JP5854912B2 - 内視鏡用高周波処置具 - Google Patents

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Description

この発明は内視鏡用高周波処置具に関する。
患部を覆う粘膜を粘膜下層からはぎ取るように切除するいわゆる粘膜剥離術が、経内視鏡的に広く行われている。そのような内視鏡的粘膜剥離術には各種の高周波処置具が利用されている。
図5は、内視鏡的粘膜剥離術専用の優れた機能を備えた内視鏡用高周波処置具の一例を示しており、導電性操作ワイヤ91が緩く挿通された電気絶縁性の可撓性のシースチューブ92の先端部分に、電気絶縁性の可撓性の電極チューブ93が軸線周り方向に回転可能に且つ軸線方向に進退可能に設けられている。なお、電極チューブ93の断面には斜線が施され、他の断面への斜線表示は省略されている。
電極チューブ93には、シースチューブ92内で導電性操作ワイヤ91と機械的及び電気的に連結された電極ワイヤ94が通過する一対の電極通過孔95,95が軸線方向に間隔をあけて形成されて、その一対の電極通過孔95,95間において電極ワイヤ94が電極チューブ93外に露出している。
そして、シースチューブ92の後端側から導電性操作ワイヤ91を軸線周り方向に回転操作することにより電極チューブ93がシースチューブ92に対して軸線周り方向に回転し、導電性操作ワイヤ91を軸線方向に進退操作することにより電極チューブ93がシースチューブ92に対して軸線方向に進退するように構成されている。(例えば、特許文献1)。
特開2010−75578
上述のような内視鏡用高周波処置具の電極ワイヤ94に高周波電流を通電して粘膜を切除している最中に、電極チューブ93がシースチューブ92の先端でぐらついて軸線周り方向に回転すると、術者の意に反する方向に切除が行われてしまう等の危険性がある。
そこで、導電性操作ワイヤ91を後端側から牽引操作して電極チューブ93の後端部分の領域をシースチューブ92の先端部分の領域に係合させることにより、シースチューブ92に対する電極チューブ93の回転を規制する構成が考えられている。このようにすることにより、シースチューブ92の先端において、電極ワイヤ94を任意の向きに安定して保持することができる(図6参照)。
しかし、そのような操作を行う際に、導電性操作ワイヤ91を後端側からあまり強く牽引操作すると、図6に示されるように、一対の電極通過孔95,95内を通過している電極ワイヤ94が、電極チューブ93を軸線方向に切り裂いて破損させてしまう恐れがある。
本発明はそのような事情を鑑みてなされたものであり、導電性操作ワイヤを後端側から強く牽引操作しても、電極ワイヤが電極チューブを軸線方向に切り裂くおそれのない、耐久性の優れた内視鏡用高周波処置具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用高周波処置具は、導電性操作ワイヤが緩く挿通された電気絶縁性の可撓性のシースチューブの先端に、電気絶縁性の可撓性の電極チューブが軸線周り方向に回転可能に且つ軸線方向に進退可能にシースチューブと同軸線上に設けられ、電極チューブには、導電性操作ワイヤと機械的及び電気的に連結された電極ワイヤが通過する一対の電極通過孔が軸線方向に間隔をあけて形成されて、その一対の電極通過孔間において電極ワイヤが電極チューブ外に露出し、シースチューブの後端側から導電性操作ワイヤを軸線周り方向に回転操作することにより電極チューブがシースチューブに対して軸線周り方向に回転し、導電性操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより電極チューブがシースチューブに対して軸線方向に進退するように構成された内視鏡用高周波処置具において、導電性操作ワイヤが後端側から牽引操作されて電極チューブの後端部分の領域がシースチューブの先端部分の領域に係合することによりシースチューブに対する電極チューブの回転が規制されるようにすると共に、電極ワイヤを電極チューブの基部付近に機械的に固定したものである。
