JP5865339B2 - 極端紫外光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置の光源として用いられる極端紫外(EUV:extreme ultraviolet)光源装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴い、光リソグラフィの微細化も急速に進展しており、次世代においては、70nm〜45nmの微細加工、更には32nm以下の微細加工が要求されるようになる。そのため、例えば、32nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光を発生するEUV光源と縮小投影反射光学系(reduced projection reflective optics)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光源としては、ターゲットにレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(laser produced plasma:レーザ生成プラズマ)光源(以下において、「LPP式EUV光源装置」ともいう)と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(discharge produced plasma)光源と、軌道放射光を用いたSR(synchrotron radiation)光源との3種類がある。これらの内でも、LPP光源は、プラズマ密度をかなり大きくできるので黒体輻射に近い極めて高い輝度が得られ、ターゲット物質を選択することにより必要な波長帯のみの発光が可能であり、ほぼ等方的な角度分布を持つ点光源であるので光源の周囲に電極等の構造物がなく、2π〜4πsteradianという極めて大きな捕集立体角の確保が可能であること等の利点から、数十ワット以上のパワーが要求されるEUVリソグラフィ用の光源として有力であると考えられている。
LPP式EUV光源装置においては、次のような原理でEUV光が生成される。即ち、ノズルを用いて真空チャンバ内にターゲット物質を供給し、このターゲット物質に対してレーザビームを照射することにより、ターゲット物質を励起してプラズマ化させる。そのようにして生成されたプラズマからは、極端紫外(EUV)光を含む様々な波長成分が放射される。そこで、その内の所望の波長成分(例えば、13.5nm)を選択的に反射するコレクタミラー(集光ミラー)を用いることによりEUV光は反射集光され、露光装置に入力される。例えば、波長が13.5nm付近のEUV光を集光するコレクタミラーとしては、反射面にモリブデン(Mo)及びシリコン(Si)の薄膜が交互に積層されたミラーが用いられる。
このようなLPP式EUV光源装置においては、プラズマから放出されるイオン粒子や中性粒子による影響が問題となっている。これらの粒子(デブリ)は、EUV集光ミラーなどチャンバ内の各種光学素子の表面へ飛んでいく。エネルギーの高い高速イオンデブリは、光学素子の表面を侵食してしまう。また、低速イオンデブリや中性粒子は、光学素子の表面に堆積する。このようなデブリの影響を受けると、光学素子は表面の反射率が低下し、使用できなくなってしまう。
関連する技術として、特許文献1には、プラズマから放出されるイオンデブリが集光ミラーに衝突しないように、集光光学系内に磁場を発生させてイオンデブリをトラップする磁場発生手段を備えた極端紫外光源装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1においては、高エネルギーのイオンデブリは磁場方向には移動し易く、磁場軸上に設けられたターゲットノズルにイオンデブリが衝突する可能性がある。ターゲットノズルにイオンデブリが衝突すると、ノズルがスパッタリングされてノズル先端の形状が変化し、ドロップレットの位置安定性が悪化したり、ノズルからスパッタリングによって放出されるノズル材質の物質が集光ミラー等に付着して反射率が低下したりする可能性があった。また、中性粒子のようなデブリは、磁場によってトラップすることができず、集光ミラー等の表面に付着して、反射率の低下の原因となっていた。
特開2005−197456号公報
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、光学素子及びその他の構成要素がデブリで汚染または損傷されることを抑制し、これらの長寿命化を実現することのできるEUV光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る極端紫外光源装置は、チャンバ内においてターゲット物質のプラズマを発生させることにより極端紫外光を発生する極端紫外光源装置であって、チャンバ内にターゲット物質を供給するノズルを含むターゲット供給装置と、ターゲット物質に第1レーザ光を照射することによりプリプラズマを発生させる第1レーザ部と、プリプラズマに第2レーザ光を照射することにより極端紫外光を発生するメインプラズマを発生させる第2レーザ部と、チャンバ内に磁場を発生させる磁場発生部と、メインプラズマから放出される極端紫外光を集光して出射する集光面を有する集光光学系と、を具備し、集光光学系は、集光面に一つの中央の穴を有し、第1のレーザ部は、ピコ秒以下の時間幅をもつパルスを生成するピコ秒パルスレーザを含む。第1レーザ光の光軸及び第2レーザ光の光軸が、集光面に有する一つの中央の穴を通り、第1レーザ光の光軸が、ノズルから供給されたターゲット物質の軌道と交差し、第2レーザ光の光軸が、第1レーザ光の光軸とターゲット物質の軌道とが交差する点からずれている。
