JP5549100B2 - 電子音楽装置および音色データ作成方法を実現するためのプログラム - Google Patents

電子音楽装置および音色データ作成方法を実現するためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、多数の種類の楽音パラメータの各値を設定して、任意の音色データを作成することができる電子音楽装置および音色データ作成方法を実現するためのプログラムに関する。
多数の種類の楽音パラメータの各値を設定して、任意の音色データを作成することができる電子音楽装置は、従来から知られている。
このような電子音楽装置として、ユーザが、予め記憶された多数の波形データからいずれかの波形データを選択するとともに、多数の種類の楽音パラメータのそれぞれについて、その値を1つずつ設定して行くことで、任意の音色データを作成可能な、いわゆるミュージックシンセサイザがある(たとえば、非特許文献1参照)。
このミュージックシンセサイザでは、ユーザがある音色データを作成するには、次のようにして行う。すなわち、ユーザは、
(I)イメージする音色に近い既存のプリセット音色の音色データを、たとえばエディットバッファにコピーし、そのうちの一部の音色パラメータの値を編集する
(II)設定すべき多数の種類の楽音パラメータのすべてについて、その値を一から設定する
などによって行う。
MOTIF XS取扱説明書,2007年,ヤマハ株式会社(第112頁〜第126頁)
しかし、上記従来のミュージックシンセサイザでは、上記(II)の方法を採ったときには言うまでもなく、上記(I)の方法を採ったとしても、音色データを作成するには、膨大な種類の楽音パラメータの中から目的のパラメータを選択する作業と、選択したパラメータについてその値を目的通り設定する作業とが必須であるため、このことが、ユーザにとって少なからず負担となっていた。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、音色データを作成する際のユーザの負担を可及的に低減させることが可能となる電子音楽装置および音色データ作成方法を実現するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の電子音楽装置は、複数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色タイプの音色データを作成するために設けられたすべての楽音パラメータから選択された一部の楽音パラメータの種類と、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値を登録したテンプレートであって、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値の少なくとも1つは、当該楽音パラメータについて取り得るすべての設定値よりも制限された範囲または離散値で登録されるテンプレートを記憶する記憶手段と、前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読出し手段と、該読出し手段によって読み出されたテンプレートに従って、音色データ作成画面を生成し表示する表示手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の電子音楽装置は、請求項1の電子音楽装置において、前記記憶手段はさらに、前記複数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色データ作成画面の表示態様を異ならせた表示制御情報を記憶し、前記読出し手段は、前記テンプレートとともに、当該表示制御情報を読み出し、前記表示手段は、前記読み出されたテンプレートおよび表示制御情報に従って前記音色データ作成画面を生成し表示することを特徴とする。
請求項3に記載の電子音楽装置は、請求項1または2の電子音楽装置において、前記表示手段によって表示された音色データ作成画面からユーザが行った入力操作に応じて音色データを作成する作成手段をさらに有し、前記記憶手段はさらに、前記作成手段によって音色データが作成される度に、当該音色データの作成に用いられたテンプレートを特定する特定情報を記憶し、前記作成手段によって音色データが作成された後、該音色データが再度作成されるときには、前記表示手段は、当該音色データに対応する前記特定情報によって特定されるテンプレートに従って、音色データ作成画面を作成し表示することを特徴とする。
請求項4に記載の電子音楽装置は、請求項1〜3の電子音楽装置において、前記テンプレートに登録された楽音パラメータの種類毎の設定可能値の少なくとも1つはさらに、当該楽音パラメータについて取り得る設定単位とは異なる設定単位の離散値で登録されることを特徴とする。
