JP5862986B2 - 無人搬送車 - Google Patents

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本発明は、倉庫や工場などにおいて使用される無人搬送車に関する。
倉庫や工場などにおいては、あるステーションから別のステーションにワークを運ぶために無人搬送車が活用されている(特許文献1、特許文献2など参照)。無人搬送車には、走行用の車輪を有する車両本体と、ワークを移載するための移載装置とを備えているものがある。この移載装置は、フォーク、フォークを昇降させる機構、フォークを旋回させる機構などを含んでおり、非常に重量がある。
特開2005−187117号公報 特開2010−26772号公報
移載装置は、車両本体に載置されている。そのため、車両本体は、移載装置と移載装置が移載するワークとの双方の重量を受ける。しかも、移載装置は、移載動作のために車両本体に対して前後方向または左右方向に移動可能に車両本体に載置されている。従って、車両本体は、このような負荷に耐え得るだけの強い剛性が要求され、その結果、無人搬送車のコストアップ、重量化、高床構造は避けることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、車両本体に負荷を与えすぎない構成の無人搬送車を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る無人搬送車は、
車両本体と、
前記車両本体に対して水平方向に直線状に延びる方向であるシフト方向に移動が可能なように前記車両本体に設けられた、ワークを移載するための移載装置と、
前記車両本体に対して上下方向に延びる旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記車両本体に設けられた走行用の車両側ドライブユニットと、
前記移載装置に対して上下方向に延びる旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記移載装置に設けられた走行用の移載側ドライブユニットと、を備え、
前記車両本体は、前記車両側ドライブユニットで接地し、
前記移載装置は、前記移載側ドライブユニットで接地し、
前記車両側ドライブユニット及び前記移載側ドライブユニットはそれぞれ、第1車輪と、前記第1車輪と同じ回転軸線まわりに回転する第2車輪と、前記第1車輪を駆動する第1モータと、前記第2車輪を駆動する第2モータと、を備え、
前記移載装置は、フォークと、前記移載側ドライブユニットを有し、前記シフト方向に移動が可能なように前記車両本体に取り付けられた基体と、前記移載側ドライブユニットの前記旋回軸線に平行なフォーク旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記基体に設けられ、前記フォークを昇降させるリフト機構と、を備え、
前記リフト機構は、前記フォーク旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記基体に設けられたベースと、前記ベースに立設されたマストと、前記マストに昇降可能に設けられ、前記フォークを支持するリフトブラケットと、前記フォーク旋回軸線上に延び、回転可能に支持されたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸に複数の転動体を介して螺合するねじナットを有し、前記リフトブラケットに固定されたスライダと、を備え、
前記移載装置は、さらに、前記リフト機構の前記基体に対する前記フォーク旋回軸線まわりの旋回を解除可能に規制する旋回規制手段と、前記移載側ドライブユニットに設けられ、前記移載側ドライブユニットの前記旋回軸線上に延びる旋回軸と、前記旋回軸の回転に連動して前記ボールねじ軸が回転する連動状態と、前記旋回軸の回転に連動して前記ボールねじ軸が回転しない連動解除状態とに切り替える第1切替手段と、前記ボールねじ軸と前記マストとが一体的に回転する結合状態と、前記ボールねじ軸と前記マストとが一体的に回転しない結合解除状態とに切り替える第2切替手段と、を備え、
前記移載装置の前記車両本体に対する前記シフト方向への移動は、前記車両側ドライブユニットを駆動せずに前記移載側ドライブユニットを駆動して前記移載装置を前記シフト方向に走行させることにより行われ、
