JP5859573B2 - 巻取機 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも2つのスピンドルの上において、連続的なボビン材料、特に、糸、針金、帯、より糸などが交互にボビンに卷回される巻取機に関する。本発明は、さらに、このような巻取機の運転方法に関する。
例えば連続製造プロセスによって、ボビン材料が連続的に巻取機に供給され、続いて(スリーブ付またはスリーブなしで)スピンドル上においてボビンに卷回されるような巻取機が知られている。このボビンは、引き続いて搬送して、後続のプロセスにおけるボビン材料のさらなる加工のために用いることができる。ボビンの卷回は、卷回動作そのものを生成するように駆動することができるスピンドル上において行われる。別の方式として、ボビンの回転動作を、摩擦駆動によって、特に、ボビンの外周面に半径方向に押し付けられる駆動ロールによって生じさせることが知られる。巻き付けの間、ボビン材料は、トラバース装置によってスピンドルの縦軸の方向に往復動される。この場合、トラバース装置は、ボビン材料の径路において、ボビンの僅かに前または上流側に位置している。回転動作およびトラバース動作を制御ユニットによって調整して重ね合わせることによって、卷回サイクルの経過において、直径が増大する立体的なボビンが形成される。
さらに、ボビンを卷回するための作動位置において交互に使用可能な少なくとも2つのスピンドルを有するように構成される巻取機を用いることが知られる。この場合、単一のトラバース装置を用いて両方のスピンドルにボビンを卷回することが可能である。卷回用として現在使用されている、すなわち作動位置にあるスピンドルの上のボビン材料が所定量に達すると、このスピンドルは休止位置に動かされる。さらに走行進入するボビン材料が、自動的に、あるいは、操作者の処置によって、この時点では作動位置にあるもう一方のスピンドルによって、あるいはこのもう一方のスピンドルの上に配置されるスリーブによって、巻き取られる。この位置交換の後、完成した卷回済みボビンが、休止位置にある第1のスピンドルから、手動でまたは自動的に取り外される。スピンドルを作動位置および休止位置の間に移し替えるために、前記少なくとも2つのスピンドルは、多くの場合、回転ディスクまたはターンテーブルに旋回可能に保持されるが、その場合、スピンドルおよびターンテーブルの回転軸は互いに平行な方位に向けられる。回転ディスクの回転によって、スピンドルの位置を交互に変えることができる。
対応する巻取機が、本出願人の出願に関わる特許文献1から知られる。この特許は、専ら、交互プロセス、ここでは、第1スピンドルから第2スピンドルへのボビン材料の移し替えを対象としている。この場合、固有のボビン形成プロセスを開始する前に、巻き付け幅の外側に固定卷回および予備卷回が卷回される。トラバース装置が折り返しネジ山回転軸を有していると、トラバース装置のトラバース糸ガイドを、折り返しネジ山回転軸の溝形成の際に、構造的に複雑な付加対策なしには、巻き付け幅の外側に配置できない。この特許は、ボビン材料を巻き付け幅の外側においてスピンドルまたはスリーブに当てがうことができるように、そして、固定卷回および予備卷回を形成し得るように、トラバース装置を、移動装置によってスピンドルの縦軸および回転軸に平行に移動させることを提案している。ここで、用いられている移動装置という用語は、空気圧作動のピストン/シリンダユニットであって、弁および付属の制御ユニットによって、任意に自由選択可能な時点に空気圧作動させることができるピストン/シリンダユニットを対象としている。完成した卷回済みボビンが巻取機から取り外される前には、完成した卷回済みボビンは休止位置にあり、形成中の直径を有するボビンが作動位置にある。たとえもう一方のボビンが作動位置において卷回完成しているとしても、休止位置にある完成した卷回済みボビンを遅くとも巻取機から取り外すことが可能であるべきだとすると、ボビンの相互の間隔は、直径が増大している作動位置のボビンの外周面が休止位置にある完成した卷回済みボビンの外周面に当接し得ないように、少なくとも完成した卷回済みボビンの直径に等しくなければならない。スピンドルの間隔をこれより小さく選定すると、それは、休止位置にある完成した卷回済みボビンを、操作者によってあるいは自動的に、より早期に、すなわち、作動位置におけるボビンの卷回が完了する前に取り外さなければならないことを意味している。完成した卷回済みボビンが適時に取り外されなければ、両方のボビンが接触して、巻取機が停止する結果になる。従って、この場合、両ボビンの間隔に関しては、巻取機の構造的構成において、次のような状況によって目標の競合が生じる。すなわち、
− 一方では、巻取機の構造的な大きさを抑えるために、ボビンの間隔はできるだけ小さく維持するべきであること、
− しかし、他方では、できるだけ長い時間間隔を想定した上で、完成した卷回済みボビンをボビン間の接触を生じることなく取り外すことを可能にするために、スピンドルの間隔はできるだけ大きく選定するべきであること、