請求項5に記載の電子音楽装置は、請求項1〜4の電子音楽装置において、複数の音色タイプをユーザに提示する提示手段と、前記提示手段によって提示された複数の音色タイプから、ユーザによって指示されたいずれか1つの音色タイプを選択する選択手段とをさらに有し、前記読出し手段は、前記選択手段によって選択された音色タイプに対応するテンプレートを前記記憶手段から読み出すことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項に記載のプログラムは、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
請求項1またはに記載の発明によれば、複数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色タイプの音色データを作成するために設けられたすべての楽音パラメータから選択された一部の楽音パラメータの種類と、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値を登録したテンプレートであって、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値の少なくとも1つは、当該楽音パラメータについて取り得るすべての設定値よりも制限された範囲または離散値で登録されるテンプレートが記憶され、前記テンプレートが読み出され、該読み出されたテンプレートに従って、音色データ作成画面が生成されて表示されるので、ユーザは、イメージしている音色タイプに必要な楽音パラメータの種類や値を迷わず、迅速に設定することができる。これにより、音色データを作成する際のユーザの負担を可及的に低減させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色データ作成画面の表示態様を異ならせた表示制御情報がさらに記憶され、前記テンプレートとともに、当該表示制御情報が読み出され、前記読み出されたテンプレートおよび表示制御情報に従って前記音色データ作成画面が生成されて表示されるので、ユーザは、直感的にイメージしている音色タイプの音色データを作成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、音色データが作成される度に、当該音色データの作成に用いられたテンプレートを特定する特定情報がさらに記憶され、前記音色データが作成された後、該音色データが再度作成されるときには、当該音色データに対応する前記特定情報によって特定されるテンプレートに従って、音色データ作成画面が作成されて表示されるので、後日、音色データの作成の続きを行う場合にも、ユーザは迷わずに作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る電子音楽装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の電子音楽装置が実行する音色データ作成処理の概要を説明するための図である。 図1の電子音楽装置のパネルの一部を示す図である。 図1の電子音楽装置、特にCPUが実行する音色データ作成処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子音楽装置の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の電子音楽装置は、音高情報を含む演奏データを入力するための鍵盤を含む演奏操作子1と、各種情報を入力するための複数のスイッチ、ノブ、スライダおよびダイヤルを含む設定操作子2と、演奏操作子1の操作状態を検出する検出回路3と、設定操作子2の操作状態を検出する検出回路4と、装置全体の制御を司るCPU5と、該CPU5が実行する制御プログラム、各種テーブルデータ、各種波形データおよび各種楽音パラメータ等を記憶するROM6と、演奏データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM7と、各種情報等を表示する、たとえば小型の液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(LED)等を備えた表示器8と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する記憶装置9と、図示しない外部機器を接続し、この外部機器とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)10と、演奏操作子1から入力された演奏データや、前記記憶装置9に記憶されたいずれかの楽曲データを再生して得られた演奏データ等を楽音信号に変換するとともに、その楽音信号に各種効果を付与するための音源・効果回路11と、該音源・効果回路11からの楽音信号を音響に変換する、たとえば、DAC(digital-to-analog converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム12とにより構成されている。
