JP5863429B2 - 弾性体ローラの製造方法 - Google Patents
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Description
芯金の周囲に弾性層を具備している弾性体ローラの製造方法であって、
(1)複数本の芯金を、該弾性層形成用の原料組成物の押出し機に接続されたクロスヘッドに順次供給して、該芯金を鉛直下方に通過させると共に、該クロスヘッドから該原料組成物を吐出させて、直列に配置された該芯金の複数本の周面を共通して被覆する該原料組成物の層を形成する工程と、
(2)該芯金の複数本の周囲を共通して被覆している該原料組成物の層を切断して、該原料組成物の層で周面が被覆された芯金の複数本のそれぞれを分離する工程と、
(3)各々の芯金の周面を被覆している該原料組成物の層を硬化せしめて弾性層を形成する工程と
を有し、
各芯金は両端部に、該芯金の中心軸と同心をなすテーパー面または球面が設けられており、
該工程(1)において、各芯金の鉛直下方への移動を、該クロスヘッドからの該原料組成物の吐出速度の鉛直下方成分よりも大きい速度で行い、かつ
該工程(1)における、各芯金の前記クロスヘッドへの順次の供給は、各芯金の両端部に設けられているテーパー面または球面の形状に対して相補的な形状を有する円盤状の弾性部材を各芯金間に、該弾性部材と該芯金のテーパー面または球面とが係合するようにして介在させて連続的に行う
ことを特徴とする弾性体ローラの製造方法である。
〈ゴムローラの作製〉
以下の原料を加圧式ニーダーで15分間混練した。
・アクリルニトリルブタジエンゴム(商品名「NIPOL N230SV」:JSR(株)製)100質量部に対して、
・カーボンブラック(商品名「トーカブラック#7360SB」:東海カーボン製、DBP吸油量87cm3/100g) 48質量部、
・ステアリン酸亜鉛1質量部、
・酸化亜鉛(酸化亜鉛二種 正同化学)5質量部
・炭酸カルシウム(商品名「ナノックス#30」:丸尾カルシウム(株)製)40質量部、
更に、
・ジベンゾチアゾリルジスルフィド(商品名「ノクセラーDM−P」:大内新興化学(株)製) 1質量部
・テトラベンジルチウラムジスルフィド(商品名「ノクセラーTBZTD」:大内新興化学(株)製) 4.5質量部
・硫黄(加硫剤)1.2質量部
を加えて、15分間オープンロールで混練して未加硫ゴム組成物を作製した。
実施例1で用いた円筒状の弾性部材の代わりに、表1に示すような形状と材質である円盤状の弾性部材を用いた以外は、実施例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。比較例と比べて、振れが小さくなっている事が分かる。特に、端部における振れが低減できていることが分かる。
実施例1で用いた円筒状の弾性部材の代わりに、表1に示すような形状と材質である円盤状の弾性部材を用い、芯金として端面形状を表1に示すような寸法に変更した以外は、実施例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。なお、実施例5で用いた芯金は、芯金の両端面にセンタ−穴(JIS B 1011 B型 角度b=60°ΦD=3.35 mm)を設けたものであり、実施例7で用いた芯金は、芯金の両端面にR1のR面取りを施したものである。
実施例1で用いた弾性部材の代わりに、表1に示すような寸法と材質である円盤状の弾性部材(形状は図3と同じ)を用いた以外は、実施例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。比較例と比べて、振れが小さくなっている事が分かる。特に、端部における振れが低減できていることが分かる。
本比較例では円盤状の弾性部材を用いなかった以外は実施例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。振れは大きく、特にローラ端部で増大した。
本比較例では図7に模式的に示すように、両端部8mm部がΦ3.96mmとなっている芯金72を用い、その部分に外径がΦ5.96mm、内径がΦ4.03mmのPOMからなる円筒状のキャップ71を被せて成形した以外は、比較例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。振れは、比較例1とほぼ同等の結果であり、ローラ端部において特に振れが増大した。
本比較例では図8に模式的に示すように、Φ5.96mmの外径の芯金82を用い、両端8mmに、外径がΦ8.96mm、内径がΦ6.03mmのPOMからなる円筒状のキャップ81を被せ、内径Φ9.03mmのニップルを用いて成形した以外は、実施例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。振れに関しては、比較例1よりも増大した。
