JP5867824B2 - 分割型メカニカルシール - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ(海水淡水化用ポンプ、灌漑用ポンプ、各種産業用ポンプ)、ブロアやコンプレッサ等の回転機器に装備されるメカニカルシールであって、特に、シールケース側の第1密封環及び回転軸側の第2密封環の少なくとも一方を周方向に分割された分割型密封環となした分割型メカニカルシールに関するものである。
この種の分割型メカニカルシールは、一般に、第1及び第2密封環をシールケース内に配置して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用により当該相対回転摺接部分の外周側領域たる被密封流体領域とその内周側領域たる非密封流体領域とを遮蔽するように構成したインサイド型メカニカルシール(例えば、特許文献1の図2を参照)と、第2密封環をシールケース外の非密封流体領域に配置して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用により当該相対回転摺接部分の内周側領域たる被密封流体領域とその外周側領域たる非密封流体領域とを遮蔽するように構成したアウトサイド型メカニカルシール(例えば、特許文献2の図2を参照)とに大別される。このような分割型メカニカルシールは、これが大型のものである場合にもメンテナンス作業を含む分解,組立作業を容易に行うことができ、大型縦軸ポンプ等の軸封手段として好適するものである。
しかし、インサイド型メカニカルシールでは、シールケースを分割型のものとしておく必要があり、しかもシールケースには被密封流体による内圧が作用することから、アウトサイド型メカニカルシールに比して、シールケースが複雑化,大型化することになり、シールケースの分解,組立を含むメンテナンス作業に多大な労力を必要としていた。
一方、アウトサイド型メカニカルシールでは、シールケースを非分割型のものとできるから、メンテナンス作業も分割型密封環のみの分解,組立で済み、メンテナンス作業に要する労力負担が小さく、分割型メカニカルシールとして実用性に優れる。
すなわち、従来のアウトサイド型メカニカルシールにあっては、例えば、特許文献2の図2〜図4に示す如く、シールケース側の第1密封環を周方向に分割して複数の円弧状セグメントに分離構成した分割型密封環となし、緊縛リングを、第1密封環を内嵌した状態で、シールケースに保持したリテーナリングに軸線方向に締め付け自在に取り付けて、緊縛リングをリテーナリングへと締め付けることにより、分割型密封環を円弧状セグメントの端面同士が衝合する円環状形態に緊縛保持させてあり、緊縛リングのリテーナリングへの脱着を行うことにより当該分割型密封環の分解,組立を容易に行うことができる。
特開平7−198043号公報 特開2004−251376公報
しかし、上記した従来のアウトサイド型メカニカルシール(以下「従来シール」という)では、分割型密封環が金属製の緊縛リングによって直接的に緊縛されているため、緊縛リングのリテーナリングへの締め付けが過剰である場合には、つまり緊縛リングによる分割型密封環の緊縛力が過剰である場合には、円弧状セグメントに歪が生じて(極端な場合にはセグメントが破損して)、当該密封環の分割部分(円弧状セグメントの端面衝合部分)から被密封流体が漏洩する虞れがある。逆に、緊縛リングのリテーナリングへの締め付けが不十分で、緊縛リングによる第1密封環の緊縛力が不足する場合には、分割型密封環に作用する内圧(第1密封環の内周面に作用する被密封流体の圧力)によって円弧状セグメントの端面衝合部分が開き、被密封流体が漏洩する虞れがある。さらに、緊縛リングにより分割型密封環を円弧状セグメントの端面同士が適正に衝合する円環状形態に緊縛させる作業にはかなりの熟練を有することから、円弧状セグメントの端面同士が軸線方向及び/又は径方向にズレを生じた状態で緊縛されてしまう虞れがある。
したがって、従来シールでは、分割型密封環を適正に組み立てることが困難であり、上記した問題に起因して良好なシール機能を行い得ない場合があった。上記した問題は、特に、分割型密封環をセラミックス等の脆性材やカーボン等の軟質材で構成した場合や被密封流体の圧力が高い場合において顕著に生じる。
