JPH11318876A - X線撮像装置 - Google Patents

X線撮像装置

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JPH11318876A
JPH11318876A JP10138768A JP13876898A JPH11318876A JP H11318876 A JPH11318876 A JP H11318876A JP 10138768 A JP10138768 A JP 10138768A JP 13876898 A JP13876898 A JP 13876898A JP H11318876 A JPH11318876 A JP H11318876A
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JP
Japan
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image
controlling
ray
image pickup
signal
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JP10138768A
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Inventor
Hiroaki Kotaki
弘昭 小滝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注目領域の画像にいわゆる白飛び現象や黒つ
ぶれ現象を発生させずに、適切なX線画像が得られるX
線撮像装置を提供する。 【解決手段】 注目領域の画像中の黒つぶれ部分の面積
の割合が所定の値以下となるように、X線管11からの
X線曝射量を制御し、また注目領域の画像中の白飛び部
分の面積の割合が所定の値以下となるように、映像信号
用の可変利得増幅器22の利得を制御し、さらに撮像素
子18の出力が飽和しないように、撮像部17に照射さ
れる光量や撮像素子18の露光時間を制御することによ
り、注目領域の画像中に白飛び現象や黒つぶれ現象が発
生せず、適切なX線画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体を透過し
たX線像を映像信号に変換することのできるX線撮像装
置に関し、特にX線曝射量や映像信号用増幅器の増幅率
などを映像信号を利用して制御しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】X線撮像装置は、X線管から出力され、
被写体を透過したX線像をイメージインテンシファイア
で可視光学像に変換し、その光学像を撮像部にて撮像し
て映像信号を得る。このX線撮像装置では、X線の曝射
量、撮像部に照射される光量、撮像部内にある撮像素子
の露光時間、および撮像部内にある映像信号用増幅器の
利得等を調整することにより、適切な信号レベルを得て
表示装置に画像を表示させている。
【0003】これらの調整は自動制御により行われるこ
ともある。たとえば、イメージインテンシファイアと撮
像部の間に存在する光学系にフォトピックアップを設
け、このフォトピックアップの出力を用いてX線曝射量
をフィードバック制御し、適切なX線曝射量を得る、と
いうものである。また、撮像部の映像信号レベルの平均
値やピーク値を求め、その値によって撮像部に照射され
る光量や撮像素子の露光時間や映像信号用増幅器の利得
などを、フィードバック制御して適切な信号レベルを得
る、という方法もある。
【0004】このように、フォトピックアップの出力や
撮像部の映像信号レベルの平均値やピーク値などを用い
て、X線の曝射量、撮像部に照射される光量、撮像部内
にある撮像素子の露光時間、および撮像部内にある映像
信号用増幅器の利得等を調整していた。
【0005】しかしながら、イメージインテンシファイ
アのダイナミックレンジは、例えば120dB程度であ
るのに対し、撮像部のそれは例えば70dB程度と差が
ある。また、撮像部内の映像信号処理回路には、電源電
圧やディジタルデータのビット数の制約がある。さらに
は被写体が多種であり、しかも多様に変化するため、得
られる画像の一部が白方向に飽和してしまう、いわゆる
白飛び現象やその逆の黒つぶれ現象が発生していた。
【0006】また、これらの現象を避けようとしてより
的確なレベル制御情報を得ようとすると、その取得に必
要な時間が増大し、被写体のX線曝射量が増大してしま
う、という問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のX線撮像装置では、白飛び現象やその逆の黒つぶれ現
象が発生し、これを避けて的確な情報を得ようとする
と、その取得に必要な時間が増大してしまい、その結果
として、被写体のX線曝射量が増大してしまう、重大な
問題があった。
【0008】この発明の目的は、注目領域の画像にいわ
ゆる白飛び現象や黒つぶれ現象を発生させずに、適切な
X線画像が得られるX線撮像装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明では、被写体に向けてX線を照射する
