JP5865928B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡装置に関する。
内視鏡装置には、近点から遠点まで合焦できるパンフォーカスの撮像装置を搭載したもの、焦点距離を変更して近接観察における拡大画像が取得できる撮像装置を搭載したもの等がある。
焦点距離が変更可能な内視鏡装置は、図8に内視鏡装置のプローブの先端部にある撮像装置の断面図を示すように、その駆動機構としてカム軸81が広く使用されている。この撮像装置によれば、カム軸81は、モータMの回転駆動力がギア83、中間軸85等を介して伝達されて回転駆動される。レンズ87,89を保持するレンズ保持部材91,93は、カム軸81に軸支されており、カム溝95,97に挿入するピン99,101を有している。
カム軸81が回転駆動されると、カム溝95,97に沿ってピン99,101が光軸方向に移動する。これらピン99,101の移動により、レンズ保持部材91,93に保持されるレンズ87,89がそれぞれ光軸方向の所望の位置に移動することになる。
このように、レンズ87,89を移動させる手段としてカム溝が形成されたカム軸81を用いると、内視鏡装置の更なる小型化が難しくなる。即ち、カム軸81を小径化すると、カム溝95,97に挿入されるピン99,101がカム溝95,97に固着することがある。また、カム軸81を小径化すると、カム溝95,97の深さが十分に確保できなくなる。
そこで、カム溝が形成されたカム軸を用いずにレンズを移動させる例として、カム軸の端面をカム軸の円周方向に沿って傾斜させ、この端面にレンズ保持枠に固定されるピンを当接させる構成が知られている(特許文献1参照)。この構成では、カム軸が回転すると、カム軸の端面に沿ってピンとレンズ保持枠の位置が変化するため、レンズをカム軸方向に移動させることができる。
実開平6−82615号公報
特許文献1の技術は、ビデオカメラへの適用を主としており、内視鏡装置のように、非常に小さな光学系に適用する場合を考慮していない。そのため、特許文献1の構成を内視鏡装置に適用するには、小型化を実現するための工夫が必要である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、焦点距離の変更、及び、ピント位置調整を実施する為のレンズ移動を精度良く行うことができ、かつ、小型化が容易な内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡装置は、レンズ群と、上記レンズ群を通して被写体を撮像する撮像素子とを含む内視鏡装置であって、上記レンズ群は、上記レンズ群の光軸方向に移動自在な少なくとも1つの可動レンズを含み、上記被写体側からみたときの上記可動レンズの半径方向外側に設けられ、上記レンズ群の光軸に平行な回転軸を中心として回転自在に構成される回転部材と、上記回転部材を回転駆動する回転駆動部と、上記可動レンズを保持し、上記回転部材の一部に当接する当接部を有する可動レンズ保持部と、上記当接部を上記回転部材における当接箇所に付勢する付勢部と、を備え、上記回転部材は、上記光軸方向に伸びる円柱状の第一の部分と、上記第一の部分よりも直径が小さく、かつ、上記第一の部分の上記被写体側の端面から上記被写体側に突出して設けられ上記光軸方向に伸びる円柱状の第二の部分とを含み、上記第一の部分の上記被写体側の端面は、上記当接部が当接される被当接面を含み、上記当接面は、上記第一の部分において上記光軸方向の任意の位置を起点としたときの上記起点からの上記光軸方向の距離が上記第一の部分の円周方向に沿って連続的に変化する面と、上記起点からの上記光軸方向の距離が上記第一の部分の円周方向に沿って連続的に変化する面の上記円周方向の両端部にそれぞれ設けられ、上記円周方向に上記当接部に当接するストッパ面とを含み、上記ストッパ面と、上記当接部との少なくとも一方に、緩衝材が設けられており、上記可動レンズ保持部は、上記第二の部分において上記光軸方向に移動自在に嵌合されているものである。
“任意の部材を任意箇所に付勢する”とは、その任意箇所に向けて任意の部材を押し付けた状態を維持することを意味する。
