JP5862925B2 - 携帯型キー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電波信号(無線方式)で、錠前を施・解錠することができる携帯型キー装置に関する。
この種の携帯型キー装置として、例えば特許文献1や特許文献2に記載のものがある。ここで、特許文献1を例にして、従来の問題点を指摘する。
特許文献1の課題は、モールド成形により把持部を形成する際、電子部品(トランスポンダ)を保持する保持部材に成形圧(樹脂射出圧)が加えられると、保持部材がキープレートの柄部から外れるおそれがあるため、保持部材をキープレートの柄部に対して強固に固定しておくことである。そこで、特許文献1のキー装置は、「モールド成形にてキープレート1の柄部(持ち手部分)1aを覆うように形成された把持部5に電子部品2を内包してなるキー装置であって、電子部品2を保持する先細り状保持部材4を受容する受容孔3と、キーホルダ用の連結孔12とが、互いに連通した状態で、柄部1aに開設されており、保持部材4は、受容孔3の内周縁部に係合される左右の溝15を有し、幅広の連結孔12を介して、前記受容孔3の内周縁部の突設した係止部分に前記溝15をスライドさせながら、前記受容孔3内に圧入することによって、前記柄部1aに固定される構造」である(符号は特許文献のもの)。
特許文献1に記載の先細り状保持部材4は、キープレート(鍵)1の柄部1aの受容孔3内に隙間のないように固定的にセットしなければならない。その理由は、把持部5を形成する際、電子部品(トランスポンダ)を保持する保持部材4に成形圧(樹脂射出圧)を加えるからである。そのために、キープレート(鍵)1の柄部1a及び保持部材4の両者が強固に合体するように、柄部1aに形成した受容孔3と連結孔12とを連通する連通口13が、保持部材4をしっかりと係止できるように内側の間隔が狭めように加工する必要がある。
付言すると、モールド成形タイプの携帯型キー装置は、鍵自体1に電子部品2装着用の加工(突起、係合穴、係合溝等)を施す必要があった。また、鍵自体1の柄部1aを全てモールド成形するものであるから、樹脂製把持部5の後端部に金属製のキーホルダ等を容易に引っ掛けることができなかった。
さらに、鍵自体1又は電子部品2を包む樹脂製把持部5を、それぞれ単独で使用することができない、電子部品2そのものを、携帯電話の「チップ」の如く、交換することができないという問題点もあった。
特許文献2も、キープレート(鍵)1の柄部1a乃至差込み部分の一部を加工して電子部品(トランスポンダ)部材を加工部位に固定的にセットするものであるから、特許文献1と同様の問題点があった。
そこで、現在、少なくとも、(a)鍵自体に電子部品装着用の加工(突起、係合穴、係合溝等)を施す必要がない。(b)電子部品収納ケースを貫いた金属製鍵自体の摘み部分の後端部に、金属製のキーホルダ等を容易に引っ掛けることができる、という課題を解決することができる携帯型キー装置の出現が望まれる。
特許第3628430号公報 特開2008−54913号公報
本願発明は、キープレート(鍵)の柄部(環状持ち手部分)に形成した一つの開口(キーホルダー用の孔)に、(a)合成樹脂製収納ケースを介して無線方式の電子部品を収納させる機能、(b)キーホルダのキーリングを掛合させる機能を付与することによって、(c)鍵自体に電子部品装着用の加工(突起、係合穴、係合溝等)を施す必要がない、(d)電子部品収納ケースを貫いた金属製鍵自体の柄部(環状持ち手部分)の一部に、金属製のキーホルダのキーリングを容易に引っ掛けることができること、さらに、(e)鍵に対して、いわば着せ替えの如く、色彩・形状等の好みにあった電子部品収納ケースを装着することができること、(f)鍵又は電子部品収納ケースを、それぞれ単独で使用することができること(g)電子部品の形態が単純なほど、電子部品そのものを、携帯電話の「チップ」の如く、交換することができることを所期の目的とする。また本願発明の第2の目的は、鍵が電子部品収納ケースから抜けないことである。
