JP6262990B2 - 放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法およびプログラムに関する。
近年、医療現場等で実施される放射線画像診断において、微細な固体撮像素子を各画素回路として二次元格子状に配置したX線検出器を用いた、X線情報を電荷に変換するX線撮影装置(FPD:Flat Panel Detector)が使用されている。
FPDは、一般的に一回の撮影時に画素回路ごとにフォトダイオードによって光量を電荷に変換し、電荷をコンデンサに移し、コンデンサの電極間の電圧を読み取ることで、X線情報をX線の線量率に比例した電圧に変換している。FPDは一般的にコンデンサの電極間の電圧を増幅器で増幅し、増幅した信号をAD変換器でデジタル値に変換し、変換後の信号を外部のPC(Personal computer)等に出力する。また一般的にFPDから出力された信号はPC等で画像処理が施され、ディスプレイ等に表示される。
放射線画像診断では、操作者が明瞭なX線透視画像を得るために、高い線量率で撮影を行い、関心領域に高い線量率で照射された領域が含まれる場合がある。すなわちFPDには、高い線量率においても被写体情報が失われず、線量率に比例した情報が得られることが求められる。一方、放射線画像診断では、組織間でX線の吸収特性の差が小さい部位が関心領域となる場合があり、その際は関心領域のコントラストが原理上微小となる。すなわちFPDには、コントラストが微小な領域においても被写体情報が失われず、被写体が明瞭に視認できることが求められる。
しかしながら、一般にFPD内のコンデンサ及び増幅器、AD変換器にはそれぞれ入力電荷量、及び入力電圧に制限があり、制限以上の入力値に対しては出力が飽和する。すなわち一定以上の電荷、あるいは電圧が入力されるとコンデンサ、増幅器、AD変換器のいずれかの出力が、X線の入射量が増加しても一定となり、被写体情報が失われてしまう。また、一般にFPDの画素回路から出力される電圧は、電源電圧の変動等によって時間的に変動するため、X線を照射しない場合でもシステムノイズと呼ばれる画素回路間の電圧ばらつきが生じる。すなわちシステムノイズの高いFPDでは被写体の情報にノイズが加算され、コントラストが微小な領域において被写体情報が失われてしまう。
これに対して特許文献1では、イメージセンサのカラム領域部に備わる電圧検知部によって画素回路から出力される信号電圧を検知し、増幅率を調整可能な電圧増幅部によって出力電圧が低い画素回路は高い増幅率で増幅し、電圧が高い画素回路は低い増幅率で増幅し、AD変換器に入力することが開示されている。これによって増幅器、AD変換器での出力信号の飽和を抑止している。
特許文献2では、CMOSセンサが画素回路毎に増幅器を備えており、増幅器のゲインが低い場合と高い場合とで画像を複数回読み出し、合成することで高ダイナミックレンジ画像を生成する方法が開示されている。
特許文献3では、現フレームの画像が入力されると、各画素回路が飽和しているか否かを入出力特性に基づき判定し、飽和していない場合には蓄積容量を大きくする決定をし、次フレームの撮影に際して蓄積容量を大きく設定することが開示されている。すなわち現フレーム画像の飽和状態に基づいて次フレームの増幅器のゲインを変更している。
特開2004−15701号公報 特許2505768号公報 特開2013−062792号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、増幅器がイメージセンサのカラム領域部に配置されているため、画素回路から増幅器への信号の転送時に信号線で発生するノイズが重畳されてしまう。すなわち、特許文献1に記載の方法では信号の飽和を抑制できるものの、FPDのシステムノイズが大きくなるという課題がある。
また、特許文献2に記載の方法では、画像を複数回読み出す必要があるため、フレームレートが半分以下になってしまうという課題がある。さらに、特許文献3に記載の方法では、現フレームの画像の飽和状態に応じた制御を現フレームに反映させることができないという課題がある。
上記の課題に鑑み、本発明は、高線量率の放射線照射においても信号の飽和が精度よく抑制された高いダイナミックレンジを持ち、かつシステムノイズが低く、高フレームレートでの撮影が可能な放射線撮影装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る放射線撮影装置は、
光電変換素子を画素回路ごとに2次元に配列した放射線撮影装置であって、
前記光電変換素子の出力電荷を蓄積する第1及び第2の容量と、
前記第1の容量の電位と閾値との比較結果に基づいて前記第1及び第2の容量を並列接続するか否かを切り替えるスイッチ素子と、
前記第1の容量の電位または前記並列接続された前記第1及び第2の容量の電位を増幅して出力する増幅回路と
を備え
