JP5856418B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷画像の印刷ジョブを印刷装置に出力する印刷制御装置に関する。
印刷画像の印刷ジョブをクライアント端末等の印刷制御装置で生成して印刷装置に出力する際に、印刷画像中の特定の領域のデータに加工処理を施す場合がある。その一例としては、印刷画像中の特定領域に網掛け等の画像を重畳して印刷する場合が挙げられる(例えば、特許文献1,2)。また、その際に、網掛け等の画像を重畳する特定領域を印刷前に印刷制御装置のモニタに表示して確認できるようにすることも提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平4−178071号公報 特開2010−130404号公報
但し、網掛け等の重畳画像を印刷前にモニタ表示させる上記の技術を利用して、データに加工処理を施す特定の領域を印刷前に印刷制御装置のモニタ画面上で確認できる場合でも、モニタ画面上での印刷画像に対する特定領域の位置関係が、印刷後の記録紙上においてもそのまま保持されるとは限らない。つまり、モニタ画面の解像度と印刷装置における印刷解像度との相違等によって、モニタ画面における印刷画像上の特定領域の位置関係が、印刷後の記録紙における印刷画像上の特定領域の位置関係と一致しなくなる場合も考えられる。
そのため、網掛け等の画像を重畳する特定領域の印刷画像に対する位置関係を精度よく確認するには、モニタ表示上で確認するよりも、網掛けなどを重畳した印刷画像を実際に印刷して確認するのが望ましい。このことは、印刷画像中の特定領域のデータに加工処理を施す場合に、加工処理が適切な領域に施されたかどうかを、印刷後の記録紙上で目視により確認する場合にも、共通することである。しかし、網掛け等の画像を重畳する場合とは異なり、特定領域のデータに施した加工処理が目視で容易に判別できるように印刷画像上に現れるとは限らないので、記録紙上での目視による加工処理領域の適否確認は、必ずしも容易とは限らない。
例えば、特定領域の印刷品質を高めるために視覚上では微少な変化しか生じない加工をその領域のデータに施す場合は、印刷後の記録紙上でその加工処理が適切な領域に対して行われているか否かを確認するのが困難である場合もある。
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、印刷画像中の所定領域のデータに所定の加工処理を施した加工後の印刷画像の印刷ジョブを印刷装置に出力して加工後の印刷画像を記録紙に印刷させる際に、印刷画像上の所定領域における加工処理が適切であるかどうかを、最終印刷物上では確認しづらい場合であっても、精度よく確認できる印刷制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
印刷画像の印刷ジョブを印刷装置(例えば、図1のインクジェット記録装置1)に出力する印刷制御装置(例えば、図1のクライアント端末14)において、
前記印刷装置が前記印刷画像を印刷する記録紙上における、前記印刷画像のデータに所定の加工処理(例えば、図9のバーコード42の濃度を低くする処理)を施す所定領域(例えば、図9の領域画像43で示される領域)の座標データ(例えば、図4のCSVデータ)が設定される座標データ設定手段(例えば、図1の外部記憶装置21)と、
前記所定領域のデータに前記所定の加工処理を施した加工後の前記印刷画像を前記印刷装置に印刷させる通常印刷モードと、前記印刷画像中の前記所定領域を確認する確認画像(例えば、図9の確認画像44)を前記印刷装置に印刷させる確認印刷モードとのうち、いずれかに設定するモード設定手段(例えば、図1のCPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20、図11のステップS13)と、
前記モード設定手段により前記通常印刷モードに設定されているときに、前記加工後の印刷画像の印刷ジョブを前記印刷装置に出力し、前記モード設定手段により前記確認印刷モードに設定されているときに、前記所定領域を示す領域画像(例えば、図9の領域画像43)を前記印刷画像に重畳した前記確認画像の印刷ジョブを前記印刷装置に出力するモード別ジョブ出力手段(例えば、図11のステップS15及びステップS17)と、
を備えることを特徴とする。
上記発明によれば、通常印刷モードの印刷ジョブによって印刷装置に印刷させる際に所定の加工処理が施される印刷画像中の所定領域が、印刷画像上の適切な領域に設定されているかどうかは、特にその加工処理が画像上に微少な変化しかもたらさないときには、印刷結果の記録紙上で目視により確認することが困難となる。しかし、上記発明では、通常印刷モードの印刷ジョブによる印刷に先立つ、確認印刷モードの印刷ジョブによって印刷装置に印刷させる確認画像中の領域画像によって、記録紙上で精度よく確認することができる。
また、上記発明において、前記印刷画像は、前記所定領域のレイアウトが互いに異なる複数種類のシート画像を、各種類とも1又は2枚以上ずつ含んでおり(例えば、図2の上段や下段に示す帳票例)、前記座標データ設定手段には、前記所定領域の座標データが各種類の前記シート画像毎にそれぞれ設定され、前記モード別ジョブ出力手段は、前記モード設定手段により前記確認印刷モードに設定されているときに、各種類とも1枚分の前記シート画像(例えば、図2の上段に示す帳票例の場合、レイアウトパターンA〜Cのシート各1枚ずつ)に対応する前記確認画像の印刷ジョブを前記印刷装置に出力することを特徴とする。