上記構成要素3〜11は、バス13を介して相互に接続され、音源・効果回路11にはサウンドシステム12が接続されている。
記憶装置9は、たとえば、フレキシブルディスク(FD)、ハードディスク(HD)、CD−ROM、DVD(digital versatile disc)、光磁気ディスク(MO)および半導体メモリなどの記憶媒体とその駆動装置である。記憶媒体は、駆動装置から着脱可能であってもよいし、記憶装置9自体が、本実施の形態の電子音楽装置から着脱可能であってもよい。あるいは、記憶媒体も記憶装置9も着脱不可能であってもよい。なお記憶装置9(の記憶媒体)には、前述のようにCPU5が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM6に制御プログラムが記憶されていない場合には、この記憶装置9に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM7に読み込むことにより、ROM6に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU5にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。また各種波形データおよび各種楽音パラメータは、前述のようにROM6に格納されるとしたが、ROM6に入りきらない分は、記憶装置9に記憶させるようにしてもよい。さらに、音色データを作成するために用いる波形データおよび楽音パラメータをすべて装置内で賄うのではなく、頻繁に用いるものだけを装置内に予め記憶させておき、それ以外は必要になった時点で、たとえば前記通信I/F10を介して前記外部機器から取得し、記憶装置9内に記憶させるようにしてもよい。
通信I/F10としては、たとえば、MIDI(musical instrument digital interface)信号などの音楽信号を専用に送受信する音楽専用有線I/F、USB(universal serial bus)やIEEE1394などの汎用近距離有線I/F、Ethernet(登録商標)などの汎用ネットワークI/F、無線LAN(local area network)やBluetooth(登録商標)などの汎用近距離無線I/Fを挙げることができる。本実施の形態では、通信I/F10としてUSBを採用しているが、これに代えて他の種類のI/Fを採用してもよいし、これに他の種類のI/Fを加えるようにしてもよい。
なお本実施の形態では、電子音楽装置を電子鍵盤楽器上に構築するようにしたが、これに限らず、汎用的なPC上に構築してもよい。本発明では鍵盤は必須の構成ではないので、この場合には鍵盤を削除してもよい。もちろん、この場合でも鍵盤を設けて、PCに外付けするようにしてもよい。
以上のように構成された電子音楽装置が実行する制御処理を、まず図2および図3を参照してその概要を説明し、次に図4を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態の電子音楽装置が実行する音色データ作成処理の概要を説明するための図である。
ユーザが、複数の動作モードの中から「音色データ作成モード」を選択するとともに、「音色データ作成モード」内の複数の機能の中から「タイプ毎音色作成機能」を選択し、さらに作成したい音色データの音色タイプを選択する(ブロックB1)と、表示器8上には、選択された音色タイプに対応する音色作成画面が表示される。たとえば、音色タイプAが選択されたときには、音色タイプAの音色作成画面が表示され(ブロックB2)、音色タイプBが選択されたときには、音色タイプBの音色作成画面が表示される(ブロックB3)。なお「タイプ毎音色作成機能」とは、タイプ毎音色作成画面(「音色タイプAの音色作成画面」や「音色タイプBの音色作成画面」の上位概念)を用いて音色データを作成する機能を言う。
音色タイプAの音色作成画面は、音色タイプAの音色データを作成するために最小限必要となる種類の楽音パラメータを提示するとともに、提示される種類の楽音パラメータのうちの少なくとも一部についてはその設定範囲や設定単位も限定的に提示する。ここで、「最小限必要となる」とは、提示された種類の楽音パラメータのみを設定すれば、ほぼユーザの所望する音色タイプの音色データを作成できるという意味である。そして、「その設定範囲や設定単位も限定的に提示する」ようにしたのは、選択された音色タイプの通常の音色データから外れた音色データを作成しないようにするためであり、いわゆるユーザ支援である。