前記スイッチ素子によって前記第1及び第2の容量が並列接続された場合、前記増幅回路は、前記第1の容量が接続される場合に設定されたゲインよりも低いゲインを設定することを特徴とする。
本発明によれば、高線量率の放射線照射においても信号の飽和が精度よく抑制された高いダイナミックレンジを持ち、かつシステムノイズが低く、高フレームレートでの撮影が可能になる。
本発明の実施形態に係る固体撮影素子の1画素の等価回路の一例を示す図。 本発明の実施形態に係るX線撮影装置の構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係るX線撮影装置が実施する画像取得処理の手順を示すフローチャート。 (a)本発明の実施形態に係るX線撮影装置が実施するオフセットデータ取得処理の手順を示すフローチャート、(b)本発明の実施形態に係るX線撮影装置が実施するゲインデータ取得処理の手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るX線撮影装置が実施する被写体の撮影開始から終了までの一連の処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施形態の説明では、本発明に係る放射線撮影装置として、放射線の一種であるX線を用いて被写体のX線画像データの撮影を行うX線撮影装置を適用した場合について説明を行う。なお、本発明においては、X線撮影装置に限らず、例えば、他の放射線(例えば、α線、β線、γ線等)を用いて被写体の放射線画像の撮影を行う放射線撮影装置に適用することも可能である。また、デジタル一眼レフカメラ、テレビカメラ等の放射線撮影装置以外の撮影装置に適用することも可能である。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置が備える固体撮像素子の1画素の等価回路(画素回路)であり、図2は、本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置の全体構成を示す図である。最初に図2を参照して全体構成を説明し、その後図1を参照して固体撮像素子の1画素の等価回路の詳細を説明していく。図2において、X線撮影装置200は、X線照射部201と、X線検出部202と、撮影条件設定部203と、撮影制御部204と、画像補正部205と、画像処理部206と、画像表示部207とを備えている。
X線照射部201は、被写体PにX線を照射する。X線照射部201は、X線を生成するX線生成部2011(X線管球)と、X線生成部2011により生成されたX線のビーム広がり角を規定するコリメータ2012とを有する。X線検出部202は、FPD(Flat Panel Detector)であり、被写体Pを透過したX線を検出し、X線画像データを生成する。X線検出部202は、生成したX線画像データを画像補正部205に送信する。X線検出部202の固体撮像素子の1画素は、図1で示される回路と等価な機能を有しており、詳細は後述する。
撮影条件設定部203は、被写体Pに照射されるX線の線量、フレームレート、ビニング等の撮影条件を操作者が入力する撮影条件入力部2031を有し、操作者が入力した撮影条件情報を撮影制御部204に送信する。撮影制御部204は撮影条件設定部203から取得した撮影条件情報に基づいて、X線照射部201及びX線検出部202を制御する。
画像補正部205は、X線検出部202から取得したX線画像データに基づいて、X線検出部202の画素回路ごとのオフセットばらつき情報(オフセット情報)、ゲインばらつき情報(ゲイン情報)を生成する。また画像補正部205は、生成されたオフセットばらつき情報、ゲインばらつき情報に基づいて、X線検出部202から送信されるX線画像データを補正する。画像処理部206は、画像補正部205から取得したX線画像データに対して、階調処理、ノイズ低減処理といった処理を施す。画像処理部206は、処理後のX線画像データを画像表示部207に送信する。画像表示部207は画像処理部206から送信されたX線画像データを、モニタ等に出力する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るX線検出部202の固体撮像素子の1画素の等価回路(画素回路)である。図1において、PDは光電変換を行うフォトダイオードである。光電変換素子(PD)は画素回路ごとに2次元に配列されている。C1、C2はフォトダイオードによって生じた電荷を蓄積する容量である。Vthは外部から入力される、容量C1、容量C2を並列回路に切り替えるための閾値の電圧(電位)である。Vthは例えば容量C1に飽和の80%程度の電荷が蓄積された際の容量C1の出力電圧であり、この例では全画素回路に一律の値が入力されるが、製造ばらつきなどにより固体撮像素子の飽和電位が画素回路毎に異なる場合は必要に応じて画素回路毎に異なる電位を設定してもよい。
