JP5866667B2 - 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物 - Google Patents

安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5866667B2
JP5866667B2 JP2012514838A JP2012514838A JP5866667B2 JP 5866667 B2 JP5866667 B2 JP 5866667B2 JP 2012514838 A JP2012514838 A JP 2012514838A JP 2012514838 A JP2012514838 A JP 2012514838A JP 5866667 B2 JP5866667 B2 JP 5866667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphatidylserine
composition
calcium
weight
calcium compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012514838A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011142445A1 (ja
Inventor
美沙 椎原
美沙 椎原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Chemtex Corp
Original Assignee
Nagase Chemtex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Chemtex Corp filed Critical Nagase Chemtex Corp
Priority to JP2012514838A priority Critical patent/JP5866667B2/ja
Publication of JPWO2011142445A1 publication Critical patent/JPWO2011142445A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5866667B2 publication Critical patent/JP5866667B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/683Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols
    • A61K31/685Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols one of the hydroxy compounds having nitrogen atoms, e.g. phosphatidylserine, lecithin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/10Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
    • A23L33/115Fatty acids or derivatives thereof; Fats or oils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/10Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
    • A23L33/16Inorganic salts, minerals or trace elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/02Inorganic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

本発明は、安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物、ホスファチジルセリンの安定化剤、並びにホスファチジルセリンの安定化方法に関する。
粉末レシチンの安定化を目的として、賦形剤、抗酸化剤等を混合することが知られている。例えば、特許文献1は、レシチンと焼成カルシウムとを混合することにより、レシチンの結晶粒子が焼成カルシウムに覆われて、数ヶ月間、レシチンが油脂状に変質することなく、乾燥状態が保たれると共に、レシチン特有の臭いも抑えられることを開示している。
また、ホスファチジルセリンは、サプリメントとして利用されており、粉末形態及び流体形態で製造され、流通しているが、ホスファチジルセリンは、粉末形態及び流体形態の何れのものも、他のリン脂質と比べて非常に分解し易く、分解により着色したり、異臭が発生し易い。ホスファチジルセリンの分解は、通常、その中に含まれる残留酵素(ホスホリパーゼ等)による分解や、脱カルボキシル化、脂質パーオキシド化、脂肪酸の加水分解などによる化学分解であると考えられている。
ホスファチジルセリンの分解を抑制するため、ビタミンEのような抗酸化剤と併用したり、ホスホリパーゼDを除去すること(特許文献2)が試みられている。
