JP5855559B2 - インターホン機器におけるボタンの取付構造 - Google Patents

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本発明は、インターホン機器におけるボタンの取付構造に関するものである。
従来、たとえばインターホン親機等といった一般的なインターホン機器には、押し込み操作可能なボタンが設置されている。また、たとえば特許文献1に開示されているように、押し込み操作可能なボタンの裏側に各種設定スイッチを設け、ボタンを本体ケースに対して起立させることにより、設定スイッチを操作可能としたインターホン機器も考案されている。
ここで、特許文献1に開示されているインターホン機器におけるボタンの取付構造について、図11にもとづき簡略に説明する。図11は、インターホン機器51におけるボタン52の取付構造を示した断面説明図である。
インターホン機器51は、居室の壁面等に設置されて使用される所謂インターホン親機であって、その本体ケースを構成する前ケース53の下部に、後方へ押し込み操作可能なボタン52が枢着されている。ボタン52の上端部には、後方側へ膨出するように湾曲した円弧状の腕部54が設けられている一方、前ケース53の後面には、側面視半円状の案内壁55が設けられており、該案内壁55の後面に上記腕部54の前面が当接可能となっている。また、前ケース53における案内壁55の下方となる位置には、上記腕部54を前ケース53の前面側から挿通させるための挿通孔56が開設されている。さらに、挿通孔56の下縁には、後方側へ膨出するように湾曲しながら上方へ突出する支持壁57が設けられている。当該支持壁57は、案内壁55と同心円状となる円弧状とされており、その前面に挿通孔56へ挿通された腕部54の後面が当接可能となっている。
上述したような構成を有するボタン52は、前ケース53の前面側から腕部54の先端を挿通孔56へ挿通させ、そのまま後方へ回動させることによって、腕部54が案内壁55と支持壁57との間に挟まれた状態で前ケース53に対して枢着される。そして、通常の使用時においては、ボタン52は、その前面が前ケース53の前面と略平行になる傾倒姿勢とされている一方、ボタン52の裏側に設けられた図示しない設定ボタンを操作する際には、ボタン52を上記傾倒姿勢から枢着軸周りに前方へ回動させ、ボタン52の前面が前ケース53の前面に対して起立する起立姿勢とするようになっている。
特開2005−45704号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている構造では、前ケース53に案内壁55や支持壁57を設けなければならず、構造が複雑になってしまうという問題がある。また、近年、インターホン機器の更なる小型化・薄型化が要求されており、案内壁55や支持壁57を設けない新規な構造を考案する必要がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、案内壁や支持壁に相当する構成要素を設ける必要がなく、構造が簡素で、インターホン機器の更なる小型化・薄型化を図ることができるインターホン機器におけるボタンの取付構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケースに、第1のスイッチと第2のスイッチとが内蔵されているとともに、前記本体ケースの表面に、押し込み操作によって前記第1のスイッチをON/OFF操作するボタンが枢着されたインターホン機器において、前記ボタンを、前記第2のスイッチを被覆した状態で前記第1のスイッチをON/OFF操作可能な通常姿勢と、前記本体ケースの前面に対して起立して前記第2のスイッチを操作可能に露出させる起立姿勢との間で回動自在に取り付けるためのインターホン機器におけるボタンの取付構造であって、前記ボタンに、前記通常姿勢において前記第2のスイッチを被覆するカバー体と、前記カバー体から所定方