手段と、前記被写体を通過したX線による画像を可視光
学像に変換する手段と、前記可視光学像を撮像する撮像
手段と、前記撮像手段内に存在する撮像素子上の各画素
の露光時間を制御する手段とからなるX線撮像装置にお
いて、前記露光時間制御時に撮像素子から掃き出された
信号を用いて、前記X線の曝射量を制御する制御手段、
前記撮像手段に照射される光量を制御する制御手段、前
記撮像素子の露光時間を制御する制御手段、前記撮像手
段内にある映像信号用増幅器の利得を制御する制御手段
のうち、少なくとも一つの制御手段を具備することを特
徴とする。
【0010】このような手段を取ることにより、注目領
域の画像中の黒つぶれ部分の面積の割合が所定の値以下
となるようにX線曝射量を制御、また注目領域の画像中
の白飛び部分の面積の割合が所定の値以下となるように
映像信号用増幅器の利得を制御、さらに撮像素子の出力
が飽和しないように撮像部に照射される光量や撮像素子
の露光時間を制御、の少なくともいずれかを制御して、
注目領域の画像中に白飛び現象や黒つぶれ現象が発生せ
ず、適切なX線画像を得ることができるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明のX線撮像装置の一実施の形態について説明する
ためのブロック構成図である。図1において、X線を発
生させるために高電圧発生し、この電圧を制御するX線
制御部13を作動させることにより、設定された管電圧
をX線管11に印加する。これによりX線管11から
は、その印加電圧に対応した強さのX線を曝射する。こ
のとき、制御用の演算部(CPU)25は、X線制御部
13を制御し、これによりX線曝射量を制御する。X線
はアパーチャ板12を経由して被写体14を透過し、そ
の透過X線像をイメージインテンシファイア15に入射
する。このX線像は、イメージインテンシファイア15
の出力螢光面にて可視光学像に変換する。そしてこの光
学像は光学系16を介して撮像部17により撮像し、出
力端子26からディジタル映像信号を得る。なお、表示
装置にて表示する場合は、このディジタル映像信号を図
示していないディジタル・アナログ(D/A)変換器に
てアナログ信号に戻してから表示器に入力して表示す
る。
【0012】ここで、撮像部17は以下のような構成に
なっている。すなわち、撮像素子18の受光面上にはイ
メージインテンシファイア15からの光学像が光学系1
6を介して入射して結像する。パルス発生回路20から
のパルスの一部は、駆動回路21に供給し、撮像素子1
8を駆動するためのパルスとなる。受光面に結像された
光学像は、電気信号に変換されて撮像出力となる。この
とき、CPU25はパルス発生回路20を制御してお
り、これにより撮像素子18の露光時間を制御する。
【0013】このようにして得られた撮像出力信号は、
プリアンプ19にて所定のレベルに増幅するとともに、
場合によってはノイズ低減処理を施す。プリアンプ19
の出力信号の一部は、可変利得増幅器22にてレベル調
整を行う。このとき、CPU25は可変利得増幅器22
の増幅率を制御しており、その信号レベルを後段のA/
D変換器23のダイナミックレンジに適合する。そして
A/D変換器23にてディジタル信号に変換した後、映
像信号処理回路24に入力し、ガンマ補正、ニー補正、
白クリップなどの非線形処理や、パルス発生回路20か
らのパルスに基づいてクランプ、ブランキング処理など
を施す、という構成になっている。なお、CPU25は
各種データ取得のための図示していないA/D変換器お
よびD/A変換器を含んでいる。
【0014】ここで、CPU25はX線制御部13、パ
ルス発生回路20、可変利得増幅器22を制御してお
り、このCPU25の制御について図2のフローチャー
トとともに説明する。
【0015】まず、図1の注目領域設定スイッチ27に
より注目領域の座標を設定する。これは予めパルス発生
回路20中に設定されている円形や方形の座標の場合も
あるし、または手動により注目領域の座標を入力する場
合もある。
【0016】次に、パルス発生回路20を制御して撮像
素子18を電子シャッタ動作させ、そのときの撮像素子
18からの掃き出し信号を、プリアンプ19を経由して
取得する。なお、撮像素子18の電子シャッタ動作につ
いては後述するが、この掃き出し信号は、撮像素子18
から画像信号を取り出す前のタイミングにより取得する
信号である。これは通常の単なる電子シャッタ動作時に
は読み捨てられてしまう信号であるが、この発明ではこ
の信号を利用して各種制御信号を迅速に得るものであ
る。
【0017】CPU25に取り込まれるプリアンプ19
の出力信号は、撮像素子18からの掃き出し信号である
が、この出力信号の一部はその時に必要とされる変換速
度で図示しないA/D変換を行ってディジタルデータ化
する。それらのデータから既設定の注目領域の全面積に
対するプリアンプ19の出力が、VLL以下である部分に
相当する画像面積の比RL を算出する。このRL と所定
値TL とを比較し、RL が大きければ、すなわちプリア