なお、電極ワイヤを電極チューブの基部付近に固定するための筒状部材が電極チューブの基部に嵌め込まれて固定され、電極ワイヤが、筒状部材内を通過する状態に配置されて筒状部材に対し固着されていてもよく、その場合に、筒状部材が金属製であり、電極ワイヤがロー接又は溶接により筒状部材に固着されていてもよい。
本発明によれば、電極ワイヤを電極チューブの基部付近に機械的に固定したことにより、導電性操作ワイヤを後端側から強く牽引操作しても、その牽引力が電極通過孔部分まで伝達されないので、電極ワイヤが電極チューブを軸線方向に切り裂くおそれが全くなく、優れた耐久性を得ることができる。
本発明の第1の実施例に係る内視鏡用高周波処置具の側面断面図である。 本発明の第1の実施例に係る内視鏡用高周波処置具の正面図である。 本発明の第1の実施例に係る内視鏡用高周波処置具の図1におけるIII−III断面図である。 本発明の第1の実施例に係る内視鏡用高周波処置具の電極チューブの回転が規制された状態の側面断面図である。 従来の内視鏡用高周波処置具の側面断面図である。 従来の内視鏡用高周波処置具において不具合が発生した状態の側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は内視鏡用高周波処置具の側面断面図、図2はその正面図、図3は図1におけるIII−III断面図である。
1は、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されるシースチューブであり、例えば直径が2.5mm程度で長さが1〜2m程度のフッ素樹脂チューブ等のような電気絶縁性の可撓性チューブで形成されている。
シースチューブ1内には、例えばステンレス鋼細線等を多数撚り合わせた撚り線からなる可撓性の導電操作ワイヤ2が、軸線周り方向に回転自在に且つ軸線方向に進退自在に緩く挿通配置されている。
シースチューブ1の先端には、フッ素樹脂チューブ等のような電気絶縁性の可撓性チューブからなる電極チューブ3が、シースチューブ1の先端に対して軸線周り方向に回転可能に且つ軸線方向に進退可能に、シースチューブ1と同軸線上に設けられている。電極チューブ3の径はシースチューブ1より少し細くて、長さは例えば数cm程度である。
4は、一部分が電極チューブ3の側面に露出する状態に配置された導電性の電極ワイヤである。電極ワイヤ4は、例えば一本のステンレス鋼単線材を折り曲げて形成され、その両端が後方位置において揃えられて、導電線操作ワイヤ2の先端と機械的及び電気的に連結されている。5は、導電線操作ワイヤ2と電極ワイヤ4とを接続する導電性の接続パイプである。
電極チューブ3の側面には、電極ワイヤ4が通過する一対の電極通過孔6,6が軸線方向に間隔をあけて形成されて、その一対の電極通過孔6,6間において、電極ワイヤ4が電極チューブ3外に露出している。
一対の電極通過孔6,6から電極チューブ3内に引き込まれた電極ワイヤ4は、二列に並んで電極チューブ3内から後方に引き出されていて、電極チューブ3の基部付近に機械的に固定されている。
7は、電極ワイヤ4を電極チューブ3の基部に固定するための例えばステンレス鋼材のような金属材からなる筒状部材である。この実施例の筒状部材7は、電極チューブ3内に電極チューブ3の後端側からきつく圧入された部分と、電極チューブ3の後端と略同一外径に形成されて電極チューブ3の後端面に当接する状態に配置された鍔状部分とで形成されている。
筒状部材7の電極チューブ3内に圧入された部分には、先が尖った周状突起7aが突出形成されており、その周状突起7aが電極チューブ3の内周面に食い込むことにより、筒状部材7が電極チューブ3に強固に固定された状態になっている。ただし、他の手段(例えば接着等)で筒状部材7を電極チューブ3に強固に固定すれば、周状突起7aを設けなくても差し支えない。
電極ワイヤ4は、そのような筒状部材7内に二列に並んで配置されている部分において、筒状部材7に対しロー接(例えば銀ロー付け)又は溶接(例えばレ−ザ溶接)等で強固に固着されている。図3にその部分の断面が示されている。
その結果、電極ワイヤ4が電極チューブ3の基部付近に機械的に固定された状態になっている。なお、電極ワイヤ4を電極チューブ3の基部付近に機械的に強固に固定することができれば、筒状部材7は必ずしも設けなくてもよい。
