JP5149514B2 - 極端紫外光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置の光源として用いられる極端紫外(EUV:extreme ultra violet)光源装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って光リソグラフィにおける微細化が急速に進展しており、次世代においては、100nm〜70nmの微細加工、更には50nm以下の微細加工が要求されるようになる。そのため、例えば、50nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光源と縮小投影反射光学系(catadioptric system)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光源としては、ターゲットにレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(laser produced plasma:レーザ励起プラズマ)光源(以下において、「LPP式EUV光源装置」ともいう)と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(discharge produced plasma)光源と、軌道放射光を用いたSR(synchrotron radiation)光源との3種類がある。これらの内でも、LPP光源は、プラズマ密度をかなり大きくできるので黒体輻射に近い極めて高い輝度が得られ、ターゲット物質を選択することにより必要な波長帯のみの発光が可能であり、ほぼ等方的な角度分布を持つ点光源であるので光源の周囲に電極等の構造物がなく、2πsteradianという極めて大きな捕集立体角の確保が可能であること等の利点から、数十ワット以上のパワーが要求されるEUVリソグラフィ用の光源として有力であると考えられている。
ここで、LPP方式によるEUV光の生成原理について説明する。真空チャンバ内に供給されるターゲット物質に対してレーザビームを照射することにより、ターゲット物質が励起してプラズマ化する。このプラズマから、EUV光を含む様々な波長成分が放射される。そこで、所望の波長成分(例えば、13.5nmの波長を有する成分)を選択的に反射するEUVコレクタミラーを用いてEUV光が反射集光され、露光器に出力される。EUVコレクタミラーの反射面には、例えば、モリブデン(Mo)の薄膜とシリコン(Si)の薄膜とを交互に積層した多層膜(Mo/Si多層膜)が形成されている。
このようなLPP式EUV光源装置においては、特に固体のターゲットを用いる場合に、プラズマから放出される中性粒子やイオンによる影響が問題となっている。EUVコレクタミラーはプラズマ近傍に設置されるので、プラズマから放出される中性粒子は、EUVコレクタミラーの反射面に付着してミラーの反射率を低下させる。一方、プラズマから放出されるイオンは、EUVコレクタミラーの反射面に形成されている多層膜を削り取る。なお、中性粒子やイオンを含むプラズマからの飛散物やターゲット物質の残骸は、デブリ(debris)と呼ばれている。
関連する技術として、下記の特許文献1には、簡便な調整で動作する簡易な装置により、室温では固体で存在する材料を長時間連続に供給する手段を備えたレーザプラズマ輻射光発生装置が開示されている。このレーザプラズマ輻射光発生装置は、微粒子を含む溶液をノズルから噴出させて液体ジェットあるいは液滴を発生させ、その液体ジェットあるいは液滴にパルスレーザ光を照射して溶媒を加熱蒸発させ、続けて0.1μs以上の遅延時間後に、加熱された液体ジェットあるいは液滴に別のパルスレーザ光を照射してプラズマを生成する。
また、下記の特許文献2には、固体ターゲットを用いて、デブリの発生が少なく、変換効率が高いレーザプラズマ光源が開示されている。このレーザプラズマ光源においては、固体ターゲットのレーザビーム照射を受ける部分に窪みが設けられており、窪みの内壁をアブレーション用パルスレーザによってアブレーションし、窪み内の空間中において気化物質の高密度化部分ができるのを待って加熱用パルスレーザ光を照射し、高密度化部分を高温プラズマとして輻射線を発生させる。
特開2006−244837号公報(第1頁、図1) 特開平11−250842号公報(第1〜2頁、図1)
