JP6517573B2 - 画像処理装置および内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ローリングシャッタ方式の撮像素子を用いてストロボ撮影するときの画像処理に関し、特に、喉頭ストロボスコピーなど、閃光を繰り返し発光させて動画撮影する時の画像処理に関する。
CMOSセンサなどのX−Yアドレス型イメージセンサでは、最上段の水平ラインから最下段の水平ラインに向けてラインごとに画素信号を順次読み出す、いわゆるローリングシャッタ方式を通常採用している。各水平ラインの露光期間は読み出し順に従ってずれているため、発光時間が非常に短いストロボ撮影を行うと、撮影画像は、発光の影響を受けた領域と発光の影響を受けないライン群(領域)に分かれてしまう。
これを防ぐための方法として、メカニカルシャッタを設ける構成が知られているが、メカニカルシャッタを設けない構成も知られている。そこでは、撮像素子の受光面において複数の画像領域を設け、ストロボ撮影して得られた各領域の画像を合成し、露出の補完を行うことが知られている(特許文献1参照)。
一方、内視鏡装置を用いた喉頭ストロボスコピーでは、声帯の異常を調べるため、高速で閃光を連続的に喉頭部に照射しながらビデオスコープによって撮影し、声帯振動をスローモーション観察する。具体的には、被検者の音声の周波数をサンプリングし、それに同期させ、かつ位相をずらしながら発光させる。これにより、1秒間に100回以上周期のある声帯がスローモーションで動いているような動画像を表示することができる(特許文献2参照)。
特開2014−68277号公報 特開2004−166761号公報
ストロボ動画撮影では、ストロボ発光時間間隔が撮像素子のフレームレートと必ずしも等しくしない。例えば、喉頭ストロボスコピーの場合、発光周期は、被検者の声帯特性などに従って定められる。ローリングシャッタ式の撮像素子を使用する撮影状況下において、ストロボ発光時間間隔が1フレーム期間より短く設定された場合、1フレーム分の画像の中で露光期間中2回発光が生じたライン(領域)が生じ、過度な露光量によって画質が低下した部分が撮影画像に生じてしまう。
したがって、ローリングシャッタ方式の撮像素子を用いてストロボ動画撮影を行う場合、ストロボ発光時間間隔に関係なく良好な撮影画像を得ることが求められる。
本発明の内視鏡装置は、ローリングシャッタ方式に従って画素信号が読み出されるX−Yアドレス型撮像素子と、所定の時間間隔でストロボ発光する光源部と、隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する画像生成部とを備える。ここで、ストロボ発光とは、閃光を発光することを示す。
ストロボ発光時間間隔が1フィールド/フレーム期間よりも短い場合、露光期間中に二重発光したラインの領域が生じる。本発明では、前記画像生成部が、露光期間中に2回以上ストロボ発光されたラインに応じた二重発光画像領域の画素信号に対し、露光期間中に1回ストロボ発光されたラインに応じた単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施す補正処理部を備える。
補正処理部は、前記単発光画像領域に基づいて被写体像の動きベクトルを検出し、動きベクトルに基づいた補正処理を実行することが可能である。例えば、補正処理部が、点広がり関数を用いて補正処理を施す。
一方、補正処理部は、露光期間中にストロボ発光されないラインに応じた非露光画像領域の画素信号に対し、前記単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施すことが可能である。
補正処理部が、ストロボ発光時間間隔が1フィールド/フレーム期間よりも短い場合、補正処理を施す。
本発明の他の態様である画像処理装置は、所定の時間間隔でストロボ発光されている間、ローリングシャッタ方式に従ってX−Yアドレス型撮像素子から読み出される画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する画像生成部を備え、前記画像生成部が、露光期間中に2回以上ストロボ発光されたラインに応じた二重発光画像領域の画素信号に対し、露光期間中に1回ストロボ発光されたラインに応じた単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施す補正処理部を備える。
本発明の他の態様である内視鏡装置の動作方法は、画像生成部が、所定の時間間隔でストロボ発光されている間、ローリングシャッタ方式に従ってX−Yアドレス型撮像素子から読み出される画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する内視鏡装置の動作方法であって、前記補正処理部が、露光期間中に2回以上ストロボ発光されたラインに応じた二重発光画像領域の画素信号に対し、露光期間中に1回ストロボ発光されたラインに応じた単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施す。