という状況である。
ボビン材料の走行進入速度はますます高速化しているので、この目標の競合は、より迅速なボビンの形成によって一層厳しくなっている。
独国特許第102 23 484(B4)号明細書
本発明の目的は、コンパクトな構造において、完成した卷回済みボビンの取り外し(および、場合によっては空のスリーブの装着)に対して十分な時間間隔を利用し得るような、および/または、ボビンの外周面の接触のリスクが低減されるような巻取機を提案することにある。さらに、交互プロセスおよび取り外しプロセスが改善された巻取機の運転方法を提案することも本発明の目的である。
本発明の目的は、独立請求項1の特徴を備えた巻取機によって、本発明に従って実現される。本発明による巻取機のさらに別の形態は、従属請求項2〜10の特徴に対応して明らかになる。さらに、本発明の目的は、請求項11の特徴を備えた方法によって実現される。本発明による方法のさらに別の形態は、従属請求項12〜20の特徴に対応して明らかになる。
本発明は、巻取機の休止位置における完成した卷回済みボビンの取り外しに対する所与の時間間隔であって、走行進入速度に依存した時間間隔がスピンドル相互の間隔に依存している依存性を、初めて排除する。これは、本発明に従って、移動装置によって導かれる完成した卷回済みボビンの取り外し位置において、ボビンを、その軸方向領域が重なり合うことなく配置することによって可能になる。この場合、ボビン材料の卷回物から突き出たスリーブの端部領域が若干の重なり合いを有することは完全に可能であるが、ボビンのボビン材料の卷回物が重なり合いを有しないことが決定的に重要である。従って、本発明によれば、一方では完成した卷回済みボビン、他方では形成中のボビンが、軸方向に「互いに沿って導かれ」、それによって、両ボビンの接触の可能性が完全に排除される。接触回避の利点に対して代替的に、あるいはその利点に加えて、移動装置によって導かれる完成した卷回済みボビンの移動が、取り外しプロセスに対して有利になり得る。それは、取り外しプロセスに対して、延長された時間間隔が利用可能になるからであり、および/または、この移動によって、完成した卷回済みボビンが、それを卷回するための巻取機の主たる作動面から移動されるからである。この移動は、状況によっては、操作者または自動取り外し装置がボビンに良好にアクセスできる場所、および/または、毀損のリスクが小さい場所への移動である。ボビンが、この移動によって、別のストック手段または輸送手段の方向における取り外しのための部分的な行程をすでに進む、ということも可能である。
本発明の別の形態においては、スピンドル上に、特に、スピンドル自体の上に直接、またはスピンドルが貫通して延びるスリーブの上に、このスピンドルの作動位置において、ボビン材料が捕捉および/または卷回される。この場合、現行技術から完全に知られる実施形態を考えることができる。この実施形態においては、作動位置、すなわち、卷回プロセスの間のボビンの位置が、卷回サイクルの間に、増大する直径に対応して変化する。
作動位置におけるスピンドル上へのボビンの捕捉および/または卷回と同時に、休止位置にあるもう一方のスピンドル上において、完成した卷回済みボビンが巻取機から取り外される。これは、操作者によって手動で、あるいは、少なくとも部分自動的に行うことができる。スピンドルは、作動位置および休止位置に交互に動かすことができるが、その場合、例えば待機位置または中間位置のような追加的な位置を一時的に占めることが完全に可能である。
移動装置によって、完成した卷回済みボビンをその回転軸の方向に移動させることが可能である。これによって、完成した卷回済みボビンは、ボビン位置から取り外し位置に移し替えられる。この場合、移動装置の移動行程は、ボビンの回転軸の方向におけるボビンの広がりより大きく、従ってボビンの巻き付け幅より大きい。
移動装置の構造的な構成と、完成した卷回済みボビンの必要な移動行程の確保とに関しては、種々の可能性が存在する。本発明の特別な一形態によれば、移動装置がボビンをスピンドルに対して移動させる。例えば、ボビンは、スピンドルに対して、ボビンの回転軸の方向における1つの自由度を有することができる。この自由度は、ボビンの卷回プロセスの間は固定することが可能であり、一方、移動装置によって取り外し位置に導くために、ボビンをスピンドルに対して相対的に変位させることによって、この自由度が使用される。この場合、特に、ボビンはスピンドルの外周面に沿って摺動する。
本発明の代替的な一形態の場合には、移動装置が、ボビンをスピンドルと一緒に移動させる。従って、この場合は、スピンドル自体が、巻取機の縦軸または回転軸の方向における巻取機に対する1つの自由度を有する。例えば、スピンドルを、回転ディスクまたは他の形態に構成されるターンテーブルに対するこの自由度を有するように保持できる。この場合、この自由度は移動装置によって使用される。スピンドルを一種のテレスコープタイプの形態にすることも可能である。