本発明の1つの観点によれば、磁場発生部によりチャンバ内に磁場を発生させることとした。その結果、イオンデブリの発生が抑制され、かつ、発生したイオンデブリを磁場によって排出できるので、光学素子及びその他の構成要素がデブリで汚染損傷されることを抑制し、これらの長寿命化を実現することのできるEUV光源装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る極端紫外(EUV)光源装置の概略構成を示す側面図(a)及び正面図(b)である。 ドロップレットへの1回のレーザ光の照射でEUV光を発生させる様子(a)と、本実施形態により第1レーザ光と第2レーザ光でEUV光を発生させる様子(b)を対比した概念図である。 ドロップレットに第1レーザ光を照射してプリプラズマが発生した様子(a)と、このプリプラズマに磁場を印加した様子(b)を示す概念図である。 第1レーザ光の照射方向と磁場Bの方向を調整するための構成要素の配置例を示す図である。 上記第1の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第2の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及びその一部拡大斜視図(b)である。 第3の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第4の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第5の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第6の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び底面図(b)である。 第7の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第8の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第9の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第10の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及びその囲み線A内の拡大斜視図(b)である。 第11の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び底面図(b)である。 第12の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び底面図(b)である。 第13の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第14の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び正面図(b)である。 第15の実施形態に係るEUV光源装置における第1のレーザ発振器の構成例を示した模式図である。 第16の実施形態に係るEUV光源装置における第1のレーザ発振器の構成例を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、第1の実施形態に係る極端紫外(EUV)光源装置の概略構成を示す側面図(a)及び正面図(b)である。本実施形態に係る極端紫外光源装置は、レーザビームをターゲット物質に照射して励起させることによりEUV光を生成するレーザ生成プラズマ(LPP)方式を採用している。図1に示すように、このEUV光源装置は、チャンバ壁面10で画成されるチャンバと、ドロップレット(DL)ノズル12と、第1導入窓13と、第2導入窓14と、集光ミラー15と、回収筒16と、レーザダンパ17と、超伝導磁石19a及び19bと、電源装置24と、コントローラ25と、第1及び第2のレーザ発振器(レーザ部)50、60(図2(b)参照)とを有している。
ドロップレットノズル12は、ターゲット供給装置から超伝導磁石19aのボア径内を通って供給される溶融した錫(Sn)などのターゲット物質を噴射することにより、チャンバ内の所定の位置(プラズマ発光点)に液滴状のターゲット物質を供給する。ドロップレットノズル12は、ピエゾ素子等の振動機構を備えており、次のような原理によりターゲット物質から液滴(ドロップレット)を生成する。即ち、レイリーの微小擾乱の安定性理論によれば、速度vで流れる直径dのターゲット噴流を、周波数fで振動させることによって擾乱させるときに、ターゲット噴流に生じた振動の波長λ(λ=v/f)が所定の条件(例えば、λ/d=4.51)を満たす場合に、均一な大きさの液滴が周波数fで繰り返して形成される。そのときの周波数fは、レイリー周波数と呼ばれる。
第1導入窓13及び第2導入窓14は、それぞれ、チャンバ外に設けられた第1及び第2のレーザ発振器50、60から射出される第1レーザ光及び第2レーザ光を透過させて、チャンバ内に導入するものである。第1レーザ光及び第2レーザ光は、高い繰り返し周波数(例えば、パルス幅が数n秒〜数十n秒程度、周波数が10kHz〜100kHz程度)をもつパルスレーザ光である。第1のレーザ発振器としては例えばYAGレーザが用いられ、第2のレーザ発振器としては例えばCOレーザが用いられるが、他のレーザ発振器を用いることもできる。第1レーザ光は集光光学系によって第1の導入窓13を介して、ドロップレット上に集光される。なおチャンバ内には、第2導入窓14から導入された第2レーザ光を反射する反射ミラー18aと、この反射された第2レーザ光を所定方向に反射集光するレーザ集光軸外放物面ミラー18bを有している。
第1レーザ光は、ドロップレット上に集光照射される。このとき、照射されたドロップレットが破壊して、飛散するような強度で照射してしまうと、ドロップレットが破壊された飛散した微粒子や中性粒子状のデブリが多く発生してしまうので、ドロップレットが破壊飛散しないような強度で照射する。このように照射すると、ドロップレット表面でプリプラズマが発生する。プリプラズマは、ドロップレットの照射表面付近の部分がプラズマ化された状態、または中性(原子)気体とプラズマの混合状態と推測される。あるいは、EUV光を発光しない程度の弱いプラズマ状態、または中性(原子)気体とこの弱いプラズマの混合状態と推測される。ここで、プラズマとは原子から電子が電離して、プラスイオンと電子が混合された気体である。