前記リフト機構及び前記フォークの前記フォーク旋回軸線まわりの旋回は、前記移載側ドライブユニットをその旋回軸線まわりに旋回させることにより行われ、
前記フォークの昇降は、前記移載側ドライブユニットをその旋回軸線まわりに旋回させることにより行われる、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記移載装置の前記車両本体に対する前記シフト方向への移動を解除可能に規制する移動規制手段を備える。
好ましくは、前記移載装置を前記車両本体に対して前記シフト方向に移動させる際に、前記車両側ドライブユニットの前記第1車輪及び前記第2車輪を前記シフト方向と直角の方向に向けておく。
本発明によれば、上記構成の通り、車両本体は走行用のドライブユニットで接地し、移載装置も走行用のドライブユニットで接地している。即ち、移載装置は車両本体に載置されていない。従って、車両本体は移載装置の重量及び移載装置が移載するワークの重量を受けなくてよく、車両本体への負荷が軽減される。その結果、無人搬送車のコストダウン、軽量化、及び、低床構造が可能となる。
本発明に係る無人搬送車は、車両側ドライブユニット及び移載側ドライブユニットをともに駆動させることにより走行することができる。また、本発明に係る無人搬送車では、ワークを移載するために必要なシフト動作(移載装置の車両本体に対するシフト方向の移動)は、車両側ドライブユニットを駆動せず車両本体を停止させて、移載側ドライブユニットだけを駆動して移載装置をシフト方向に走行させることにより行われる。即ち、シフト動作は、走行用の移載側ドライブユニットを駆動源として行われる。それによって、シフト動作のための駆動源(モータ等)を別途設ける必要がなくなる。
本実施形態に係る無人搬送車の平面模式図である。 図2Aは、図1の無人搬送車に備えられたドライブユニットの平面図、図2Bは、当該ドライブユニットの側面図である。 図3Aは、リフト機構の構成を概略的に示す図であり、図3Bは、無人搬送車の各動作と当該動作に必要な制御との関係を示す表である。 無人搬送車の制御ブロック図である。 図5Aは、フォークの旋回動作を示す図であり、図5Bは、移載装置のシフト動作を示す図である。 ワークを移載する動作の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る無人搬送車の一実施形態について説明する。無人搬送車は、例えば、工場、倉庫などの所定の搬送路に沿って敷設された誘導ラインを撮像手段等で検出して、当該誘導ラインに沿って自動走行することができる。
[全体構成]
図1を参照して、無人搬送車は、車両本体1と、ワークを移載するための移載装置2とを備えている。移載装置2は、ワークを移載するために、車両本体1に対して水平方向に直線状に延びる方向であるシフト方向Yに移動可能に車両本体1に設けられている。本実施形態では、シフト方向Yは、平面視で矩形状の車両本体1の長手方向と一致している。
さらに、無人搬送車は、複数の走行用のドライブユニット3〜5を備えている。ドライブユニット3〜5は、本実施形態では、車両本体1に対して上下方向に延びる旋回軸線Rまわりに旋回可能に車両本体1に設けられた2つの車両側ドライブユニット3、4と、移載装置2に対して上下方向に延びる旋回軸線Rまわりに旋回可能に移載装置2に設けられた1つの移載側ドライブユニット5とからなる。2つの車両側ドライブユニット3、4は、互いにシフト方向Yに間隔をあけて配置されている。車両本体1は、車両側ドライブユニット3、4で接地しており、移載装置2は、移載側ドライブユニット5で接地している。
[ドライブユニット]
図2A、図2Bを参照して、車両側ドライブユニット3、4及び移載側ドライブユニット5は、それぞれ、第1車輪6と、第1車輪6を駆動するための第1モータ7と、第2車輪8と、第2車輪8を駆動するための第2モータ9とを備えている。第1車輪6と第2車輪8とは、同じ回転軸線Raまわりに回転するように配置されている。