原理的には、任意の移動装置の使用が考えられる。本発明の一形態においては、制御装置によって作動させ得る軸方向アクチュエータが用いられる。その作動行程は、基本的に、ボビンを取り外し位置に導くための移動行程に合致する。例えば、弁および電気制御ユニットを付属した空気圧式のピストン/シリンダアクチュエータとしての形態のアクチュエータを用いることができる。これは、移動装置用としての多くの異なる実現可能性の単なる一例として、(もちろん他の使用目的のために、)特許文献1に記述されているとおりである。
ケーシングに固定された巻取機の枠組みに対して、本発明によるスピンドルは、一方では、ボビンまたはスピンドルの回転軸に対して横方向の平面内において、作動位置および休止位置の間に動かされるが、この両位置の間の動きは、基本的に、回転ディスクまたはターンテーブル(以下、ターンテーブルと表現する)の回転によって行われる。他方では、完成した卷回済みボビンを、移動装置によってボビン位置から取り外し位置への方向に移動させるが、この方向は、ボビンまたはスピンドルの回転軸に平行に向けられている。上記の2つの動きは、時間的に相互に分離することが可能であり、かつ相互に接続して操作できる。この場合、移動の動きは、回転ディスクまたはターンテーブルの回転の前または後に行うことが可能である。基本的には、両方の動きは、少なくとも部分的に同時に行われ、それによって、動作の速度または加速度が小さい場合にも時間が節減できる。
さらに、本発明によれば、移動装置を、ターンテーブルの回転動作に対応して、動作制御して作動させ得ることが提案される。ターンテーブルの回転を検出する回転角度センサーを介しての所定の基準時間、あるいはターンテーブルの回転によって作動するスイッチの所定の基準時間に従って、移動装置を操作することが可能である。同様に、移動装置を操作するために、ターンテーブルを回転するための制御信号を同時に用いることが考えられる。移動装置を構成するための付加的なアクチュエータを完全に省略するべきである場合には、ターンテーブルの回転動作による動作の制御を、移動装置をターンテーブルの回転動作と直接連結することによって行うことができる。これは、機械的な連結によって、例えば、ターンテーブルおよび移動装置用の1つの共通の駆動装置の機械的な駆動出力を分岐することによって行うことができる。この内には、ターンテーブルの回転動作が曲線ディスクまたはカムディスクを介して移動動作に変換される構成も含まれる。この場合は、移動装置が、それらのディスクによる機械的連結を有するように形成される。
特に、移動装置によってボビンをスピンドルに対して相対的に移動させる形態の場合には、巻取機の別の形態用として、ボビンが、移動装置によってボビンの軸方向範囲が重なり合うことなく配置される取り外し位置において、対応するスピンドルが、部分的にのみ、完成した卷回済みボビンの中に延び込む方式が提案される。ボビンの中へのこのスピンドルの延び込みは、ボビンをスピンドルから取り外すための取り外し行程を規定する。従って、完成した卷回済みボビンの中へのスピンドルの延び込みを短縮することによって、取り外しの労力を低減できる。
本発明の別の形態においては、移動装置を多機能的に用いることが可能である。この形態の場合には、移動装置によって、単にボビン位置から取り外し位置へのボビンの運転位置の交替が可能になるだけではない。むしろ、移動装置によって、ボビンを、(状況によっては、ボビン位置、場合によっては待機位置、および/または取り外し位置とは異なる)運転位置であって、ボビン材料がボビン材料用の切断装置および/または捕捉装置と相互作用する運転位置に動かすことができる。簡単に言えば、例えば、移動装置によって、ボビン材料を、完成した卷回済みボビンの外周面の上流側において、切断装置として構成される刃物に押し付けることができ、それによってボビン材料の切断が行われる。スピンドルの領域または新たに卷回されるべきボビンの領域においてボビン材料を捕捉する捕捉装置の場合にも、同様のことが成り立つ。代替的にまたは付加的に、移動装置によって、固定卷回および/または予備卷回が形成される運転位置への移動を行うことが可能である。この形態は、特許文献1による解決策に記述されているが、この場合は、固定卷回または予備卷回を形成するために、トラバース装置を作動させなければならない。場合によっては対応するアクチュエータを用いることによって、しかし移動装置を利用することによって、同等の結果を得ることができる。それは、ボビンの移動によって、ボビン材料を、新しいボビンが卷回されるべきスピンドルの軸方向領域の中に持ち込むことができるからである。続いてその領域の中に、固定卷回または予備卷回を作出できる。固定卷回および予備卷回の原理的な形成に関するさらなる詳細と、的確な制御方策とに関しては、特許文献1を参照されたい。