一般に、固体ターゲットの材料としては、ドライバレーザ光のエネルギーからEUV光のエネルギーへの変換効率が高い錫が用いられる。しかしながら、固体の錫は、ドライバレーザ光の照射による昇温によって溶融して飛び散り、デブリとなってEUV光の発生効率を低下させる。そこで、従来は、直径20μm〜200μm程度の錫の微粒子を液体中に分散させたドロップレット状態のターゲットをレーザビーム照射空間に送り込むことにより、デブリの発生が最小となるようにしていた。
ところが、最近になって、COレーザと固体の錫との組み合わせにより、レーザビーム照射によって錫から発生するデブリの量が大幅に低減されることが確認された。これにより、固体の錫をターゲットとして使用できる可能性が示された。従来、固体のターゲットを連続的に供給するための手段としては、板状のターゲットを往復運動させたり、ターゲットをテープ状にして供給及び巻取りを行ったり、ターゲットのロッドを回転及び往復運動させることが知られており、主に低出力の低繰り返し照射に限られて使用されている。
しかしながら、量産用の露光装置に用いられるEUV光源においては、ターゲットに対して、10kW程度のドライバレーザ光が、繰り返し周波数100KHz程度で照射される。従って、ターゲットを高速かつ連続的に供給することが要求され、また、10kW程度のドライバレーザ光の照射に対する除熱が課題となる。
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、出力が比較的大きい露光用の極端紫外光源装置において、ドライバレーザ光の照射に対する除熱を良好に行いつつ、固体のターゲットを高速かつ連続的に供給することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る極端紫外光源装置は、ターゲット物質にレーザビームを照射することによりプラズマから極端紫外光を発生する極端紫外光源装置であって、極端紫外光の生成が行われるチャンバと、ワイヤにターゲット物質をコーティングするターゲット物質供給手段と、ターゲット物質がコーティングされたワイヤをチャンバ内の所定の位置に供給するワイヤ供給手段と、レーザビームが照射されるワイヤを冷却する冷却手段とを具備する。
本発明によれば、ターゲット物質がコーティングされたワイヤにレーザビームを照射すると共に、レーザビームが照射されるワイヤを冷却するようにしたので、ドライバレーザ光の照射に対する除熱を良好に行いつつ、固体のターゲットを高速かつ連続的に供給することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るEUV光源装置の構成を示す概略図である。本実施形態に係るEUV光源装置は、レーザビームをターゲット物質に照射して励起させることによりEUV光を生成するレーザ励起プラズマ(LPP)方式を採用している。
図1に示すように、このEUV光源装置は、EUV光の生成が行われる真空チャンバ10と、ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1を真空チャンバ10内の所定の位置に供給するワイヤ供給部11と、ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1の表面形状を整形する表面形状整形部12と、ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1に照射される励起用レーザビーム2を生成するドライバレーザ13と、ドライバレーザ13によって生成される励起用レーザビーム2を集光するレーザ集光光学系14と、ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1に励起用レーザビーム2が照射されることによって発生するプラズマ3から放出されるEUV光4を集光して出射するEUVコレクタミラー15と、レーザビームが照射されたワイヤ1を冷却するワイヤ冷却部16と、ワイヤ冷却部16によって冷却されたワイヤ1にターゲット物質をコーティングするターゲット物質供給部17とを備えている。
真空チャンバ10には、励起用レーザビーム2を導入する導入窓18と、プラズマ3から放射されるEUV光を露光器に導出する導出窓19とが設けられている。なお、露光器の内部も、真空チャンバ10の内部と同様に、真空又は減圧状態に保たれる。本実施形態においては、ワイヤ供給部11と、表面形状整形部12と、ワイヤ冷却部16と、ターゲット物質供給部17とが、真空チャンバ10の内部に設けられている。
ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1は、ワイヤ供給部11によって搬送され、表面形状整形部12によってEUV光の生成に好適な表面形状に整形されて、真空チャンバ10内の所定の位置に供給される。
