JP5866237B2 - シュリンクラベル付き容器 - Google Patents

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本発明は、シュリンクラベルが装着されたシュリンクラベル付き容器に関する。
ペットボトル等の各種の容器に筒状のシュリンクラベルが装着されたシュリンクラベル付き容器においては、シュリンクラベルの軸線方向の端部が、熱収縮の際に外側に反り返ることがある。例えば、図9のように、シュリンクラベル102を容器101の胴部110から底部111にかけて回り込むように収縮させると、シュリンクラベル102の軸線方向の端部である下端部102aが外側に向けて反り返ることがある。このようにシュリンクラベル102の下端部102aが外側に反り返ると外観体裁が損なわれるうえに、シュリンクラベル102の下端開口部120を閉塞するためにシュリンクラベル102の外側からタックラベル103を貼着しようとしても、シュリンクラベル102の下端部102aが外側に反り返っているためにタックラベル103を貼着しにくいという問題が生じる。
かかる問題は、シュリンクラベルの下端部が容器の底部に回り込んで位置している場合に限られず、容器の胴部にシュリンクラベルの軸線方向の端部が位置している場合や、シュリンクラベルの一形態であるキャップシールのように、容器の蓋の天面にキャップシールの軸線方向の端部である上端部が位置している場合においても同様に生じうる。
特開2006−82854号公報 特開2006−117269号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、シュリンクラベルが熱収縮して容器に装着された状態においてそのシュリンクラベルの軸線方向の端部における外側への反り返りを防止することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係るシュリンクラベル付き容器は、シュリンクラベルが装着されたシュリンクラベル付き容器であって、筒状とされたシュリンクラベルにおける軸線方向の一端部の表面に、収縮を抑制するための収縮抑制用被膜層が形成され、該シュリンクラベルの一端部を覆うようにシュリンクラベルの外側に外側ラベルが装着され、該外側ラベルは、収縮抑制用被膜層に対して軸線方向の他端部側の位置に貼着されていることを特徴とする。
該構成のシュリンクラベル付き容器にあっては、シュリンクラベルにおける軸線方向の一端部の表面に収縮抑制用被膜層が形成されているので、シュリンクラベルの一端部においては、その表面側の熱収縮が収縮抑制用被膜層によって局所的に抑制されることになる。従って、シュリンクラベルの一端部は熱収縮によって裏面側に向かいやすくなる。
また、シュリンクラベルの一端部を覆うように、該シュリンクラベルの外側に外側ラベルが装着されているので、表面の収縮抑制用被膜層によってシュリンクラベルの一端部の外側への反り返りが防止され、その一端部を覆うように外側ラベルを装着する際に、反り返りが邪魔になるということもなく、容易に外側ラベルを装着することができ、シュリンクラベルの一端部を覆う外側ラベルの外観も良好なものとなる。また、外側ラベルが、収縮抑制用被膜層に対して軸線方向の他端部側の位置に貼着されているので、タックラベルが確実に貼着される。
また、シュリンクラベルが遮光層を有し、該シュリンクラベルが容器の胴部から底部にかけて装着されて該シュリンクラベルの下部によって容器の底部の周縁部が被覆され、該シュリンクラベルの軸線方向の一端部である下端部の表面に収縮抑制用被膜層が形成されており、且つ、該シュリンクラベルの下端開口部を閉塞すべく前記外側ラベルとしての遮光性を有するタックラベルがシュリンクラベルの表面に貼着されていることが好ましい。この場合には、シュリンクラベルの軸線方向の一端部である下端部の表面に収縮抑制用被膜層が形成されているので、その下端部において外側への反り返りが防止される。従って、外側ラベルとしてのタックラベルを容易且つ確実にシュリンクラベルに貼着することができる。そして、シュリンクラベルとタックラベルによって容器の底部まで遮光性を持たせることができる。
更に、シュリンクラベルの裏面に遮光層が形成され、シュリンクラベルの裏面の下端部には遮光層が形成されていない未遮光領域が存在し、遮光層に対してタックラベルがオーバーラップするように貼着されて未遮光領域の外側をタックラベルが覆っていることが好ましい。シュリンクラベルの裏面に遮光層を形成する場合にはその裏面の下端部には遮光層を形成せずに未遮光流域とすることにより、より一層確実に下端部の外側への反り返りが防止されることになる。そして、その未遮光領域を覆うようにタックラベルを貼着することにより、底部における確実な遮光性が得られる。