このように本発明によれば、ストロボ動画撮影において、ストロボ発光時間間隔に関係なく、高画質の画像を提供することができる。
本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 1フレーム分の画像生成過程および発光タイミングを示した図である。 イメージセンサにおける露光期間と画素信号読み出し期間を示した図である。 露光期間中の発光回数に応じて区分けされるラインを示した図である。 図3に示したストロボ発光を行って補正処理を行わない場合に生成される隣接フレーム間の画像を示した図である。 図3に示したストロボ発光を行って補正処理を行った場合に生成される隣接フレーム間の画像を示した図である。
以下では、図面を参照して本実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
図1は、本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
電子内視鏡装置は、その挿入部分が体内へ挿入されるビデオスコープ10と、プロセッサ30と、光源装置50とを備え、ビデオスコープ10はプロセッサ30に対して着脱自在に接続されるとともに、ファイバケーブル12Bを介して光源装置50と接続される。プロセッサ30には、光源装置50およびモニタ60が接続されている。
光源装置50の光源部52から放射された光は、ファイバケーブル12Bを介してビデオスコープ10内に設けられたライトガイド12に入射する。ライトガイド12に入射した光は、配光レンズ(図示せず)を介してスコープ先端部10Tから射出し、被写体(観察部位)に照射される。
被写体で反射した光は、スコープ先端部10Tに配置された対物レンズ(図示せず)によって結像し、スコープ先端部10Tに設けられたイメージセンサ14の受光面に被写体像が形成される。イメージセンサ14は、画素ごとに画素信号を読み出し可能なX−Yアドレス型イメージセンサであり、ここではCMOSイメージセンサが適用されている。イメージセンサ14の受光面上には、Cy、Ye、G、Mg、R、G、Bなどの色フィルタ要素を配列させた色フィルタ(図示せず)が配設されている。
イメージセンサ14では、駆動回路32から送られてくる駆動信号に従い、1フィールドもしくは1フレーム(以下、1フィールド/フレームと表す)分の画像信号が所定の時間間隔(例えばNTSC方式の場合1/60秒間隔、PAL方式の場合1/50秒間隔)で読み出される。読み出されたアナログ画素信号は、プロセッサ30の前段信号処理回路34へ送られる。
前段信号処理回路34では、増幅処理、デジタル化処理などの初期処理がアナログ画素信号に対して施された後、ガンマ処理、ホワイトバランス処理、色補間処理、色変換処理等などが実行され、これによってR,G,Bなどのデジタルカラー画像信号が生成される。
生成された画像信号は、画像メモリ37に一時的に格納された後、補正回路36を経由して後段信号処理回路39へ送られる。後段信号処理回路39においてキャラクタ情報の重畳処理、輪郭強調処理などが画像信号に対して施された後、画像信号はモニタ60に出力される。これにより、観察画像がモニタ60に表示される。
システムコントロール回路40は、光源装置50、プロセッサ30内のタイミングコントローラ44等へ制御信号を出力し、プロセッサ全体の動作を制御する。タイミングコントローラ44は、各回路へクロックパルス信号を出力し、信号入出力タイミング、画素信号読み出しタイミング等を調整する。
電子内視鏡装置は、白色光を連続的に照射する通常観察とともに、喉頭ストロボスコピーを行うことが可能な内視鏡装置であり、オペレータは、プロセッサ30のフロントパネル48に設けられたボタンなどを操作することによって、観察モードを切り替える。被検者の声帯の動きをスローモーション映像化して喉頭部分を検査する場合、通常観察モードからストロボ撮影モードに切り替えられる。
光源装置50は、光源部52とともに、メイン制御部54、音声ピッチ検出回路56とを備える。LEDなどによって構成される光源部52は、白色光を連続的に放射する一方、非常に発光時間の短い閃光を間欠的に続けて発光(以下では、ストロボ発光という)することができる。発光モードの切替は、光源装置50のフロントパネル48に設けられたスイッチボタンに対するオペレータの入力操作によって行われる。
ストロボ観察モードに合わせてストロボ発光モードが設定されると、光源装置50に接続されたマイクロフォンMCによって被験者の音声が集音され、音声信号が音声ピッチ検出回路56へ送られる。音声ピッチ検出回路56は、音声波形から音声ピッチ(振動周期)を検出する。メイン制御部54は、音声ピッチに従って光源部52を間欠的に発光させるとともに、発光タイミングに合わせて発光パルス信号をプロセッサ30へ送信する。
また、メイン制御部54は、声帯画像の位相調整やスローモーション画像の速度調整、あるいは、通常観察のための連続発光モードとストロボ撮影モードとの切り替え制御を行なう。これらの制御は、光源装置50のフロントパネル55に設けられた一連のボタンに対するオペレータの入力操作に従って実行される。