なお図示例では、音色タイプAの音色作成画面は、4種類のパラメータのみを選択して提示し、その各値の設定可能範囲も全範囲のうちの一部のみを限定的に提示している。ブロックB2の右横の正方形内の4つの短冊が、それぞれ種類の異なる楽音パラメータを示し(4つの短冊が種類の異なるパラメータであることは、「パラメータ種類」の矢印によって示される)、それぞれの短冊の長さが、対応する楽音パラメータの値の、音色タイプAの音色作成画面における設定可能範囲を示している(「値」の矢印は、値の増大する方向を示している)。また、上記正方形の横辺の全長が、各楽音パラメータの、フル音色作成画面(ブロックB4)における設定可能範囲(つまり、全範囲)を示している。なお、図示例の「4種類のパラメータ」は、説明を簡単にするために少数のパラメータを提示したに過ぎず、この「4種類のパラメータ」を設定するだけでは、ユーザの所望する音色タイプAの音色データを作成することは不可能であり、実際にはこれより多くのパラメータを提示して設定する必要がある。なお、この音色タイプAの音色作成画面は、音色タイプA用に設定されたテンプレート(以下、「パラメータ制限テンプレート」という)に基づいて生成される。ただし、このパラメータ制限テンプレートに登録されるデータ内容については、後述する。
音色タイプBの音色作成画面は、音色タイプAの音色作成画面に対して、提示する楽音パラメータの種類とその値の設定可能範囲が異なるのみであるので、音色タイプBの音色作成画面についての説明は省略する。
図3は、本実施の形態の電子音楽装置のパネルの一部を示す図であり、同図(a)は、音色タイプAとして「ピアノ系音色」を選択した場合のタイプ毎音色作成画面の一例を示し、同図(b)は、音色タイプBとして「アナログ系音色」を選択した場合のタイプ毎音色作成画面の一例を示している。
各音色タイプにはそれぞれ固有の画面スキン(画面デザイン)が対応付けられ、「ピアノ系音色」が選択されたときには、「ピアノ系音色」の画面スキンでタイプ毎音色作成画面8aが生成されて表示される一方、「アナログ系音色」が選択されたときには、「アナログ系音色」の画面スキンでタイプ毎音色作成画面8a′が生成されて表示される。その結果、図3(a)と(b)のように、タイプ毎音色作成画面8aと8a′の各画面デザインは異なっている。
タイプ毎音色作成画面8aに提示された4種類の楽音パラメータはそれぞれ、前記設定操作子2に含まれる4つのノブ2a1〜2a4(図2のブロックB5内の「パラメータ対応物理操作子」に相当する)に対応付けられ、ユーザはノブ2a1〜2a4のいずれかを操作することで、対応する種類の楽音パラメータの値を設定することができるようになっている。
タイプ毎音色作成画面8aには“save”ボタンが表示されている。ユーザが“SAVE”ボタンを操作する(本実施の形態では、表示器8のLCDとしてタッチパネル式のものを採用していないので、ユーザは“SAVE”ボタンを直接操作することはできない。つまり、実際にはユーザは、前記設定操作子2に含まれるスイッチのうち、“save”ボタンに対応付けられたものを押下することで、“save”ボタンを間接的に操作している。しかし以下、記述を簡略化するために、表示器8上に表示されたボタンでも、ボタンを「操作」と表現することにする)と、各楽音パラメータの現在の設定状態が音色データとして、記憶装置9に保存される。そしてこのとき、タイプ毎音色作成画面8aを生成して表示するため用いたパラメータ制限テンプレートと画面スキン(データ)を特定する情報を、当該音色データに付加して記憶装置9に記憶するようにしている。
またタイプ毎音色作成画面8aには“full”ボタンも表示されている。ユーザが“full”ボタンを操作すると、前記図2に示すように、タイプ毎音色作成画面8aからフル音色作成画面に移行する(ブロックB4)。フル音色作成画面では、設定可能なあらゆる種類の楽音パラメータの値を全設定範囲に亘って設定することができる。フル音色作成画面は、たとえば各種楽音パラメータが表形式で表示され、ユーザは設定操作子2に含まれる汎用物理操作子である、カーソル移動スイッチとダイヤル(ともに図示せず)を用いて(ブロックB6)、設定対象の楽音パラメータを1つずつ選択してその値を変更する。なお、この選択設定方法は、従来の電子音楽装置(前記ミュージックシンセサイザ)における方法と変わらないので、その説明は省略する。
なお、フル音色作成画面とタイプ毎音色作成画面8a,8a′との間は、図2に示すように相互に移行することができるようになっている。
このように本実施の形態の電子音楽装置では、音色タイプ毎に、当該タイプの音色データを作成するのに最低限必要な楽音パラメータの種類と、その種類において取り得る値に限定したパラメータ情報のみをユーザに提示するパラメータ制限テンプレートを記憶し、ユーザが選択した音色タイプに応じてパラメータ制限テンプレートを選択し、選択されたパラメータ制限テンプレートに従って楽音パラメータの種類と値を限定したタイプ毎音色作成画面を提示するので、ユーザは、イメージしている音色タイプに必要な楽音パラメータの種類や値を迷わず、迅速に設定することができる。これにより、音色データを作成する際のユーザの負担を可及的に低減させることが可能となる。