本発明によれば、焦点距離の変更、及び、ピント位置調整を実施する為のレンズ移動を精度良く行うことができ、かつ、小型化が容易な内視鏡装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための内視鏡装置のプローブの先端部にある撮像装置の概略構成を示す断面図 図1に示す内視鏡装置のプローブの先端部にある撮像装置における主要部の分解斜視図 図2に示す回転部材の正面図及び側面図 図2に示す回転部材の2方向からみたときの斜視図 図1に示す状態から焦点距離を変更した後の状態を示す図 図1に示す内視鏡装置の変形例における回転部材の斜視図 図1に示す内視鏡装置の他の変形例における撮像装置の主要部の分解斜視図 従来の内視鏡装置のプローブの先端部にある撮像装置を示す断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための内視鏡装置のプローブの先端部にある撮像装置の概略構成を示す断面図である。
内視鏡装置は、対物レンズ20及び可動レンズ21を含むレンズ群と、このレンズ群を通して被写体を撮像するCCD(Charge Coupled Device)型やCMOS(Complementaly Metal Oxide Semiconductor)型の撮像素子23とを備える。
対物レンズ20は、レンズ群の光軸J1の伸びる方向(以下、光軸方向という)における位置が固定のレンズである。対物レンズ20は、少なくとも1つのレンズによって構成される。対物レンズ20は、筐体10に固定される保持部材19によって保持されている。
可動レンズ21は、合焦範囲を切り替えるレンズであって、光軸方向に移動自在なレンズである。可動レンズ21は、少なくとも1つのレンズによって構成される。可動レンズ21は、光軸方向に移動自在な可動レンズ保持部14によって保持されている。
可動レンズ21の後方にはプリズム22が設けられている。プリズム22は、対物レンズ20を通り、更に可動レンズ21を通過してプリズム22に入射した光を、90度方向を変更して、撮像素子23に入射させる。
プリズム22の後方には、撮像素子23と接続される回路基板やその他電子部品が内蔵される電子部品実装部24が設けられる。本明細書において、「“○○”の後方」とは、光軸方向における位置が“○○”よりも、被写体側とは反対側にあることを言う。また、「“○○”の前方」とは、光軸方向における位置が“○○”よりも、被写体側にあることを言う。
なお、プリズム22を省略して、可動レンズ21の後方の光軸J1上に撮像素子23を配置する構成としてもよい。
プローブの先端部にある撮像装置を被写体側から見た場合におけるレンズ群の半径方向外側には、レンズ群の光軸に平行な回転軸J2を回転中心として回転自在に構成される光軸方向に長手の回転部材11が設けられている。
回転部材11の光軸方向における被写体側の端部(先端部)は、筐体10に固定された先端側支持部17の中空部分に挿入されている。回転部材11の光軸方向における被写体側とは反対側の端部(後端部)は、筐体10に固定された後端側支持部18によって光軸方向で被写体側と反対方向に位置規制されている。また、回転部材の後端部は部分11Cと部分11B(図2参照)で段差になっている。この部分11Cの段差部分は、筐体10に設けられた段差によって、光軸方向における被写体側への移動を規制されている。なお、回転部材11とそれぞれの位置規制端同士には、回転部材11が自由に回転できるだけのわずかなクリアランスが設けられている。
回転部材11の後端部には孔部11aが設けられており、この孔部11a内に回転シャフト12が設けられている。回転シャフト12は、回転部材11に固定されており、図示しない回転駆動部としてのアクチュエータ(例えばモータ)に連結されたケーブル13と接続される。回転シャフト12は、このモータからの回転駆動力を受けて回転軸J2を中心に回転することで、回転シャフト12に固定される回転部材11を、回転軸J2を中心に回転させる。
回転部材11の先端側には、可動レンズ21を保持する可動レンズ保持部14が光軸方向に移動自在に嵌合されている。可動レンズ保持部14は、これを貫通して光軸方向に伸びる、可動レンズ保持部14に接着固定されたピン15を有している。ピン15の光軸方向において被写体側とは反対側の端部は、回転部材11の一部に設けられた当接面11bに当接している。ピン15は、回転部材11の一部に当接する光軸方向に長手の当接部として機能する。
