JP5853840B2 - センサ装置、及び、その製造方法 - Google Patents

センサ装置、及び、その製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、センサチップとリードそれぞれの一部がモールド樹脂によって被覆されて成るセンサ部と、自身の中空内にセンサ部が固定されるハウジングと、を有するセンサ装置、及び、その製造方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、圧力媒体の圧力を検出するセンサ部と、該センサ部と機械的及び電気的に接続されたターミナルと、センサ部及びターミナルそれぞれの一部を収納するケースと、圧力媒体が流入するための圧力導入孔が形成されたハウジングと、を備える圧力センサが提案されている。ケースがハウジングに組み付けられ、センサ部が圧力導入孔に設置されている。
上記したケースは、筒状のカップと、該カップに充填された樹脂部と、を有し、センサ部とターミナルとの接続部位が、樹脂部によって被覆されている。そして、センサ部における樹脂部から露出された部位、及び、樹脂部の一部が、カップにおける圧力導入孔側の開口部から露出されている。
特開2011−242373号公報
上記したように、特許文献1に示される圧力センサでは、センサ部における樹脂部から露出された部位と樹脂部の一部それぞれが外部に露出されている。そのため、センサ部と樹脂部それぞれの外表面の境に形成される第1境界線、及び、樹脂部とカップそれぞれの外表面の境に形成される第2境界線それぞれが外部に露出されている。したがって、これら境界線を介して、センサ部と樹脂部との界面、及び、樹脂部とカップとの界面それぞれに異物が侵入する虞がある。異物が侵入すると、センサ部やターミナルが腐食する虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、センサチップとリードそれぞれの腐食が抑制されたセンサ装置、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、物理量を検出するセンサチップ(11)、該センサチップの出力信号を外部に出力するためのリード(12)、及び、センサチップとリードそれぞれの一部を被覆するモールド樹脂(13)を有するセンサ部(10)と、環状を成し、その内環面(30a)によって囲まれた中空内にセンサ部が固定されるハウジング(30)と、を有し、モールド樹脂は、センサチップの一部が露出した第1露出面(13a)と、リードの一部が露出した第2露出面(13b)と、第1露出面と第2露出面とを連結する連結面(13c)と、を有し、側面がハウジングの内環面と接触することで、ハウジングの中空が、モールド樹脂から露出したセンサチップの一部が設けられる第1領域と、モールド樹脂から露出したリードの一部が設けられる第2領域と、に区画され、第1領域を構成するハウジングの内環面と、モールド樹脂の第1露出面とによって溝部(73)が構成され、該溝部に充填された接着剤(70)によって、センサチップの表面と第1露出面との境に形成される第1境界線(71)、及び、第1露出面と内環面との境に形成される第2境界線(72)それぞれが被覆されていることを特徴とする。
これによれば、第1境界線(71)と第2境界線(72)それぞれが外部に露出された構成とは異なり、これら境界線(71,72)を介して、センサチップ(11)とモールド樹脂(13)との界面、及び、モールド樹脂(13)とハウジング(30)との界面それぞれに、異物が侵入することが抑制される。この結果、センサチップ(11)とリード(12)それぞれの腐食が抑制される。
第1実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す断面図である。 図1の破線で囲まれた領域を示す拡大断面図である。 図2に示すハウジングだけを示す拡大断面図である。 囲み部が明示されたセンサ部の正面図である。 囲み部が明示されたセンサ部の斜視図である。 接着剤の被覆範囲を示す断面図である。 準備工程を示す上面図である。 搭載工程を示す上面図である。 接続工程を示す上面図である。 配置工程を示す断面図である。 モールド樹脂によって覆われたリードフレームとセンサチップを示す上面図である。 除去工程を示す上面図である。 接合工程を示す上面図である。 第1固定工程を示す上面図である。 充填工程を示す上面図である。 配置工程を示す上面図である。 足部の変形例を示す正面図である。 足部の変形例を示す正面図である。 センサ部の変形例を示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図16に基づいて、本実施形態に係るセンサ装置、及び、その製造方法を説明する。図1に示すように、センサ装置100は、要部として、センサ部10と、ハウジング30と、固定部50と、を有する。センサ部10がハウジング30の中空内に固定され、ハウジング30が固定部50の中空内に固定されている。そして、センサ部10、ハウジング30、及び、固定部50それぞれが、接着剤70を介して機械的に連結されている。
