JP5865748B2 - 横編機による編地の編成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、横編機で複数の編地を接合した後で、一体化した編幅を減少させる寄せと編目形成とを繰返す、横編機による編地の編成方法に関する。
従来から、横編機を使用し、セーター等のニットウエアは、身頃と両袖とを脇下までそれぞれ筒状編地として編成した後、身頃と両袖とを接合する技術が知られている。このような接合後の筒状体は、径が大きくなるので、袖側を身頃側に寄せて編目を重ね、重ねた編目に続いてニットで新たな編目を形成することで、編幅を減少させながら編成を続ける(たとえば、特許文献1参照)。
図4は、(a)で編地の接合編成に使用する横編機1の基本的な構成(たとえば、特許文献2参照)を簡略化して示し、(b)でニットウエア5の接合編成を行う直前の状態を簡略化して示し、(c)で接合編成時に発生する問題を示す。横編機1は、歯口2を挟んで対向する針床3,4を備え、各針床3,4に並設する編針でニットウエア5などの編地を編成する。編成された編地は、歯口2の下方に設ける巻下げローラ6などを含む巻下げ装置で巻き下げる。編地の編成を安定して続けるためには、編地を適正な力で下方に引下げる必要がある。ニットウエア5では、身頃7の両側に袖8をそれぞれ分離した筒状編地として編成し、脇下5aに達すると接合して一つの筒状体を形成してから、筒状体の径を縮小するように、編幅を狭める寄せを行う。このような寄せを行う際には、目移しやニット編成を繰返すので、クリアやノックオーバを確実に行うため、編地の引下げを適切に行う状態にしておく必要がある。
特許文献1の図1に示されているセーターでは、両側の袖8に相当する部分の丈が長く、身頃7に相当する部分の丈と同等であるので、特許文献2に示されるような横編機1で編成する際に、問題は生じない。しかしながら、袖8の丈が短い場合は、袖8の編成を開始するまでに、身頃7と並行して、捨て編み部9を編成し、巻下げローラ6による巻下げ力が身頃7と同等に袖8にも掛るようにしておく必要がある。
国際公開第01/088243号 特公平3−077298号公報
図4(b)の捨て編み部9を、捨て編み部9aとして示すように短くして、身頃7の編成の途中から編出すようにする場合、編出し装置を使用することができない。この場合、図4(c)に示すような捨て編み部9aの下端が巻下げローラ6に掛からない状態で寄せを行うと、袖8の編幅の内側は接合された身頃7側の引下げとともに引下げられても、編幅の外側は引下げられない。捨て編み部9aが編幅の内側の身頃7側に傾いて、編幅の外側には巻下げ力が掛からなくなってしまうと、編成が不安定になるおそれがある。安定した編成のためには、図4(b)の捨て編み部9bのように、寄せを行う際には巻下げローラ6に掛かるような余裕ある長さにしておく必要がある。捨て編み部9bの長さに余裕があれば、外側も巻下げローラ6に掛かるようにすることができる。
寄せを行うまでに編幅の外側にも巻下げ力が掛かるようにするために、編み部9bを長くすれば、安定な編成を行うことができるけれども、長い捨て編み部9,9bは、使用する編糸の使用量が多くなって、生産コストを上昇させてしまう。短い捨て編み部9aを身頃7の編成の途中から編出すような場合に、横編機で再度編出し装置を使用することを可能にするために、巻下げローラ6が退避するような技術も提案されているけれども、装置が複雑になって、装置コストを上昇させてしまう。
本発明の目的は、ニットウエアなどの袖の丈が身頃よりも短いような場合でも、捨て編み部を少なくして、安定した編成が可能な、横編機による編地の編成方法を提供することである。
本発明は、歯口を挟んで対向する少なくとも一対の針床と、歯口下方に配置され、編成されて垂下する編地を巻下げる巻下げ装置とを備える横編機で、編成を先に開始する基本編地の編成の途中から、基本編地を編成している針床の区間とは異なる区間を使用して、ウエール方向の長さが基本編地よりも短い付加編地の編成も開始し、付加編地の下端が巻下げ装置に達する前に、付加編地を基本編地に接合し、さらに接合後の編地で、付加編地側を基本編地側となる編幅の内側に寄せて編目を重ね、重ねた編目に続く新たな編目を形成することを繰返して編幅を減少させる、横編機による編地の編成方法において、