プロセッサ30の発光パルス検出部47は、光源装置50から送られてくる発光パルス信号を検出し、タイミングコントローラ44は、発光タイミングに合わせて前段信号処理回路34、画像メモリ37などにおける処理タイミングを調整する。画像メモリ37は、1フィールド/フレーム分の画像をそれぞれ格納する第1、第2メモリ(図示せず)を備え、タイミングコントローラ44は、隣接するフレーム間において露光期間中の発光回数に従って画像を区分けするように、画像メモリ37のデータ読み出し、書き込みタイミングを制御する。
本実施形態では、ストロボ発光時間間隔(発光ピッチ)が1フィールド/フレーム期間よりも短い場合、隣り合うフィールド/フレーム間の画像について、発光回数に基づいて画像を区分けし、補正処理を行うように、システムコントロール回路40がタイミングコントローラ44、補正回路36などを制御する。動き検出回路38は、画像メモリ37から送られてくる隣接するフレーム間の画像に基づいて、動きベクトルを検出する。
補正回路36は、タイミングコントローラ44からの信号に基づいて、露光期間中に2回発光されたラインから成る画像領域(以下、二重発光画像領域ともいう)、1回発光されたラインから成る画像領域(以下、単発光画像領域ともいう)のイメージおよび動きベクトルに基づいて一度も発光されてないラインから成る画像領域(以下、無露光画像領域ともいう)を特定し、動きベクトルおよび単発光画像領域の画素信号に基づき、二重発光画像領域、無露光画像領域の画像に対して補正処理を実行する。
以下、図2〜6を用いて、ストロボ動画撮影させたときの画像処理について説明する。ただし、以下では1フレーム分の画像を対象とする。
図2は、1フレーム分の画像生成過程および発光タイミングを示した図である。ここでは、発光パルス信号SPとフレーム周期を示すパルス信号PDとを対比させている。図3は、イメージセンサ14における露光期間と画素信号読み出し期間を示した図である。なお、説明を簡単にするため、ここでは10ライン(第1ライン〜第10ライン)によって1フレーム分の画像が構成されるものとする。
図3に示すように、ローリングシャッタ方式のイメージセンサ14では、OB(Optical Black)ラインを含めて画素信号がラインごとに順に読み出される。したがって、各ラインの露光期間(電荷蓄積期間)は、その開始位置および終了位置が画面上側から下側に向けて順にずれていく。例えば、露光期間EAに渡って蓄積された第1〜10ラインの電荷は、読み出し期間TAにおいて、OBライン、第1ライン、・・第10ラインの順に読み出される(図3の斜線部参照)。露光期間EB、読み出し期間TBについても、同様な電荷蓄積、読み出しが行われる。
上述したように、ストロボ発光時間間隔STは、イメージセンサ14のフレームレートではなく被検者の声帯振動数に基づいて決定されており、発光している期間は瞬間的なものであって非常に短い。したがって、1フレーム期間の途中あるタイミングでストロボ発光が行われると、その直前までに露光期間が終了したラインについては、そのストロボ発光による露光が行われず、露光期間終了前であったラインが露光される。したがって、1フレーム分の画像の中で、露光期間中にストロボ発光を受けた領域と受けていない領域が生じる。
図3では、Nフレーム目の画像の中で、第1〜第5ラインまでの露光期間終了後にストロボ発光SAが生じている。そのため、第6〜10ラインまでの画像領域A1は、ストロボ発光SAによる露光画像となる。第1〜5ラインの画像領域A0は、露光期間においてストロボ発光がないため、無露光領域となる。
喉頭ストロボスコピーでは、声帯部分の画像をスローモーション表示するため、発光パルスの位相を少しずつシフトさせていく。また、声帯の基本振動数はフレームレート以下となる場合が生じる。そのため、ストロボ発光時間間隔STはフレームレート(1フレーム期間)より短い(図2参照)。
そのため、図3に示すように、露光期間EBに行われる次のストロボ発光SBが第3ラインの露光期間終了直後のタイミングで行われると、(N+1)フレーム目の画像の中で第1〜3ラインの画像領域B1はストロボ発光SBの影響を受けないが、第4ラインの画像領域B2は、露光期間EBの中でストロボ発光SA、SB両方が行われる。その結果、画像領域B2の露光量は、画像領域A1、B1と比べて2倍になる。
ストロボ発光SBの後に露光開始される第5〜第10ラインの画像領域B3については、ストロボ発光が1回だけの画像領域になる。しかしながら、上述したようにストロボ発光タイミングを位相シフトに合わせて行っているため、被写体像に動きが生じる。
図4は、露光期間中の発光回数に応じて区分けされるラインを示した図である。図5は、図3に示したストロボ発光を行って補正処理を行わない場合に生成される隣接フレーム間の画像を示した図である。ここでは、説明をわかりやすくするため、イメージをアルファベットの「A」で表している。
図4、図5に示すように、Nフレーム、N+1フレームの画像において、無露光画像領域A0、単発光画像領域A1、B1、B3、二重発光画像領域B2が生じている。また、図5に示すように、二重発光画像領域B2では、2回発光に起因してぼけたイメージになっている。さらに、被写体像の動きにより、ストロボ発光SBが行われた後の画像領域B2、B3と、その前の画像領域A1、B1との間には、ずれが生じている。図5では、イメージ「A」が右方向にずれていることを表している。