上記発明によれば、同じ種類のシート画像の所定領域には同じ座標データが設定されるので、各種類1枚ずつ確認画像を印刷装置に印刷させれば、最小限の印刷枚数でも所定領域が印刷画像上の適切な位置に設定されていることを、確認画像中の領域画像によって、記録紙上で精度よく確認することができる。したがって、最終印刷物を得るために行う通常印刷モードの印刷ジョブによる印刷以外で消費する記録紙枚数を、極力抑えることができる。
さらに、上記発明において、前記印刷画像のプレビュー画面(例えば、図3のバーコード領域指定編集画面40)を表示するプレビュー表示手段(例えば、図1のCPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20)と、該プレビュー画面上で前記所定領域を指定する領域指定手段(例えば、図1のCPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20)と、該領域指定手段による指定内容から前記座標データを取得する座標取得手段(例えば、図10のステップS1及びステップS3)とをさらに備えており、該座標取得手段が取得した前記座標データが前記座標データ設定手段に設定されることを特徴とする。
上記発明によれば、印刷画像のプレビュー画面上でイメージの感覚で所定領域を指定することで、座標値を直接指定することなく所定領域の座標データを簡単且つ正確に取得、設定することができる。
また、上記発明において、前記所定領域は、前記印刷画像中のバーコード(例えば、図9のバーコード42)が配置される領域であり、前記所定の加工処理は、前記バーコードの印刷濃度を前記印刷画像中の前記バーコード以外の部分の濃度よりも減少させるための処理であることを特徴とする。
上記発明によれば、インクの滲みによるバーコードの読取精度の低下を防ぐための濃度を低下させる加工処理が、印刷画像のバーコード以外の部分のデータに対して不必要に施されてしまうのを、通常印刷モードの印刷ジョブによって得た最終印刷物上で確認しづらい場合であっても、確実に目視で把握し防止することができる。
本発明によれば、印刷画像中の所定領域のデータに所定の加工処理を施した加工後の印刷画像の印刷ジョブを印刷装置に出力して加工後の印刷画像を記録紙に印刷させる際に、印刷画像上の所定領域が適切であるかどうかを、最終印刷物上では確認しづらい場合であっても、精度よく確認することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1のクライアント端末においてアプリケーションプログラムの実行により作成できる帳票の内容を示す説明図である。 図1の出力部のディスプレイに表示されるバーコード領域指定アプリケーションプログラムによるバーコード領域指定の編集画面を示す説明図である。 図3の編集画面で指定した帳票のバーコード領域の座標値のCSVデータを示す説明図である。 図1のクライアント端末においてプリンタドライバプログラムの実行により出力部のディスプレイに表示されるプロパティ画面を示す説明図である。 (a),(b)は、図1の出力部のディスプレイに表示されるバーコード領域指定ファイル登録画面と名称変更画面をそれぞれ示す説明図である。 図1の出力部のディスプレイに表示される印刷設定画面を示す説明図である。 図1の出力部のディスプレイに表示されるプレビュー画面を示す説明図である。 図1のクライアント端末から確認印刷モードによる印刷ジョブが入力された際にインクジェット記録装置において記録紙に印刷される確認画像を示す説明図である。 図1のクライアント端末のCPUが行うバーコード領域指定処理の手順を示すフローチャートである。 図1のクライアント端末のCPUが行う印刷ジョブ出力処理の手順を示すフローチャートである。 図1の出力部のディスプレイに表示されるオブジェクト選択画面を示す説明図である。 図1の出力部のディスプレイに表示されるオブジェクト判定確認画面を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプリンタネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンタネットワークシステムは、インクジェット記録装置1(請求項中の印刷装置に相当)とクライアント端末14(請求項中の印刷制御装置に相当)とを有している。
前記インクジェット記録装置1は、原稿上の印刷画像を読み取って画像信号を出力するスキャナ部101と、スキャナ部101から出力された画像信号に基づいて記録紙(片面又は両面)に印刷画像を印刷(記録)するプリンタ部102と、全体制御用の制御ユニット10とを備えている。プリンタ部102における印刷画像の印刷に使用する記録紙は、不図示の給紙部からプリンタ部102を介して不図示の排紙部に搬送される。
図1に示すように、制御ユニット10の外部インターフェイス部11には、ローカルエリアネットワークLANを介して、後述する複数のクライアント端末14の外部インターフェイス部15(図1中では、代表して1つのクライアント端末14についてのみ示している)がそれぞれ接続されている。各クライアント端末14から制御ユニット10は、印刷画像の印刷ジョブを受け取る。制御ユニット10は、受け取った印刷ジョブにより印刷画像のラスタデータを生成する。インクジェット記録装置1は、印刷ジョブにおいて指定された条件で、印刷画像の記録紙への印刷をプリンタ部102において実行する。
また、制御ユニット10にはディスプレイ110が接続されている。このディスプレイ110は、インクジェット記録装置1の上部に配置されている。このディスプレイ110は、スキャナ部101にセットした印刷画像を複写印刷する際の、複写枚数や複写倍率といった複写条件をユーザが入力する入力操作部等として利用することができる。
