JP5864645B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、発射装置から遊技球導入経路を経由して遊技領域に打ち出された遊技球が遊技球導入経路内に逆戻りすることを阻止する逆流防止装置を改良した遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の遊技領域内に遊技釘、入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。
遊技領域の左縁部には、発射装置から発射された遊技球を遊技領域内にガイドするガイドレール対が立設され、2つのガイドレール間には遊技球導入経路が形成されている。
遊技球導入経路と遊技領域との境界には、遊技領域に進入した遊技球が遊技球導入経路に逆戻りすることを阻止するための逆流防止装置が配置されている(特許文献1)。
遊技領域の左縁部には、発射装置から発射された遊技球を遊技領域内にガイドするガイドレール対が立設され、2つのガイドレール間には遊技球導入経路が形成されている。
遊技球導入経路と遊技領域との境界には、遊技領域に進入した遊技球が遊技球導入経路に逆戻りすることを阻止するための逆流防止装置が配置されている(特許文献1)。
図8(a)及び(b)は従来のパチンコ遊技機に用いられる逆流防止装置と内側ガイドレールを示す表面側斜視図、及び裏面側斜視図であり、図9はこの従来の逆流防止装置の分解斜視図であり、図10(a)及び(b)は内側ガイドレールに従来の逆流防止装置を取り付けた状態を示す表面側斜視図、及び正面縦断面図であり、図11(a)(b)及び(c)は従来の逆流防止装置の表面図、A−A断面図、及びB−B断面図であり、図12は係止穴とストッパ突起との係止状態を説明する底面図である。
図10(a)に示すように遊技盤120の外周左縁部には外側ガイドレール127と内側ガイドレール125が所定のギャップを隔てて対向配置されている。このギャップは、下方に位置する発射装置から発射されてきた遊技球B1を内側ガイドレールの右方向に位置する遊技領域121内に導くための遊技球誘導路Pを構成している。
内側ガイドレール125の先端部には、逆流防止装置100が取り付けられる。
逆流防止装置100は、内側ガイドレール125の先端部に係止されることにより、遊技球誘導路P内を上向きに移動する遊技球B1が遊技領域121へ進入することを許容する一方で、遊技球誘導路P内へ逆戻しすることを防止する手段である。
内側ガイドレール125の先端部には、逆流防止装置100が取り付けられる。
逆流防止装置100は、内側ガイドレール125の先端部に係止されることにより、遊技球誘導路P内を上向きに移動する遊技球B1が遊技領域121へ進入することを許容する一方で、遊技球誘導路P内へ逆戻しすることを防止する手段である。
図9等に示すように、逆流防止装置100は、開口部102を有したベース部材101と、開口部102内に支持される軸部材110によって回動自在に軸支される逆流防止片112と、ベース部材101の底面から開口部102内に組み付けられることにより軸部材110と逆流防止片112をベース部材101に固定する蓋部材115と、を概略備えている。逆流防止片112の一部を除いて逆流防止装置は樹脂材料から構成されている。
ベース部材の開口部102の対向する2つの内壁に形成された軸支穴103は底面側が開放しており、この開放部から軸部材110の両端部を軸支穴内に差し込むことができる。ベース部材の下部104には凹所104aが形成されている。
逆流防止片112は、軸部材110を挿通する軸穴112aと、遊技球誘導路Pを開閉する弁体112bと、金属製の錘112dを内蔵したバランサー部112cとから一体的に構成されている。
軸部材110を逆流防止片112の軸穴112a内に差し込んだ状態で、軸穴から突出した両端部を各軸支穴103に差込んでから、蓋部材115を組み付けて開口部102を塞ぐことにより、逆流防止装置の組立が完了する。
ベース部材の開口部102の対向する2つの内壁に形成された軸支穴103は底面側が開放しており、この開放部から軸部材110の両端部を軸支穴内に差し込むことができる。ベース部材の下部104には凹所104aが形成されている。
逆流防止片112は、軸部材110を挿通する軸穴112aと、遊技球誘導路Pを開閉する弁体112bと、金属製の錘112dを内蔵したバランサー部112cとから一体的に構成されている。
軸部材110を逆流防止片112の軸穴112a内に差し込んだ状態で、軸穴から突出した両端部を各軸支穴103に差込んでから、蓋部材115を組み付けて開口部102を塞ぐことにより、逆流防止装置の組立が完了する。
蓋部材115は、ベース部材底面に組み付けられて開口部102を塞ぐ本体116と、本体116の下部からクランク状に下方へ突出した舌状の取付け片117と、を備えている。蓋部材の本体116の2つの外壁に設けた係止爪116aがベース部材の開口部内壁の対応する位置に設けた被係止部(凹所、薄肉部)105に係止されることにより、蓋部材はベース部材に係止される。係止爪116aが係止する開口部周縁部位は、凹所状の被係止部105を設けたことによって薄肉部105aとなっており、蓋部材の本体116をベース部材底面に組み付ける際には係止爪116aが弾性変形しながら薄肉部を乗り越えて被係止部105内に着座、係止される(図9、図11、図12)。