本発明の携帯型キー装置は、差込部分と、該差込部分に連設する幅広部分と、該幅広部分に連設すると共に開口を有する環状持ち手部分とから成る金属製鍵と、該金属製鍵に取外し可能に装着する合成樹脂製収納ケースとから成る携帯型キー装置であって前記合成樹脂製収納ケースは、前記環状持ち手部分の一部を残して該環状持ち手部分及び前記幅広部分に外嵌合すると共に、前記開口に位置する後端部側の突壁状部分の左右部位に前記環状持ち手部分貫通用の切欠を有する一側面側ケースと、前記開口に位置する前記一側面側ケースの内壁面に取外し可能に設けられた交換可能なチップ状の電子部品と、この電子部品をカバーすると共に、前記環状持ち手部分の一部を露出させた状態で前記一側面側ケースと一体的に結合する他側面ケースとから成り、前記突壁状部分と前記一側面側ケースの前記環状持ち手部分貫通用の切欠を貫通した該環状持ち手部分の一部の内周面との間にはキーホルダ用の係合孔が存在し、さらに、前記他側面ケースと前記一側面側ケースとを分離した場合には、前記金属製鍵又は前記電子部品を有する合成樹脂製収納ケースは、それぞれ単独で使用することができることを特徴とする。
上記構成に於いて、金属製鍵は環状持ち手部分貫通用切欠の部位に係止されていることを特徴とする。
(a)キープレートの柄部(環状持ち手部分)に形成した開口に、合成樹脂製収納ケースを介して無線方式の電子部品を収納させる機能と、キーホルダのキーリングを掛合させる機能をそれぞれ持たせることによって、鍵に電子部品装着用の加工(突起、係合穴、係合溝等)を施す必要がない。また電子部品収納ケースを貫いた金属製鍵自体の柄部の一部(例えば後端部、左右の部位、左部位、右部位等)に、金属製のキーホルダのキーリングを容易に引っ掛けることができる。また鍵に対して、いわば着せ替えの如く、色彩・形状等の好みにあった電子部品収納ケースを装着することができる。また金属製鍵又は電子部品収納ケースを、それぞれ単独で使用することができる。さらに、電子部品の形態が単純なほど、電子部品そのものを、携帯電話の「チップ」の如く、交換することができる。
(b)請求項2に記載の発明は、鍵が電子部品収納ケースから抜けない利点がある。
図1乃至図8は本発明の第1実施形態を示す各説明図。図9乃至図14は本発明の第2実施形態を示す各説明図。図15及び図16は本発明の第3実施形態を示す各説明図。図17及び図18は本発明の第4実施形態を示す各説明図。
第1実施形態の斜視図。 正面図。 左側面図。 図2の4−4線に基づく概略断面説明図。 鍵の正面図。 図5の6−6線に基づく断面図。 分解斜視図(鍵は仮想線)。 鍵に一側面側ケースを外嵌合させた、或は一側面側ケースに鍵を内嵌合させた状態の概略説明図。 第2実施形態の斜視図。 第2実施形態の正面図。 図10の11−11線に基づく概略断面説明図。 鍵の正面図。 分解斜視図(鍵は仮想線)。 鍵に一側面側ケースを外嵌合させた、或は一側面側ケースに鍵を内嵌合させた状態の概略説明図。 第3実施形態の正面図。 鍵に一側面側ケースを外嵌合させた、或は一側面側ケースに鍵を内嵌合させた状態の概略説明図。 第4実施形態の正面図。 鍵に一側面側ケースを外嵌合させた、或は一側面側ケースに鍵を内嵌合させた状態の概略説明図。
(1)環境部材…無線方式の電子部品
無線方式の電子部品を備えた携帯型キー装置は、例えば建具の扉に取り付けられた電気錠を解錠する際、自動車のドアを解錠する際やイグニッションスイッチ操作用として使用されている。本発明の携帯型キー装置の用途も同様である。