第1車輪6及び第2車輪8が同じ回転速度で同じ方向に回転すると、車両本体1/移載装置2を直線的に走行させる駆動力が生じる。第1車輪6及び第2車輪8が回転速度に差をつけて同じ方向に回転すると、車両本体1/移載装置2を旋回走行(ステアリング走行)させる駆動力が生じる。第1車輪6及び第2車輪8が同じ回転速度で互いに逆方向に回転すると、車両側ドライブユニット3、4/移載側ドライブユニット5は、その場で回転の量に応じた角度だけ旋回軸線Rのまわりに旋回する。従って、このとき、車両本体1/移載装置2を走行させる駆動力は生じず、車両本体1/移載装置2は静止したままである。なお、第1車輪6及び第2車輪8の回転方向がそれぞれ反転すると、車両側ドライブユニット3、4/移載側ドライブユニット5の旋回方向は反転する。
[移載装置]
図1を参照して、移載装置2は、フォーク10と、移載側ドライブユニット5を支持する基体11と、移載側ドライブユニット5の旋回軸線Rと平行なフォーク旋回軸線R’まわりに旋回可能に基体11上に設置され、フォーク10を昇降させるリフト機構12とを備えている。なお、本実施形態では、移載側ドライブユニット5の旋回軸線Rとフォーク旋回軸線R’とは一致している。
ガイド部材13が基体11に取り付けられている。さらに、ガイド部材13は、車両本体1のシフト方向Y(長手方向)に延びる一方の側面に渡って取り付けられたガイドレール14に摺動可能に取り付けられている。それによって、移載装置2は、車両本体1に対してシフト方向Yに移動可能となっている。
図3Aに、移載装置2の概略的な構成が示されている。移載装置2の車両本体1に対するシフト方向Y(図3Aの紙面に対して垂直方向)への移動を解除可能に規制する移動規制手段15が設けられている。本実施形態では、移動規制手段15として、摩擦ブレーキが採用されている。具体的には、移動規制手段15は、各ガイド部材13に設けられ、ガイドレール14の上面及び下面に対向して配置されたブレーキシューの対と、当該ブレーキシューの対をガイドレール14に押し付けるアクチュエータ等を備えている。
ブレーキシューの対がアクチュエータによりガイドレール14に押し付けられると、ガイド部材13のガイドレール14に対する移動は摩擦力によって制止される。従って、移載装置2の車両本体1に対する移動が規制される。一方、ブレーキシューの対がアクチュエータによりガイドレール14から退避すると、ガイド部材13はガイドレール14に沿って摺動自在となる。従って、移載装置2の車両本体1に対する移動規制が解除される。
こうして、移動規制手段15によって、移載装置2の車両本体1に対するシフト方向Yへの移動が解除可能に規制される。
リフト機構12は、その下部を構成するベース16を備えている。基体11の上面には、フォーク旋回軸線R’を中心とした円環状のガイド凹部17が形成され、ベース16には、下向きに突出してガイド凹部17に嵌り、ガイド凹部17に対応する円環状のガイド凸部18が形成されている。このガイド凸部18の底部には複数の転動体19が適宜の間隔をあけて転動可能に配置されている。当該構成によって、ベース16が基体11に対して旋回可能に、即ち、リフト機構12が基体11に対してフォーク旋回軸線R’のまわりに旋回可能になっている。
リフト機構12の基体11に対するフォーク旋回軸線R’まわりの旋回を解除可能に規制する旋回規制手段20が設けられている。本実施形態では、旋回規制手段20として、摩擦ブレーキが採用されている。具体的には、旋回規制手段20は、ベース16のガイド凸部18の両側面に対向するように基体11に複数設けられたブレーキシューの対と、各ブレーキシューの対をガイド凸部18に押し付けるアクチュエータ等を備えている。
ブレーキシューの対がアクチュエータによりガイド凸部18に押し付けられると、ベース16の基体11に対する旋回は摩擦力によって制止される。従って、リフト機構12の基体11に対するフォーク旋回軸線R’のまわりの旋回は規制される。ブレーキシューの対がアクチュエータによりガイド凸部18から退避すると、ベース16は基体11に対して旋回自在となる。従って、リフト機構12の基体11に対するフォーク旋回軸線R’まわりの旋回規制が解除される。
こうして、旋回規制手段20によって、リフト機構12の基体11に対するフォーク旋回軸線R’まわりの旋回が解除可能に規制される。
