JP5555668B2 - カメラ付ドアホン子機 - Google Patents
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Description
また、壁面に取り付けた状態のカメラ付ドアホン子機は、チルト操作ツマミが隠れてしまうため、チルト角度を変更したい場合はカメラ付ドアホン子機を壁面から外す作業が必要であり、操作が面倒であった。
この構成によれば、チルト操作ツマミはカメラユニットと一体に形成されるので、チルト操作構造を簡素化できる。そして、ケース前面側からチルト調整するため、壁面からケースを外して調整する必要がないし、実際に撮像される映像を見ながらチルト調整ができ、利便性が良い。
また、規制片によりチルト軸の撓みすぎが規制されるので、撓みによりカメラユニットチルトや軸受けが破損するのを防止できる一方、操作時に撓むことでチルト保持突起が係合溝間を無理なく移動でき、チルト操作をスムーズに実施することが可能となる。
この構成によれば、チルト軸は撓んでもスムーズに回動するため、チルト操作をスムーズに実施できる。
この構成によれば、チルト保持突起はチルト調整ツマミ付近に配置されるので、チルト操作を受けてチルト軸の捻れ作用を受けることなくチルト保持突起が移動でき、スムーズに操作できる。
この構成によれば、通常使用時は化粧パネルによりチルト操作窓は隠蔽されるので、チルト調整ツマミを表側に設けても表面には現れない。よって、来訪者等が操作する心配がないし、美観上も悪化することがない。更に、化粧パネルで覆うことでチルト操作窓から雨水の浸入を防ぐことができる。
また、規制片によりチルト軸の撓みすぎが規制されるので、撓みによりカメラユニットチルトや軸受けが破損するのを防止できる一方、操作時に撓むことでチルト保持突起が係合溝間を無理なく移動でき、チルト操作をスムーズに実施することが可能となる。
また、図3のケース上1aの背面図に示すように、ケース上1a背面にはカメラユニットを回動可能に支持するための第1軸受け14、第2軸受け15、チルト角度を保持するための複数の溝を有する係合溝16が形成されている。第1軸受け14はチルト操作窓12の周囲に形成された半円筒形状の曲面で構成され、第2軸受け15はU字状の凹部を有する舌状の突起片である。
チルト軸22には、チルト調整ツマミ23、設定したチルト角を保持するためのチルト保持突起24が形成されている。何れもケース上1a側となる前方に向けて突設され、チルト調整ツマミ23はチルト軸22の左端に形成されている。チルト保持突起24は、チルト調整ツマミ23とカメラ収容部21の間にチルト調整ツマミ23に隣接するよう形成されている。
そして、チルト調整ツマミ23とチルト保持突起24の間のチルト軸22は、ケース下1bに支持される後側第3支持部30となっている。この後側第3支持部30は、後側第2支持部29と同一径で形成されている。
第1支持片32及び第2支持片33は、支持するチルト軸22と同一径で形成された凹形状の支持部を備えているが、第3支持片34は支持するチルト軸22より所定量大きな径で形成された凹形状の支持部を有し、通常状態で隙間を有するよう形成されている。
そして、チルト軸22の両端は第1軸受け14及び第2軸受け15に係合し、チルト保持突起24はケース上1aの複数形成された係合溝16の一つと嵌合する。
但し、この時チルト軸22の後側第3支持部30は、図7(b)の拡大図に示すようにケース下の第3支持片34から隙間H(例えば、H=1.0mm)を開けて通常状態では接しないように配置された状態となる。
また、規制片としての第3支持片34によりチルト軸22の撓みすぎが規制されるので、過度の撓みが規制され、チルト軸22やレンズフランジ20が破損するのを防止できる一方、操作時に撓むことでチルト保持突起24が係合溝16間を無理なく移動でき、チルト操作をスムーズに実施できる。
更に、チルト保持突起24はチルト調整ツマミ23とカメラ収容部21との間、即ちチルト調整ツマミ23付近に配置されるので、チルト操作を受けてチルト軸22の捻れ作用を受けることなくチルト保持突起24を移動させることができ、スムーズに操作できる。
また、通常使用時は化粧パネル2によりチルト操作窓12は隠蔽されるので、チルト調整ツマミ23を表側に設けても表面には現れない。よって、来訪者等が操作する心配がないし、美観上も悪化することがない。更に、化粧パネル2で覆うことでチルト操作窓12から雨水の浸入を防ぐことができる。
また、チルト軸22の前側第1支持部26を大きな径で形成しているが、前側第1支持部は、チルト操作窓12の気密性を上げるため大きな径としているもので、前側第1支持部26と後側第1支持部28は同一径としても良い。
Claims (4)
- 来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタンと、来訪者が居住者と通話するためのマイク及びスピーカと、来訪者を撮像するためのカメラとを有するカメラ付ドアホン子機であって、
カメラ付ドアホン子機のケースは前面側を構成するケース上と、背面側を構成するケース下とからなり、
前記カメラを備えたカメラユニットは、チルト動作を可能とするために左右に延びたチルト軸を備え、前記チルト軸に前記カメラをチルト操作するためのチルト調整ツマミと、チルト角度を段階的に保持するチルト保持突起とを設ける一方、
前記ケース上は、前記チルト軸の両端を軸支する第1軸受け及び第2軸受けと、前記チルト保持突起が係合する複数の係合溝と、前記チルト調整ツマミを前方に露出させるチルト操作窓とを備え、
前記ケース下は、前記ケース上の第1軸受け及び第2軸受けに対向する部位に、軸支したチルト軸を支持する第1支持片及び第2支持片を設け、更に前記第1支持片及び第2支持片との間に前記チルト軸の後方への撓み量を規制する規制片を設け、
前記チルト調整ツマミが操作されると、前記チルト保持突起が前記複数の係合溝間を移動して係合することを特徴とするカメラ付ドアホン子機。 - 前記規制片の前記チルト軸との当接部は、前記チルト軸の径に対して所定量大きな径で形成された凹部から成ることを特徴とする請求項1記載のカメラ付ドアホン子機。
- 前記チルト保持突起は、前記チルト調整ツマミ近傍に配置されて成ることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ付ドアホン子機。
- 前記ケース上の前面に覆設される化粧パネルを有し、化粧パネルの装着により前記チルト操作窓は隠蔽されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカメラ付ドアホン子機。
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