センサ部10は、物理量を検出するセンサチップ11と、センサチップ11の出力信号を外部に出力するためのリード12と、センサチップ11とリード12それぞれの一部を被覆するモールド樹脂13と、を有する。センサチップ11は、圧力センサ14と、圧力センサ14が形成された半導体チップ15と、を有する。半導体チップ15における圧力センサ14の形成領域がモールド樹脂13から外部に露出され、被測定対象である圧力流体に圧力センサ14が晒される構成と成っている。本実施形態では、半導体チップ15に、圧力センサ14の出力信号を処理する処理回路(図示略)が形成されており、この処理回路を介した圧力センサ14の出力信号が、リード12に出力される。
リード12は、図7に示すリードフレーム16の一部である。リードフレーム16は、複数のリード12と、センサチップ11を搭載するランド17と、ランド17とリード12、及び、複数のリード12間を連結する連結部18と、から成る。図9に示すように、リード12は、ワイヤ22を介してセンサチップ11と電気的に接続され、図11に示すように、その連結部位は、モールド樹脂13によって被覆されている。そして、図12に示すように、連結部18は、後述する除去工程において除去され、図13に示すように、電気的に独立したリード12それぞれに、ターミナル12aが接合されている。更に、図4に示すように、ランド17と連結部18との連結部位18aがモールド樹脂13から外部に露出され、その露出された連結部位18aが、図6に示すように、接着剤70によって被覆されている。
モールド樹脂13は、図10に示す金型90のキャビティ91に、溶融したモールド樹脂13を注入し、固化することで形成されるものである。モールド樹脂13は、センサチップ11の一部が露出した第1露出面13aと、リード12の一部が露出した第2露出面13bと、第1露出面13aと第2露出面13bとを連結する連結面13cと、を有する。
より具体的に言えば、モールド樹脂13は、3つの柱部19〜21が一体的に連結されて成る。第2柱部20の上面20aに第1柱部19が連結され、下面20bに第3柱部21が連結されている。そして、第1柱部19の径は、第2柱部20の径よりも小さく、第2柱部20の径は、第3柱部21の径よりも大きくなっている。図6に示すように、第1柱部19の側面から、上記した連結部位18aが外部に露出し、第1柱部19の表面が接着剤70によって被覆されている。なお、上記した第1柱部19の全表面と上面20aが第1露出面13aに含まれ、第3柱部21の全表面と下面20bが第2露出面13bに含まれる。
ハウジング30は、環状を成し、その内環面30aによって囲まれた中空内にセンサ部10を収納するものである。図1に示すように、第2柱部20の連結面13cがハウジング30の内環面30aに接触する態様で、ハウジング30の中空内にセンサ部10が配置されている。これにより、ハウジング30の中空が、第1領域と第2領域とに区画され、第1領域に、第1柱部19とともに、モールド樹脂13から露出したセンサチップ11の一部が設けられ、第2領域に、第3柱部21とともに、モールド樹脂13から露出したリード12の一部が設けられている。
なお、図1に示すように、ハウジング30の中空は、上記した第1領域と第2領域とを有するセンサ部10の配置領域と、ターミナル12aの周囲を囲むことで、コネクタを構成するターミナル12aの配置領域と、に分断されている。そして、図2及び図3に示すように、ハウジング30の内環面30aには環状の突起31が形成され、該突起31の先端が僅かに潰れた態様で、突起31の先端がモールド樹脂13(第2柱部20)の連結面13cと接触している。