Comparatorは容量C1の極板間の電圧(電位)が閾値Vthより高いか否かを監視する比較回路(コンパレータ回路)であり、Vthを超えたら出力がHighになる。各Pixel Resetは画素回路外から入力される、容量C1、容量C2に蓄積された電荷を開放する制御信号である。
Latchはラッチ回路であり、Pixel Resetの信号がLowの時にコンパレータ回路からの出力がHighになれば、Highの状態を保持する。またPixel Resetの信号がHighになれば、次にComparatorの出力がHighになるまでLowを保持する。
Switch1は、Comparatorの出力がHigh状態の時のラッチ回路の状態に基づいて、容量C1、容量C2を並列回路にするためのスイッチ素子である。Switch2、Switch3は、Pixel Resetの信号がHighになったとき、それぞれ容量C1、容量C2に蓄積された電荷を開放するためのスイッチ素子である。Amplifierは、容量C1、または容量C1及び容量C2の並列回路の電圧を増幅する増幅回路である。Voutは、Amplifierで増幅されたX線画像信号である。Goutは、容量C1、容量C2が並列であるか否かを識別するためのLatch回路の出力信号である。
<画像取得処理>
次に図3のフローチャートを参照して、本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置200が実施する画像取得開始から終了までの一連の処理の手順を説明する。ステップS101では、撮影制御部204は、X線検出部202に撮影開始信号を送信する。そしてX線検出部202は、撮影開始信号を受信すると、PDで光子から電荷への光電変換を開始する。なお、撮影開始信号を受信する際は、Switch1、Switch2、Switch3はオフ状態であるものとする。
ステップS102では、X線検出部202において、PDにより変換された電荷が容量C1に蓄積される。ステップS103では、X線検出部202において、Comparatorが、容量C1の極板間のVhが閾値Vthより高いか否かを画素回路ごとに判定し、比較結果を出力する。VhがVthより高い場合(S103;Yes)、ステップS104へ進む。一方、VhがVth以下である場合(S103;No)、ステップS106へ進む。なお、ステップS103では、VhがVthより高い場合はComparatorの出力がHighになる。
ステップS104では、X線検出部202において、Comparatorの出力がHighになることによって、Latchの出力がHighになり、以後その状態が保持される。ステップS105では、X線検出部202において、Latchの出力がHighになることによって、Switch1がオンになる。これによって容量C1、容量C2が並列回路となり、容量C1に蓄積された電荷の一部が容量C2へ移動する。
ステップS106では、X線検出部202において、Amplifierによって容量C1、または容量C1及び容量C2の並列回路の電圧が増幅され、Voutとして画素回路から出力される。ステップS107では、X線検出部202において、Latchの出力がGoutとして画素回路から出力される。ここまでの一連のステップでフォトダイオード出力電荷に応じてフォトダイオードの電荷を蓄積する容量値がC1とC1+C2との間で自動的に切り替わるため、画素回路毎の増幅ゲインが自動的に切り替えられることになる。すなわち容量C1のみの場合はハイゲイン、容量C1+C2の並列時にはローゲインとなる。
本実施形態に係る固体撮像素子では画素回路毎にゲインの状態が異なるため、デジタル画像として画像を出力するためには、各画素回路について自動的に設定されたゲインをAD変換時に考慮する必要がる。以下、その方法について説明していく。
まず、ステップS108では、X線検出部202において、不図示の画素回路外の回路によって、画素回路ごとにGoutがHighであるか否かの判定がなされる。GoutがHighの画素回路である場合(S108;Yes)、ステップS110へ進む。一方、GoutがLowの画素回路である場合(S108;No)、ステップS109へ進む。
ステップS109では、X線検出部202の不図示の回路切替部は、不図示のAD変換回路1(アナログ値からデジタル値への変換を行う第1の変換回路)へ切り替える。AD変換回路1によって画素回路ごとにVoutがデジタル値に変換される。
ステップS110では、X線検出部202の不図示の回路切替部は、不図示のAD変換回路2(第2の変換回路)へ切り替える。AD変換回路2によって画素回路ごとにVoutがデジタル値に変換される。ここでAD変換回路2の出力デジタル値は、AD変換回路1の出力デジタル値に対して、容量C1と容量C2を合わせた容量と、容量C1の容量との比の分だけ高い。これによって、AD変換後に、容量C1が容量C2との並列回路であるか否かに関わらずPDによって生じた電荷量に比例したデジタル出力値が得られることになる。