上述したプリンタ部102に印刷動作を行わせるインクジェット記録装置1の制御ユニット10は、図1に示すように、CPU90を備える。このCPU90は、ROM91に格納されているプログラム及び設定情報に基づいて、ディスプレイ110から入力設定される内容に応じたスキャナ部101やプリンタ部102の動作を制御する。
なお、制御ユニット10にはRAM92が設けられており、RAM92には、クライアント端末14から制御ユニット10に入力された印刷ジョブや、ディスプレイ110から入力されたコピー時の印刷枚数や各種の設定内容等が随時記憶される。
また、RAM92にはフレームメモリ領域が設けられている。このフレームメモリ領域には、クライアント端末14から制御ユニット10に入力された印刷ジョブによってCPU90が生成する印刷画像のラスタデータが、プリンタ部102に出力されるまでの間、一時的に記憶される。
さらに、制御ユニット10には外部記憶装置93が設けられており、この外部記憶装置93はCPU90に接続されている。外部記憶装置93には、上述したRAM92から転送された印刷ジョブを記憶する複数の領域が設けられている。また、外部記憶装置93には、各種のテーブルやカウンタ等が記憶される。外部記憶装置93に記憶されるテーブルとしては、例えば、履歴データテーブルがある。
履歴データテーブルは、RAM92又は外部記憶装置93に記憶されている印刷ジョブ毎に印刷設定の変更履歴を記録したテーブルである。履歴データテーブルで履歴を管理する印刷設定の要素としては、記録紙の印字可能領域(画像位置調整)や印刷に用いる記録紙の用紙トレイ、プリント濃度等がある。この履歴データテーブルの内容はCPU90の制御によって周期的に更新される。
一方、各クライアント端末14は、PC(パーソナルコンピュータ)等によって構成されるものである。このクライアント端末14は、ROM17に格納された制御プログラムに基づいて各種の処理を実行するCPU16と、CPU16のワーキングエリアとして機能するRAM18と、キーボードやマウス等から構成される入力部19と、液晶ディスプレイ等から構成される出力部20とを備えている。
CPU16には、上述した外部インターフェイス部15の他に、外部記憶装置21とディスクドライブ22とが接続されている。外部記憶装置21には、印刷画像のデータを生成するためのアプリケーションプログラムの格納領域や、インクジェット記録装置1のプリンタドライバプログラムの格納領域、その他各種アプリケーションプログラムの格納領域、及び、アプリケーションプログラムを用いて生成された印刷画像のデータファイルを格納するデータベース領域等が確保されている。
CPU16は、入力部19から入力される起動要求にしたがって外部記憶装置21のアプリケーションプログラムを起動させ、また、入力部19からのパラメータ入力等により指示された内容の印刷画像のデータを、起動されたアプリケーションプログラム上において生成する。生成された印刷画像のデータは出力部20において表示出力され、また、入力部19から保存要求が入力された場合には、外部記憶装置21の印刷画像のデータのデータベース領域に記憶される。
外部記憶装置21のデータベース領域に記憶された印刷画像のデータは、アプリケーションプログラムの起動中に入力部19からの読み出し要求が入力された場合に、外部記憶装置21から読み出される。読み出された印刷画像のデータは、出力部20に表示出力することができ、また、アプリケーションプログラム上において加工して新たな印刷画像のデータに生成し直すこともできる。
そして、CPU16は、入力部19から、アプリケーションプログラムで生成した印刷画像の印刷要求が入力された場合に、印刷対象の印刷画像の印刷ジョブを生成して、生成した印刷ジョブを外部インターフェイス部15から制御ユニット10の外部インターフェイス部11に出力する。この印刷ジョブは、外部記憶装置21に格納されたプリンタドライバプログラムをCPU16が実行することによって、制御ユニット10に出力することができる。
ところで、本実施形態では、帳票を作成するアプリケーションプログラムが外部記憶装置21に記憶されている。このアプリケーションプログラムをCPU16が読み出して実行すると、図2の説明図に示すような帳票を作成することができる。作成する帳票は、例えば、各宛先に発行、発送する請求書や物品購入申込書等で、バーコードを有している。
アプリケーションプログラムで作成できる帳票は、大きく分けて2タイプ有る。そのうち一方は、各宛名に同じ枚数、同じ組み合わせのシートをそれぞれ発行するタイプである。図2の下段に示す帳票例(繰り返し=有り)では、レイアウトが異なる3種類(レイアウトパターンA〜C)のシートを、各1枚ずつ全3枚を一組として、各宛名に発行する。また、他方は、各宛名毎に枚数や組み合わせが異なるシートをそれぞれ発行するタイプである。図2の上段に示す帳票例(繰り返し=無し)では、一人目の宛名には3種類(A〜C)のシートを各1枚ずつ発行するが、二人目以降の宛名には、1又は2種類(A、B、C、A+B、A+C、B+C)のシートだけを発行する場合もある。
帳票の各シートには、1または2以上のバーコードが配置されることがある。各シート上でのバーコードのレイアウトはそれぞれ個別に決定される。したがって、シート毎にバーコードのレイアウトが異なる場合もある。