蓋部材の本体116が開口部102を塞いだ状態では、取付け片117は開口部102を経由してベース部材の表面側に延びており、ベース部材の下部104と並行に対向配置されている。内側ガイドレール125の端部は、ベース部材の下部104と取付け片117との間に圧入される。取付け片117の一面には金属製の内側ガイドレールの先端に貫通形成した係止穴125a内に弾性的に嵌合して抜け落ちを防止するためのストッパ突起117aが突設されている。
蓋部材の本体116が開口部102を塞いだ状態では、取付け片117は開口部102を経由してベース部材の表面側に延びており、ベース部材の下部104と並行に対向配置されている。内側ガイドレール125の端部は、ベース部材の下部104と取付け片117との間に圧入される。取付け片117の一面には金属製の内側ガイドレールの先端に貫通形成した係止穴125a内に弾性的に嵌合して抜け落ちを防止するためのストッパ突起117aが突設されている。
図10(b)の断面図に示すように、蓋部材115の取付け片117はベース部材の下部104に設けた凹所104aと対向配置されている。内側ガイドレールの先端をベース部材の下部104と取付け片117との間に圧入した際に、ストッパ突起117aが係止穴125a内に嵌合することにより、内側ガイドレール先端に逆流防止装置100を係止できる。
図12に示すように、係止穴125aは略円形に構成されている一方で、ストッパ突起117aは係止穴131と接する外周縁部分117bが係止穴よりも曲率半径が小さい円弧状に構成されている。また、部品間の寸法精度を甘くして組み付け易さを高めるために、係止穴125aの開口面積はストッパ突起117aの外周形状よりも大幅に大きく構成されている。係止穴125aの内周縁とストッパ突起の外周縁部分117bとの接触箇所は底面視でほぼ一点での点接触であり、接触面積が極めて狭い。また、矢印C方向から見た場合には、ストッパ突起117aの厚みと係止穴125aの内周厚み分だけ接触範囲は線状に延びているが、接触面積が極めて狭いことに変わりは無い。
このように従来の逆流防止装置100は、ベース部材101、軸部材110、逆流防止片112、及び蓋部材115といった4部品から構成されており、しかもベース部材、蓋部材の構成が複雑であるため、製造コスト(金型代)、組み付け手数が増大するという問題を有していた。
このように従来の逆流防止装置100は、ベース部材101、軸部材110、逆流防止片112、及び蓋部材115といった4部品から構成されており、しかもベース部材、蓋部材の構成が複雑であるため、製造コスト(金型代)、組み付け手数が増大するという問題を有していた。
また、図11に示すように、ベース部材に設けた被係止部105の底部は薄肉部105aとなっている。一方、逆流防止片112が高頻度で開閉を繰り返すと、逆流防止装置の錘112dを内蔵したバランサー部112cが高頻度で蓋部材に衝突を繰り返す。バランサーが衝突する蓋部材の部位は、係止爪116a、及び被係止部105(薄肉部105a)に相当する位置であるため、薄肉部105aにひび割れが発生し易くなる。
特に、遊技盤面中央に配置される図示しないセンター役物の外形が大型化して逆流防止装置100との距離が接近している昨今の遊技機では、逆流防止装置とセンター役物との間の狭い遊技領域内の図示しない遊技釘が、逆流防止装置100に対してより接近した位置にある。このため、遊技釘から跳ね返って弁体112bに衝突する遊技球B2の勢いが強くなってバランサー112cがベース部材の薄肉部105aに与えるダメージが増大し、薄肉部にひび割れが発生して蓋部材がベース部材から脱落し易くなっている。
特に、遊技盤面中央に配置される図示しないセンター役物の外形が大型化して逆流防止装置100との距離が接近している昨今の遊技機では、逆流防止装置とセンター役物との間の狭い遊技領域内の図示しない遊技釘が、逆流防止装置100に対してより接近した位置にある。このため、遊技釘から跳ね返って弁体112bに衝突する遊技球B2の勢いが強くなってバランサー112cがベース部材の薄肉部105aに与えるダメージが増大し、薄肉部にひび割れが発生して蓋部材がベース部材から脱落し易くなっている。
また、蓋部材から延びる取付け片のストッパ突起117aと、金属製の内側ガイドレールの係止穴125aの内周面との接触面積が狭小であるため、樹脂製のストッパ突起117aが金属製の係止穴内周面との間で摩耗し易くなる。このため、ストッパ突起の一部が削れて変形したり、割れる等により、ストッパ突起117aが係止穴125aから脱落して逆流防止装置を内側ガイドレールから脱落させる事態が起きていた。
特許文献1には、このような不具合とその解決手段について示唆さえもなされていない。
特許文献1には、このような不具合とその解決手段について示唆さえもなされていない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、部品点数を必要最小数に減少させると共に、逆流防止片への遊技球の衝突に起因して破損し易い脆弱部を無くした逆流防止装置を備えた遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、発射装置から発射された遊技球を案内する遊技球導入経路と、該遊技球導入経路から排出された遊技球が進入する遊技領域と、前記遊技領域内の遊技球が前記遊技球導入経路内に逆流することを阻止する逆流防止装置と、前記逆流防止装置を支持する取付け部材と、を備えた遊技機であって、前記逆流防止装置は、前記取付け部材に対して係止される被係止部を有したベースと、前記ベースに形成された軸穴内に挿通される軸部材と、前記軸部材によって回動自在に軸支された逆流阻止片と、を備え、前記被係止部は前記取付け部材に取り付けられる取付け片を備え、前記取付け片は前記取付け部材に設けた取付け穴内に嵌合するストッパ突起を備え、前記ストッパ突起の外周縁は前記取付け穴の内周縁に対して、周方向に沿って面接触しており、且つ前記ストッパ突起の裏面視の面積は、前記取付け穴の開口面積の1/2以上であることを特徴とする。