ステップS111では、X線検出部202は、Latchに関連するPixel Resetの信号をHighにする。同時にX線検出部202のすべての画素回路でLatchの出力がLowになり、Switch1がオフになる。これにより容量C1、容量C2の並列接続が解除される。
ステップS112では、X線検出部202は、Switch2、Switch3をオンにし、容量C1、容量C2に蓄積された電荷を開放する。そして電荷が開放された後に、X線検出部202は、Switch2、Switch3に関連するPixel Resetの信号をLowにし、Switch2、Switch3をオフにする。これによりリセットが行われる。そしてX線検出部202は、各画素回路のAD変換後のX線画像情報、及びLatchの出力情報Goutを画像補正部205に出力する。以上で画像取得処理が終了する。
<オフセット情報取得処理>
なお、一般的に固体撮像素子は暗電流値を補正するオフセット補正を行う。このオフセットは増幅器のゲインが異なると変動するため、ゲイン毎のオフセット値を得ることが望ましい。以下、本実施形態に係るゲイン毎のオフセット情報の取得方法を説明する。
図4(a)のフローチャートを参照して、本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置200が実施するオフセット情報取得開始から終了までの動作を説明する。ステップS201では、撮影制御部204がX線検出部202にオフセット情報取得開始信号を送信する。そしてX線検出部202は、オフセット情報取得開始信号を受信すると、X線照射部201からX線が照射されていない状態で、図3のフローチャートを参照して説明した画像取得開始から終了までの動作を実施する。そして動作終了後に、画像補正部205は、X線検出部202から送信されたX線非照射時のX線検出部202の各画素回路の出力信号を内部に記録する。当該処理により、電荷が容量C1のみに蓄積された場合すなわちハイゲイン状態での、X線検出部202の各画素回路のオフセット情報を取得することができる。
次いで、ステップS202では、X線検出部202は、容量の切替閾値Vthを0Vに設定する。これによってX線検出部202の全画素回路でComparatorの出力がHighになり、LatchがHighの信号を保持する。そしてSwitch1がオンになり、容量C1と容量C2とが並列回路となる。
続くステップS203では、ステップS201と同様に、X線検出部202においてX線が照射されない状態での各画素回路の信号が取得され、画像補正部205の内部に保存される。その後X線検出部202は、容量の切替閾値VthをX線撮影用のレベルに戻す。当該処理により、電荷が容量C1及び容量C2の並列回路に蓄積された場合すなわちローゲイン状態での、X線検出部202の各画素回路のオフセット情報を取得することができる。以上でオフセット情報取得処理が終了する。
<ゲイン情報取得処理>
また、一般的に固体撮像素子は画素回路ごとのX線感度を補正するゲイン補正を行う。以下、本発明に係る画素回路ごとのX線感度情報(ゲイン情報)の取得方法を説明する。
図4(b)のフローチャートを参照して、本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置200が実施するゲイン情報取得開始から終了までの動作を説明する。ステップS301では、撮影制御部204は、X線検出部202にC1ゲインデータ取得開始信号を送信する。同時に撮影制御部204は、X線照射部201にC1ゲインデータ取得用X線照射信号を出力する。X線照射部201は、そのX線照射信号を受けて、容量C1に飽和の30%程度の電荷が蓄積される線量でX線検出部202にX線を照射する。ステップS302では、図3のフローチャートを参照して説明した画像取得開始から終了までの動作を実施する。そして動作終了後に画像補正部205は、X線検出部202から送信された各画素回路の出力信号を内部に記録する。
次いでステップS303では、撮影制御部204は、X線検出部202にC1C2並列ゲインデータ取得開始信号を送信する。同時に撮影制御部204は、X線照射部201にC1C2並列ゲインデータ取得用X線照射信号を出力する。X線照射部201はそのX線照射信号を受けて、容量C1、容量C2の並列回路に飽和の30%程度の電荷が蓄積される線量でX線検出部202にX線を照射する。ステップS304では、図3のフローチャートを参照して説明した画像取得開始から終了までの動作を実施する。そして動作終了後に画像補正部205は、X線検出部202から送信された各画素回路の出力信号を内部に記録する。
次いでステップS305では、画像補正部205は、ステップS302で取得された、電荷が容量C1のみに蓄積された場合の各画素回路のゲイン情報から、図2のステップS201で取得された各画素回路のオフセット情報を減算するオフセット補正を実施する。