なお、従来からも、過重な緊縛力等により相手密封環との接触面である密封端面に歪が生じた場合、当該メカニカルシールの組立時や分割型密封環の分解,交換を行うメンテナンス時に、当該密封端面を所謂摺り合わせ作業により修正するか、当該密封端面の径方向幅を極端に小さく設定して、正規の運転に先駆けて所謂馴染み運転を行うことが試みられているが、このような摺り合わせ作業や馴染み運転は、高度の熟練を必要とするためユーザサイドでは行い難いものであり、また作業者にも過大な負担を強いることになり、極めて大きな経済的負担が発生する可能性もある。また、密封端面の径方向幅を極端に小さく設定した分割型メカニカルシールは、ドライ条件下での馴染み運転を行い難いことから、例えば、相当時間の気中運転を行うことがある先行待機運転形ポンプ等の軸封手段として採用することができず、その用途が大幅に制限されることになる。
本発明は、アウトサイド型メカニカルシールにおける上記のような問題を解決すべくなされたもので、分割型密封環をその密封端面に歪を生じることなく適正な環状形態に緊縛保持しておくことができる分割型メカニカルシールを提供することを目的とするものである。
本発明は、シールケース側に設けられた第1密封環及びシールケースを洞貫する回転軸に設けられた第2密封環の少なくとも一方を周方向に分割された分割型密封環となして、この分割型密封環を、シールケース又は回転軸に軸線方向に移動可能な状態又は移動不能な状態で保持されたリテーナリングにこれに取り付けた緊縛リングによって円環状に緊縛された状態で固定保持させ、第1密封環と第2密封環との対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により当該相対回転摺接部分の内周側領域たる被密封流体領域とその外周側領域たる非密封流体領域とを遮蔽シールするように構成された分割型メカニカルシールにおいて、上記の目的を達成すべく、特に、環板状の端面シール部とその外周縁部に連なる筒状の周面シール部とからなる袋形状に一体成形された弾性シール部材を、分割型密封環の基端面とこれに軸線方向おいて対向するリテーナリングの密封環保持面との間に端面シール部が挟圧された状態で且つ分割型密封環の外周面とこれに外嵌する緊縛リングの内周面との間に周面シール部が挟圧された状態で、分割型密封環とリテーナリング及び緊縛リングとの間に装填させてあり、端面シール部の内周縁部に形成した環状の係合凸部をリテーナリングの密封環保持面の内周縁部に形成した環状の係合凹部に係合させることにより、弾性シール部材をリテーナリングに係合保持するように構成しておくことを提案するものである。
かかる分割型メカニカルシールにあっては、緊縛リングがリテーナリングに軸線方向に締め付け自在に取り付けられており、周面シール部を挟圧している分割型密封環と緊縛リングとの対向周面を、緊縛リングのリテーナリングへの締め付け方向に漸次拡大する截頭円錐状のテーパ面に構成すると共に、周面シール部を挟圧している分割型密封環とリテーナリングとの対向端面を軸線に直交する環状平面に構成して、緊縛リングをリテーナリングへと締め付けることにより、当該分割型密封環を、リテーナリングの密封環保持面に端面シール部を介して押圧保持させると共に緊縛リングの内周面に周面シール部を介して嵌合保持させるようにしておくことが好ましい。また、分割型密封環及びリテーナリングと端面シール部との摩擦係合力及び/又は分割型密封環及び緊縛リングと周面シール部との摩擦係合力によって、分割型密封環とリテーナリングとの相対回転が阻止されるように構成しておくことが好ましい。さらに、第1密封環が分割型密封環に構成される場合にあっては、第1密封環を固定保持するリテーナリングがシールケースに軸線方向移動可能に保持されると共に、当該リテーナリングとシールケースとの間に、第1密封環を第2密封環へと押圧附勢するスプリング部材が介装されていることが好ましく、第2密封環が分割型密封環に構成されている場合にあっては、第2密封環を固定保持するリテーナリングが回転軸に固定保持されていることが好ましい。
本発明の分割型メカニカルシールにあっては、環板状の端面シール部とその外周縁部に連なる筒状の周面シール部とからなる弾性シール部材を、分割型密封環の基端面とこれに軸線方向おいて対向するリテーナリングの密封環保持面との間に端面シール部が挟圧された状態で且つ分割型密封環の外周面とこれに外嵌する緊縛リングの内周面との間に周面シール部が挟圧された状態で、分割型密封環とリテーナリング及び緊縛リングとの間に装填させるようにしたから、緊縛リングによる緊縛力に過不足がある場合や当該分割型密封環に作用する内圧が高い場合にも、従来シールのように分割面が開いたり密封端面に歪が生じたりすることがなく、分割型密封環をその分割面が径方向及び軸線方向にズレを生じることなく適正な円環状形態に組み立てておくことができる。したがって、本発明の分割型メカニカルシールによれば、摺り合わせ作業や馴染み運転を必要とせず、当該メカニカルシールの組立や分割型密封環の分解,交換を含むメンテナンス作業を容易且つ効率よく経済的に行うことができる。
