JP5858891B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを熱処理する熱処理装置に関し、特に、チャンバ内でワークを加熱して熱処理する熱処理装置に関する。
従来、図6に示すように、ワーク200を囲んで気密に密閉したチャンバ310を貫通するガラス管301を設けた加熱装置300が知られていた。この装置では、チャンバ310とガラス管301との間を封止部材304で密閉し、封止部材304に対応する領域のガラス管301の表面に赤外線反射膜301aを形成していた。また、ガラス管301の内部に冷却風330を流通させると共にフィラメントランプ320を配置していた(特許文献1、例えば請求項1及び図2参照)。
特開2011−190511号公報(例えば、請求項1、図2参照) 特開2009−88105号公報
しかしながら、従来の加熱装置300では、ガラス管301及び封止部材304の軸直角方向の投影面積が大きなものとなり、チャンバ310の容積が大きなものとなっていた。このため、チャンバ内の雰囲気の調整に要する時間が長くなって、生産性の高い優れた加熱装置とすることができなかった。本発明はこれらの課題に鑑みてなされたものであり、熱放射ヒータの取付機構及びシール機構の軸直角方向の投影面積を削減してチャンバの容積を削減した熱処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る熱処理装置は、例えば、図1及び図2に示す熱処理装置100であって、熱処理対象のワーク200を収容するチャンバ10であって、チャンバの内部を外部から仕切る隔壁10aを有するチャンバ10と;隔壁10aを貫通して設けられた熱放射ヒータ20とを備え;熱放射ヒータ20は、ワーク200を加熱する熱を放射する熱放射部2と、熱放射部2を覆う円筒形状のガラス管1であって、熱放射部2を軸方向の外側に越えて延長された延長部3を有するガラス管1を有し;更に、延長部3の外周面3aに配置されるリングシール4であって、延長部3の外周面3aに内周面4aが接触してチャンバ10の内部を外部から気密にシールするリングシール4と;ガラス管1の軸方向で熱放射部2とリングシール4との間に配置されてリングシール4を熱放射部2から熱遮蔽する熱遮蔽板5であって、延長部3に沿う内周面5dが形成された熱遮蔽板5とを備える。
このように構成するとき、熱放射ヒータをチャンバ内に気密にシール(密閉)する熱放射ヒータのシール機構(リングシール)の軸直角方向の投影面積を従来の熱放射ヒータのシール機構と比較して小さく設けることができる。このため、同一出力の熱放射ヒータをより小さく設けられたチャンバ内に収容する高い雰囲気調整効率を有する生産性の高い優れた熱処理装置を実現することができる。また、隣接する熱放射ヒータを複数設ける場合にも、それらをより密集して配置することができる。このため、高い加熱効率を有する優れた熱処理装置を実現することができる。
また、本発明の第2の態様に係る熱処理装置は、本発明の第1の態様に係る熱処理装置100において、例えば、図1及び図2に示すように、熱遮蔽板5を保持する冷却ブロック30であって、延長部3を覆い、ガラス管1の軸方向にチャンバ10の隔壁の外側にまで延在する冷却ブロック30を備え;リングシール4の外周面4bは冷却ブロック30に接触して気密にシールするように構成される。
このように構成するとき、熱遮蔽板とリングシールとを冷却ブロックで効率良く冷却することができる。このため、熱放射部とリングシールとを離間する間隔、並びに熱放射部と熱遮蔽板とを離間する間隔を小さく設けることができるから、熱放射ヒータのシール機構を軸方向に小さく設けることができる。このため、チャンバが小さく設けられた優れた熱処理装置を実現することができる。
また、本発明の第3の態様に係る熱処理装置は、本発明の第2の態様に係る熱処理装置100において、例えば、図1に示すように、冷却ブロック30を冷却する冷却媒体循環装置40eを備える。
このように構成するとき、冷却ブロックを介して冷却媒体(例えば、水、空気)によりリングシール並びに熱遮蔽板を更に効率良く冷却することができるから、熱放射部とリングシールとを離間する間隔、並びに熱放射部と熱遮蔽板とを離間する間隔を更に小さく設けることができる。このため、熱放射ヒータのシール機構を軸方向に更に小さく設けることができるから、チャンバが更に小さく設けられた優れた熱処理装置を実現することができる。
また、本発明の第4の態様に係る熱処理装置は、本発明の第2又は第3の態様に係る熱処理装置100において、例えば、図3(A)に示すように、ワーク200(図1参照)に対して熱放射ヒータ20を所定の位置に位置決めする冷却ブロック30が貫通する貫通穴40aを有するスペーサブロック40を更に備え;スペーサブロック40は貫通穴40aよりも大きな開口面積を有するチャンバ10の隔壁10aに設けられた貫通開口10bを気密に塞いで取り付けられるように構成され;冷却ブロック30とスペーサブロック40とは気密にシールして取り付けられるように構成される。
このように構成するとき、熱放射ヒータがワークを加熱するために適した随意の位置に熱放射ヒータを覆って支持する冷却ブロックが貫通するためのスペーサブロックの貫通穴を配置して効率良くワークを加熱するように設けることができる。また、その一方で、チャンバの隔壁に設けられた貫通開口をスペーサブロックで気密に塞ぐように設けることができる。このため、異なる熱放射ヒータの配置毎に専用のチャンバを設けることなく、ワークを加熱するために適した随意の位置に熱放射ヒータを配置することができる。また、素早く容易に熱放射ヒータの配置を変更することができる。このため、より多様なワークを効率良く熱処理することができる生産性の高い優れた熱処理装置を実現することができる。
また、本発明の第5の態様に係る熱処理装置は、本発明の第1の態様に係る熱処理装置100において、例えば、図4に示すように、ワーク200(図1参照)に対して熱放射ヒータ20を所定の位置に位置決めして取り付ける貫通穴40aを有するスペーサブロック40を備え;スペーサブロック40は貫通穴40aよりも大きな開口面積を有するチャンバ10の隔壁10aに設けられた貫通開口10bを気密に塞いで取り付けられるように構成され;リングシール4(図2(B)参照)の外周面4b(図2(B)参照)は貫通穴40aの内周面40bに当接して気密にシールするように構成される。