本発明による方法においては、完成した卷回済みボビンを、移動装置によって取り外し位置に移動させる。この取り外し位置においては、この完成した卷回済みボビンの軸方向領域が、もう一方のスピンドル上の卷回されるべきボビンの軸方向領域と重なり合うことはない。
本発明の有利なさらに別の形態は、特許請求の範囲、本明細書および図面から明らかになる。発明の概要で言及された特徴およびいくつかの特徴の組合せの利点は、単なる例示であり、これらの利点を必ず本発明による実施形態によって実現しなければならないという強制なしに、代替的または累積的な効果をもたらす。さらに別の特徴を、図面から−特に、いくつかの構造部品の表現された形状および相互の相対的な寸法から、並びにその相対的な配置および作動結合から−看取できる。本発明の異なる実施形態の特徴の組合せ、あるいは異なる請求項の特徴の組合せも、同様に、請求項の選択された関連付けとは別に可能であり、従って推奨される。これは、別個の図面に表現されているか、あるいはその説明において言及されているような特徴にも当てはまることである。これらの特徴は、異なる請求項の特徴と組み合わせることも可能である。同様に、請求項において実施される特徴を、本発明の別の実施形態用として、取り止めることも可能である。
以下、本発明を、図面に表現した好ましい実施形態例に基づいて詳しく説明する。
現行技術による巻取機の模式的な正面図である。 図1による巻取機の平面図である。 本発明による巻取機の高度に模式化した平面図であって、完成した卷回済みボビンが待機位置にある図である。 本発明による巻取機の高度に模式化した平面図であって、完成した卷回済みボビンが取り外し位置にある図である。 本発明による方法に関する高度に簡単化したブロック回路図である。
図1および2は巻取機1を模式的に示す。巻取機1は、回転ディスクまたはターンテーブル2を有し、この回転ディスクまたはターンテーブル2は、巻取機1の支持構造3に対して、図1の図の平面に垂直に向けられる回転軸の回りに、適切な駆動装置によって回転させることができる。ターンテーブル2はスピンドル4、5を担持しており、そのスピンドル4、5の回転軸および縦軸18、19は、同様に、図1の図の平面に垂直に向けられており、ターンテーブル2の回転軸の反対側に位置する両側に、直径方向において等しい距離に配置されている。スピンドル4の上には、完成した卷回済みボビン6が、基本的にはスリーブ7と共に載っている。完成した卷回済みボビン6の直径はDである。
スピンドル5の上には、ボビン8が、場合によっては同様にスリーブ9と共に、増大しつつある直径dを有する構造として載っている。走行進入するボビン材料10が、トラバース装置11を介してボビン8に供給される。この場合、トラバース装置11のスピンドル5の縦軸および回転軸からの距離は、既知の態様で、卷回サイクル全体にわたって、増大しつつある直径dと共に変化する。これは、トラバース装置11またはスピンドル5が図1の図の平面内における相対的変位に対応する自由度を有することによって実現される。図1によれば、ボビン6は休止位置12にあり、この位置12において、ボビン6は、操作者によって、あるいは少なくとも部分自動的に、スピンドル4から取り外されなければならない。場合によっては、休止位置12において、新しいスリーブ7をスピンドル4の上に装着することも可能である。これに対して、ボビン8は作動位置13にあり、この位置13において、ボビン材料10が、スピンドル5によって、あるいは場合によってはスリーブ9によって捕捉され、予備卷回および/または固定卷回が形成され、および/または、固有の卷回プロセスが増大しつつある直径dと共に進行する。ボビン8が完全に卷回されると、すなわちd=Dになると、ターンテーブル2が180°だけその回転軸の回りに回転されて、スピンドル5は休止位置12に移され、一方、ボビン6がすでに取り外されたスピンドル4は作動位置13に移され、それによって、新しい卷回プロセスを開始できる。
図1において、直径dの増大と共に、卷回サイクルの特定の時点において、ボビン8の外周面がボビン6の外周面に当接するに至るまで、ボビン6、8の外周面の間隔21が小さくなることがすでに認められる。これは、ボビン形成プロセスの停止または中断を結果的にもたらす可能性がある。従って、間隔21がゼロに低減する程に直径dが大きくなる前に、ボビン6をスピンドル4から取り外さなければならない。図2の平面図において、ボビン6、8がそれぞれ軸方向の広がり14、15を有することが認められる。この軸方向の広がり14、15は、ボビン材料の巻き付け幅およびトラバース装置11のトラバース行程に合致する。さらに、図2においては、ここで用いられるスリーブ7、9が先端側においてボビン6、8から突き出ており、そのため、スリーブ7、9の長さは軸方向の広がり14、15より長いことが認められる。ボビン6、8の先端側16、17は、相互の変位なしに、ボビン6、8の回転軸18、19に対して横方向に向く同じ垂直面内に位置しているので、ボビン6、8は、この現行技術によれば、軸方向の広がり14、15に等しい重なり合い20を有する。ボビン6、8の間隔21は、スピンドル4、5の縦軸に沿った平面内にある。軸方向の重なり合い20は、特に、軸方向の広がり14、15をボビン6、8の縦軸または回転軸18、19の上に投影した場合に明らかになる。