図1は本発明に係る分割型メカニカルシールの一例を示す縦断側面図である。 図2は図1の要部を拡大して示す詳細図である 図3は図1のIII−III線に沿う縦断背面図である。 図4は図1のIV−IV線に沿う縦断背面図である。 図5は図1のV−V線に沿う縦断正面図である。 図6は図1のVI−VI線に沿う縦断正面図である。 図7は本発明に係る分割型メカニカルシールの変形例を示す縦断側面図である。 図8は図7の要部を拡大して示す詳細図である 図9は図8のIX−IX線に沿う要部の縦断背面図である。 図10は図8のX−X線に沿う要部の縦断正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る分割型メカニカルシールの一例を示す縦断側面図であり、図2は図1の要部を拡大して示す詳細図であり、図3は図1のIII−III線に沿う縦断背面図であり、図4は図1のIV−IV線に沿う縦断背面図であり、図5は図1のV−V線に沿う縦断正面図であり、図6は図1のVI−VI線に沿う縦断正面図である。なお、以下の説明において、前後とは図1及び図2における左右を意味するものとする。
図1に示す分割型メカニカルシールは、回転機器のハウジング(ポンプハウジング等)1に取り付けられたシールケース2と、シールケース2に第1リテーナリング3及び第1緊縛リング4を介して軸線方向(前後方向)に移動自在に且つ相対回転不能に保持された第1密封環5と、当該回転機器の回転軸(インペラ軸等)6に第2リテーナリング7及び第2緊縛リング8を介して固定された第2密封環9と、シールケース2と第1リテーナリング3との間に介装されて、第1密封環5を第2密封環9に押圧接触させるべく軸線方向へと附勢するスプリング部材10とを具備して、両密封環5,9の対向端面たる密封端面5a,9aの相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分5a,9aの内周側領域である被密封流体領域(ハウジング1内に連通する領域)Aとその外周側領域である非密封流体領域(ハウジング1外の大気領域)Bとを遮蔽シールするように構成された端面接触型のアウトサイド型メカニカルシールである。
シールケース2は、図1に示す如く、回転軸6より大径の内周部2aを有する断面L字状の金属製の非分割の円環状体であり、回転軸6が同心状に貫通する状態でハウジング1に取り付けられている。
第1密封環5は、図1及び図2に示す如く、先端面(前端面)を軸線に直交する平滑環状面である密封端面5aとし且つ外周面を基端方向(後方)に漸次拡径する截頭円錐状のテーパ面5bに構成した円環状体であり、周方向に複数(この例では2個)の円弧状セグメント11,12に分割された分割型密封環に構成されている。すなわち、第1密封環5は、図3及び図4に示す如く、第1緊縛リング4により分割面(円弧状セグメント11,12の周方向端面)11a,12aが衝合された円環状形態に緊縛保持されると共に、図1に示す如く、第1リテーナリング3に固定保持されており、第1リテーナリング3を介してシールケース2に軸線方向移動可能に保持されている。第1密封環5の基端面(後端面)5cは、軸線に直交する環状平面に構成されている。
第1リテーナリング3は、図1に示す如く、筒状の保持部3aとその先端部(前端部)に一体形成された環状のフランジ部3bとからなる金属製の非分割の円筒体であり、保持部3aをシールケース2の内周部2aにOリング13を介して軸線方向移動可能に保持されている。第1リテーナリング3は、フランジ部3bの外周側に形成した係合孔3cにシールケース2に突設したドライブピン14を係合させることにより、所定範囲での軸線方向移動を許容された状態でシールケース2に対する相対回転を阻止されている。第1リテーナリング3の先端部(前端部)における内周側部分つまりフランジ部3bの先端部における内周側部分には環状突起3dが形成されており、この環状突起3dの先端面は軸線に直交する環状平面であって第1密封環5の基端面5cを軸線方向に受け止め保持する密封環保持面3eに構成されている。
