JP2000221415A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000221415A
JP2000221415A JP11023932A JP2393299A JP2000221415A JP 2000221415 A JP2000221415 A JP 2000221415A JP 11023932 A JP11023932 A JP 11023932A JP 2393299 A JP2393299 A JP 2393299A JP 2000221415 A JP2000221415 A JP 2000221415A
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JP
Japan
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lens
movable
fixed
stepped
endoscope apparatus
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JP11023932A
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English (en)
Inventor
Tomoo Minowa
智夫 箕輪
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、比較的簡素な構成で可動レンズの位
置選択を多段化し、かつ高精度を確保した内視鏡装置を
提供しようとするものである。 【解決手段】配管内や人体内など屈曲した狭路に挿入し
て観察する内視鏡装置において、焦点切換えやズーム機
能などのために、外部の操作部で発生し、あるいは操作
部に加えられた変位により、もしくは回転操作にもとづ
いて駆動力を先端部まで伝達し、先端部内の可動レンズ
部5を固定レンズ鏡筒4に対して3点以上の位置決めを
なすレンズ駆動機構100を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用もしくは工
業用としての内視鏡装置に係わり、特に、焦点距離切換
えやズーム機能拡大のためのレンズ駆動機構の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】医療用もしくは工業用として、配管内や
人体内など、外部より観察不可能な部位を観察すること
を目的とし、屈曲した狭路に挿入して使用可能な内視鏡
装置が多用されている。
【0003】この内視鏡装置は、固定レンズと、可動レ
ンズおよび撮像光学素子との組み合わせで構成されてい
て、固定レンズに対して可動レンズを移動することによ
り焦点距離もしくはズーム機能の切換えをなし、撮像光
学素子に桔像するようになっている。
【0004】上記可動レンズを移動調整するためのレン
ズ駆動機構の構成は、装置の先端部にアクチュエータを
備えたものと、手元操作部から変位を伝達するものとに
大別される。
【0005】すなわち、上記アクチュエータは可動レン
ズを直接駆動するようになっているのに対して、上記手
元操作部には可動レンズとの間にワイヤケーブルなどの
駆動力を伝達するものが介在されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
内視鏡装置において、焦点距離切換えやズーム機能拡大
のため、上記可動レンズを所定の位置間に移動して位置
決めするばかりでなく、可動ストロークの途中でも位置
決めしたい場合がある。
【0007】前者のアクチュエータを備えたもので、上
述の要望を満たすためには、さらにごく微小のアクチュ
エータを製作しなければならず、容易には得られないと
ともに、たとえ製作できたとしてもレンズ駆動に必要な
アクチュエータ出力を確保できない、あるいは充分な出
力を得るために高電圧を印加しなければならないなど、
多くの問題が発生している。
【0008】後者の手元操作部では、操作部から可動レ
ンズに駆動力を伝達するワイヤケーブルとして、より屈
曲変形自在な弾性材を選択しなければならない。また、
操作部変位とレンズの移動量が必ずしも比例しないとこ
ろから、レンズ位置を何らかの手段で検出して操作部変
位を調整する必要があり、高精度の確保は困難視されて
いる。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、比較的簡素な構成で
可動レンズの位置選択を多段化し、かつ高精度を確保し
た内視鏡装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の内視鏡装置は、請求項1として、内面を観
察する内視鏡装置において、焦点切換えやズーム機能な
どのために、外部の操作部で発生し、あるいは操作部に
加えられた変位により、もしくは回転操作にもとづいて
駆動力を先端部まで伝達し、先端部内の可動光学素子を