Nフレームの画像に対してN+1フレームの画像に動きが生じている必要があるから、N+1フレームの画像領域B1は、画像領域B3に合わせて補正しなければならない。ここでは、画像領域A1と画像領域B3との間で動きベクトル(動き量、動きの方向)を検出し、画像領域B1のイメージを動きベクトルに応じて補正する。なお、N+2フレーム期間においてストロボ発光されている場合、N+1、N+2フレーム目の画像を用いることが可能である。
一方、画像領域B2については、上述したように二重発光画像領域であることから、焦点ボケのようなイメージが形成される。そこで、画質劣化したイメージを画像復元処理し、画像領域B1と同レベルの画質のイメージに変換する。以下、これについて述べる。
一般に、焦点ずれや手振れなどによって画像劣化が生じた場合、劣化画像g(x、y)は以下の式によって求めることができる。ただし、f(x、y)は劣化前の原画像を示し、h(x、y)は劣化関数を表す。また、*は畳み込み演算を示す。
劣化前の原画像f(x、y)が点光源(2次元デルタ関数)をベースにした画像である場合、劣化画像g(x、y)は、点広がり関数(PSF)h(x、y)によって表すことができる。
焦点ボケによる点広がり関数h(x、y)は、一般的に(3)式で示すガウシアン関数で表すことが可能である。ただし、σはボケの程度を表す。また、カメラなどのブレによる点広がり関数h(x、y)は、4(式)で示す近似式で表すことが可能である。ただし、θはブレ方向、wはぶれによるカメラの移動距離を示す。
ここで、θ、wを画像の動きベクトルに対応させた場合、画像領域B2のボケ画像は、(4)式の劣化関数hによって表すことが可能である。すなわち、Nフレーム目の画像における画像領域A1とN+1フレーム目の画像における画像領域B3との差分から求められる動きベクトルによって、二重発光された画像領域B2の劣化画像g(x、y)を、(4)式の劣化関数hで表すことができる。
画像復元処理は、劣化画像g(x、y)から原画像f(x、y)を推定する逆問題であり、(1)式をフーリエ変換した以下の式に基づいて求めることができる。したがって、画像領域B2の劣化画像g(x、y)(劣化関数h(x、y))から、原画像f(x、y)を求めることができる。
一方、Nフレーム目の画像の画像領域A0は、N+1フレーム目の画像の画像領域B1および画像領域B2に対応する。したがって、画像領域B1と復元された画像領域B2の動きベクトル分を相殺したイメージによって、無露光画像領域である画像領域A0のイメージを形成することができる。なお、Nフレーム目の画像において無露光領域がなく、N−1フレーム期間においてストロボ発光がなされている場合、動きベクトルに基づいて画像領域A0を補正すればよい。
図6は、図3に示したストロボ発光を行って補正処理を行った場合に生成される隣接フレーム間の画像を示した図である。
Nフレーム目の画像については、画像領域A0が補正処理されており、N+1フレーム目の画像領域B1、B2については、動きベクトルに基づいて補正されている。これにより、隣接フレーム間で動きのあるイメージ「A」が生成される。そして、Nフレーム,N+1フレームの以外の隣接するフレーム期間の画像についても、同様に画像処理することによって観察画像を適切に表示することができる。同様に、N−1、N+2フレーム目に発光がない場合においても補正することが可能である。
このように本実施形態によれば、ローリングシャッタ方式のX−Yアドレス型イメージセンサ14を備え、喉頭ストロボスコピーを行う電子内視鏡装置において、隣接フレーム間の画像の中で二重発光画像領域B2に対し、ストロボ発光SAによる単発光画像領域A1、B1とストロボ発光SBによる単発光画像領域B3との差分から動きベクトルを検出し、動きベクトルおよび点広がり関数に基づいて、二重発光画像領域B2を復元する。
隣り合うNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像について、露光期間中の発光回数によって画像を分割し、他方のフレーム期間の画像領域を互いに利用しながら画像補正処理を行うことにより、N、N+1フレーム目の画像それぞれが適正な画像となり、二重露光された画像領域についても画質の低下を抑えることが可能となる。
なお、二重発光画像領域における画像の復元処理については、PSF以外の関数を用いてもよい。また、内視鏡装置を用いた喉頭ストロボスコピーに限定されず、スローモーション効果を生じさせるためにストロボ発光を継続させる映像装置などについても、上述した画像処理を実現する画像処理装置を適用することで、同様の効果を得ることができる。
10 ビデオスコープ
14 イメージセンサ(X−Yアドレス型撮像素子)
30 プロセッサ
34 前段信号処理回路
36 補正回路(補正処理部、画像生成部)
37 画像メモリ(画像生成部)
38 動き検出回路(補正処理部)
40 システムコントロール回路(画像生成部、補正処理部)