このように構成するとき、冷却ブロックを備えない場合にも、第4の態様に係る熱処理装置と同様に、スペーサブロックの随意の位置に設けられた貫通穴に熱放射ヒータを配置して効率良くワークを熱処理することができる。このため、異なる熱放射ヒータの配置毎に専用のチャンバを設けることなく、ワークを加熱するために適した随意の位置に熱放射ヒータを配置することができる。また、素早く容易に熱放射ヒータの配置を変更することができる。このため、より多様なワークを効率良く熱処理することができる生産性の高い優れた熱処理装置を実現することができる。
また、本発明の第6の態様に係る熱処理装置は、本発明の第1乃至第5の態様のいずれか一の態様に係る熱処理装置100において、例えば、図2に示すように、熱遮蔽板5は、リング状に形成され、リングを半径方向の分割面5eで複数に分割することにより複数部品5a、5bに分割して設けられる。
このように設けるとき、端部が扁平に押し潰されて重ね合わせられ幅広となった熱放射ヒータに熱遮蔽板を取り付ける場合にも、分割された熱遮蔽板を熱放射ヒータの軸直角方向から容易に組み付けることができる。このとき、幅広となったガラス管の軸方向の端部を一体に設けられた熱遮蔽板が有する貫通穴内に貫通させて組み立てることがない。また、熱遮蔽板は複数部品に分割されて設けられているために、複数の分割された熱遮蔽板を各々ガラス管の延長部の外周面に内周面を沿わせて組み付けることができる。このように分割された熱遮蔽板によっても、リングシールを軸方向に熱遮蔽してリングシールの温度上昇を防ぐことができる。
また、本発明の第7の態様に係る熱処理装置は、本発明の第2乃至第4の態様のいずれか一の態様に係る熱処理装置100において、例えば、図5に示すように、熱遮蔽板5(例えば、図1参照)及び冷却ブロック30(例えば、図1参照)は一体の部品30eとして設けられる。
このように設けるとき、熱遮蔽板と冷却ブロックとを一体に設けることで熱伝導を向上して更に効率良く冷却することができるから、熱放射部とリングシールとを離間する間隔、並びに熱放射部と熱遮蔽板とを離間する間隔を更に小さく設けることができる。このため、熱放射ヒータのシール機構を軸方向に更に小さく設けることができるから、チャンバが更に小さく設けられた優れた熱処理装置を実現することができる。
本発明による熱処理装置によれば、熱放射ヒータの取付機構及びシール機構の軸直角方向の投影面積を削減してチャンバの容積を削減した熱処理装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置の例を示す正面断面図である。図では例示する熱処理装置及びワークの長手方向の中間部分を2本の波線により切断したようにして省略して示している。また、熱放射ヒータのガラス管と白色セラミックス塗料を一部破断して示している。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置の例を示す拡大説明図である。(A)は熱遮蔽板を熱放射ヒータの軸方向の内側から見た図、(B)は、調整側冷却ブロックの拡大正面断面図、(C)は、熱放射ヒータを軸方向の外側から見た図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置の例を示す斜視図である。(A)は、熱放射ヒータ、冷却ブロック及びスペーサブロックをチャンバ隔壁に組み付けた状態を示し、(B)は、熱放射ヒータ、冷却ブロック及びスペーサブロックをチャンバ隔壁から取り外した状態でチャンバ隔壁の貫通開口を示す。 図4は、本発明の他の実施の形態に係る熱処理装置の例を示す斜視図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る熱処理装置の例を示す正面断面図である。図では例示する熱処理装置及びワークの長手方向の中間部分を2本の波線により切断したようにして省略して示している。また、熱放射ヒータのガラス管と白色セラミックス塗料を一部破断して示している。 図6は、従来の加熱装置を示す正面断面図である。図では従来の加熱装置及びワークの長手方向の中間部分を2本の波線により切断したようにして省略して示している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置としての半田付け装置100を説明する。図1に示す本実施の形態の半田付け装置100は、チャンバ10内の雰囲気を還元ガス雰囲気に置換して、ワークとしての回路基板200を高い信頼性で半田付けする装置として設けられる。回路基板200は、基板と電子部品を含んで構成され、電子部品は基板上に配置されている。電子部品同士、又は電子部品と導線が半田付けされる。これを以下単に「回路基板200を半田付けする」ということがある。還元ガス雰囲気内で回路基板200を半田付けする場合には、半田接合面の表面に酸化膜が形成されることを防止すると共に、形成された酸化膜を還元除去して信頼性の高い半田付けを行うことができる。
また、本実施の形態では、条件によって半田付けを阻害する可能性もあるフラックス(還元剤)を半田に添加しなくても半田接合面の酸化膜を除去することができる。フラックスを半田に添加しない場合には、更に信頼性の高い半田付けを行うことができる。また、フラックスを半田に添加しない場合には、半田付け後に回路基板200を洗浄してフラックスを除去するフラックス洗浄工程が不要であることから、効率良く生産性の高い半田付けを行うことができる。
本実施の形態の半田付け装置100では、先ず、密閉したチャンバ10内の空気を真空ポンプ(不図示)で大気圧より低い圧力(例えば、約50乃至1000mTorr程度)となるように吸引して排気する。続いて、チャンバ10内に還元ガスとしての水素ガスを注入してチャンバ10内の雰囲気を調整する。その後、雰囲気が調整されたチャンバ10内で回路基板200を加熱して半田付けする。
半田付け装置100は、回路基板200を熱放射により加熱する熱放射ヒータとしてのハロゲンヒータ20を備える。本実施の形態の半田付け装置100では、複数のハロゲンヒータ(熱放射ヒータ)20を同一平面上に平行に並べて配置している(図3参照)。このように設けることで、後に詳述するハロゲンヒータ20をシールするシール機構を小型化することができるという格別の効果を累積して半田付け装置100のチャンバ10を大幅に小型化することができる。