以下の説明及び図面において、弱いプラズマ、または、プラズマと中性(原子)気体の混合状態と推測される状態をプリプラズマと記述する。第1レーザ光が照射されたドロップレットのうちプリプラズマ化せず破壊しなかったドロップレットは、飛散せずにそのままチャンバ内をほぼ直進する。このように、プリプラズマが発生し、残りのドロプレットを破壊しないための第1レーザ光のドロップレットへの照射強度の範囲は、10〜10W/cmであった。
第2レーザ光は、ドロップレットに照射されるのではなく、第1レーザ光の照射により発生したプリプラズマに照射される。第2レーザ光のエネルギーによりプリプラズマが励起されると、そこからEUV光を含む様々な波長成分が放射される。ここで、EUV発光の効率が一番高いのは、第1レーザ光と第2レーザ光の照射タイミングの遅延時間が、50ns〜100nsの範囲にある場合であった。
集光ミラー15は、プラズマから放射される様々な波長成分の内から、所定の波長成分(例えば、13.5nm付近のEUV光)を集光する集光光学系である。集光ミラー15は、例えば、波長が13.5nm付近のEUV光を選択的に反射するモリブデン(Mo)/シリコン(Si)多層膜が形成されている楕円の凹面状の反射面を有している。この集光ミラー15により、EUV光は所定の方向(図1においては、Z方向)に反射集光され、ゲートバルブ11を介して、例えば、露光装置に出力される。この露光装置は、マスクを均一に照明する光学系とマスクをウエハ上に投影露光する光学系を含み、EUV光を用いてマスクパターンをワークに露光させる装置である。
回収筒16は、プラズマ発光点を挟みドロップレットノズル12に対向する位置に配置されている。回収筒16は、ドロップレットノズル12から噴射されたにもかかわらず、プラズマ化しなかったターゲット物質及びイオン22を回収する。それにより、不要なターゲット物質が飛散して集光ミラー15等を汚染するのを防止すると共に、チャンバ内の真空度が低下するのを防いでいる。
レーザダンパ17は、照射されたレーザ光を受け止める装置であり、高エネルギーの第2レーザ光を吸収する。
超伝導磁石19a及び19bの各々は、コイル巻き線やコイル巻き線の冷却機構等を含んでいる。これらの超伝導磁石19a及び19bは、磁場発生部を構成している。超伝導磁石19a及び19bには、電源装置24及びコントローラ25が接続されており、電源装置24及びコントローラ25が各超伝導磁石19a及び19bに供給される電流を調節することにより、真空チャンバ内に所望の磁場が形成される。
ここで、第1レーザ光と第2レーザ光を用いる利点について説明する。
本実施形態では、第1レーザ光の照射によりドロップレットを破壊して、弾き飛ばさないようにし、このドロップレットのうち気化しなかった部分には第2レーザ光を照射しないようにしたので、デブリの発生量を少なくすることができる。しかも、第1レーザ光は強度を弱くしているので、第1レーザ光によりデブリが発生するとしてもエネルギーの小さなデブリとなり、超伝導磁石19a及び19bによるイオンデブリの軌道制御を行いやすくなる。第1、第2のレーザ光の照射によりドロップレットの軌道がほとんど変化しないので、回収筒16による回収も行いやすい。そして、第2レーザ光が照射されるプリプラズマは既にプリプラズマ化しているので、第2レーザ光によるデブリはほとんど発生しない。
図2は、ドロップレットへの1回のレーザ光の照射でEUV光を発生させる様子(a)と、第1の実施形態により第1レーザ光と第2レーザ光でEUV光を発生させる様子(b)を対比した概念図である。
図2(a)のようにドロップレットDLへの1回のレーザ光の照射でEUV光を発生させる場合、ドロップレットDLのレーザ光源側に多くプラズマが発生するので、この部分がEUV発光領域21となる。EUV光はEUV発光領域21から全方位に発生する。しかし、ドロップレットDLが液体であるために、プラズマ化されずに残ったドロップレットDLがEUV光の透過を阻害する。このため、実際にはレーザ光源側でしか十分な強度のEUV光が取り出せない。さらに、最適なプラズマ密度でレーザ光が照射されないために、照射レーザ光のエネルギーに対するEUV光へのエネルギーの変換効率が低かった。
図2(b)のようにドロップレットDLに第1レーザ光を照射すると、ドロップレットDLの第1レーザ光源側にプリプラズマ20が発生する。このプリプラズマ20に第2レーザ光を照射すると、プリプラズマが励起された部分がEUV発光領域21となり、EUV光が発生する。プリプラズマ20は溶融金属に比べて膨張して低密度化しているため、EUV光の透過をほとんど阻害しない。また、プリプラズマ化せずに残ったドロップレットDLはEUV発光領域21から若干離れているので、ほぼ全方位でEUV光を取り出すことができる。
図3は、ドロップレットに第1レーザ光を照射してプリプラズマが発生した様子(a)と、このプリプラズマに磁場を印加した様子(b)を示す概念図である。図3(a)に示すように、プリプラズマ20はドロップレットDLの第1レーザ光源側に発生するが、ここに磁場Bを印加すると、図3(b)に示すようにプリプラズマ20は磁場Bの方向に収束することがわかった。プリプラズマ20にはイオンが含まれているが、第1レーザ光がドロップレットDLを破壊して弾き飛ばさない強度である。このため、イオンのエネルギーが低いことから、磁場による収束効果が高くなると推測される。その結果、プリプラズマの密度がEUV光を発光するのに最適なプリプラズマ密度となる。
