JP7094161B2 - 高速度放射線撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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従来技術として、二次元のX線の像を可視光の像に変換し、それを高速度カメラで撮像する方式が知られている。この高速度カメラからは設定したフレームレート(単位はfps、frame per second)のフレーム数の画像を毎秒得られる。例えば、1000fpsで2秒間撮像すると、2000フレームの画像を得る。そのそれぞれの画像の1フレームの時間にある画素(x、y)に入射するX線のフォトン数
(1)被検査物に対して放射線を投射する放射線発生器。
(2)前記被検査物を透過したX線を検出して可視光データとして出力する可視光変換器。
(3)前記可視光変換器から出力される可視光を画像表示に必要なフレームレートFR 0 のn倍のフレームレートFR1で撮影する撮像素子と、前記n倍としたフレームレートFR 1 に見合うだけの絞り値にして前記撮像素子に達する光量を増加させるレンズと、を有する高速度カメラ。
(4)前記高速度カメラが前記フレームレートFR 1 で撮影した画像データを保存する記憶装置。
(5)前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から所定数のフレームを選択し、前記選択したフレーム数よりも単位時間当たりのフレーム数が減少された画像データを生成する演算部。
(1)放射線発生器によって被検査物に対して放射線を投射する。
(2)前記被検査物を透過したX線を可視光変換器で検出し、可視光データとして出力する。
(3)前記可視光変換器から出力される可視光を高速度カメラにより画像表示に必要なフレームレートFR 0 のn倍のフレームレートFR 1 とした撮像素子で、且つ前記n倍としたフレームレートFR 1 に見合うだけ小さな絞り値として前記撮像素子に達する光量を増加させたレンズで撮影する。
(4)前記高速度カメラが前記フレームレートFR1で撮影した画像データを記憶装置に保存する。
(5)前記記憶装置に保存されている画像表示に必要なフレームレートFR0の1フレーム分の時間(以下、特許請求の範囲を含めて単位時間と呼ぶ)当たりの画像データ中から所定数のフレームを選択し、前記選択したフレーム数よりも単位時間当たりのフレーム数が減少された画像データを生成する。
(1)前記演算部が、前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から所定数のフレームを選択し、前記選択したフレームの画像データを加算平均化することで単位時間当たり1つのフレームの画像データを生成する。
(2)前記演算部に、演算に必要なパラメータを設定するパラメータ設定部が設けられ、このパラメータ設定部からのパラメータにより、前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から選択するフレーム数、及び/または前記選択されたフレーム数よりも少ない単位時間当たりのフレーム数が指定され、これらパラメータの指定に基づいて演算処理が行われる。
(3)前記パラメータ設定部が、前記演算部が演算する加算平均するフレーム数n1よりも、前記演算部から出力される加算平均するフレームの間隔n2が小さいパラメータを設定する。
(4)前記パラメータ設定部が、前記演算部が演算する加算平均するフレーム数n1の画像データを、前記記憶装置に保存されている演算元のフレーム数の単位時間よりも短い時間を単位として出力するパラメータを設定する。
(5)前記演算部によって生成された減少フレーム数の画像データに基づいて動画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部によって作成された動画像を出力する表示装置を設ける。
[1-1.実施形態の構成]
第1実施形態の高速度放射線撮像装置および撮像方法では、図1のブロック図に示すように、放射線源であるX線発生器1と、被検査物2と、X線発生器1のX線焦点11から放射されたX線ビーム12を受光して可視光に変換する可視光変換器3が、X線の光軸13に沿って所定の間隔を保って配置される。
本実施形態では、高速度カメラ4が撮像するフレームレートをFR0の8倍である8000fpsに設定し、レンズの絞り値はそれに見合うだけ小さな値である。一般には、従来、レンズの絞り値をF8で撮像していたとすると、それを3段分だけ開いてF2.8とする。これで、高速度カメラ4の撮像素子42に到達する単位時間あたりの光量は8倍になるが、高速度カメラ4が撮像するフレームレートを8倍、すなわち、1フレームの時間を1/8としているので、高速度カメラ4から出力されるある画素の画素値
本実施形態は、次のような効果を有する。
