングが同じ場合に、連続撮影時に用いるオフセット画像Fは連続撮影直前のオフセット平均画像F=FT”、T’T”とする。また、連続撮影でのビニングとその直前のフレームレートFRT”での撮影でのビニングが異なる場合は、撮影が始まる前に予め撮影された連続撮影と同じビニングで撮影されたオフセット画像とする。
ステップS37では、フレームレート段階kに1が加算され、ステップS38ではフレームレートは操作者が撮影開始前に設定した所望のフレームレートFR'に設定され、被写体画像のみを撮影するように設定される。
ステップS39〜S43のループは連続撮影のステップであり、この連続撮影ステップを撮影が終了するまで繰り返す。ステップS40では被写体画像撮影毎に、被写体画像の撮影枚数nに1を加算している。ステップS41では被写体PにX線を照射し、被写体画像Xknを撮影する。ステップS42ではステップS41で撮影した被写体画像Xknを、ステップS36で定めたオフセット画像Fによりオフセット補正する。ステップS43で、ステップS42でオフセット補正された被写体画像(Xkn−F)を表示手段に表示する。ステップS40〜S43の繰り返しにより、操作者は所望のフレームレートFR'でのオフセット成分を除いた被写体画像を得ることができる。
図5は図2に示す実施例1の一例を実行するための図3のフローチャート図のパラメータ表である。実施例1では、オフセット画像と被写体画像を合わせたフレームレートは120fpsであるが、被写体画像は30fpsで撮影している。一般に、表示手段には表示できるフレームレートには限界がある。従って、撮影開始時に操作者が設定したフレームレートFR'よりも高いフレームレートで撮影を行って、オフセットの揺らぎを早く安定化させる場合に、全てのフレームで被写体PにX線を照射して被写体画像を撮影すれば、表示できないフレームが生ずる。
実施例1ではこのような問題に対応して、オフセット画像の複数枚(又は1枚)と被写体画像を交互に撮影を行い、被写体画像撮影のフレームレートを表示手段の表示可能フレームレート以下にすることにより、無効曝射を防止している。
また図2では、撮影開始時の被写体画像撮影のフレームレートを何れのフレームレート段階kでも、操作者が設定した所望のフレームレートFR'で撮影し、このフレームレートFR'で被写体画像を表示手段に表示している。これにより、フレームレート段階kが切換わるときや、操作者が設定したフレームレートFR'での被写体画像の連続撮影に切換わるときに、操作者に被写体画像表示のフレームレートFR'が異なることによって生ずる違和感をなくすことができる。また図2に示すように、段階的にフレームレートを操作者が設定したフレームレートFR'に低減しながら移行することにより、フレームレートの急激な変化によって生ずる画像の不安定さを低減することができる。
一般に、FPD方式の撮影装置では、光電変換後の電気信号を各素子から走査するための時間が掛かることと、PC等の情報処理装置に信号を転送する転送速度に限界がある。従って、FPDには或るビニングの画像を或るフレームレート以上では、走査、転送ができないという問題がある。
これに対し実施例1では、操作者が撮影条件としてビニング1×1での撮影を設定している。しかし、撮影開始時にはビニング4×4、フレームレート120fps間で撮影を行い、次いでビニング2×2、60fpsで撮影を行った後に、ビニング1×1、30fpsでの撮影に移行している。X線透視撮像装置の画像撮影性能の上限が、ビニング1×1で30fpsの撮影であったとしても、このようにビニングを行って高フレームレートでの撮影を開始することにより、時間の経過と共に画像を迅速に安定化することができる。
また、一般に動画像撮影装置では、撮影開始から回路が消費する電力によって徐々に発熱が生じ、撮影装置の温度が徐々に上昇し、やがて温度が一定になって撮影される画像が安定してゆく。温度が上昇している間は、撮影された画像のオフセット成分等が不安定であるので、実施例1では撮影開始時にビニングを行い、操作者が設定したフレームレートよりも高いフレームレートでの撮影を行っている。これにより、その間のX線透視撮影装置の発熱量が、操作者が設定したフレームレートで撮影した場合よりも多いため、撮影装置の温度が安定するまでに必要な時間を短縮することができる。
図6は実施例2のX線透視装置の動作のタイミングチャート図である。この実施例2では、撮影開始時に空読みを行って、実施例1よりも更に早くオフセットを安定させている。また実施例2では、オフセット画像を本撮影の前に別のシーケンスで撮影を行い、そのオフセット画像とオフセットの揺らぎ量から本撮影時のオフセット画像をシミュレーションにより求め、オフセット補正を行っている。