本発明による形態(その正面図は基本的に図1に等しいとすることができる)の場合は、図3によれば、完成した卷回済みボビン6が休止位置12にあり、一方、ボビン8は、形成中の作動位置13にある。この場合も、ボビン6、8は、最初は、重なり合い20を有する。ボビン6、8の両者が1つのボビン位置22にあり、すなわち同じ垂直面内に位置しているからである。この場合、ボビン位置22というのは、それぞれ、ボビン6、8の、対応するスピンドル4、5に対する、あるいは支持構造3またはターンテーブル2に対する相対的な位置を表す。図3によるボビン6の休止位置12並びにボビン位置22においては、完成した卷回済みボビン6の取り外しはまだ行われない。むしろそうではなく、ボビン6、8の外周面の間隔21が、増大する直径dのために「消えてしまう」前に、ボビン位置22を、移動装置23の動作によって、図4によるボビン6の取り外し位置24に移動させるのである。この移動は、ボビン6を、スリーブ7と共に、スピンドル4に対して軸方向に、ボビン位置22から取り外し位置24への移動行程25だけ押し出すことによって行われる。この場合、移動行程25は、ボビン6、8の軸方向の広がり14、15が、重なり合い20を全く有しないように、むしろ、軸方向の広がり14、15を縦軸または回転軸18、19の上に投影した場合に相互の間隔26が生じるように選定される。移動装置23の移動行程25は、ボビン6、8の軸方向の広がり14、15より大きい。図4においては、被卷回ボビン8の直径dとは無関係に、ボビン6、8間の接触が確実に回避されることが認められる。移動行程25全体に及ぶボビン6の移動は、任意の時点において、例えば、ボビン8に対する卷回プロセスの開始直後に、あるいは、ボビン8の卷回サイクルの進行中に行うことが可能である。通常の場合には、巻取機1において、移動装置23による移動を全く行わず、ボビン6の取り外しを、操作者が図3のボビン位置22から行うことも可能である。その場合は、移動装置23の作動は、ボビン8の直径dが限界直径dGRENZに達するかまたはそれを超えようとしていても、ボビン6がスピンドル4からまだ取り外されていないことが自動的に検出された場合にのみ行われる。この場合は、図4において「取り外し位置24」として示される位置は一種の安全位置になる。
本発明による移動装置23としては、図示の実施形態例によれば、アクチュエータの駆動装置に従って伸出可能なロッドアーム27を対象としている。ロッドアーム27を伸出させるため、例えば空気圧式のピストン/シリンダユニットを用いることができるが、この場合、これをスプリングに対して作動させ、ピストン/シリンダユニットの空気を抜くとロッドアーム27の後退動作が自動的に生じるようにすることも可能である。同様に、空気が抜かれたピストン/シリンダユニットに対して、新しいスリーブ7をスピンドル4に装着する際に、ロッドアーム27の押し戻しが生じるようにすることができる。図4の実施形態例によれば、ロッドアーム27の先端側は、ボビン6を移動行程25の全長にわたって移動して導くために、例えば、押し込みプレート37によってスリーブ7の先端側に作用する。同様に、特にボビン6がスリーブ7なしで形成される場合は、対応するロッドアーム27の先端側がボビン6の卷回に直接作用することが可能である。また、ボビン6またはスリーブ7を、作動位置13において、並びに、作動位置13から休止位置12に移し替える際に、スピンドル4上において軸方向および/または半径方向に固定することが可能である。この場合は、移動装置23を作動させる前に、対応する軸方向および/または半径方向の固定を解除しなければならない。
図2および3を比較すると、本発明によるスピンドル4、5は現行技術の場合より長く形成されることが示されている。図3に認められるように、ボビン6、8は、ボビン位置22において、ボビン6、8から、図示の場合スリーブ7、9から、長さ28だけ突き出ている。この長さ28は状況に合わせて調整できる。基本的には、この長さ28は、ボビン6、8の軸方向の広がり14、15の50%〜100%である。軸方向の広がり14、15の50%の最小長さ28の場合は、ボビン6、8は、その取り外し位置24において、傾くことなく、まだ直線的にスピンドルによって保持されている。長さ28が短い場合は、ボビン6を操作者によってあるいは自動的に取り外す際に回転軸18の方向に動かさなければならない行程が短縮される。長さ28は、軸方向の広がり14、15の60%、70%、80%、90%または100%とすることが可能である。しかし、長さ28は、以上に示した長さより長くすることも全く可能である。