特開平5−320180号公報 特表2007−506733号公報
本発明は、ホスファチジルセリンの分解が抑制されたホスファチジルセリン含有組成物、ホスファチジルセリンの安定化剤、及びホスファチジルセリンの安定化方法を提供することを主な課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために研究を重ね、多種の賦形剤、抗酸化剤などによるホスファチジルセリンの安定化を試みたものの、ホスファチジルセリンの分解性が強く、ほとんどの賦形剤で安定化できなかったが、焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物が、ホスファチジルセリンの分解を効果的に抑制することを見出した。
本発明は、この知見に基づき完成されたものであり、以下の安定化されたホスファチジルセリン含有組成物などを提供する。
項1. (a)ホスファチジルセリン、並びに(b)焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物を含む、安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物。
項2. (a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物との含有比率が、乾燥重量に換算して、(a):(b)=1:0.0001〜10である、項1に記載の組成物。
項3. (a)ホスファチジルセリンの含有量が、組成物全量に対して、乾燥重量に換算して、0.1〜80重量%である、項1又は2に記載の組成物。
項4. (b)カルシウム化合物の含有量が、組成物の全量に対して、乾燥重量に換算して、0.1〜80重量%である、項1〜3の何れかに記載の組成物。
項5. 組成物が食品組成物、医薬組成物、又は化粧品組成物である項1〜4の何れかに記載の組成物。
項6. 焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物を含む、ホスファチジルセリンの安定化剤。
項7. (a)ホスファチジルセリンと、(b)焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物とを混合する、ホスファチジルセリンの安定化方法。
項8. 焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物の、ホスファチジルセリンの安定化剤の製造のための使用。
項9. ホスファチジルセリンの安定化に使用するための、焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物。
本発明の組成物は、焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物を含むため、ホスファチジルセリンの分解が強く抑制されている。ホスファチジルセリンは食品成分であり、また上記カルシウム化合物は食品添加剤やサプリメントとして用いられている成分であるため、本発明の組成物は、食品組成物や医薬組成物等として安全に使用できる。また、本発明の組成物は、ホスファチジルセリンの分解が抑制されているため、長期保存できるものであり、さらに夏期に常温で保存、流通させることができる有用なものである。
以下、本発明を詳しく説明する。
(1)安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物
本発明の組成物は、(a)ホスファチジルセリン、並びに(b)焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物を含む、安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物である。
(a)ホスファチジルセリン
ホスファチジルセリンは、SIGMA社、BIOMOL社、日油株式会社などから市販されている。
また、パームのような植物由来のレシチン、及び市販レシチンはホスファチジルコリン、及びホスファチジルエタノールアミンを含むため、これらのレシチンに、セリン及びホスフォリパーゼD(例えば、ナガセケムテックス社製)を作用させ塩基交換をさせることにより、ホスファチジルセリンを含むグリセロリン脂質混合物を得ることができる。塩基交換反応は、例えば、特開2007-014270号公報に記載の方法で行うことができる。さらに、この混合物から、各種のクロマトグラフィーでホスファチジルセリンを単離することができる。市販レシチンとしては、SLP-WHITE、SLP-PIパウダー(いずれも辻製油製)などがある。
(b)カルシウム化合物
焼成カルシウムは、多量にカルシウムを含有する物質を、例えば約500〜1500℃で焼成したものである。原料のカルシウム含有物質としては、うにの殻、牡蠣や帆立貝などの貝殻、鶏卵の殻、造礁サンゴの死骸、牛のような動物の骨、魚の骨、乳清などが使われている。うに殻、貝殻、卵殻、及び造礁サンゴを焼成したものの主成分は酸化カルシウムである。中でも、うに殻、貝殻、卵殻、及び造礁サンゴを焼成したものが好ましく、貝殻を焼成したものがより好ましい。
焼成カルシウムは、日本シェルテック社などから購入できる。
酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムは、ナカライテスク社などから購入できる。