回転部材11において、可動レンズ保持部14が嵌合されている部分よりも被写体側には、バネ16が巻きつけられている。バネ16の一端は先端側支持部17に接触し、バネ16の他端は可動レンズ保持部14に接触している。バネ16は、その弾性力により、可動レンズ支持部14に固定されるピン15を、回転部材11の当接箇所に向けて付勢する付勢部として機能する。このバネ16の付勢により、回転部材11も後端側支持部18に付勢され、回転部材11は光軸方向にガタなく回転することができる。
図2は、図1に示すプローブの先端部にある撮像装置における要部の分解斜視図である。図3(a)は、回転部材11の正面図である。図3(b)は、回転部材11を図3(a)の右側から見た右側面図である。図3(c)は、回転部材11を図3(a)の左側から見た左側面図である。図4(a)は、回転部材11を図3(a)の左斜め前方から見た斜視図である。図4(b)は、回転部材11を図3(a)の右斜め下方から見た斜視図である。
図2〜4に示すように、回転部材11は、光軸方向に伸びる円柱状の部分11Aと、光軸方向に伸びる円柱状の部分11Bと、光軸方向に伸びる円柱状の部分11Cとにより構成されている。
部分11Aは、被写体側からみたときの直径が部分11Bよりも小さい。また、部分11Bは、被写体側からみたときの直径が部分11Cよりも小さい。
円柱状とは、内部に空洞が存在しない円柱だけでなく、円柱の内部を貫通する空洞がある円筒や、円柱の内部の一部に空洞があるものを含めた形状をいう。
部分11Aと部分11Bは、それぞれ、光軸方向における長さが、被写体側からみたときの直径よりも大きい形状、即ち、光軸方向に長手の形状となっている。部分11Aは、部分11Bの被写体側の端面から突出して設けられている。
部分11Bの被写体側の端面のうち、部分11Aが形成されている部分を除く部分には、可動レンズ保持部14に固定されたピン15が当接される当接面11b,11c,11dが設けられている。
当接面11bは、部分11Bにおいて光軸方向の任意の位置を起点としたときに、この起点からの光軸方向の距離(これを面の高さともいう)が一定の面である。当接面11cは、当接面11bと同様に上記起点からの光軸方向の距離が一定の面である。当接面11cの上記起点からの光軸方向の距離は、当接面11bの上記起点からの光軸方向の距離よりも大きくなっている。
当接面11dは、部分11Bの円周方向(回転部材11の回転方向と同義)に沿って上記起点からの光軸方向の距離が連続的に変化する面である。図1に示すように、当接面11bの上記起点からの光軸方向の距離をH1とし、当接面11cの上記起点からの光軸方向の距離をH2とすると、当接面11dは、部分11Bの円周方向に沿って、上記起点からの光軸方向の距離がH1〜H2まで連続的に変化する面となっている。
回転部材11の部分11Bは、図1に示すように、その外周が筐体10に接触しており、筐体10によって回転自在に支持されている。これにより、回転部材11の光軸方向に直交する方向への位置ずれが防止されて、回転部材11を安定して回転させることができる。
可動レンズ保持部14は、光軸方向に長手の長手部分14Aと、部分14Aから光軸方向に直交する方向に突出する突出部分14Bとにより構成される。
長手部分14Aには、光軸方向に貫通する孔部が設けられており、この孔部に回転部材11の部分11Aが挿通されている。
突出部分14Bは、可動レンズ21を保持する。また、突出部分14Bには、光軸方向に貫通する孔部が設けられ、この孔部にピン15が挿通されて接着固定されている。
以上のように構成された内視鏡装置では、図示しない操作部の操作によって焦点距離の変更が指示されると、モータの回転駆動力によって回転シャフト12が回転し、この回転に伴って回転部材11が回転する。回転部材11が回転すると、ピン15の当接する箇所が、当接面11bから当接面11dに移動し、更に、当接面11d上を部分11Bの円周方向に沿って移動して、最終的に当接面11cまで移動する。
回転部材11の光軸方向の位置は固定であり、可動レンズ保持部14は光軸方向に移動自在となっている。このため、このピン15の当接箇所の移動に伴って、可動レンズ保持部14は被写体側に移動し、ピン15の当接箇所が当接面11cになった図5に示す状態で、回転部材11の回転が停止する。