(1)絞り値の小さなレンズ41を有し、高いフレームレートFR1で撮影可能な高速度カメラ4を使用すると共に、単位時間当たりに含まれる複数のフレームの画像データを加算平均化するという簡単な構成を採用しつつ、高速度カメラ4の撮像素子42の飽和のおそれがなく、SN比の良い画像を得ることができる。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、高速度カメラ4によってフレームレートFR1で撮像された画像データを、元のフレームレートFR0の画像データに変換する際のパラメータを、ユーザが設定するものである。そのため、画像処理装置5にはパラメータ設定部55が設けられ、このパラメータ設定部55で設定されたパラメータが演算部52に入力される。第2実施形態の他の構成は、第1実施形態と同様である。第1実施形態と同様な構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。具体的には、次のような他の実施形態も包含する。
2…被検査物
3…可視光変換器
4…高速度カメラ
41…レンズ
42…撮像素子
5…画像処理装置
51…記憶装置
52…演算部
53…画像生成部
54…表示装置
55…パラメータ設定部
Claims (8)
- 被検査物に対して放射線を投射する放射線発生器と、
前記被検査物を透過したX線を検出して可視光データとして出力する可視光変換器と、
前記可視光変換器から出力される可視光を画像表示に必要なフレームレートFR 0 のn倍のフレームレートFR1で撮影する撮像素子と、前記n倍としたフレームレートFR 1 に見合うだけの絞り値にして前記撮像素子に達する光量を増加させるレンズと、を有する高速度カメラと、
前記高速度カメラが前記フレームレートFR1で撮影した画像データを保存する記憶装置と、
前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から所定数のフレームを選択し、前記選択したフレーム数よりも単位時間当たりのフレーム数が減少された画像データを生成する演算部と、
を備える高速度放射線撮像装置。 - 前記演算部が、前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から所定数のフレームを選択し、前記選択したフレームの画像データを加算平均化することで単位時間当たり1つのフレームの画像データを生成するものである請求項1に記載の高速度放射線撮像装置。
- 前記演算部に、演算に必要なパラメータを設定するパラメータ設定部が設けられ、このパラメータ設定部からのパラメータにより、前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から選択するフレーム数、及び/または前記選択されたフレーム数よりも少ない単位時間当たりのフレーム数が指定され、これらパラメータの指定に基づいて演算処理が行われる請求項1または請求項2に記載の高速度放射線撮像装置。
- 前記パラメータ設定部が、前記演算部が演算する加算平均するフレーム数n1よりも、前記演算部から出力される加算平均するフレームの間隔n2が小さいパラメータを設定する請求項3に記載の高速度放射線撮像装置。
- 前記パラメータ設定部が、前記演算部が演算する加算平均するフレーム数n1の画像データを、前記記憶装置に保存されている演算元のフレーム数の単位時間よりも短い時間を単位として出力するパラメータを設定する請求項3に記載の高速度放射線撮像装置。
- 前記演算部によって生成された減少フレーム数の画像データに基づいて動画像を生成する画像生成部と、
前記画像生成部によって作成された動画像を出力する表示装置と、
を有する請求項1から請求項5のいずれかに記載の高速度放射線撮像装置。 - 放射線発生器によって被検査物に対して放射線を投射し、
前記被検査物を透過したX線を可視光変換器で検出し、可視光データとして出力し、
前記可視光変換器から出力される可視光を高速度カメラにより画像表示に必要なフレームレートFR 0 のn倍のフレームレートFR 1 とした撮像素子で、且つ前記n倍としたフレームレートFR 1 に見合うだけ小さな絞り値として前記撮像素子に達する光量を増加させたレンズで撮影し、
前記高速度カメラが前記フレームレートFR 1 で撮影した画像データを記憶装置に保存し、
前記記憶装置に保存されている単位時間当たりの画像データ中から所定数のフレームを選択し、前記選択したフレーム数よりも単位時間当たりのフレーム数が少ない画像データを生成することを特徴とする高速度放射線撮像方法。 - 前記生成された少ないフレーム数の画像データに基づいて動画像を生成し、表示装置に出力する請求項7に記載の高速度放射線撮像方法。
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JP3136509U (ja) | 2007-07-18 | 2007-11-01 | 克也 長谷川 | 高速度x線透過映像撮影装置 |
JP2010206732A (ja) | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Casio Computer Co Ltd | 撮像装置、ノイズ低減方法、および、プログラム |
CN101221137B (zh) | 2007-01-12 | 2011-09-14 | 株式会社岛津制作所 | X线检查装置 |
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