カルシウム化合物としては、焼成カルシウム、酸化カルシウムが好ましく、焼成カルシウムがより好ましい。
成分比率
組成物中の、(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物との含有比率はホスファチジルセリンの安定化作用が得られる限り特に制限されないが、乾燥重量に換算して、(a):(b)=約1:0.0001以上が好ましく、約1: 0.0005以上がより好ましく、約1:0.001以上がさらにより好ましい。また、(a)ホスファチジルセリンに対する(b)カルシウム化合物の含有比率はホスファチジルセリン安定化作用が発揮される限り特に制限されず、用途、目的、経済性等を考慮して定めれば良いが、通常約1:1000以下、好ましくは約1:100以下、より好ましくは約1:10以下とすることができる。上記範囲であれば、十分にホスファチジルセリンが安定化され、ホスファチジルセリンの吸湿、ホスファチジルセリンの分解による褐変、異臭などの抑制に有利である。
また、組成物中の(a)ホスファチジルセリン及び(b)カルシウム化合物の含有量は、ホスファチジルセリン安定化作用が発揮される限り特に制限されない。例えば、組成物において、(a)ホスファチジルセリンによる機能等の発揮が期待される場合には、所望の機能等の発揮に必要量の(a)ホスファチジルセリンを配合し、この配合量に応じて安定化作用を確保できる量の(b)カルシウム化合物の配合量を定めればよい。従って、組成物中の両成分の含量を規定するときは、組成物の用途、性状、目的に応じて決定すればよい。
組成物中の(a)ホスファチジルセリンの含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.01〜99.99重量%が好ましく、約0.05〜99.9重量%がより好ましく、約0.1〜80重量%がさらにより好ましく、約0.1〜50重量%がより一層好ましい。上記範囲であれば、ホスファチジルセリンが安定に保たれる。
また、組成物中の(b)カルシウム化合物の含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.01〜99.99重量%が好ましく、約0.1〜99.95重量%がより好ましく、約0.1〜80重量%がさらにより好ましく、約0.1〜50重量%がより一層好ましい。上記範囲であれば、ホスファチジルセリンが安定に保たれる。
製造法
本発明の組成物は、(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物のみからなる場合には両者を混合することによって製造できる。また、本発明の組成物がその他の成分を含む場合には、(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物とその他の成分を配合する順序は、安定化作用が得られる限り特に制限されるものではない。(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物を混合して混合物を得る工程、及び、当該混合物とその他の成分を配合する工程、を含む製造法によって好ましく製造できる。
その他
本発明の組成物の形状は特に限定されないが、好ましくは固体状、又は半固体状が好ましく、固体状がより好ましい。特に粉末状が好ましい。
用途
ホスファチジルセリンは脳機能改善などの種々の生理活性が知られている。本発明の組成物は、ホスファチジルセリンの分解が抑制され、生理活性が持続することから、食品組成物、医薬組成物、化粧品組成物として好適に使用できる。
食品組成物
上記説明した本発明の組成物は、食品組成物とすることができる。
この食品組成物は、健康食品、栄養補助食品(バランス栄養食、サプリメントなどを含む)として好適に用いることができる。また、保健機能食品(特定保健用食品(疾病リスク低減表示、規格基準型を含む)、条件付き特定保健用食品、栄養機能食品を含む)に好適である。
この食品組成物は、食品に通常用いられる賦形剤または添加剤を配合して、錠剤、タブレット剤、丸剤、顆粒剤、散剤、粉剤、カプセル剤、水和剤、乳剤等の剤型に調製することができる。中でも、服用しやすく味が良い点で、錠剤、タブレット剤、顆粒剤が好ましい。
食品に通常用いられる賦形剤としては、シロップ、アラビアゴム、ショ糖、乳糖、粉末還元麦芽糖、セルロース糖、マンニトール、マルチトール、デキストラン、デンプン類、ゼラチン、ソルビット、トラガント、ポリビニルピロリドンのような結合剤;ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、ポリエチレングリコールのような潤沢剤;ジャガイモ澱粉のような崩壊剤;ラウリル硫酸ナトリウムのような湿潤剤等が挙げられる。添加剤としては、香料、緩衝剤、増粘剤、着色剤、安定剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、防腐剤などが挙げられる。
上記のような製剤化した食品組成物とする場合、(a) ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物とを上記含有比率で含むことが好ましい。また、食品組成物中の(a)ホスファチジルセリンの含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.1〜60重量%が好ましく、約0.1〜50重量%がより好ましく、約0.5〜30重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、無理なく摂取できる量の食品中に、生理活性が得られるだけのホスファチジルセリンが含まれることになる。