以上の動作により、可動レンズ21が光軸方向に移動し、焦点距離が変更される。ここでは、図1に示す状態と図5に示す状態との2段階で焦点距離を変更する例を説明したが、ピン15の当接箇所が当接面11d上の任意の位置にきたときに回転部材11の回転を停止させることで、3段階以上又は無段階で焦点距離の変更が可能となる。
以上のように、この内視鏡装置によれば、ピン15の回転部材11との当接箇所の光軸方向における位置を回転部材11の回転に伴って連続的に変化させることで、可動レンズ21を光軸方向に移動させることができる。このため、回転部材11において、光軸方向に直交する方向にカム溝を形成する必要がなく、回転部材11の細径化、製造コスト削減が可能となる。
図8に示す例のように、ピンを光軸と垂直におく構成では、ピンの長さにより光軸と回転軸の軸間距離を短くすることが難しい。図1の構成によれば、軸J1,J2間における光軸方向の空きスペースにピンの長手方向を合わせているため、細径化が容易となる。
回転部材11の部分11Bの直径は、ピン15との当接面を確保できる程度の値が必要である。これに対し、回転部材11の部分11Aの直径は、部分11Bよりも小さくなっている。そして、この部分11Aにおいて、可動レンズ保持部14が移動自在に嵌合されている。
このように、部分11Aに可動レンズ保持部14を嵌合させることで、回転部材11の直径を最大でも、部分11Bの直径と同じにすることができ、回転部材11の細径化を実現しながら、可動レンズ保持部14を移動自在に支持することができる。また、可動レンズ保持部14の図1において下方には、可動レンズ保持部14を移動可能に支持する支持機構を設ける必要がない。このため、プローブ先端部の細径化が可能となる。また、可動レンズ保持部14自体も小型化することができる。
また、この内視鏡装置では、回転部材11の部分11Bは、光軸方向に長手であり、更に筐体10によって回転自在に支持されているため、光軸方向に直交する方向への位置ずれが規制される。このため、回転部材11を安定して回転させることができ、筐体10によって支持されていない部分11Aにおいて可動レンズ保持部14を嵌合させる本構成においても、可動レンズ21の移動精度を十分に確保することができる。
また、この内視鏡装置では、可動レンズ保持部14の部分14Aの光軸方向における長さは、部分14Aの光軸方向に直交する方向の長さより大きくなっている。このため、可動レンズ保持部14を安定的に支持することができると共に、その移動を安定的に行うことができる。
また、この内視鏡装置では、回転部材11の部分11Bに、高さが一定の当接面11b,11cが設けられているため、回転部材11に多少の回転誤差が生じたとしても、この当接面11b,11c内でピン15が移動するだけであるため、可動レンズ21の位置を精度良く制御することができる。
以上説明してきた図1に示すプローブの先端部にある撮像装置は、種々の変形が可能である。
例えば、回転部材11の部分11Cは、部分11Bと同じ太さにしてもよい。
また、可動レンズ保持部14とピン15は別体ではなく一体的に成形してもよい。これらを別体とすることで、加工が容易となり、製造コストを削減することができる。
また、バネ16の代わりに、例えば、可動レンズ保持部14においてピン15の直下の部分とこれに対向する筐体10の部分とを結ぶバネを設けることで、ピン15を回転部材11の当接箇所に付勢する構成としてもよい。
また、バネではなく、磁石によってピン15を回転部材11の当接箇所に付勢する構成としてもよい。例えば、可動レンズ保持部14においてピン15の直下の部分に対向する筐体10内に磁石を配置し、可動レンズ保持部14を磁性体によって形成することで、ピン15を回転部材11の当接箇所に付勢することができる。
また、回転部材11の部分11Bに設ける当接面は、当接面11b,11cを省略して、全て当接面11dとしてもよい。
図6(a)は、図1に示した内視鏡装置の変形例における回転部材111の左斜め前方から見た斜視図である。図6(b)は、回転部材111を右斜め下方から見た斜視図である。なお、図3及び図4に示した回転部材11と共通する要素には共通の符号を付することにより、説明を省略又は簡略する。