ンプ19の出力中に信号の低レベル部分がある所定値よ
りも多ければ、画像中にいわゆる黒つぶれ部分が多いと
判断し、X線制御部13を制御することによりX線の曝
射量を増加する。この制御により黒つぶれ現象は抑えら
れることになる。このようすを図3(a)に示す。
【0018】一方、CPU25に取り込まれてディジタ
ル化された上記と同じデータから、既設定の注目領域の
全面積に対する撮像素子18の出力が飽和した部分に相
当する画像面積の比RS を算出する。このRS と所定値
TS とを比較し、RS が大きければ、すなわち撮像素子
18の出力中に飽和した部分がある所定値より多けれ
ば、画像中にいわゆる白飛び部分が多いと判断し、パル
ス発生回路20を制御することにより電子シャッタ動作
のタイミングを変更させて撮像素子18の露光時間をよ
り短くする。
【0019】この制御により撮像部17中の撮像素子1
8に起因する画像の白飛び現象は抑えられることにな
る。このようすを図3(b)に示す。なおプリアンプ1
9のダイナミックレンジは、撮像素子18の出力信号の
飽和レベルより広く設定してあることはもちろんのこと
である。
【0020】図1の可変利得増幅器22を経由してA/
D変換器23にてディジタル化された画像データの一部
は、CPU25に取り込まれる。そして、この画像デー
タから既設定の注目領域の全面積に対するA/D変換器
23の出力が、所定値VHH以上である部分に相当する画
像面積の比RD を算出する。このRD と所定値TD とを
比較し、RD が大きければ、すなわち、A/D変換器2
3の出力中に信号の高レベル部分がある所定値よりも多
ければ、画像中にいわゆる白飛び部分が多いと判断し、
可変利得増幅器22の利得を制御することにより、A/
D変換器23の入力レベルを低減する。この制御によ
り、可変利得増幅器22やA/D変換器23に起因する
白飛び現象は抑えられることになる。このようすを図3
(c)に示す。
【0021】この実施の形態では、注目領域の画像中の
黒つぶれ部分の面積の割合が所定の値以下となるように
X線曝射量を制御し、また注目領域の画像中の白飛び部
分の面積の割合が所定の値以下となるように映像信号用
増幅器の利得を制御し、さらに撮像素子の出力が飽和し
ないように撮像装置に照射される光量や撮像素子の露光
時間を制御しているので、注目領域の画像中に白飛びや
黒つぶれの現象の発生せず、適切なX線画像を得ること
ができる。さらに信号レベルが不適切なために撮影が失
敗し、被写体が不要なX線曝射を受けてしまう、という
問題も改善できる。
【0022】さらにまた、撮像素子を電子シャッタ動作
させるときに、テレビジョンの垂直ブランキング期間中
に発生する掃き出し電荷を利用して各制御情報を得てい
るので、迅速な制御も可能となる。
【0023】ここで、撮像素子18の電子シャッタ動作
およびそのときの撮像素子18からの掃き出し信号の入
手について、撮像素子18の概略構成を示した図4によ
り詳細に説明する。図4は、いわゆるフレーム・インタ
ーライン転送型のCCD撮像素子である。
【0024】図4において、31は撮像部であり、入射
光量に応じて光電変換された信号電荷を蓄積する受光素
子37,38およびこの受光素子に蓄積された信号電荷
を受けた後、画像走査の垂直方向に転送可能な第1の垂
直転送部32を有している。41は蓄積部であり、撮像
部31内の第1の垂直転送部32から転送されてくる信
号電荷を、同じ垂直方向に転送可能な第2の垂直転送部
42を有している。この蓄積部41全体は遮光されてい
る。47は蓄積部41内の第2の垂直転送部42から1
転送段単位で転送されてくる信号電荷を受けた後、画像
走査の水平方向に転送可能な水平転送部である。48は
水平転送部47から転送されてきた信号電荷を電圧に変
換した後に外部に出力する出力部である。49は水平転
送部47に転送されてきた不要電荷を1転送段分捨てる
ドレイン部である。
【0025】撮像部31は、例えば垂直方向に1024
画素、水平方向に1024画素分の受光素子を有し、1
つの受光素子37対応して第1の垂直転送部32中に1
つの垂直転送段がある。受光素子38についても同様で
ある。ある1つの垂直転送段は、4つの電極領域33〜
36に分割しており、各電極領域33〜36はI1〜I
4の4つの端子のそれぞれに接続する。
【0026】そして図1のパルス発生回路20で発生し
たパルスにより駆動回路21が4相の垂直転送パルスΦ
I1〜ΦI4を出力し、それらを端子I1〜I4に加え
る。このとき例えば第1の電極領域33に、後述の図5
に記載されているレベルVFSの信号電荷読み出し用パル
スを加えることにより、受光素子37、38から第1の
垂直転送部32に信号電荷を読み出すことができる。
【0027】一方遮光されている蓄積部41内の第2の
垂直転送部42中のある1つの転送段は、撮像部31内
の第1の垂直転送部32と同様に4つの電極領域43〜
46で構成する。各電極領域43〜46は4つの端子S
1〜S4にそれぞれ接続する。そして、図1のパルス発
生回路20で発生したパルスにより、駆動回路21が4
相の垂直転送パルスΦS1〜ΦS4を出力し、それらを
端子S1〜S4に加える。
