JP5854599B2 - 回転レバーの位置保持機構 - Google Patents

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本発明は、車両のドアに装着されるドアロック装置等に設けられた回転レバーを2つの位置に選択的に保持するための位置保持機構に関するものである。
例えば、車両のドアに装着されるドアロック装置は、車体に固定された略U字状のストライカに係脱することによってドアの開閉をロック/アンロックするものであって、これには回転レバーを2つの位置に選択的に保持する位置保持機構が設けられている。
上記回転レバーの位置保持機構は、ベース部材に回転可能に軸支された回転レバーをターンオーバー式の付勢手段によって付勢し、該回転レバーを前記ベース部材に形成された第1ストッパ部又は第2ストッパ部に当接させて第1位置又は第2位置の何れか一方に選択的に保持するものであって、ターンオーバー式の付勢手段には例えばトーションスプリングが使用されている。このトーションスプリングは、或る死点を境として回転レバーを付勢する方向が反転するよう機能し、この機能によって回転レバーが第1位置又は第2位置の何れか一方に選択的に保持される。
ところで、斯かる回転レバーの位置保持機構に関して、特許文献1には、トーションスプリングを、ベース部材に形成されたボス部に挿入支持される巻回部と、該巻回部から延出して回転レバーに形成された係合部を間に挟んで互いに対向する一対の腕部(アーム部)とで構成するとともに、一対の腕部の各々に凸部をそれぞれ形成する構成が提案されている。これによれば、回転レバーの回転に伴って係合部がトーションスプリングの凸部を乗り越えながら係合することによって凸部を境として回転レバーに作用する付勢力が反転し、回転レバーが第1位置又は第2位置の何れか一方に選択的に保持されるとともに、回転レバーの係合部がトーションスプリングの一対の凸部を乗り越えることによって回転レバーの回転に節度感(クリック感)が付与される。
特開2002−132363号公報
しかしながら、特許文献1において提案された回転レバーの位置保持機構においては、トーションスプリングの一対の腕部の各々に形成された計2つの凸部に回転レバーの係合部が同時に係合するよう構成されているため、回転レバーの係合部がトーションスプリングの2つの凸部を乗り越えるときの節度感は2つの凸部の形状によって決定されるとともに、トーションスプリングの各腕部の位置(トーションスプリングの回転位置)が各凸部の相対的な形状によって左右される。このため、トーションスプリングの各凸部の形状がばらつくと各腕部の位置もばらつき、回転レバーの係合部が凸部を乗り越えるときの節度感にバラツキが生じて操作フィーリングが悪化し、品質安定性の確保が難しいという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、節度感のバラツキを抑えて操作フィーリングの向上を図ることができる回転レバーの位置保持機構を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
ベース部材の軸部に回転可能に軸支された回転レバーを付勢手段によって付勢し、該回転レバーを前記ベース部材に形成された第1ストッパ部又は第2ストッパ部に当接させて第1位置又は第2位置に保持する回転レバーの位置保持機構において、
前記付勢手段をトーションスプリングによって構成し、
該トーションスプリングを、
前記ベース部材に形成されたボス部に挿入支持される巻回部と、
前記回転レバーに形成された係合部を間に挟んで互いに対向する一対のアーム部とで構成し、
前記アーム部を、
前記巻回部の一方側から延出して前記ベース部材に形成された位置決め部に係合することによって位置決めされ、その中央部に、前記回転レバーの係合部に係合せず、且つ、他方のアーム部に向かう曲げ部を有する第1アーム部と、
前記巻回部の他方側から延出し、前記回転レベーの回転に伴って前記係合部が乗り越えながら係合することによって前記回転レバーが前記第1位置又は前記第2位置に保持されているときには該回転レバーを前記第1ストッパ部又は前記第2ストッパ部に当接する方向に付勢する凸部を有する第2アーム部とで構成したことを特徴とする、