付加編地の下端に、捨て編み部を、付加編地を編成する区間の端部のうち、寄せる方向とは逆となる編幅の外側端部側が長くなる形状となるように設けておき、
寄せを開始する際には、捨て編み部の外側端部側の下端を巻下げ装置で巻下げる、
ことを特徴とする横編機による編地の編成方法である。
また本発明で、前記捨て編み部の形状は、
前記付加編地の下端部に対応する編幅を有する広幅部分と、
広幅部分の下端の前記外側端部側に設けられ、広幅部分よりも編幅が狭い狭幅部分と、
を有する、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記捨て編み部の形状は、
前記広幅部分と前記狭幅部分とが帯状である、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記基本編地は、ニットウエアの身頃であり、
前記付加編地は、身頃よりも丈の短い袖である、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記身頃は、裾が広がるスカート部分と一体に続く形状を有して、該スカート部分の少なくとも下端側を、前記短い袖の編成に使用する区間を含む、広い範囲の針床の区間を使用して編成し、
前記捨て編み部は、該身頃の編成に使用する針床の区間の範囲が減少して、該捨て編み部を編成するための区間を含まなくなってから編成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、基本編地よりもウエール方向の長さが短い付加編地を基本編地に接合して、付加編地側を基本編地側に寄せて重ねながら編目を形成して、編幅を減少させる際に、付加編地の下端に設ける捨て編み部は、寄せる方向とは逆となる外側端部側が長くなる形状にしておく。捨て編み部は、下端が巻下げ装置に到達すると、下端が一様ではなく、外側端部側を先に巻下げ装置で巻下げることができる。捨て編み部は、寄せを行うまでに外側端部側の部分のみが巻下げ装置に掛かるようにすればよいので、捨て編み部全体としては長さに余裕を持たせる必要はなくなり、外側端部側のみ編幅を狭くして必要な長さにして、編糸の使用量を少なくすることができる。捨て編み部は、編糸の使用量が少なくなっても、寄せを行う際には、編幅の外側に対して巻下げ力を確実に作用させることができ、安定した編成を可能にすることができる。
また本発明によれば、捨て編み部は、付加編地の下端部分の編幅に対応する編幅を有する広幅部分と、編幅が広幅部分よりも狭い狭幅部分とで形成する。狭幅部分は、広幅部分よりも編糸の使用量を少なくして、しかも寄せる際に付加編地を寄せる方向とは逆となる編幅の外側に傾かせて巻下げ装置に掛かるようにして、安定な編成を可能にすることができる。狭幅部分の巻下げが進行すると、広幅部分が巻下げ装置に掛かるようになり、付加編地の下端部分の全体に対して一様な巻下げ力を作用させることができる。
また本発明によれば、広幅部分と狭幅部分とを帯状に形成すればよいので、それぞれ編幅を一定にして、編糸の使用量を最小限に抑えながら編成することができる。
また本発明によれば、身頃に対して丈の短い半袖などのニットウエアの編成は、捨て編み部を少なくして、安定に行うことができる。
また本発明によれば、裾が拡がったスカート部分が一体化された身頃を有するニットウエアを、針床を有効に使用して編成することができる。
図1は、本発明の実施例1としての編地の編成方法を適用するニットウエア10の簡略化した構成を示す正面図、横編機1の簡略化した側面図、および袖12に設ける捨て編み部13の効果を示す。 図2は、図1に示すニットウエア10に設ける捨て編み部13,14,15,16,17の例を示す部分的な正面図である。 図3は、本発明の実施例2としての編地の編成方法を適用するニットウエア20の簡略化した構成を示す正面図である。 図4は、従来からの横編機1の構成を簡略化して示す側面図、編地の編成方法を適用するニットウエア5の簡略化した構成を示す正面図、および袖8に設ける捨て編み部9が短い場合に生じ得る問題を示す部分的な正面図である。