第1緊縛リング4は、図1、図3及び図4に示す如く、金属製の非分割の円環状体であり、基端部(後端部)を第1リテーナリング3の環状突起3dに軸線方向移動可能に嵌合保持させると共に、基端部に挿通保持させた適当数(1個のみ図示)の締付ボルト15を第1リテーナリング3のフランジ部3bに螺合させることにより、リテーナリング3に軸線方向に締め付け自在に取り付けられている。第1緊縛リング4の先端部(前端部)の内周面には、第1密封環5の外周面(テーパ面)5bに対応するテーパ面、つまり基端方向(後方)に漸次拡径する截頭円錐状のテーパ面4aが形成されている。
スプリング部材10は、図1に示す如く、第1リテーナリング3のフランジ部3bに形成した貫通孔3fに軸線方向移動可能に嵌挿保持されたスプリング受体16とシールケース2との間に介装されたコイルスプリングである。このスプリング部材10による第1密封環5の第2密封環9への押圧接触力は、第1緊縛リング4に貫通状に螺合されて貫通孔3fに突出する調整ボルト17を螺送することにより、任意に調整することができる。
第2密封環9は、第1密封環5と同様の分割型密封環に構成されたものである。すなわち、第2密封環9は、図1に示す如く、先端面(後端面)を軸線に直交する平滑環状面である密封端面9aとし且つ外周面を基端方向(前方)に漸次拡径する截頭円錐状のテーパ面9bに構成した円環状体であり、周方向に複数(この例では2個)の円弧状セグメント18,19に分割されていて、図5及び図6に示す如く、第2緊縛リング8により分割面(円弧状セグメント18,19の周方向端面)18a,19aが衝合された円環状形態に緊縛保持されると共に第2リテーナリング7に固定保持されており、第2リテーナリング7を介して回転軸6に固定されている。第2密封環9の基端面(前端面)9cは、軸線に直交する環状平面に構成されている。なお、第1及び第2密封環5,9は、シール条件等に応じて、共に炭化珪素等のセラミックスや超合金等の硬質材で構成されるか、或いは一方を炭化珪素等のセラミックスや超硬合金等の硬質材で構成すると共に他方をこれより軟質のカーボン等で構成する。この例では、両密封環5,9を炭化珪素等のセラミックスで構成してある。
第2リテーナリング7は周方向に2分割された金属製の円筒体であり、図1に示す如く、締結ボルト20によりリング状に締結されて回転軸6に嵌合すると共に、リテーナリング7に螺合させた適当数(1個のみ図示)のセットスクリュー21を回転軸6へと締め付けることにより、回転軸6に固定されている。第2リテーナリング7の先端部(後端部)における内周側部分には環状突起7aが形成されており、この環状突起7aの先端面は軸線に直交する環状平面であって第2密封環9の基端面9cを軸線方向に受け止め保持する密封環保持面7bに構成されている。
第2緊縛リング8は、図1、図5及び図6に示す如く、金属製の非分割の円環状体であり、基端部(前端部)を第2リテーナリング7の環状突起7aに軸線方向移動可能に嵌合保持させると共に、第2リテーナリング7に挿通させた適当数(1個のみ図示)の締付ボルト22を第2緊縛リング8に螺合させることにより、第2リテーナリング7に軸線方向に締め付け自在に取り付けられている。第2緊縛リング8の先端部(後端部)の内周面には、第2密封環9の外周面(テーパ面)9bに対応するテーパ面、つまり基端方向(前方)に漸次拡径する截頭円錐状のテーパ面8aが形成されている。
而して、第1密封環5は、第1緊縛リング4を第1リテーナリング3に取り付けることにより、第1リテーナリング3及び第1緊縛リング4との間に第1弾性シール部材23を介在した状態で、第1リテーナリング3に固定されている。また、第2密封環9は、第2緊縛リング8を第2リテーナリング7に取り付けることにより、第2リテーナリング7及び第2緊縛リング8との間に第2弾性シール部材24を介在した状態で、第2リテーナリング7に固定されている。
各弾性シール部材23,24は、図1〜図6に示す如く、環板状の端面シール部25,27とその外周縁部に連なる筒状の周面シール部26,28とからなる袋形状にゴム等の非圧縮性弾性材で一体成形されたものであり、第1弾性シール部材23は、第1密封環5の基端面5cとこれに軸線方向おいて対向する第1リテーナリング3の密封環保持面3eとの間に端面シール部25が挟圧された状態で且つ第1密封環5の外周面5bとこれに外嵌する第1緊縛リング4の内周面4aとの間に周面シール部26が挟圧された状態で、第1密封環5と第1リテーナリング3及び第1緊縛リング4との間に装填されている。端面シール部25及び周面シール部26は夫々均一厚みを有するものであり、端面シール部25の厚みを周面シール部26の厚みより若干厚く設定してある。