向へ突出する腕部とを備える一方、前記本体ケースに、前記腕部を挿通可能な挿通孔を穿設し、前記挿通孔を介して前記腕部を前記本体ケース内へ挿通させることにより、前記ボタンを取り付け可能とするとともに、前記腕部の基端部で回動時に外周側となる面には、前記基端部側へ向かって徐々に薄肉となるようなテーパ部を、前記腕部の基端部で回動時に内周側となる面には、前記外周側へ凹んだ凹部を夫々設ける一方、前記挿通孔の内面で、前記ボタンの回動時に前記腕部の前記外周側となる面が対向する位置に、前記ボタンの回動時に前記テーパ部が当接可能な引き出しリブを突設するとともに、前記挿通孔における前記ボタンの回動時に前記腕部の前記内周側となる面が対向する面を、前記凹部内へ入り込み可能な掛止面とし、前記ボタンを前記通常姿勢から前記起立姿勢へと回動させるにあたり、前記テーパ部と前記引き出しリブとが当接してからさらに前記起立姿勢側へ回動させると、前記引き出しリブが前記テーパ部に沿って相対的に前記本体ケースの内部側へ移動し、前記ボタンが、その回動軸中心を前記本体ケースの表面側へ移動させながら回動した後、前記凹部内へ前記掛止面が入り込むことによって前記起立姿勢となることを特徴とする。
この構成によれば、従来の如く前ケースに案内壁や支持壁等を設けずとも、ボタンの腕部にテーパ部や凹部を設けるとともに、挿通孔内に引き出しリブを設けたり、挿通孔の上面を掛止面としたこと等によって、ボタンが、その回動軸を前方へ移動させながら、通常姿勢から起立姿勢へとスムーズに回動することになる。したがって、構造を簡素化することができるし、近年要求されているインターホン機器の更なる小型化・薄型化にも好適に対応することができる。
本発明によれば、従来の如く前ケースに案内壁や支持壁等を設けずとも、ボタンの腕部にテーパ部や凹部を設けるとともに、挿通孔内に引き出しリブを設けたり、挿通孔の上面を掛止面としたこと等によって、ボタンが、その回動軸を前方へ移動させながら、通常姿勢から起立姿勢へとスムーズに回動することになる。したがって、構造を簡素化することができるし、近年要求されているインターホン機器の更なる小型化・薄型化にも好適に対応することができる。
インターホン機器の前面側を示した説明図である。 ボタンが取り付けられた状態にある前ケースの要部を後面側から示した説明図である。 ボタンが取り外された状態にある前ケースのボタン取付部を前面側から示した説明図である。 (a)は、ボタンを前方側から示した説明図であり、(b)は、ボタンを後方側から示した説明図、(c)は、ボタンを左側から示した説明図である。 ボタンを起立姿勢とした状態を示した説明図である。 通常姿勢にあるボタンの要部断面を示した説明図である。 通常姿勢から起立姿勢へと回動する途中にあるボタンの要部断面を示した説明図である。 通常姿勢から起立姿勢へと回動する途中にあるボタンの要部断面を示した説明図である。 通常姿勢から起立姿勢へと回動する途中にあるボタンの要部断面を示した説明図である。 起立姿勢にあるボタンの要部断面を示した説明図である。 従来のボタン取付構造を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるインターホン機器におけるボタンの取付構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
まず、インターホン機器1の全体的な構成について説明する。図1は、インターホン機器1の前面側を示した説明図である。
インターホン機器1は、所謂インターホン親機であって、前ケース2の下部には、押し込み操作可能に枢着された3つのボタン3、4、5が左右方向に並設されている。また、前ケース2の中央部には、来訪者の映像や各種設定画面等を表示するための表示部6や、音声を出力するためのスピーカ部7が設けられている。さらに、表示部6の上方や下方にも、種々の操作ボタン8、8・・が設けられている。そして、前ケース2の後面には、後ケース9が組み付けられて本体ケース10が構成され、該本体ケース10の内部には、上記表示部6やスピーカ部7等の各部の動作を制御したり、各種ボタンの操作を検出するスイッチが搭載されたりした種々の制御基板(図示せず)が設置されている。