また、シュリンクラベルの表面に表印刷層が形成され、該表印刷層の一部から収縮抑制用被膜層が構成されると共に収縮抑制用被膜層に対して軸線方向の他端部側には未印刷領域が形成され、該未印刷領域にタックラベルの周縁部が貼着されていることも好ましい。即ち、シュリンクラベルの表面に表印刷層を形成する場合には表印刷層の一部として収縮抑制用被膜層を形成することが好ましく、容易に収縮抑制用被膜層を形成することができる。その場合、収縮抑制用被膜層の隣には未印刷領域を形成してその未印刷領域にタックラベルの周縁部を貼着するようにすれば、表印刷層にタックラベルの周縁部を貼着する場合に比して、タックラベルの周縁部を確実に貼着することができ、十分な接着力を確保することができる。また、収縮抑制用被膜層の隣に未印刷領域が形成されていることにより、シュリンクラベルの収縮時において容器の底部への回り込みがスムーズになる。
以上のように、本発明に係るシュリンクラベル付き容器にあっては、一端部の表面の熱収縮が収縮抑制用被膜層によって抑制されるので、一端部の外側への反り返りが防止される。
本発明の一実施形態におけるシュリンクラベル付き容器の要部を示す断面図。 同シュリンクラベル付き容器の要部拡大断面図。 同シュリンクラベル付き容器に使用されているシュリンクラベルを示す一部破断線を含む正面図。 同シュリンクラベルの要部断面図。 同シュリンクラベルの製造途中の状態を示す要部断面図。 同シュリンクラベル付き容器の製造途中の状態を示す要部断面図。 本発明の他の実施形態におけるシュリンクラベル付き容器を示す要部断面図。 本発明の他の実施形態におけるシュリンクラベル付き容器を示す一部破断線を含む正面図。 従来のシュリンクラベル付き容器の製造途中の状態を示す要部断面図。
以下、本発明の一実施形態に係るシュリンクラベル付き容器及びシュリンクラベルについて図1〜図6を参酌しつつ説明する。図1に示すシュリンクラベル付き容器は、容器1の胴部10から底部11にかけて筒状のシュリンクラベル2が装着されたものであって、容器1の底部11に位置するシュリンクラベル2の下端開口部20を閉塞すべくタックラベル3がシュリンクラベル2に貼着されている。尚、シュリンクラベル2の軸線方向の一端部である下端部2aは、図1においては若干裏面側に反っている状態として図示されているが、裏面側に反っていないフラットな状態であってもよい。
容器1は、胴部10の上側に図示しない肩部と口部とを有している。肩部は口部から胴部10に向かって徐々に横断面積が大きくなるように下広がりに形成されている。容器1の底部11は、上側に向けて凹んだ凹部12を有する形状であって、例えば、ペタロイド形状に形成されている。容器1は、ガラス瓶やペットボトルであって、光が透過可能であり、例えば、無色透明なものが採用される。尚、胴部10の断面形状は、円形の他、矩形等であってもよい。また、口部には図示しない蓋(キャップ)が装着される。
シュリンクラベル2は、図3に示すように、容器1へ装着される前の状態において既に筒状に形成されているものである。シュリンクラベル2は、各種の熱収縮性フィルムからなる基材フィルム21に印刷等が施されたものであって、該基材フィルム21の主延伸方向が周方向となるように主延伸方向の両端部同士が重ね合わせられて筒状に形成されており、従って、重ね合わせ部22は軸線方向に沿って形成されている。
シュリンクラベル2の表面には表印刷層23が形成されている。図3において表印刷層23が形成されている領域を多数のドットを付して示している。このように、表印刷層23は、軸線方向の一端部である下端部2aから他端部である上端部2bまで全領域に亘って形成されているのではなく、下端部2aに所定幅に亘って形成された下側印刷領域23aと、軸線方向の他端部である上端部2bを含めて表面の大部分の領域を占める上側印刷領域23bとから構成されており、下側印刷領域23aの隣、即ち下側印刷領域23aの上側(軸線方向の他端部側)には所定幅に亘って印刷されていない未印刷領域24が形成されている。尚、未印刷領域24は下側印刷領域23aよりも幅広に形成されている。該表印刷層23は、図4に示すように、文字や図柄等のデザイン層40と、該デザイン層40を保護するための透明なニス層41とから構成されている。表印刷層23は、基材フィルム21の表面に印刷により形成されたものであるが、基材フィルム21の表面にデザイン層40が形成され、続いてその上にオーバーコート層としてニス層41が形成される。ニス層41はデザイン層40を覆うようにそれよりも大きい面積で形成されているため、上側印刷領域23bの下端はニス層41から構成される。また、下側印刷領域23aにはデザイン層40が存在せずニス層41のみからなる。但し、後述するように製造工程のバラツキから下側印刷領域23aの下端にもデザイン層40が存在する場合もある。また、デザインの配置の関係上、デザイン層40の大きさや配置は種々変化する。
