JP5853371B2 - 楽音合成装置およびプログラム - Google Patents
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Description
このため、知識の浅いユーザにおいても音色編集が容易になるように、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1においては、各音色タイプにマッチした「音色編集用テンプレート」を用いて音色パラメータを編集する技術が開示されている。音色タイプとは、例えば「ピアノ系」、「アナログ系」などの音色のグループであり、音色編集用テンプレートとは、選択された音色タイプに対応して編集対象となる所定数(例えば「4」)のパラメータを定めたものである。電子楽器の操作パネルには、この所定数と同数のノブが設けられており、ユーザは、これらのノブを操作することによって、パラメータ値を増減させることができる。従って、音色タイプに応じて音色編集用テンプレートにて最も適したパラメータを指定しておくと、ユーザは膨大なパラメータの中から編集対象のパラメータを選択する手間を軽減することができる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザがイメージした音を簡単な操作で実現できる楽音合成装置およびプログラムを提供することを目的としている。
請求項1記載の楽音合成装置にあっては、複数のパラメータに基づいて楽音信号を合成する楽音信号合成手段(12)と、所定のユーザ操作に応じて複数のパラメータのパラメータ値を変化させる態様と、文字列とを規定したデータを一のパラメータセットとし、複数のパラメータセットに含まれる文字列を配置してなるエディット画面(図2(a))を表示するエディット画面表示手段(10、SP2)と、ユーザ操作に応じて、前記エディット画面に表示された文字列のうち何れかが指定されると、指定された文字列に係るパラメータセットに規定された態様で、複数のパラメータのパラメータ値を変化させるパラメータ値操作手段(SP12)とを有し、前記エディット画面(図2(a))は、現在編集対象となっている項目名を表示する編集項目名表示部(55)と、該編集項目名表示部(55)の周辺に配置され、指定されたテンプレートに属する複数のパラメータセットに含まれる文字列を表示するパラメータセット対応部(51〜54,56〜59)とから成り、前記パラメータセット対応部(51〜54,56〜59)は、前記編集項目名表示部を挟んで対向する位置に、相互に反対の効果が生じる2つのパラメータセットに含まれる文字列をそれぞれ表示することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の楽音合成装置において、前記パラメータセットを複数含むグループを一のテンプレートとし、複数のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段(20)と、ユーザ操作に応じて、複数の前記テンプレートの中から一のテンプレートを指定するテンプレート指定手段(60,SP6,SP8)をさらに具備し、前記エディット画面(図2(a))は、該テンプレート指定手段(60,SP6,SP8)によって指定されたテンプレートに属する複数のパラメータセットに含まれる文字列を配置してなるものであることを特徴とする。
また、請求項4記載のプログラムにあっては、複数のパラメータに基づいて楽音信号を合成する楽音信号合成手段(12)と、処理装置(22)とを有する楽音合成装置に適用されるプログラムであって、前記処理装置(22)に、所定のユーザ操作に応じて複数のパラメータのパラメータ値を変化させる態様と、文字列とを規定したデータを一のパラメータセットとし、複数のパラメータセットに含まれる文字列を配置してなるエディット画面(図2(a))を表示手段(10)に表示させる手順と、ユーザ操作に応じて、前記エディット画面に表示された文字列のうち何れかが指定されると、指定された文字列に係るパラメータセットに規定された態様で、複数のパラメータのパラメータ値を変化させる手順とを実行させるためのものであり、前記エディット画面(図2(a))は、現在編集対象となっている項目名を表示する編集項目名表示部(55)と、該編集項目名表示部(55)の周辺に配置され、指定されたテンプレートに属する複数のパラメータセットに含まれる文字列を表示するパラメータセット対応部(51〜54,56〜59)とから成り、前記パラメータセット対応部(51〜54,56〜59)は、前記編集項目名表示部を挟んで対向する位置に、相互に反対の効果が生じる2つのパラメータセットに含まれる文字列をそれぞれ表示することを特徴とする。
次に、本発明の一実施例の電子楽器のハードウエア構成を図1を参照し説明する。
図において2は演奏操作子であり、鍵盤、ペダル、ピッチベンドホイール等から構成されている。演奏操作子2に対する操作状態は、検出回路4によって検出され、その操作状態を表す信号がバス16を介して出力される。6は設定操作子であり、各種の動作モード等を設定するボタン等から構成されている。設定操作子6に対する操作状態は、検出回路8によって検出され、その操作状態を表す信号がバス16を介して出力される。10は表示器であり、バス16を介して供給された表示情報に基づいて、ユーザに対して各種情報を表示する。なお、表示器10はタッチパネルを構成しており、画面上におけるユーザの操作内容はバス16を介して出力される。12は音源・効果回路であり、各種音色パラメータのパラメータ値に基づいて楽音信号を合成するとともに、効果処理を施して出力する。
設定操作子6において、ボイスエディット(ある音色のパラメータの編集)を指定する所定の操作が行われると、図2(a)に示すボイスエディット画面が表示器10に表示される。この画面において50はパラメータ操作部であり、3行3列に区分けされた領域から構成されている。これらの領域のうち、中央の領域は音色名表示欄55を構成し、ここには、現在選択されている音色名を表す文字列(図示の例では「Grand Piano 1」)が表示される。また、中央以外の領域は、パラメータセット・ボタン51〜54,56〜59を構成する。これらのボタンは各々「パラメータセット」に対応するものである。ここで、パラメータセットとは、例えば「歪んだ音」、「暖かい音」、「乾いた音」、「暗い音」などの音のイメージあるいは特徴を表す文字列と、当該音のイメージあるいは特徴を実現するためには、どの音色パラメータの値をどれだけ変更すればよいのかを定義したデータである。