ハロゲンヒータ20は、熱放射部としてのタングステン製の熱放射コイル部2を石英ガラスにより設けられた円筒形状のガラス管1で覆って設けられる。ガラス管1内には、不活性ガス(例えば、窒素、アルゴン等)とハロゲンガス(例えば、ヨウ素、臭素等)とが封入されている。ハロゲンヒータ20では、ハロゲンとタングステンとの間のハロゲンサイクルによって急速な昇降温が可能であるから、通電後数秒で熱放射コイル部2の温度を摂氏2700度を超える高温とすることができる。このため、ハロゲンヒータ20は高温となった熱放射コイル部2からの熱放射によって対面する回路基板200を急速に加熱することができる。また、ハロゲンヒータ20はハロゲンサイクルによってタングステンコイルの寿命を十分に長く保つことができる。このため、ワークとしての回路基板の急速な加熱が可能であると共に経済生産性の高い優れた熱放射ヒータを実現することができる。
ハロゲンヒータ20は熱放射(近赤外線波長領域(約0.75μm乃至約4μm)から遠赤外線波長領域(約4μm乃至約1mm)までの広い波長領域の赤外線放射を含む)してハロゲンヒータ20に対面する回路基板200を加熱することができる。ハロゲンヒータ20は、回路基板200から離間して固定されているが、その位置から直接に加熱することができる。ハロゲンヒータ20は、例えば、摂氏220度乃至摂氏400度までに半田接合部を加熱することによって、半田の融点以上に半田接合部を加熱して回路基板200を半田付けすることができる。例えば、鉛成分の多い半田を用いた半田接合部の場合には、半田接合部の加熱温度を摂氏300度程度とすることができる。
ハロゲンヒータ20は、図示の通り直線形状(棒形状)に設けられている。ハロゲンヒータ20からの熱放射分布(熱放射量)は、例えば、タングステンコイル部(熱放射部)2の疎密の分布を変更することで所望の熱放射分布として実現することができる。本実施の形態では、高温となり易いハロゲンヒータ20の中央部でコイルの密度が低く(疎)(不図示)、両端部ではコイルの密度が高くなる(密)ようにコイルの巻数が変更されて設けられている。このように設けることにより、半田接合部の質量(熱容量)、表面積及び半田付けの要求品質(例えば、信頼性の高さ)等に応じて、ハロゲンヒータ20からの熱放射分布(熱放射量)を変更して、例えば、回路基板200の全体を均熱化して加熱するように設けることができる。一方、反対に、ハロゲンヒータ20からの熱放射分布(熱放射量)を、回路基板200の任意の一部の半田接合部のみを集中的に加熱する熱放射分布(熱放射量)となるように設けることもできる。
本実施の形態では、回路基板200は図示のようにハロゲンヒータ20の上方に配置され、ハロゲンヒータ20は、回路基板200を下方から加熱するように設けられる。なお、回路基板200は回路基板を支持する支持台に載置して、チャンバ10内に配置してもよい。支持台は、耐熱性と伝熱性を有する材質で設けられる。支持台を介して回路基板200を熱放射により加熱すれば、ハロゲンヒータ20からの熱放射を支持台で均熱化して回路基板200を加熱ムラ無く均等に加熱することができる。また、ハロゲンヒータ20のタングステンコイル部2を包囲するガラス管1の表面であって、回路基板200と対向しないガラス管1の半周面の外側の表面には、回路基板200と対向しない方向に放射される熱放射を回路基板200に向けて反射するために白色のセラミックス塗料1aが塗布されて設けられる。このように、半田付けする回路基板200に対向しないハロゲンヒータ20の部分を反射面1aとして設けることで、半田付けする回路基板200に向かって放射される熱放射を更に増大することができる。この場合には、更に効率良く回路基板200を加熱することができる。
ハロゲンヒータ20の熱放射部としてのタングステンコイル部2を包囲する円筒形状のガラス管1には、タングステンコイル部2を軸方向の外側に超えて延長された延長部3が設けられる。延長部3内では、タングステンワイヤは、直線状に設けられている。コイル状に巻かれることによって大熱量で抵抗加熱して熱放射することがないようにするためである。このように延長部3内のタングステンワイヤをタングステンコイル部2とは異なるように設けることができ、延長部3では導電線(タングステンワイヤ)からの熱放射をタングステンコイル部2の熱放射よりも著しく低くなるように設けることができる。このため、延長部3では、ガラス管1の外周面3aの温度をタングステンコイル部2を包囲するガラス管1の外周面の温度よりも低い温度とすることができる。
また、延長部3はタングステンコイル部2から軸方向に延長されて設けられる。このため、タングステンコイル部2を軸方向の外側に超えるにしたがって、延長部3は、タングステンコイル部2を包囲するガラス管1から離間することとなる。このため、延長部3は、タングステンコイル部2を包囲するガラス管1からの熱伝導を受け難くなる。また、タングステンコイル部2を軸方向の外側に超えるにしたがって、延長部3は、タングステンコイル部2と対向しなくなって(オフセットして)、タングステンコイルからの熱放射を受け難くなる。このため、延長部3では、熱放射及び熱伝導による温度上昇が生じ難くなる。
加えて、ハロゲンヒータ20は、チャンバ10の内部を外部から仕切る隔壁10aを貫通して設けられる。このとき、ハロゲンヒータ20の両端部がチャンバの隔壁10aを貫通している。さらに言えば、後に詳述するガラス管1の延長部3のリングシールとしてのO(オー)リング4よりも外側は、大気側にあり、大気に解放されたチャンバ10の外側に延長されていることになる。このため、大気に解放されたハロゲンヒータ20の両端部から大気への熱拡散が生じるため、延長部3の外周面3aの温度を更に下げることができる。また、このように設けることで、ハロゲンヒータ20の両端部に位置する電極、端子部をチャンバ10の外側に設けることができる。このため、ハロゲンヒータ20の電極、端子部が繰り返し加熱及び減圧されることによって損耗してしまうことを防止することができる。また、チャンバ10内にハロゲンヒータ20の両端部を収納しないために、チャンバ10をハロゲンヒータ20の軸方向に小さく設けることができる。