以下、図1〜図3で本発明の二つの実施例を説明する。各実施例の説明では、図4に関するものも含めて、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符を付し、また、共通な事項についても、重複する説明を省略する場合がある。なお、各図の説明では、当該図面には存在せずに先に説明する図には存在する符号を用いて説明する場合がある。
図1は、(a)で本発明の実施例1として、ニットウエア10に本発明による編地の接合編成方法を適用する状態を簡略化して示し、(b)で編成に使用する横編機1の構成を簡略化して示し、(c)で捨て編み部13による接合編成時の効果を示す。本発明の実施例1でも、ニットウエア10を、身頃11の両側に袖12をそれぞれ分離した筒状編地として編成し、脇下10aに達すると接合して一つの筒状体を形成してから、筒状体の径を縮小するように、編幅を狭める寄せを行う。このような編成で形成するニットウエア10自体の編成は、図4(b)のニットウエア5と同様に行う。
すなわち、図1(b)に示すように、歯口2を挟んで対向する少なくとも一対の針床3,4と、歯口2下方に配置され、編成されて垂下するニットウエア10を巻下げる巻下げローラ6を備える横編機1で、先に編成を開始する身頃11の編成の途中から、袖12の編成を開始する。ニットウエア10の編地は、身頃11を基本編地として編成し、身頃11を編成している針床3,4の区間とは異なる区間を使用して、ウエール方向の長さが身頃11よりも短い袖12を付加編地として編成する。付加編地である袖12の下端が巻下げ装置である巻下げローラ6に達する前に、付加編地である袖12を基本編地である身頃11に接合し、さらに接合後の編地であるニットウエア10の編幅を減少させる寄せを行う。
実施例1では、袖12の下端に設ける捨て編み部13が図4(b)の捨て編み部9,9a,9bとは異なる。捨て編み部13は、袖12の下端に、袖12を編成する区間の端部のうち、身頃11を編成している区間に隣接する内側端部よりも、寄せる方向とは逆となる外側端部側に偏在して、外側端部側が長くなる形状となるように設けておく。捨て編み部13の形状は、袖12の下端部に対応する編幅を有する広幅部分13bと、広幅部分13bの下端の外側端部側に設けられ、広幅部分13bよりも編幅が狭い狭幅部分13aとを有する。半袖などで短い袖12では、袖12の下端から脇下10aまでの丈が図1(b)に示す巻下げローラ6から歯口2までの高さHに不足するけれども、捨て編み部13を袖12の下端に設ければ、袖12に狭幅部分13aの下端までを加えれば足りるようになる。
したがって、寄せを開始する際には、図1(c)に示すように、捨て編み部13の外側端部側の下端を巻下げローラ6で巻下げることができる。捨て編み部13は、狭幅部分13aの下端が巻下げローラ6に到達すると、下端が一様ではなく、外側端部側が長くなっているので、外側に傾いた状態で確実に、巻下げローラ6に掛けることができる。捨て編み部13は、狭幅部分13aが寄せを行うまでに巻下げローラ6に掛かるようにすればよいので、ウエール方向の長さを短くして、たとえば図4(b)の捨て編み部9bと同程度とすることができる。狭幅部分13aでは編幅が小さくなるので、捨て編み部13での編糸の使用量は、捨て編み部9bよりも少なくすることができる。狭幅部分13aの巻下げが進行すると、広幅部分13bが巻下げローラ6に掛かるようになり、袖12の下端部分の全体に対して一様な巻下げ力を作用させることができる。
図2は、図1に示すニットウエア10に設ける捨て編み部13の形状と,他の形状の捨て編み部14,15,16,17の例を示す。(a)に示すように、狭幅部分13aおよび広幅部分13bは帯状で、狭幅部分13aは広幅部分13bの下端の外側端部に設けられる。広幅部分13bのウエール方向の長さは、袖12の編出しが安定して行えるように定める。たとえば、図1(b)では図示を省略しているけれども、横編機1には、歯口2の直下に、サブローラが備えられ、補助的な編地の引下げが行われる。このような場合、広幅部分13bの長さは、広幅部分13bの下端がサブローラに掛かる状態で、袖12を編出せるようにすればよい。狭幅部分13aの長さは、前述のように、袖12を脇下10aまで編成して、身頃11と接合した後で寄せを行うまでに、巻下げローラ6掛かるには不足する広幅部分13bの長さを補うようにすればよい。狭幅部分13aのコース方向の編目数は、数目、たとえば4目必要となる。