固定部50は、センサ部10を他部材に固定するためのものである。固定部50は、アルミニウムなどの金属材料によって形成され、第1筒部51と第2筒部52とが一体的に連結されて成る。第1筒部51の中空が、圧力流体を導入する機能を果たし、第2筒部52の中空が、センサ部10を収納する機能を果たしている。図1に示すように、第1筒部51の内径は、第2筒部52の内径よりも小さくなっており、第1筒部51と第2筒部52それぞれの内壁を連結する連結面に、環状の凸部53が形成されている。この凸部53が接着剤70によって被覆されることで、固定部50が、センサ部10とハウジング30とに固定されている。
図1に示すように、第2筒部52における第1筒部51から離れた端部は、かしめられ、自身の中心に向かって折れ曲がっている。このかしめられて折れ曲がった部位によって、固定部50がハウジング30に固定されている。なお、第1筒部51の外壁には、パイプに設けられたねじ孔に固定するためのねじ溝54が形成されている。
接着剤70は、センサチップ11の表面と第1露出面13aとの境に形成される第1境界線71、及び、第1露出面13aとハウジング30の内環面30aとの境に形成される第2境界線72それぞれを被覆するものである。図1に示すように、第1領域を構成するハウジング30の内環面30aと、モールド樹脂13の第1露出面13aとによって溝部73が構成され、この溝部73に接着剤70が充填されている。この構成により、上記した境界線71,72それぞれが、接着剤70によって被覆されている。
本実施形態に係る接着剤70は、室温にて硬化する室温硬化型接着剤であり、その具体的な材料としては、シリコーン系、フロロシリコーン系、フッ素系、エポキシ系を採用することができる。また、本実施形態では、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれに凹凸が形成され、この凹凸が接着剤70によって被覆されている。凹凸は、リブ状突起、ギャザー、シボなどである。更に、本実施形態では、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれに紫外線照射、レーザー照射、プラズマ処理、カップリング剤塗布などを施すことによって、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれの表面官能基を活性化している。こうすることで、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれと接着剤70との接着強度を向上している。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、半導体チップ15における圧力センサ14の形成領域と接着剤70との間の中間領域の周囲が、囲み部92によって囲まれている。この囲み部92は、足部93を介してモールド樹脂13に支持されており、囲み部92と足部93は、それぞれモールド樹脂13と同一材料からなる。
次に、本実施形態に係るセンサ装置100の製造方法を図7〜図16に基づいて説明する。始めに、図7〜図13に基づいて、センサ部10を形成するセンサ部形成工程を説明する。
先ず、図7に示すように、リードフレーム16を準備する。以上が準備工程である。
準備工程後、図8に示すように、リードフレーム16のランド17にセンサチップ11を搭載する。以上が搭載工程である。
搭載工程後、図9に示すように、リードフレーム16のリード12とセンサチップ11とをワイヤ22を介して電気的に接続する。以上が接続工程である。
接続工程後、図10に示すように、リードフレーム16とセンサチップ11とを金型90のキャビティ91内に配置する。金型90は、上型94と下型95とを有しており、リードフレーム16の一部とセンサチップ11の一部とを上型94と下型95とによって挟持することで、キャビティ91内にリードフレーム16とセンサチップ11とを配置する。なお、上型94と下型95の噛み合わせ位置は、モールド樹脂13の表面13a〜13cそれぞれの一部に位置する。以上が配置工程である。
配置工程後、キャビティ91内に溶融したモールド樹脂13を注入する。以上が注入工程である。
注入工程後、溶融したモールド樹脂13を固化させることで、モールド樹脂13を形成する。以上が、固化工程である。
固化工程後、図11に示すように、キャビティ91内から、モールド樹脂13によって覆われたリードフレーム16とセンサチップ11とを取り出す。以上が取り出し工程である。