このような帳票をインクジェット記録装置1で印刷する場合は、バーコードの色付きバー(黒ベタ部分)のインクの滲みによりスペースバー(白部分)の幅が変化して、バーコードの読取精度が低下するのを避けることが重要である。そのためには、色付きバーの部分をバーコード以外の部分よりも低い濃度で印刷し、インクの滲みを抑制して高い読取精度を実現するのが有効である。但し、バーコードを読み取れる最低限の濃度以上で印刷することが前提である。
そこで、外部記憶装置21に記憶されているインクジェット記録装置1のプリンタドライバプログラムは、帳票画像(請求項中の印刷画像に相当)の印刷ジョブを生成する際に、バーコードの濃度を下げる加工を帳票画像データに施す。この加工を帳票画像データに施すには、各シートのバーコードの領域(シート上の座標)を特定する必要がある。例えば、図2に示す帳票では、3種類のレイアウトパターンA〜Cの各シートについて、バーコードの領域を特定すればよい。
そのために、インクジェット記録装置1のプリンタドライバプログラムは、帳票データ中のバーコードがレイアウトされる領域(請求項中の所定領域に相当)を指定するための、バーコード領域指定アプリケーションプログラムを含んでいる。
バーコード領域指定アプリケーションプログラムを外部記憶装置21から読み出させて起動し、「ファイルを開く」のメニューを選択すると、CPU16は、バーコード領域を指定する帳票のファイルを選択するリスト画面(図示せず)を出力部20のディスプレイ(図示せず)に表示させる。このリスト画面で、バーコードの領域を指定する対象の帳票のデータファイルを指定すると、ディスプレイに、図3の説明図に示すバーコード領域指定編集画面(以下、「編集画面」と略記する)40が表示される。この編集画面40(請求項中のプレビュー画面に相当)には、指定した帳票ファイルのデータを用いて、バーコード42をレイアウトした帳票のシート41(レイアウトパターンA〜C)が表示される。編集画面40に表示されないシートは、スクロールバーを操作することで編集画面40に表示させることができる。
編集画面40では、マウスをクリック&ドラッグ操作することで、シート41上のバーコード42の領域を指定することができる。指定した領域は、編集画面40上に領域画像43として表示される。領域画像43は、領域の輪郭を示す枠状でもよく網掛けパターンでもよい。この指定操作によって、指定したバーコード42の領域のシート41上における座標値を取得することができる。
編集画面40においてマウスにより保存操作(「ファイルに保存する」メニューの選択操作やファイル名の入力操作等)を行うと、入力したファイル名(例えば、帳票パターンA)でバーコード領域の座標データが外部記憶装置21に記憶、保存される。
このようにして外部記憶装置21に記憶、保存される、バーコード領域の座標データは、本実施形態では、図4の説明図に示すようなCSVデータである。このCSVデータは、バーコード領域を指定したシートの印刷に使用する記録紙のサイズ(PageSize)と、各バーコード領域の左上の角の座標値と、この座標位置から図中右方向へのバーコードの幅及び図中下方向への高さ(BarcodeArea、左上x座標、左上y座標、幅W、高さH)を、バーコード領域が設定されたページ(Page)毎にそれぞれ定義するものである。
図4の例のCSVデータでは、縦210mm×横297mmの1ページ目(レイアウトパターンA)と3ページ目(レイアウトパターンC)にバーコード領域の座標値が設定されており、2ページ目(レイアウトパターンB)にはバーコード領域が指定されていない。また、1ページ目には3つのバーコード領域の座標値が定義されており、3ページ目には2つのバーコード領域の座標値が定義されている。なお、本実施形態では、座標値を記録紙のサイズに合わせて、記録紙の左上からの寸法(単位:mm)で定義しているが、画素位置を示す数値としてもよい。
上述した手順でCSVデータとして外部記憶装置21に記憶、保存したバーコード領域の座標データを、バーコード領域の印刷画像に対する位置関係を記録紙上で確認するための印刷に利用できるようにするには、座標データをバーコード領域指定ファイルとして登録する必要がある。登録の手順は、まず、プリンタドライバプログラムを外部記憶装置21から読み出してCPU16に実行させ、出力部20のディスプレイ(図示せず)に図5のプロパティ画面30を表示させる。そして、プロパティ画面30の「環境」タブにある「バーコード領域指定ファイル登録」ボタン31を、入力部19のマウス(図示せず)の操作でクリックする。これにより、バーコード領域指定アプリケーションプログラムが実行され、図6(a)のバーコード領域指定ファイル登録画面(以下、「登録画面」と略記する)32がディスプレイに表示される。
そこで、登録画面32の「追加」ボタン33をマウスの操作でクリックし、ディスプレイに不図示のファイル選択画面を表示させる。このファイル選択画面には、外部記憶装置21に記憶、保存させたバーコード領域の座標データのファイル名が一覧表示される。そこで、バーコード領域指定ファイルとして登録する座標データのファイル名(例えば、帳票パターンA)を選択する。これにより、選択したファイル名の座標データがバーコード領域指定ファイルとして登録され、ディスプレイの表示が図6(a)の登録画面32に戻る。この登録画面32のファイル一覧表示エリア34に、登録した座標データのファイル名が追加表示される。また、ファイル一覧表示エリア34のファイル名をクリックして反転表示させた状態で、「ファイルに保存する」ボタン35をマウスの操作でクリックすると、そのバーコード領域指定ファイルが、他のプリンタドライバプログラムにインポートして使用できるCSVデータとして外部記憶装置21に記憶、保存される。