図2(b)に捨て編み部14として示すように、捨て編み部13の狭幅部分13aと同様な狭幅部分14aを、広幅部分13bと同様な広幅部分14bの下端で、外側端部ではなく、少し内側に寄せて設けるようにしてもよい。寄せる程度は、たとえば、狭幅部分の編幅程度までとする。捨て編み部13,14の広幅部分13b,14bと狭幅部分13a,14aとは、それぞれ幅の異なる帯状の領域となって分けられる。捨て編み部13,14では、広幅部分13b,14bと狭幅部分13a,14aとを帯状に形成すればよいので、それぞれ編幅を一定にして、編糸の使用量を最小限に抑えながら編成することができる。
また、図2(c),(d)に示すように、捨て編み部15,16を、広幅部分13bと同様な広幅部分15b,16bと、編幅が連続的に変化する狭幅部分15a,16aとを合わせた形状とすることもできる。(e)に示す捨て編み部17では、帯状の狭幅部分17aと広幅部分13bと同様な広幅部分17bとの間に、編幅が連続的に変化する中間部分17cを設け、狭幅部分17aと中間部分17cとの長さを狭幅部分13aに対応させる。
以上で説明した各捨て編み部14,15,16,17は、捨て編み部13と同様に、編糸の使用量が少なくなっても、寄せを行う際には、編幅の外側に対して巻下げ力を確実に作用させることができ、安定した編成を可能にすることができる。
実施例1のニットウエア10では、袖12が身頃11に対して丈が短い半袖などであるけれども、身頃11の下部に、スカートやパンツを一体化するような場合、長袖であっても本発明を適用することができる。また身頃11は、セーターなどのようなコース方向に周回するように編成する筒状編地ではなく、カーディガンのようなコース方向の一部が切断されており、切断部の両端間を往復するC字状編地であってもよい。さらに、基本編地や付加編地は、前後の針床3,4で二層に形成する筒状編地に限らず、単層の編地でもよい。また、基本編地である身頃11の両側に付加編地である袖12を設けて接合しているけれども、基本編地の片側のみに付加編地を設けて接合し、寄せる場合でも本発明を同様に適用することができる。
図3は、本発明の実施例2としての編地の接合編成方法を適用するニットウエア20の簡略化した構成を示す。編地であるニットウエア20の基本編地となる身頃21は、裾が広がるスカート部分21aと一体に続く形状を有する。スカート部分21aの少なくとも下端側は、身頃21に比較すれば短い袖22の編成に使用する区間を含む、広い範囲の針床3,4の区間となる範囲Wを使用して編成する。捨て編み部13は、身頃21の編成途中から、スカート部分の編成に使用する針床の区間の範囲Wの内側で、編成を開始する。付加編地となる袖22は、捨て編み部13に続く袖口22aから編成を開始し、身頃21を脇下21bまで編成するまで並行して編成した後、身頃21に接合する。接合後には、編幅を減少させる寄せを行いながら、肩22bを含んで一体化された身頃を形成する。捨て編み部13は、寄せを行う際に、巻下げローラ6に狭幅部分13aの下端が掛かるように形成しておく。
袖22や捨て編み部13の編成に使用する針床3,4の区間は、範囲Wに含まれるけれども、狭幅部分13aの編成を開始する際には、身頃21の編幅が減少しており、身頃21の編成に使用する区間とは異なる区間を使用して編成することができる。図4(b)に示す捨て編み部9を使用する場合、袖8や捨て編み部9は、図3の範囲Wよりも編幅の外側の区間で編成する必要がある。範囲Wが針床3,4の長さ内であっても比率が大きく、範囲Wの両側に捨て編み部9を編成する区間を設けることができない場合は、捨て編み部9を編成することができない。