取り出し工程後、図12に示すように、センサチップ11、リード12、及び、ランド17それぞれがモールド樹脂13によって被覆・連結されたので、リードフレーム16の連結部18を除去する。こうすることで、ランド17とリード12、及び、各リード12同士を電気的に独立させる。この際、ランド17と連結部18との連結部位18aが、モールド樹脂13から外部に露出される。以上が除去工程である。
除去工程後、図13に示すように、リード12に金属製のターミナル12aを接合する。接合の方法としては、レーザー溶接、抵抗溶接、はんだ接合、かしめ、圧入、ばね接続などを採用することができる。以上が接合工程である。以上の工程がセンサ部形成工程であり、これらの工程を経ることで、センサ部10が製造される。
上記したセンサ部形成工程後、図14に示すように、センサ部10をハウジング30の中空内に圧入することで、モールド樹脂13の連結面13cをハウジング30の内環面30aに接触させ、センサ部10をハウジング30の中空内に固定する。この際、ハウジング30の内環面30aに形成された環状の突起31の先端が僅かに潰れ、突起31の先端(内環面30a)と連結面13cとが接触される。そして、溝部73が構成される。以上が、第1固定工程である。
第1固定工程後、図15に示すように、溝部73に接着剤70を充填する。こうすることで、境界線71,72、及び、連結部位18aを接着剤70によって被覆する。以上が充填工程である。
充填工程後、図16に示すように、固定部50の一部(環状の凸部53)を接着剤70に浸す。その後、固定部50の一部(第2筒部52における第1筒部51から離れた端部)をかしめることで、固定部50をハウジング30に固定する。以上がかしめ工程である。
かしめ工程後、接着剤70を固化することで、固定部50をセンサ部10とハウジング30とに固定する。以上が第2固定工程である。以上の工程を経ることで、図1に示すセンサ装置100が製造される。
次に、本実施形態に係るセンサ装置100の作用効果を説明する。上記したように、内環面30aと第1露出面13aとによって構成される溝部73が接着剤70によって充填され、センサチップ11の表面と第1露出面13aとの境に形成される第1境界線71、及び、第1露出面13aとハウジング30の内環面30aとの境に形成される第2境界線72それぞれが、接着剤70によって被覆されている。これによれば、第1境界線と第2境界線それぞれが外部に露出された構成とは異なり、これら境界線を介して、センサチップ11とモールド樹脂13との界面、及び、モールド樹脂13とハウジング30との界面それぞれに、異物が侵入することが抑制される。この結果、センサチップ11とリード12それぞれの腐食が抑制される。また、センサチップ11とリード12とを電気的に接続するワイヤ22の腐食も抑制され、センサチップ11とリード12との電気的な接続不良の発生が抑制される。更に言えば、圧力媒体が外部(第2領域)に漏れることが抑制される。
半導体チップ15における圧力センサ14の形成領域と接着剤70との間の中間領域の周囲が、囲み部92によって囲まれている。これによれば、中間領域に囲み部が形成されていない構成と比べて、接着剤70から圧力センサ14までの沿面距離が長くなる。そのため、溝部73に接着剤70を塗布した際に、表面張力によって、接着剤70が圧力センサ14まで濡れ広がることが抑制される。これにより、接着剤70によって圧力センサ14が被覆されることが抑制される。
囲み部92は、足部93を介してモールド樹脂13に支持されている。これによれば、圧力センサ14に囲み部92の重さが印加されることが抑制される。この結果、圧力センサ14の検出精度が低下することが抑制される。
囲み部92と足部93は、それぞれモールド樹脂13と同一材料からなる。これによれば、囲み部92と足部93とをモールド樹脂13と共に形成することができる。また、囲み部がモールド樹脂とは異なる材料である構成、及び、足部がモールド樹脂とは異なる材料である構成それぞれと比べて、構成が簡素化される。
接着剤70は、室温にて硬化する室温硬化型接着剤である。これによれば、接着剤70として、加熱によって硬化する加熱硬化型接着剤を採用した構成とは異なり、加熱によって、モールド樹脂13とハウジング30との界面に挟み込まれた気泡が膨張し、接着剤70に内包が形成されることが抑制される。これにより、内包によって、第2境界線72が接着剤70によって被覆されなくなることが抑制され、モールド樹脂13とハウジング30との界面それぞれに、異物が侵入することが抑制される。
溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれに凹凸が形成され、この凹凸が接着剤70によって被覆されている。これによれば、溝部73を構成する壁面に凹凸が形成されていない構成と比べて、センサ部10及びハウジング30それぞれと接着剤70との接触面積が増大する。そのため、センサ部10及びハウジング30それぞれと接着剤70との接合強度が向上される。
ランド17と連結部18との連結部位18aがモールド樹脂13から外部に露出され、その露出された連結部位18aが、接着剤70によって被覆されている。これによれば、ランドと連結部との連結部位が外部に露出された構成とは異なり、連結部位18aの腐食が抑制される。また、連結部位18aとモールド樹脂13との界面に、異物が侵入することが抑制され、センサチップ11とリード12それぞれの腐食が抑制される。
ハウジング30の内環面30aに形成された環状の突起31の先端が僅かに潰れ、突起31の先端(内環面30a)と連結面13cとが接触されている。これによれば、環状の突起が内環面30aに形成されていない構成と比べて、ハウジング30とモールド樹脂13との接合強度が向上される。また、図2に示すように、環状の突起31が接着剤70を溜めるダムとしての機能を果たす。そのため、充填工程において、接着剤70が外部(第2領域)に漏れることが抑制される。
固定部50の一部(凸部53)が接着剤70によって被覆され、固定部50が、接着剤70を介して、センサ部10とハウジング30とに固定されている。これによれば、固定部50とハウジング30の界面から圧力流体が漏出することが抑制される。また、固定部50とハウジング30との接続強度が向上される。
本実施形態では、第2境界線72を接着剤70によって被覆することで、モールド樹脂13とハウジング30との界面に異物が侵入することが抑制された構成を示した。これに対して、例えば、第1露出面13aの一部である上面20aと、固定部50における第1筒部51と第2筒部52それぞれの内壁を連結する連結面との間でO−リングを挟持することで、モールド樹脂13とハウジング30との界面に異物が侵入することを抑制する構成も考えられる。しかしながら、上記したように、上型94と下型95の噛み合わせ位置が、モールド樹脂13の表面13a〜13cに位置するため、上面20aにパーティングラインが生じる虞がある。したがって、上記構成例の場合、パーティングラインのために、O−リングと上面20aとの間に隙間が生じ、モールド樹脂13とハウジング30との界面に異物が侵入する虞がある。これに対し、本実施形態では、上記したように、第2境界線72を接着剤70によって被覆している。これによれば、パーティングラインの有無に関わらずに、第2境界線72が接着剤70によって被覆される。そのため、上記比較例と比べて、モールド樹脂13とハウジング30との界面に異物が侵入することが抑制される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、接着剤70が室温にて硬化する室温硬化型接着剤である例を示した。しかしながら、接着剤70としては、上記例に限定されず、例えば、混合によって硬化反応が進み、加熱によって完全に硬化する2液型接着剤を採用することもできる。この場合、充填工程後、接着剤70を混合することで硬化反応を進める混合工程と、該混合工程後、接着剤70を加熱することで完全に硬化する加熱工程と、を実施する。なお、この場合、上記した充填工程において、加熱工程時における加熱によって、モールド樹脂13とハウジング30との界面に挟み込まれた気泡が膨張したとしても、接着剤70に内包が形成されることが抑制されるほどに、接着剤70の硬化反応を進めておく。
これによれば、接着剤として、加熱によって硬化する加熱硬化型接着剤を採用した構成とは異なり、加熱工程において、モールド樹脂13とハウジング30との界面に挟み込まれた気泡が膨張したとしても、接着剤70に内包が形成されることが抑制される。これにより、内包によって、第2境界線72が接着剤70によって被覆されなくなることが抑制され、モールド樹脂13とハウジング30との界面それぞれに、異物が侵入することが抑制される。
本実施形態では、半導体チップ15の中間領域が囲み部92によって囲まれた例を示した。しかしながら、囲み部92はなくとも良い。
本実施形態では、囲み部92が、モールド樹脂13と同一材料から成る例を示した。しかしながら、囲み部92の形成材料としては、適宜、別の材料を採用することができる。
本実施形態では、囲み部92が足部93を介してモールド樹脂13に支持された例を示した。しかしながら、足部93はなくとも良い。この場合においても、中間領域に囲み部92を作成することができる。