回転軸18、19の間隔36、すなわちスピンドル4、5の縦軸の間隔36は、図3および4において投影図で示されているが、この間隔36は、基本的には直径Dより小さいことが望ましい。回転軸18、19の間隔36は、直径Dの60%、70%、80%、90%または100%とすることが可能である。さらに、本発明は、回転軸18、19の間隔が直径Dより大きい形態を包含する。本発明のこの形態は、取扱い空間を拡大し、移動装置23を介しての取り外しの準備および部分的実施が可能になる。
図5は、本発明による方法の経過の例を示す。
方法のステップ29において、まず最初に、作動位置13にあるスピンドル4の上に、ボビン6の完全な卷回が実行される。この場合、ボビン6は、スピンドル4に対してボビン位置22の位置にある。
続いて、方法のステップ30において、図3に原理的に表現されているようにスピンドル4が休止位置12に達するまで、ターンテーブル2が、角度180°だけ回転される。この場合、基本的に、ボビン6は、引き続きスピンドル4に対してボビン位置22の位置にある。方法のステップ31(同時に実行することも可能である)において、ボビン材料10が、作動位置13において、スピンドル5またはその上に配置されるスリーブ9に供給される。この作動位置13においては、ボビン材料10を適切な捕捉装置によって捕捉できる。固有の卷回プロセスを準備するために、固定卷回および/または予備卷回を作出することが可能である。
最後に、方法のステップ31において、ボビン材料10が切断される。
次に、引き続く方法のステップ32において、作動位置にあるボビン8の卷回が実行される。この場合、ボビン8はスピンドル5に対してボビン位置22の位置にある。ボビン8の卷回に平行して、スピンドル4の上のボビン6にブレーキをかけることが可能である。
方法のステップ29〜32は、巻取機1における交互プロセスの間の、それ自体既知の方法のステップに合致している。
本発明によれば、補足的な方法のステップ33が用いられる。このステップ33によって、ボビン6が、休止位置12において、移動装置23によって、ボビン位置22から、軸方向の広がり14、15の重なり合い20が排除される取り外し位置24に動かされる。方法のステップ33においては、方法のステップ34において、巻取機1の制御ユニットによって、移動装置23を自動作動させることができる。続いて、方法のステップ35において、ボビン6をスピンドル4から取り外すことができる。その場合、前記の長さ28の寸法設定のために、すでに、部分的な取り外しを、方法のステップ34の間に、移動装置23の作動によって行うことができる。図5において異なる破線表示された代替的または追加的な任意選択的分岐の可能性によって、方法のステップ33、34を、方法のステップ30〜32の少なくともいずれかの間に、離れた時点において、あるいは時間的に連続して、少なくとも部分的に実行できることが示唆されている。すなわち、上記の破線の分岐は、例えば、方法のステップ34における移動装置23の作動を、(少なくとも部分的に、)方法のステップ30においてターンテーブル2を回転する間にすでに実行し得ることを示唆している。同様に、中央の破線の分岐に対応して、移動装置23の作動を、ボビン8の卷回の準備と同時に、すなわち、糸の移し替え、固定卷回または予備卷回の構成、ボビン材料の切断と同時に行うことができる。また、方法のステップ34における移動装置23の部分的作動、および/または方法のステップ35における取り外しを、ボビン8が卷回されている間に実行することも可能である。
各スピンドル4、5は付属する固有の移動装置23を用いることができる。その場合、この両方の移動装置23は、ターンテーブル2に当てがって取り付けられ、ターンテーブル2と共に回転可能である。両方のスピンドル4、5に対して単一の移動装置23を設けると、構造費用の低減(削減)が可能になる。この場合は、移動装置23を、例えば、ボビンを取り外すべきスピンドル4、5がターンテーブル2の回転によって移動し得る位置において、支持構造3に保持させることができる。
移動装置を空気圧作動のシリンダとして構成する場合は、移動装置23の空気圧による後退動作も可能になるように、シリンダを複動式とすることができる。
スピンドル上へのボビンまたはスリーブの締結は、半径方向に膨張する円筒型のコイルバネであって、スピンドルを取り囲むコイルバネによって摩擦係合方式で行われる。この円筒型のコイルバネは、半径方向の膨張によって内側からスリーブに押し付けられ、それによって、回転方向および軸方向の固定が形成される。また、この円筒型のコイルバネはスピンドルのV字形の溝の中に配置されるが、この溝のV字形の輪郭はくさび形の斜面を形成する。この円筒型のコイルバネは、弦巻バネを介してこの斜面に沿って外向きに押し出され、それによって半径方向の膨張が生じる。例えば、移動装置23の下部に直接配置できるアクチュエータがその弦巻バネの力に対抗して作用することによって、その固定が空気圧によって解除される。