図6のタイミングチャート図においては、図2の(b)のオフセット撮影の代りに、(f)のオフセット空読みを行っている。このオフセット空読みでは、光電変換素子の暗電流、及び読出回路内のオフセット電圧等の被写体信号以外の電気信号を信号処理手段に転送せずに読み出す。また、オフセット画像は事前に撮影されたオフセット画像を用い、そのオフセット画像から本撮影時のオフセット画像をシミュレーションにより求める。
空読みはオフセット撮影と比較して、フレームレートを高くすることができ、図6ではビニング4×4での空読みは300fps、ビニング2×2での空読みは75fpsである。
図7は実施例2における本撮影開始前のオフセット画像撮影のフローチャート図である。本撮影開始前のオフセット画像撮影では、ビニングごとにオフセット画像を撮影して、撮影開始時のオフセットの揺らぎ量とオフセットが安定した後のオフセット画像の平均画像を求める。
ステップS51では、事前撮影のオフセット画像撮影のフレームレートを30fpsに設定している。このフレームレートはX線透視撮影装置に設定された値であり、30fpsはその一例であり、iはオフセット画像撮影時のビニング変更数である。i=nであれば、オフセット画像撮影をビニングn×nで行うように設定される。また、pはオフセット画像の撮影開始時からのフレーム数、撮影されたオフセット画像Fipはビニングi×iで撮影されたp番目の画像を指している。オフセット画像F'ipはオフセット画像Fi1〜Fipを加算した画像であり、F'iはオフセットの揺らぎが安定した後のF'iTb1〜F'iTb2の(Tb2−Tb1+1)枚のオフセット画像の平均画像を表している。
ここで、Tb1はオフセットの揺らぎが安定するまでのオフセット画像のフレーム数の閾値であり、Tb2はオフセットの揺らぎが安定した後のオフセット画像の撮影、加算、平均枚数を制御する閾値である。ステップS57ではオフセット不安定時のオフセット画像Fipの画素値の平均値Ofipを算出し、ステップS68ではオフセット安定時の画素値の平均値fipを算出する。また、ステップS63のOfipはステップS57のOfipから、画像のオフセットが安定した後のオフセット画像の画素値の平均値を差し引いた値であり、オフセットの撮影開始時の揺らぎの量を表している。
図7ではビニングごとにオフセット画像Fipを撮影し、ステップS56でオフセット画像撮影枚数pと閾値Tb1との比較を行う。オフセット画像撮影枚数pが閾値Tb1より小さければその画像の画素値の平均値(オフセットの揺らぎ量)を求める。オフセット画像撮影枚数pが閾値Tb1よりも大きければ、オフセット画像撮影枚数pが閾値Tb2になるまで撮影したオフセット画像を加算してゆき、これを加算枚数で除することで、本撮影での被写体画像のオフセット画像を生成する。
また、図7では2の整数乗のビニングでオフセット画像を撮影し、閾値Tb3以上になるビニングまで、撮影開始時のオフセット画像の揺らぎ量、オフセットの揺らぎが安定した後のオフセット画像の平均画像を求めている。
なお、図7ではこれらの値はX線発生装置に予め設定された値であるとしているが、例えば撮影されたオフセット画像の差分|Fip−Fip−1|に閾値を設けてオフセット画像の揺らぎの量から決定してもよい。また、ビニングは2の整数乗で行っているが、ビニング数は任意の整数であってよい。
図8はこのようにして求まった撮影開始時の各ビニングのオフセットの画素値の時系列変化のグラフ図である。また、図9はその画素値をオフセットの揺らぎが安定した後のオフセットの平均値を差し引くことにより、求めた撮影開始時のオフセットの揺らぎ量を示している。
図10は実施例2におけるX線透視撮影装置の動作フローチャート図である。以下に、図3のフローチャート図と異なる点を説明すると、図10のpは空読みの撮影枚数と、被写体画像の撮影枚数の合計枚数であり、空読み又は被写体画像撮影が行われる度に1が加算される。ステップS77ではオフセット不安定時のオフセット画像の空読みが行われる。ステップS80では、オフセット補正に用いるオフセット画像を、事前撮影で得られたビニングごとのオフセット画像F'iに撮影開始時のオフセットの揺らぎ量Ofipを加えることにより、撮影開始時のオフセット画像Fknをシミュレーションしている。ステップS81では、シミュレーションにより求まったオフセット画像Fknを用いて、撮影された被写体画像Xknのオフセット補正を行っている。