また、シュリンクラベル2は遮光性を有しており、そのためシュリンクラベル2の裏面には遮光層25が形成されている。図3において遮光層25が形成されている領域にはクロスハッチングを施して示している。遮光層25は図3及び図4のように、上端部2bと下端部2aを除く全領域に形成されている。即ち、シュリンクラベル2の裏面の上端部2bと下端部2aにはそれぞれ遮光層25が形成されていない未遮光領域26が存在している。下側の未遮光領域26は、下側印刷領域23aよりも幅広であり、従って、遮光層25は下側印刷領域23aよりも上側に位置している。
ここで、基材フィルム21には、ポリエステル系のフィルムやポリスチレン系のフィルム、ポリオレフィン系のフィルム等、各種の熱収縮性フィルムが使用でき、単層のものの他、多層のものであってよい。紫外線透過を抑制する観点から乳白PETフィルムを使用することも好ましい。表印刷層23は例えばグラビア印刷によって形成され、デザイン層40には、好ましくはアクリル系のインキが使用されるが、ウレタン系のもの等、各種のグラビアインキが使用できる。また、インキには顔料が含まれていても含まれていなくてもよく、また、UV硬化型のインキでもよい。同様にニス層41もUV硬化型のニスであってよい。遮光層25も例えばグラビア印刷によって形成される。遮光層25は一層構造よりも多層構造が好ましく、例えば、カーボンブラック等の黒色顔料が配合された黒色インキからなる一層あるいは二層以上の黒色層と、二酸化チタン等の白色顔料が配合された白色インキからなる一層あるいは二層以上の白色層とから構成される。
かかる筒状のシュリンクラベル2は、短手方向を主延伸方向とする長尺フィルムの両側部同士を貼り合わせて長尺筒状ラベルを形成し、それをロール状に巻回したものを順次繰り出しながら所定長さ毎に切断することにより形成される。長尺筒状ラベル50の要部断面を図5に示しているが、図中の一点鎖線で示している位置が設計上の切断位置51である。該設計上の切断位置51に対して実際の切断位置はフィルム送り方向53の前後に位置ずれする可能性があるが、そのバラツキの範囲が符号52で示している範囲である。設計上の切断位置51の図中右側はシュリンクラベル2の下端部2aであり、図中左側は次のシュリンクラベル2の上端部2bである。仮に実際の切断位置が図中向かって右側にずれたとしても、シュリンクラベル2の下端部2aの表面には表印刷層23(下側印刷領域23a)が存在し、その裏面には遮光層25のない未遮光領域26が形成されることになる。実際の切断位置が逆に図中向かって左側にずれたとしても、シュリンクラベル2の下端部2aの表面には表印刷層23(下側印刷領域23a)が存在し、この場合、下側印刷領域23aにもデザイン層40が形成されることになり、また、その裏面には遮光層25のない未遮光領域26が形成される。このように長尺筒状ラベル50における表印刷層23を分断すると共に未遮光領域26を分断する位置を設計上の切断位置51とすることにより、実際の切断位置がフィルム送り方向53の前後にばらついたとしても、シュリンクラベル2の下端部2aの表面には表印刷層23(下側印刷領域23a)が形成され且つ裏面には未遮光領域26が形成されることになる。長尺筒状ラベル50における未遮光領域26を分断する位置を切断位置51とするので、図4のように、シュリンクラベル2の上端部2bの裏面にも未遮光領域26が形成される。
このようにして形成された筒状のシュリンクラベル2が容器1に装着されているのであるが、図2に拡大図を示しているように、シュリンクラベル2の下部は容器1の胴部10から底部11に回り込んでいる。シュリンクラベル2の裏面の遮光層25は胴部10から底部11にまで達しており、また、シュリンクラベル2の表面の未印刷領域24は容器1の底部11の下側に位置している。そして、容器1の底部11の下側に位置するシュリンクラベル2の部分にタックラベル3が貼着されて、シュリンクラベル2の下端開口部20がタックラベル3によって閉塞されている。従って、容器1の底部11はシュリンクラベル2とタックラベル3によって完全に覆われた状態にある。