図6に示す回転部材111は、可動レンズ保持部14に固定されたピン15(図1及び図2参照)が部分11Bの円周方向に当接するストッパ面11e,11fを含む。ストッパ面11eは、部分11Bの当接面11dの円周方向の一方の端部側に設けられ、当接面11bに連なって設けられている。ストッパ面11fは、当接面11dの円周方向の他方の端部側に設けられ、当接面11cに連なって設けられている。そして、ストッパ面11e,11fの表面には緩衝材30が設けられている。
モータの回転駆動力によって回転シャフト12が回転し、この回転に伴って回転部材111が回転する。回転部材111が一方向に回転すると、ピン15は、当接面11bから当接面11dを経て当接面11cに移動し、当接面11cに連なるストッパ面11fに円周方向に当接する。それにより、回転部材111の回転が停止され、ピン15もまた当接面11c上で停止される。回転部材111が反対方向に回転すると、ピン15は、当接面11cから当接面11dを経て当接面11bに移動し、当接面11bに連なるストッパ面11eに円周方向に当接する。それにより、回転部材111の回転が停止され、ピン15もまた当接面11b上で停止される。
本変形例によれば、図1に示す状態と図5に示す状態との2段階で焦点距離を変更する場合において、ストッパ面11e,11fとピン15との当接によって可動レンズ保持部14を正確に位置決めすることができ、例えばパルスモータなどに比べて回転角度の制御精度に劣るが安価で小型なDCモータなどを利用することが可能となる。
そして、ストッパ面11e,11fの表面には緩衝材30が設けられているので、ストッパ面11e,11fとピン15との当接に伴う衝撃が緩和される。それにより、回転部材111をより高速に回転させることができ、高速な焦点距離の変更が可能となる。また、衝撃に伴うピン15の脱落や回転部材111及びピン15の欠損を抑制することができ、回転部材111及びピン15の欠損により生じるゴミが例えば回転部材111の可動レンズ保持部14との嵌合部分11Aに入り込むことによる動作不良を抑制することができる。
緩衝材30は、回転部材111よりも軟質な樹脂材料を用いて形成することができ、例えば弾性接着剤をストッパ面11e,11fの表面に塗布し、これを固化させて形成することができる。
なお、本変形例ではストッパ面11e,11fの表面に緩衝材30が設けられているが、図7に示すように、ピン15の周面に緩衝材31を設けてもよく、また、ストッパ面11e,11fの表面及びピン15の周面の双方に緩衝材を設けてもよい。ピン15の周面の緩衝材31としては、例えばストッパ面11e,11fの表面の緩衝材30と同様、弾性接着剤をピン15の周面に塗布し、これを固化させて形成してもよいし、又はピン15にゴムリングを被せて形成してもよい。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された内視鏡装置は、レンズ群と、上記レンズ群を通して被写体を撮像する撮像素子とを含む内視鏡装置であって、上記レンズ群は、上記レンズ群の光軸方向に移動自在な少なくとも1つの可動レンズを含み、上記被写体側からみたときの上記可動レンズの半径方向外側に設けられ、上記レンズ群の光軸に平行な回転軸を中心として回転自在に構成される回転部材と、上記回転部材を回転駆動する回転駆動部と、上記可動レンズを保持し、上記回転部材の一部に当接する当接部を有する可動レンズ保持部と、上記当接部を上記回転部材における当接箇所に付勢する付勢部と、を備え、上記回転部材は、上記光軸方向に伸びる円柱状の第一の部分と、上記第一の部分よりも直径が小さく、かつ、上記第一の部分の上記被写体側の端面から上記被写体側に突出して設けられ上記光軸方向に伸びる円柱状の第二の部分とを含み、上記第一の部分の上記被写体側の端面は、上記当接部が当接される被当接面を含み、上記被当接面は、上記第一の部分において上記光軸方向の任意の位置を起点としたときの上記起点からの上記光軸方向の距離が上記第一の部分の円周方向に沿って連続的に変化する面を含み、上記可動レンズ保持部は、上記第二の部分において上記光軸方向に移動自在に嵌合されているものである。
開示された内視鏡装置は、上記第一の部分の外周に接触して上記第一の部分を回転自在に支持する支持部を備え、上記第一の部分の上記光軸方向の長さは、上記第一の部分の直径よりも大きいものである。
開示された内視鏡装置は、上記被当接面が、上記起点からの上記光軸方向の距離が第一の距離の第一の面と、上記起点からの上記光軸方向の距離が上記第一の距離よりも大きい第二の面と、上記第一の面と上記第二の面との間で上記起点からの上記光軸方向の距離が連続的に変化する第三の面とにより構成されるものである。