本実施形態では特に言及しなかったが、図4及び図5に示すように、足部93は、センサチップ11の長手方向に延びた形状を示した。しかしながら、足部93の形状としては、上記例に限定されず、図17及び図18に示すように、センサチップ11の長手方向に対して斜めに延びた形状を採用することもできる。
本実施形態では、半導体チップ15に、圧力センサ14の出力信号を処理する処理回路が形成された例を示した。しかしながら、図19に示すように、半導体チップ15とは別のチップ23に上記した処理回路が形成され、ワイヤ22を介して、圧力センサ14と処理回路とが電気的に接続された構成を採用することもできる。
本実施形態では、ハウジング30の内環面30aに環状の突起31が形成され、該突起31の先端が僅かに潰れた態様で、突起31の先端がモールド樹脂13の連結面13cと接触した例を示した。しかしながら、モールド樹脂13の連結面13cに環状の突起31が形成され、該突起31の先端が僅かに潰れた態様で、突起31の先端がハウジング30の内環面30aと接触した構成を採用することもできる。更には、ハウジング30及びモールド樹脂13それぞれに突起31が形成されていない構成を採用することもできる。
本実施形態では、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれに凹凸が形成された例を示した。しかしながら、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれのいずれか一方に凹凸が形成された構成を採用することもできる。更には、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれに凹凸が形成されない構成を採用することもできる。
本実施形態では、第1固定工程において、センサ部10をハウジング30の中空内に圧入することで、モールド樹脂13の連結面13cをハウジング30の内環面30aに接触させ、センサ部10をハウジング30の中空内に固定する例を示した。しかしながら、第1固定工程において、ハウジング30を製造するための金型内にセンサ部10の一部を配置して、ハウジング30を製造するための金型内に樹脂を注入し、固化することで、センサ部10をハウジング30の中空内に固定しても良い。
なお、この製造方法の場合、ハウジング30とセンサ部10(モールド樹脂13)とは製造時に密着するが、製造後の市場環境の温度変化によって、ハウジング30とモールド樹脂13との境に形成された第2境界線72の接続が剥がれ、両者の間に界面が生じる。したがって、本実施形態で示したように、第2境界線72が接着剤70によって被覆された構成が好ましい。ちなみに、ハウジング30の形成材料とセンサ部10の形成材料(モールド樹脂13)とが同一の場合においても、上記したように、両者に界面が生じる可能性がある。そのため、両者の形成材料の相違いかんに関わらずに、第2境界線72が形成され、モールド樹脂13の連結面13cとハウジング30の内環面30aとの間に界面が形成される。したがって、上記したように、第2境界線72が接着剤70によって被覆された構成が好ましい。
本実施形態では、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれに紫外線照射、レーザー照射、プラズマ処理、カップリング剤塗布などを施すことによって、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aそれぞれの表面官能基を活性化した例を示した。しかしながら、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aいずれか一方の表面官能基が活性化された構成を採用することもできる。更には、溝部73を構成する内環面30aと第1露出面13aいずれの表面官能基も活性化されない構成を採用することもできる。
本実施形態では、ランド17と連結部18との連結部位18aがモールド樹脂13から外部に露出され、その露出された連結部位18aが、接着剤70によって被覆された例を示した。しかしながら、連結部位18aが接着剤70によって被覆されていなくとも良い。
本実施形態では、固定部50の一部(凸部53)が接着剤70によって被覆され、固定部50が、接着剤70を介して、センサ部10とハウジング30とに固定された例を示した。しかしながら、固定部50が、接着剤70を介して、センサ部10とハウジング30とに固定されていない構成を採用することもできる。