本発明によれば、部品点数を必要最小数に減少させると共に、逆流防止片への遊技球の衝突に起因して破損し易い脆弱部を無くすることができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態例により詳細に説明する。
図1は本発明を適用した遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の全体構成を示す正面図であり、図2は遊技盤を含めたユニットの全体構成を示す正面斜視図であり、図3(a)は遊技盤、センター部材、及び内外のガイドレール等の斜視図であり、(b)は内側ガイドレールと逆流防止装置の関係を示す拡大斜視図である。
図1は本発明を適用した遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の全体構成を示す正面図であり、図2は遊技盤を含めたユニットの全体構成を示す正面斜視図であり、図3(a)は遊技盤、センター部材、及び内外のガイドレール等の斜視図であり、(b)は内側ガイドレールと逆流防止装置の関係を示す拡大斜視図である。
図1において、遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠2と、外枠2により一方の縦辺を回動可能に支持された内枠3と、を備えている。内枠3には遊技球が流下する遊技領域13が形成された遊技盤12が設けられている。
内枠3は、遊技盤12の前方(遊技者側)において遊技領域13を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
外枠2には、遊技盤12、遊技盤の背面に固定されるベース枠体30、及びベース枠体の背面に固定される画像表示ユニット(画像表示装置、画像表示カバー)からなる遊技盤ユニットUが開閉自在に組み付けられている(図2)。
内枠3は、遊技盤12の前方(遊技者側)において遊技領域13を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
外枠2には、遊技盤12、遊技盤の背面に固定されるベース枠体30、及びベース枠体の背面に固定される画像表示ユニット(画像表示装置、画像表示カバー)からなる遊技盤ユニットUが開閉自在に組み付けられている(図2)。
内枠3には、回動操作されることにより遊技領域13に向けて遊技球を発射させる発射装置(操作ハンドル)4と、遊技球を貯留する受け皿6を有した皿ユニット5等が設けられている。
遊技者が発射装置4を回動させると、遊技球が遊技領域13に発射される。発射された遊技球が外側ガイドレール15と内側ガイドレール16との間に形成される遊技球導入経路Pを上昇して逆流防止装置40を超えると遊技領域13に到達し、遊技領域13内を落下する。このとき、遊技領域13に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
遊技盤12の遊技領域13には、複数の一般入賞口21が設けられている。これら各一般入賞口21に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
遊技者が発射装置4を回動させると、遊技球が遊技領域13に発射される。発射された遊技球が外側ガイドレール15と内側ガイドレール16との間に形成される遊技球導入経路Pを上昇して逆流防止装置40を超えると遊技領域13に到達し、遊技領域13内を落下する。このとき、遊技領域13に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
遊技盤12の遊技領域13には、複数の一般入賞口21が設けられている。これら各一般入賞口21に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域13の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口22および第2始動口23が設けられている。
第1始動口22、又は第2始動口23に遊技球が入球すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口22または第2始動口23に遊技球が入球した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域13の右側領域の下方には、遊技球が入球可能な大入賞装置24が設けられている。
第1始動口22、又は第2始動口23に遊技球が入球すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口22または第2始動口23に遊技球が入球した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域13の右側領域の下方には、遊技球が入球可能な大入賞装置24が設けられている。