リフト機構12は、ベース16に立設された一対のマスト21と、一対のマスト21の上端を連結するビーム22と、前面でフォーク10を支持するリフトブラケット23とをさらに備えている。マスト21には上下方向に延びるガイド溝が形成されており、リフトブラケット23のガイドローラ24は、該ガイド溝に摺動可能に嵌っており、それによって、リフトブラケット23はマスト21に沿って案内されるようになっている。
リフト機構12は、フォーク旋回軸線R’上に延びるボールねじ軸25を備えている。さらに、リフト機構12は、複数の転動体を介してボールねじ軸25に螺合するねじナット(図示されない)を有し、リフトブラケット23の背面に固定されたスライダ26を備えている。
ボールねじ軸25は、基体11及びベース16のそれぞれに設けられたベアリングに差し込まれることで回転可能に支持されている。ボールねじ軸25の外周面には螺旋状のねじ溝が形成されており、スライダ26のねじナットの内周面にも螺旋状のねじ溝が形成されており、これらのねじ溝の間に複数の転動体が設けられている。
この構成により、ボールねじ軸25がスライダ26に対して回転すると、その回転がねじナットにより直線運動に変換され、スライダ26はボールねじ軸25に沿って昇降する。
リフト機構12は、後述する通り、移載側ドライブユニット5の旋回軸線Rまわりの旋回を動力として作動するようになっている。このために、移載装置2は、移載側ドライブユニット5に取り付けられて旋回軸線R上に延びる旋回軸27を備えている。
移載装置2は、旋回軸27の回転に連動してボールねじ軸25が回転する連動状態と、旋回軸27の回転に連動してボールねじ軸25が回転しない連動解除状態とに切り替える第1切替手段28を備えている。第1切替手段28は、本実施形態では、旋回軸27の上端及びボールねじ軸25の下端に装着され、旋回軸27とボールねじ軸25とを連結及び切り離す第1クラッチである。
移載装置2は、ボールねじ軸25とマスト21とが一体的に回転する結合状態と、ボールねじ軸25とマスト21とが一体的に回転しない結合解除状態とに切り替える第2切替手段29をさらに備えている。第2切替手段29は、本実施形態では、ボールねじ軸25の上端に装着され、マスト21間に配置されたビーム22とボールねじ軸25とを連結及び切り離す第2クラッチである。
[制御ユニット]
図4は、無人搬送車の制御ブロック図である。制御ユニット30及びバッテリ31は、車両本体1に収納されている。制御ユニット30は、車両本体1及び移載装置2に設けられた各種センサからのセンサ信号に基づいて、車両側ドライブユニット3、4及び移載側ドライブユニット5を独立して制御する。制御ユニット30は、センサ信号に基づいて、リフト機構12、移動規制手段15、旋回規制手段20、第1切替手段28、第2切替手段29も制御する。
移載装置2は車両本体1に対して移動可能に設けられているので、車両本体1に収納されたバッテリ31から移載装置2への電力供給、及び、車両本体1及び移載装置2間の信号通信には、図示されていないが、トロリー線及び集電体などを用いるトロリー方式が採用されている。なお、移載装置2にもバッテリを設け、車両本体1及び移載装置2との信号通信に無線方式を利用する構成を採用してもよい。また、移載装置2が車両本体1に対して移動しても断線することがないように、給電線及び通信線がケーブルベアに収容された状態で車両本体1側と移載装置2側とに接続される構成を採用してもよい。
次に、無人搬送車の各動作について説明する。
[フォークのリフト動作]
図3Bを参照して、フォーク10を昇降させるリフト動作をするにあたり、制御ユニット30は、移動規制手段15により、移載装置2の車両本体1に対する移動を規制し、旋回規制手段20により、リフト機構12の基体11に対する旋回を規制する。さらに、制御ユニット30は、第1切替手段28により、ボールねじ軸25が旋回軸27の回転に連動して回転する連動状態にし、第2切替手段29により、ボールねじ軸25がマスト21と一体的に回転しない結合解除状態とする。
図3Aを参照して、次いで、制御ユニット30は、移載側ドライブユニット5の第1車輪6及び第2車輪8を互いに反対方向に同じ速度で回転させることで、移載側ドライブユニット5をその場で旋回軸線Rのまわりに旋回させて、旋回軸27を回転させる。すると、この旋回軸27の回転に連動してボールねじ軸25が回転する。