開示された内視鏡装置は、前記被当接面が、前記起点からの前記光軸方向の距離が前記第一の部分の円周方向に沿って連続的に変化する面の前記円周方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記円周方向に前記当接部に当接するストッパ面を含み、前記ストッパ面と、前記当接部との少なくとも一方に、緩衝材が設けられているものである。
開示された内視鏡装置は、上記可動レンズ保持部の上記当接部が、上記光軸方向に長手となっているものである。
開示された内視鏡装置は、上記可動レンズ保持部が、上記第二の部分に嵌合される上記光軸方向に長手の長手部分と、上記長手部分から上記光軸方向に直交する方向に突出する突出部分とにより構成されるものである。
11 回転部材
11b,11c,11d ピン当接面
11e,11f ストッパ面
12 回転シャフト
14 可動レンズ保持部
15 ピン
16 バネ
17 先端側支持部
18 後端側支持部
20 対物レンズ
21 可動レンズ
22 プリズム
23 撮像素子
30,31 緩衝材

Claims (5)

  1. レンズ群と、前記レンズ群を通して被写体を撮像する撮像素子とを含む内視鏡装置であって、
    前記レンズ群は、前記レンズ群の光軸方向に移動自在な少なくとも1つの可動レンズを含み、
    前記被写体側からみたときの前記可動レンズの半径方向外側に設けられ、前記レンズ群の光軸に平行な回転軸を中心として回転自在に構成される回転部材と、
    前記回転部材を回転駆動する回転駆動部と、
    前記可動レンズを保持し、前記回転部材の一部に当接する当接部を有する可動レンズ保持部と、
    前記当接部を前記回転部材における当接箇所に付勢する付勢部と、を備え、
    前記回転部材は、前記光軸方向に伸びる円柱状の第一の部分と、前記第一の部分よりも直径が小さく、かつ、前記第一の部分の前記被写体側の端面から前記被写体側に突出して設けられ前記光軸方向に伸びる円柱状の第二の部分とを含み、
    前記第一の部分の前記被写体側の端面は、前記当接部が当接される被当接面を含み、
    前記被当接面は、前記第一の部分において前記光軸方向の任意の位置を起点としたときの前記起点からの前記光軸方向の距離が前記第一の部分の円周方向に沿って連続的に変化する面と、前記起点からの前記光軸方向の距離が前記第一の部分の円周方向に沿って連続的に変化する面の前記円周方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記円周方向に前記当接部に当接するストッパ面とを含み、
    前記ストッパ面と、前記当接部との少なくとも一方に、緩衝材が設けられており、
    前記可動レンズ保持部は、前記第二の部分において前記光軸方向に移動自在に嵌合されている内視鏡装置。
  2. 請求項1記載の内視鏡装置であって、
    前記第一の部分の外周に接触して前記第一の部分を回転自在に支持する支持部を備え、
    前記第一の部分の前記光軸方向の長さは、前記第一の部分の直径よりも大きい内視鏡装置。
  3. 請求項1又は2記載の内視鏡装置であって、
    前記被当接面は、前記起点からの前記光軸方向の距離が第一の距離の第一の面と、前記起点からの前記光軸方向の距離が前記第一の距離よりも大きい第二の面と、前記第一の面と前記第二の面との間で前記起点からの前記光軸方向の距離が連続的に変化する第三の面とを含んで構成される内視鏡装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の内視鏡装置であって、
    前記可動レンズ保持部の前記当接部は、前記光軸方向に長手となっている内視鏡装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の内視鏡装置であって、
    前記可動レンズ保持部は、前記第二の部分に嵌合される前記光軸方向に長手の長手部分と、前記長手部分から前記光軸方向に直交する方向に突出する突出部分とにより構成される内視鏡装置。
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