ガラス管1の延長部3には、延長部3の外周面3aに内周面4a(図2(B)参照)が接触してチャンバ10の内部を外部から気密にシール(封止)するリングシールとしてのO(オー)リング4が配置される。O(オー)リング4は、円形の断面と平面形状とを有し、耐熱性を有する弾性材料(例えば、フッ素ゴムであるバイトン(登録商標))で設けられる。O(オー)リング4の内周面4aはハロゲンヒータ20のガラス管1の外周面3aに直接接触してチャンバの隔壁10aを貫通するハロゲンヒータ20を気密にシールするように設けられる。したがって、O(オー)リング4の外周4b(図2(B)参照)の直径を小さく設けることができる。このため、ハロゲンヒータ20のシール機構の軸直角方向の投影面積を小さく設けることができる。
また、タングステンコイル部2とO(オー)リング4との間のハロゲンヒータ20の軸方向の位置には、熱遮蔽板5が設けられる。熱遮蔽板5は、タングステンコイル部2からO(オー)リング4に向けてハロゲンヒータ20の軸方向に行われる熱放射を防いでO(オー)リング4の温度上昇を防止する。熱遮蔽板5の内周面5d(図2(A)参照)はガラス管1の延長部3の外周面3aに沿って形成されているため、効果的にハロゲンヒータ20の軸方向における熱放射を遮蔽することができる。このため、ハロゲンヒータ20の軸方向において、O(オー)リング4をタングステンコイル部2に近づけて配置することができるから、本実施の形態の半田付け装置100のチャンバ10の内容積を小さく設けることができる。
本実施の形態に示すように、熱遮蔽板5はO(オー)リング4から離間して配置することで、熱遮蔽板5からO(オー)リング4に直接熱伝導が生じないように設けることが好ましい。また、熱遮蔽板5とO(オー)リング4とを他の熱伝導を妨げる部品(あるいは熱伝導率を低下させる複数の不連続面(熱伝達面))を間に挟むように配置することで熱伝導が生じ難いように設けることが好ましい。しかしながら後に詳述するように、熱遮蔽板5による熱反射による熱遮蔽、あるいは熱吸収及び冷却による熱遮蔽が十分に機能している場合には、熱遮蔽板5とO(オー)リング4とを直接接触させて設けるものとしてもよい。
熱遮蔽板5は断熱性、耐熱性に優れたステンレス鋼で設けられる。熱遮蔽板5を断熱性に優れたステンレス鋼で設ける場合には、好適にO(オー)リング4を熱遮蔽することができる。また、熱遮蔽板5の少なくともハロゲンヒータ20の軸方向に面する反射面5c(図2(A)参照)には基材としてのステンレス鋼よりも反射率の高い材料で表面処理を施すことが好ましい。典型的には、ステンレス鋼の表面にニッケルめっき又はクロムめっきを施すことができる。このようにすると反射面5cの反射率を向上することができる。このように設けることで、タングステンコイル部2からの軸方向の熱放射を反射してO(オー)リング4をハロゲンヒータ20の軸方向に熱遮蔽することができる。
前述の通り、O(オー)リング4はガラス管1の延長部3に配置されることによって位置関係に基づいて(離間及びオフセットされて)タングステンコイル部2から熱遮蔽されている。更に、熱遮蔽板5によってタングステンコイル部2からのハロゲンヒータ20の軸方向における熱放射を遮断することで、より効果的にO(オー)リング4を熱遮蔽することができる。本実施の形態の半田付け装置100において、O(オー)リング4を配置するガラス管1の延長部3の外周面3aの温度を摂氏約150度以下とすることができることが本願発明者によって確認されている。このため、ガラス管1の延長部3の外周面3a上に直接O(オー)リング4を設けてもO(オー)リング4が熱破壊してしまうことがなく、ハロゲンヒータ20のシール機構を軸直角方向に小さく設けることができる。このため、同一のハロゲンヒータ20を収容する半田付け装置100のチャンバ10の内容積を小さく設けることができるから、高い雰囲気調整効率を有する生産性の高い優れた半田付け装置を実現することができる。
前述の通り、従来の加熱装置300(図6参照)においてもチャンバ310(図6参照)の内容積を可能な限り小さく設けることは多様な方法により試みられてきた。しかしながら、気密にシールするためのシール機構を小型化することは困難であった。無理に小型化すると、シール機構が熱破壊することになってしまうためである。また、フィラメントランプ320のシール機構を小型化できないことは加熱装置300のチャンバ310の内容積を小型化することができないことの最大の要因となっていた。本願発明に係る熱処理装置としての半田付け装置100はこの課題を解決している。なお、本実施の形態の半田付け装置100のように複数のハロゲンヒータ20を隣接させて配置して設ける(例えば、図3(A)参照)ことにより、複数のハロゲンヒータ20をより密集させて配置することができる。このため、回路基板200に対して高い加熱効率(加熱密度)を有する生産性の高い優れた半田付け装置を実現することができる。
更に、本実施の形態の半田付け装置100は、熱遮蔽板5を保持すると共に、ガラス管1の延長部3を覆い、ガラス管1の軸方向にチャンバの隔壁10aの外側にまで延在する冷却ブロック30を備えている。冷却ブロック30は熱容量(質量)が大きいうえに、チャンバ隔壁10aの外側にまで延在している。また、O(オー)リング4の外周面4b(図2(B)参照)は、冷却ブロック30に接触して気密にシールするように設けられている。このため、冷却ブロック30はO(オー)リング4を好適に冷却することができる。同様に、熱遮蔽板5は冷却ブロック30に直接ネジ締結して固定されている。このため、冷却ブロック30は熱遮蔽板5及びO(オー)リング4を同時に冷却することができる。また、冷却ブロック30は断熱性に優れたステンレス鋼により設けられる。このため、チャンバ10の内部からの多様な反射経路を介した熱放射(熱反射)を遮断して、冷却ブロック30により覆われたガラス管1の延長部3及びO(オー)リング4を更に好適に熱遮蔽することができる。
このように冷却ブロック30によって熱遮蔽板5及びO(オー)リング4を冷却することにより、熱遮蔽板5及びO(オー)リング4を更にハロゲンヒータ20の軸方向においてタングステンコイル部2に近づけて配置することができるから、ハロゲンヒータのシール機構を軸方向に小さく設けることができる。このため、更にチャンバ10の内容積を小さく設けた高い雰囲気調整効率を有して生産性の高い優れた半田付け装置100を設けることができる。
また、冷却ブロック30は冷却ブロック30を冷却する冷却媒体としての冷却水を循環する冷却媒体循環装置40eを用いて強制冷却されるように設けられている。冷却ブロック30は、後に詳述するスペーサブロック40が有する貫通穴40a(図3(A)参照)内に組み付けられると共に、貫通穴40aの内径40bに対して密閉シール30a、30bを用いて気密にシールして取り付けられている。このため、スペーサブロック40に設けられた冷媒流路40d内を冷却媒体循環装置40eによって冷却水が循環することにより、冷却ブロック30を強制冷却することができる。