リフト機構12は基体11に対して固定され、リフト機構12のマスト21はボールねじ軸25と一体的に回転しない状態なので、ボールねじ軸25はスライダ26に対して相対的に回転し、それによって、スライダ26はボールねじ軸25に沿って昇降する。その結果、リフトブラケット23及びフォーク10はマスト21に沿って昇降する。なお、フォーク10が上昇するか下降するかは、移載側ドライブユニット5の旋回方向によって決まる。
このように、リフト動作は、移載側ドライブユニット5の旋回軸線Rまわりの旋回によって行われる。
[フォークのローテイト動作]
図3Bを参照して、フォーク10を旋回させるローテイト動作をするにあたり、制御ユニット30は、移動規制手段15により、移載装置2の車両本体1に対する移動を規制し、旋回規制手段20により、リフト機構12が基体11に対して旋回できるように旋回規制を解除する。さらに、制御ユニット30は、第1切替手段28により、ボールねじ軸25が旋回軸27の回転に連動して回転する連動状態にし、第2切替手段29により、ボールねじ軸25がマスト21と一体的に回転する結合状態にする。
図3Aを参照して、次いで、制御ユニット30は移載側ドライブユニット5をその場で旋回軸線Rまわりに旋回させて旋回軸27を回転させる。すると、この旋回軸27の回転に連動してボールねじ軸25が回転する。
リフト機構12は基体11に対してフォーク旋回軸線R’のまわりに旋回可能であり、マスト21はボールねじ軸25と一体となって回転する状態である。従って、ボールねじ軸25が回転することにより、リフト機構12が基体11に対してフォーク旋回軸線R’のまわりに旋回する。その結果、図5Aの二点鎖線で示される通り、リフト機構12に支持されたフォーク10はフォーク旋回軸線R’のまわりに旋回する。図5Aからも明らかなように、本構成によればフォーク10の旋回角度に制限はなく、フォーク10を水平面上のどの方向にも突出させることができる。
このように、ローテイト動作は、移載側ドライブユニット5の旋回軸線Rまわりの旋回によって行われる。
なお、ローテイト動作においてボールねじ軸25が回転するとき、ボールねじ軸25とスライダ26とは相対的に回転せず一体的に回転するので、スライダ26がボールねじ軸25に沿って昇降することはない。即ち、ローテイト動作の際にリフト動作することが防止されている。
[移載装置のシフト動作]
図3Bを参照して、移載装置2を車両本体1に対してシフト方向Yに移動させるシフト動作をするにあたり、制御ユニット30は、移動規制手段15により、移載装置2が車両本体1に対して移動できるように移動規制を解除し、旋回規制手段20により、リフト機構12の基体11に対する旋回を規制する。なお、第1切替手段28に関しては、連動状態及び連動解除状態のどちらでもよく、第2切替手段29に関しては、結合状態及び非結合状態のどちらでもよい。
次いで、制御ユニット30は、車両側ドライブユニット3、4を駆動せず車両本体1を停止させておき、移載側ドライブユニット5を駆動して、その第1車輪6及び第2車輪8をシフト方向Yに向けた状態で同じ速度で同じ方向に回転させて、移載装置2をシフト方向Yに走行させる。それによって、図5Bの二点鎖線で示される通り、移載装置2が車両本体1に対してシフト方向Yに移動する。
このように、シフト動作は、車両本体1を停止させた状態で移載装置2だけを走行させることにより行われる。
なお、シフト動作の際、移載側ドライブユニット5は旋回しないので、ボールねじ軸25が回転することはない。リフト機構12は、旋回規制手段20により基体11に対して固定された状態なので、移載装置2の走行により生じる慣性力でリフト機構12が基体11に対して旋回することもない。即ち、シフト動作の際に、リフト動作及びローテイト動作することが防止されている。
また、図5Bに示される通り、シフト動作に先だって、制御ユニット30は、車両側ドライブユニット3、4の第1車輪6及び第2車輪8をシフト方向Yと直角の方向に向けておく。それによって、移載装置2が車両本体1に対して移動するときに、車両本体1が地面に対して移動することが確実に防止される。
[無人搬送車の走行動作]