8は、導電線操作ワイヤ2の先端部分付近と電極チューブ3の後端部分付近との間で二列に並んで配置されている電極ワイヤ4をまとめて被覆する絶縁被覆チューブである。絶縁被覆チューブ8も例えばフッ素樹脂チューブ等のような電気絶縁性の可撓性チューブで形成されている。
絶縁被覆チューブ8の外径サイズは、絶縁被覆チューブ8がシースチューブ1内で軸線周り方向に回転自在に且つ軸線方向に進退自在であるように、ただしシースチューブ1内で大きくガタつかないように、シースチューブ1の内径より僅かに(例えば0.2mm程度)小さく形成されている。
絶縁被覆チューブ8の後端部分は、接続パイプ5に被覆された状態になっていて、その部分はシースチューブ1内で軸線周り方向に回転自在であり且つ軸線方向に進退自在である。
一方、絶縁被覆チューブ8の先端部分は、径が広げられて筒状部材7と電極チューブ3の後端寄りの部分の外面に被覆された状態になっている。したがって、その部分はシースチューブ1内に深く入り込むことができない。
このように構成された内視鏡用高周波処置具において、図4に示されるように、導電線操作ワイヤ2が後端側から強く牽引操作されると、絶縁被覆チューブ8のうち電極チューブ3に被覆されて径が広がっている部分の後端部(即ち、電極チューブ3の後端部分の領域)がシースチューブ1の先端開口(即ち、シースチューブ1の先端部分の領域)に食い込む状態に係合する。
その結果、シースチューブ1に対する電極チューブ3の軸線周り方向の回転が規制された状態になり、シースチューブ1の先端において、電極ワイヤ4を任意の向きに安定して保持することができる。
そのような操作を行う際に、導電性操作ワイヤ2が後端側から強すぎる力で牽引操作される場合がある。しかし、電極ワイヤ4が筒状部材7を介して電極チューブ3の後端部に固定されていることにより、その牽引力は全て、導電線操作ワイヤ2と電極ワイヤ4を介して筒状部材7に伝えられる。
その結果、筒状部材7より先端寄りの電極ワイヤ4に対しては牽引力が直接伝達されないので、電極チューブ3が電極通過孔6部分において電極ワイヤ4で切り裂かれるような不具合が全く発生せず、優れた耐久性を得ることができる。
1 シースチューブ
2 導電線操作ワイヤ
3 電極チューブ
4 電極ワイヤ
6 電極通過孔
7 筒状部材
7a 周状突起
8 絶縁被覆チューブ

Claims (3)

  1. 導電性操作ワイヤが緩く挿通された電気絶縁性の可撓性のシースチューブの先端部分に、電気絶縁性の可撓性の電極チューブが軸線周り方向に回転可能に且つ軸線方向に進退可能に上記シースチューブと同軸線上に設けられ、上記電極チューブには、上記導電性操作ワイヤと機械的及び電気的に連結された電極ワイヤが通過する一対の電極通過孔が軸線方向に間隔をあけて形成されて、その一対の電極通過孔間において上記電極ワイヤが電極チューブ外に露出し、上記シースチューブの後端側から上記導電性操作ワイヤを軸線周り方向に回転操作することにより上記電極チューブが上記シースチューブに対して軸線周り方向に回転し、上記導電性操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより上記電極チューブが上記シースチューブに対して軸線方向に進退するように構成された内視鏡用高周波処置具において、
    上記導電性操作ワイヤが後端側から牽引操作されて上記電極チューブの後端部分の領域が上記シースチューブの先端部分の領域に係合することにより上記シースチューブに対する上記電極チューブの回転が規制されるようにすると共に、
    上記電極ワイヤを上記電極チューブの基部付近に機械的に固定したことを特徴とする内視鏡用高周波処置具。
  2. 上記電極ワイヤを上記電極チューブの基部付近に固定するための筒状部材が上記電極チューブの基部に嵌め込まれて固定され、上記電極ワイヤが、上記筒状部材内を通過する状態に配置されて上記筒状部材に対し固着されている請求項1記載の内視鏡用高周波処置具。
  3. 上記筒状部材が金属製であり、上記電極ワイヤがロー接又は溶接により上記筒状部材に固着されている請求項2記載の内視鏡用高周波処置具。
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