冷却ブロック30を強制冷却する場合には、冷却ブロック30を自然冷却する場合と比較して更に効率良く熱遮蔽板5及びO(オー)リング4を冷却又は熱遮蔽することができる。このため、熱遮蔽板5及びO(オー)リング4を更にハロゲンヒータ20の軸方向においてタングステンコイル部2に近づけて配置することができるから、ハロゲンヒータのシール機構を軸方向に更に小さく設けることができる。このため、更にチャンバ10の内容積を小さく設けた高い雰囲気調整効率を有して生産性の高い優れた半田付け装置100を設けることができる。
図2を参照して、本実施の形態の熱処理装置としての半田付け装置100を詳細に説明する。図2(A)は、熱遮蔽板5をハロゲンヒータの軸方向の内側(チャンバ10内)より見て示す。熱遮蔽板5は全体としてリング状に形成されているが、分割面5eで第1の分割部品5aと第2の分割部品5bとに二分割されて設けられている。本実施の形態のハロゲンヒータ20はガラス管1内に機能性ガスとしてのハロゲンガス等を封入して設けられている。このため、ハロゲンヒータ20の円筒形状のガラス管1の軸方向の端部は熱間で扁平に押し潰されて重ね合わせられ、平坦部3b(図2(B)参照)を形成している。平坦部3bは、ハロゲンヒータ20の円筒外径の直径よりも大きな幅を有している。このため、熱遮蔽板5を二分割された部品5a、5bによって設けることで、平坦部3bを有するガラス管1の延長部3の外周面3aに熱遮蔽板5a、5bの内周面5dを沿わせて組み付けることができる。このように分割された熱遮蔽板5a、5bによっても、O(オー)リング4を軸方向に熱遮蔽してO(オー)リング4の温度上昇を防ぐことができる。熱遮蔽板5は、典型的には二分割して設けることができるが、三分割、四分割等、他の任意の分割数により分割するものとしてもよい。
なお、ガラス管1は必ずしも一定の太さ(直径)で製造できるとは限らない。O(オー)リング4は弾性を有するのであまり問題とはならないが、金属板の熱遮蔽板5はガラス管1の太さ(直径)のばらつきが問題となり得る。熱遮蔽板5の内周面5dをガラス管1の外周面3aに沿わすために、図示のように、先ず、熱遮蔽板5の内周面5dの内周径をガラス管1の直径のばらつきとしてあり得る最大の内周径に作り、次いで、現物のガラス管1の外径に応じて半割面(分割面5e)を削って半割面からの内周面の深さを調整するとよい。また、熱遮蔽板5をガラス管1の製作誤差の範囲内で数種類用意して選択して用いてもよい。
図2(B)は、図1に示す2つの冷却ブロック30の内、調整側の冷却ブロック30−1を拡大して示す。冷却ブロック30−1は、密閉シール30bによってシールされ、調整板30cにより取付位置が調整されてスペーサブロック40−1に取り付けられる。他方の密閉シール30a(図1参照)によってシールされる固定側の冷却ブロック30−2は調整板30cを有することなくスペーサブロック40−2に固定されて組み付けられる。なお、調整側と固定側とを特に区別しないときは単に冷却ブロック30、スペーサブロック40という。また、密閉シール30a、30bは、前述のO(オー)リング4と同様に、耐熱性を有する弾性材料(例えば、フッ素ゴムであるバイトン(登録商標))で各々設けることができる。
ここで、ハロゲンヒータ20のガラス管1は熱間加工により成形され、内部に不活性ガス等が充填された状態で平坦部3bが封止されて設けられるため、必ずしも真直な管として精度良く製造することができるものではない。このため、ガラス管1の曲がり等に起因する取付位置の変動(製造誤差)を吸収する機構を設けることが望ましい。本実施の形態では、一方の固定側の冷却ブロック30‐2の取付位置を基準として、他方の調整側の冷却ブロック30‐1の取付位置を調整する。このため、調整側の冷却ブロック30‐1を取り付けるスペーサブロック40‐1の貫通穴40aの内径は、組み付けられる冷却ブロック30‐1の外径よりも調整幅の分だけ大きく設けられる。その一方で、調整板30cに設けられた冷却ブロック30‐1を取り付けるための取付穴は調整幅を含まずに冷却ブロック30‐1の外径とほぼ一致して嵌合する大きさに設けられる。
ここでほぼ一致とは、しっくりと無理なく嵌合するように一致することをいう。言い換えれば、前記調整幅と比較して十分に小さい隙間で無理なく嵌合する程度の一致である。このため、調整板30cは冷却ブロック30‐1とほぼ隙間無く嵌合する一方で、嵌合された冷却ブロック30‐1と調整板30cとをスペーサブロック40‐1に対して移動して位置調整して取り付けることができる。そしてまず調整板30cをスペーサブロック40‐1に2本のボルトでネジ締結して位置決めしたあとで、冷却ブロック30‐1をスペーサブロック40‐1に更に4本のボルトで気密性を有するようにしっかりと締め付ければよい。ネジ(ボルト)締結の締結代も好適に利用して位置調整を行うことができる。このように、ガラス管1の曲がり等に合わせて取付位置を位置調整する調整機構(調整板30c)を設ける場合には、ガラス管1に無理な力が加えられて取り付けられることがない。このため、ガラス管1が破損してしまうことや、シールに無理な力がかかることによって気密性が失われてしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、更にO(オー)リング4にかかる外力を均等な外力として気密性良くシールが行われるように、O(オー)リング4をハロゲンヒータ20の軸方向に挟む軸方向の内側と外側には、2枚のバックアップリング4cが組み込まれている。このため、O(オー)リング4の変形量が均等な変形量となるように設けられている。このように2枚のバックアップリング4cでO(オー)リング4を軸方向に挟圧することで、O(オー)リング4によるガラス管1と冷却ブロック30との間のシールを気密性の高いものとすることができる。なお、バックアップリング4cは熱遮蔽板5a、5bと共に冷却ブロック30にネジ締結されるように設けられているため、バックアップリング4cの厚さを変更することでバックアップリング4cがO(オー)リング4を挟圧する力を随意に調整することができる。このため、O(オー)リング4によるシールの気密性を随意に調整することができる。ここで、バックアップリング4cは熱遮蔽板と同様に半割リングとしてもよいが、弾力性に富んだ片割リング(隙間のないCリング)として設け、軸方向に押し広げることにより、ガラス管1に組み付けてもよい。