図3Bを参照して、無人搬送車を走行させるにあたり、制御ユニット30は、移動規制手段15により、移載装置2の車両本体1に対する移動を規制し、旋回規制手段20により、リフト機構12の基体11に対する旋回を規制する。さらに、制御ユニット30は、第1切替手段28により、旋回軸27の回転に連動してボールねじ軸25が回転しない連動解除状態にする。なお、第2切替手段29に関しては、結合状態及び結合解除状態のどちらでよい。
次いで、制御ユニット30は、車両側ドライブユニット3、4及び移載側ドライブユニット5を、同期をとって駆動して、これらの第1車輪6及び第2車輪8を回転させて、移載装置2及び車両本体1を一体的に走行させる。それによって、無人搬送車全体が走行する。
こうして、無人搬送車の走行は、車両側ドライブユニット3、4及び移載側ドライブユニット5を駆動することにより行われる。
移載装置2は移動規制手段15により車両本体1に対して固定されており、リフト機構12は旋回規制手段20により基体11に対して固定されているので、走行の際の慣性力によって移載装置2が車両本体1に対して移動したり、リフト機構12が基体11に対して旋回したりすることはない。
無人搬送車が旋回走行する際や、前後方向の走行から左右方向の走行(横行)に切り替える際、移載側ドライブユニット5を旋回軸線Rまわりに旋回させる必要があり、この際、移載側ドライブユニット5の旋回軸27は回転する。しかしながら、ボールねじ軸25は、第1切替手段28により旋回軸27の回転に連動して回転しないようになっているので、旋回軸27が回転してもフォーク10が旋回したり昇降したりすることはない。
即ち、無人搬送車が走行する際に、シフト動作、リフト動作、及びローテイト動作することが防止されている。
[移載動作]
次に、図6を参照して、ワークを移載する動作の一例について説明する。
図6A、図6Bに示される通り、ワークWが積まれた棚の前に停車した無人搬送車は、移載装置2のシフト動作によってフォーク10をワークWのパレットに差し込む。無人搬送車は、フォーク10を上昇させてフォーク10上にワークWを載せる。無人搬送車は、移載装置2のシフト動作によってフォーク10を棚から退避させてワークWを取り出す(図6C)。そして、無人搬送車は、フォーク10を旋回させてワークWを車両本体1の上方に位置させる(図6D)。
このように、シフト動作、リフト動作、及びローテイト動作を組み合わせることで、ワークWの移載動作が行われる。
それから、無人搬送車は走行してワークWを所定の場所まで搬送する。なお、ワークWを車両本体1の上方に、即ち無人搬送車の幾何学的中心に近い位置に位置させることで、安定した走行が確保される。
以上の実施形態の構成によれば、車両本体1は走行用のドライブユニット3、4で接地し、移載装置2も走行用のドライブユニット5で接地している。即ち、移載装置2は車両本体1に載置されていない。従って、車両本体1は移載装置2の重量及び移載装置2のフォーク10が支持するワークWの重量を受けなくてよく、車両本体1への負荷は軽減される。従って、車両本体1を構成するフレームにそれほど高い剛性は要求されない。その結果、無人搬送車のコストダウン、軽量化、及び、低床構造が可能となる。
また、ワークWを移載するために必要な、シフト動作、リフト動作、ローテイト動作はすべて、走行用の移載側ドライブユニット5が駆動源となって行われている。従って、シフト動作、リフト動作、ローテイト動作のための駆動源(モータ等)を別途設ける必要はない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、車両側ドライブユニット3、4が車両本体1に2つ設けられていたが、1つでもよく、また3つ以上設けられてもよい。また、移載側ドライブユニット5は、移載装置2に1つ設けられていたが、複数設けられてもよい。この場合、いずれか1つの移載側ドライブユニットが旋回軸27を備えていればよい。車両本体1は車両側ドライブユニット3、4とキャスタユニットで接地してもよい。移載装置2も移載側ドライブユニット5とキャスタユニットで接地してもよい。
1 車両本体
2 移載装置
3、4 車両側ドライブユニット
5 移載側ドライブユニット
6 第1車輪
7 第1モータ
8 第2車輪
9 第2モータ
10 フォーク
11 基体
12 リフト機構
13 ガイド部材
14 ガイドレール
15 移動規制手段
16 ベース
17 円環状のガイド凹部
18 円環状のガイド凸部
19 転動体
20 旋回規制手段