而して、密封環5,9とリテーナリング3,7との相対回転は、密封環5,9及びリテーナリング3,7と端面シール部25,27との摩擦係合力及び/又は密封環5,9及び緊縛リング4,8と周面シール部26,28との摩擦係合力によって阻止される。また、密封環5,9とリテーナリング4,7との間は、主として弾性シール部材23,24の端面シール部25,27によってシール(二次シール)され、補助的に周面シール部26,28によってもシールされる。また、端面シール部25の内周縁部に断面方形状をなす環状の係合凸部25aを形成して、この係合凸部25aを第1リテーナリング3の密封環保持面3eの内周縁部に形成した環状の係合凹部であって係合凸部25aの断面形状に一致する断面形状の係合凹部3gに係合させることによって、第1弾性シール部材23を端面シール部25が密封環保持面3eに衝合する状態で第1リテーナリング3に係合保持(仮止め)しうるようになっている。さらに、周面シール部26は、第1密封環5の外周面5bにフィットした状態で嵌合できるように、当該外周面5bの形状に略一致する先窄まりの円筒形状に構成されている。
また、第2弾性シール部材24は、第2密封環9の基端面9cとこれに軸線方向おいて対向する第2リテーナリング7の密封環保持面7bとの間に端面シール部27が挟圧された状態で且つ第2密封環9の外周面9bとこれに外嵌する第2緊縛リング8の内周面8aとの間に周面シール部28が挟圧された状態で、第2密封環9と第2リテーナリング7及び第2緊縛リング8との間に装填されている。端面シール部27及び周面シール部28は、夫々均一厚みを有するものであり、端面シール部27の厚みを周面シール部28の厚みより若干厚く設定してある。
また、図2に示す如く、端面シール部27の内周縁部に、当該内周縁部から軸線方向に延びる円筒状の第1凸部27b及びその端部から立ち上がる円環板状の第2凸部27cで構成される断面L字形状の係合凸部27aを形成すると共に、第2リテーナリング7の密封環保持面7bの内周縁部に、端面シール部27の第1凸部27bが係合しうる円環状の第1凹部7d及び端面シール部27の第2凸部27cが係合しうる円環状の第2凹部7eで構成される断面L字形状(係合凸部27aの断面形状に一致する)の係合凹部7cを形成して、端面シール部27の係合凸部27aを第2リテーナリング7の係合凹部7cに軸線方向及び径方向に密接した状態で係合させることによって、第2弾性シール部材24を端面シール部27が密封環保持面7bに衝合する状態で第2リテーナリング7に係合保持(仮止め)させうるようになっている。また、周面シール部28は、第2密封環9の外周面9bにフィットした状態で嵌合できるように、当該外周面9bの形状に略一致する先窄まりの円筒形状に構成されている。
各分割型密封環5,9の組み立ては、次のようにして行われる。
まず、密封環5,9の基端面5c,9cとリテーナリング3,7の密封環保持面3e,7bとの間に弾性シール部材23,24の端面シール部25,27を介在させると共に弾性シール部材23,24の周面シール部26,28を密封環5,9に外嵌させ、緊縛リング4,8を、弾性シール部材23,24の周面シール部26,28を介在させた状態で密封環5,9に挿通させた上、締付ボルト17,22によりリテーナリング3,7に取り付ける。かかる作業は、端面シール部25,27と周面シール部26,28とが分離された別体物でなく一体構造物であるから、この一体構造物である弾性シール部材23,24が係合凸部25a,27aを係合凹部3g,7cに係合させることによりリテーナリング3,7に仮止めしておくことができることとも相俟って、未熟練者でも容易に行うことができる。
そして、この状態から締付ボルト17,22を締め付けることにより、分割型密封環5,9を円環状形態に組み立てることができる。すなわち、締付ボルト17,22を締め付けて、緊縛リング4,8をリテーナリング3,7に接近する方向へと軸線方向移動させていくと、緊縛リング4,8のテーパ面4a,8aにより密封環5,9にはこれを縮径する方向へと周面シール部26,28を介して押圧する緊縛力と密封環5,9をリテーナリング3,7へと端面シール部25,27を介して軸線方向に押圧する押圧力とが作用する。