大入賞装置24は、通常は大入賞装置可動片(開閉片)24bによって大入賞口24aを閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、開閉片24bが開放されるとともに、この開閉片24bが遊技球を大入賞口24a内に導く受け皿として機能し、遊技球が大入賞口に入球可能となる。大入賞口に遊技球が入球すると予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
更には、遊技領域13の最下部の領域には、一般入賞口21、第1始動口22、第2始動口23、大入賞装置24のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口25が設けられている。
更には、遊技領域13の最下部の領域には、一般入賞口21、第1始動口22、第2始動口23、大入賞装置24のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口25が設けられている。
また、遊技領域13の中央には開口部13Aが形成されており、開口部13Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える環状の装飾部品(センター部材)18が設けられている。センター部材18には、他の装飾部材14が取り付けられている。
装飾部品18の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面(後面)側には、液晶表示装置等からなる画像表示装置19が設けられている。
装飾部品18の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面(後面)側には、液晶表示装置等からなる画像表示装置19が設けられている。
画像表示装置(表示手段)19は、遊技が行われていない待機中にその表示画面に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示する。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための3個の演出図柄19aが表示され、特定の演出図柄19aの組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
遊技盤12の左下方には、各種図柄を表示するための図柄表示装置20が設けられている。
遊技盤12の遊技領域13は、その外周縁の左下部から右上部にかけて板金製の外側ガイドレール15によって包囲されている。外側ガイドレール15の左側部分と対向配置された板金製の内側ガイドレール(取付け部材)16の先端部には逆流防止装置40が取り付けられている。
遊技盤12の左下方には、各種図柄を表示するための図柄表示装置20が設けられている。
遊技盤12の遊技領域13は、その外周縁の左下部から右上部にかけて板金製の外側ガイドレール15によって包囲されている。外側ガイドレール15の左側部分と対向配置された板金製の内側ガイドレール(取付け部材)16の先端部には逆流防止装置40が取り付けられている。
[実施形態]
図4は本発明の一実施形態に係る逆流防止装置と内側ガイドレールの組み付け前の対応関係を示す説明図であり、(a)は表面側斜視図であり、(b)は裏面側斜視図である。図5は逆流防止装置を構成する個々の要素を示す分解斜視図であり、図6(a)乃至(c)は遊技球が逆流防止装置を通過する過程と逆流を防止している状態を順次説明する断面図であり、図7は内側ガイドレールに逆流防止装置を組み付けた状態を示す裏面図である。
図4は本発明の一実施形態に係る逆流防止装置と内側ガイドレールの組み付け前の対応関係を示す説明図であり、(a)は表面側斜視図であり、(b)は裏面側斜視図である。図5は逆流防止装置を構成する個々の要素を示す分解斜視図であり、図6(a)乃至(c)は遊技球が逆流防止装置を通過する過程と逆流を防止している状態を順次説明する断面図であり、図7は内側ガイドレールに逆流防止装置を組み付けた状態を示す裏面図である。
本実施形態に係る遊技機は、発射装置4から発射された遊技球Bを案内する遊技球導入経路Pと、遊技球導入経路から排出された遊技球が進入する遊技領域13と、遊技領域内の遊技球が遊技球導入経路内に逆流することを阻止する逆流防止装置40と、逆流防止装置を着脱自在に支持する内側ガイドレール16(取付け部材)と、を備えた、逆流防止装置40は、内側ガイドレール16に対して係止される被係止部45を有したベース41と、ベースに形成された軸穴44a内に挿通(圧入)される軸部材55と、軸部材55を挿通させる挿通穴62を有し、且つ該軸部材55によって回動自在に軸支された逆流阻止片60と、を備えている。更に、被係止部45は内側ガイドレール16に取り付けられる取付け片50を備え、取付け片は内側ガイドレールに設けた取付け穴16a内に嵌合するストッパ突起51を備え、ストッパ突起の外周縁は取付け穴16aの内周縁に対して、周方向に沿って面状に広い面積で接触(面接触)している構成が特徴的である。
逆流防止装置40を構成するベース41は樹脂製であり、逆流阻止片60の挿通穴62を有した部位を嵌合させる略四角い嵌合部(凹所、又は開口部)43、及び嵌合部43を間に挟んで対向配置された2つの側部44を夫々貫通し、且つ逆流阻止片の挿通穴62と連通する貫通穴としての軸穴44aを有した本体42と、本体42の下部中央から下方へ向けて突出した薄板状の弾性片としての取付け片50と、を概略備えている。