光学系固定部に対して3点以上の位置決めをなすレンズ
駆動手段を具備したことを特徴とする。
【0011】請求項2として、請求項1記載の内視鏡装
置において上記レンズ駆動手段における可動光学素子も
しくは光学系固定部と可動光学素子に対して摺動自在な
部材を、可動光学素子における可動ストロークの一端に
備えた弾性体をもって弾性的に押圧付勢することを特徴
とする。
【0012】請求項3として、請求項1記載の内視鏡装
置において上記レンズ駆動手段における可動光学素子も
しくは光学系固定部と可動光学素子に対して摺動自在な
部材は、可動光学素子における可動ストロークの一方向
に連動して移動することを特徴とする。
【0013】請求項4として、請求項1記載の内視鏡装
置において上記レンズ駆動手段は、操作部での操作にも
とづいて回転し、可動ストロークを設定する回転部材を
備えたことを特徴とする。
【0014】請求項5として、請求項4記載の内視鏡装
置において上記回転部材は、段付きもしくはスロープ形
状をなすことを特徴とする。
【0015】上記目的を満足するため、本発明の内視鏡
装置は、請求項6として、固定レンズと、この固定レン
ズと相対的に移動し少なくとも3ヶ所以上の固定位置を
有する移動レンズとからなる光学系を有する内視鏡装置
であって、移動レンズを移動させる移動機構が、前記移
動レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダ
を前記固定レンズに対して進退可能に保持するワイヤ
と、前記レンズホルダの前記固定レンズに対して離間す
る方向への移動を規制する第1のストッパと、前記レン
ズホルダの前記固定レンズに対して近接する方向への移
動を規制する第2のストッパと、前記レンズホルダに係
止する係止部を有するシャフトと、このシャフトを前記
固定レンズ側に押圧し前記レンズホルダが前記第1また
は第2のストッパに当接していない位置においてつりあ
う第1のばね材と、前記固定レンズ側に設けられ前記第
2のストッパに当接した状態の前記レンズホルダを前記
レンズホルダが前記固定レンズから離間する方向に付勢
する第2のばね材と、少なくとも前記第1または第2の
ストッパに前記レンズホルダが当接している状態で前記
ワイヤを固定するワイヤ固定手段とを有することを特徴
とする。
【0016】上記目的を満足するため、本発明の内視鏡
装置は、請求項7として、固定レンズと、この固定レン
ズと相対的に移動し少なくとも3ヶ所以上の固定位置を
有する移動レンズとからなる光学系を有する内視鏡装置
であって、移動レンズを移動させる移動機構が、前記移
動レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダ
に設けられる前記固定レンズに対して進退方向に段差を
有する段付き部と、この段付き部材の段差に係合する段
差を有し、前記固定レンズに対して進退方向の回転軸を
有し、回転により前記段付き部材と係合する段差が変わ
りこれにより前記レンズホルダを固定レンズ側へ移動さ
せるシャフトと、前記レンズホルダを固定レンズから離
間する方向に付勢するばね部材とを有することを特徴と
する。
【0017】請求項8として、請求項7記載の内視鏡装
置において上記段付き部材は、固定レンズ側から離間す
る方向に距離の異なる複数の段部を有し、この複数の段
部のそれぞれは、前記離間する方向を軸としたとき、こ
の軸の回りに前記距離の順番にしたがって配列され、ス
ロープによって連結された表面を有することを特徴とす
る。
【0018】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、先端部にアクチュエータを備える必要がな
く、また可動光学素子の位置情報を検出して操作部変位
を調整することもなく、可動光学素子を可動ストローク
途中の所望位置に位置決めすることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について述べる前に、本発明の動作原理を図1
にもとづいて説明する。図1(A)(B)(C)に示す
ように、基台a上の左右方向に所定間隔を存して第1,
第2のストッパb,cが設けられている。これら第1,
第2のストッパb,c間に台車Aが移動自在に配置され
る。上記第1のストッパbと台車Aとの間には第1の圧
縮ばねdが介設され、台車Aを第2のストッパcに当接
するよう弾性的に押圧付勢している。
【0020】また、上記台車A上には、これよりも小型
の台車Bが載置されていて、台車Aの移動方向と同一方
向に台車A上を移動自在である。この台車Bと上記台車
Aのそれぞれ第2のストッパc側には第2の圧縮ばねe
が介設されていて、台車Bの第1のストッパb側の面を
台車Aの同じ側面に当接するよう弾性的に押圧付勢して
いる。
【0021】上記台車Bには付勢体fが連結されてい
て、台車Bを第1のストッパbと第2のストッパc相互
間に往復移動するよう付勢できる。この付勢体fの付勢
力は台車Bのみを移動付勢するばかりでなく、台車Bが