次に、本発明の要部となるボタン3、5の取付構造について説明する。なお、ボタン3とボタン5とは、どちらも同じ取付構造により取り付けられており、以下ボタン3についてのみ説明する。
図2は、ボタン3が取り付けられた状態にある前ケース2の要部を後面側から示した説明図である。図3は、ボタン3が取り外された状態にある前ケース2のボタン取付部31を前面側から示した説明図である。図4(a)は、ボタン3を前方側から示した説明図であり、図4(b)は、ボタン3を後方側から示した説明図、図4(c)は、ボタン3を左側から示した説明図である。である。図5は、ボタン3を起立姿勢とした状態を示した説明図である。
ボタン3は、板状のカバー体11と、カバー体11の上端部から上方へ突設された一対の腕部12、12とからなる。カバー体11は、上下方向へ長い略矩形の合成樹脂製板状体であって、下端部は後方へ折り曲げられている。また、カバー体11の後面には、取り付けられた状態にあるボタン3の上下方向へのがたつきを防止するための半円状の突起13、13や、前ケース2側に設けられた弾性片39を後方へ押し込む操作突起14等が設けられているとともに、使用者が押し込み操作した際に支点となる支点凸部15、15等が設けられている。さらに、ボタン3の折り曲げ部の裏面には、ボタン3を通常の操作姿勢(ボタン3を後方へ押し込み操作することによって図示しない第1のスイッチがON/OFF操作される姿勢であって、図1に示す姿勢)で保持するための係止部25、25や、通常の操作姿勢においてボタン3の左右方向へのがたつきを防止するための突条部26、26が設けられている。
一方、各腕部12は、左右方向に並設された3つのリブ片16、17、18からなる。各リブ片16、17、18は、いずれもカバー体11の後面に対して後方へ起立する姿勢で設けられており、各リブ片16、17、18の後部基端側(腕部12の基端部で回動時に外周側となる面)には、下方へ向かって徐々に後方への突出高さが低くなる(腕部12の前後方向での厚みが薄肉となる)テーパ部19が設けられている。また、各リブ片16、17、18も前部基端側でカバー体11の上縁に隣接した部位(腕部12の基端部における回動時に内周側となる面)は、後方へ凹んだ凹部20となっており、後述の如くボタン3を回動させて前ケース2に対して起立姿勢とする際に、前ケース2に形成された薄肉面32が入り込み可能となっている。
さらに、中央のリブ片17と外側のリブ片18とは、その上端部の前面側同士が連結されており、該連結部の前面下端には、前ケース2に取り付けられた状態において前ケース2の後面に当接して、ボタン3の前後方向でのがたつきを防止する挟持リブ21が設けられている。また、外側のリブ片18の外側面で上端際となる位置には、ボタン3を前ケース2に対して起立姿勢とした際に前ケース2の後面側に当接し、起立姿勢でのボタン3の前後方向へのがたつきを防止するがたつき防止凸部22が外方へ突設されている。さらにまた、外側のリブ片18の外側面で基端際となる位置には、前ケース2に取り付けられた状態において後述する挿通孔33の内面に当接し、通常姿勢及び起立姿勢の両姿勢においてボタン3の左右方向へのがたつきを防止する凸条部23が外方へ突設されている。加えて、内側のリブ片16は、外側のリブ片18とは異なり、その先端部において中央のリブ片17と連結されておらず、左右方向へ撓むことができるようになっている。また、内側のリブ片16の先端部における内側面には、ボタン3を前ケース2に対して起立姿勢とした際に前ケース2の前面側に当接して上記がたつき防止凸部22とにより起立姿勢にあるボタン3を前後から挟み込み、ボタン3の前後方向でのがたつきを防止するがたつき防止突起24が内側へ突設されている。