本実施形態では、センサチップ11が圧力センサ14を有する例を示した。しかしながら、センサチップ11が有するセンサとしては上記例に限定されず、例えば、流量センサなどを採用することができる。
10・・・センサ部
11・・・センサチップ
12・・・リード
13・・・モールド樹脂
13a・・・第1露出面
13b・・・第2露出面
13c・・・連結面
30・・・ハウジング
30a・・・内環面
70・・・接着剤
71・・・第1境界線
72・・・第2境界線
73・・・溝部
100・・・センサ装置

Claims (18)

  1. 物理量を検出するセンサチップ(11)、該センサチップの出力信号を外部に出力するためのリード(12)、及び、前記センサチップと前記リードそれぞれの一部を被覆するモールド樹脂(13)を有するセンサ部(10)と、
    環状を成し、その内環面(30a)によって囲まれた中空内に前記センサ部が固定されるハウジング(30)と、を有し、
    前記モールド樹脂は、前記センサチップの一部が露出した第1露出面(13a)と、前記リードの一部が露出した第2露出面(13b)と、前記第1露出面と前記第2露出面とを連結する連結面(13c)と、を有し、
    前記連結面が前記ハウジングの内環面と接触することで、前記ハウジングの中空が、前記モールド樹脂から露出した前記センサチップの一部が設けられる第1領域と、前記モールド樹脂から露出した前記リードの一部が設けられる第2領域と、に区画され、
    前記第1領域を構成する前記ハウジングの内環面と、前記モールド樹脂の第1露出面とによって溝部(73)が構成され、
    該溝部に充填された接着剤(70)によって、前記センサチップの表面と前記第1露出面との境に形成される第1境界線(71)、及び、前記第1露出面と前記内環面との境に形成される第2境界線(72)それぞれが被覆されていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記センサチップは、圧力センサ(14)と、該圧力センサが形成された半導体チップ(15)と、を有し、
    前記半導体チップにおける前記圧力センサの形成領域が前記モールド樹脂から露出され、
    前記半導体チップにおける前記圧力センサの形成領域と前記接着剤との間の中間領域の周囲が、囲み部(92)によって囲まれていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記囲み部は、前記モールド樹脂と同一材料からなることを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記囲み部は、前記囲み部と同一材料から成る足部(93)を介して、前記モールド樹脂に支持されていることを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記接着剤は、室温にて硬化する室温硬化型接着剤であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のセンサ装置。
  6. 前記接着剤は、混合によって硬化反応が進み、加熱によって完全に硬化する2液型接着剤であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記溝部を構成する壁面には凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のセンサ装置。
  8. 前記リードは、リードフレーム(16)の一部であり、
    該リードフレームは、前記リードと、前記センサチップを搭載するランド(17)と、前記ランドと前記リード、及び、複数の前記リード間を連結し、且つ、前記センサチップ、前記リード、及び、前記ランドそれぞれが前記モールド樹脂によって被覆された際に除去される連結部(18)と、から成り、
    前記ランドと前記連結部との連結部位(18a)が前記モールド樹脂から外部に露出され、その露出された連結部位が、前記接着剤によって被覆されていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載のセンサ装置。
  9. 前記ハウジングの内環面若しくは前記モールド樹脂の連結面に環状の突起(31)が形成され、
    該突起の先端が僅かに潰れた態様で、前記突起の先端が前記モールド樹脂の連結面若しくは前記ハウジングの内環面と接触していることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のセンサ装置。