さて、「トランスポンダ」と称される電子部品の一種は、例えばガラス管等にコイルアンテナとコード信号発信回路とを封入した単純な形態となっている。コイルアンテナは、周知の如く、キーシリンダのキー孔を外囲するように設けられたキーシリンダ側コイルとの間で、電波信号の授受を行うものである。
すなわち、キーシリンダ側のコイルから電波が発信され、この電波をトランスポンダのコイルアンテナが受信すると、電磁誘導作用によってコイルアンテナに起電力が生じ、この電力がコード信号発信回路に供給されて、予め記憶されている固有コードに応じた電波信号が、コイルアンテナから発信され、該コイルアンテナから発信された固有コード信号は、キーシリンダ側のコイルで受信され、予め記憶されている暗証コードと比較照合され、互いのコードが一致したならば、正規のキーであると判断して、錠前の解錠やエンジンの作動を可能にする。
(2)本発明の前提要件
本発明の携帯型キー装置は、特許文献1の記載の発明と同様に、柄部(環状持ち手部分)5に開口(孔)4を有するキープレート(以下、「鍵」という。)1と、無線方式(呼応可能)の電子部品20と、前記柄部5の一部(幅広部分に連設する内側)5a等をカバーする合成樹脂製収納ケース11とから成ることを前提要件とする。
そして、前記合成樹脂製収納ケース11は、一側面側ケース12と、他側面側ケース13との結合から成ると共に、前記電子部品20を固定的に内装する。また前記鍵1は、「ブレード」と称される差込み部分2と、該差込み部分に連設する幅広部分3と、該幅広部分に連設すると共に、前記合成樹脂製収納ケース11の突壁状部分12bから貫通状態に突出すると共に、鍵1の幅方向又は長手方向のいずれかが長孔(キーホルダ用の係合孔)4bを形成する後述する環状持ち手部分5の後端部側5bとから成る。
(3)主要部
以下、図面を参照に詳細に説明する。図1は第1実施形態の斜視図である。図7は分解斜視図(鍵は仮想線)である。そして、図8は鍵1に一側面側ケース12を外嵌合させた、或は一側面側ケース12に鍵1を外嵌合させた状態の概略説明図である。これらの図から明らかなように、本発明の携帯型キー装置Xは、金属製鍵1と、該鍵1に一体的となる合成樹脂製収納ケース11と、該合成樹脂製収納ケースに固定的に収納された無線方式の電子部品20とから成る。
(4)鍵1
携帯型キー装置Xは、例えば図5で示すように、普通一般に日常的に使用されている建具用鍵や自動車用鍵と略(おおよそ)同一の大きさである。ただ、本発明の携帯型キー装置Xの鍵1が普通一般の建具用鍵等と異なる点は、鍵1の形状が、例えばビールの栓抜きのような特殊な形態をしている点、鍵1の柄部(環状持ち手部分)5が環状に形成され、該環状内の孔は比較的大きな一つの真円形状或は楕円形状の開口4である点である。
付言すると、鍵1は、差込部分2と、該差込部分に連設する幅広部分3と、該幅広部分に連設すると共に所定形状の一つの大きな開口4を有する環状持ち手部分5とから成る。差込部分2は、特に図示しないが、その平面部に有底で複数種類の大きさと深さを有する摺り鉢形の窪み有し、或は平面部の側端部にギザギザ刻みを有する。また幅広部分3は、差込部分2の根元部分に相当する左右の括れ部6、6から環状持ち手部分5の弧状先端部(内側)5aに至る湾曲状部分までの範囲であり、この実施形態では、前記左右の括れ部6から前記弧状先端部(内側)5aに至るにしたがって幅広になっている。
ところで、幅広部分3の先端部側(括れ部6側)は、図示しない錠前のシリンダに差込部分2を差し込むと、シリンダの前面と当接する。さらに、前記環状持ち手部分5は、一つの真円状開口4を形成する円形のリング形状となっている。なお、環状持ち手部分5の弧状先端部(内側)5aと幅広部分3の湾曲状後端部の境目は、視覚上段差状に識別できる形状でも良いし、又は判然と識別できない形状であっても良い。