該タックラベル3も遮光性を有している。具体的には、タックラベル3は、PETフィルム等からなる透明なラベル基材30の片面に金属蒸着層(図示省略)が形成され、該金属蒸着層の上に粘着剤層31が形成された層構造を有するものであって、金属蒸着層によって遮光性が確保されている。かかるタックラベル3の周縁部がシュリンクラベル2に貼着されているのであるが、容器1の底部11の下側にシュリンクラベル2の未印刷領域24が位置しているため、その未印刷領域24にタックラベル3の周縁部が貼着されている。また、シュリンクラベル2の裏面の遮光層25に対してタックラベル3がオーバーラップするように貼着されており、シュリンクラベル2の下端部2aの未遮光領域26の外側にはタックラベル3がそれを覆うように位置している。従って、シュリンクラベル2の遮光層25とタックラベル3の金属蒸着層とによって容器1の底部11は全体に亘って遮光され、シュリンクラベル付き容器はその底部11まで遮光性を持った遮光容器となる。
以上のような構成のシュリンクラベル付き容器は、上述した長尺筒状ラベル50から切断されて形成された筒状のシュリンクラベル2を図6に二点鎖線にて示しているように容器1に被せて製造する。この容器1への被嵌状態において、シュリンクラベル2の図示しない上端部2bは容器1の胴部10を上側に越えて肩部あるいは口部近傍にまで達しており、シュリンクラベル2の下部は容器1の底部11よりも下方に所定長さ伸びている。そして、シュリンクトンネル等でシュリンクラベル2を収縮させて容器1にシュリンクラベル2を密着させるのであるが、シュリンクラベル2が収縮することによって図6に実線で示しているようにシュリンクラベル2の下部は容器1の底部11の下側に回り込んだ状態となる。
そして、シュリンクラベル2の下端部2aの表面には収縮抑制用被覆層として表印刷層23の下側印刷領域23aが形成されているので、該下端部2aにおいては表面側の収縮が抑制される結果、シュリンクラベル2の下端部2aは外側には反り返ることがなく、フラットな状態、あるいは、図6に示しているように裏面側(内側)に若干反った状態となる。特に、シュリンクラベル2の下端部2aの裏面に遮光層25が形成されずに未遮光領域26が存在しているので、外側への反り返りが確実に防止されるのである。
そして、このようにシュリンクラベル2の下端部2aにおいて外側への反り返りが生じないために、その次の工程であるタックラベル3の貼着工程がスムーズなものとなり、タックラベル3を容易にしかも確実に貼着することができる。本実施形態のように容器1の底部11に凹部12が形成されている場合にはタックラベル3の接着力が不足しやすいが、シュリンクラベル2の下端部2aにおいて外側への反り返りが生じないため、タックラベル3を十分な接着力で接着することができる。更に、シュリンクラベル2の表面の下側印刷領域23aの隣に未印刷領域24が形成されていてその未印刷領域24にタックラベル3の周縁部を貼着できるので、表印刷層23にタックラベル3の周縁部を貼着する構成に比して大きな接着力が得られる。また、容器1の底部11に凹部12が形成されているので、シュリンクラベル2の下端部2aが裏面側に若干反ったとしても、シュリンクラベル2の下端部2aと容器1の底部11との干渉も防止される。
尚、本実施形態では、図1のようにタックラベル3が容器1の底部11における載置部13よりも下側に突出した貼着状態である場合について説明したが、図7のように、タックラベル3が容器1の底部11の凹部12内に収容された状態であってもよい。図7のような場合には、タックラベル3が容器1の底部11の載置部13と面一あるいはそれよりも上側に位置するので、搬送時や輸送時においてタックラベル3が引っかかることがないという利点がある。
更に、シュリンクラベル2とタックラベル3が遮光性を有する遮光容器について説明したが、これらが遮光性を有しないものであってもよい。また、タックラベル3を貼着しない形態であっても同様にシュリンクラベル2の下端部2aの外側への反り返りが防止されることで良好な外観体裁が得られるが、タックラベル3を貼着してシュリンクラベル2の下端開口部20を閉塞することにより、容器1の底部11が完全に被覆されて底被覆容器とすることができ、より一層良好な外観体裁が得られる。