次に、上述したテンプレートのデータ構造を図3(a)に示す。図3(a)において、TP1〜TPnは「n」個のテンプレートであり、ROM20またはRAM18に格納される。すなわち、基本的なテンプレートは工場出荷時にROM20に格納されるが、その後にユーザが独自にテンプレートを作成することもでき、ユーザが作成したテンプレートはRAM18に記憶される。各テンプレートは、複数の(本実施例においては「8」の)パラメータセットから構成され、図3(a)においては、各テンプレートTP1〜TPnに係る枠内の「行」がパラメータセットになる。
ユーザが設定操作子6を用いて編集対象となる所望の音色(以下、対象音色という)を選択し、さらにボイスエディットを指定する所定の操作を行うと、図4に示すボイスエディット処理ルーチンが起動される。
図4において処理がステップSP2に進むと、対象音色に対するデフォルトのテンプレートの内容が、図2(a)に示した例のように、パラメータ操作部50に表示される。そして、カレント領域18aに記憶された対象音色の現在のパラメータ値が、エディット領域18bにコピーされる。
次に、処理がステップSP4に進むと、テンプレートを変更する指示、すなわちテンプレート選択部60の操作が行われたか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP6に進み、変更指示に応じた他のテンプレートが、適用されるテンプレートとして選択される。次に、処理がステップSP8に進むと、選択されたテンプレートに対応するように、パラメータ操作部50およびテンプレート選択部60の表示内容が更新される。これにより、選択された新たなテンプレートに含まれるパラメータセットが適用対象として選択可能になる。なお、テンプレートを変更する指示が無ければ上記ステップSP6,SP8はスキップされる。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、CPU22上で動作するプログラムによってボイスエディット処理(図4)を行ったが、このプログラムのみをCD−ROM、メモリカード等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
Claims (4)
- 複数のパラメータに基づいて楽音信号を合成する楽音信号合成手段と、
所定のユーザ操作に応じて複数のパラメータのパラメータ値を変化させる態様と、文字列とを規定したデータを一のパラメータセットとし、複数のパラメータセットに含まれる文字列を配置してなるエディット画面を表示するエディット画面表示手段と、
ユーザ操作に応じて、前記エディット画面に表示された文字列のうち何れかが指定されると、指定された文字列に係るパラメータセットに規定された態様で、複数のパラメータのパラメータ値を変化させるパラメータ値操作手段と
を有し、
前記エディット画面は、現在編集対象となっている項目名を表示する編集項目名表示部と、該編集項目名表示部の周辺に配置され、指定されたテンプレートに属する複数のパラメータセットに含まれる文字列を表示するパラメータセット対応部とから成り、
前記パラメータセット対応部は、前記編集項目名表示部を挟んで対向する位置に、相互に反対の効果が生じる2つのパラメータセットに含まれる文字列をそれぞれ表示する
ことを特徴とする楽音合成装置。 - 前記パラメータセットを複数含むグループを一のテンプレートとし、複数のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、
ユーザ操作に応じて、複数の前記テンプレートの中から一のテンプレートを指定するテンプレート指定手段をさらに具備し、
前記エディット画面は、該テンプレート指定手段によって指定されたテンプレートに属する複数のパラメータセットに含まれる文字列を配置してなるものである
ことを特徴とする請求項1記載の楽音合成装置。 - 相互に反対の効果が生じる2つのパラメータセットからなる組が複数組あり、前記エディット画面において、前記パラメータセット対応部は、前記複数組のパラメータセットの各組毎に、前記編集項目名表示部を挟んで対向する位置に、相互に反対の効果が生じる2つのパラメータセットに含まれる文字列をそれぞれ表示する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の楽音合成装置。 - 複数のパラメータに基づいて楽音信号を合成する楽音信号合成手段と、
処理装置と
を有する楽音合成装置に適用されるプログラムであって、
前記処理装置に、
所定のユーザ操作に応じて複数のパラメータのパラメータ値を変化させる態様と、文字列とを規定したデータを一のパラメータセットとし、複数のパラメータセットに含まれる文字列を配置してなるエディット画面を表示手段に表示させる手順と、
ユーザ操作に応じて、前記エディット画面に表示された文字列のうち何れかが指定されると、指定された文字列に係るパラメータセットに規定された態様で、複数のパラメータのパラメータ値を変化させる手順と
を実行させるためのものであり、
前記エディット画面は、現在編集対象となっている項目名を表示する編集項目名表示部と、該編集項目名表示部の周辺に配置され、指定されたテンプレートに属する複数のパラメータセットに含まれる文字列を表示するパラメータセット対応部とから成り、
前記パラメータセット対応部は、前記編集項目名表示部を挟んで対向する位置に、相互に反対の効果が生じる2つのパラメータセットに含まれる文字列をそれぞれ表示することを特徴とするプログラム。
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