JP2006508506A - 少なくとも2つの異なる放射線を有する加熱システム - Google Patents

少なくとも2つの異なる放射線を有する加熱システム Download PDF

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Abstract

本発明は、例えば、塗料の乾燥のような用途に用いられる加熱システムに関する。加熱システムは、対称軸(208,508)に対して対称な凹面部を有する反射器(201,505)を含む。加熱システムは、さらに、第一種類の放射線を放射し得る少なくとも第一放射線部材(202,501)を有する第一放射線システムと、第二種類の放射線を放射し得る少なくとも第二放射線部材(203,502)を有する第二放射線システムとを有する。第二放射線システムは、第一放射線システムに対し、前記対称軸と平行な方向に位置する。

Description

本発明は、少なくとも2つの異なる種類の放射線を放射し得る少なくとも2つの放射線部材を含む加熱システムに関する。
本発明は、例えば、熱による合成樹脂の硬化、紙の乾燥又は塗料の焼付けのような産業目的に設計された加熱システムに用いられる。
2002年7月16日に発行された米国特許第6,421,503号は、2つの異なる種類の放射線を放射し得る2つの放射線部材を含む加熱システムを記載している。これらの放射線部材は管形状である。第一放射線部材は、赤外線範囲の近傍で放射線を放射し得る白熱電球フィラメントを含むのに対し、第二放射線部材は、中間の赤外線範囲で放射線を放射し得るカーボンリボンを含んでいる。
そのようなシステムの欠点は、処理中の被膜の所定位置が2つの種類の放射線に同時に晒されないことである。図1は、そのような加熱システム及びこの加熱システムによって処理される被膜の断面図である。図1に示されている加熱システムは、米国特許第6,421,503号の図5に示されている加熱システムに対応している。そのような加熱システムは、第一水晶外被12及びカーボンリボン14を含む第一放射線部材10と、第二水晶外被13及び支持部材15aによって保持された白熱電球フィラメント15を含む第二放射線部材11とを含む。2つの放射線部材10,11は中央部17によって固定的に結合されている。2つの放射線部材10,11の各々は、各水晶外被の上部半分が反射層16で覆われている。
これらの動作条件下で、加熱システムが図1に示されるように配置されると、第一放射線部材及び第二放射線部材10、11から放射される放射線は必然的に下方に方向付けられる。その結果、この加熱システムによって処理されるべき物体18は、加熱システムの下方に位置している。この物体18は、この加熱システムによって処理されるべき被膜19を含む。これは、例えば、顔料及び溶剤から成る塗料で表面処理された金属板に関係し得る。
そのような構造では、放射線部材10,11によって放射される放射線は、被膜19の同一地点に集束されない。その結果、塗料の乾燥のような用途において特に有利な2つの種類の放射線のオーバーラップは限定される、即ち、2つの種類の放射線のスペクトルのスペクトル結合は限定される。
加えて、放射線部材10,11によって放射される放射線が被膜19の同一地点に集束されないという事実は、被膜19の長期に亘る処理時間につながる。何故ならば、被膜19の各地点は2つの種類の放射線に晒されなければならないからである。
そのような加熱システムの他の欠点は、加熱システムが扱いづらいということである。被膜を乾燥するための炉は、実際上、処理下にある物体の移動方向と平行な方向に並列配置された幾つかの加熱システムを含むのが普通である。図1の加熱システムの大きさは、この方向の観点から重要である。何故ならば、加熱システムは、この方向に配置された2つの放射線部材10,11を含むからである。
強化されたスペクトル結合をもたらすコンパクトな加熱システムを提供するのが本発明の目的である。
上記目的を達成するために、本発明は、対称軸に対して実質的に対称な凹面の断面を有する反射器と、第一種類の放射線を放射し得る第一放射線部材を少なくとも有する第一放射線システムと、第二種類の放射線を放射し得る第二放射線部材を少なくとも有する第二放射線システムとを含み、第二放射線システムは、第一放射線システムに対し、対称軸と実質的に平行な方向に位置することを特徴とする。