台車Aに接触した状態で、両台車A,Bを同時に移動付
勢することが可能である。
【0022】図1(B)に示す状態が、台車Bの中間位
置となる。すなわち、付勢体fから何らの付勢力も加え
ないことにより、第2の圧縮ばねeの弾性力が作用して
台車Bは台車Aの第1のストッパb側の面に当接し、か
つ第1の圧縮ばねdの弾性力によって台車Aは第2のス
トッパcに当接する。
【0023】図1(A)に示す状態が、台車Bの右側端
位置になる。すなわち、台車Bの中間位置から付勢体f
が右方向に引かれることにより、台車Aに対する台車B
の位置関係は少しも変化がない一方で、台車Bとともに
台車Aが引かれて右方向に移動し、第1の圧縮ばねdを
圧縮変形させる。
【0024】ついには、台車Aが第1の圧縮ばねdを介
して第1のストッパbに当接する。台車Bにおいては、
結果的に先の中間位置から右側端位置まで所定量だけ移
動することとなる。
【0025】図1(C)に示す状態が、台車Bの左側端
位置になる。すなわち、台車Bの中間位置から付勢体f
を左方向に押し出すことにより、台車Aが第2のストッ
パcに当接する状態は変化しないが、台車Bは台車A上
を左方向へ移動変位する。
【0026】第2の圧縮ばねeは台車Bの移動によって
圧縮変形し、ついには密着状態となる。台車Bは第2の
ストッパc側において第2の圧縮ばねeを介して台車A
に当接する。台車Bにおいては、結果的に先の中間位置
から左側端位置まで所定量だけ移動することとなる。
【0027】このように、付勢体fから何らの付勢力も
及ぼさないことにより台車Bの中間位置が得られ、付勢
体fを引く、もしくは押すよう付勢することにより、台
車Bは中間位置から所定距離だけ確実に移動し位置設定
できる。
【0028】図2(A)(B)(C)に、以上の動作原
理を応用した内視鏡装置におけるレンズ駆動機構100
の構成と作用を示す。
【0029】図中1は、内視鏡装置の先端部に取付け固
定される固定部であり、ここにはCCDとも呼ばれる撮
像光学素子2と、内腔部3を有する固定レンズ鏡筒4
と、この固定レンズ鏡筒4の内腔部3内に変位自在に支
持される可動レンズ部5などが同一光軸6上に沿って配
置されている。
【0030】上記固定レンズ鏡筒4の先端内部にレンズ
8Aが設けられ、可動レンズ部5の内部にレンズ8Bが
設けられる。可動レンズ部5と撮像光学素子2との間の
固定レンズ鏡筒4部位は、単に光路を形成する筒体であ
り、あるいは必要に応じてレンズが設けられる。
【0031】上記可動レンズ部5は、図の下部側が固定
レンズ鏡筒4から突出する片部5aとなっていて、この
突出片部5aに操作ワイヤ7の先端部が連結される。操
作ワイヤ7の中途部は上記固定部1を貫通し、基端部は
後述する手元操作部に連結される。
【0032】したがって、手元操作部において操作する
ことにより操作ワイヤ7を前進もしくは後退させ、これ
と一体に上記可動レンズ部5を前後方向に移動変位でき
るようになっている。
【0033】なお、操作ワイヤ7の先端部に対向する固
定レンズ鏡筒4部位は所定量だけ操作ワイヤ7端面側に
突出していて、操作ワイヤ7端面を衝止してこの押し込
み量を規制するストッパ部4aとなっている。
【0034】可動レンズ部5の突出片部5aには、スラ
イドピン9が移動自在に嵌め込まれる孔部10が設けら
れる。スライドピン9の一端部は上記固定部1に設けら
れるピン支持用凹部11に移動自在に嵌め込まれる。
【0035】また、スライドピン9の軸方向中途部には
鍔部9aが一体に設けられていて、この鍔部9aと固定
部1との間に第1の圧縮ばね12が介在され、座屈を防
止するためスライドピン9に巻装される。
【0036】上記第1の圧縮ばね12の弾性力によっ
て、スライドピン鍔部9aは可動レンズ部5の突出片部
5aに当接するよう押圧付勢されている。また、スライ
ドピン9の先端部にはねじ部9bが設けられ、ここにナ
ット13がねじ込まれる。
【0037】上記ナット13と可動レンズ部5の突出片
部5aとの間に第2の圧縮ばね14が介在され、座屈を
防止するためスライドピン9に巻装される。固定レンズ
鏡筒4先端部におけるスライドピン9端面と対向する部
位にねじ孔4bが設けられていて、ここにねじ15がね
じ込まれている。
【0038】このようにして構成されるレンズ駆動機構
100であって、先に説明した動作原理の台車Bに可動
レンズ部5が対応し、台車Aにスライドピン9が対応す
る。第1のストッパbに内腔部3後端面が対応し、第2
のストッパcに固定レンズ鏡筒4先端部にねじ込まれる
ねじ15が対応する。
【0039】そして、動作原理の付勢体fに操作ワイヤ
7が対応し、第1,第2の圧縮ばねd,eに第1,第2
の圧縮ばね12,14がそのまま対応する。
【0040】図3に、上記操作ワイヤ7を手元で操作す
るための手元操作部200の構成を示す。図中16は操
作部本体であり、ここには二段形状の収容凹部17,1
8が設けられる。一段目収容凹部17はケース体20を
スライド自在に収容していて、このケース体20の一部