なお、ファイル一覧表示エリア34のファイル名をクリックして反転表示させた状態で、登録画面32の「名称変更」ボタン36をマウスの操作でクリックすると、ディスプレイの表示が図6(b)の名称変更画面37に変わる。そして、名称変更画面37の入力ボックス38に、入力部19のキーボード(図示せず)の操作によりファイル名を入力し、「OK」ボタン39をマウスの操作でクリックすると、ディスプレイの表示が図6(a)の登録画面32に戻り、登録画面32のファイル一覧表示エリア34に反転表示されるファイル名が、名称変更画面37で入力した変更後のファイル名に変わる。
また、本実施形態では、帳票作成のアプリケーションプログラムにおける帳票の印刷要求の発生等により、CPU16がインクジェット記録装置1のプリンタドライバプログラムを起動し、帳票画像の印刷ジョブを生成する場合は、ディスプレイに図7の説明図に示す印刷設定画面60が表示される。
印刷設定画面60で「バーコード領域指定」のチェックボックス61をマウスの操作でチェックすると、「領域確認プリント」のチェックボックス62、その上のプルダウンメニュー63、及び、「プレビュー」ボタン64が操作可能となる。プルダウンメニュー63では、バーコード領域の座標データファイルを選択することができる。個々で選択できる座標データファイルは、図6(a)の登録画面32で「ファイルに保存する」ボタン35のクリックにより外部記憶装置21に保存した、バーコード領域の座標データファイルである。
「プレビュー」ボタン64をクリックすると、ディスプレイに図8のプレビュー画面70がポップアップ表示される。プレビュー画面70には、帳票のシート上におけるバーコード領域72を示すサムネイル画像71が表示される。サムネイル画像71を表示するシートは、増減ボタン73をマウスによりクリック操作することで、切り替えることができる。サムネイル画像71に表示されるバーコード領域72は、印刷設定画面60のプルダウンメニュー63に表示された座標データファイル(CSVデータ)に定義された内容に準じている。
図7の印刷設定画面60で、「領域確認プリント」のチェックボックス62をチェックした状態で「OK」ボタン65をクリックすると、確認印刷モードによる印刷ジョブがCPU16により生成されて、インクジェット記録装置1に出力される。確認印刷モードによる印刷ジョブは、印刷対象の帳票が例えば図2の下段に示す「繰り返し=有り」の帳票の場合、1ページ目から3ページ目(P1〜P3)のシート(レイアウトパターンA〜C)に、各シートに対してそれぞれ指定されたバーコード領域の画像(領域画像)を重畳した、確認画像を印刷させるための印刷ジョブである。確認画像については後述する。
一方、印刷設定画面60で、「領域確認プリント」のチェックボックス62をチェックしていない状態で「OK」ボタン65をクリックすると、通常印刷モードによる印刷ジョブがCPU16により生成されて、インクジェット記録装置1に出力される。通常印刷モードによる印刷ジョブは、印刷対象の帳票画像を全ページ(全宛名分)印刷させるための印刷ジョブである。このとき、プルダウンメニュー63に表示された座標データファイル(CSVデータ)に定義された座標に対応するバーコード領域のデータには、CPU16によって、色付きバーの部分をバーコード以外の部分よりも低い濃度で印刷するための加工処理(所定の加工処理)が施される。
この加工処理は、バーコードの色付きバーに対応する画素に割り当てられるドットデータのドット量を減らすことで実現できる。例えば、帳票画像の黒ベタ部分を、K(ブラック)のインクのみでなくC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各インクも用いて、コンポジットブラック印刷により印刷する場合は、バーコードの色付きバーの部分に限って、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各インクを用いずK(ブラック)のインクのみでピュアブラック印刷するようにしてもよい。
以上に説明した処理をCPU16に実行させるためのプリンタドライバプログラムは、クライアント端末14のディスクドライブ22により光学ディスク等のディスク状記録媒体50から読み取って、外部記憶装置21にインストールする(記憶させる)ことができる。
上述した確認印刷モードや通常印刷モードによる印刷ジョブが、図1に示すクライアント端末14から入力されたインクジェット記録装置1の制御ユニット10のCPU90は、その印刷ジョブに応じた確認画像や帳票画像をプリンタ部102において印刷させる。
なお、確認印刷モードによる印刷ジョブが入力された際に、インクジェット記録装置1の制御ユニット10のCPU90は、図9の説明図に示すような、帳票のシート41にバーコード42の領域として指定した部分を領域画像43として重畳した確認画像44を、プリンタ部102において記録紙に印刷させる。この場合も、領域画像43は、領域の輪郭を示す枠状でもよく網掛けパターンでもよい。
一方、通常印刷モードによる印刷ジョブが入力された際に、インクジェット記録装置1の制御ユニット10のCPU90は、バーコード領域として指定された部分の濃度をそれ以外の部分よりも低い濃度とした帳票画像を全ページ(全宛名分)、プリンタ部102において記録紙に印刷させる。
次に、クライアント端末14のCPU16がROM17のプログラムにしたがって行う、帳票の各シートにおけるバーコードの領域指定に関する処理の手順を、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU16は、図10に示すフローチャートのように、帳票のシート上のバーコード領域指定が行われたか否かを確認する(ステップS1)。バーコード領域指定が行われたことは、バーコード領域指定アプリケーションプログラムが起動されて、図3の編集画面40におけるマウスの操作で、シート41上のバーコード42の領域が指定され、さらに、「ファイルに保存する」メニューが選択されたことを確認することで認識できる。