食品組成物中の(b)カルシウム化合物の含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.01〜80重量%が好ましく、約0.1〜70重量%がより好ましく、約0.1〜50重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分にホスファチジルセリンが安定化され、ホスファチジルセリンの吸湿、ホスファチジルセリンの分解による褐変、異臭などの抑制に有利である。
また、この食品組成物は、菓子類(クッキー等の焼き菓子、チョコレート、シリアルバー、ゼリー、ガム、グミ、飴等)を含むものであってもよい。
食品組成物は固体状、半固体状であることが好ましい。これにより、一層効果的にホスファチジルセリンの分解が抑制される。
また、(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物に他の食品素材を加えて菓子類などの一般食品を含む食品組成物とする場合の、食品組成物中の(a)ホスファチジルセリンの含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.01〜50重量%が好ましく、約0.05〜40重量%がより好ましく、約0.1〜20重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、無理なく摂取できる量の食品中に、生理活性が得られるだけのホスファチジルセリンが含まれることになる。
食品組成物中の(b)カルシウム化合物の含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.005〜60重量%が好ましく、約0.01〜50重量%がより好ましく、約0.1〜40重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、ホスファチジルセリンの吸湿、ホスファチジルセリンの分解による褐変、異臭などの抑制に有利である。
医薬組成物
また、上記説明した本発明の組成物は、医薬に通常用いられる賦形剤などと共に医薬組成物、特に、経口投与製剤とすることができる。固形製剤としては、例えば、散剤、顆粒剤、錠剤、タブレット剤、丸剤、カプセル剤、チュアブル剤などが挙げられる。中でも、ホスファチジルセリンの分解が一層効果的に抑制される点で、固形製剤が好ましく、服用しやすく味がよい点で、顆粒剤、錠剤、タブレット剤、カプセル剤がより好ましく、顆粒剤がさらにより好ましい。
固形製剤は、有効成分に薬学的に許容される担体や添加剤を配合して調製される。例えば、白糖、乳糖、ブドウ糖、澱粉、マンニットのような賦形剤;アラビアゴム、ゼラチン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースのような結合剤;カルメロース、澱粉のような崩壊剤;無水クエン酸、ラウリン酸ナトリウム、グリセロールのような安定剤などが配合される。さらに、ゼラチン、白糖、アラビアゴム、カルナバロウなどでコーティングしたり、カプセル化したりしてもよい。これらの製剤には、甘味料、防腐剤、粘滑剤、滑沢剤、希釈剤、緩衝剤、着香剤、着色剤のような添加剤が添加されていてもよい。
医薬組成物では、(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物とが上記含有比率で含まれることが好ましい。また、医薬組成物中の(a)ホスファチジルセリンの含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.1〜60重量%が好ましく、約0.1〜50重量%がより好ましく、約0.5〜30重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、無理なく摂取できる量の医薬中に、生理活性が得られるだけのホスファチジルセリンが含まれることになる。
医薬組成物中の(b)カルシウム化合物の含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.01〜80重量%が好ましく、約0.1〜70重量%がより好ましく、約0.1〜50重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分にホスファチジルセリンが安定化され、ホスファチジルセリンの吸湿、ホスファチジルセリンの分解による褐変、異臭などの抑制に有利である。
化粧品組成物
また、上記説明した本発明の組成物は、化粧品に通常用いられる成分と共に各種の化粧品組成物とすることができる。化粧品組成物は、固形状又は半固形状であることが好ましく、固形状であることがより好ましい。
化粧料組成物の形態は特に限定されず、例えば、クリーム、日焼け止め用化粧料、パック、ハンドクリーム、ボディークリームのような基礎化粧料;洗顔料、メイク落とし、トリートメントのような洗浄用化粧料;ファンデーション、リップクリーム、リップカラー、リプグロスなどの装飾用化粧料が挙げられる。