その結果、上記緊縛力により、図4及び図6に示す如く、密封環5,9と緊縛リング4,8との対向周面4a,5b又は8a,9b間に周面シール部26,28が挟圧された状態で、密封環5,9がその分割面11a,12a又は18a,19aが衝合する円環状形態に緊縛保持される(図4及び図6を参照)。このとき、緊縛リング4,8による緊縛力がゴム等の非圧縮性弾性材で構成された筒状の周面シール部26,28を介して密封環5,9に作用することから、当該緊縛力が密封環5,9の外周面に均等に作用することになり、周面シール部26,28が均一厚さのものであることとも相俟って、密封環5,9を構成する円弧状セグメント11,12又は21,22が径方向にズレを生じたりすることなく、その端面(分割面)11a,12a又は18a,19aが径方向に適正に衝合する。さらに、緊縛リング4,8による緊縛力が弾性部材である周面シール部26,28を介して密封環5,9に間接的に作用することから、周面シール部26,28がクッション材として機能し、当該緊縛力によって密封環5,9に歪が生じたりすることがない。また、密封環5,9が脆性材であるセラミックス等で構成されている場合にも、当該緊縛力によって密封環5,9が破損することもない。すなわち、緊縛リング4,8のリテーナリング3,7への締付過剰により緊縛リング4,8による緊縛力が過剰となっても、その緊縛力の過剰分を弾性シール部材23,24の周面シール部26,28のクッション機能(弾性変形)により吸収するため、分割型密封環5,9が変形するようなことがない。また、密封環5,9が直接的には周面シール部26,28の弾性力によって緊縛されているから、密封環5,9の内周面に作用する被密封流体の圧力(内圧)が高い場合や緊縛リング4,8のリテーナリング3,7への締付不足により緊縛リング4,8による緊縛力が不足している場合にも、当該内圧が分割型密封環5,9に及ぼす影響を周面シール部26,28の弾性力によって吸収緩和して、型密封環5,9の歪発生を効果的に防止することができる。なお、端面シール部25,27の係合凸部25a,27aをリテーナ3,7の係合凹部3g,7cに係合させておくことにより、緊縛リング4,8のリテーナリング3,7への締め付け時において密封環5,9と端面シール部25,27及びこれに一体連結された周面シール部26,28との間にズレが生じるようなことがなく、弾性シール部材23,24が密封環5,9とリテーナリング3,7及び緊縛リング4,8との間に適正に装填される。
また、上記押圧力により、密封環5,9とリテーナリング3,4との軸線方向における対向端面3d,5c又は7b,9c間に端面シール部25,27が挟圧された状態で、密封環5,9がリテーナリング3,7の密封環保持面3d,7bに固定保持される。このとき、緊縛リング4,8による密封環5,9のリテーナ4,7への押圧がゴム等の非圧縮性弾性材で構成された端面シール部25,27を介して行われることから、その押圧力が密封環5,9の基端面5c,9cの全面に均等に作用することになり、基端面5c,9c及び密封環保持面3d,7bが軸線に直交する環状平面であり且つ端面シール部25,27が均一厚さのものであることとも相俟って、密封環5,9を構成する円弧状セグメント11,12又は21,22が軸線方向にズレを生じたりすることなく、その端面(分割面)11a,12a又は18a,19aが軸線方向に適正に衝合する。さらに、緊縛リング4,8による軸線方向の押圧力が弾性部材である端面シール部25,27を介して密封環5,9に間接的に作用することから、端面シール部25,27がクッション材として機能し、当該押圧力によって密封環5,9が歪んだり破損したりすることがない。すなわち、密封環5,9は、リテーナリング3,7の密封環保持面3d,7bに弾性シール部材23,24の端面シール部25,27を介在した状態で押し付けられているから、緊縛リング4,8のリテーナリング3,7への締付過剰により分割型密封環5,9のリテーナリング3,7への押付力が過剰となっても、その押付力の過剰分を端面シール部25,27のクッション機能(弾性変形)により吸収するため、密封環5,9が変形するようなことがない。また、密封環5,9は端面シール部25,27の反発力(弾性力)によって緊縛リング4,8のテーパ面4a,8aへと食い込み勝手となる方向に押圧される(第1密封環5については前方向に押圧され、第2密封環9については後方向に押圧される)ことから、緊縛リング4,8のリテーナリング3,7への締付不足により緊縛リング4,8による緊縛力が不足している場合にも、密封環5,9が適正に緊縛保持されることになる。さらに、リテーナリング3,7の密封環保持面3d,7bが密封環5,9の基端面5c,9cに比して加工精度が低い場合や歪を生じている場合にも、その影響を端面シール部25,27により吸収して密封環5,9に与えることがない。