また、音色タイプ毎に、その画面デザインの異なる画面スキンデータを記憶し、選択された音色タイプに応じた画面スキンデータに基づいてタイプ毎音色作成画面を生成して表示するので、ユーザは、直感的にイメージしている音色タイプの音色データを作成することができる。
さらに、作成中の音色データ毎に、どのパラメータ制限テンプレート(および画面スキンデータ)で作成していたかを記憶し、一旦音色作成画面を抜けた後、再度音色データを呼び出したときに、そのパラメータ制限テンプレート(および画面スキンデータ)に従ってタイプ毎音色作成画面を生成して表示するので、後日、音色データの作成の続きを行う場合にも、ユーザは迷わずに作業を行うことができる。
次に、この制御処理を詳細に説明する。
図4は、本実施の形態の電子音楽装置、特にCPU5が実行する音色データ作成処理の手順を示すフローチャートである。本音色データ作成処理は、ユーザが、たとえば前記設定操作子2に含まれるモード選択スイッチ(図示せず)を操作することで、音色データ作成モードを選択したときに起動し、他のモードが選択されたときに終了する。
本音色データ作成処理は、主として
(1)前記「タイプ毎音色作成機能」が選択されたときに実行するタイプ毎音色作成機能処理(ステップS3〜S8)
(2)前記フル音色作成画面を用いて音色データを作成する「フル音色作成機能」が選択されたときに実行するフル音色作成機能処理(ステップS11〜S13)
(3)「タイプ毎音色作成機能」と「フル音色作成機能」とを相互に移行させる相互移行処理(ステップS15,S16)
(4)作成した音色データを保存する保存処理(ステップS10)
によって構成されている。
本音色データ作成処理が起動すると、まずCPU5は、ユーザが音色データを新規に作成するかどうかを判別する(ステップS1)。たとえば、本音色データ作成処理が起動した直後に表示器8上に表示される初期画面には、「新規作成」ボタンおよび「編集」ボタン(ともに図示せず)が含まれるとする。そしてユーザは、音色データを新規に作成するには「新規作成」ボタンを操作して行う一方、既に作成された音色データを編集するには「編集」ボタンを操作して行う。したがってステップS1では、CPU5は、「新規作成」ボタンが操作されたかどうかを判別する。なお「編集」ボタンが操作されると、既に作成された音色データの一覧が表示されるとし、ユーザは、たとえば前記カーソル移動スイッチと“ENTER”スイッチ(図示せず)を用いて、この中からいずれかを選択するものとする。
前記ステップS1の判別の結果、ユーザが音色データを新規に作成するときには、CPU5は、処理をステップS2に進め、ユーザに「タイプ毎音色作成機能」または「フル音色作成機能」のいずれの機能を選択するかを問い合わせる。この結果、ユーザが「タイプ毎音色作成機能」を選択した場合には、CPU5は、処理を前記(1)のタイプ毎音色作成機能処理に進める。
この(1)タイプ毎音色作成機能処理では、まずCPU5は、選択可能な音色タイプの選択肢を表示器8上に表示し(ステップS3)、次にCPU5は、ユーザがいずれかの音色タイプを選択するのを待つ(ステップS4)。そして、ユーザがいずれかの音色タイプを選択すると、選択された音色タイプに応じたパラメータ制限テンプレートと画面スキンデータを選択し、これら選択されたデータを特定するデータである「選択ありデータ」を当該音色データに付加する(ステップS4→S5)。音色データは、本実施の形態では、新規に作成するものでも編集するものでも、前記RAM7の所定位置に確保されたエディットバッファ(図示せず)内で作成されるものとする。上記「選択ありデータ」を音色データに付加するとは、このエディットバッファ内の所定の領域に「選択ありデータ」を格納することに相当する。
次に、パラメータ制限テンプレートに登録されるデータ内容について説明する。パラメータ制限テンプレートには、主として
(D1)パラメータ対応物理操作子に割り当てる楽音パラメータの種類
(D2)上記(D1)の楽音パラメータ毎に取り得る値の範囲
(D3)上記(D1)の楽音パラメータ以外の楽音パラメータのデフォルト値
などが登録される。
上記(D1)の楽音パラメータの種類が、当該音色タイプの音色データを作成するために最小限必要となる楽音パラメータである。また上記(D2)の楽音パラメータの取り得る値の範囲の具体例としては、全範囲、一部範囲および離散値などを挙げることができる。さらに上記(D3)の楽音パラメータは、設定するべき種類の楽音パラメータから、上記(D1)の楽音パラメータを除いたものである。この(D3)の楽音パラメータには、デフォルト値が設定されるとし(ただしこの場合でも、フル音色作成画面に移行すれば、そのデフォルト値を変更できる)、本実施の形態では、そのデフォルト値をパラメータ制限テンプレートに登録するようにしている。もちろんデフォルト値は、音色タイプ毎に持つのではなく、全音色タイプについて共通の値を、全パラメータ分持つようにしてもよい。この場合、デフォルト値はパラメータ制限テンプレートに登録されない。