バーコード領域指定が行われていない場合は(ステップS1でNO)、一連の処理を終了し、バーコード領域指定が行われた場合は(ステップS1でYES)、指定されたバーコード領域の座標データ(CSVデータ)を外部記憶装置21に記憶、保存させた後(ステップS3)、一連の処理を終了する。
次に、クライアント端末14のCPU16がROM17のプログラムにしたがって行う、印刷ジョブ出力に関する処理の手順を、図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU16は、図11に示すフローチャートのように、印刷ジョブの出力の要求があるか否かを確認する(ステップS11)。印刷ジョブの出力要求は、図7の印刷設定画面60の「OK」ボタン65がクリックされたことを確認することで認識できる。
印刷ジョブの出力要求がない場合は(ステップS11でNO)、一連の処理を終了し、印刷ジョブの出力要求がある場合は(ステップS11でYES)、インクジェット記録装置1に実行させる印刷モードが通常印刷モードであるか確認印刷モードであるかを確認する(ステップS13)。印刷モードが通常印刷モードであることは、図7の印刷設定画面60の「領域確認プリント」のチェックボックス62がチェックされていないことを確認することで、認識することができる。また、印刷モードが確認印刷モードであることは、「領域確認プリント」のチェックボックス62がチェックされていることを確認することで、認識することができる。
印刷モードが通常印刷モードである場合は(ステップS13で「通常」)、通常印刷モードによる印刷ジョブを生成してインクジェット記録装置1に出力し(ステップS15)、一連の処理を終了する。印刷モードが確認印刷モードである場合は(ステップS13で「確認」)、確認印刷モードによる印刷ジョブを生成してインクジェット記録装置1に出力し(ステップS17)、一連の処理を終了する。
以上の説明からも明らかなように本実施形態では、図4の例のCSVデータでバーコード領域の座標データが記憶、保存される外部記憶装置21の領域によって、請求項中の座標データ設定手段が構成されている。
また、本実施形態では、クライアント端末14のディスプレイに図7の印刷設定画面60を表示させるための構成(CPU16、ROM17、RAM18、出力部20)や、印刷設定画面60の「領域確認プリント」のチェックボックス62をチェック及びチェックを外すマウス操作を行うための構成(CPU16、ROM17、RAM18、入力部19)によって、請求項中のモード設定手段が構成されている。なお、図11のフローチャートにおけるステップS13は、請求項中のモード設定手段に対応する処理となっている。
さらに、本実施形態では、図11のステップS15及びステップS17が、請求項中のモード別ジョブ出力手段に対応する処理となっている。
また、本実施形態では、クライアント端末14のディスプレイに図3の編集画面40を表示させるための構成(CPU16、ROM17、RAM18、出力部20)や、編集画面40のシート41上のバーコード42の領域(領域画像43として表示される領域)を指定するマウス操作を行うための構成(CPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20)、並びに、「ファイルに保存する」メニューを編集画面40上で選択するための構成(CPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20)によって、請求項中のプレビュー表示手段や領域指定手段が構成されている。
さらに、本実施形態では、図10のフローチャートを参照して説明した手順を実行するための構成(CPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20)と、図6(a)の登録画面32で外部記憶装置21のCSVデータ(バーコード領域の座標データ)をバーコード領域指定ファイルとして登録するための構成(CPU16、ROM17、RAM18、入力部19、出力部20)とで、請求項中の座標取得手段が構成されている。
このように、本実施形態によれば、帳票の各シート41上におけるバーコード42の領域の座標値を座標データとして取得し、バーコード領域指定ファイルとして登録して外部記憶装置21に保存する構成とした。そして、ディスプレイに表示される印刷設定画面60上での操作によって、確認印刷モードによる印刷ジョブを生成した場合は、その印刷ジョブによりインクジェット記録装置1において、帳票のシート41上におけるバーコード42の領域として設定された部分を領域画像43として重畳した確認画像44を、記録紙に印刷させる構成とした。
このため、帳票のシート41を通常印刷モードによる印刷ジョブによってインクジェット記録装置1に印刷させる際に、バーコード42以外の部分よりも濃度が低くなるようにデータが加工される部分を、記録紙上でバーコード42に対する領域画像43の相対位置によって、適切な位置に設定されているかどうかを精度よく確認することができる。