図2(C)は、熱放射ヒータとしてのハロゲンヒータ20をハロゲンヒータの軸方向の外側(チャンバ10外)より見て示す。前述の調整側の冷却ブロック30‐1と調整板30cとは独立してネジ締結及び解除をすることができるように設けられている。このため、前述のように、先ず、調整板30cをスペーサブロック40‐1にネジ締結し、続いて冷却ブロック30‐1をスペーサブロック40‐1にネジ締結することで、ハロゲンヒータ20の軸直角方向に外力を加えることなくハロゲンヒータ20を取り付けることができる。また、ハロゲンヒータ20がその軸方向に移動してしまうことがないように、ハロゲンヒータ20の軸方向の外側から押え板30dを冷却ブロック30‐1にネジ締結してハロゲンヒータ20を取り付けている。
図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置としての半田付け装置100を説明する。図3(A)は、本実施の形態の半田付け装置100の熱放射ヒータとしてのハロゲンヒータ20の取付機構を示す。前述のように、冷却ブロック30は密閉シール30a、30b(図1参照)でスペーサブロック40の貫通穴40a(図2(B)参照)内に気密にシールして固定されている。また、この冷却ブロック30が取り付けられたスペーサブロック40は、チャンバの隔壁10aに設けられた貫通開口10b(図3(B)参照)を密閉シール40c(図1参照)で気密に塞いでチャンバ10に取り付けられる。密閉シール40cは、前述のO(オー)リング4と同様に、耐熱性を有する弾性材料(例えば、フッ素ゴムであるバイトン(登録商標))で設けることができる。このように設けることにより、熱処理対象の回路基板200(図1参照)が複数種類存在する場合に、回路基板200の種類に応じてスペーサブロック40を複数種類用意して交換することができる。ハロゲンヒータ20は冷却ブロック30に取り付けられて更にスペーサブロック40の貫通穴40a内に取り付けられる。このため、回路基板200を最も効率良く加熱することができる位置に貫通穴40aを配置することで、ハロゲンヒータ20を随意の取付位置に配置することができる。
このように設ける場合には、その交換が困難なチャンバの隔壁10aにハロゲンヒータ20を直接取り付ける場合と比較して、回路基板200に応じた最も適切な加熱位置にハロゲンヒータ20を配置することが容易となる。また、熱処理対象の回路基板200の種類の変更に応じて短時間でハロゲンヒータ20の配置を変更することが可能となる。このため、半田付け装置100を、多様な回路基板200を効率良く半田付けすることができる生産性の高い優れた半田付け装置として設けることができる。なお、チャンバの隔壁10a並びにスペーサブロック40は断熱性の高いステンレス鋼で設けられる。このように設ける場合には、チャンバ10内を気密にシールすることができるだけでなく、チャンバ10の内側と外側とを断熱して効率の良い半田付けを行うことができる。
以上に示したように、本実施の形態の半田付け装置100は、ハロゲンヒータ20の軸直角方向の投影面積が小さく設けられている。ここで軸直角方向の投影面積とは、特に、図中上方から見た投影面積である。すなわち、複数のハロゲンヒータ20を並べた本実施の形態の構成の場合、当該並べた平面に垂直の方向から見たハロゲンヒータ20のシール機構を含む複数のハロゲンヒータ組立体の投影面積である。ここで、ハロゲンヒータ組立体はO(オー)リング4(図1参照)及び熱遮蔽板5(図1参照)を含んで構成される。なお、これに加えて、図中正面から見た、そのシール機構を含むハロゲンヒータ組立体の投影面積も小さく設けられている。また、ハロゲンヒータ20のO(オー)リング4がハロゲンヒータの軸方向の内側へタングステンコイル部2(図1参照)に近接して設けられている。このため、半田付け装置100のチャンバ10の内容積が小さく設けられ、半田付け装置100は、高い雰囲気調整効率を有する生産性の高い優れた半田付け装置として設けられている。例えば、半田付け装置100のチャンバ10内を真空に置換するまでに要する時間を従来の半田付け装置と比較すると、真空置換時間の4割を削減することができる極めて大きな効果を奏することが本願発明者によって確認されている。
本実施の形態の半田付け装置100は、複数のハロゲンヒータ20を隣接させて設ける場合にも、複数のハロゲンヒータ20をより近接させて設けることができる。このため、高い熱放射密度で効率良く回路基板200を加熱することができ、加熱効率が高いことによって生産性の高い優れた半田付け装置として設けられている。また、複数種類の回路基板200を半田付けする場合にも、回路基板200に応じて設けられたスペーサブロック40を随時交換してハロゲンヒータ20の配置を短時間で変更することができる。このため、多様な回路基板200を効率良く熱処理することができる生産性の高い優れた半田付け装置として設けられている。
図4を参照して、本発明の他の実施の形態に係る熱処理装置としての半田付け装置100を説明する。他の実施の形態では、前述の冷却ブロック30(図3(A)参照)とスペーサブロック40とを一体として設けるものとしてもよい。この場合には、前述の熱遮蔽板5(図1参照)は直接スペーサブロック40の内側(チャンバ10内)にネジ締結して固定し、O(オー)リング4(図1参照)の外周面4b(図2(B)参照)は直接スペーサブロック40の貫通穴40aに当接してシールするように設けることができる。この実施の形態は、ハロゲンヒータ20の両端部に前述の平坦部3b(図2(B)参照)が形成されない場合に適用し易い。この場合にはより容易に半田付け装置100を設けることができる。