【0028】垂直転送パルスΦI1〜ΦI4およびΦS
1〜ΦS4は、レベルVFSの信号電荷読み出し用パルス
を除くとレベルVH とVL の2値となっており、レベル
VHのときに第1、第2の垂直転送部32、42内にポ
テンシャルの井戸を形成するようになっている。
【0029】水平転送部47はH1〜H4の4つの端子
を有する。パルス発生回路20で発生したパルスにより
駆動回路21が4相の水平転送パルスΦH1〜ΦH4を
出力し、それらを端子H1〜H4に加える。
【0030】ここで、撮像素子18の駆動のタイミング
をより詳細に説明する。図5は図4のI1〜I4、S1
〜S4に印加する波形を示したものである。また図5に
は垂直ブランキング期間を示すパルスであるVBLK も示
されている。
【0031】各垂直転送パルスにあるP1は、図4の撮
像部31の受光素子から第1の垂直転送部32に読み出
された信号電荷を高速に転送して、第2の垂直転送部4
2に転送するとともに第2の垂直転送部42に残ってい
た不要電荷を水平転送部47経由してドレイン部49に
捨てる操作を行うパルスである。パルスP1の繰り返し
周波数は例えば2.16MHzであり、これは通常時の
垂直転送周波数33.75kHzの64倍の周波数に相
当する。このパルスP1により第2の垂直転送部42に
は電子シャッタ動作に伴なう掃き出し電荷を転送する。
この掃き出し電荷はパルスP3により、まず垂直方向8
画素分の信号を第2の垂直転送部42上で加算して1ま
とめにしておく。従って、垂直方向の画素数は1/8の
128画素分になっている。
【0032】次いでパルスP3は垂直方向128画素分
の電荷を高速で水平転送部47に転送する。このときの
垂直転送周波数は例えば270kHzであり、通常時の
垂直転送周波数33.75kHzの8倍の周波数に相当
する。そして水平転送部47では第2の垂直転送部42
から受けた信号電荷に対して、まず水平方向8画素分の
信号を水平転送部47上で加算して1まとめにしてお
く。
【0033】従って、垂直方向と同様に水平方向の画素
数は1/8の128画素分になっている。そして水平方
向に高速で、例えば43.2MHzにて転送して出力部
48に送り込む。この転送周波数は通常動作時の水平転
送周波数と同じである。この水平方向の加算動作および
転送動作は図4の端子H1〜H4のそれぞれに水平転送
パルスΦH1〜ΦH4を印加することにより行われる。
【0034】以上の動作により垂直、水平共に128画
素分の掃き出し信号が得られることになる。この信号
は、前述したようにプリアンプ19を経由してCPU2
5に入力する。
【0035】図5のFS11およびFS12は、受光素
子から第1の垂直転送部32に光電変換された信号電荷
を転送するためのパルスであり、パルスFS12から次
のパルスFS11までが撮像素子18の露光時間とな
る。パルスFS11の位置は固定されているので、露光
時間を変えるためにはパルスFS12の位置を移動させ
ることになる。ただし、ノイズが映像信号に混入しない
ようにするために、パルスFS12は図示していない水
平ブランキング期間に存在している。パルスP2はパル
スFS11により第1の垂直転送部32に転送された映
像信号電荷を、蓄積部41上の第2の垂直転送部42に
高速で転送するとともに、第2の垂直転送部42に残っ
ていた不要電荷を、水平転送部47を経由してドレイン
部49に捨てる操作を行うパルスである。パルスP2の
繰り返し周波数は例えば2.16MHzであり、これは
通常時の垂直転送周波数33.75kHzの64倍の周
波数に相当する。
【0036】パルスLS1は蓄積部41上の第2の垂直
転送部42にある映像信号電荷を、1ラインずつ水平転
送部47に転送するためのパルスである。このときの垂直
転送周波数は33.75kHzである。そして水平転送
部47が43.2MHzで水平方向に電荷を転送して、
出力部48から映像信号が得られる、という動作になっ
ている。
【0037】この発明は、上記した実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、撮像素子18が飽和しない
ようにするために、撮像素子の電子シャッタ動作を制御
する方法で説明してきたが、光学系16中に制御可能な
絞り装置を設置して制御するなどの方法でもよい。第
1、第2の垂直転送部32、42および水平転送部47
は、いずれも4相駆動されるものとして説明したが、こ
れに限定されるものではない。
【0038】また、駆動パルスの細部やCCD撮像素子
の具体的構成の細部についても種々の変形が可能であ
り、画素数に関しても上記のような数に限るものではな
い。掃き出し電荷の取得時に画素数を垂直、水平ともに
128画素ずつに削減したが、この画素数に限定される
ものではない。
【0039】さらに、撮像素子としてはフレーム・イン
ターライン型のCCD撮像素子を、XYアドレス型の撮
像素子としても同様の効果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】この説明したように、この発明のX線撮
像装置によれば、注目領域の画像中に白飛び現象や黒つ