ドライバレーザ13は、高い繰り返し周波数(例えば、パルス幅が数n秒〜数十n秒程度、周波数が1kHz〜100kHz程度)でパルス発振可能なレーザビーム源である。また、レーザ集光光学系14は、少なくとも1つのレンズ及び/又は少なくとも1つのミラーで構成される。レーザ集光光学系14によって集光されたレーザビーム2が、真空チャンバ10内の所定の位置において、ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1を照射することにより、ターゲット物質の一部が励起してプラズマ化し、発光点から様々な波長成分が放射される。ここで、発光点とは、プラズマ3が発生する位置を意味する。
EUVコレクタミラー15は、プラズマ3から放射される様々な波長成分の内から、所定の波長成分(例えば、13.5nm付近のEUV光)を選択的に反射することにより集光する集光光学系である。EUVコレクタミラー15は凹状の反射面を有しており、この反射面には、例えば、波長が13.5nm付近のEUV光を選択的に反射するために、モリブデン(Mo)及びシリコン(Si)の多層膜が形成されている。
図1において、EUVコレクタミラー15によりEUV光が右方向に反射され、EUV中間集光点に集光された後、露光器に出力される。なお、EUV光の集光光学系は、図1に示すEUVコレクタミラー15に限定されず、複数の光学部品を用いて構成しても良いが、EUV光の吸収を抑えるために反射光学系とすることが必要である。
レーザビーム2が照射されたワイヤ1は、ワイヤ冷却部16によって冷却される。ワイヤ1においてレーザビーム2が照射された部分からはターゲット物質が欠落するが、これをターゲット物質供給部17によって補充することにより、ターゲット物質を連続的に供給することが可能となる。ターゲット物質供給部17によってターゲット物質がコーティングされたワイヤ1は、ワイヤ供給部11によって回収される。
本実施形態においては、ドライバレーザ13として、比較的波長の長い光を生成することができるCOレーザが用いられる。また、ターゲット1として、錫(Sn)が用いられる。その理由は、以下の通りである。
一般に、レーザビームをターゲットに照射することによってプラズマが発生すると、ターゲット表面の溶融層が突沸したり、プラズマの膨張圧力がターゲットに印加されることにより、溶融したターゲットの一部が粒状となって噴出することが知られている(小林、他、「アブレーションプラズマ生成・制御1(レーザー)」、プラズマ・核融合学会誌 第76巻第11号(2000年11月)p.1145〜1150を参照)。
特に、固体のターゲットを用いるプラズマ光源においては、EUV光等の短波長領域の輻射線を発生する高温低密度プラズマ領域と、短波長領域の輻射線を発生しない低温高密度プラズマ領域とが存在する。それらの内で、低温高密度プラズマ領域が、レーザビーム照射後にターゲット物質から多量のデブリを発生させる熱源となる。この熱源によってターゲットの表面に溶融層が形成され、プラズマの膨張圧力によって溶融金属が噴出及び飛散することにより、デブリが発生する。
この過程を詳しく説明する。レーザビームをターゲット物質に照射すると、レーザビームによってターゲット物質が加熱及びイオン化されてプラズマが発生する。その後、プラズマにレーザビームが吸収される。プラズマにレーザビームが吸収されるメカニズムは、イオンによる電界中において電子が加速度を受けるときに電磁波(レーザビーム)を放出する制動輻射と逆過程の吸収メカニズムであり、逆制動輻射吸収と呼ばれている。逆制動輻射吸収は、レーザ生成プラズマ中において発生する最も基本的な吸収メカニズムであり、古典吸収とも呼ばれている。高周波電界によって振動する電子は、イオンと衝突しながら、エネルギーの吸収を引き起こす。
プラズマ中において、電磁波(レーザビーム)は、電子プラズマの周波数よりも高い周波数を有する場合にのみ、伝播可能である。即ち、レーザビームの角周波数をω、電子プラズマの角周波数をωとすると、ω>ωが成立する低密度プラズマ領域においてのみ、レーザビームが伝播する。ここで、ω=ωとなるプラズマ電子密度Nは、臨界密度Nと呼ばれている。
固体のターゲットにレーザビームを照射した場合には、ターゲット表面から噴出及び膨張して行くプラズマが存在するので、レーザビームは、プラズマの密度の低い領域から密度の高い領域に向かって吸収を受けながら伝播し、臨界密度領域において反射されることになる。即ち、レーザビームは、プラズマ中の臨界密度領域までの往復の光路において、吸収を受けることになる。従って、臨界密度が高いほど、高密度のプラズマにエネルギーを吸収させることが可能になるが、同時に、デブリ発生の原因となる低温高密度プラズマ領域が発生する危険性を増加させることになる。