図5を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る熱処理装置としての半田付け装置100aを説明する。半田付け装置100aは、熱遮蔽板5(図1参照)と冷却ブロック30(図1参照)とが一体となった冷却ブロック30eとして設けられている以外は、本発明の第1の実施の形態の半田付け装置100と同一に設けられる。よって本実施の形態では、冷却ブロック30eについてのみ説明する。冷却ブロック30eはハロゲンヒータ20を包囲する貫通穴の内面にO(オー)リング4を組み付けるための内溝が加工されて設けられている。O(オー)リング4は冷却ブロック30eの内溝の中に組み付けられてハロゲンヒータ20の軸方向に面する冷却ブロック30eの熱遮蔽板部30fによって熱遮蔽されている。このため、前述の熱遮蔽板5の場合と同様にO(オー)リング4を好適に熱遮蔽することができる。一方で、前述の別体に設けられた熱遮蔽板5及び冷却ブロック30の場合と比較して、一体に設けられた冷却ブロック30eは効率良く熱伝導を行ってハロゲンヒータの軸方向に面する熱遮蔽板部30fを冷却することができる。このため、本実施の形態の半田付け装置100aは前述の第1の実施の形態の半田付け装置100よりも更にハロゲンヒータ20の軸方向の内側の位置(タングステンコイル部2に近接した位置)にO(オー)リング4を設けることができる。
このため、本実施の形態の半田付け装置100aでは、チャンバの内容積を更に小さく設けることができる。これにより半田付け装置100aを高い雰囲気調整効率を有する優れた半田付け装置として設けることができる。なお、この実施の形態も、ハロゲンヒータ20の両端部に前述の平坦部3b(図2(B)参照)が形成されない場合に適用し易い。また、半田付け装置100aは、第1の実施の形態の半田付け装置100(図1参照)の冷却ブロック30‐1(図1参照)と同様に冷却ブロック30e‐1の取付位置の調整機構を有する。このため、O(オー)リング4にハロゲンヒータ20の取り付けのための外力が作用することを防止することができ、気密性の高いチャンバ10のシールを行うことができる。このため半田付け装置100aを生産信頼性が高くO(オー)リング4の保守のための生産経済性に優れた画期的な半田付け装置として設けることができる。
なお、前述の実施の形態の半田付け装置では、チャンバ10内を還元ガス雰囲気に置換して半田付けを行うものと説明したが、他の実施の形態では、単にチャンバ10内の空気を真空ポンプで排気して半田付けを行うものとしてもよい。この場合には、より容易に半田接合面の酸化膜の形成を防止して半田付けを行うことができる。あるいは、更に他の実施の形態では、水素ガスに代えて蟻酸ガスを還元ガスとして用いて半田付けを行うものとしてもよい。この場合にも、同様に半田接合面に形成された酸化膜を除去して信頼性の高い半田付けを行うことができる。
また、前述の実施の形態の半田付け装置では、複数の熱放射ヒータとしてのハロゲンヒータ20を同一平面上に平行に並べて配置するものと説明したが、他の実施の形態では、半田付け装置は一のハロゲンヒータ20のみを備えるものとしてもよい。この場合にも、同様に、ハロゲンヒータをシールするシール機構を小型化することで半田付け装置のチャンバの内容積を小さく設けることができるから、雰囲気調整効率の高い優れた半田付け装置を実現することができる。また、前述の実施の形態の半田付け装置では、回路基板200をハロゲンヒータ20の上方に配置することで、下方から回路基板200を加熱するものと説明した。しかしながら、他の実施の形態では、回路基板200をハロゲンヒータ20の下方に配置して、回路基板200を上方から直接ハロゲンヒータ20で加熱するものとしてもよい。この場合には、回路基板200を直接加熱することができるから、加熱効率の良い半田付け装置とすることができる。また、回路基板200を支持する場合の支持台は、耐熱性と伝熱性を有する任意の材料、例えば、ステンレス鋼、銅(銅合金)、アルミニウム(アルミニウム合金)、セラミックス等で設けるものとしてもよい。ステンレス鋼は、耐熱性に優れ酸化しにくい利点がある。銅、アルミニウム等は、ステンレス鋼よりも熱伝導率がさらに高いので、効率良く回路基板200を加熱することができる。さらには、炭素鋼であってもよい。支持台をハロゲンヒータ20の下方に配置する場合は、熱伝導率にこだわる必要がないので、耐熱性の高い石英等からなるセラミックスとしてもよい。
また、前述の実施の形態の熱放射ヒータはハロゲンヒータ20により設けられているものと説明したが、他の実施の形態では、熱放射ヒータを不活性ガス中に炭素繊維フィラメントを封入したカーボンヒータ20により設けるものとしてもよい。この場合には、水の吸収スペクトルのピーク(波長約3μm)に近い波長約2μm乃至約4μmの波長領域の赤外線をより多く放射することができる。典型的には、ワークとしての回路基板200は若干の水分を含む(半導体パッケージ等の電子部品及び基板は通常、若干の吸湿性を有する)。このため、熱放射ヒータとしてのカーボンヒータ20は回路基板200が含む水分を介して回路基板200を効率良く加熱することができる。そして水分を迅速に除くことができる。また、更に他の実施の形態では、熱放射ヒータは空気中にニクロムフィラメントを封入したニクロム線ヒータにより設けるものとしてもよい。この場合には、より簡易に熱放射ヒータを設けることができる。
また、前述の実施の形態のハロゲンヒータ20のタングステンコイル部2(図1参照)を包囲するガラス管1(図1参照)の半周面の外側の表面には、回路基板200(図1参照)と対向しない方向に放射される熱放射を回路基板200に向けて反射する白色のセラミックス塗料が塗布された反射面1a(図1参照)が設けられるものと説明した。しかしながら他の実施の形態では、タングステンコイル部2を包囲するガラス管1の半周面に設けられる反射面1aは、石英ガラス製のガラス管1に部分的に反射率及び耐熱性の高い他の材料、例えば、クロムを真空蒸着(めっき)することにより設けるものとしてもよい。あるいは、更に他の実施の形態では、反射面1aはクロム(めっき)に代えて同じく反射率及び耐熱性の高いジルコニウム(めっき)により設けるものとしてもよい。
また、前述の実施の形態のO(オー)リング4及び密閉シール30a、30b、40c(各図1参照)は、耐熱性を有するフッ素ゴムで設けるものと説明したが、他の実施の形態では、O(オー)リング4及び密閉シール30a、30b、40cを望ましい気密性及び耐熱性を有する合成ゴム(例えば、シリコーンゴム)で設けるものとしてもよい。
また、前述の実施の形態の熱遮蔽板5(図1参照)及び冷却ブロック30、30eは断熱性に優れたステンレス鋼で設けられるものと説明したが、冷却ブロック30、30eの冷却(強制冷却)が十分に行われる場合には、熱遮蔽板5及び冷却ブロック30、30eは熱伝導率の高いアルミニウム合金で設けるものとしてもよい。この場合には、熱遮蔽板5及び冷却ブロック30、30eが効率良く熱吸収、熱伝達を行うことにより、O(オー)リング4(図1参照)を熱遮蔽することができる。また、前述の実施の形態の熱遮蔽板5の反射面5c(図2(A)参照)には反射率を向上するためにニッケルめっき又はクロムめっきが施されるものと説明したが、他の実施の形態では、熱遮蔽板5の反射面5cには金属めっきを施さず、代わりに反射面5cを研磨加工による鏡面仕上げにより設けるものとしてもよい。この場合には、より容易に反射面5cを設けることができる。