(5)合成樹脂製収納ケース11
合成樹脂製収納ケース11は、前述したように、一側面側ケース12と他側面側ケース13との結合から成ると共に、前記電子部品20を固定的に内装する。図1では、電子部品20を仮想線で示してある。また図4は、図2の4−4線に基づく概略断面説明図である。これらの図から明らかなように、本実施形態の合成樹脂製収納ケース11は、オス・メス係合手段25、或いは固着手段26を介して鍵1の差込み部分2以外の被装着部位3、5aに取り外し可能に取り付けられている。
すなわち、合成樹脂製収納ケース11は、例えば図1、図7、図8等で示すように、鍵1の環状持ち手部分5の後端部側5bを残して該環状持ち手部分5の前記幅広部分側5a及び幅広部分3に外嵌合する扁平枠状の一側面側ケース12と、この一側面側ケース12の鍵1の前記環状持ち手部分5の開口4内に位置する幅広平坦壁の幅広内壁面12aに突壁状保持部18を介して取外し可能に設けられたチップ状の電子部品20と、この電子部品20をカバーすると共に、前記環状持ち手部分5の後端部側5bを露出させた状態で前記一側面側ケース12とオス・メス係合手段25(25a、25b)又は/及び固着手段26(26a、26b)を介して一体的に結合する扁平枠状の他側面ケース13とから成り、前記一側面側ケース12と他側面ケース13とを結合した合成樹脂製収納ケース11の前記開口4に位置する後端面と前記金属製鍵の環状持ち手部分の後端部側の内周面との間には、キーホルダ用の係合孔4bが存在する。
本実施形態では、図7で示すように、扁平枠状の一側面側ケース12は、幅広平坦壁の幅広内壁面12aの縁部から直交方向へと突出する突壁状部分12b及び左右の突壁状側壁12c、12cをそれぞれ有するが、前記突壁状部分12bには、環状持ち手部分5の後端部側5b貫通用の狭い切欠14、14が左右一対形成され、一方、前記左右の突壁状側壁12c、12cの間には、鍵1の幅広部分3が嵌合する幅広切欠15となっており、前記金属製鍵1は、前記狭い切欠14、14の縁部と、前記左右の突壁状側壁12c、12cの先端面の縁部にそれぞれ係止されている。
そして、真円状の開口4は、図8で示すように、鍵1に一側面側ケース12を外嵌合させた、或は一側面側ケース12に鍵1を内嵌合させた状態では、一側面側ケース12の弧状の突壁状先端面12bを基準として、鍵1の内側環状持ち手部分(先端部側の弧状部位)5aと弧状の突壁状先端面12bの間に相当する電子部品収納孔4aと、鍵1の外側環状持ち手部分(後端部側の弧状部位)5bと前記弧状の突壁状先端面12bの間に相当する半月状のキーホルダ用係合孔4bに区画される。付言すると、真円状の開口4は、本発明の目的との関係で二つの機能を有している。
ところで、前述したオス・メス係合手段25は、実施形態では、例えば図7で示すように、一側面側ケース12の弧状の突壁状部分12bの縁部にオス又はメスのいずれかの係合部分25aが形成され、これに対応するメス又はオスの係合部分25bが他側面ケース13の弧状の突壁状先端面13bの縁部に形成されている。また前述した固着手段26は、図7で示すように、一側面側ケース12の幅広内壁面12aの略中央部に突出形成されたメネジ柱26aと、他側面ケース13の幅広内壁面13aの略中央部に形成された不番の貫通小孔と、該貫通小孔を介して前記メネジ柱26aに螺着するオネジ26bとから成る。
なお、実施形態の合成樹脂製収納ケース11は、一側面側ケース12と他側面側ケース13に分離可能であり、該成樹脂製収納ケース11が分離した際には、鍵自体を普通の機械式鍵として単独に使用可能である。