は常に二段目収容凹部18に突出している。
【0041】上記操作ワイヤ7基端部側は、操作部本体
16に設けられるガイド孔21に挿通され、さらにケー
ス体20端面に設けられる孔部20aからケース体20
内に挿入される。
【0042】このケース体20内にはコマ22がスライ
ド自在に収容されていて、上記操作ワイヤ7の基端部が
連結固定される。上記コマ22の両側におけるケース体
20内には、前圧縮ばね23と後圧縮ばね24とが収容
される。
【0043】一方、ケース体20の二段目収容凹部18
へ突出する端部周面にマグネット25が設けられ、かつ
二段目収容凹部18には上記マグネット25とは逆極性
の前マグネット26と、中間マグネット27および後マ
グネット28が所定間隔を存して配置される。
【0044】すなわち、前,中間,後マグネット26〜
28は、操作ワイヤ7とケース体20の軸方向に沿って
一列に配置され、かつ中間マグネット27を基準として
前後マグネット26,28との間隔は、後述する可動レ
ンズ部5の移動間隔とほぼ同一である。
【0045】上記ケース体20に設けられるマグネット
25が中間マグネット27と磁気吸着したとき、ケース
体20内の前後圧縮ばね24,25はともに自然長にな
ってコマ22に弾性力が作用せず、したがって操作ワイ
ヤ7には何らの付勢力も加わらないよう設計されてい
る。
【0046】図2(B)は、可動レンズ部5を可動スト
ロークにおける中間位置に設定した状態を示す。このと
き、ケース体20に取付けられるマグネット25を中間
マグネット27に磁気吸着させて、操作ワイヤ7に何ら
の付勢力も加わらない状態とする。
【0047】先端部において、第1の圧縮ばね12の弾
性力が作用してスライドピン9の鍔部9aを押圧する。
鍔部9aは可動レンズ部突出片部5aに当接して、これ
を移動変位せしめる。スライドピン9が所定量移動した
ところで、この先端部が固定レンズ鏡筒4に設けられる
ねじ15に当接してスライドピン9の位置が規制され、
よって可動レンズ部5が可動ストロークの中間位置に保
持される。
【0048】上記可動レンズ部5を可動ストロークの後
端側位置に設定するには、ケース体20を掴んで後退移
動操作し、マグネット25を後マグネット28に磁気吸
着させればよい。
【0049】上記ケース体20の位置が保持される一方
で、コマ22によって前圧縮ばね23が圧縮変形してコ
マ22に弾性力を作用する。したがって、コマ22は後
退移動する。このことにより、コマ22と一体の操作ワ
イヤ7は引き込まれる。
【0050】図2(A)に示すように、操作ワイヤ7が
矢印イ方向に引き込まれれば、可動レンズ部5の突出片
部5aがスライドピン9の鍔部9aに接触したまま、可
動レンズ部5とスライドピン9とが一体になって同方向
に移動付勢される。
【0051】第2の圧縮ばね14の状態は何ら変化する
ことなく、第1の圧縮ばね12のみ弾性力に抗して収縮
変形する。可動レンズ部5が固定レンズ鏡筒4の内腔部
3後端面に当接したところで移動が規制され、可動レン
ズ部5は可動ストロークの後端側位置に設定保持され
る。
【0052】可動レンズ部5を可動ストロークの後端側
位置に設定するには、ケース体20を掴んで前進移動操
作し、マグネット25を前マグネット26に磁気吸着さ
せればよい。
【0053】上記ケース体20の位置が保持される一方
で、コマ22によって後圧縮ばね24は圧縮変形し、コ
マ22に弾性復帰力を作用する。したがって、コマ22
は前進移動する。このことにより、コマ22と一体の上
記操作ワイヤ7は押し出される。
【0054】図2(C)に示すように、操作ワイヤ7が
矢印ロ方向に押し出されれば、可動レンズ部5の突出片
部5aがスライドピン鍔部9aから離間し、可動レンズ
部5のみ前進する。第2の圧縮ばね14は弾性力に抗し
て収縮変形する一方で、第1の圧縮ばね12は何ら状態
変化することはない。
【0055】第2の圧縮ばね14が収縮変形することで
スライドピン9先端のナット13に弾性力が作用する
が、スライドピン9先端面はねじ15に当接しているの
で、スライドピン9自体の位置変動はない。
【0056】操作ワイヤ7の先端部が固定レンズ鏡筒4
のストッパ部4aに当接したところで、操作ワイヤ7の
押し込み移動が規制され、可動レンズ部5は可動ストロ
ークの前端側位置に保持される。
【0057】このように、ケース体20のマグネット2
5を前マグネット26に磁気吸着させれば、可動レンズ
部5を可動ストロークの前端側位置に、中間マグネット
27に磁気吸着させれば中間位置に、後マグネット28
に磁気吸着させれば後端側位置に、それぞれ選択でき
る。
【0058】操作ワイヤ7を基準にしてみると、操作ワ
イヤ7に何らの付勢力も作用させない状態で、可動レン
ズ部5を可動ストロークの中間位置に選択でき、操作ワ
イヤ7を引き込めば後端側位置に選択でき、操作ワイヤ
7を押し込めば前端側位置に選択できる。
【0059】そして、可動レンズ部5が可動ストローク
の前端側位置もしくは後端側位置にある状態で操作ワイ