臨界密度Nは、次式で表される。
(cm−3)=1.11×1013/λ
ここで、λは、レーザビームの波長を表している。
図2に、COレーザ及びNd:YAGレーザの波長及び臨界密度を示す。COレーザは、Nd:YAGレーザと比較して、出力されるレーザビームの波長λが1桁大きいので、臨界密度Nが2桁低くなる。その結果、図3に示すように、COレーザから出力されるレーザビームは、ターゲット表面からかなり離れた高温低密度プラズマ領域において反射される。なお、図3において、横軸は、ターゲット表面からの距離に対応するプラズマ電子密度Nを表している。また、Nd:YAGレーザについては、基本波ω(波長1064nm)の場合と第2高調波2ω(波長532nm)の場合とを示している。
ドライバレーザとしてCOレーザを用いることにより、EUV光の発生に寄与せずデブリを発生させる熱源となる低温高密度プラズマ領域の生成が抑制されるので、固体ターゲット表面の溶融が進まず、ターゲットから放出されてEUVコレクタミラーの反射面に付着する中性粒子が大幅に低減される。一方、プラズマからは高速イオンも放射されるので、EUVコレクタミラーの反射面に形成されている多層膜が削り取られる。
さらに、ターゲットとして錫(Sn)を用いる場合には、ターゲットから発生する中性粒子が非常に少なくなるので、所定の条件の下で、EUVコレクタミラーの反射面に付着する中性粒子の量(デポジション量)を、EUVコレクタミラーの反射面から削り取られる多層膜の量(スパッタリング量)とバランスさせ、あるいは、デポジション量をスパッタリング量よりも小さくできることが検証された。これにより、EUVコレクタミラーの反射面にデブリが付着するという問題を解決することができる。
そのための条件は、主に、COレーザによって生成される励起用レーザビームの強度及び/又はパルス幅によって決定される。具体的には、励起用レーザビームの強度を、3×10W/cm〜5×1010W/cm、さらに好ましくは、5×10W/cm〜3×1010W/cmとすることが望ましい。また、励起用レーザビームのパルス幅を、10ns〜15ns程度と比較的短く設定することが望ましい。
励起用レーザビームの強度においては、ターゲットに余分な熱を加えてターゲット表面の溶融領域を不必要に拡大させることがないように上限が設定されており、これにより、デブリの発生を抑圧することができる。一方、励起用レーザビームの強度はEUV変換効率(CE)に大きな影響を与えるので、EUV変換効率をある程度以上確保するために下限が設定されている。なお、励起用レーザビームの強度とEUV変換効率との関係については、ハンソン(Hansson)、他、「HVMのためのLPP EUV光源の改良(LPP EUV Source Development for HVM)」、国際光工学会(SPIE)第6151巻第61510R号(2006年2月)にも開示されている。
ここで、レーザビームの強度は、次式で表される。
レーザビームの強度(W/cm
=レーザビームのエネルギー(J)/{パルス幅(s)・スポット面積(cm)}
本実施形態においては、レーザビームの集光直径が約100μmであるので、レーザビームのスポット面積が約7.85×10−5cmであり、レーザビームのエネルギーは、これらの条件に適合するように決定される。例えば、励起用レーザビームのパルス幅を12.5nsとする場合には、レーザビームのエネルギーが約30mJとなる。
図4は、図1に示すワイヤ供給部等の詳細な構成を示す図である。本実施形態においては、ワイヤ供給部11(図1)が、ワイヤドラム11aと、ワイヤ張力調節部11bと、ガイドプーリ11c及び11dとを含んでいる。ワイヤドラム11aは、ループ状に構成されたワイヤ1が回巻され、回転することによって、ワイヤ1を搬送すると共に、ワイヤ1を回収する。ワイヤ張力調節部11bは、例えば、ばねによって付勢されるテンションプーリによって構成されており、ばねの力によってワイヤ1の張力を調節する。ガイドプーリ11c及び11dは、ワイヤ1の軌道を規定する。
ワイヤドラム11aを回転させることによって、ターゲット物質がコーティングされたワイヤ1を連続的に供給することが可能となる。ワイヤ1にダメージが加えられることを考慮して、ワイヤ1のストックを確保するために、ワイヤドラム11aには、ワイヤ1が数ターン以上回巻されている。ワイヤ1が所定の回数使用されたら、新たなワイヤに交換される。