逆流防止装置40を構成するベース41は樹脂製であり、逆流阻止片60の挿通穴62を有した部位を嵌合させる略四角い嵌合部(凹所、又は開口部)43、及び嵌合部43を間に挟んで対向配置された2つの側部44を夫々貫通し、且つ逆流阻止片の挿通穴62と連通する貫通穴としての軸穴44aを有した本体42と、本体42の下部中央から下方へ向けて突出した薄板状の弾性片としての取付け片50と、を概略備えている。
被係止部45は、第1挟圧片46と、第1挟圧片46と対向配置された第2挟圧片47と、2つの第2挟圧片47の間に、スリット47aを介して配置された弾性板としての取付け片50と、を有している。取付け片50の裏面にはストッパ突起51が突設され、ストッパ突起51と対向する第1挟圧片46の部位には、凹所46aが形成されている。
図4に示すように内側ガイドレールの先端部が第1挟圧片46と第2挟圧片47との隙間内に挿入された時に、取付け片のストッパ突起51が取付け穴16a内に弾性的に嵌合して係止されるように構成されている。
図4に示すように内側ガイドレールの先端部が第1挟圧片46と第2挟圧片47との隙間内に挿入された時に、取付け片のストッパ突起51が取付け穴16a内に弾性的に嵌合して係止されるように構成されている。
逆流阻止片60は、2つの軸穴44aと連通する挿通穴62を有した基部61、基部61から斜め上方に一体的に突出した逆流防止弁63、基部61の下方に連設一体化され内部に金属製の錘64aを保持したバランサー部64と、を備えている。逆流阻止片60は、錘64aを除けば樹脂製である。
逆流阻止片60は、従来技術において説明した従来の逆流阻止片60と全く同じ構成であり、本発明の逆流防止装置40においても共通部品として使用が可能である。
逆流防止装置40を組み立てる場合には、まず、図5に示したようにベース41の表面に形成された凹所としての嵌合部43内に逆流阻止片60の基部61とバランサー部64を嵌合させる。この際に2つの軸穴44aと挿通穴62とが連通するように位置決めし、一方の軸穴44aの外側から挿通穴62内に軸部材55の一端部を挿通し、軸部材の当該一端部が他方の軸穴44a内に達した時点で組付けが完了する。
逆流阻止片60は、従来技術において説明した従来の逆流阻止片60と全く同じ構成であり、本発明の逆流防止装置40においても共通部品として使用が可能である。
逆流防止装置40を組み立てる場合には、まず、図5に示したようにベース41の表面に形成された凹所としての嵌合部43内に逆流阻止片60の基部61とバランサー部64を嵌合させる。この際に2つの軸穴44aと挿通穴62とが連通するように位置決めし、一方の軸穴44aの外側から挿通穴62内に軸部材55の一端部を挿通し、軸部材の当該一端部が他方の軸穴44a内に達した時点で組付けが完了する。
軸部材55の軸方向長は、その両端部が各軸穴44aの外方に突出しない適度の長さに設定する。
各軸穴44aは、軸部材55をその一端部から圧入することを許容する一方で、圧入完了後は軸部材が抜け落ちることがない程度に、軸部材外面に挟圧力を付与できる内径とする。また、軸部材55が逆流阻止片60の挿通穴62内に挿通された状態では、逆流阻止片60全体が軸部材を中心としてスムーズに揺動できるように挿通穴62の内径が寸法設定される。
或いは、一方の軸穴44aの内径を、軸部材55を挿通し易いように大きめに設定し、且つ他方の軸穴44aの内径を軸部材を圧入するように小さめに設定する。この場合には一方の軸穴44aから軸部材を差込んで挿通穴62内に通してから、他方の軸穴44a内に軸部材の先端部を圧入固定する。
各軸穴44aは、軸部材55をその一端部から圧入することを許容する一方で、圧入完了後は軸部材が抜け落ちることがない程度に、軸部材外面に挟圧力を付与できる内径とする。また、軸部材55が逆流阻止片60の挿通穴62内に挿通された状態では、逆流阻止片60全体が軸部材を中心としてスムーズに揺動できるように挿通穴62の内径が寸法設定される。
或いは、一方の軸穴44aの内径を、軸部材55を挿通し易いように大きめに設定し、且つ他方の軸穴44aの内径を軸部材を圧入するように小さめに設定する。この場合には一方の軸穴44aから軸部材を差込んで挿通穴62内に通してから、他方の軸穴44a内に軸部材の先端部を圧入固定する。
逆流防止装置40は、常時においてはバランサー部64の作用によって逆流防止弁63が遊技球誘導経路Pを閉じているが、図6(a)(b)に示すように遊技球導入経路Pから上向きに移動してくる遊技球B1に対しては逆流防止弁63が時計回りに回動することにより通過を許容する。一方、遊技領域内から跳ね返って逆流防止弁63に衝突してくる遊技球B2に対しては逆流防止弁63が遊技球導入経路内への逆流を阻止する(図6(c))。
この際、逆流防止弁63が遊技球B2から受けた負荷は、バランサー部64を介してベース41に加わるが、バランサー部とベースとの接触面Dは厚肉部となっているため、この部分だけが他の部位に比して格別のダメージを受けて損耗することはない。つまり、本発明では、ベースの構成をシンプル化し、従来のように別部材としての蓋部材を係止するための薄肉部(脆弱部)を設ける必要がなくなっているので、耐久性を大幅に高めることができる。