21 マスト
22 ビーム
23 リフトブラケット
24 ガイドローラ
25 ボールねじ軸
26 スライダ
27 旋回軸
28 第1切替手段
29 第2切替手段
30 制御ユニット
31 バッテリ
R 旋回軸線
R’ フォーク旋回軸線
W ワーク
Y シフト方向

Claims (3)

  1. 車両本体と、
    前記車両本体に対して水平方向に直線状に延びる方向であるシフト方向に移動が可能なように前記車両本体に設けられた、ワークを移載するための移載装置と、
    前記車両本体に対して上下方向に延びる旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記車両本体に設けられた走行用の車両側ドライブユニットと、
    前記移載装置に対して上下方向に延びる旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記移載装置に設けられた走行用の移載側ドライブユニットと、を備え、
    前記車両本体は、前記車両側ドライブユニットで接地し、
    前記移載装置は、前記移載側ドライブユニットで接地し、
    前記車両側ドライブユニット及び前記移載側ドライブユニットはそれぞれ、第1車輪と、前記第1車輪と同じ回転軸線まわりに回転する第2車輪と、前記第1車輪を駆動する第1モータと、前記第2車輪を駆動する第2モータと、を備え、
    前記移載装置は、フォークと、前記移載側ドライブユニットを有し、前記シフト方向に移動が可能なように前記車両本体に取り付けられた基体と、前記移載側ドライブユニットの前記旋回軸線に平行なフォーク旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記基体に設けられ、前記フォークを昇降させるリフト機構と、を備え、
    前記リフト機構は、前記フォーク旋回軸線まわりに旋回が可能なように前記基体に設けられたベースと、前記ベースに立設されたマストと、前記マストに昇降可能に設けられ、前記フォークを支持するリフトブラケットと、前記フォーク旋回軸線上に延び、回転可能に支持されたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸に複数の転動体を介して螺合するねじナットを有し、前記リフトブラケットに固定されたスライダと、を備え、
    前記移載装置は、さらに、前記リフト機構の前記基体に対する前記フォーク旋回軸線まわりの旋回を解除可能に規制する旋回規制手段と、前記移載側ドライブユニットに設けられ、前記移載側ドライブユニットの前記旋回軸線上に延びる旋回軸と、前記旋回軸の回転に連動して前記ボールねじ軸が回転する連動状態と、前記旋回軸の回転に連動して前記ボールねじ軸が回転しない連動解除状態とに切り替える第1切替手段と、前記ボールねじ軸と前記マストとが一体的に回転する結合状態と、前記ボールねじ軸と前記マストとが一体的に回転しない結合解除状態とに切り替える第2切替手段と、を備え、
    前記移載装置の前記車両本体に対する前記シフト方向への移動は、前記車両側ドライブユニットを駆動せずに前記移載側ドライブユニットを駆動して前記移載装置を前記シフト方向に走行させることにより行われ、
    前記リフト機構及び前記フォークの前記フォーク旋回軸線まわりの旋回は、前記移載側ドライブユニットをその旋回軸線まわりに旋回させることにより行われ、
    前記フォークの昇降は、前記移載側ドライブユニットをその旋回軸線まわりに旋回させることにより行われる、
    ことを特徴とする無人搬送車。
  2. 前記移載装置の前記車両本体に対する前記シフト方向への移動を解除可能に規制する移動規制手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
  3. 前記移載装置を前記車両本体に対して前記シフト方向に移動させる際に、前記車両側ドライブユニットの前記第1車輪及び前記第2車輪を前記シフト方向と直角の方向に向けておくことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無人搬送車。
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