ステップS306では、画像補正部205は、ステップS304で取得された、容量C1と容量C2の並列回路に電荷が蓄積された場合の各画素回路のゲイン情報から、ステップS203で取得された各画素回路のオフセット情報を減算するオフセット補正を実施する。
ステップS307では、画像補正部205は、電荷が容量C1のみに蓄積された場合、及び容量C1と容量C2の並列回路に蓄積された場合のそれぞれで、オフセット情報減算後のゲイン情報の全画素回路の平均値を導出する。次いで画像補正部205は、オフセット情報減算後の画素回路ごとのゲイン情報を、導出された全画素回路の平均値でそれぞれ除算し、除算後の画素回路ごとのゲイン情報を規格化データとして画像補正部205の内部に保存する。
以上の処理により、電荷が容量C1のみに蓄積された場合、及び容量C1と容量C2の並列回路に蓄積された場合のそれぞれについて、X線検出部202の各画素回路のゲイン情報を取得することができる。
<撮影処理>
次に、図5のフローチャートを参照して、本発明の第1実施形態に係る被写体の撮影開始から終了までの一連の処理を説明する。第1実施形態では、X線検出部202の固体撮像素子は400×400pixelsの画素回路を有しており、操作者が撮影モードとして、透視撮影モード、フレームレートとして5fpsを選択した場合の例を示す。画素センサとしてはこれ以上の画素数、フレームレートを有していることが望ましい。本実施形態ではゲイン切替が自動で行われ、フレームレートを落とすことなくダイナミックレンジを拡張できるため、高フレームレートを要求される撮影装置に適している。
ステップS401では、操作者が、撮影条件設定部203に設けられた撮影条件入力部2031を使用して、撮影モード、照射線量、フレームレートといった被写体撮影時の撮影条件情報を入力する。撮影条件入力部2031を介して入力された撮影条件情報は、撮影制御部204に送信される。撮影制御部204は、撮影条件設定部203から取得した撮影条件情報に基づいて、X線照射条件を決定する。
ステップS402では、図3のフローチャートを参照して説明した画像取得開始から終了までの動作を実施する。この動作によって、まずX線照射部201から被写体に向けてX線が照射される。そして画素回路ごとにComparatorによって容量C1の極板間の電圧が閾値Vthを超えるか否かが自動判定され、閾値Vthを超えた画素回路はSwitch1が自動でオンになり、電荷が容量C1、容量C2の並列回路に蓄積される。またLatch回路によって、Switch1のオン状態が保持される。そしてX線検出部202から、X線画像情報(撮影画像)、及びLatchの出力情報Goutすなわち画素回路毎の増幅器のゲイン情報が画像補正部205に送信される。
ステップS403では、画像補正部205は、画素回路ごとに受信したLatchの出力情報GoutがHighであるか否か判定する。Highの画素回路である場合(S403;Yes)、ステップS406へ進む。一方、Lowの画素回路である場合(S403;No)、ステップS404へ進む。
ステップS404では、画像補正部205は、X線検出部202から受信したX線画像情報から、画素回路ごとに図2のステップS201で取得されたオフセット情報を減算する。ステップS405では、画像補正部205は、ステップS404で減算後のX線画像情報を、図3のステップS307で取得された電荷が容量C1のみに蓄積された場合に対応するゲイン情報で除算する。ステップS406では、画像補正部205は、X線検出部202から受信したX線画像情報から、画素回路ごとに図2のステップS203で取得されたオフセット情報を減算する。
ステップS407では、画像補正部205は、ステップS406で減算後のX線画像情報を、図3のステップS307で取得された電荷が容量C1と容量C2の並列回路に蓄積された場合に対応するゲイン情報で除算する。ステップS404乃至S407の処理によって、画素回路ごとのオフセット情報のばらつき、ゲイン情報のばらつきが補正される。
ステップS408では、画像補正部205は、ステップS405で除算後の電荷が容量C1のみに蓄積された画素回路のX線画像情報(補正結果)、及びステップS407で除算後の電荷が容量C1と容量C2の並列回路に蓄積された画素回路のX線画像情報(補正結果)を1枚の画像情報に合成する。そして、画像補正部205は、合成後の画像情報を画像処理部206へ送信する。
ステップS409では、画像処理部206は、画像補正部205から受信した画像情報に階調処理、ノイズ低減処理を実施する。そして画像処理部206は、処理後の画像情報を画像表示部207に送信する。ステップS410では、画像表示部207は、画像処理部206から受信した画像情報を2次元の画像データに変換し、操作者に対して表示する。