このため、センター部材18の大型化によって逆流防止装置40の至近距離に配置されることとなった遊技釘にて跳ね返った勢いの強い遊技球が逆流防止弁63に衝突したとしても、バランサー部からの衝撃によって接触面Dが損耗、破壊することを長期に亘って防止することができる。
この際、逆流防止弁63が遊技球B2から受けた負荷は、バランサー部64を介してベース41に加わるが、バランサー部とベースとの接触面Dは厚肉部となっているため、この部分だけが他の部位に比して格別のダメージを受けて損耗することはない。つまり、本発明では、ベースの構成をシンプル化し、従来のように別部材としての蓋部材を係止するための薄肉部(脆弱部)を設ける必要がなくなっているので、耐久性を大幅に高めることができる。
このため、センター部材18の大型化によって逆流防止装置40の至近距離に配置されることとなった遊技釘にて跳ね返った勢いの強い遊技球が逆流防止弁63に衝突したとしても、バランサー部からの衝撃によって接触面Dが損耗、破壊することを長期に亘って防止することができる。
次に、図4、図6、図7に示すように、取付け片50は内側ガイドレール16に設けた取付け穴16a内に嵌合するストッパ突起51を備え、ストッパ突起の外周縁は取付け穴16aの内周縁に対して、底面視で線状(非点状)に、広い面積に亘って接触している構成が特徴的である。
ストッパ突起51は裏面から視た形状は円形であるが、その裏面は平坦面ではなく、取付け穴16aの内周面と外周面で接する厚肉部51aと、厚肉部から下方へ向けて傾斜しながら肉厚が漸減する薄肉部51bとから構成されている。厚肉部51aと取付け穴内周縁とが所定の周方向幅Eに亘って面接触することにより充分な係止力、耐久性を維持する。手作業により逆流防止装置40の被係止部45を内側ガイドレールの先端部に圧入してストッパ突起51を取付け穴16a内に嵌合させる場合には、薄肉部51bの傾斜面が内側ガイドレールの先端部とスムーズに摺接しながらストッパ突起を取付け穴内に誘導する。
裏面視が円形のストッパ突起51の直径は、円形の取付け穴16aの直径の1/2よりも大きく設定されている。これに対して図12に示した従来例においては円形のストッパ突起117aの直径は、円形の取付け穴125aの直径の1/2以下である。
ストッパ突起51は裏面から視た形状は円形であるが、その裏面は平坦面ではなく、取付け穴16aの内周面と外周面で接する厚肉部51aと、厚肉部から下方へ向けて傾斜しながら肉厚が漸減する薄肉部51bとから構成されている。厚肉部51aと取付け穴内周縁とが所定の周方向幅Eに亘って面接触することにより充分な係止力、耐久性を維持する。手作業により逆流防止装置40の被係止部45を内側ガイドレールの先端部に圧入してストッパ突起51を取付け穴16a内に嵌合させる場合には、薄肉部51bの傾斜面が内側ガイドレールの先端部とスムーズに摺接しながらストッパ突起を取付け穴内に誘導する。
裏面視が円形のストッパ突起51の直径は、円形の取付け穴16aの直径の1/2よりも大きく設定されている。これに対して図12に示した従来例においては円形のストッパ突起117aの直径は、円形の取付け穴125aの直径の1/2以下である。
図12において説明したように、従来の逆流防止装置においては取付け穴125aとストッパ突起117aとの接触部117bの接触面積が極小であるため、接触部位に負荷が集中して接触部位を中心としてストッパ突起の損耗が著しくなり、ストッパ突起の損耗、割れによって内側ガイドレールから脱落し易くなる。
図7に示した本発明の構成と、図12の従来例とを比較すれば明らかなように、本発明では、内側ガイドレールの取付け穴とストッパ突起との接触部Eの接触面積が周方向に沿って大幅に拡大しており、遊技球B2から逆流防止弁63に加わる衝撃によってストッパ突起51に加わる負荷を分散させ、ストッパ突起の損耗量を低減させることができる。このため、ストッパ突起は、長時間に亘って損耗、破損することがなくなり、内側ガイドレールと逆流防止装置との係止状態を維持し続ける役割を発揮することができる。
図7に示した本発明の構成と、図12の従来例とを比較すれば明らかなように、本発明では、内側ガイドレールの取付け穴とストッパ突起との接触部Eの接触面積が周方向に沿って大幅に拡大しており、遊技球B2から逆流防止弁63に加わる衝撃によってストッパ突起51に加わる負荷を分散させ、ストッパ突起の損耗量を低減させることができる。このため、ストッパ突起は、長時間に亘って損耗、破損することがなくなり、内側ガイドレールと逆流防止装置との係止状態を維持し続ける役割を発揮することができる。
また、取付け穴16aの開口面積をストッパ突起51の面積に比して大幅に大きくしたことにより、取付け穴内にストッパ突起を取り付ける作業に際してのはめ込みが極めてやり易くなっている。
取付け穴内周縁とストッパ突起の外周縁との接触部Eの接触面積を大きく確保する必要から、取付け穴の開口面積に比してストッパ突起の面積を大幅に大きくしたことにより、ストッパ突起自体の強度も高まっている。
このため、センター部材18の大型化によって逆流防止装置40の直近に遊技釘が植設されるようになった遊技機において、当該遊技釘で跳ね返った直後の勢いの強い遊技球が逆流防止弁63に衝突したとしても、ストッパ突起51が損耗することを長期にわたって防止することができる。
なお、ストッパ突起の裏面視形状は必ずしも円形である必要はなく、取付け穴16a内周との接触面積を周方向に亘って広く確保できれば、どのような全体形状であってもよい。