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回転レバーに、前記トーションスプリングの前記第1アーム部の移動を規制して該第1アーム部と前記位置決め部との係合状態を維持する押さえ部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、回転レバーの回転に伴って該回転レバーの係合部がトーションスプリングの第2アーム部に係合しながら該第2アーム部に沿って移動し、該係合部が凸部を乗り越えるとトーションスプリングによる回転レバーの付勢方向が反転し、回転レバーがベース部材に形成された第1ストッパ部又は第2ストッパ部に当接して第1位置又は第2位置の何れか一方に選択的に保持される。この場合、トーションスプリングには第2アーム部に1つだけ凸部が形成され、該凸部に回転レバーの係合部が係合しているときにはトーションスプリングの第1アーム部がベース部材の位置決め部によって位置決めされることによって第2アーム部がベース部材に対して所定位置に位置決めされているため、トーションスプリングの凸部の形状に多少のバラツキがあっても、回転レバーの係合部がトーションスプリングの凸部を乗り越えるときの節度感のバラツキが小さく抑えられて操作フィーリングが高められ、品質安定性が確保される。
又、トーションスプリングには第2アーム部に1つの凸部を形成するだけで良く、第1アーム部には凸部を形成する必要がないため、トーションスプリングに対する曲げ工程を削減して該トーションスプリングの製造コストを低く抑えることができる。更に、トーションスプリングの第1アーム部の中央部に、回転レベーの係合部に係合せず、且つ、第2アーム部に向かう曲げ部を設けたため、この曲げ部によって、軸部に対する半径方向のスペースが得られ、ベース部材の軸部にトーションスプリングの巻回部を近づけて配置することができ、位置決め保持機構の構成を小さくすることができる。
請求項2記載の発明によれば、回転レバーに設けられた押さえ部によってトーションスプリングの第1アーム部の移動が規制されて該第1アーム部とベース部材の位置決め部との係合状態が維持されるため、回転レバーの組付時や回転時にトーションスプリングの第1アーム部とベース部材の位置決め部との係合が解除されるという不具合の発生が防がれる。
本発明に係る回転レバーの位置保持機構を備えるドアロック装置の分解斜視図である。 本発明に係る回転レバーの位置保持機構を備えるドアロック装置の正面図である。 のA−A線断面図である。 (a)〜(c)は本発明に係る回転レバーの位置保持機構の作用説明図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る回転レバーの位置保持機構を備えるドアロック装置の分解斜視図、図2は同ドアロック装置の正面図、図3は図のA−A線断面図、図4(a)〜(c)は本発明に係る回転レバーの位置保持機構の作用説明図である。
図1〜図3に示すドアロック装置1は、車両の不図示のドアに装着されるものであって、車体に固定された略U字状の不図示のストライカに係脱することによってドアを閉状態又は開状態とする不図示のラッチを備え、そのラッチの係合を解除する不図示のレバー機構を前記ラッチの係合が解除不能なロック状態又はラッチの係合が解除可能なアンロック状態に作動させることによってドアの開閉をロック/アンロックする機能を果たすようになっている。そして、このドアロック装置1のベース部材2の略中央部分には軸部3が垂直に立設され、この軸部3には、前記レバー機構のロック/アンロック状態を切り替える回転レバー4が回転可能に支持されている。
上記回転レバー4の一端部には円筒状の軸受孔5が形成されており、この軸受孔5にベース部材2の前記軸部を通すことによって回転レバー4がベース部材2に対して軸部3を中心として回転可能に支持されている。この回転レバー4の他端部にはピン状の係止凸部6がベース部材2側に向かって一体に形成されており、この係止凸部6と前記軸受孔5との間にはピン状の係合部7がベース部材2側に向かって一体に形成されている。そして、係合部7の外周部には軸直角方向に延びる押さえ部8一体に形成されている。
而して、回転レバー4は、本発明に係る位置決め保持機構によって図4(a)に示す第1位置(アンロック位置)と図4(c)に示す第2位置(ロック位置)の何れか一方に選択的に保持されるが、以下、回転レバー4の位置決め保持機構について説明する。尚、図4は、回転レバー4の底面部に設けられた係合部7、押さえ部8、係止凸部6と、該回転レバー4の底面側に配置されるトーションスプリング13、ベース部材2の位置決め部10,11及び凹溝12との関係を示すために回転レバー4の外形を破線にて示した。