ステップS411では、操作者が画像表示部207に表示された画像データを確認し、撮影を継続するか否かを判断し、その情報を撮影条件設定部203に入力する。操作者が撮影継続情報を入力した場合(S411;Yes)、ステップS402〜S410の処理が繰り返される。また操作者が撮影終了情報を入力した場合(S411;No)、X線画像撮影が終了する。
以上のように、本実施形態では、画素回路毎に設けられた増幅器、比較回路、容量C1、C2、ラッチ回路によって、光電変換素子(フォトダイオード)の出力に応じて自動的に画素回路毎に増幅器のゲインが調節される。これにより、フォトダイオードの出力が小さい場合は自動的にハイゲインで増幅された信号が画素回路から出力されるため、信号線を伝播するときにノイズの影響を受けにくくなる。逆に、フォトダイオードの出力が大きい場合はローゲインになるため、増幅器や容量の飽和が抑制される。また、異なるゲインの画像を複数回読み出す必要がないため、高いフレームレートでの撮影が実現できる。さらには、1つのフレームにおいて制御が可能であるため、高精度に増幅器や容量の飽和を抑制することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、高線量率のX線照射においても信号の飽和が抑制され、かつシステムノイズが低く、高フレームレートで、高ダイナミックレンジの放射線撮影装置を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態との違いは、容量をC1のみから容量C1と容量C2の並列回路へ切り替えるための閾値Vthを、画素回路の特性に応じて画素回路ごとに設定する点である。本実施形態に係る放射線撮影装置の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略するが、第1実施形態で説明した構成要素と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明する。
X線検出部202において、固体撮像素子が複数枚の回路基板を貼り合わせて構成されている場合、貼り合わせの境界付近では、貼り合わせに必要な領域を確保するため、容量を小さくする必要が生じることがある。その際、容量の切替閾値Vthが全画素回路について同一であるとすると、X線検出部202にX線が均一に照射された場合でも境界付近の容量の小さい画素回路は他の画素回路より低い線量で容量が並列回路に切り替わることになる。それによって、合成処理後の画像を操作者が視認した際、貼り合わせの境界領域に違和感が生じることがある。第2実施形態では、閾値Vthを、画素回路の特性に応じて画素回路ごとに切り替えることによって、画像視認時に違和感が発生するのを抑止する例を説明する。
以下、第1実施形態との差分についてのみ説明する。第2実施形態では、図1におけるC1の容量が、回路基板の貼り合わせの境界付近ではC1_a、それ以外ではC1_bである場合について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と比較して、X線検出部202の容量の切替のための閾値Vthを、貼り合わせの境界付近の画素回路とそれ以外の画素回路とで切り替える点のみが異なる。貼り合わせの境界付近の画素回路の閾値Vth_aは、貼り合わせの境界以外の画素回路の閾値Vth_bに対して、Vth_a=(C1_b/C1_a)Vth_bの関係がある。これによって境界付近の画素回路とそれ以外の画素回路とで、同じ線量で容量が並列回路に切り替わり、合成処理後の画像に生じる、貼り合わせ境界付近の違和感を抑止することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (16)

  1. 光電変換素子を画素回路ごとに2次元に配列した放射線撮影装置であって、
    前記光電変換素子の出力電荷を蓄積する第1及び第2の容量と、
    前記第1の容量の電位と閾値との比較結果に基づいて前記第1及び第2の容量を並列接続するか否かを切り替えるスイッチ素子と、
    前記第1の容量の電位または前記並列接続された前記第1及び第2の容量の電位を増幅して出力する増幅回路と
    を備え
    前記スイッチ素子によって前記第1及び第2の容量が並列接続された場合、前記増幅回路は、前記第1の容量が接続される場合に設定されたゲインよりも低いゲインを設定することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記第1の容量の電位と閾値とを比較して前記比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較回路の出力を保持するラッチ回路とをさらに備え、