また、本発明では、逆流防止装置40をベース41と逆流阻止片60と軸部材55の3点により構成し、且つベースの構成をシンプルとなるため、製造手数(金型の構造)、組立て手数が削減され、故障も少なくなる。
取付け穴内周縁とストッパ突起の外周縁との接触部Eの接触面積を大きく確保する必要から、取付け穴の開口面積に比してストッパ突起の面積を大幅に大きくしたことにより、ストッパ突起自体の強度も高まっている。
このため、センター部材18の大型化によって逆流防止装置40の直近に遊技釘が植設されるようになった遊技機において、当該遊技釘で跳ね返った直後の勢いの強い遊技球が逆流防止弁63に衝突したとしても、ストッパ突起51が損耗することを長期にわたって防止することができる。
なお、ストッパ突起の裏面視形状は必ずしも円形である必要はなく、取付け穴16a内周との接触面積を周方向に亘って広く確保できれば、どのような全体形状であってもよい。
また、本発明では、逆流防止装置40をベース41と逆流阻止片60と軸部材55の3点により構成し、且つベースの構成をシンプルとなるため、製造手数(金型の構造)、組立て手数が削減され、故障も少なくなる。
[本発明の構成、作用、効果のまとめ]
本発明に係る遊技機は、発射装置から発射された遊技球を案内する遊技球導入経路Pと、遊技球導入経路から排出された遊技球が進入する遊技領域13と、遊技領域内の遊技球が遊技球導入経路内に逆流することを阻止する逆流防止装置40と、逆流防止装置を支持する内側ガイドレール(取付け部材)16と、を備え、逆流防止装置40は、内側ガイドレールに対して係止される被係止部45を有したベース41と、ベースに形成された軸穴44a内に挿通(圧入)される軸部材55と、軸部材を挿通させる挿通穴62を有し、且つ該軸部材によって回動自在に軸支された逆流阻止片60と、を備える。被係止部45は内側ガイドレールに取り付けられる取付け片50を備え、取付け片は内側ガイドレールに設けた取付け穴16a内に嵌合するストッパ突起51を備え、ストッパ突起の外周縁は取付け穴の内周縁に対して、周方向に沿った所定の角度範囲内で面状に接触していることを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、発射装置から発射された遊技球を案内する遊技球導入経路Pと、遊技球導入経路から排出された遊技球が進入する遊技領域13と、遊技領域内の遊技球が遊技球導入経路内に逆流することを阻止する逆流防止装置40と、逆流防止装置を支持する内側ガイドレール(取付け部材)16と、を備え、逆流防止装置40は、内側ガイドレールに対して係止される被係止部45を有したベース41と、ベースに形成された軸穴44a内に挿通(圧入)される軸部材55と、軸部材を挿通させる挿通穴62を有し、且つ該軸部材によって回動自在に軸支された逆流阻止片60と、を備える。被係止部45は内側ガイドレールに取り付けられる取付け片50を備え、取付け片は内側ガイドレールに設けた取付け穴16a内に嵌合するストッパ突起51を備え、ストッパ突起の外周縁は取付け穴の内周縁に対して、周方向に沿った所定の角度範囲内で面状に接触していることを特徴とする。
本発明に係る逆流防止装置40は、ベース41と逆流阻止片60と軸部材55の3部品から構成されている。ベース41の構成のみが従来の逆流防止装置のベースと異なっており、逆流阻止片60と軸部材55は、従来の部材をそのまま流用することができる。
従来の逆流防止装置と本発明との大きな相違点は、従来はベースに対して軸部材を固定するために別部材の蓋部材を利用していたが、本発明では軸部材自体はベースに設けた軸穴44a内により脱落不能に支持するようにしたので、蓋部材に相当する部材を不要にすることができた点にある。
このため、蓋部材に設けた係止爪を係止するためにベースに設けていた薄肉部などの割れやすい脆弱部が存在しなくなり、ベースの強度を高めることが可能となった。つまり、遊技球が衝突する頻度、負荷が増大しても耐久性を高めることが可能となった。特に、センター部材の大型化によって逆流防止装置の至近距離に配置されるようになった遊技釘からの跳ね返り球から受ける強い負荷によってもベースが損傷することがなくなった。
従来の逆流防止装置と本発明との大きな相違点は、従来はベースに対して軸部材を固定するために別部材の蓋部材を利用していたが、本発明では軸部材自体はベースに設けた軸穴44a内により脱落不能に支持するようにしたので、蓋部材に相当する部材を不要にすることができた点にある。
このため、蓋部材に設けた係止爪を係止するためにベースに設けていた薄肉部などの割れやすい脆弱部が存在しなくなり、ベースの強度を高めることが可能となった。つまり、遊技球が衝突する頻度、負荷が増大しても耐久性を高めることが可能となった。特に、センター部材の大型化によって逆流防止装置の至近距離に配置されるようになった遊技釘からの跳ね返り球から受ける強い負荷によってもベースが損傷することがなくなった。
また、従来の逆流防止装置における取付け片はベースに設けられている訳ではなく、蓋部材に設けられているため、蓋部材の構成が複雑化していた。本発明では、取付け片をベース自体の一部としたので構成のシンプル化、組み付け手数の削減を実現できた。