  10. 前記センサ部を他部材に固定するための固定部(50)を有し、
    前記固定部(50)の一部が前記接着剤によって被覆され、
    前記固定部が、前記接着剤を介して、前記センサ部と前記ハウジングとに固定されていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載のセンサ装置。
  11. 前記固定部は、金属材料から成り、
    前記固定部の一部をかしめることで、前記固定部が前記ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項10に記載のセンサ装置。
  12. 前記固定部は、環状を成し、
    前記固定部の中空内に、前記モールド樹脂から露出した前記センサチップの一部が配置されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のセンサ装置。
  13. 請求項1〜12いずれかに記載のセンサ装置の製造方法であって、
    前記モールド樹脂の連結面を前記ハウジングの内環面に接触させることで、前記センサ部を前記ハウジングの中空内に固定する第1固定工程と、
    該第1固定工程後、前記溝部に前記接着剤を充填することで、前記第1境界線、及び、前記第2境界線それぞれを覆う充填工程と、を有することを特徴とするセンサ装置の製造方法。
  14. 前記センサ装置は、前記センサ部を他部材に固定するための固定部を有し、
    前記充填工程後、前記固定部の一部を前記接着剤に浸し、前記接着剤を固化することで、固化した前記接着剤を介して、前記固定部を前記センサ部と前記ハウジングとに固定する第2固定工程を有することを特徴とする請求項13に記載のセンサ装置の製造方法。
  15. 前記接着剤は、混合によって硬化反応が進み、加熱によって完全に硬化する2液型接着剤であり、
    前記充填工程後、前記接着剤を混合することで硬化反応を進める混合工程と、
    該混合工程後、前記接着剤を加熱することで完全に硬化する加熱工程と、を有し、
    前記充填工程において、前記加熱工程時における加熱によって、前記モールド樹脂と前記ハウジングとの界面に挟み込まれた気泡が膨張したとしても、前記接着剤に内包が形成されることが抑制される程度に、前記接着剤の硬化反応を進めることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のセンサ装置の製造方法。
  16. 前記第1固定工程において、前記センサ部を前記ハウジングの中空内に圧入することで、前記センサ部を前記ハウジングの中空内に固定することを特徴とする請求項13〜15いずれか1項に記載のセンサ装置の製造方法。
  17. 前記第1固定工程において、前記ハウジングを製造するための金型内に前記センサ部の一部を配置して、前記ハウジングを製造するための金型内に、樹脂を注入し、固化することで、前記センサ部を前記ハウジングの中空内に固定することを特徴とする請求項13〜15いずれか1項に記載のセンサ装置の製造方法。
  18. 前記センサ部を形成するセンサ部形成工程を有し、
    該センサ部形成工程は、
    リードフレームのランドに前記センサチップを搭載する搭載工程と、
    該搭載工程後、前記センサチップと前記リードフレームとを金型のキャビティ内に配置する配置工程と、
    該配置工程後、前記キャビティ内に溶融した樹脂を注入する注入工程と、
    該注入工程後、溶融した樹脂を固化することで、前記モールド樹脂を形成する固化工程と、
    該固化工程後、前記キャビティ内から、前記モールド樹脂によって覆われたリードフレームとセンサチップとを取り出す取り出し工程と、
    該取り出し工程後、前記リードフレームにおける前記ランドと前記リード、及び、各リード同士を連結する連結部を除去することで、前記ランドと前記リード、及び、各リード同士を電気的に独立させる除去工程と、を有し、
    前記除去工程において、前記ランドと前記連結部との連結部位が、前記モールド樹脂から外部に露出されており、
    前記充填工程において、前記連結部位を前記接着剤によって被覆することを特徴とする請求項13〜17いずれか1項に記載のセンサ装置の製造方法。
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