また、化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料に添加される公知の添加剤、例えば界面活性剤、増粘剤、保存剤、pH調整剤、キレート剤、安定化剤、刺激軽減剤、防腐剤、着色剤、分散剤、香料、パール光沢付与剤等を添加することができる。添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
化粧品組成物中の(a)ホスファチジルセリンの含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.001〜20重量%が好ましく、約0.005〜20重量%がより好ましく、約0.01〜10重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、ホスファチジルセリンの作用が十分に得られる。
化粧品組成物中の(b)カルシウム化合物の含有量は、乾燥重量に換算して、組成物の全量に対して、約0.001〜30重量%が好ましく、約0.005〜20重量%がより好ましく、約0.01〜10重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分にホスファチジルセリンが安定化され、ホスファチジルセリンの分解による褐変、異臭などの抑制に有利である。
(2)ホスファチジルセリンの安定化剤・安定化方法
焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物は、ホスファチジルセリン又はホスファチジルセリンを含有する組成物におけるホスファチジルセリンの安定化剤、又は分解抑制剤として使用できる。
また、本発明は、以下の各発明を包含する。
(i) (a)ホスファチジルセリンと、(b)焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物とを混合する、ホスファチジルセリンの安定化方法、又は分解抑制方法。
(ii) 焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物の、ホスファチジルセリンの安定化剤又は分解抑制剤の製造のための使用。
(iii) ホスファチジルセリンの安定化又は分解抑制に使用するための、焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物。
本発明のホスファチジルセリンの安定化剤又は分解抑制剤、安定化方法又は分解抑制方法、安定化剤又は分解抑制剤の製造のための使用、及びカルシウム化合物において、カルシウム化合物の種類、カルシウム化合物及びホスファチジルセリンの使用量、カルシウム化合物とホスファチジルセリンとの使用比率などは、本発明の組成物について説明した通りである。
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)ホスファチジルセリン含有物質の調製
(1-1)高濃度ホスファチジルセリン(H-PS)
大豆レシチン(LIPOID S100(LIPOID社);ホスファチジルコリン=95重量%)7gをヘプタン・アセトン混合液(ヘプタン:アセトン=4:1)70mLと混合し、溶解させ、レシチン溶液を得た。これとは別に、セリン20g及びホスホリパーゼD(ナガセケムテックス社製)500Uを1M酢酸緩衝液(pH4.5)67mL中に含む酵素含有セリン溶液を調製した。
上記レシチン溶液に酵素含有セリン溶液を加え、30℃にて5時間攪拌した。次いで、この混合液に、上記ヘプタン・アセトン混合液75mL及び塩化ナトリウム20gを加え、1時間攪拌し、これを静置して、水相と有機溶媒相とを分離した後、有機相を回収し、ホスファチジルセリン含有有機溶媒溶液を得た。この有機溶媒溶液は固形分7gを含有していた。その固形分の組成をAgric. Biol. Chem. 50 (10) 2643-2645, 1986に従い、下記条件のHPLCで分析したところ、ホスファチジルセリン含量は91重量%であった。
なお、以下の例におけるリン脂質含量も、本例と同様にして測定した。
<HPLC条件>
使用カラム:ジーエルサイエンス社製 Unisil Q NH2(4.6mm I.D.×250mm)
移動相:アセトニトリル/メタノール/10mMリン酸二水素アンモニウム
=1856/874/270
流速:1.3mL/分
検出:UV 205nm
(1-2)リン脂質混合物(PIPS)
大豆レシチン(UltralecP(ADM社);ホスファチジルコリン=24重量%,ホスファチジルエタノールアミン=17重量%,ホスファチジルイノシトール=14重量%含有)7gをヘプタン・アセトン混合液(ヘプタン:アセトン=4:1)70mLと混合し、溶解させ、レシチン溶液を得た。これとは別に、セリン20g及びホスホリパーゼD(ナガセケムテックス社製)500Uを1M酢酸緩衝液(pH4.5)67mL中に含む酵素含有セリン溶液を調製した。
上記レシチン溶液に酵素含有セリン溶液を加え、30℃にて5時間攪拌し、(1-1)と同様にしてホスファチジルセリン及びホスファチジルイノシトール含有有機溶媒溶液を得た。この有機溶媒溶液は固形分7gを含有していた。その固形分中のホスファチジルセリン含量及びホスファチジルイノシトール含量は、各々32重量%及び21重量%であった。
なお、このリン脂質混合物は、ナガセケムテックス社からPIPSナガセの商品名で市販されている。
(1-3)ヒマワリホスファチジルセリン