以上のように構成された分割型メカニカルシールにあっては、上記したように、緊縛リング4,8による緊縛力に過不足がある場合や分割型密封環5,9に作用する内圧が高い場合にも、分割型密封環5,9が適正な円環状形態に保持されることになり、円弧状セグメント11,12又は21,22が変形して密封端面5a,9aに歪を生じる等の問題を生じることがない。また、密封環5,9とリテーナリング3,7及び緊縛リング4,8との間にはこれらとの接触面積の大きな端面シール部25,26及び周面シール部27,28が挟圧されていることから、密封環5,9とリテーナリング3,7との相対回転は、密封環5,9及びリテーナリング3,7と端面シール部25,27との摩擦係合力及び/又は密封環5,9及び緊縛リング4,8と周面シール部26,28との摩擦係合力によって確実に阻止され、密封環5,9とリテーナリング3,7との格別の相対阻止手段を設けておく必要がなく、当該分割型メカニカルシールの部品点数を削減することができる。また、密封環5,9とリテーナリング4,7との間のシール(二次シール)は、主として弾性シール部材23,24の端面シール部25,27によって行われるが、かかる端面シール部25,27によるシール機能が不十分である場合にも、上記した如く密封環5,9が端面シール部25,27の反発力によって緊縛リング4,8のテーパ面4a,8aへと食い込み勝手となる方向に押圧されることも相俟って、当該シール機能は周面シール部26,28によって充分にカバーされることになる。したがって、密封環5,9の構成材やシール条件に拘わらず、密封端面5a,9a等に歪を生じることなく、良好なシール機能を発揮することができ、冒頭で述べた如き摺り合わせ作業や馴染み運転を行う必要もない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において、適宜に改良,変更することができる。
例えば、図7は本発明に係る分割型メカニカルシールの変形例を示す縦断側面図であり、図8は図7の要部を拡大して示す詳細図であり、図9は図7のIX−IX線に沿う要部の縦断背面図であり、図10は図7のX−X線に沿う要部の縦断正面図であるが、この分割型メカニカルシールにあっては、分割型密封環5,9とリテーナリング3,7との間に格別の相対回転手段を設けてある。すなわち、図7〜図10に示す如く、リテーナリング3,7に適当数(1個のみ図示)9,30を突設して、これを密封環5,9の基端面5c,9cに形成した係合凹部5d,9dに係合させることにより、密封環5,9のリテーナリング3,7に対する相対回転を阻止するようにしている。係合凹部5d,9dは密封環5,9における分割箇所から離れた位置に設けられており、弾性シール部材23,24の端面シール部25,27にはドライブピン29,30の挿通孔25b,27dが形成されている。また、弾性シール部材23,24をリテーナリング3,7に係合保持(仮止め)させておくための係合凸部25a,27a(及び係合凹部3g,7c)は必ずしも必要とされるものではなく、またその形状も任意である。例えば、図7に示す分割型メカニカルシールでは、第1弾性シール部材23の端面シール部25を係合凸部を有しないものとし、第2弾性シール部材24の端面シール部27の内周縁部に断面台形状の係合凸部27eを形成して、これをリテーナリング7に形成した断面台形状(アリ溝形状)の係合凹部7fに係合させるように構成してある。また、図7に示す分割型メカニカルシールでは、シールケース2に密封端面5a,9aの近傍へと延びる金属製の薄肉円筒状バッフル31を取り付けて、シールケース2に形成したクエンチング通路32からクエンチング液を密封端面5a,9aへと誘導するように構成してある。なお、図7〜図10に示す分割型メカニカルシールは、上記した点を除いて、図1〜図6に示す分割型メカニカルシールと同一構成をなすものである。
また、本発明は、第1及び第2密封環5,9の何れか一方のみを分割型密封環とするアウトサイド型メカニカルシールにも適用することができる。また、上記した実施の形態では、密封環5,9及び第2リテーナ7を除いて非分割構造としたが、これら以外のメカニカルシール構成部材(シールケース2、第1リテーナリング3及び緊縛リング4,5等)についても周方向に複数部分に分割した分割構造としておくことができる
1 ハウジング
2 シールケース
3 第1リテーナリング
3a 保持部
3b フランジ部
3c 係合孔
3d 環状突起
3e 密封環保持面
3f 貫通孔
3e 係合凹部
4 第1緊縛リング
4a テーパ面
5 第1密封環
5a 密封端面
5b テーパ面
5c 基端面
5d 係合凹部
6 回転軸
7 第2リテーナリング
7a 環状突起
7b 密封環保持面
7c 係合凹部