実施例2では、身頃21の編成に使用する針床3,4の区間の範囲が減少して捨て編み部13を編成するための区間を含まなくなってから、捨て編み部13および袖22を編成する。これによって、針床3,4を有効に使用して広い裾のスカート部21aを含むニットウエア20を編成することができる。
なお、捨て編み部13は、スカート部分21aの下端に設ける捨て編み部23に編込んでおいた編糸24を使用して、編糸24が捨て編み部23に繋がる状態で、編成することが好ましい。捨て編み部23が巻下げローラ6によって巻き下げられると、編糸24が巻き下げられ、編糸24が繋がる捨て編み部13の狭幅部分13aも確実に巻下げローラ6に掛かるように案内される。
また、捨て編み部13としては、図2に示す他の形状の捨て編み部14,15,16,17でも同様に、ニットウエア20にも適用することができる。すなわち、裾が拡がったスカート部分21aが一体化された身頃21を有するニットウエア20の編成は、袖22の編成をスカート部分21の編成に使用する針床3,4の区間の内側で後から開始するようにしても、長さに余裕を持たせた捨て編み部に比較して、捨て編み部13,14,15,16,17での編糸の使用量を少なくして、安定に行うことができる。また、基本編地の下端に設ける捨て編み部に編込んだ編糸で、付加編地に設ける捨て編み部を編成して、基本編地の下端と付加編地の下端の捨て編み部を編糸で繋いでおくことは、実施例1にも適用することができる。
1 横編機
2 歯口
3,4 針床
6 巻下げローラ
10,20 ニットウエア
11,21 身頃
12,22 袖
13,14,15,16,17,23 捨て編み部
13a,14a,15a,16a,17a 狭幅部分
13b,14b,15b,16b,17b 広幅部分
17c 中間部分
21a スカート部
24 編糸

Claims (5)

  1. 歯口を挟んで対向する少なくとも一対の針床と、歯口下方に配置され、編成されて垂下する編地を巻下げる巻下げ装置とを備える横編機で、編成を先に開始する基本編地の編成の途中から、基本編地を編成している針床の区間とは異なる区間を使用して、ウエール方向の長さが基本編地よりも短い付加編地の編成も開始し、付加編地の下端が巻下げ装置に達する前に、付加編地を基本編地に接合し、さらに接合後の編地で、付加編地側を基本編地側となる編幅の内側に寄せて編目を重ね、重ねた編目に続く新たな編目を形成することを繰返して編幅を減少させる、横編機による編地の編成方法において、
    付加編地の下端に、捨て編み部を、付加編地を編成する区間の端部のうち、寄せる方向とは逆となる編幅の外側端部側が長くなる形状となるように設けておき、
    寄せを開始する際には、捨て編み部の外側端部側の下端を巻下げ装置で巻下げる、
    ことを特徴とする横編機による編地の編成方法。
  2. 前記捨て編み部の形状は、
    前記付加編地の下端部に対応する編幅を有する広幅部分と、
    広幅部分の下端の前記外側端部側に設けられ、広幅部分よりも編幅が狭い狭幅部分と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の横編機による編地の編成方法。
  3. 前記捨て編み部の形状は、
    前記広幅部分と前記狭幅部分とが帯状である、
    ことを特徴とする請求項2記載の横編機による編地の編成方法。
  4. 前記基本編地は、ニットウエアの身頃であり、
    前記付加編地は、身頃よりも丈の短い袖である、
    ことを特徴とする請求項1から3の一つに記載の横編機による編地の編成方法。
  5. 前記身頃は、裾が広がるスカート部分と一体に続く形状を有して、該スカート部分の少なくとも下端側を、前記短い袖の編成に使用する区間を含む、広い範囲の針床の区間を使用して編成し、
    前記捨て編み部は、該身頃の編成に使用する針床の区間の範囲が減少して、該捨て編み部を編成するための区間を含まなくなってから編成する、
    ことを特徴とする請求項4記載の横編機による編地の編成方法。
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