ヒマワリ由来レシチン(GIRALEC(ASENOR社);ホスファチジルコリン=14重量%)、70gをヘプタン・アセトン混合液(ヘプタン:アセトン=4:1)700mLと混合し、溶解させ、レシチン溶液を得た。これとは別に、セリン200g及びホスホリパーゼD(ナガセケムテックス社製)500Uを1M酢酸緩衝液(pH4.5)670mL中に含む酵素含有セリン溶液を調製した。
上記レシチン溶液に酵素含有セリン溶液を加え、30℃にて5時間攪拌した。次いで、この混合液に、上記ヘプタン・アセトン混合液750mL及び塩化ナトリウム200gを加え、1時間攪拌し、これを静置して、水相と有機溶媒相とを分離した後、有機相を回収し、ホスファチジルセリン含有有機溶媒溶液を得た。この有機溶媒溶液は固形分22.4gを含有していた。その固形分のホスファチジルセリン含量は33重量%であった。
(1-4)オキアミホスファチジルセリン
オキアミ由来レシチン(SUPERBA(Aker社);ホスファチジルコリン=30重量%)70gをヘプタン・アセトン混合液(ヘプタン:アセトン=4:1)700mLと混合し、溶解させ、レシチン溶液を得た。これとは別に、セリン200g及びホスホリパーゼD(ナガセケムテックス社製)5000Uを1M酢酸緩衝液(pH4.5)670mL中に含む酵素含有セリン溶液を調製した。
上記レシチン溶液に酵素含有セリン溶液を加え、30℃にて5時間攪拌し、(1-3)と同様にしてホスファチジルセリン含有有機溶媒溶液を得た。この有機溶媒溶液は固形分11gを含有していた。その固形分のホスファチジルセリン含量は75重量%であった。
(1-5)イクラホスファチジルセリン
イクラ由来レシチン(サンオメガPC-DHA(日本油脂社);ホスファチジルコリン=30重量%)70gをヘプタン・アセトン混合液(ヘプタン:アセトン=4:1)70mLと混合し、溶解させ、レシチン溶液を得た。これとは別に、セリン200g及びホスホリパーゼD(ナガセケムテックス社製)5000Uを1M酢酸緩衝液(pH4.5)670mL中に含む酵素含有セリン溶液を調製した。
上記レシチン溶液に酵素含有セリン溶液を加え、30℃にて5時間攪拌し、(1-3)と同様にしてホスファチジルセリン含有有機溶媒溶液を得た。この有機溶媒溶液は固形分4.5gを含有していた。その固形分のホスファチジルセリン含量は78重量%であった。
(2)ホスファチジルセリンの安定化物質の検討
(2−1)各種被験物質の検討
粉末状のホスファチジルセリン含有物質3gと各種被験物質の所定量とをミルミキサーで混合し粉末状の混合物を得た。その混合物を50℃又は60℃の温度下で、1、2、又は4週間保存する加速試験(密閉、遮光条件。以下の加速試験も密閉、遮光条件である。)を行った。保存前後で、混合物を、クロロホルム、メタノール、及び水の混合物(クロロホルム:メタノール:水=50:25:3(容量比))で抽出し、Agric. Biol. Chem. 50 (10) 2643-2645, 1986に従い、上記HPLC条件でホスファチジルセリンの含有量を測定し、ホスファチジルセリンの残存率を算出した。
<結果>
結果を以下の表1〜表7に示す。
表中の牡蠣殻焼成カルシウム H-Sは有限会社エービーシーテクノ製であり、ホタテ貝殻焼成カルシウムは日本シェルテック製である。
表1〜4から明らかなように、酸化カルシウム、焼成カルシウム、及びリン酸三カルシウムは、60℃で1週間の保存後にホスファチジルセリンが90%以上残存した。これらのカルシウム化合物は、60℃で2週間保存後も、ホスファチジルセリンが90%以上残存した。中でも、貝殻焼成カルシウムは50℃で4週間の保存後もホスファチジルセリンが95%以上残存し、ホスファチジルセリンの安定化効果が極めて高かった。
また、その他のカルシウム化合物、有機及び無機の賦形剤は、ホスファチジルセリンの残存率が比較的低かった。
表5から明らかなように、焼成カルシウムは、極めて少量でもホスファチジルセリンの安定化効果を発揮した。また、表6から明らかなように50℃4週間の保存においても安定化効果が確認された。
また、表7から明らかなように、ホスファチジルセリンはその由来に関わらず、酸化カルシウムにより大幅に安定化した。特に、オキアミやイクラなどの海産物由来のホスファチジルセリンは、その側鎖脂肪酸として不飽和脂肪酸(EPA、DPAなど)の比率が高く、側鎖脂肪酸が飽和脂肪酸のものと比較して安定性が低いが、これらホスファチジルセリンに対しても安定化作用が得られた。
(2−2)抗酸化剤の併用
ホスファチジルセリン含有リン脂質混合物(PIPS)に対して、その0.03重量%のビタミンC(アスコルビン酸)及び0.3重量%のビタミンE含有抗酸化剤を加えてミルミキサーで混合し、混合物を得た。この混合物を、60℃の温度下で、1又は2週間保存する加速試験を行い、保存前後で、混合物を、クロロホルム、及びメタノールの混合物(クロロホルム:メタノール=2:1(容量比))で抽出し、上記条件のHPLCに供してホスファチジルセリンの含有量を測定した。また、PIPSに抗酸化剤を加えることなく、同様にして加速試験及び測定に供した。
ビタミンEとしては、イーミックスD(エーザイフード・ケミカル社)、及びコビオックス(コグミス社)を用いた。
結果を以下の表8、表9に示す。
一般に、不安定な物質に対する安定化剤としてビタミンE、ビタミンCなどの抗酸化剤が汎用されているが、表8、表9から、ホスファチジルセリンの分解は抗酸化剤を添加しても抑制できないことが分る。