ワイヤ1の材料としては、熱伝導性に優れる銅(熱伝導率390W/mK)、タングステン(熱伝導率130W/mK)、モリブデン(熱伝導率145W/mK)等や、融点の高いタングステン(融点3382℃)、タンタル(融点2996℃)、モリブデン(融点2622℃)等を使用することができる。あるいは、多層構造を有するワイヤを使用しても良い。例えば、硬質材料を切断するために使用されるような、ステンレスの芯線に銅及びダイアモンドの多層コーティングを施したワイヤを使用することができる。本実施形態においては、ワイヤ1の材料として、熱伝導性に優れて融点の高いタングステンを使用している。また、ワイヤ1は、ワイヤドラム11aへの巻き付けに必要な変形に耐え得る太さ(例えば、数mm程度)を有する必要がある。除熱を効率的に行うためにも、ワイヤ1の直径は、ある程度太い方が良い。
また、表面形状整形部12(図1)として、ガイドプーリ11cの溝に噛み合う複数の突起を有する整形プーリ12aが設けられている。錫の平板にレーザビームを照射してEUV光を生成する場合に、錫の平板の表面に溝又は窪みがあった方が良いことが知られている。そこで、整形プーリ12aが、ワイヤ1が搬送される際にガイドプーリ11cと共に回転して、複数の突起をワイヤ1に押し付けることにより、ワイヤ1にコーティングされた錫の表面にV字形の溝又は所定の形状を有する窪みを形成する。これにより、EUV光の生成効率が上がり、効率の高いEUV光源装置を実現することができる。
その場合に、ドライバレーザ13(図1)の繰り返し周期と、ワイヤ1に形成される溝又は窪みのピッチとを対応させるように、ワイヤ1の搬送速度や整形プーリ12aの突起のピッチを設定する必要がある。また、整形プーリ12aの突起の形状は、EUV光の生成効率が高くなるように設定される。例えば、整形プーリ12aの突起を円柱状として、その直径や高さが最適化される。
あるいは、表面形状整形部12(図1)として、整形プーリ12aの替わりにレーザを用いて、ワイヤ1にコーティングされたターゲット物質の表面に窪みを形成するようにしても良い。例えば、ワイヤドラム11aの回転方向や回転速度を制御して、図1に示すドライバレーザ13によってレーザビームをワイヤ1に重ね打ちすることにより、1回目のレーザビーム照射によって窪みを形成し、2回目のレーザビーム照射によってプラズマ3を生成するようにしても良い。
レーザビームの照射によって温度が上昇したワイヤ1を冷却するために、ワイヤ冷却部16(図1)として、冷却水で冷却された冷却用プーリ16aが設けられている。ただし、ワイヤ1と冷却用プーリ16aとは真空中に配置されているので、ワイヤ1と冷却用プーリ16aとの間の接触不足により、一種の真空断熱状態となって、ワイヤ1の除熱が促進されないおそれもある。
そこで、図5の(a)に示すように、冷却用プーリ16aの近傍にノズル16bを設け、ノズル16bからワイヤ1及び冷却用プーリ16aに向けてアルゴン(Ar)又はヘリウム(He)等の低温の冷却ガスを流すことにより、ワイヤ1の除熱を促進するようにしても良い。あるいは、図5の(b)に示すように、冷却用プーリ16aにガス噴出孔16cを設け、ガス噴出孔16cからワイヤ1に向けてアルゴン又はヘリウム等の低温の冷却ガスを流すことにより、ワイヤ1の除熱を促進するようにしても良い。
冷却用プーリ16aは、プラズマ生成点から遠くに設置しても良いが、プラズマ生成点の近傍に設置しても良い。極端な例としては、ワイヤ1においてレーザビームが照射される部分の裏側に冷却用プーリ16aを設置しても良い。その場合には、冷却用プーリ16aがEUV光の進路に置かれることになるので、EUV光を遮断しないように、冷却用プーリ16aを薄型化することが望ましい。また、複数の冷却用プーリを設置するようにしても良い。
ワイヤ1の耐熱性を確保した場合においても、ワイヤ1の温度が232℃を超えると、コーティングされた錫が溶融して、EUV変換効率(CE)を低下させたり、溶融錫が飛散して他の部材に付着することがある。これらの課題を解決するためには、ワイヤ1の温度上昇における到達温度を、錫の融点(232℃)よりも低い約230℃以下に抑えることが望ましい。そのためには、ワイヤ1の搬送速度を大きくすることも考えられるが、さらに効果的なのは、ワイヤ1の温度を予め低温にしておき、低温のワイヤ1をプラズマ生成空間に供給する予備冷却の手法である。
図6は、予備冷却を行うための構成例を示す図である。図6の(a)に示すように、冷却用プーリ16aによってワイヤ1を−150℃に冷却してからワイヤ1をプラズマ生成空間に送り出すことにより、錫の融点までの温度上昇マージンが380℃程度になる。これにより、高出力レーザを用いてワイヤ1にレーザビームを照射した場合においても、ワイヤ1の温度上昇が380℃以内ならば錫が溶融することなく、固体のままの錫をプラズマ生成空間に供給できるので、EUV光を安定に生成することが可能となる。