ベース部材2の前記軸部3の横にはボス部9が垂直に立設されており、このボス部9の近くとそこから所定距離離れた位置には突起状の位置決め部10,11がそれぞれ突設されている。又、ベース部材2の前記位置決め部11に近い箇所には円弧状(回転レバー4の係止凸部6の回転軌跡に沿う形状)の凹溝12が形成されており、該凹溝12の端部には第1ストッパ部12aと第2ストッパ部12bがそれぞれ形成されている。
そして、ベース部材2に形成された前記ボス部9と前記位置決め部10,11には、回転レバー4の回転位置を保持するためのトーションスプリング13が装着されている。ここで、トーションスプリング13は、ベース部材2に形成された前記ボス部9の外周に挿入支持される円形状の巻回部13Aと、回転レバー4に形成された係合部7を間に挟んで互いに対向する一対の第1アーム部13B1と第2アーム部13B2とで構成されている。
上記トーションスプリング13の第1アーム部13B1は、巻回部13Aの一方側から略直線状に延出してベース部材に形成された位置決め部10,11に係合することによって位置決めされている。又、トーションスプリング13の第2アーム部13B2は、巻回部13Aの他方側からくの字状に屈曲した状態で延出した2つの傾斜部13a1,13a2が形成され、これらの傾斜部13a1,13a2の中間部には、回転レバー4の係合部7への付勢力の方向を反転させる死点となる凸部13aが形成されている。
斯かるトーションスプリング13において、一対の第1アーム部13B1と第2アーム部13B2とは互いに近づく方向(閉じ方向)に付勢されており、図2及び図4に示すように、第1アーム部13B1はベース部材2に形成された2つの位置決め部10,11に係合することによってベース部材2に固定されており、フリー状態にある第2アーム部13B2の傾斜部13a1,13a2の内面(第1アーム13B1に対向する面)には回転レバー4の係合部7が係合している。従って、ベース部材2の軸部3を中心として回転可能に支持された回転レバー4は、その係合部7がトーションスプリング13から付勢力を受けることによって軸部3を中心として時計方向又は反時計方向に付勢されて図4(a)に示す第1位置(アンロック位置)又は図4(c)に示す第2位置(ロック位置)の何れか一方に選択的に保持される。尚、回転レバー4に形成された係止凸部6はベース部材2に形成された凹溝12に嵌合しており、回転レバー4の回転は、係止凸部6が凹溝12内で移動し得る角度範囲に規制される。
而して、図4(a)に示すように回転レバー4が第1位置(アンロック位置)に保持されているときには、該回転レバー4の係合部7はトーションスプリング13の第2アーム部13B2の凸部13aよりも先端側の傾斜部13a1に係合している。この状態でトーションスプリング13から係合部7に作用する付勢力をF1、この付勢力F1の作用点の軸部(回転レバー4の回転中心)3からの距離をL1とすると、回転レバー4には、次式:
M1=F1×L1 … (1)
で表される反時計方向(図4(a)の矢印方向)のモーメントが作用する。
従って、回転レバー4はベース部材2の軸部3を中心として反時計方向に付勢され、これに形成された係止凸部6が図4(a)に示すようにベース部材2の凹溝12の一端に形成された第1ストッパ部12aに当接するため、回転レバー4は第1位置(アンロック位置)に保持され、車両の不図示のドアロック装置がアンロック状態に切り替えられる。これにより、ラッチを解除し、ドアを開放することができるようになる。このとき、トーションスプリング13の第1アーム部13B1は、ベース部材2の位置決め部10,11に当接して位置決めされており、回転レバー4に形成された押さえ部8によって軸方向(図4(a)の紙面垂直方向手前側)の移動が規制されるため、該第1アーム部13B1とベース部材2の位置決め部10,11との係合状態が維持され、回転レバー4の組付時や回転時にトーションスプリング13の第1アーム部13B1とベース部材2の位置決め部10,11との係合が解除されるという不具合の発生が防がれる。
そして、図4(a)に示すように回転レバー4が第1位置(アンロック位置)にある状態から該回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の第2アーム部13B2の凸部13aを乗り越えると、回転レバー4の回転に節度感(クリック感)が付与される。そして、回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の第2アーム部13B2の傾斜部13a2の内面に係合するため、トーションスプリング13による回転レバー4の付勢方向が反転し、回転レバー4はベース部材2の軸部3を中心として時計方向に付勢される。