また更に、シュリンクラベル2はキャップシールであってもよい。例えば、図8のようなキャップシール付き容器及びそのキャップシール4にも適用可能であって、蓋6の天面6aの上側に位置するキャップシール4の上端部4bの表面に収縮抑制用被覆層としての表印刷層を形成したり、あるいは、容器1の胴部10に位置するキャップシール4の下端部4aの表面に収縮抑制用被覆層としての表印刷層を形成したりしてもよい。これらの場合には、キャップシール4の上端部4bや下端部4aにおける外側への反り返りが防止され、良好な外観体裁が得られる。特に、図8に二点鎖線で示しているように、キャップシール4の下側に該キャップシール4の下端部4aを覆うようにして別途のシュリンクラベルや紙ラベル等のラベル5(外側ラベル)を装着する場合には、キャップシール4の下端部4aの外側への反り返りがないため別途のラベル5を体裁良く装着することができる。キャップシール4の上端部4bの上側に図示しない円盤状のラベル(外側ラベル)を別途貼着する場合も同様であって、キャップシール4の上端部4bの外側への反り返りがないので、良好な貼着状態が得られる。
また、上述の説明では、長尺筒状ラベル50から形成した筒状のシュリンクラベル2を使用する場合について説明したが、シュリンクラベル2は、容器1への装着前に予め筒状とされているものには限られない。矩形即ち枚葉型であって容器1への装着に際して筒状とされる構成であってもよい。即ち、容器1に巻き付けつつ主延伸方向の両端部同士を重ね合わせて筒状とする構成や、容器1に被嵌する直前に一旦ドラムに巻き付けつつ主延伸方向の両端部同士を重ね合わせて筒状とし、その後に容器1に被嵌する構成であってもよい。
また、表印刷層23がニス層41を有するものであったが、ニス層41がないものであってもよく、収縮抑制用被覆層としての下側印刷領域23aがニス層41ではなくデザイン層40即ちインキ層から構成されていても構わない。また、収縮抑制用被覆層を印刷によって形成するのではなく、インキ等の塗布により形成してもよい。
1 容器
2 シュリンクラベル
2a 下端部
2b 上端部
3 タックラベル(外側ラベル)
4 キャップシール(シュリンクラベル)
4a 下端部
4b 上端部
5 ラベル(外側ラベル)
6 蓋
6a 天面
10 胴部
11 底部
12 凹部
13 載置部
20 下端開口部
21 基材フィルム
22 重ね合わせ部
23 表印刷層
23a 下側印刷領域
23b 上側印刷領域
24 未印刷領域
25 遮光層
26 未遮光領域
30 ラベル基材
31 粘着剤層
40 デザイン層
41 ニス層
50 長尺筒状ラベル
51 設計上の切断位置
52 切断位置のバラツキ範囲
53 フィルム送り方向
101 容器
102 シュリンクラベル
102a 下端部
103 タックラベル
110 胴部
111 底部
120 下端開口部

Claims (4)

  1. シュリンクラベルが装着されたシュリンクラベル付き容器であって、
    筒状とされたシュリンクラベルにおける軸線方向の一端部の表面に、収縮を抑制するための収縮抑制用被膜層が形成され、該シュリンクラベルの一端部を覆うようにシュリンクラベルの外側に外側ラベルが装着され、
    該外側ラベルは、収縮抑制用被膜層に対して軸線方向の他端部側の位置に貼着されていることを特徴とするシュリンクラベル付き容器。
  2. シュリンクラベルが遮光層を有し、該シュリンクラベルが容器の胴部から底部にかけて装着されて該シュリンクラベルの下部によって容器の底部の周縁部が被覆され、該シュリンクラベルの軸線方向の一端部である下端部の表面に収縮抑制用被膜層が形成されており、且つ、該シュリンクラベルの下端開口部を閉塞すべく前記外側ラベルとしての遮光性を有するタックラベルがシュリンクラベルの表面に貼着されている請求項記載のシュリンクラベル付き容器。
  3. シュリンクラベルの裏面に遮光層が形成され、シュリンクラベルの裏面の下端部には遮光層が形成されていない未遮光領域が存在し、遮光層に対してタックラベルがオーバーラップするように貼着されて未遮光領域の外側をタックラベルが覆っている請求項記載のシュリンクラベル付き容器。
  4. シュリンクラベルの表面に表印刷層が形成され、該表印刷層の一部から収縮抑制用被膜層が構成されると共に収縮抑制用被膜層に対して軸線方向の他端部側には未印刷領域が形成され、該未印刷領域にタックラベルの周縁部が貼着されている請求項2又は3記載のシュリンクラベル付き容器。
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