直径D対間隔36の比は、基本的に0.7〜0.9の範囲、好ましくは0.75〜0.85の範囲内にある。例えば、この比を0.80とすることができる。これは、接触が生じるまでの卷回可能な容積、すなわち卷回可能な時間に関して、完成ボビンが取り外されなければ、卷回サイクルの約1/5において接触が生じるであろうことを意味している。
本発明を制限するべきではない単なる一例として、スピンドル4の先端側とボビン6の先端側16との間の距離と、完成した卷回済みボビン6の軸方向の広がり14との比を、0.7〜0.8、例えば0.73にすることができる。長さ28の完成した卷回済みボビン6の軸方向の広がり14に対する比は0.6〜0.7、特に0.66にすることができる。しかし、他の比も、本発明の枠内で全く可能であることは自明である。
基本的には、移動装置23の作動は、適切なブレーキ装置によって完成ボビン6を停止した後に初めて行われる。しかしまた、完成ボビン6がまだ回転していても、移動装置23をすでに作動させることが可能である。このためには、移動装置23をスピンドル自体の中に組み込むこと、すなわち、回転スピンドルまたはその一部分が軸方向に可動であることが有利であり得る。
1 巻取機
2 ターンテーブル
3 支持構造
4 スピンドル
5 スピンドル
6 ボビン
7 スリーブ
8 ボビン
9 スリーブ
10 ボビン材料
11 トラバース装置
12 休止位置
13 作動位置
14 軸方向の広がり
15 軸方向の広がり
16 先端側
17 先端側
18 回転軸
19 回転軸
20 重なり合い
21 間隔
22 ボビン位置
23 移動装置
24 取り外し位置
25 移動行程
26 間隔
27 ロッドアーム
28 長さ
29 方法のステップ
30 方法のステップ
31 方法のステップ
32 方法のステップ
33 方法のステップ
34 方法のステップ
35 方法のステップ
36 間隔
37 押し込みプレート

Claims (20)

  1. 2つのボビン(6、8)がその上に配置される2つのスピンドル(4、5)を備えた巻取機(1)であって、前記ボビン(6、8)が、完成した卷回済みボビン(6)をその回転軸(18)方向に移動させるための移動装置(23)によって導かれる完成した卷回済みボビン(6)の取り外し位置(24)において、その軸方向の広がり(14、15)の重なり合い(20)なしに、前記スピンドル(4、5)上に配置される、巻取機(1)。
  2. a)1つのスピンドル(5)の上に、このスピンドル(5)のボビン位置(13)において、ボビン材料(10)を捕捉および/または卷回することが可能であり、同時に、取り外し位置(24)にあるもう一方のスピンドル(4)の上においては、卷回済みのボビン(8)を前記巻取機(1)から取り外すことが可能であり、
    b)前記スピンドル(4、5)は、交互に、前記ボビン位置(13)および前記取り外し位置(24)に動かすことが可能であり、
    c)前記ボビン位置(13)から前記取り外し位置(24)に導くために、完成した卷回済みボビン(6)を、前記移動装置(23)によって、そのボビン(6)の回転軸(18)の方向に、そのボビン(6)のスピンドル(4)上において移動させることが可能であり、
    d)前記移動装置(23)が、前記ボビン(6)の回転軸(18)の方向において、前記ボビン(6)の軸方向の広がり(14)より大きい移動行程(25)を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻取機(1)。
  3. 前記移動装置(23)が、前記ボビン(6)を前記スピンドル(4)に対して移動させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の巻取機(1)。
  4. 前記移動装置(23)が、前記ボビン(6)を前記スピンドル(4)と一緒に移動させる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  5. 前記スピンドル(4、5)の縦軸が、前記完成した卷回済みボビン(6、8)の直径Dより小さい間隔(36)を有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  6. 前記移動装置(23)が、制御ユニットによって作動可能な軸方向のアクチュエータとして構成される、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  7. 前記移動装置(23)を、前記両スピンドル(4、5)が回転可能に取り付けられるターンテーブル(2)の回転動作に対応して、動作制御して作動させることが可能である、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  8. 完成した卷回済みボビン(6)の取り外し位置(24)であって、前記ボビン(6、8)がその軸方向の広がり(14、15)の重なり合い(20)なしに配置される取り外し位置(24)において、前記スピンドル(4)の一部分、前記完成した卷回済みボビン(6)の中に延び込んでいる、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  9. ボビン(6)またはスピンドル(4)を、前記移動装置(23)によって運転位置に移動させることが可能であり、その運転位置において、ボビン材料(10)が切断装置または捕捉装置と相互作用し、または、固定卷回または予備卷回が行われる、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  10. 完成した卷回済みボビンを、