したがって、第1実施形態の携帯型キー装置Xは、差込部分2と、該差込部分に連設する幅広部分3と、該幅広部分に連設すると共に開口4を有する環状持ち手部分5とから成る金属製鍵1と、前記環状持ち手部分5の一部(例えば後端部側)5bを残して該環状持ち手部分5の前記幅広部分側5a及び前記幅広部分3に外嵌合する扁平枠状の一側面側ケース12と、この一側面側ケースの前記開口4に位置する幅広平坦壁の内壁面12aに固定的に設けられた電子部品20と、この電子部品をカバーすると共に、前記環状持ち手部分5の後端部側5bを露出させた状態で前記一側面側ケース12と一体的に結合する扁平枠状の他側面ケース13とから成り、前記一側面側ケース12と他側面ケース13とを結合した合成樹脂製収納ケース11の前記開口4に位置する突壁状部分12bと前記金属製鍵1の環状持ち手部分5の後端部側5aの内周面との間には、キーホルダ用係合孔4bが存在する。
本実施形態では、一側面側ケース12の幅広平坦壁の内壁面12aに突壁状保持部18が設けられ、該突壁状保持部18に電子部品20が取外し可能に固定されるが、もちろん、他側面ケース13の幅広平坦壁13aの内壁面に前記突壁状保持部18を形成しても良い。
次に、図9乃至図18を参照して、本発明の第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態を説明する。なお、これらの実施形態に於いて、前記第1実施形態と同一の部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図9乃至図14に示す第2実施形態に於いて、前記第1実施形態と主に異なる点は、鍵1Aの形状である。第1実施形態の鍵1は、図5で示すように普通一般の栓抜き形状に形成され、幅広部分3に連設する環状持ち手部分5の開口4が真円形状(略真円も含む)であるのに対して、この第2実施形態の鍵1Aは、図12で示すように、栓抜き形状に変形を施した長板状に形成され、幅広部分3Aは左右の括れ部分6,6から略同一の幅で環状持ち手部分5Aの先端部側(内側)へと延在し、該同一幅の幅広部分3Aに連設する環状持ち手部分5Aの開口4Aは、鍵1Aの長手方向の楕円形状になっている。
付言すると、前記楕円形状の開口4Aは、鍵1Aの中心部の長径方向をY軸とする方向が長径で、一方、環状持ち手部分5Aの中心部を通り、かつ前記Y軸と直交する短径方向をX軸とする方向が短径の楕円孔であることから、前記環状持ち手部分5Aの中心部の左右部位a、aは、該環状持ち手部分5Aのその余の部位(左右部位a、aから離れる後端部の中央部b及び幅広部分に連続する先端部の左右の部位c、c)よりも外方向に膨出している。
そこで、合成樹脂製収納ケース11Aは、前記鍵1Aの形状に対応する形状に形成され、その突壁状部分12bには、環状持ち手部分5の後端部側5b貫通用の狭い切欠14、14が左右一対形成され、一方、前記突壁状部分12bと同様に突壁状に形成された左右の突壁状側壁12c、12cの間には、鍵1Aの幅広部分3Aが嵌合する幅広切欠15となっているものの、金属製鍵1Aは、前記狭い切欠の縁部14、14と、前記左右の突壁状側壁12c、12cの先端面寄りの部位の内周面にそれぞれ係止されている。なお、その他、突壁状保持部18の方向、固定手段26の位置、係合手段26等を適宜に設計変更しているが、本発明の本質的事項には変更がない。
次に、図15及び図16に示す第3実施形態に於いて、前記第1実施形態と主に異なる点は、合成樹脂製収納ケース11Bの形態である。例えば図2と図15を対比すると明らかなように、合成樹脂製収納ケース11Bの開口4に位置する突壁状部分12bが斜め右上がりに形成されている。したがって、合成樹脂製収納ケース11Bから露出する環状持ち手部分5の一部は、正確な意味での後端部ではなく、環状持ち手部分の後端部から左部位にかけて該合成樹脂製収納ケース11Bから見える部分である。