また、図6の(b)に示すように、ワイヤ1を内部に貫通させた上流側ノズル16d及び下流側ノズル16eを設け、上流側ノズル16dの所定の位置に設けられたガス流入孔16fから上流側ノズル16dの内部にアルゴン又はヘリウム等の低温の冷却ガスを供給することにより、低温の冷却ガスをワイヤ1の周囲に吹き付けるようにしても良い。アルゴンの蒸発温度は−180℃程度であり、ヘリウムの蒸発温度は−268℃程度であるから、冷却ガスとしてヘリウムを用いた方が冷却効果を大きくすることができる。
図7は、図1に示すターゲット物質供給部の具体例を示す図である。ターゲット物質供給部17は、溶融錫を溜める容器17aと、容器17aの内側に回転可能に保持されたプーリ17bとを有している。錫の融点(232℃)よりも高い約235℃以上に保持された容器17aの中に固体錫を収め、これを溶かすことによって錫バスが形成される。錫は真空中における蒸気圧が低いので、錫を溶かしても錫蒸気が発生することはほとんどない。従って、容器17aは、機密性を要求されるものではなく、真空中に開放した状態で設置することができる。また、容器17aへの錫の補給も容易である。錫の再溶融を促進するために、溶融錫の温度は、錫の融点(232℃)よりも高く気化温度(2602℃)よりも低い温度、例えば、500℃となるように制御されることが望ましい。
プーリ17bの材料としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)を用いることができる。レーザビーム照射によって錫が欠落して表面性状が劣化したワイヤ1を補修するために、プーリ17bによってガイドしながらワイヤ1を容器17aの溶融錫中に通すことによって、ワイヤ1の表面の錫が溶融し、錫の再付着が行われる。このように、ワイヤ1を溶融錫の中に浸し、表面の錫を一旦溶かして錫を再付着させ、その後、錫が付着したワイヤ1を冷却することによって、常に新しい表面性状を有する錫ターゲットを供給することができる。
問題点としては、溶融錫の表層に浮遊する酸化錫等の不純物がワイヤ1に付着し、これがプラズマからEUV光を生成する際に悪影響を及ぼすことと、ワイヤ1に付着している錫が溶融せずに、再付着後のワイヤ径が不均一になることである。前者の問題点に対しては、容器17aの内部を水素等のガスで置換して酸化錫の生成を防止する手段を設けることが有効である。あるいは、図8に示すように、溶融錫の表層(液面)に浮遊する不純物を除去する手段として、容器17aにおけるワイヤ1の出口側に、ワイヤ1の直径よりも僅かに大きい穴径を有する筒17cを設けることにより、ワイヤ1に付着する不純物の量を減らすことができる。ここで、筒17cの下端は、溶融錫の液面よりも下側に位置しており、筒17cの上端は、溶融錫の液面よりも上側に位置している。
後者の問題点に対しては、溶融錫の温度を1000℃程度まで上げるように制御することが有効である。あるいは、図9に示すように、溶融錫中において錫を機械的に除去する手段として、容器17a内にスクレーパ17dを設けるようにしても良い。ここで、スクレーパ17dは、溶融錫の液面よりも下側に位置している。
また、溶融錫中において、ワイヤ1への錫の付着を促進及び安定化させるために、ワイヤ1の表面粗さを意図的に悪化させたり、若しくは、ワイヤ1の表面にローレット仕上げ等の加工を施しても良い。また、ワイヤ1の材料として、錫の付着性が良い材料、例えば、銅等を用いても良い。さらに、錫再付着後の錫を含んだワイヤ1の直径の安定化を図るために、整形用のプーリを設置しても良い。これにより、付着した錫を含んだワイヤ径を均一に保持することができる。
容器17aの内部における溶融錫の量は次第に減少するので、錫を適切に補給する必要がある。図10に示すように、溶融錫の液面をモニタするための液面検知器17eを容器17aに設置しておき、液面が所定のレベルを下回った時点で固体錫を溶融錫中に投入することによって、錫の補給が行われる。液面検知器17eとしては、例えば、温度によって液面を検出する熱電対や、レーザ光の反射によって液面を検出するレーザ変位計を用いることができる。本実施形態によれば、ワイヤ1にコーティングされた錫の内で、レーザビームで照射された表層部分のみが飛散するので、錫の消耗量は、ターゲットとして錫のドロップレットを使用する場合と比較して少なくて済む。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係るEUV光源装置の構成を示す図である。本実施形態に係るEUV光源装置において、ワイヤ冷却部16は、真空チャンバ10の内部に設けられているが、ワイヤ供給部(ワイヤドラム11a、ワイヤ張力調節部11b、ガイドプーリ11c及び11d)と、表面形状整形部12と、ターゲット物質供給部17とは、真空チャンバ10の外部(大気雰囲気中)に設けられている。