また、前述の実施の形態の冷却媒体循環装置40e(図1参照)は冷媒としての水をスペーサブロック40に設けられた冷媒流路40d(図1参照)内に循環させるものと説明したが、他の実施の形態では、冷却媒体循環装置40eは水に代えて空気を循環して冷却ブロック30を冷却するものとしてもよい。この場合には、汚れにくく、扱い易い冷却媒体循環装置40eとすることができる。
以上に説明した実施の形態では、熱処理装置は半田付け装置であるものとして説明したが、他の実施の形態では、熱処理装置は、ワークを加熱して熱処理を行う任意の熱処理装置として設けることができる。例えば、熱処理装置は、半導体集積回路の製造、PVD、CVD皮膜の形成等の目的でチャンバ内の特定雰囲気下でワークを熱処理する熱処理装置として設けることができる。
1 ガラス管
1a 白色セラミックス塗料(反射面)
2 タングステンコイル部(熱放射部)
3 延長部
3a 外周面
3b 平坦部
4 O(オー)リング(リングシール)
4a 内周面
4b 外周面
4c バックアップリング
5 熱遮蔽板
5a 第1の分割部品
5b 第2の分割部品
5c 反射面
5d 内周面
5e 分割面
10 チャンバ
10a 隔壁
10b 貫通開口
20 ハロゲンヒータ(熱放射ヒータ)
30 冷却ブロック
30‐1 調整側冷却ブロック
30‐2 固定側冷却ブロック
30a 密閉シール
30b 密閉シール
30c 調整板
30d 押え板
30e 冷却ブロック
30f 熱遮蔽板部
40 スペーサブロック
40‐1 調整側スペーサブロック
40‐2 固定側スペーサブロック
40a 貫通穴
40b 内周面
40c 密閉シール
40d 冷媒流路
40e 冷却媒体循環装置
100 半田付け装置(熱処理装置)
100a 半田付け装置(熱処理装置)
200 電子部品を載置した回路基板(ワーク)
300 加熱装置
301 ガラス管
301a 赤外線反射膜
304 封止部材
320 フィラメントランプ
330 冷却風

Claims (7)

  1. 熱処理対象のワークを収容するチャンバであって、前記チャンバの内部を外部から仕切る隔壁を有するチャンバと;
    前記隔壁を貫通して設けられた熱放射ヒータとを備え;
    前記熱放射ヒータは、前記ワークを加熱する熱を放射する熱放射部と、前記熱放射部を覆う円筒形状のガラス管であって、前記熱放射部を軸方向の外側に越えて延長された延長部を有するガラス管を有し;
    更に、前記延長部の外周面に配置されるリングシールであって、前記延長部の外周面に内周面が接触して前記チャンバの内部を外部から気密にシールするリングシールと;
    前記ガラス管の軸方向で前記熱放射部と前記リングシールとの間に配置されて前記リングシールを前記熱放射部から熱遮蔽する熱遮蔽板であって、前記延長部に沿う内周面が形成された熱遮蔽板とを備え;
    前記熱放射部はコイル状に巻かれたワイヤによるコイル部として形成され、前記延長部内では、前記ワイヤは直線状に設けられた;
    熱処理装置。
  2. 前記熱遮蔽板を保持する冷却ブロックであって、前記熱遮蔽板を保持する位置から前記リングシールを越えて、前記延長部を覆い、前記ガラス管の軸方向に前記チャンバの隔壁の外側にまで延在する冷却ブロックを備え;
    前記リングシールの外周面は前記冷却ブロックに接触して気密にシールするように構成された;
    請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記冷却ブロックを冷却する冷却媒体循環装置を備える、
    請求項2に記載の熱処理装置。
  4. 前記ワークに対して前記熱放射ヒータを所定の位置に位置決めする前記冷却ブロックが貫通する貫通穴を有するスペーサブロックを更に備え;
    前記スペーサブロックは前記貫通穴よりも大きな開口面積を有する前記チャンバの隔壁に設けられた貫通開口を気密に塞いで取り付けられるように構成され;
    前記冷却ブロックと前記スペーサブロックとは気密にシールして取り付けられるように構成された;
    請求項2又は請求項3に記載の熱処理装置。
  5. 熱処理対象のワークを収容するチャンバであって、前記チャンバの内部を外部から仕切る隔壁を有するチャンバと;
    前記隔壁を貫通して設けられた熱放射ヒータとを備え;
    前記熱放射ヒータは、前記ワークを加熱する熱を放射する熱放射部と、前記熱放射部を覆う円筒形状のガラス管であって、前記熱放射部を軸方向の外側に越えて延長された延長部を有するガラス管を有し;
    更に、前記延長部の外周面に配置されるリングシールであって、前記延長部の外周面に内周面が接触して前記チャンバの内部を外部から気密にシールするリングシールと;
    前記ガラス管の軸方向で前記熱放射部と前記リングシールとの間に配置されて前記リングシールを前記熱放射部から熱遮蔽する熱遮蔽板であって、前記延長部に沿う内周面が形成された熱遮蔽板と;
    前記ワークに対して前記熱放射ヒータを所定の位置に位置決めして取り付ける貫通穴を有するスペーサブロックを備え;
    前記スペーサブロックは前記貫通穴よりも大きな開口面積を有する前記チャンバの隔壁に設けられた貫通開口を気密に塞いで取り付けられるように構成され;
    前記リングシールの外周面は前記貫通穴の内周面に当接して気密にシールするように構成された
    熱処理装置。
  6. 前記熱遮蔽板は、リング状に形成され、前記リングを半径方向の分割面で複数に分割することにより複数部品に分割して設けられた、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の熱処理装置。
  7. 前記熱遮蔽板及び前記冷却ブロックは一体の部品として設けられた、
    請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の熱処理装置。
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