本比較例では図9に模式的に示すような形状のニップルを用いた。91はoーリングであり、センタリングのための絞り部材として用いている。ニップル内径はΦ6.03mm、o−リングを配置した部分の内径はΦ5.6mmである。材質としてはNBR(JIA-A硬度 70)のものを用いた。なお、oーリングはニップル24の先端から15mm上部の位置に配置した。このニップルを用い、円盤状の弾性部材を用いなかった以外は実施例1と同様にローラの成形と振れの測定を行い、結果を表1に示した。中央部では振れ精度が良好であるが、押出し端部で振れが大きくなった。
POM・・・ポリアセタール(ポリベンコアセタールPOM−HL ポリベンコ社製)
テフロン・・・ポリテトラフルオロエチレン(テフロンPTFE デュポン社製)
ナイロン・・・ナイロン(MCナイロン MC901 ポリベンコ社製)
PE・・・ポリエチレン(ノバテックHD HJ560 日本ポリエチレン社製)
11 クロスヘッド
12 芯金
13 芯金供給ユニット
14 送りローラ
15 調芯ボルト
16 切断刃
17 支持機構
18 反転用オートハンド
19 トレイ
20 ニップル
21 ダイス
31、41、51、61 円盤状の弾性部材の一例
32、42、52、62 芯金
71 キャップ1
72 段付き芯金
81 キャップ2
82 小径芯金
91 センタリング部材
92 芯金
25、101 円盤状の弾性部材
102 円盤状の弾性部材を移載用のオートハンド
105 弾性体ローラ
106 外径測定センサー
107 円盤状のコロ
108 円盤状のコロ
109 o―リング
110 モータ
Claims (2)
- 芯金の周囲に弾性層を具備している弾性体ローラの製造方法であって、
(1)複数本の芯金を、該弾性層形成用の原料組成物の押出し機に接続されたクロスヘッドに順次供給して、該芯金を鉛直下方に通過させると共に、該クロスヘッドから該原料組成物を吐出させて、直列に配置された該芯金の複数本の周面を共通して被覆する該原料組成物の層を形成する工程と、
(2)該芯金の複数本の周囲を共通して被覆している該原料組成物の層を切断して、該原料組成物の層で周面が被覆された芯金の複数本のそれぞれを分離する工程と、
(3)各々の芯金の周面を被覆している該原料組成物の層を硬化せしめて弾性層を形成する工程と
を有し、
各芯金は両端部に、該芯金の中心軸と同心をなすテーパー面または球面が設けられており、
該工程(1)において、各芯金の鉛直下方への移動を、該クロスヘッドからの該原料組成物の吐出速度の鉛直下方成分よりも大きい速度で行い、かつ
該工程(1)における、各芯金の前記クロスヘッドへの順次の供給は、各芯金の両端部に設けられているテーパー面または球面の形状に対して相補的な形状を有する円盤状の弾性部材を各芯金間に、該弾性部材と該芯金のテーパー面または球面とが係合するようにして介在させて連続的に行う
ことを特徴とする弾性体ローラの製造方法。 - 前記弾性部材の最大外径は、各芯金の最大外径よりも大きい請求項1に記載の弾性体ローラの製造方法。
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JP2011267057A JP5863429B2 (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 弾性体ローラの製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011267057A JP5863429B2 (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 弾性体ローラの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011267057A Active JP5863429B2 (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 弾性体ローラの製造方法 |
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JP4280691B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2009-06-17 | キヤノン株式会社 | ローラ部材およびその製造方法 |
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JP2009265495A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Canon Chemicals Inc | ゴムローラおよびゴムローラの製造方法 |
JP5273792B2 (ja) * | 2008-12-04 | 2013-08-28 | 信越ポリマー株式会社 | ローラの製造方法及びローラ |
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2011
- 2011-12-06 JP JP2011267057A patent/JP5863429B2/ja active Active
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