上記状態から回転レバー4は、ベース部材2の軸部3を中心として時計方向に更に回転され、該回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の第2アーム部13B2の凸部13aを乗り越えると、回転レバー4の回転に節度感(クリック感)が付与される。そして、回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の第2アーム部13B2の傾斜部13a2の内面に係合するため、トーションスプリング13による回転レバー4の付勢方向が反転し、回転レバー4はベース部材2の軸部3を中心として時計方向に付勢される。
即ち、図4(c)に示すように、トーションスプリング13から係合部7に作用する付勢力をF2、この付勢力F2の作用点の軸部3からの距離をL2とすると、回転レバー4には、次式:
M2=F2×L2 … (2)
で表される時計方向(図4(c)の矢印方向)のモーメントが作用する。
従って、回転レバー4はベース部材2の軸部3を中心として時計方向に付勢され、これに形成された係止凸部6が図4(c)に示すようにベース部材2の凹溝12の他端に形成された第2ストッパ部12bに当接するため、回転レバー4は第2位置(ロック位置)に保持され、車両の不図示のドアロック装置がロック状態に切り替えられる。これにより、ラッチの解除が禁止され、ドアが閉状態に保持される。このときにおいても、トーションスプリング13の第1アーム部13B1は、ベース部材2の位置決め部10,11に当接して位置決めされており、回転レバー4に形成された押さえ部8によって軸方向(図4(c)の紙面垂直方向手前側)の移動が規制されるため、該第1アーム部13B1とベース部材2の位置決め部10,11との係合状態が維持される。
又、図4(c)に示す第2位置(ロック位置)にある回転レバー4をトーションスプリング13の付勢力に抗して反時計方向に回転させると、該回転レバー4の係合部7はトーションスプリング13の第2アーム部13B2の傾斜部13a2の内面に係合しながら移動(摺動)し、該係合部7が図4(b)に示す状態(中立状態)を経てトーションスプリング13の凸部13aを乗り越えた時点で回転レバー4の回転に節度感が付与される。そして、回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の凸部13aを乗り越えると、該係合部7がトーションスプリング13の第2アーム部13B2の傾斜部13a1の内面に係合するため、トーションスプリング13による回転レバー4の付勢方向が反転し、回転レバー4はベース部材2の軸部3を中心として反時計方向に付勢されるため、該回転レバー4は図4(a)に示す第1位置(アンロック位置)に保持される。尚、回転レバー4が図4(a)に示す第1位置(アンロック位置)にあるときには、該回転レバー4には前記(1)式にて表される反時計方向のモーメントM1が作用している。
尚、トーションスプリング13の第1アーム部13B1は、巻回部13Aから直線的に延出させても良いが、回転レバー4の係合部7の回転軌跡による作動範囲を得るためには、ボス部9と軸部3との距離L3を広くしなければならず、全体に構成が大型化してしまうために好ましくない。又、トーションスプリング13の第1アーム部13B1を短くした場合には、回転レバー4の係合部7の回転軌跡上に位置決め部11を設けようとすると、回転レバー4の係合部7と位置決め部11との干渉を回避するためには、回転レバー4の必要な回転角を得ることができない。
以上のような問題を解消するため、本発明では、トーションスプリング13の第1アーム部13B1の中央部に、回転レバー4の係合部7に当接せず、且つ、第2アーム部13B2に向かう曲げ部13bを設けている。この曲げ部13bによって、軸部3に対する半径方向のスペースが得られるため、ベース部材2の軸部3に巻回部13Aを近づけて配置することができ、位置決め保持機構の構成を小さくすることができる。更に、トーションスプリング13の第1アーム部13B1を押さえるための回転レバー4の押さえ部8も軸部3を中心に第1アーム部13B1の曲げ形状に沿って回転するように構成すれば良いため、押さえ部8の形状も小さなものとすることができる。