(2−3)リン脂質の安定性の比較
同じ重量の被験物質を60℃の温度下で、1週間保存する加速試験を行い、保存後の外観と異臭の有無を比較した。なお、H-PSとホタテ貝殻焼成カルシウムの混合物(重量混合割合1:0.5)は上記「(2−1)各種被験物質の検討」と同じ方法で調製した。なお、加速試験前の被験物質は概ね白色である。結果を以下の表10に示す。
表10から明らかなように、ホスファチジルセリンはレシチンよりも熱安定性が低かった。また、焼成カルシウムはホスファチジルセリンの褐変及び異臭を抑制できた。
本発明の組成物は、ホスファチジルセリンの分解が強く抑制されている。従って、長期保存できるものであり、さらに夏期に常温で保存、流通させることができる有用なものである。

Claims (6)

  1. (a)ホスファチジルセリン、並びに(b)焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物を含む、安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物であって、(a)ホスファチジルセリンと(b)カルシウム化合物との含有比率が、乾燥重量に換算して、(a):(b)=1:0.0001〜0.5である組成物。
  2. (a)ホスファチジルセリンの含有量が、組成物の全量に対して、乾燥重量に換算して、0.1〜80重量%である、請求項1に記載の組成物。
  3. 組成物が食品組成物、医薬組成物、又は化粧品組成物である請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物を含む、ホスファチジルセリンの安定化剤。
  5. (a)ホスファチジルセリンと、(b)焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物とを混合する、ホスファチジルセリンの安定化方法。
  6. 焼成カルシウム、酸化カルシウム、及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のカルシウム化合物の、ホスファチジルセリンの安定化剤の製造のための使用。
JP2012514838A 2010-05-14 2011-05-13 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物 Active JP5866667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012514838A JP5866667B2 (ja) 2010-05-14 2011-05-13 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112685 2010-05-14
JP2010112685 2010-05-14
JP2012514838A JP5866667B2 (ja) 2010-05-14 2011-05-13 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物
PCT/JP2011/061012 WO2011142445A1 (ja) 2010-05-14 2011-05-13 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011142445A1 JPWO2011142445A1 (ja) 2013-07-22
JP5866667B2 true JP5866667B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=44914496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012514838A Active JP5866667B2 (ja) 2010-05-14 2011-05-13 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5866667B2 (ja)
CN (1) CN102844034B (ja)
TW (1) TWI558326B (ja)
WO (1) WO2011142445A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017095585A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 靖志 鎌田 粉末洗浄剤
CN107727755A (zh) * 2017-09-06 2018-02-23 南通励成生物工程有限公司 一种磷脂酰丝氨酸的检测方法
CN109700816B (zh) * 2018-12-29 2020-10-16 南通励成生物工程有限公司 磷脂酰丝氨酸肠溶包衣制剂及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000042401A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Kiteii:Kk 液状及び油状機能性物質の粉末化方法
WO2005090534A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kitii Corporation 油溶性物質含有カルシウム成分粉末の製造方法