なお、帳票のシート41上におけるバーコード42の領域の座標データを取得するための構成は、例えば図4に示すCSVデータの内容をユーザがマニュアルで入力し、外部記憶装置21に保存させる構成に変えてもよい。しかし、本実施形態のように、クライアント端末14の出力部20のディスプレイに表示される編集画面40上での操作によって、帳票の各シート41上におけるバーコード42の領域を指定してその座標値を座標データとして取得できる構成とすれば、詳細な寸法や座標値を意識することなく、編集画面40上でイメージの感覚でバーコード領域の座標値を、簡単且つ正確に設定、取得することができるので、有利である。
また、確認印刷モードによる印刷ジョブを、通常印刷モードによる印刷ジョブと同様に、印刷対象の帳票画像を全ページ(全宛名分)、領域画像43を重畳した確認画像44として印刷させるための印刷ジョブとしてもよい。しかし、本実施形態のように、確認印刷モードによる印刷ジョブの場合は、印刷対象の帳票の1ページ目から3ページ目(P1〜P3)のシート(レイアウトパターンA〜Cの各1枚ずつ)の確認画像44を印刷させるための印刷ジョブとすれば、最小限の印刷枚数で、バーコード領域が適切な位置に指定されていることを、帳票の各種類のシート41上で確認することができるので、有利である。
なお、上述した実施形態では、バーコード42の色付きバーの部分をバーコード42以外の部分よりも濃度を低くして印刷させるのに当たり、バーコード領域が適切に設定されているかどうかを記録紙上で確認できるようにする場合を例に取って説明した。しかし、例えば、プリンタドライバプログラムの実行時に、印刷画像に含まれるオブジェクト(写真、イラスト、文字)を印刷画像データからクライアント端末14のCPU16が自動判定し、判定した各オブジェクトの印刷データをCPU16がそのオブジェクトに適したカラープロファイルで色変換処理する(請求項中の所定の加工処理に相当)場合にも、本発明を適用することができる。
以下、上述した場合の具体的な内容を、本発明の別実施形態として以下に説明する。この実施形態でも、図7の印刷設定画面60で、「確認プリント」ボタン66をクリックして、図12のオブジェクト選択画面80をディスプレイにポップアップ表示させる。そして、オブジェクトの自動判別結果を確認したいオブジェクトの種類に対応するラジオボタン81をクリックして、「OK」ボタン82をクリックする。これにより、ディスプレイの表示が図7の印刷設定画面60に戻る。
そして、図7の印刷設定画面60で、「領域確認プリント」のチェックボックス62をチェックした状態で「OK」ボタン65をクリックすると、確認印刷モードによる印刷ジョブがCPU16により生成されて、インクジェット記録装置1に出力される。一方、印刷設定画面60で、「領域確認プリント」のチェックボックス62をチェックしていない状態で「OK」ボタン65をクリックすると、通常印刷モードによる印刷ジョブがCPU16により生成されて、インクジェット記録装置1に出力される。
通常印刷モードによる印刷ジョブは、印刷画像の各オブジェクトの種類をCPU16が自動判定し、判定したオブジェクトに適したカラープロファイルを用いて色変換した印刷画像を、印刷させるための印刷ジョブである。一方、確認印刷モードによる印刷ジョブは、CPU16が特定の種類(写真、イラスト、文字のいずれか1つ)であると自動判定したオブジェクトを印刷画像上で確認できる確認画像を、印刷させるための印刷ジョブである。
したがって、通常印刷モードによる印刷ジョブが入力された際に、インクジェット記録装置1の制御ユニット10のCPU90は、クライアント端末14のCPU16が自動判定した各オブジェクトの種類に対応するカラープロファイルで色変換したデータによる印刷画像を、プリンタ部102において記録紙に印刷させる。
一方、確認印刷モードによる印刷ジョブが入力された際に、インクジェット記録装置1の制御ユニット10のCPU90は、図13の説明図に示すような、確認対象として選択した種類のオブジェクトに領域画像87を重畳した確認画像83を、プリンタ部102において記録紙に印刷させる。この場合、領域画像87は、領域の輪郭を示す枠状でもよく網掛けパターンでもよい。
ここでは、図12のオブジェクト選択画面80により確認対象のオブジェクトとして「写真」を選択したものとする。そして、確認印刷モードによる印刷ジョブにより、「写真」のオブジェクトであるとCPU16が自動判定したオブジェクトに領域画像87が重畳された図13の確認画像83が、インクジェット記録装置1で印刷される。この確認画像83では、「写真」のオブジェクトであるとCPU16が自動判定した写真85のオブジェクトに領域画像87が重畳されており、「写真」のオブジェクトであるとCPU16が判定しなかった文字84やイラスト86には、領域画像87が重畳されていない。
なお、領域画像87の確認画像83上における座標データは、CPU16がオブジェクトと判定した領域の座標データから取得できる。そして、このようにして取得した領域画像87の座標データをCPU16は、外部記憶装置21に記憶させる。
以上の説明からも明らかなようにこの別実施形態では、各オブジェクトの座標データが記憶、保存される外部記憶装置21の領域によって、請求項中の座標データ設定手段が構成される。
また、この別実施形態では、クライアント端末14のディスプレイに図7の印刷設定画面60を表示させるための構成(CPU16、ROM17、RAM18、出力部20)や、印刷設定画面60の「領域確認プリント」のチェックボックス62をチェック及びチェックを外すマウス操作を行うための構成(CPU16、ROM17、RAM18、入力部19)によって、請求項中のモード設定手段が構成されている。なお、図11のフローチャートにおけるステップS13は、請求項中のモード設定手段に対応する処理となっている。
さらに、本実施形態では、図11のステップS15及びステップS17が、請求項中のモード別ジョブ出力手段に対応する処理となっている。