ただ、プリプラズマ20は発生時の初速をもっているため、プリプラズマ20の発生方向が磁場Bの方向と平行な方向成分をもつようにした方が、収束効果が高い。そこで、プリプラズマ20の発生方向が磁場Bの方向と平行な方向成分をもつようにするため、第1レーザ光の照射方向が磁場Bの方向と平行な成分をもつように第1レーザ光の光軸を調整するのが好ましい。さらに、第1レーザ光の照射方向は、磁場Bの方向と垂直な方向よりも磁場Bの方向と平行な方向に近いことが望ましい。なお、本明細書において、磁場の方向とは、プリプラズマの発生領域近傍における磁場の方向をいう。
図4は、第1レーザ光の照射方向と磁場Bの方向を調整するための構成要素の配置例を示す図である。第1レーザ光は、チャンバ外の集光光学系23から第1導入窓13を通ってチャンバ内に導入され、ドロップレットDLに照射される。すると、ドロップレットDLからプリプラズマ20が発生し、磁場Bの方向に収束して回収筒16に回収される。ここで、第1レーザ光の集光光学系23をコンパクトにすることができれば、図1(b)に示すように、第2レーザ光のミラーと軸外放物面ミラーのようにチャンバ内に配置してもよい。
第1レーザ光の照射方向を磁場Bの方向と平行にすると、プリプラズマ20の発生方向と磁場Bの方向が平行になるので、プリプラズマ20を最も収束させやすい。しかし、第1レーザ光の光学系、ここでは第1導入窓13にプリプラズマが衝突してしまうと、第1レーザ光の第1導入窓13が損傷して透過率が減少してしまう。そこで図4に示すように、第1レーザ光の照射方向は、磁場Bの方向に対して僅かにずらすことが望ましい。
以上の点を踏まえ、EUV光の光軸方向を示すEUV光軸31、ドロップレットの噴射方向を示すドロップレット軸32、磁場Bの方向を示す磁場軸、第1レーザ光の光軸方向を示す第1レーザ軸34、第2レーザ光の光軸方向を示す第2レーザ軸35の計5軸の配置について説明する。
図5は、上記第1の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を抜き出して示した側面図(a)及び正面図(b)である。
図5では、EUV光軸31はプラズマ発光点から正面側へ向かう方向となっている。他の4軸はすべてプラズマ発光点又はその付近を通っている。
ドロップレット軸32及び磁場軸Bは、底面側へ向かう方向であり、EUV光軸31とは略垂直の方向である。
第1レーザ軸34は、上面側へ向かう方向であり、EUV光軸31とは略垂直の方向であると共に、ドロップレット軸32の進行方向に対して略反対の方向である。
第2レーザ軸35は、左側面側へ向かう方向であり、EUV光軸31とは略垂直の方向であると共に、ドロップレット軸32及び磁場軸Bとは略垂直の方向である。さらに、第2レーザ軸35は、第1レーザ軸34とも略垂直の方向である。図5においては、磁場軸Bの方向は、下向きとなっているが、上向きであっても同様な機能を果たす。この理由は、プリプラズマ化したイオンは、磁場軸Bの方向に関係なく、磁場軸に沿って収束移動するからである。
以上の軸配置にしたことで、本実施形態は以下の効果がある。
(1)第1レーザ軸34が、磁場軸Bと略平行方向であるので、第1レーザ光の光源側に発生したプリプラズマをそのまま磁場軸Bにより収束させやすい。
(2)第1レーザ軸34が、ドロップレット軸32と略反対であるので、第1レーザ光によるプリプラズマの発生方向がドロップレットの移動方向と略一致し、プリプラズマの軌道制御をしやすい。
(3)ドロップレット軸32、第1レーザ軸34、第2レーザ軸35が、いずれもEUV光軸31と略垂直であるので、集光ミラー15に穴をあける必要がなく、集光効率を向上できる。更に、レーザダンパをEUV光軸上に置く必要もなくなり、集光効率を向上できる。
(4)第2レーザ軸35が、EUV光軸31と略垂直で、且つ第1レーザ軸34と略垂直であるので、第2レーザ軸35と略垂直にプリプラズマが発生する。従って、第2レーザ光を残ったドロップレットに当たらないように、プリプラズマに命中させることが可能となる。
(5)第1レーザ軸34が、EUV光軸31と略垂直であるが、完全な垂直ではなく、EUV光軸の下流側から上流側に向かうよう若干傾いている。このため、プリプラズマはEUV光軸の下流側に若干傾いた角度に(集光ミラー15から若干離れる方向に)生成されるので、集光ミラー15を汚染または損傷する可能性が低減される。
次に、第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及びその一部拡大斜視図(b)である。
第1の実施形態は超伝導磁石19a及び19bをチャンバ外に設けていたのに対し、第2の実施形態は小型の電磁石コイル(局所磁場発生手段)19c及び19dをチャンバ内に設けている点が異なる。第2の実施形態では、電磁石コイル19c及び19dを用いることで、チャンバ内に局所的な磁場Bを発生させる。この局所的な磁場Bにより、プリプラズマは磁場Bの方向へ収束し、電磁石コイル19dを通り抜けた後もそのままの速度で流れ、回収筒16で回収される。電磁石コイル19c及び19dは、露光装置で決まるオブスキュレーションエリア(チャンバ内に構成要素を設置しても露光装置の使用上問題のない領域)内に含めることによって、EUV光が電磁石コイル19c及び19dで遮断される影響を最小限にすることが望ましい。
第2の実施形態の構成によっても、5軸の配置は第1の実施形態と同一とすることができるので、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、第2の実施形態によれば、チャンバ外に大きな超伝導磁石を配置する必要がないため、露光装置のEUV光源の設置の自由度が増し、漏れ磁場の影響も生じないようにすることができる。
次に、第3の実施形態について説明する。
図7は、第3の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及びその一部拡大斜視図(b)である。