以上のように、本発明に係る回転レバー4の位置保持機構によれば、回転レバー4の回転に伴って該回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の第2アーム部13B2に係合しながら該第2アーム部13B2に沿って移動し、該係合部7が凸部13aを乗り越えるとトーションスプリング13による回転レバー4の付勢方向が反転し、回転レバー4がベース部材2に形成された凹溝12の第1ストッパ部12a又は第2ストッパ部12bに当接して図4(a)に示す第1位置(アンロック位置)又は図4(c)に示す第2位置(ロック位置)の何れか一方に選択的に保持される。この場合、トーションスプリング13には第2アーム部13B2に1つだけ凸部13aが形成され、該凸部13aに回転レバー4の係合部7が係合しているときにはトーションスプリング13の第1アーム部13B1がベース部材2の位置決め部10,11によって位置決めされることによって第2アーム部13B2がベース部材2に対して所定位置に位置決めされているため、トーションスプリング13の凸部13aの形状に多少のバラツキがあっても、回転レバー4の係合部7がトーションスプリング13の凸部13aを乗り越えるときの節度感のバラツキが小さく抑えられて操作フィーリングが高められ、品質安定性が確保される。
又、トーションスプリング13には第2アーム部13B2に1つの凸部13aを形成するだけで良く、第1アーム部13B1には凸部を形成する必要がないため、トーションスプリング13に対する曲げ工程を削減して該トーションスプリング13の製造コストを低く抑えることができるという効果も得られる。
尚、以上は本発明を車両のドアに装着されるドアロック装置に設けられる開閉レバーの位置保持機構に対して適用した形態について説明したが、本発明は、他の任意の装置の開閉レバーの位置保持機構に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 ドアロック装置
2 ベース部材
3 ベース部材の軸部
4 回転レバー
5 回転レバーの軸受孔
6 回転レバーの係止凸部
7 回転レバーの係合部
8 回転レバーの押さえ部
9 ベース部材のボス部
10,11 ベース部材の位置決め部
12 ベース部材の凹溝
12a ベース部材の第1ストッパ部
12b ベース部材の第2ストッパ部
13 トーションスプリング(付勢手段)
13A トーションスプリングの巻回部
13B1 トーションスプリングの第1アーム部
13B2 トーションスプリングの第2アーム部
13a トーションスプリングの凸部
13a1,13a2 トーションスプリングの傾斜部
13b トーションスプリングの曲げ部

Claims (2)

  1. ベース部材の軸部に回転可能に軸支された回転レバーを付勢手段によって付勢し、該回転レバーを前記ベース部材に形成された第1ストッパ部又は第2ストッパ部に当接させて第1位置又は第2位置に保持する回転レバーの位置保持機構において、
    前記付勢手段をトーションスプリングによって構成し、
    該トーションスプリングを、
    前記ベース部材に形成されたボス部に挿入支持される巻回部と、
    前記回転レバーに形成された係合部を間に挟んで互いに対向する一対のアーム部とで構成し、
    前記アーム部を、
    前記巻回部の一方側から延出して前記ベース部材に形成された位置決め部に係合することによって位置決めされ、その中央部に、前記回転レバーの係合部に係合せず、且つ、他方のアーム部に向かう曲げ部を有する第1アーム部と、
    前記巻回部の他方側から延出し、前記回転レバーの回転に伴って前記係合部が乗り越えながら係合することによって前記回転レバーが前記第1位置又は前記第2位置に保持されているときには該回転レバーを前記第1ストッパ部又は前記第2ストッパ部に当接する方向に付勢する凸部を有する第2アーム部とで構成したことを特徴とする回転レバーの位置保持機構。
  2. 前記回転レバーに、前記トーションスプリングの前記第1アーム部の移動を規制して該第1アーム部と前記位置決め部との係合状態を維持する押さえ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転レバーの位置保持機構。
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