さらに、図17及び図18に示す第4実施形態に於いて、前記第1実施形態と主に異なる点は、合成樹脂製収納ケース11Cの形態である。例えば図2と図17を対比すると明らかなように、合成樹脂製収納ケース11Cの開口4に位置する突壁状部分12b、12bが左右に一対存在する。付言すると、この第4実施形態の合成樹脂製収納ケース11Cは、その後端部が環状持ち手部分5の後端中央部に切欠19を介して外嵌合している。したがって、したがって、この第4実施形態も前記第3実施形態と同様に、合成樹脂製収納ケース11Cから露出する環状持ち手部分5の一部は、正確な意味での後端部ではなく、環状持ち手部分の後端部を基準とする左右の部位であり、その結果、キーホルダ用係合孔4b、4bが左右に一対存在する。
それ故に、本発明の携帯型キー装置は、差込部分2と、該差込部分に連設する幅広部分(3、3A)と、該幅広部分に連設すると共に開口(4、4A)を有する環状持ち手部分(5、5A)とから成る金属製鍵(1、1A)と、前記環状持ち手部分の一部を残して該環状持ち手部分及び前記幅広部分に外嵌合する一側面側ケース12と、この一側面側ケースの前記開口に位置する内壁面に固定的に設けられた電子部品20と、この電子部品をカバーすると共に、前記一部を露出させた状態で前記一側面側ケースと一体的に結合する他側面ケース13とから成り、前記一側面側ケース12と他側面ケース13を結合した合成樹脂製収納ケース(11、11A11B、11C)の前記開口に位置する突壁状部分12bと前記一部の内周面との間には、キーホルダ用の係合孔4bが存在する。そして、合成樹脂製収納ケースには、環状持ち手部分貫通用の切欠(14、15、19)が複数個形成され、金属製鍵は前記狭い切欠に前記環状持ち手部分が嵌合した状態で該合成樹脂製収納ケースから抜けないように係止されていることを特徴とする。
本発明は、錠前を備えた建具、自動車の分野で利用される。
X…携帯型キー装置、1、1A…金属製鍵、2…差込部分、3、3A…幅広部分、4、4A…開口、4a…電子部品収納孔、4b…キーホルダ用係合孔、5、5A…環状持ち手部分、5a…環状持ち手部分5の先端部側(内側)、5b…環状持ち手部分5の後端部側、6…括れ部分、11、11A、11B、11C…合成樹脂製収納ケース、12…一側面側ケース、12a…幅広平坦壁の内壁面、12b…開口に位置する突壁状部分、13…他側面ケース、12b…突壁状部分、14…狭い切欠、15…幅広切欠、18…突壁状保持部、19…切欠、20…電子部品、25…係合手段、26…固定手段。

Claims (2)

  1. 差込部分と、該差込部分に連設する幅広部分と、該幅広部分に連設すると共に開口を有する環状持ち手部分とから成る金属製鍵と、該金属製鍵に取外し可能に装着する合成樹脂製収納ケースとから成る携帯型キー装置であって前記合成樹脂製収納ケースは、前記環状持ち手部分の一部を残して該環状持ち手部分及び前記幅広部分に外嵌合すると共に、前記開口に位置する後端部側の突壁状部分の左右部位に前記環状持ち手部分貫通用の切欠を有する一側面側ケースと、前記開口に位置する前記一側面側ケースの内壁面に取外し可能に設けられたチップ状の電子部品と、この電子部品をカバーすると共に、前記環状持ち手部分の一部を露出させた状態で前記一側面側ケースと一体的に結合する他側面ケースとから成り、前記突壁状部分と前記一側面側ケースの前記環状持ち手部分貫通用の切欠を貫通した該環状持ち手部分の一部の内周面との間にはキーホルダ用の係合孔が存在し、さらに、前記他側面ケースと前記一側面側ケースとを分離した場合には、前記金属製鍵又は前記電子部品を有する合成樹脂製収納ケースは、それぞれ単独で使用することができる携帯型キー装置。
  2. 請求項1に於いて、金属製鍵は環状持ち手部分貫通用切欠の部位に係止されていることを特徴とする携帯型キー装置。
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