第2の実施形態においては、第1レーザ軸34が電磁石コイル19c又は19dの何れか一方の内側を通ってドロップレットに向かっていたのに対し、第3の実施形態においては、第1レーザ軸34が電磁石コイル19c及び19dの外側、つまり電磁石コイル19cと電磁石コイル19dとの間を通ってドロップレットに向かっている。
第3の実施形態によれば、第1レーザ光を発生するレーザ発振器、又は、第1レーザ光を入射または集光する光学系を、プリプラズマ及びEUV光を生成するメインプラズマの磁場による収束方向からずらして配置できるので、第1レーザ光の光学系がプリプラズマ及びメインプラズマから発生するイオンデブリによって損傷したり汚染したりすることを防止することができる。
次に、第4の実施形態について説明する。
図8は、第4の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。
第1の実施形態では第2レーザ軸35が左側面側へ向かっており、ドロップレット軸32及び磁場軸Bとは略垂直の方向であったのに対し、第4の実施形態では第2レーザ軸35が上面側へ向かっており、磁場軸Bとは略反対の方向である。
プリプラズマは、磁場軸Bの方向に伸びた細長い形状をしている。従って、プリプラズマの長手方向に第2レーザ光を照射することにより、より多くのプリプラズマ領域を通過し励起できる場合に有効な実施形態である。
次に、第5の実施形態について説明する。
図9は、第5の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。
第1の実施形態では第2レーザ軸35が左側面側へ向かっており、EUV光軸31とは略垂直の方向であったのに対し、第5の実施形態では第2レーザ軸35が正面側へ向かっており、EUV光の光軸と略同一の方向である。
第1の実施形態では、第2レーザ光をプリプラズマに照射した場合はEUV光が全方位に出力されるものとして説明したが、第2レーザ光の強度、プリプラズマの密度その他の条件によっては、第2レーザ光の光源側で最も強いEUV光を取り出せる可能性がある。たとえば、プリプラズマの領域の中間地点で第2レーザ光を全て吸収した場合は、集光ミラー15に形成した中央の穴36からEUV光軸31に第2レーザ光を照射することが望ましい。
次に、第6の実施形態について説明する。
図10は、第6の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び底面図(b)である。
第1の実施形態ではドロップレット軸32が底面側へ向かっており、磁場軸Bと略平行であったのに対し、第6の実施形態ではドロップレット軸32が側面側へ向かっており、磁場軸Bと略垂直の方向である。この実施形態に限らず、磁場Bの方向は、逆方向になったとしても同じ作用を得ることができる。
ドロップレットノズル12やその周辺の要素が大きく、超伝導磁石19a及び19bのボア内に入らない場合は、このようにドロップレットノズル12を側面に設けるのが望ましい。
なおここでは第2レーザ軸を図示していない。第2レーザ軸は、第1の実施形態のようにEUV光軸31と略垂直、且つ磁場軸Bと略垂直の方向としても良いし、第4の実施形態のように磁場軸Bと略同一の方向としても良いし、第5の実施形態のように、EUV光軸31と略同一の方向としても良い。
次に、第7の実施形態について説明する。
図11は、第7の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。
第1の実施形態では磁場軸Bは底面側へ向かい、第1レーザ軸34は上面側へ向かっており、いずれもEUV光軸31とは略垂直の方向であったのに対し、第7の実施形態では、磁場軸Bが背面側へ向かい、EUV光軸31とは略反対の方向であり、第1レーザ軸34が正面側へ向かい、EUV光軸31とは略同一の方向である。
この場合、プリプラズマはEUV光軸31と略反対の方向に向かうので、集光ミラー15の中央の穴36に対してイオンを導くことが必要である。このため、超伝導磁石19eのボア内に集光ミラー15を配置することにより、集光ミラー15に磁力線を集中させている。この実施形態に限らず、磁場Bの方向は、逆方向になったとしても同じ作用を得ることができる。
この構成によれば、露光装置(EUV光軸)と第1レーザ光の光軸の進行方向が略同一方向になるようし、前記両軸に対して平行に磁場軸Bを向けたので、露光装置側にはデブリが流れない。従って露光装置へのデブリ保護という面で優れた構成である。
また、超伝導磁石19eが1つで済むので、コストや装置重量の点で有利である。
次に、第8の実施形態について説明する。
図12は、第8の実施形態に係るEUV光源装置における5軸の配置を示した側面図(a)及び正面図(b)である。
第7の実施形態で、第2レーザ軸35は第1の実施形態と同様にEUV光軸31と略垂直の方向としたのに対し、第8の実施形態では、第2レーザ軸35は第5の実施形態と同様にEUV光の光軸と略同一の方向とした。その結果、第8の実施形態では、第2レーザ軸35は第4の実施形態と同様に磁場軸Bと略平行とした。
この構成は、第7の実施形態による効果を奏することに加え、第5の実施形態と同様に、第2レーザ光の光源側で最も強いEUV光を取り出せる場合に有利である。また、第4の実施形態と同様に、第2レーザ光がより多くのプリプラズマ領域を通過し励起できる場合に有効な実施形態と考えられる。
上述の第1の実施形態及び第4〜第6の実施形態では2つの超伝導磁石19a及び19bを用いて磁場を発生させたが、磁場発生手段はこれ以外でも良く、超伝導磁石を1個にしても良いし、第2の実施形態で示した局所磁場を用いても良いし、永久磁石を用いても良い。また磁場の形も、ミラー磁場に近い形状を示したが、これに限らず、ミラー効果でイオンが反射することを防ぐため非対称としても良い。
また上述の各実施形態では、ドロップレットターゲット材質として加熱溶解した錫(Sn)を用いたが、リチウム(Li)を用いても良いし、アルゴン(Ar)、キセノン(Xe)等を液体又は氷にしてドロップレットを生成しても良い。