本発明によれば、放射線システムは、従来技術のように、反射器の断面の対称軸に直交する方向にではなく、相互に反射器の断面の対称軸と平行な方向に配置されている。このようにして、2つの放射線システムによって放射された放射線は、その大部分が処理中の被膜の同一領域に集束する。それによって、異なる放射線の種類のスペクトル結合が強化される。加えて、放射線システムは放射線の放射方向に重ね合わされるので、加熱システムはコンパクトである。
有利に、第一放射線部材は、第一外被と、第一外被の一部に配置された第一反射層とを含む。これによって、第一放射線部材によって放射された放射線の集束が向上し、従って、放射された放射線のスペクトル結合が強化される。
有利に、第二放射線部材は、第二外被と、第二外被の一部に配置された第二反射層とを含む。これによって、集束が向上し、放射された放射線のスペクトル結合がさらに強化される。
第一反射層は、反射器の断面の対称軸と平行な第一対称軸に対し実質的に対称な第一凹面部を有し、第二反射層は、反射器の断面の対称軸と平行な第二対称軸に対し実質的に対称な第二凹面部を有し、第一反射層と第二反射層は相互に反対方向の凹面を有し、且つ、相互に隣接するのが好ましい。そのような構成によって、特に、放射線部材を断熱し得る。そのような反射層の配置によって、放射線部材が他の放射線部材から放射された放射線から保護される。そのような断熱によって、そのような加熱システムの稼動寿命が延長され得る。
有利に、第一放射線の種類は短い赤外線範囲に位置し、第二放射線の種類は中間の赤外線範囲に位置し、第二放射線部材は、反射器と第一放射線部材との間に位置する。これらの2つの種類の放射線がそのような加熱システムで用いられる場合、そのような構成はさらに強化されたスペクトル結合をもたらす。
本発明の有利な実施態様において、反射器は、第一放射部材の第一外被の一部に配置された第一反射層である。これによって、外部反射器の使用を排除することが特に可能となり、加熱システムの嵩張りが低減される。
有利に、第二放射線部材はその第二外被の一部に配置された第二反射層を追加的に有する。これによって、集束が向上し、放射された放射線のスペクトル結合が強化される。
第二反射層は、第一反射層の断面の対称軸と平行な対称軸に対し実質的に対称な凹面部を有し、第一反射層及び第二反射層は相互に反対方向の凹面を有し、且つ、相互に隣接するのが好ましい。そのような加熱システムは、放射線部材の断熱を特にもたらす。そのような加熱システムは、外部反射器との組み合わせで、例えば、反射器が既に取り付けられた炉内で用いられるのが好ましい。加熱システムは外部反射器を有せず、よって、もし加熱システムが反射器を備える炉内で用いられるのであれば、外部反射器を取り除くことは必要ではない。
用いられる反射層はセラミック層であるのが好ましい。そのような反射層は放射線の良好な集束をもたらし、そのような加熱システムの高い動作温度に対して耐性があり、良好な断熱手段を形成し、放射部材に容易に配置される。
有利に、第一放射線部材及び第二放射線部材は、少なくとも1つのキャップによって位置決めされ、第一放射線部材の端部及び第二放射線部材の端部がキャップに挿入されている。このようにして、従来技術のように、放射線部材を恒久的に接続する必要がない。これによって、放射線部材の1つに欠陥があるときに、その交換が容易化される。
本発明及びその詳細は、添付の図面に基づく非限定的な実施例に関する以下の記述によってより明瞭に理解されるであろう。
図2a及び2bは、本発明に従った加熱システムを示す横断面及び縦断面である。図2bは、図2aにおける平面AA内の断面に対応している。図2aは、図2bにおける平面BB内の断面に対応している。そのような加熱システムは、外部反射器201と、白熱電球フィラメント204を含む第一放射線部材202と、星形フィラメントを含む第二放射線部材203と、2つの支持部材206と、2つのキャップ207とから成る。