ヤ7に対する付勢力を除去すれば、第1の圧縮ばね12
もしくは第2の圧縮ばね14の弾性復帰力が作用して、
可動レンズ部5は自然的に中間位置に戻る。
【0060】本来、操作ワイヤ7を引き込み操作して得
られる位置と、押し込み操作して得られる位置との間が
可動レンズ部5における可動ストロークであり、従来は
この可動ストロークの前端側位置と後端側位置だけの選
択であったが、本発明の実施の形態によるレンズ駆動機
構100では可動ストローク途中の所定位置にも位置決
めできるようになった。
【0061】このことにより、比較的簡素な構成であり
ながら、高精度の位置決めができ、レンズ焦点切換えが
多段になり、あるいはズーム機能が拡大して、使い勝手
が大幅に向上する。
【0062】なお、操作ワイヤ7を操作をする手元操作
部200の構成は、図3のものに限定されるものではな
く、操作ワイヤ7を押し込む力と、引張る力および全く
力が作用しないという、3状態を実現できる構成であれ
ば全て適用可能である。
【0063】図4に、第1の実施の形態を変形したレン
ズ駆動機構100Aを示す。固定部1と、撮像光学素子
2と、固定レンズ鏡筒4と、可動レンズ部5は、先に説
明したものをそのまま用いることができる。
【0064】スライドピン9の代用をなすものとして、
前後方向にU字状に形成されるスライド金具9Aが用い
られる。このスライド金具9Aの後側立て壁9bには操
作ワイヤ7が挿通する。
【0065】上記操作ワイヤ7の先端部は、スライド金
具9Aの前後側立て壁9b,9c間に挿入される可動レ
ンズ部5の突出片部5aに連結される。スライド金具9
Aの後側立て壁9bと固定部1との間に第1の圧縮ばね
12が介在され、座屈を防止するため操作ワイヤ7に巻
装される。
【0066】スライド金具9Aの前側立て壁9cにはガ
イドピン30の一端部がねじ込まれる。このガイドピン
30の他端部は突出片部5a側に突出しており、これら
の間に第2の圧縮ばね14が介在され、座屈を防止する
ためガイドピン30に巻装される。
【0067】同図は、操作ワイヤ7を矢印イの方向に引
張り付勢して、可動レンズ部5を可動ストロークの後端
側位置に設定した状態を示している。
【0068】この状態から操作ワイヤ7への付勢力を除
去し解放すれば、第1の圧縮ばね12の弾性力が作用し
てスライド金具9Aが前進する。このスライド金具9A
に押されて可動レンズ部5Aが前進し、スライド金具9
Aの前側立て壁9cがねじ15に当接したところでとも
に停止する。すなわち、可動レンズ部5は可動ストロー
クの中間位置に設定される。
【0069】この状態から、操作ワイヤ7を矢印ロの方
向に押し出し付勢することで、可動レンズ部5が前進し
て第2の圧縮ばね14を圧縮変形させる。操作ワイヤ7
の先端部がガイドピン30端面に当接して前進が規制さ
れたところで、可動レンズ部5は可動ストロークの前端
側位置に設定される。
【0070】このように第1の実施の形態においては、
固定部1と可動レンズ部5との間に、これら固定部1と
可動レンズ部5に対して相対移動可能なスライドピン9
やスライド金具9Aなどの中間部材を設けるとともに、
固定部1と中間部材との間および中間部材と可動レンズ
部5との間に第1,第2の圧縮ばね12,14を介在さ
せることにより、確実な作用が行われる。
【0071】なお、上記第1,第2の圧縮ばね12,1
4は必ずしも弦巻ばねに限定されることはなく、たとえ
ばゴムなどの弾性体に代えてもよい。また、スライドピ
ン9やスライド金具9Aなどの中間部材や、第1,第2
の圧縮ばね12,14を固定レンズ鏡筒4の外部に配置
したが、これらを固定レンズ鏡筒4に内包するようにし
てもよい。また、固定部1と固定レンズ鏡筒4を一体構
造としてもよい。さらに、可動レンズ部4に直接、撮像
光学素子2を取付ける構造としてもよい。
【0072】図5(A)(B)(C)に、第2の実施の
形態のレンズ駆動機構100Bを示す。固定部1と、こ
の固定部1に取付けられる撮像光学素子2と、内腔部3
を備えた固定レンズ鏡筒4と、この固定レンズ鏡筒内腔
部3に移動自在に支持される可動レンズ部5が備えられ
ることは、変更ない。
【0073】ここでは、可動レンズ部5の突出片部5a
にねじ孔31が設けられていて、このねじ孔31に段付
きピン32がねじ込まれている。上記段付きピン32
は、突出片部5aの前後方向に突出している。
【0074】段付きピン32の前方突出部32aはピン
体そのものであり、固定レンズ鏡筒4の前端部に設けら
れる凹陥部4cとの間に圧縮ばね33が介在される。段
付きピン32の後方突出部32bは、その端面が段状部
34となっている。
【0075】すなわち、図6(A)にも示すように、丸
棒状をなす段付きピン突出端部32bの端面mはほぼ1
/3円だけ残して切削され、この端面mから所定位置に
おいて端面mと平行にほぼ1/3円の端面nが形成され
る。これら端面m,n相互間は斜め直状の平面oをな
し、以上で段状部34となっている。
【0076】再び図5に示すように、固定部1に挿通さ