図11は実施例2の結果を得るための図7の事前撮影のフローチャート図の撮影パラメータである。また、図6のタイミングチャート図の動作を実施するための図10のフローチャート図の撮影パラメータは、実施例1の図5に示す撮影パラメータと同じである。
実施例2においては、実施例1よりもオフセットの揺らぎが安定するまでの時間を短縮することができる。また、オフセットが揺らぐ撮影開始時においても、本撮影時にオフセット画像を撮影することなく、本撮影時のオフセット補正を精度良く行うことができる。
なお、実施例は本発明を実施するに当っての一例であり、実施例によって本発明の技術的範囲が限定されるわけではなく、本発明はその要旨の範囲内で種々の変更等を行うことができる。
1 X線発生部
2 コリメータ
3 線量計
4 可動絞り
5 撮像部
6 画像検出部
7 演算・制御手段
8 撮影条件設定手段
9 撮影条件変更手段
10 X線制御手段
FR フレームレート
FR’ 操作者が設定するフレームレート
Fkn オフセット画像
Xkn 被写体画像
F 平均画像
m オフセット画像撮影枚数
n 被写体画像の撮影枚数

Claims (7)

  1. 二次元的に配置された光電変換素子を有し、X線発生手段から発生されたX線を検出して被写体のX線画像を得る画像検出手段と、
    前記X線画像の第一のフレームレートを含む撮影条件を設定する設定手段と、
    前記X線画像とオフセット補正を行うためのオフセット画像とを合わせた第二のフレームレートが設定され、前記第一のフレームレートよりも高い前記第二のフレームレートで、前記オフセット画像と前記X線画像とを得る撮影を開始させる制御手段と、
    時間の経過と共に前記第二のフレームレートから前記第一のフレームレートに移行するようにフレームレートを変更する変更手段と、を有することを特徴とするX線透視撮影装置。
  2. 画像表示手段を有し、
    前記画像表示手段は、前記第一および第二のフレームレートで撮影したX線画像を、前記第一のフレームレート又は前記画像表示手段の表示可能フレームレート以下で表示することを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  3. 前記画像検出手段と前記X線発生手段とが同期することを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  4. 前記フレームレートの移行は段階的に行うことを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  5. ビニング手段を有し、ビニングを行うことにより前記ビニングを行わない場合で撮影できる前記第一のフレームレートよりも高い前記第二のフレームレートで撮影を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  6. X線発生手段から発生されX線を検出して被写体のX線画像を得る検出手段の第一のフレームレートを含む撮影条件を設定する設定手段と、
    前記X線画像とオフセット補正を行うためのオフセット画像とを合わせた第二のフレームレートが設定され、前記第一のフレームレートよりも高い前記第二のフレームレートで、前記オフセット画像と前記X線画像とを得る撮影を開始させる制御手段と、
    時間の経過と共に前記第二のフレームレートから前記第一のフレームレートに移行するようにフレームレートを変更する変更手段と、を有することを特徴とする制御装置。
  7. X線を発生するX線発生手段と、二次元的に配置された光電変換素子を有しX線を検出して被写体のX線画像を得る検出手段と、を用いたX線透視撮影の制御方法であって、
    前記X線画像の第一のフレームレートを含む撮影条件を設定するステップと、
    前記X線画像とオフセット補正を行うためのオフセット画像とを合わせた第二のフレームレートが設定され、前記第一のフレームレートよりも高い前記第二のフレームレートで、前記オフセット画像と前記X線画像とを得る撮影を開始させるステップと、
    時間の経過と共に前記第二のフレームレートから前記第一のフレームレートに移行するようにフレームレートを変更するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
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