7d 第1凹部
7e 第2凹部
7f 係合凹部
8 第2緊縛リング
8a テーパ面
9 第2密封環
9a 密封端面
9b テーパ面
9c 基端面
9d 係合凹部
10 スプリング部材
11 円弧状セグメント
11a 分割面
12 円弧状セグメント
12a 分割面
13 Oリング
14 ドライブピン
15 締付ボルト
16 スプリング受体
17 調整ボルト
18 円弧状セグメント
18a 分割面
19 円弧状セグメント
19a 分割面
20 締結ボルト
21 セットスクリュー
22 締付ボルト
23 第1弾性シール部材
24 第2弾性シール部材
25 端面シール部
25a 係合凸部
25b 挿通孔
26 周面シール部
27 端面シール部
27a 係合凸部
27b 第1凸部
27c 第2凸部
27d 挿通孔
27e 係合凸部
28 周面シール部
29 ドライブピン
30 ドライブピン
31 バッフル
32 クエンチング通路
A 被密封流体領域
B 非密封流体領域

Claims (5)

  1. シールケース側に設けられた第1密封環及びシールケースを洞貫する回転軸に設けられた第2密封環の少なくとも一方を周方向に分割された分割型密封環となして、この分割型密封環を、シールケース又は回転軸に軸線方向に移動可能な状態又は移動不能な状態で保持されたリテーナリングにこれに取り付けた緊縛リングによって円環状に緊縛された状態で固定保持させ、第1密封環と第2密封環との対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により当該相対回転摺接部分の内周側領域たる被密封流体領域とその外周側領域たる非密封流体領域とを遮蔽シールするように構成された分割型メカニカルシールにおいて、
    環板状の端面シール部とその外周縁部に連なる筒状の周面シール部とからなる袋形状に一体成形された弾性シール部材を、分割型密封環の基端面とこれに軸線方向おいて対向するリテーナリングの密封環保持面との間に端面シール部が挟圧された状態で且つ分割型密封環の外周面とこれに外嵌する緊縛リングの内周面との間に周面シール部が挟圧された状態で、分割型密封環とリテーナリング及び緊縛リングとの間に装填させてあり、
    端面シール部の内周縁部に形成した環状の係合凸部をリテーナリングの密封環保持面の内周縁部に形成した環状の係合凹部に係合させることにより、弾性シール部材をリテーナリングに係合保持するように構成してあることを特徴とする分割型メカニカルシール。
  2. 緊縛リングがリテーナリングに軸線方向に締め付け自在に取り付けられており、周面シール部を挟圧している分割型密封環と緊縛リングとの対向周面を、緊縛リングのリテーナリングへの締め付け方向に漸次拡大する截頭円錐状のテーパ面に構成すると共に、周面シール部を挟圧している分割型密封環とリテーナリングとの対向端面を軸線に直交する環状平面に構成して、緊縛リングをリテーナリングへと締め付けることにより、当該分割型密封環を、リテーナリングの密封環保持面に端面シール部を介して押圧保持させると共に緊縛リングの内周面に周面シール部を介して嵌合保持させるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載する分割型メカニカルシール。
  3. 分割型密封環及びリテーナリングと端面シール部との摩擦係合力及び/又は分割型密封環及び緊縛リングと周面シール部との摩擦係合力によって、分割型密封環とリテーナリングとの相対回転が阻止されるように構成してあることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する分割型メカニカルシール。
  4. 第1密封環が分割型密封環に構成されている場合にあって、第1密封環を固定保持するリテーナリングがシールケースに軸線方向移動可能に保持されると共に、当該リテーナリングとシールケースとの間に、第1密封環を第2密封環へと押圧附勢するスプリング部材が介装されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載する分割型メカニカルシール。
  5. 密封環が分割型密封環に構成されている場合にあって、第密封環を固定保持するリテーナリングが回転軸に固定保持されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載する分割型メカニカルシール。
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