本実施例における第一放射線部材202は、以下にIR−Aと指し示される短い赤外線の範囲で放射し得るハロゲン管であり、0.78〜1.4マイクロンの波長を主としてカバーする。波長の定義は、セクション845−01「放射線、量及びユニット」において、国際電気標準会議(IEC)によって、1987年に付与されている。白熱電球フィラメント204を備えたハロゲン管の形態のそのような放射線部材202は、当業者にとって既知である。例えば、出願人は、参照番号13402Zの下に、そのようなハロゲン管を商業化している。白熱電球フィラメント204の2つの端部が溶接されたモリブデン箔209に接続された外部接点210を介して、白熱電球フィラメント294は電流供給されている。第一放射線部材202は排気管先端部211を有し、排気管先端部はハロゲン管の製造中にハロゲン管を希ガス及びハロゲン混合ガスを充満する結果として生じる。
本実施例における第二放射線部材203は、以下にIR−Bと指し示される中間の赤外線の範囲で放射し得るハロゲン管であり、1.4〜3マイクロンにある波長を主として含む。星形フィラメントを備えたハロゲン管の形態のそのような放射線部材203は、当業者にとって既知である。例えば、出願人は、参照番号17010Zの下に、そのようなハロゲン管を商業化しており、この管は「高速中波」と概ね指し示されるランプの範囲からの1つである。第一放射線部材202と同様に、第二放射線部材203は、外部接点210と、モリブデン箔209と、排気管先端部211とを含む。
放射線部材の代替的な種類の放射線部材を本発明の範囲から逸脱しないで用い得ることは明らかである。例えば、シングルエンド型のランプ又は米国特許第6,421,503号に記載されているような放射線部材を用いることも可能である。
図2aに示されている外部反射器201の断面は、対称軸208を有する凹面部である。第一放射線部材及び第二放射線部材202,203は、相互に対称軸208と平行な方向に位置している。図2aに示される実施例では、外部反射器201の対称軸208は、垂直位置に示されており、よって、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203は上下に位置している。この位置付けによって、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203によって放射される放射線は、対称軸208を中心とした単一且つ同一の領域に主として集束する。よって、大きなスペクトル結合が前記領域のレベルで得られる。例えば、塗料被膜の乾燥のために、物体がそのような加熱システムによって処理されると、処理中の物体の地点は2つの種類の放射線に対して同時に晒される。その結果、物体の処理時間は短く、且つ、処理は効率的である。さらに、そのような加熱システムは、放射線部材が対称軸208に対して直交する方向に相互に位置する従来技術の加熱システムよりもコンパクトである。複数の加熱システムを含む炉においては、処理中の物体の移動方向における、即ち、対称軸208と直交する方向における空間の占有を低減することが必要なので、これは特に有利である。
本発明よれば放射線部材202,203は必ずしも対称軸208上に位置する必要がないことが留意されるのは重要である。放射線部材202,203は、対称軸208と実質的に平行な方向に、即ち、対称軸を伴う小さな角度、例えば、30°以下の角度を囲む方向に相互に位置し得る。よって、図2aの実施例において、本発明の精神から逸脱することなく、第二放射線部材203は図示の位置に対して左側又は右側に僅かにシフトされ得る。実際上、そのような僅かなシフトは、処理中の物体の領域において得られるスペクトル結合に余り影響を及ぼさない。
図2a及び2bの実施例において、外部反射器201は楕円形状を有し、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203は楕円の焦点の周りに位置している。何故ならば、2つの放射線部材202,203によって放射される放射線の良好な集束を可能にするので、そのような楕円形状は特に有利である。その上、ハロゲン型の放射線部材が用いられているという事実は特に有利である。何故ならば、そのような放射線部材によって放射される放射線は容易に集束するからである。
図2a及び2bの実施例において、第二放射線部材203は、外部反射器201と第一放射線部材202との間に位置している。第一放射線部材202が短い赤外線範囲で放射し且つ第二放射線部材203が中間の赤外線範囲で放射する場合、第一放射線部材202を外部反射器201と第二放射線部材203との間に位置させるよりも優れたスペクトル結合が、それによって得られることを出願人は見い出した。