一方、前ケース2の下部には、ボタン3を取り付けるためのボタン取付部31が設けられている。該ボタン取付部31は、前ケース2の前面よりも後方へ凹んだ凹状に形成されており、その上端部には、ボタン3の腕部12、12を挿通可能な一対の略矩形の挿通孔33、33が穿設されている。各挿通孔33の内面でボタン取付部31の中央寄りとなる側辺部から下辺部(挿通孔33の内面で、ボタン3の回動時に腕部12の外周側となる面が対向する位置)にかけては、略L字状のリブ片が挿通孔33の内方へ突設されており、側辺部側の箇所は、その前面にがたつき防止突起24が当接可能ながたつき防止リブ部34として機能する一方、下辺部側の箇所は、ボタン3を回動させる際に内側のリブ片16のテーパ部19と当接する引き出しリブ部35として機能する。また、各挿通孔33の上面(挿通孔33の内面で、ボタン3の回動時に腕部12の内周側となる面が対向する面)は、ボタン3の各腕部12における凹部20、20・・内へ入り込み可能な厚みとされた薄肉面32となっている。さらに、挿通孔33、33間には、ボタン3を取り付けた状態において支点凸部15、15が当接する当接部36、及び緩衝部材(図示せず)を貼着するための貼着部37が設けられている。さらにまた、ボタン取付部31内には、本体ケース10に内蔵された基板上に搭載された第2のスイッチ(図示せず)を露出させるための操作窓38や、ボタン3の押し込み操作に伴い操作突起14によって後方へ押し込まれ、基板上に搭載された第1のスイッチを操作する弾性片39、ボタン3の係止部25、25が係止可能なクリック突起40、40が設けられている。加えて、通常の操作姿勢にあるボタン3の突条部26、26が当接し、ボタン3の左右方向へのがたつきを防止するがたつき防止リブ片41、41や、通常の操作姿勢にあるボタン3の突起13、13が当接し、ボタン3の上下方向へのがたつきを防止する突片42、42等も設けられている。なお、各挿通孔33の左右方向幅は、各腕部12における内側のリブ片16から外側のリブ片18までの左右幅(がたつき防止突起24やがたつき防止凸部22を含む)よりも若干狭くなっている。
以上のような構成を有するボタン3のボタン取付部31への取り付けについて説明すると、前ケース2の前面側から腕部12、12の先端を夫々対応する挿通孔33、33へ押し込むようにして挿通させる。すると、内側のリブ片16、16が夫々外側へ撓みながら腕部12、12が挿通孔33、33内へ進入し、前ケース2の後面側へ突出する。その後は、腕部12、12の形状に沿ってボタン3を前ケース2に対して下方へ回動させ、最終的に係止部25、25をクリック突起40、40に係止させれば、図1に示すような通常の操作姿勢でボタン3が前ケース2に枢着されることになる。そして、そのような通常姿勢では、ボタン3を押し込み操作することで弾性片39が後方へ撓み、本体ケース10に内蔵されている第1のスイッチがON/OFF操作されることになる。
なお、該通常の操作姿勢では、操作窓38はボタン3により被覆されており、操作窓38内に露出する第2のスイッチをON/OFF操作することはできない。また、通常の操作姿勢では、各腕部12の外側のリブ片18に設けられた凸条部23が、各挿通孔33内のL字状のリブが設けられていない側の側辺部に当接するとともに、ボタン3の突条部26、26が、がたつき防止リブ片41、41に対して外側から当接しており(すなわち、突条部26、26間にがたつき防止リブ片41、41が位置している)、ボタン3の左右方向へのがたつきが防止されている。さらに、通常の操作姿勢では、ボタン3の支点凸部15、15と挟持リブ21とが前ケース2を前後から挟み込むような格好となっており、特にボタン3の押し込み操作時において前後方向でのがたつきが防止される。