従って、ワイヤ1を大気中→真空中→大気中へと搬送する際に、真空チャンバ10の真空度を維持するための圧力維持手段が必要になる。図11において、真空チャンバ10のワイヤ入力部21とワイヤ出力部22とにおいて、圧力維持手段が設けられている。その他の点に関しては、第1の実施形態と同様である。
図12は、本発明の第2の実施形態において用いられる圧力維持手段の具体例を示す図である。図12に示すように、ワイヤ1の直径よりも僅かに大きい径を有する開口が形成された複数のプレートを平行に配置することにより構成された部材(多段ラビリンス)23が、大気雰囲気と真空雰囲気とを分離するために用いられる。多段ラビリンス23の開口にワイヤ1を通すと、各プレートとワイヤ1との間に微小な隙間が生じる。そこで、排気ポンプ24及び25を用いて、複数のプレートの間を真空引きすることにより、大気雰囲気と真空雰囲気との間の差圧を確保することができる。
多段ラビリンス23は、ワイヤ1に接触しないことが望ましいが、例えば、ゴム等の柔軟性を有する素材を用いて多段ラビリンス23を作製することにより、多段ラビリンス23をワイヤ1に接触させるようにしても良い。また、プレートの開口は、プレートに穴を明けて形成する替わりに、プレートにパイプ状の部材を貫通させることによって形成しても良い。本実施形態によれば、ワイヤ供給部等を真空チャンバ10の外部に配置するので、ワイヤ1の交換が容易であり、ワイヤドラム11a等のメカを真空対応にする必要がなく、EUV光源装置を安価に製作することができる。
次に、EUV光源装置におけるターゲットとして、本発明の第1及び第2の実施形態におけるように錫をコーティングしたワイヤを用いる場合と、錫板を用いる場合と、錫のドロップレットを用いる場合とを比較する。
ターゲットの進行方向における連続性に関しては、錫をコーティングしたワイヤを用いる場合と、錫板を用いる場合とが優れている。これらの場合には、ドライバレーザ光の繰り返し周波数を任意に選ぶことができる。一方、錫のドロップレットを用いる場合には、ドライバレーザ光の繰り返し周波数が、ドロップレットの生成周波数によって規制されるので、それらの間の同期をとるための制御が必要となり、装置が複雑化してしまう。
EUV変換効率(CE)に関しては、錫をコーティングしたワイヤを用いる場合と、錫板を用いる場合とが優れている。錫のドロップレットを用いる場合には、CEを高めるためにプリパルスレーザが必要となるので、コストが高くなる。
EUV光の捕集効率に関しては、錫をコーティングしたワイヤを用いる場合と、錫のドロップレットを用いる場合とが優れている。錫板を用いる場合には、ターゲットがEUV光を遮る面積が大きくなるので、EUV光の捕集効率が低下する。
ターゲット供給の繰り返し容易性に関しては、錫をコーティングしたワイヤを用いる場合が優れている。その場合には、ドライバレーザ光でターゲットを重ね打ちすることができるので、ワイヤの供給速度は10m/s程度で十分である。一方、錫板を10m/s程度の速度で供給する場合には、錫板のハンドリングが困難であり、錫材も大量に必要となる。また、錫のドロップレットを用いる場合には、ドライバレーザ光の繰り返し周波数を100kHzとするために、ドロップレットの供給速度を100m/s程度にする必要がある。
ターゲットの除熱容易性に関しては、錫をコーティングしたワイヤを用いる場合と、錫のドロップレットを用いる場合とが優れている。錫をコーティングしたワイヤを用いる場合には、回転電極と同様に除熱が容易であり、また、芯材をタングステン等にすれば、錫が溶融する温度になってもワイヤは切断されない。一方、錫板を用いる場合には、錫板の背面に冷却プレートが必要となる。
デブリの発生に関しては、錫のドロップレットを用いる場合が最も優れているが、上記において説明したように、固体の錫を用いても、条件を選択することにより、デブリの発生を抑えることができる。