この別実施形態によれば、例えば、印刷画像の写真85が正しく写真のオブジェクトと判定されて、写真に適したカラープロファイルで色変換する領域が印刷画像中の写真85の位置に設定されているかどうかを、精度よく確認することができる。
なお、上述した実施形態では、領域画像43,87の座標データをクライアント端末14の外部記憶装置21に記憶させるものとした。しかし、プリンタドライバプログラム(バーコード領域指定アプリケーションプログラムを含む)と共に、領域画像43,87の座標データを、図1に示す、ローカルエリアネットワークLAN上のサーバ120のハードディスク等に記憶させてもよい。そのように構成すれば、ローカルエリアネットワークLAN上の各クライアント端末14が、例えばバーコード領域の座標データを共有して利用したり、新しく記憶、保存した座標データを他のクライアント端末14で利用することができるので、有利である。
なお、プリンタドライバプログラム(バーコード領域指定アプリケーションプログラムを含む)をクライアント端末14のCPU16が実行して、本実施形態の各種処理を実行する際には、サーバ120のハードディスク等から領域画像43,87の座標データを読み出して、一旦、外部記憶装置21やRAM18に記憶させることになる。したがって、その場合に請求項中の座標データ設定手段を構成するのは、外部記憶装置21やRAM18ということになる。
また、本実施形態では、印刷装置としてインクジェット記録装置1を用いた場合を例に取って説明した。しかし、本発明はインクジェット方式に限らず、電子写真方式や孔版印刷方式等のインクジェット方式以外の方式によるプリンタを印刷装置とする場合にも、広く適用することができる。
1 インクジェット記録装置
10 制御ユニット
11 外部インターフェイス部
14 クライアント端末
15 外部インターフェイス部
16 CPU
17 ROM
18 RAM
19 入力部
20 出力部
21 外部記憶装置
22 ディスクドライブ
30 プロパティ画面
31 「バーコード領域指定ファイル登録」ボタン
32 登録画面
33 「追加」ボタン
34 ファイル一覧表示エリア
35 「ファイルに保存する」ボタン
36 「名称変更」ボタン
37 名称変更画面
38 入力ボックス
39 「OK」ボタン
40 バーコード領域指定編集画面
41 シート
42 バーコード
43,87 領域画像
44,83 確認画像
50 ディスク状記録媒体
60 印刷設定画面
61,62 チェックボックス
63 プルダウンメニュー
64 「プレビュー」ボタン
65 「OK」ボタン
66 「確認プリント」ボタン
70 プレビュー画面
71 サムネイル画像
72 バーコード領域
73 増減ボタン
80 オブジェクト選択画面
81 ラジオボタン
82 「OK」ボタン
84 文字
85 写真
86 イラスト
90 CPU
91 ROM
92 RAM
93 外部記憶装置
101 スキャナ部
102 プリンタ部
110 ディスプレイ
120 サーバ
LAN ローカルエリアネットワーク

Claims (3)

  1. 印刷画像の印刷ジョブを印刷装置に出力する印刷制御装置において、
    前記印刷装置が前記印刷画像を印刷する記録紙上における、前記印刷画像のデータに所定の加工処理を施す所定領域の座標データが設定される座標データ設定手段と、
    前記所定領域のデータに前記所定の加工処理を施した加工後の前記印刷画像を前記印刷装置に印刷させる通常印刷モードと、前記印刷画像中の前記所定領域を確認する確認画像を前記印刷装置に印刷させる確認印刷モードとのうち、いずれかに設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段により前記通常印刷モードに設定されているときに、前記加工後の印刷画像の印刷ジョブを前記印刷装置に出力し、前記モード設定手段により前記確認印刷モードに設定されているときに、前記所定領域を示す領域画像を前記印刷画像に重畳した前記確認画像の印刷ジョブを前記印刷装置に出力するモード別ジョブ出力手段とを備え、
    前記印刷画像は、前記所定領域のレイアウトが互いに異なる複数種類のシート画像を、各種類とも1又は2枚以上ずつ含んでおり、
    前記座標データ設定手段には、前記所定領域の座標データが各種類の前記シート画像毎にそれぞれ設定され、
    前記モード別ジョブ出力手段は、前記モード設定手段により前記確認印刷モードに設定されているときに、各種類とも1枚分の前記シート画像に対応する前記確認画像の印刷ジョブを前記印刷装置に出力する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷画像のプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段と、該プレビュー画面上で前記所定領域を指定する領域指定手段と、該領域指定手段による指定内容から前記座標データを取得する座標取得手段とをさらに備えており、該座標取得手段が取得した前記座標データが前記座標データ設定手段に設定されることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記所定領域は、前記印刷画像中のバーコードが配置される領域であり、前記所定の加工処理は、前記バーコードの印刷濃度を前記印刷画像中の前記バーコード以外の部分の濃度よりも減少させるための処理であることを特徴とする請求項1又は2記載の印刷制御装置。
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