ここで、操作窓38内に露出する第2のスイッチをON/OFF操作したい際には、ボタン3を通常姿勢から上方へ回動させて、図10に示すような起立姿勢とし、操作窓38を露出させる必要がある。このときのボタン3の操作、及びボタン3の動きを説明すると、まず図6に示すような通常姿勢にあるボタン3に対して押し込み操作方向とは逆方向、すなわちボタン3の取付方向とは逆方向へ負荷をかけ、係止部25、25とクリック突起40、40との係止を解除する。そして、そのままボタン3を上方へ回動させると、各腕部12における内側のリブ片16のテーパ部19が引き出しリブ部35に当接する(図7)。そこで、そのまま更に上方へボタン3を回動させようとすると、引き出しリブ部25がテーパ部19に沿って相対的に本体ケース10内部側へ移動するような格好となり、ボタン3が前方へせり出てくる(図8)。そして、さらにボタン3を押し上げるように負荷をかけると、各腕部12の凹部20、20・・内へ前ケース2の薄肉面32が入り込みながらボタン3は上方へ回動を続け(図9)、最終的に起立姿勢となる(図10)。すなわち、ボタン3の回動軸がテーパ部19によって前方へ、凹部20、20・・内への薄肉面32の入り込みによって上方へ夫々移動しながら、ボタン3は通常姿勢から起立姿勢へと回動することになる。
なお、起立姿勢とするにあたり、前ケース2の後方側にあった各腕部12のがたつき防止突起24は、挿通孔33内を通って前ケース2の前方側へ抜け出す。そして、該がたつき防止突起24が、がたつき防止リブ部34の前面側(前ケース2の前面側)に当接するがたつき防止突起24と、前ケース2の後面側に当接する各腕部12のがたつき防止凸部22とにより、前ケース2を前後から挟み込むことで、起立姿勢にあるボタン3の前後方向でのがたつきが防止されている。また、使用者による負荷を外した後もボタン3は起立姿勢のまま維持される。さらに、ボタン3を通常姿勢へと復帰させる際には、起立姿勢にあるボタン3に対して押し下げるような方向へ負荷をかければよい。すると、内側のリブ片16が弾性変形してがたつき防止突起24が挿通孔33内へ進入した後、ボタン3は上記とは逆の動作をたどって最終的に通常姿勢となる。
以上のような構成を有するボタン3の取付構造によれば、従来の如く前ケース2に案内壁や支持壁等を設けずとも、ボタン3の腕部12にテーパ部19や凹部20を設けるとともに、挿通孔33内に引き出しリブ部35を設けたり、挿通孔33の上面を薄肉面32としたこと等によって、ボタン3が、その回動軸を前方へ移動させながら、通常姿勢から起立姿勢へとスムーズに回動することになる。したがって、構造を簡素化することができるし、近年要求されているインターホン機器の更なる小型化・薄型化にも好適に対応することができる。
また、各腕部12に、ボタン3が通常姿勢にある際に各挿通孔33の側辺部に当接する凸条部23を設けているため、通常姿勢におけるボタン3の左右方向へのがたつきを効果的に防止することができる。さらにまた、ボタン3に突条部26、26を、前ケース2側にがたつき防止リブ片41、41を夫々設けており、通常姿勢において突条部26、26が、がたつき防止リブ片41、41に対して外側から当接するようにしているため、ボタン3の左右方向へのがたつきを一層確実に防止することができる。
さらに、各腕部12に、ボタン3が通常姿勢にある際に前ケース2の後面に当接する挟持リブ21を設ける一方、ボタン3の後面に、通常姿勢にある際に前ケース2の前面側に当接する支点凸部15、15を設けているため、該挟持リブ21と支点凸部15、15とにより前ケース2を前後から挟み込むことができ、特にボタン3の押し込み操作時において前後方向でのがたつきを防止することができる。
加えて、各腕部12の先端部に、ボタン3が起立姿勢にある際に前ケース2の前面側に当接するがたつき防止突起24と、前ケース2の後面側に当接するがたつき防止凸部22とを設けているため、該がたつき防止突起24とがたつき防止凸部22とにより、前ケース2を前後から挟み込むことができ、起立姿勢においてもボタン3の前後方向でのがたつきを防止することができる。