本実施例における第一放射線部材及び第二放射線部材202,203は、2つのキャップ207によって相互に位置決めされている。放射線部材202,203の両端部は、2つのキャップ207に挿入されている。有利に、これらのキャップ207はセラミックキャップであり、放射線部材202,203の両端部は、セメントによって各キャップに結合されている。代替的な種類のキャップ、特に、例えば、R7s型の瞬間結合を用いて、放射線部材のための反転可能な固定手段を有するキャップを用い得るのは明らかである。これによって、故障時に、放射線部材の1つを簡単に取替え可能である。そのようなキャップを用いずに済ませ得ることは明らかである。そのような場合は、例えば、放射線部材202,203は、米国特許第6,421,503号に記載されているように、それらの中心部によって一体的に結合される。しかしながら、そのような解決手段は、繊細な融合工程を必要とし、欠陥時に、放射線部材の1つを取替え得なくする。
図2a及び2bの実施例において、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203は、外部反射器201の一部を形成する支持部材206によって、外部反射器201に対して位置決めされている。放射線部材を外部反射器201内に位置決めするための代替的な種類の取付が想定され得るのは明らかである。2つの放射線部材202,203の両端部を支持部材206に挿入することによって、キャップ207又は中央融合部を排除することが可能であるのが留意されるべきであり、その場合には、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203は一体物ではない。よって、支持部材206は、放射線部材の相互の位置付け及び大部反射器201に対するそれらの位置付けを確実にする働きをする。
図3a及び3bは、各々、本発明の好適実施態様における加熱システムを示す横断面及び縦断面である。この加熱システムは、図1に示されている部材に加えて、第一反射層301と、第二反射層302とを含む。第一反射層及び第二反射層301,302は、対称軸208に対して対称な凹面部を有する。第一反射層及び第二反射層301,302は相互に反対の凹面を有し、隣接している。本実施例において、第一反射層301は第一放射線部材202の上側部に配置され、第二反射層302は第二放射線部材203の下側部に配置されている。
そのような加熱システムは、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203によって放射される放射線の集束を向上すると共に、図2a及び2bに比べて強化されたエネルギー効率をもたらす。実際には、第二放射線部材203によって下方に放射される放射線は、加熱システムの下方に配置された処理中の物体に到達するよう外部反射器201によって反射される以前に、第二反射層302によって反射される。第一放射線部材202によって上方に放射された放射線は、処理中の物体に到達するよう、第一反射層301によって直接的に反射される。このようにして、2つの放射線部材202,203によって放射される放射線の大部分は、処理中の物体に到達し、物体の領域上に集束する。その領域は低減された表面領域を有する。よって、実際には動力レベルであるが、スペクトル結合がこの領域で強化される。
用いられている反射層は当業者にとって既知である。例えば、それらは金の反射層である。代替的に、それらはセラミック材料の反射層であってもよい。そのようなセラミック材料の反射層は、参照番号13185Z/98の下で出願人によって商業化されているハロゲンランプで特に用いられている。反射層301,302は、放射線部材202,203の外被の厚さに対して極めて薄いことが留意されるべきである。例えば、反射層の厚さは10ミクロンのオーダであるのに対し、放射線部材の外被の厚さは1mmのオーダである。図3aにおける反射層301,302の厚さは、これらの2つの反射層を識別可能とするように、意図的に誇張して描写されている。
本発明に従って代替的な構成を用い得ることも留意されるべきである。例えば、加熱システムは放射線部材の1つにのみセラミック層を有してもよく、それは、図2a及び2bの加熱システムに比べて向上したスペクトル結合及び動力レベルをもたらす。