れる操作ワイヤ7Aの先端部には段付きシャフト35が
取付けられる。この段付きシャフト35の先端部端面も
段状部36となっていて、上記段付きピン32の段状部
34と対称をなするよう形成される。
【0077】すなわち、再び図6(A)に示すように、
丸棒状をなす段付きシャフト35端部は、その端面pは
ほぼ1/3円だけ残して切削され、この端面pから所定
位置において端面pと平行にほぼ1/3円の端面qが形
成される。これら端面p,q相互間は斜め直状の平面r
をなし、以上で段状部36となっている。
【0078】図5(A)は、可動レンズ部5が可動スト
ロークの後端側に位置する状態を示している。このと
き、段付きピン突出端部32bと段付きシャフト35の
それぞれ段状部34,36は互い係合していて、あたか
も1本のシャフトに見える。
【0079】可動レンズ部5を可動ストロークの中間位
置に移動するには、操作ワイヤ7Aを90度回動操作す
ればよい。操作ワイヤ7Aと一体の段付きシャフト35
が同時に回動され、この段状部35を形成する傾斜面r
端縁が段付きピン突出端部32bの段状部34を形成す
る傾斜面oの端縁に掛止する。
【0080】段付きシャフト35の回動にともなって、
この傾斜面r端縁と傾斜面o端縁との掛止位置が変動
し、かつ段付きシャフト35の軸方向位置は変わらず
に、段付きピン32が押される。
【0081】図6(B)に示すように、段付きシャフト
35が90度回動した状態で、この段状部36の突出端
面pが段付きピン段状部34の突出端面mと当接する。
すなわち、段付きピン32は端面n〜m(p〜q)相互
間隔の距離だけ移動する。
【0082】図5(B)に示すように、段付きピン32
の段状部34に対し段付きシャフト35の段状部36が
90度変位して、段付きピン32とともに可動レンズ部
5を所定量だけ前進移動させ、可動ストロークの中間位
置に位置決めする。
【0083】この位置から可動レンズ部5を可動ストロ
ークの前端側位置に移動するには、操作ワイヤ7Aを押
し込めばよい。図5(C)に示すように、操作ワイヤ7
Aを矢印ロの方向に押し込むことで、段付きシャフト3
5が同時に押し出され、段付きピン32を圧縮ばね33
の弾性力に抗して押し付け圧縮変形させる。
【0084】したがって、段付きピン32と一体の可動
レンズ部5は前進移動する。可動レンズ部5の突出片部
5aが固定レンズ鏡筒4に設けられるストッパ部4aに
当接して前進を規制されたところで、可動レンズ部5は
可動ストロークの前端側位置に位置決めされる。
【0085】図7は、第2の実施の形態における手元操
作部200Bの構成を示す。図中16Aは、操作部本体
であり、ここには二段形状の収容凹部17,18が設け
られる。一段目収容凹部17はケース体20Aをスライ
ド自在に収容している。このケース体20Aの一部は常
に二段目収容凹部18に突出している。
【0086】上記操作ワイヤ7Aの基端部は、操作部本
体16Aに設けられるガイド孔21に挿通され、さらに
ケース体20A端面に設けられる孔部20aからケース
体16A内に挿入される。
【0087】このケース体20Aの後端部にはねじ孔4
0が設けられていて、ここにコマ41がねじ込まれる。
コマ41のケース体16A側端部に操作ワイヤ7Aの基
端部が連結される。
【0088】上記コマ41はケース体16Aから突出し
ていて、この突出端に摘み42が設けられる。したがっ
て、必要に応じて摘み42を摘んでコマ41と操作ワイ
ヤ7Aを回動操作でき、あるいは進退操作できるように
なっている。
【0089】一方、二段目収容凹部18に突出するケー
ス体16Aの端部周面にマグネット43が設けられ、か
つ二段目収容凹部18には上記マグネット43とは逆極
性の前マグネット44と後マグネット45が所定間隔を
存して配置される。
【0090】これら前,後マグネット44,45は、操
作ワイヤ7Aとケース体16Aの軸方向に沿って一列に
配置され、かつ互いの間隔は上述した可動レンズ部5の
中間位置と前端位置との間隔とほぼ同一に設定される。
【0091】同図に示すように、ケース体20Aのマグ
ネット43が後マグネット45に対向して互いに磁気吸
着し、かつ摘み42に対して何らの操作もしていない状
態では、先に図5(A)で示したように、段付きシャフ
ト35と段付きピン32との段状部36,34が係合し
て、可動レンズ部5は可動ストロークの後端側位置にあ
る。
【0092】この状態から、摘み42を90度回動操作
すれば、操作ワイヤ7Aとともに段付きシャフト35が
同角度だけ回動する。段付きシャフト35の位置は変わ
らずに段状部36が変化して、段付きピン32を先に図
5(B)で示すように押し出し、可動レンズ部5を中間
位置に位置決めする。
【0093】この状態から摘み42を押し込めば、操作
ワイヤ7Aを介して段付きシャフト35が段付きピン3
2を押し込み、先に図5(C)で示すように可動レンズ
部5を前端側位置に位置決めする。
【0094】いずれにしても、摘み42に対する回動操