44 タイミングコントローラ(補正処理部)
50 光源装置
52 光源部
A0 無露光画像領域
A1 単発光画像領域
B1 単発光画像領域
B2 二重発光画像領域
B3 単発光画像領域

Claims (7)

  1. ローリングシャッタ方式に従って、1フィールド/フレーム分の画素信号が最上段の水平ラインから最下段の水平ラインに向けて順次読み出されるX−Yアドレス型撮像素子と、
    所定の時間間隔でストロボ発光する光源部と、
    隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する画像生成部とを備え、
    前記画像生成部が、隣り合うフィールド/フレーム間で露光期間中に2回以上ストロボ発光された二重発光画像領域にあるラインの画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間両方に存在し、露光期間中に1回ストロボ発光された単発光画像領域にあるラインの画素信号に基づいて補正処理を施す補正処理部を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. ローリングシャッタ方式に従って画素信号が読み出されるX−Yアドレス型撮像素子と、
    所定の時間間隔でストロボ発光する光源部と、
    隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する画像生成部とを備え、
    前記画像生成部が、露光期間中に2回以上ストロボ発光されたラインに応じた二重発光画像領域の画素信号に対し、露光期間中に1回ストロボ発光されたラインに応じた単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施す補正処理部を備え
    前記補正処理部が、前記単発光画像領域に基づいて被写体像の動きベクトルを検出し、動きベクトルに基づいた補正処理を実行することを特徴とする内視鏡装置。
  3. ローリングシャッタ方式に従って画素信号が読み出されるX−Yアドレス型撮像素子と、
    所定の時間間隔でストロボ発光する光源部と、
    隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する画像生成部とを備え、
    前記画像生成部が、露光期間中に2回以上ストロボ発光されたラインに応じた二重発光画像領域の画素信号に対し、露光期間中に1回ストロボ発光されたラインに応じた単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施す補正処理部を備え
    前記補正処理部が、点広がり関数を用いて補正処理を施すことを特徴とする内視鏡装置。
  4. 前記補正処理部が、露光期間中にストロボ発光されないラインに応じた非露光画像領域の画素信号に対し、前記単発光画像領域の画素信号に基づいて補正処理を施すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内視鏡装置。
  5. 前記補正処理部が、ストロボ発光時間間隔が1フィールド/フレーム期間よりも短い場合、補正処理を施すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. 所定の時間間隔でストロボ発光されている間、ローリングシャッタ方式に従ってX−Yアドレス型撮像素子の最上段の水平ラインから最下段の水平ラインに向けて順次読み出される1フィールド/フレーム分の画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する画像生成部を備え、
    前記画像生成部が、隣り合うフィールド/フレーム間で露光期間中に2回以上ストロボ発光された二重発光画像領域にあるラインの画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間両方に存在し、露光期間中に1回ストロボ発光された単発光画像領域にあるラインの画素信号に基づいて補正処理を施す補正処理部を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像生成部が、所定の時間間隔でストロボ発光されている間、ローリングシャッタ方式に従ってアドレス型撮像素子の最上段の水平ラインから最下段の水平ラインに向けて順次読み出される1フィールド/フレーム分の画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間の画素信号に基づいて、各フィールド/フレームの画像を生成する内視鏡装置の動作方法であって、
    正処理部が、隣り合うフィールド/フレーム間で露光期間中に2回以上ストロボ発光された二重発光画像領域にあるラインの画素信号に対し、隣り合うフィールド/フレーム間両方に存在し、露光期間中に1回ストロボ発光された単発光画像領域にあるラインの画素信号に基づいて補正処理を施すことを特徴とする内視鏡装置の動作方法。
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