図3a及び3bの実施例において、反射層301,302はセラミック層であり、放射線部材202,203のための断熱をもたらすように配置されている。事実、放射線部材の1つによって放射された放射線は他の放射線部材には直接到達せず、図2a及び2bの加熱システムに比べて、放射線部材202,203の温度の低下をもたらす。これによって、放射線部材202,203の耐用年数が延長される。
図3a及び3bの実施例において、外部反射器201は2つの楕円形部を有する。第一放射線部材202は、2つの楕円頚部の1つの焦点の中心に位置し、第二放射線部材203は他の楕円形部の焦点の中心に位置する。放射線部材202,203によって放射される放射線の集束を向上し得るので、そのような外部反射器201は特に有利である。
図4a及び4bは、各々、本発明に従った第二の加熱システムを示す横断面図及び縦断面図である。そのような加熱システムは、上記の図2a,2b,3a及び3bに示されている部材に加えて、第三放射線部材401を含む。第一放射線部材202は第一放射線システムを形成している。第二放射線部材203及び第三放射線部材401は第二放射線システムを形成している。この実施例において、第二放射線システムは第一放射線システムの下方に位置している。
本発明がこれらの放射線システムに限定されないのは明らかである。例えば、本発明は、2つの放射線部材から成る第一放射線システムと、2つの放射線部材から成る第二放射線システムとを含み得る。
図4a及び4bの実施例において、第三放射線部材401は、紫外線範囲で放射し得る放電ランプである。第三放射線部材401は、2つの電極402を含み、第三放射線部材401を構成する外被の上側部が反射層403で被覆されている。そのような第三放射線部材401は当業者にとって既知である。例えば、紫外線範囲で放射し得る放電管は米国特許第6,421,503号に記載されている。
そのような加熱システムによって、処理中の物体の領域のレベルで広範な波長のスペクトルを得ることが可能である。しかしながら、そのような加熱システムを用いて、一度に1つ又は2つの種類の放射線のみで物体を処理することも可能であることが留意されるであろう。例えば、第三放射線部材401に電流を供給しないで、短い赤外線及び中間の赤外線範囲の放射線の組み合わせで物体を処理することも可能である。他方、専ら紫外線範囲の放射線だけで物体を処理することも可能である。そのような加熱システムの利点は、システムがコンパクトで、多様な波長のスペクトルを必要とする数多くの用途に用い得ることである。
これらの放射線部材のための供給電圧が変化する所望の用途に依存して、第一放射線部材及び第二放射線部材202,203の放射線のスペクトルを変えることも可能であることも留意されるべきである。これによって、そのような加熱システムを適用し得る用途の数が増大される。
図4a及び4bの実施例において、外部反射器201の凹面部はセグメントで構成されている。そのような外部反射器は容易に構成され、且つ、2つの放射線システムによって放射される放射線の良好な集束を得るのを可能にする。
もし図2の外部反射器201のような放物線形状の外部反射器が用いられるならば、所望の用途の関数として、放射線部材202,203,401の各位置を変えるのが有利である。例えば、中間の赤外線の放射線を介した乾燥工程が遂行されるならば、第二放射線部材203を外部反射器の焦点の周り、即ち、第一放射線部材202の位置に置くのが有利である。例えば、外部反射器に対して回転し得るキャップ207によって、放射線部材を回転することによって実現し得る。この場合、反射層301,302,403は相互に120°に有利に位置している。
図5a及び5bは、各々、本発明の有利な実施態様における加熱システムを示す横断面及び縦断面図である。この加熱システムは、白熱電球フィラメント503を含む第一放射線部材501と、星形フィラメント504を含む第二放射線部材502とから成る。第一放射線部材501は外被を含み、外被の一部は反射層505によって被覆されている。この反射層505は、対称軸508に対して対称な凹面部を含む。放射線部材501,502は、排気管先端部507と、モリブデン箔509と、外部接点510とを含む。放射線部材501,502は、その両端部を収容するキャップ506によって、相互に対して位置決めされている。
そのような加熱システムにおける反射層505は、図2a及び2bの外部反射器の機能を遂行する。従って、図2a及び2bの加熱システムに比べて嵩張っていないので、そのような加熱システムは特に有利である。さらに、そのようなシステムは、既に反射器を備える炉においても用い得る。