ぶれ現象の発生しない適切なX線画像を得ることができ
る。さらに信号レベルが不適切なために撮影が失敗し、
被写体が不要なX線曝射を受ける問題も改善できる。ま
た、撮像素子を電子シャッタ動作させるときに、テレビ
ジョンの垂直ブランキング期間中に発生する掃き出し電
荷を利用して各制御情報を得ているので、より迅速な制
御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について説明するため
のブロック構成図。
【図2】図1の制御動作の流れを説明するための説明
図。
【図3】図1における信号レベルの制御のようすを説明
するための説明図。
【図4】図1で用いる撮像素子の概略構成を説明するた
めの説明図。
【図5】図4の動作を説明するためのタイミング図。
【符号の説明】
11…X線管、12…アパーチャ板、13…X線制御
部、14…被写体、15…イメージインテンシファイ
ア、16…光学系、17…撮像部、18…撮像素子、1
9…プリアンプ、20…パルス発生回路、21…駆動回
路、22…可変利得増幅器、23…A/D変換器、24
…信号処理回路、25…CPU、26…出力端子、27
…注目領域設定スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05G 1/64 H05G 1/64 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けてX線を照射する手段と、
    前記被写体を通過したX線による画像を可視光学像に変
    換する手段と、前記可視光学像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段内に存在する撮像素子上の各画素の露光時
    間を制御する手段とからなるX線撮像装置において、 前記露光時間制御時に撮像素子から掃き出された信号を
    用いて、前記X線の曝射量を制御する制御手段、前記撮
    像手段に照射される光量を制御する制御手段、前記撮像
    素子の露光時間を制御する制御手段、前記撮像手段内に
    ある映像信号用増幅器の利得を制御する制御手段のう
    ち、少なくとも一つの制御手段を具備することを特徴と
    するX線撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記X線の曝射量を制御する制御手段
    は、 前記撮像素子上の各画素の露光時間を制御する際に、撮
    像素子から掃き出される信号を処理して得られる信号の
    レベルが、第1の所定値以下である部分に相当する画像
    面積と注目している撮像領域全体の画像面積との比率を
    求め、その比率が第2の所定値以下になるように制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載のX線撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段内にある映像信号用増幅器
    の利得を制御する制御手段は、 前記撮像素子上の各画素の露光時間を制御する際に、前
    記撮像素子から掃き出される信号を処理して得られる信
    号のレベルが、第1の所定値以上である部分に相当する
    画像面積と注目している撮像領域全体の画像面積との比
    率を求め、その比率が第2の所定値以下になるように制
    御することを特徴とする請求項1に記載のX線撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段に照射される光量を制御す
    る制御手段もしくは前記撮像素子の露光時間を制御する
    制御手段は、 前記撮像素子の出力が飽和している部分に相当する画像
    面積と注目している撮像領域全体の画像面積との比率を
    求め、その比率が所定値以下になるように制御すること
    を特徴とする請求項1に記載のX線撮像装置。
JP10138768A 1998-05-20 1998-05-20 X線撮像装置 Withdrawn JPH11318876A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001299734A (ja) * 2000-04-27 2001-10-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線撮影装置
JP2002323460A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Shimadzu Corp X線透視撮影装置
JP2009080030A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Ishida Co Ltd X線検査装置
KR101438480B1 (ko) * 2008-04-01 2014-09-12 삼성전자 주식회사 영상 촬상 장치 및 방법

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