作と押し込み、引張りの簡単な操作で可動レンズ部5の
位置を可動ストロークにおける前,後端側位置と中間位
置の3通りに選択できることとなる。
【0095】なお、第2の実施の形態において、可動レ
ンズ部5の位置をさらに多段化するには、段付きシャフ
ト35と段付きピン32端部の段状部36,34の形状
を変更すればよい。
【0096】たとえば、図8に示すように、段付きシャ
フト35Aの先端段状部36Aを3段階の端面s,t,
uに形成する。当然、ここでは図示しない段付きピンの
段状部も対称的に形成される。
【0097】なお説明すれば、上記段付きシャフト35
Aは、固定レンズ鏡筒4側から離間する方向に距離の異
なる複数の段部である端面s,t,uを有し、これら端
面のそれぞれは、離間する方向を軸としたとき、この軸
の回りに前記距離の順番にしたがって配列され、かつス
ロープp1,p2によって連結される。
【0098】したがって、上記摘み42の回動操作によ
って可動レンズ部5を3通りの位置に設定でき、さらに
摘み42を押し込むことにより合計4通りの位置に設定
できることになる。これに限らず、段付きピンの段状部
の数を増やせばそれに対応して位置決め可能な位置を増
加させることが可能である。
【0099】図9に、第2の実施の形態を変形したレン
ズ駆動機構100Cを示す。固定レンズ鏡筒4の内腔部
3において、鏡筒4と可動レンズ部5との間に圧縮ばね
50が介在される。すなわち、圧縮ばね50が固定レン
ズ鏡筒4内部に配置される。
【0100】先に説明した操作ワイヤ7Aの代用として
操作チューブ7Bを備えていて、この操作チューブ7B
内に固定部1と、固定レンズ鏡筒4の一部が収容され
る。また、段付きシャフト35の代用として段付き円筒
体35Aが操作チューブ7B先端に一体に取付け固定さ
れる。
【0101】操作チューブ7B先端と段付き円筒体35
Aとは、固定レンズ鏡筒4に滑りガイド51と軸受け具
52を介して嵌め込まれる。したがって、操作チューブ
7Bと段付き円筒体35Aは同時に固定レンズ鏡筒4に
対して回動操作でき、あるいは軸方向に移動可能となっ
ている。
【0102】図10に示すように、上記段付き円筒体3
5Aの先端部は、二段の平行面を斜面で連結した形状の
段状部36Aとなっていて、基本的には先に説明した段
付きシャフト35の段状部36形状と同一である。
【0103】再び図9に示すように、可動レンズ部5の
突出片部5aにおいて、その段付円筒体35Aと対向す
る面は円筒体35A側に突出する段状部34Aとなって
いる。この段状部34A形状は段付き円筒体35Aの先
端部と対称をなす。
【0104】また、上記操作チューブ7Bを操作する手
元操作部は、先に図7で説明した手元操作部200Bに
おける操作ワイヤ7Aを上記操作チューブ7Bに置換え
ることだけで、基本的に同一構成でよい。
【0105】しかして、ケース体20Aのマグネット4
3が後マグネット45に磁気吸着し、かつ摘み42に対
する何らの操作もしていない状態では、段付き円筒体3
5Aと可動レンズ部5の段状部36A,34A相互が係
合して、可動レンズ部5は可動ストロークの後端側位置
にある。
【0106】この状態から、摘み42を90度回動操作
すれば、操作チューブ7Bとともに段付き円筒体35A
が同角度だけ回動する。段付き円筒体35Aの位置は変
わらず、この段状部36Aが突出片部5aの段状部34
Aを押付けて、可動レンズ部5を押し出し、可動ストロ
ークの中間位置に位置決めする。
【0107】この状態から摘み42を押し込めば、操作
チューブ7Bとともに段付き円筒体35Aが移動し、可
動レンズ部5を圧縮ばね50の弾性力に抗して押し出
し、可動ストロークの前端側位置に位置決めする。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、比
較的簡素な構成で可動レンズの位置選択を多段化し、か
つ高精度を確保した内視鏡装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を順に説明する図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる、レンズ駆
動機構の構成と作用を順に説明する図。
【図3】同実施の形態に係わる、手元操作部の構成図。
【図4】第1の実施の形態の変形例。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる、レンズ駆
動機構の構成と作用を順に説明する図。
【図6】同実施の形態に係わる、段付きピンと段付きシ
ャフトの形状構造と作用を説明する図。
【図7】同実施の形態に係わる、手元操作部の構成図。
【図8】第2の実施の形態の、段付きシャフトの変形
例。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係わる、レンズ駆
動機構の構成図。
【図10】同実施の形態の、段付き円筒体の外観図。
【符号の説明】