    )ターンテーブル(2)の回転のみによって、作動位置から休止位置に移し替えることが可能であり、かつ、
    b)前記移動装置(23)の動作によって、ボビン位置から取り外し位置に移し替えることが可能である、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の巻取機(1)。
  11. 2つのスピンドル(4、5)の上にボビン(6、8)を交互に卷回するための巻取機(1)の運転方法であり、完成した卷回済みボビン(6)を、完成した卷回済みボビン(6)をその回転軸(18)の方向に移動させるための移動装置(23)によって、そのボビンのスピンドル(4)の上において、取り外し位置(24)に移動させる運転方法であって、この取り外し位置(24)において、このボビン(6)の軸方向の広がり(14)が、もう一方のスピンドル(5)上に卷回されるべきボビン(8)の軸方向の広がり(15)との重なり合い(20)を有しない、方法。
  12. a)1つのスピンドル(5)の上に、このスピンドル(5)のボビン位置(13)において、ボビン材料(10)を捕捉および/または卷回し、
    b)前記スピンドル(5)上へのa)項による捕捉および/または卷回と同時に、取り外し位置(24)にあるもう一方のスピンドル(4)から、完成した卷回済みボビン(6)を前記巻取機(1)から取り外し、
    c)前記スピンドル(4、5)を、交互に前記ボビン位置(13)および前記取り外し位置(24)に動かし、
    d)完成した卷回済みボビン(6)をその回転軸(18)の方向に移動させることによって、前記移動装置(23)によって、前記取り外し位置(24)を前記ボビン位置(13)から導き、
    e)前記移動装置(23)が、前記完成した卷回済みボビン(6)を、前記ボビン(6)の回転軸(18)の方向において、前記ボビン(6)の軸方向の広がり(14)より大きい移動行程(25)の全長にわたって移動させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記移動装置(23)によって、前記ボビン(6)を前記スピンドル(4)に対して移動させる、ことを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記移動装置(23)によって、前記ボビン(6)を前記スピンドル(4)と一緒に移動させる、ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記スピンドル(4、5)の縦軸が、前記完成した卷回済みボビン(6)の直径Dより小さい間隔(36)を有する、ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 移動装置(23)として、制御ユニットによって作動可能な軸方向のアクチュエータを使用する、ことを特徴とする請求項11〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記移動装置(23)を、ターンテーブル(2)の回転動作に対応して動作制御して作動させる、ことを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記移動装置(23)によって、前記完成した卷回済みボビン(6)を、対応する前記スピンドル(4)の一部分が前記完成した卷回済みボビン(6)の中に延び込む程度に、移動させる、ことを特徴とする請求項11〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記移動装置(23)が、ボビン(6)またはスピンドル(4)を運転位置に移動させ、その運転位置において、ボビン材料(10)が切断装置または捕捉装置と相互作用し、または、固定卷回または予備卷回が行われる、ことを特徴とする請求項11〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 完成した卷回済みボビン(6)を、ターンテーブル(2)の回転によって作動位置から休止位置に移し替え、かつ、前記移動装置(23)の動作によって、前記ボビン(6)をボビン位置(13)から取り外し位置(24)に移し替える、ことを特徴とする請求項11〜19のいずれか一項に記載の方法。
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