図13は、第9の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び正面図(b)である。以下、図13(a)の図示右側を正面側、図13(b)の図示左側を左側面側、図示上側を上面側として説明する。
上述の第1〜第8の実施形態において、ターゲットとして液体である溶融した錫を用いたのに対し、第9の実施形態においては、ターゲットとして固体であるワイヤ41を用いる。このワイヤ41は、例えば錫(Sn)で構成され、或いは錫がコーティングされた他の物質で構成される。
第1の実施形態と同じく、第9の実施形態では、EUV光軸31はプラズマ発光点から正面側へ向かう方向となっている。
磁場軸Bは、底面側へ向かう方向に形成される。この磁場軸Bの方向は、EUV光軸31とは略垂直の方向である。磁場軸Bは、第1の実施形態と同じく、チャンバ外に設けた超伝導磁石により形成される。
第1レーザ軸34は、上面側へ向かう方向に形成される。この第1レーザ軸34の方向は、EUV光軸31とは略垂直の方向である。
第2レーザ軸35は、左側面側へ向かう方向に形成される。この第2レーザ軸35の方向は、EUV光軸31とは略垂直の方向であり、磁場軸Bとも略垂直の方向であり、第1レーザ軸34とも略垂直の方向である。
図13においては、磁場軸Bの方向は、下向きとなっているが、上向きであっても同様な機能を果たす。この理由は、プリプラズマ化したイオンは、磁場軸Bの方向に関係なく、磁場軸に沿って収束移動するからである。
ワイヤ41は、ワイヤ41の軸方向が磁場軸Bの方向及びEUV光軸31の方向と略垂直となるように配置されている。この配置において、第1レーザ軸34が磁場軸Bの方向に対して若干角度をずらしてワイヤ41の表面に照射することにより、磁場軸Bの方向と略同じ方向にプリプラズマ20を発生させることができる。このプリプラズマ20に第2レーザ光を照射することにより、EUV発光領域21からEUV光を発生させることができる。ワイヤ41を、ワイヤ41の軸方向に順次移動させることによって、ワイヤ41の新しい表面に第1レーザ光を照射しプリプラズマ20を発生させることができる。
第9の実施形態の構成によれば、固体のターゲットを用いたので、液体ターゲットの場合に比べ、プリプラズマを発生させるために固体から直接アブレーションによりプリプラズマ化するため、デブリ及び中性粒子の発生量が少なくなり、チャンバ内に飛散するターゲット物質の中のプリプラズマの比率が高くなる。従って、デブリ及び中性粒子により集光ミラー15等の光学部品を汚染または損傷する可能性が低減される。
また、プリプラズマの比率が高いためEUV光の発生効率が向上する。
図14は、第10の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及びその囲み線A内の拡大斜視図(b)である。
上述の第9の実施形態では超伝導磁石をチャンバ外に設けていたのに対し、第10の実施形態は小型の電磁石コイル19c及び19dをチャンバ内に設けている点が異なる。第10の実施形態では、電磁石コイル19c及び19dを用いることで、チャンバ内に局所的な磁場Bを発生させる。この局所的な磁場Bにより、プリプラズマ20は磁場Bの方向へ収束し、電磁石コイル19dを通り抜けた後もそのままの速度で流れ、回収筒16で回収される。電磁石コイル19c及び19dは、露光装置で決まるオブスキュレーションエリア(チャンバ内に構成要素を設置しても露光装置の使用上問題のない領域)内に含めることによって、EUV光が電磁石コイル19c及び19dで遮断される影響を最小限にすることが望ましい。
第10の実施形態の構成によっても、ワイヤ41等の配置は第9の実施形態と同一とすることができるので、第9の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、第10の実施形態によれば、チャンバ外に大きな超伝導磁石を配置する必要がないため、露光装置のEUV光源の設置の自由度が増し、漏れ磁場の影響も生じないようにすることができる。
図15は、第11の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び底面図(b)である。以下、図15(a)の図示上側を上面側、図示右側を正面側として説明する。
第11の実施形態では、ターゲットとして固体である円盤42を用いる。この円盤42は、例えば錫(Sn)で構成され、或いは錫がコーティングされた他の物質で構成される。
第1の実施形態と同じく、第11の実施形態では、EUV光軸31はプラズマ発光点から正面側へ向かう方向となっている。磁場軸Bは、底面側へ向かう方向に形成される。EUV光軸31とは略垂直の方向である。磁場軸Bは、第1の実施形態と同じく、チャンバ外に設けた超伝導磁石19a、19bにより形成される。第1レーザ軸34は、上面側へ斜めに向かう方向に形成される。
図15においては、磁場軸Bの方向は、下向きとなっているが、上向きであっても同様な機能を果たす。この理由は、プリプラズマ化したイオンは、磁場軸Bの方向に関係なく、磁場軸に沿って収束移動するからである。
円盤42は、円盤42の平らな底面が磁場軸Bの方向と略垂直となるように配置されている。この配置において、第1レーザ軸34が円盤42の平らな底面の端部付近に照射することにより、円盤42の平らな底面の法線方向(磁場軸Bの方向)と略同じ方向にプリプラズマ20を発生させることができる。このプリプラズマ20に第2レーザ光を照射することにより、EUV発光領域21からEUV光を発生させることができる。円盤42を、円盤42の円周に沿って順次回転させることによって、円盤42の新しい表面に第1レーザ光を照射しプリプラズマ20を発生させることができる。
なおここでは第2レーザ軸を図示していない。第2レーザ軸は、第1の実施形態のようにEUV光軸31と略垂直、且つ磁場軸Bと略垂直の方向としても良いし、第4の実施形態のように磁場軸Bと略同一の方向としても良いし、第5の実施形態のように、EUV光軸31と略同一の方向としても良い。