本発明は、露光装置の光源として用いられるEUV光源装置において利用することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るEUV光源装置の構成を示す概略図である。 COレーザ及びNd:YAGレーザの波長及び臨界密度を示す図である。 レーザビームがターゲットの近傍から反射される様子を示す図である。 図1に示すワイヤ供給部等の詳細な構成を示す図である。 ワイヤの除熱を促進するための構成例を示す図である。 予備冷却を行うための構成例を示す図である。 図1に示すターゲット物質供給部の第1の具体例を示す図である。 図1に示すターゲット物質供給部の第2の具体例を示す図である。 図1に示すターゲット物質供給部の第3の具体例を示す図である。 図1に示すターゲット物質供給部の第4の具体例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るEUV光源装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態において用いられる圧力維持手段の具体例を示す図である。
符号の説明
1…ワイヤ、2…レーザビーム、3…プラズマ、4…EUV光、10…真空チャンバ、11…ワイヤ供給部、11a…ワイヤドラム、11b…ワイヤ張力調節部、11c、11d…ガイドプーリ、12…表面形状整形部、12a…整形プーリ、13…ドライバレーザ、14…レーザ集光光学系、15…EUVコレクタミラー、16…ワイヤ冷却部、16a…冷却用プーリ、16b…ノズル、16c…ガス噴出孔、16d…上流側ノズル、16e…下流側ノズル、16f…ガス流入孔、17…ターゲット物質供給部、17a…容器、17b…プーリ、17c…筒、17d…スクレーパ、17e…液面検知器、18…導入窓、19…導出窓、21…ワイヤ入力部、22…ワイヤ出力部、23…多段ラビリンス、24、25…排気ポンプ

Claims (12)

  1. ターゲット物質にレーザビームを照射することによりプラズマから極端紫外光を発生する極端紫外光源装置であって、
    極端紫外光の生成が行われるチャンバと、
    ワイヤにターゲット物質をコーティングするターゲット物質供給手段と、
    ターゲット物質がコーティングされたワイヤを前記チャンバ内の所定の位置に供給するワイヤ供給手段と、
    レーザビームが照射されるワイヤを冷却する冷却手段と、
    を具備する極端紫外光源装置。
  2. 前記プラズマから放射される極端紫外光を集光して出射するコレクタミラーをさらに具備する請求項1記載の極端紫外光源装置。
  3. ターゲット物質がコーティングされたワイヤにレーザビームを照射することによってプラズマを生成するドライバレーザをさらに具備する請求項1又は2記載の極端紫外光源装置。
  4. 前記ドライバレーザがCOレーザである、請求項記載の極端紫外光源装置。
  5. 前記ターゲット物質が錫である、請求項1〜4のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
  6. ターゲット物質がコーティングされたワイヤの表面形状を整形する整形手段をさらに具備する請求項1〜のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
  7. 前記冷却手段が、ターゲット物質がコーティングされたワイヤにレーザビームが照射された後でワイヤを冷却し、前記ターゲット物質供給手段が、前記冷却手段によって冷却されたワイヤにターゲット物質をコーティングする、請求項1〜6のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
  8. 前記ワイヤ供給手段が、前記ターゲット物質供給手段によってターゲット物質がコーティングされたワイヤを回収する、請求項記載の極端紫外光源装置。
  9. 前記ワイヤ供給手段が、ループ状に構成されたワイヤが回巻され、回転することによってワイヤを搬送するワイヤドラムを含む、請求項1〜のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
  10. 前記ワイヤ供給手段が、前記ワイヤドラムによって搬送されるワイヤの張力を調節する張力調節手段をさらに含む、請求項記載の極端紫外光源装置。
  11. 前記ターゲット物質供給手段及び前記ワイヤ供給手段が、前記チャンバの内部に設けられている、請求項1〜10のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
  12. 前記ターゲット物質供給手段及び前記ワイヤ供給手段が、前記チャンバの外部に設けられている、請求項1〜10のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
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