また、従来は逆流防止装置を内側レール等の取付け部材の取付け穴に係止するために、取付け片に設けたストッパ突起を取付け穴内に嵌合させて、取付け穴の内周とストッパ突起の外周とを接触、係止させていた。しかし、取付け穴の直径(開口面積)に比してストッパ突起の直径(面積が)著しく小さいためにその機械的強度が充分でなく、また両者の接触面積が極めて狭かったため、ストッパ突起が取付け穴との接触箇所から損耗して破損し易かった。
また、従来は逆流防止装置を内側レール等の取付け部材の取付け穴に係止するために、取付け片に設けたストッパ突起を取付け穴内に嵌合させて、取付け穴の内周とストッパ突起の外周とを接触、係止させていた。しかし、取付け穴の直径(開口面積)に比してストッパ突起の直径(面積が)著しく小さいためにその機械的強度が充分でなく、また両者の接触面積が極めて狭かったため、ストッパ突起が取付け穴との接触箇所から損耗して破損し易かった。
本発明では、取付け穴の内周面とストッパ突起の外周面とを広い面積(周方向長)に亘って面接触させる構成としたので、接触部の耐久性を高めて、ストッパ突起の損耗を大幅に抑えることが可能となった。具体的には、円形の取付け穴の曲率半径に対して、円形のストッパ突起の円弧状の外周面の曲率半径を近づけるように寸法設定したので、周方向への接触面積、接触長を拡大することが可能となった。また、ストッパ突起の大径化によりその強度を高めることも可能となった。
更に具体的には、ストッパ突起51の直径は、円形の取付け穴16aの直径の1/2よりも大きく設定されているために、接触面積が周方向に沿って増大した構造となっている。これに対して、図12に示した従来例においてはストッパ突起117aの直径は、取付け穴125aの直径の1/2よりも大幅に小さい(ほぼ1/3)であるため、接触箇所はほぼ点接触となっている。
更に、本発明では取付け穴16a内にストッパ突起51を嵌合させて面接触させた時に、取付け穴の内周縁とストッパ突起の外周縁との間に充分な隙間が形成されるように夫々の直径(面積)を異ならせたので、両部材の寸法精度を低下させて製造を容易化することができると共に、組み付けし易くすることができた。
なお、逆流防止装置を取り付ける手段としての取付け部材16は、内側ガイドレールには限らない。取付け部材は遊技盤、その他の部位に設けた他の部材であっても良い。
本発明に係る遊技機は、パチンコ遊技機のみならず、パチスロ、その他の遊技機一般に適用することができる。
更に具体的には、ストッパ突起51の直径は、円形の取付け穴16aの直径の1/2よりも大きく設定されているために、接触面積が周方向に沿って増大した構造となっている。これに対して、図12に示した従来例においてはストッパ突起117aの直径は、取付け穴125aの直径の1/2よりも大幅に小さい(ほぼ1/3)であるため、接触箇所はほぼ点接触となっている。
更に、本発明では取付け穴16a内にストッパ突起51を嵌合させて面接触させた時に、取付け穴の内周縁とストッパ突起の外周縁との間に充分な隙間が形成されるように夫々の直径(面積)を異ならせたので、両部材の寸法精度を低下させて製造を容易化することができると共に、組み付けし易くすることができた。
なお、逆流防止装置を取り付ける手段としての取付け部材16は、内側ガイドレールには限らない。取付け部材は遊技盤、その他の部位に設けた他の部材であっても良い。
本発明に係る遊技機は、パチンコ遊技機のみならず、パチスロ、その他の遊技機一般に適用することができる。
1…遊技機、2…外枠、3…内枠、4…発射装置、P1…遊技球導入経路P、13A…開口部、14…装飾部材、15…外側ガイドレール、16…内側ガイドレール(取付け部材)、16a…取付け穴、18…センター部材、18…装飾部品、19…画像表示装置、19a…演出図柄、21…一般入賞口、22…始動口、23…始動口、24…大入賞装置、24a…大入賞口、24b…開閉片、25…アウト口、30…ベース枠体、40…逆流防止装置、41…ベース、42…本体、43…嵌合部、44…側部、44a…軸穴、45…被係止部、46…第1挟圧片、46a…凹所、47…第2挟圧片、47a…スリット、50…取付け片、51…ストッパ突起、55…軸部材、60…逆流阻止片、61…基部、62…挿通穴、63…逆流防止弁、64…バランサー部、64a…錘
Claims (1)
- 発射装置から発射された遊技球を案内する遊技球導入経路と、該遊技球導入経路から排出された遊技球が進入する遊技領域と、前記遊技領域内の遊技球が前記遊技球導入経路内に逆流することを阻止する逆流防止装置と、前記逆流防止装置を支持する取付け部材と、を備えた遊技機であって、
前記逆流防止装置は、前記取付け部材に対して係止される被係止部を有したベースと、前記ベースに形成された軸穴内に挿通される軸部材と、前記軸部材によって回動自在に軸支された逆流阻止片と、を備え、
前記被係止部は前記取付け部材に取り付けられる取付け片を備え、前記取付け片は前記取付け部材に設けた取付け穴内に嵌合するストッパ突起を備え、
前記ストッパ突起の外周縁は前記取付け穴の内周縁に対して、周方向に沿って面接触しており、且つ前記ストッパ突起の裏面視の面積は、前記取付け穴の開口面積の1/2以上であることを特徴とする遊技機。
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JP2014048969A JP5864645B2 (ja) | 2014-03-12 | 2014-03-12 | 遊技機 |
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