第11の実施形態の構成によっても、固体のターゲットを用いたので、第9の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、第11の実施形態によれば、円盤42の平らな底面に第1レーザ光を照射するので、第1〜第8の実施形態における球状の液滴や第9の実施形態におけるワイヤ41の側面のような曲面と異なり、円盤42の平らな底面から垂直方向にプリプラズマ20を発生させ、プリプラズマ20の集束状態を良好にすることができる。
図16は、第12の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び底面図(b)である。上述の第11の実施形態において、円盤42の平らな底面が磁場軸Bの方向と略垂直となるように円盤42を配置したのに対し、第12の実施形態では、円盤42の平らな底面が磁場軸Bの方向と略平行で、且つEUV光軸31と略平行となるように円盤42が配置されている。
この配置において、第1レーザ軸34が下方から円盤42の側面に照射することにより、円盤42の側面から磁場軸Bの方向と略同じ方向にプリプラズマ20を発生させることができる。このプリプラズマ20に第2レーザ光を照射することにより、EUV発光領域21からEUV光を発生させることができる。円盤42を、円盤42の円周に沿って順次回転させることによって、円盤42の新しい表面に第1レーザ光を照射しプリプラズマ20を発生させることができる。
図16においては、磁場軸Bの方向は、下向きとなっているが、上向きであっても同様な機能を果たす。この理由は、プリプラズマ化したイオンは、磁場軸Bの方向に関係なく、磁場軸に沿って収束移動するからである。
なおここでは第2レーザ軸を図示していない。第2レーザ軸は、第1の実施形態のようにEUV光軸31と略垂直、且つ磁場軸Bと略垂直の方向としても良いし、第4の実施形態のように磁場軸Bと略同一の方向としても良いし、第5の実施形態のように、EUV光軸31と略同一の方向としても良い。
第12の実施形態の構成によれば、曲率半径の大きな円盤42の側面に第1レーザ光を照射するので、第1〜第8の実施形態における小さな球状の液滴や第9の実施形態における小径のワイヤ41の側面のような曲面と異なり、円盤42の側面から垂直方向にプリプラズマ20を発生させ、プリプラズマ20の集束状態を良好にすることができる。
図17は、第13の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び正面図(b)である。上述の第9の実施形態において、ワイヤ41をターゲットとしたのに対し、第13の実施形態においては、テープ43をターゲットとして用いる。このテープ43は、例えば錫(Sn)がコーティングされた樹脂フィルムから構成される。
第13の実施形態の構成によっても、固体のターゲットを用いたので、第9の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、第13の実施形態によれば、テープ43の平面に第1レーザ光を照射するので、第1〜第8の実施形態における球状の液滴や第9の実施形態におけるワイヤ41の側面のような曲面と異なり、テープ43の平面から垂直方向にプリプラズマ20を発生させ、プリプラズマ20の集束状態を良好にすることができる。また、使用前後のテープ43を巻き取って、コンパクトな状態でチャンバ内に収納しておくことができる。
図18は、第14の実施形態に係るEUV光源装置内部の概略構成を示した側面図(a)及び正面図(b)である。上述の第9の実施形態において、ワイヤ41をターゲットとしたのに対し、第14の実施形態においては、多数の窪み44aが形成された板材44をターゲットとして用いる。この板材44は、例えば錫(Sn)で構成され、或いは少なくとも個々の窪み44a内に錫がコーティングされた他の物質で構成される。
第14の実施形態の構成によっても、固体のターゲットを用いたので、第9の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、第14の実施形態によれば、窪み44a内に第1レーザ光を照射してプリプラズマ20を発生させることにより、プリプラズマの拡散を抑制し、プリプラズマを集める方向に形成することができる。その結果、プリプラズマの密度が、第2レーザ光によってEUV光に変換するのに最適となるため、テープターゲットの場合に比べてさらに変換効率が向上する。
次に、第15の実施形態について説明する。
図19は、第15の実施形態に係るEUV光源装置における第1のレーザ発振器の構成例を示した模式図である。第15の実施形態における第1のレーザ発振器50aは、上述の第1〜第14の実施形態においてプリプラズマを発生させるための第1レーザ光を発生するものとして、チャンバの外側に設けられる。
第15の実施形態における第1のレーザ発振器50aは、半導体可飽和吸収ミラー51aと出力結合ミラー52aとの間に、凹面ミラー53a、第1のポンピング用ミラー54a、チタンサファイア結晶55a、第2のポンピング用ミラー56a、及び、2つのプリズム57a、58aが、この順に配置されることにより構成されている。第1のポンピング用ミラー54aは、励起光を透過し、第1レーザ光を高反射するミラーである。凹面ミラー53aと第2のポンピング用ミラー56aは、第1のレーザ光に対して高反射ミラーである。
第1のポンピング用ミラー54aに対し、半導体励起Nd:YVOの第2高調波を励起光として導入し、半導体可飽和吸収ミラー51aとこのレーザ発振器の縦モードを同期して発振させることにより、ピコ秒の時間幅のレーザパルス光が出力される。なお、パルスエネルギーが小さい場合は、再生増幅器により、このパルス光を増幅しても良い。