なお、本発明に係るインターホン機器におけるボタンの取付構造は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、インターホン機器の全体的な構成は勿論、ボタンの形状や腕部、挿通孔の構成等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、ボタンを本体ケースの前面下部に設けているが、ボタンの位置は本体ケースの前面に限らないし、どの方向へ回動させて起立姿勢とするかについても適宜設計変更可能である。
また、上記実施形態では、内側のリブ片のテーパ部を引き出し防止リブ部に当接させているが、真ん中のリブ片や外側のリブ片に設けたテーパ部が引き出し防止リブ部と当接するように構成しても良く、必ずしも引き出しリブとがたつき防止リブとを一体形成する必要はない。
さらに、上記実施形態において腕部に設けている凸条部や挟持リブを始めとしたがたつき防止に係る各種突起やリブの有無についても適宜設計変更可能であるし、各腕部を3つのリブ片からなるものではなく、1つの柱状体として構成することも可能である。
さらにまた、上記実施形態では、通常姿勢においてボタンが第2のスイッチを露出する操作窓を被覆するとしているが、第2のスイッチをON/OFF操作する別のボタンを被覆するといった構成としても何ら問題はない。
加えて、上記実施形態ではインターホン親機について説明しているが、本発明のインターホン機器は、本体ケースに押し込み操作するボタンが取り付けられてなるインターホン機器であれば、インターホン子機等の他のインターホン機器に対しても良好に適用することができる。
1・・インターホン機器、2・・前ケース、3・・ボタン、10・・本体ケース、11・・カバー体、12・・腕部、16・・内側のリブ片、19・・テーパ部、20・・凹部、31・・ボタン取付部、32・・薄肉面(掛止面)、33・・挿通孔、35・・引き出しリブ部(引き出しリブ)、38・・操作窓。

Claims (1)

  1. 本体ケースに、第1のスイッチと第2のスイッチとが内蔵されているとともに、前記本体ケースの表面に、押し込み操作によって前記第1のスイッチをON/OFF操作するボタンが枢着されたインターホン機器において、前記ボタンを、前記第2のスイッチを被覆した状態で前記第1のスイッチをON/OFF操作可能な通常姿勢と、前記本体ケースの前面に対して起立して前記第2のスイッチを操作可能に露出させる起立姿勢との間で回動自在に取り付けるためのインターホン機器におけるボタンの取付構造であって、
    前記ボタンに、前記通常姿勢において前記第2のスイッチを被覆するカバー体と、前記カバー体から所定方向へ突出する腕部とを備える一方、前記本体ケースに、前記腕部を挿通可能な挿通孔を穿設し、前記挿通孔を介して前記腕部を前記本体ケース内へ挿通させることにより、前記ボタンを取り付け可能とするとともに、
    前記腕部の基端部で回動時に外周側となる面には、前記基端部側へ向かって徐々に薄肉となるようなテーパ部を、前記腕部の基端部で回動時に内周側となる面には、前記外周側へ凹んだ凹部を夫々設ける一方、前記挿通孔の内面で、前記ボタンの回動時に前記腕部の前記外周側となる面が対向する位置に、前記ボタンの回動時に前記テーパ部が当接可能な引き出しリブを突設するとともに、前記挿通孔における前記ボタンの回動時に前記腕部の前記内周側となる面が対向する面を、前記凹部内へ入り込み可能な掛止面とし、
    前記ボタンを前記通常姿勢から前記起立姿勢へと回動させるにあたり、前記テーパ部と前記引き出しリブとが当接してからさらに前記起立姿勢側へ回動させると、前記引き出しリブが前記テーパ部に沿って相対的に前記本体ケースの内部側へ移動し、前記ボタンが、その回動軸中心を前記本体ケースの表面側へ移動させながら回動した後、前記凹部内へ前記掛止面が入り込むことによって前記起立姿勢となることを特徴とするインターホン機器におけるボタンの取付構造。
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