5…可動光学素子(可動レンズ部)、 4…光学系固定部(固定レンズ鏡筒)、 2…撮像光学素子、 9…スライドピン、 12…第1の圧縮ばね、 14…第2の圧縮ばね、 9A…スライド金具、 32…段付きピン、 35…段付きシャフト、 34,36…段状部、 100…レンズ駆動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA03 CA23 DA03 DA12 DA19 DA21 4C061 AA00 AA29 BB00 CC00 DD03 FF11 FF40 JJ11 5C022 AA09 AB21 AB44 AB66 AC31 AC42 AC54 AC74 5C054 CC07 CF07 CG08 HA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面を観察する内視鏡装置において、焦点
    切換えやズーム機能などのために、外部の操作部で発生
    し、あるいは操作部に加えられた変位により、もしくは
    回転操作にもとづいて駆動力を先端部まで伝達し、先端
    部内の可動光学素子を光学系固定部に対して3点以上の
    位置決めをなすレンズ駆動手段を具備したことを特徴と
    する内視鏡装置。
  2. 【請求項2】上記レンズ駆動手段における可動光学素子
    もしくは光学系固定部と可動光学素子に対して摺動自在
    な部材を、可動光学素子における可動ストロークの一端
    に備えた弾性体をもって弾性的に押圧付勢することを特
    徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】上記レンズ駆動手段における可動光学素子
    もしくは光学系固定部と可動光学素子に対して摺動自在
    な部材は、可動光学素子における可動ストロークの一方
    向に連動して移動することを特徴とする請求項1記載の
    内視鏡装置。
  4. 【請求項4】上記レンズ駆動手段は、操作部での操作に
    もとづいて回転し、可動ストロークを設定する回転部材
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
  5. 【請求項5】上記回転部材は、段付きもしくはスロープ
    形状をなすことを特徴とする請求項4記載の内視鏡装
    置。
  6. 【請求項6】固定レンズと、この固定レンズと相対的に
    移動し少なくとも3ヶ所以上の固定位置を有する移動レ
    ンズとからなる光学系を有する内視鏡装置であって、 移動レンズを移動させる移動機構が、前記移動レンズを
    保持するレンズホルダと、このレンズホルダを前記固定
    レンズに対して進退可能に保持するワイヤと、前記レン
    ズホルダの前記固定レンズに対して離間する方向への移
    動を規制する第1のストッパと、前記レンズホルダの前
    記固定レンズに対して近接する方向への移動を規制する
    第2のストッパと、前記レンズホルダに係止する係止部
    を有するシャフトと、このシャフトを前記固定レンズ側
    に押圧し前記レンズホルダが前記第1または第2のスト
    ッパに当接していない位置においてつりあう第1のばね
    材と、前記固定レンズ側に設けられ前記第2のストッパ
    に当接した状態の前記レンズホルダを前記レンズホルダ
    が前記固定レンズから離間する方向に付勢する第2のば
    ね材と、少なくとも前記第1または第2のストッパに前
    記レンズホルダが当接している状態で前記ワイヤを固定
    するワイヤ固定手段と、を有することを特徴とする内視
    鏡装置。
  7. 【請求項7】固定レンズと、この固定レンズと相対的に
    移動し少なくとも3ヶ所以上の固定位置を有する移動レ
    ンズとからなる光学系を有する内視鏡装置であって、 移動レンズを移動させる移動機構が、前記移動レンズを
    保持するレンズホルダと、このレンズホルダに設けられ
    る前記固定レンズに対して進退方向に段差を有する段付
    き部と、この段付き部材の段差に係合する段差を有し、
    前記固定レンズに対して進退方向の回転軸を有し、回転
    により前記段付き部材と係合する段差が変わり、これに
    より前記レンズホルダを固定レンズ側へ移動させるシャ
    フトと、前記レンズホルダを固定レンズから離間する方
    向に付勢するばね部材と、を有することを特徴とする内
    視鏡装置。
  8. 【請求項8】上記段付き部材は、固定レンズ側から離間
    する方向に距離の異なる複数の段部を有し、この複数の
    段部のそれぞれは、前記離間する方向を軸としたとき、
    この軸の回りに前記距離の順番にしたがって配列され、
    スロープによって連結された表面を有することを特徴と
    する請求項7記載の内視鏡装置。
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