第15の実施形態によれば、ピコ秒の短パルスレーザ光を第1レーザ光としてターゲットに照射するので、ターゲットの薄表面のみをプリプラズマ化させることができる。従って、ターゲットの内部までは加熱されないので、中性粒子の発生を抑制することができる。また、小さなパルスエネルギーでプリプラズマを発生させることができる。
ここで、ターゲットとしてドロップレット状のものを用いた場合には、ピコ秒の短パルスレーザ光を用いているため、ドロップレットの破壊による飛沫の発生が抑制され、チャンバ内の光学部品の汚染を抑制することができる。
あるいは、ターゲットとして固体状のものを用いた場合には、ピコ秒の短パルスレーザ光を用いているため、ターゲットの内部損傷が防止されるので、錫等のターゲット物質を再コートして繰り返し使用することができる。また、ターゲット物質のうちプリプラズマ化しない部分はターゲット物質としてそのまま残るので、ターゲットの薄表面のみをプリプラズマ化させることでターゲットの消費量を少なくすることができる。
次に、第16の実施形態について説明する。
図20は、第16の実施形態に係るEUV光源装置における第1のレーザ発振器の構成例を示した模式図である。第16の実施形態における第1のレーザ発振器50bは、上述の第1〜第14の実施形態においてプリプラズマを発生させるための第1レーザ光を発生するものとして、チャンバの外側に設けられる。
第16の実施形態における第1のレーザ発振器50bは、高反射ミラー51bと半導体可飽和吸収ミラー52bとの間に、グレーティングペア53b、第1の偏光維持ファイバ54b、励起光を結合するマルチプレクサ55b、出力光を分離する分離素子56b、第2の偏光維持ファイバ57b、及び、集光光学系58bが、この順に配置されることにより構成されている。第1の偏光維持ファイバ54bには、イッテリビウム(Yb)がドープされている。マルチプレクサ55bに光ファイバで接続された励起光源59bから、励起光を導入すると、ピコ秒の時間幅のレーザパルス光が出力される。
ここで、パルス時間幅Tがピコ秒以下のパルスを出力するピコ秒パルスレーザとは、パルス幅Tが1ns未満(T<1ns)のパルスレーザを示す。さらに、パルス時間幅がフェムト秒となるパルスを出力するフェムト秒レーザを適用しても、同様な効果を得ることができる。
第16の実施形態によれば、第15の実施形態と同様の効果を奏する他、第1レーザ光を光ファイバで導入できるため、ターゲットに対して高精度に第1レーザ光を照射することが容易となる。また、一般にファイバレーザでは、レーザビームの強度分布の理想的なガウス分布からのずれを表すM値が、1.2程度であり、集光性能が高いため、小さなターゲットに対して高精度に第1レーザ光を照射することができる。
なお、第1レーザ光の波長が短くなるほど、錫によるレーザ光の吸収率は高くなる。従って、錫による吸収を重視する場合は、短波長の方が有利である。例えば、Nd:YaGレーザの波長1064nmに対し、高調波光2ω=532nm、3ω=355nm、4ω=266nmの順で、吸収効率が高くなる。波長が短くなると、錫金属の表面付近のみが効率よく吸収されるので、高い効率的にプリプラズマを発生させることができる。その結果、第1レーザ光のエネルギーに対するEUV光へのエネルギーの変換効率が向上する。
本発明は、露光装置の光源として用いられるEUV光源装置において利用することが可能である。
1…EUV光源装置、10…チャンバ壁面、11…ゲートバルブ、12…ドロップレットノズル、13、14…導入窓、15…集光ミラー、16…回収筒、17…レーザダンパ、18a…反射ミラー、18b…レーザ集光軸外放物面ミラー、19a、19b、19e…超伝導磁石、19c、19d…電磁石コイル、20…プリプラズマ、21…EUV発光領域、22…イオンプラズマ、23…集光光学系、24…電源装置、25…コントローラ、31…EUV光軸、32…ドロップレット軸、34…第1レーザ軸、35…第2レーザ軸、36…中央の穴、41…ワイヤ(ターゲット)、42…円盤(ターゲット)、43…テープ(ターゲット)、44…板材(ターゲット)、44a…窪み、50、50a、50b…第1のレーザ発振器、60…第2のレーザ発振器、51a、52b…半導体可飽和吸収ミラー、51b…高反射ミラー、52a…出力結合ミラー、53a…凹面ミラー、53b…グレーティングペア、54a…第1のポンピングミラー、54b…第1の偏光維持ファイバ、55a…チタンサファイア結晶、55b…マルチプレクサ、56a…第2のポンピング用ミラー、56b…分離素子、57a、58a…プリズム、57b…第2の偏光維持ファイバ、58b…集光光学系、B…磁場(磁場軸)、DL…ドロップレット

Claims (1)

  1. チャンバ内においてターゲット物質のプラズマを発生させることにより極端紫外光を発生する極端紫外光源装置であって、
    前記チャンバ内に前記ターゲット物質を供給するノズルを含むターゲット供給装置と、
    前記ターゲット物質に第1レーザ光を照射することにより、プリプラズマを発生させる第1レーザ部と、
    前記プリプラズマに第2レーザ光を照射することにより、極端紫外光を発生するメインプラズマを発生させる第2レーザ部と、
    前記チャンバ内に磁場を発生させる磁場発生部と、
    前記メインプラズマから放出される極端紫外光を集光して出射する集光面を有する集光光学系と、
    を具備し、
    前記集光光学系は、前記集光面に一つの中央の穴を有し、前記第1のレーザ部は、ピコ秒以下の時間幅をもつパルスを生成するピコ秒パルスレーザを含み、
    前記第1レーザ光の光軸及び前記第2レーザ光の光軸が、前記集光面に有する一つの中央の穴を通り、
    前記第1レーザ光の光軸が、前記ノズルから供給された前記ターゲット物質の軌道と交差し、
    前記第2レーザ光の光軸が、前記第1レーザ光の光軸と前記ターゲット物質の軌道とが交差する点からずれている、極端紫外光源装置。
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