本発明のこの有利な実施態様の加熱システムは、図5a及び5bに示されている特定の実施態様に限定されない。例えば、第二放射線部材502は反射層を含んでもよい。例えば、第一放射線部材501は反射層をその外被の下半分に含み、第二放射線部材502は反射層をその外被の上半分に有してもよい。そのようなシステムは図2a及び2bの外部反射器201のような外部反射器と用いられるのが有利であるが、代替的に、例えば、反射壁を備える炉内において独立して用い得る。
「含む」(comprise)という動詞及びその活用形には広義の解釈が与えられるべきである。即ち、その動詞の後方に列挙されている部材以外の存在を排除しないものとして解釈されるべきである。その動詞の後方に列挙され、且つ、不定冠詞(a, an)によって先行されるならば、複数の部材が存在することも可能である。
従来技術の加熱システムを示す断面図である。 aは、本発明に従った第一の加熱システムを示す横断面図であり、bは、そのようなシステムを示す縦断面図である。 aは、本発明に従った加熱システムの好適実施態様を示す横断面図であり、bは、本発明に従った加熱システムの好適実施態様を示す縦断面図である。 aは、本発明に従った第二の加熱システムを示す横断面図であり、bは、そのようなシステムを示す縦断面図である。 aは、本発明の有利な実施態様における加熱システムを示す横断面図であり、bは、そのようなシステムを示す縦断面図である。

Claims (11)

  1. 対称軸に対して実質的に対称な凹面の断面を有する反射器と、
    第一種類の放射線を放射し得る第一放射線部材を少なくとも有する第一放射線システムと、
    第二種類の放射線を放射し得る第二放射線部材を少なくとも有する第二放射線システムとを有し、
    前記第二放射線システムは、前記第一放射線システムに対し、前記対称軸と実質的に平行な方向に位置することを特徴とする加熱システム。
  2. 前記第一放射線部材は、第一外被と、該第一外被の一部に配置された第一反射層とを有することを特徴とする請求項1に記載の加熱システム。
  3. 前記第二放射線部材は、第二外被と、該第二外被の一部に配置された第二反射層とを有することを特徴とする請求項2に記載の加熱システム。
  4. 前記第一反射層は、前記反射器の断面の対称軸と平行な第一対称軸に対し実質的に対称な第一凹面部を有し、前記第二反射層は、前記反射器の断面の対称軸と平行な第二対称軸に対し実質的に対称な第二凹面部を有し、前記第一反射層と前記第二反射層は相互に反対方向の凹面を有し、且つ、相互に隣接することを特徴とする請求項3に記載の加熱システム。
  5. 前記第一放射線システムは短い赤外線範囲に位置し、前記第二放射線システムは中間の赤外線範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載の加熱システム。
  6. 前記第二放射線部材は、前記反射器と前記第一放射線部材との間に位置することを特徴とする請求項5に記載の加熱システム。
  7. 前記第一放射線部材は第一外被を有し、前記反射器は、前記第一外被の一部に配置された第一反射層であることを特徴とする請求項1に記載の加熱システム。
  8. 前記第二放射線部材は、第二外被と、該第二外被の一部に配置された第二反射層とを有することを特徴とする請求項7に記載の加熱システム。
  9. 前記第二反射層は、前記第一反射層の断面の対称軸と平行な対称軸に対し実質的に対称な凹面部を有し、前記第一反射層及び前記第二反射層は相互に反対方向の凹面を有し、且つ、相互に隣接することを特徴とする請求項8に記載の加熱システム。
  10. 使用されている前記反射層はセラミック層であることを特徴とする請求項2乃至9のうちいずれか1項に記載の加熱システム。
  11. 前記第一放射線部材及び第二放射線部材は、少なくとも1つのキャップによって位置決めされ、前記第一放射線部材の端部及び前記第二放射線部材の端部が前記キャップに挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱システム。
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