JP2005263668A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Nof Corp ホスファチジルセリン含有水性組成物及び用途
WO2009101967A1 (ja) * 2008-02-12 2009-08-20 Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. ホスファチジルセリン複合体及びホスファチジルセリンの安定化方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05320180A (ja) * 1992-05-20 1993-12-03 O Ii M Network:Kk レシチンの物理的安定化方法
JP4446918B2 (ja) * 2005-03-31 2010-04-07 三基商事株式会社 ローヤルゼリー含有食品用組成物およびその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000042401A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Kiteii:Kk 液状及び油状機能性物質の粉末化方法
JP2005263668A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Nof Corp ホスファチジルセリン含有水性組成物及び用途
WO2005090534A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kitii Corporation 油溶性物質含有カルシウム成分粉末の製造方法
WO2009101967A1 (ja) * 2008-02-12 2009-08-20 Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. ホスファチジルセリン複合体及びホスファチジルセリンの安定化方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011142445A1 (ja) 2011-11-17
CN102844034A (zh) 2012-12-26
TWI558326B (zh) 2016-11-21
JPWO2011142445A1 (ja) 2013-07-22
CN102844034B (zh) 2017-03-15
TW201204270A (en) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4982718B2 (ja) 美肌用の経口摂取用組成物
JP5352235B2 (ja) 酸化型補酵素q10含有高吸収性経口用組成物
Kapoor et al. Coenzyme Q10-a novel molecule
JP5710689B2 (ja) 機能性家畜生産品およびその製造方法
WO2009081833A1 (ja) 安定化された(ss)-s-アデノシル-l-メチオニンを含有する微生物乾燥菌体又は微生物エキス、及びその製造方法
WO2005097091A1 (ja) 還元型補酵素q10およびカロチノイド類を含有した組成物
JPWO2008069276A1 (ja) 癌治療剤および発癌抑制剤
JPWO2007013556A1 (ja) 癌予防用組成物
JP5866667B2 (ja) 安定化されたホスファチジルセリンを含む組成物
JP3396009B2 (ja) 低う蝕性栄養組成物
TWI659748B (zh) Oral composition
KR101740353B1 (ko) 항산화 조성물
EP3657963A1 (en) Composition for use in the prevention and treatment of pathologies of the cardiovascular apparatus
JP5145211B2 (ja) 揮発性硫化物類の生成抑制剤とこれを利用する揮発性硫化物類の生成抑制方法
JP2010037234A (ja) 蜂の子を含有する抗酸化組成物
JP2005281257A (ja) 美肌剤
JP2005047851A (ja) ユビデカレノン含有組成物
JP3088813B2 (ja) カゼインホスホペプチドを含有する食品
WO2020085155A1 (ja) 還元型コエンザイムq10を含む経口用組成物、その製造方法、変色抑制方法及び変色抑制剤
JP2000189102A (ja) アスタキサンチン含有食品
CN114901083A (zh) 含有芝麻素类及pqq的组合物
JP5546901B2 (ja) パナキサジオール安定化組成物
JP6734101B2 (ja) 心拍数回復促進組成物
US20190167799A1 (en) Ether type glycerophospholipid-containing composition and method for producing the same
JP4359205B2 (ja) 皮膚保湿用食品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5866667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250