    前記スイッチ素子は、前記ラッチ回路の状態に基づいて前記第1及び第2の容量を並列接続するか否かを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記スイッチ素子は、前記第1の容量の電位が閾値よりも高い場合の前記ラッチ回路の状態に基づいて、前記第1及び第2の容量を並列接続することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記増幅回路からの出力をアナログ値からデジタル値へ変換するための第1の変換回路、及び、前記第1及び第2の容量を合わせた容量と前記第1の容量との比の分だけ前記第1の変換回路よりも高い値を出力する第2の変換回路と、
    前記ラッチ回路の状態に基づいて、前記第1の変換回路または前記第2の変換回路を切り替える回路切替手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記回路切替手段は、前記第1の容量の電位が閾値よりも高い場合の前記ラッチ回路の状態に基づいて、前記第2の変換回路への切替を行うことを特徴とする請求項4に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記スイッチ素子は、前記第1及び第2の容量が並列接続されている場合、前記第1の変換回路または前記第2の変換回路での変換の後に、前記並列接続を解除することを特徴とする請求項4または5に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記ラッチ回路の状態に基づいて、放射線が照射されてない状態で各画素回路について予め取得された前記第1の容量に対応する第1のオフセット情報または前記並列接続された前記第1及び第2の容量に対応する第2のオフセット情報に基づいて撮影画像を補正する画像補正手段をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記画像補正手段は、前記ラッチ回路の状態に基づいて、各画素回路について予め取得された前記第1の容量に対応する前記増幅回路の第1のゲイン情報または前記並列接続された前記第1及び第2の容量に対応する前記増幅回路の第2のゲイン情報に基づいて前記撮影画像を補正することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記画像補正手段は、各画素回路に対する、前記第1のオフセット情報及び前記第1のゲイン情報による補正結果と、前記第2のオフセット情報及び前記第2のゲイン情報による補正結果とを合成することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記画像補正手段により補正された放射線画像を表示する画像表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  11. 放射線撮影の撮影条件の入力を受け付ける撮影条件入力手段と、
    前記入力された前記撮影条件に基づいて前記放射線撮影装置の動作を制御する撮影制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記閾値は、画素回路の特性に応じた値が各画素回路について設定されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  13. 前記第1及び第2の容量に蓄積された電荷を開放してリセットを行う第2のスイッチ素子をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  14. 前記スイッチ素子がオフにされることにより前記第1及び第2の容量の並列接続が解除された後に、前記第2のスイッチ素子により前記第1及び第2の容量に蓄積された電荷を開放して前記リセットを行うことを特徴とする請求項13に記載の放射線撮影装置。
  15. 光電変換素子の出力電荷を蓄積する第1及び第2の容量を備え、前記光電変換素子を画素回路ごとに2次元に配列した放射線撮影装置の制御方法であって、
    切替手段が、前記第1の容量の電位と閾値との比較結果に基づいて前記第1及び第2の容量を並列接続するか否かを切り替える工程と、
    増幅手段が、前記第1の容量の電位または前記並列接続された前記第1及び第2の容量の電位を増幅して出力する工程と
    を有し、
    前記増幅して出力する工程では、前記切り替える工程によって前記第1及び第2の容量が並列接続された場合、前記第1の容量が接続される場合に設定されたゲインよりも低いゲインが設定されることを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  16. 請求項15に記載の放射線撮影装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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