画面スキンデータは、本実施の形態では前記ROM6あるいは記憶装置9に予め記憶されているものとするが、前記外部機器から適宜取得してRAM7に記憶させてもよい。画面スキンデータには、たとえば、タイプ毎音色作成画面の表示に必要な表示パーツの画像データとその配置を示すデータ、背景の画像データ、パラメータ対応物理操作子と表示パーツを対応付けるデータ、パラメータ対応物理操作子の操作に応じて形状や位置が変更された後の表示パーツ(パラメータ対応物理操作子が前記ノブ2a2〜2a4の場合には、目盛りを示す位置がデフォルト位置(たとえば“0”)から変更されたもの(図3参照))の画像データ、文字の色、フォント、大きさおよび配置をそれぞれ示すデータなどが含まれる。
次にCPU5は、前記ステップS5で選択したパラメータ制限テンプレートに応じて、楽音パラメータの種類をパラメータ対応物理操作子に割り当て(ステップS6)、前記ステップS5で選択した画面スキンデータに応じてタイプ毎音色作成画面を表示する(ステップS7)。そして、ユーザがパラメータ対応物理操作子を用いて、タイプ毎音色作成画面上に提示された楽音パラメータを設定すると、CPU5は、前記エディットバッファ中、対応する楽音パラメータの値をユーザの操作に応じて変更設定する(ステップS8)。
前記図3(a)は、音色タイプとして「ピアノ系音色」が選択された状態で、上記(1)のタイプ毎音色作成機能処理が実行されているときのタイプ毎音色作成画面を示している。
音色タイプとして「ピアノ系音色」が選択されると、「ピアノ系音色」に対応付けられたパラメータ制限テンプレートが選択される(前記ステップS5参照)。パラメータ制限テンプレートには、前記(D1)のデータ、具体的には、ノブ2a1〜2a4(パラメータ対応物理操作子)のそれぞれと、ピアノ系波形データ(“WAVE”)、“ATTACK”パラメータ、“RevSend”パラメータおよび“Cho Send”パラメータとを対応付けるデータが登録されているので、前記ステップS6の処理が実行された後は、ユーザはノブ2a1〜2a4のいずれかを操作することで、対応する種類の楽音パラメータの値を設定することができるようになっている。一方、パラメータ制限テンプレートが選択されたときには同時に、「ピアノ系音色」に対応付けられた画面スキンデータも選択される(前記ステップS5参照)。この画面スキンデータによって、タイプ毎音色作成画面8aが生成されて表示される(前記ステップS7参照)ので、図3(a)は、少なくともこのステップS7の処理が終了した後の状態を示している。
この状態でユーザが、たとえばノブ2a1を操作した場合、ピアノ系波形データ(“WAVE”)として提示されている4つのピアノ系音色の波形データ(“GP”,“UP”,“EP1”および“EP2”)のいずれかを選択することができる。現在選択中の波形データに対応するブロックには、斜線が施されている。したがって、波形データ“UP”が現在選択されている。このときユーザが、ノブ2a1を時計の針の進む方向に回転させると、所定の角度だけ回転する毎に、順次下の波形データが選択されて行き、波形データ“EP2”に到達すると、先頭の波形データ“GP”に戻る。一方、ノブ2a1を時計の針の進む方向と逆に回転させると、上述の設定方向と逆の方向に各波形データが選択されて行く。選択可能な波形データは、楽器音色に限ったとしても、「ピアノ系音色」や「ストリングス系音色」、「ドラム系音色」など数多くの音色タイプがあり、さらにその音色タイプ毎に数多くの波形データがあるので、全体としては膨大な数の波形データがある。タイプ毎音色作成画面8aでは、この中から4種類だけ選択して提示するようにしている。「楽音パラメータの設定範囲を限定的に提示」とは、このことを意味している。
一方、ノブ2a2〜2a4はそれぞれ、タイプ毎音色作成画面8a中、形状が同じノブ(の絵)と対応付けられているので、ユーザがノブ2a2〜2a4のいずれかを回転させると、タイプ毎音色作成画面8a中、対応するノブ(の絵)が同じ方向に回転して、対応する楽音パラメータが設定される。ただしこの場合、“ATTACK”,“RevSend”および“Cho Send”のすべての楽音パラメータについて、その全設定範囲に亘って設定されるとは限らない(これは、パラメータ制限テンプレートの前記(D2)のデータによって規定される)。たとえば、“ATTACK”は、選択設定された波形データの「アタック」部分の持続時間を規定するものであるが、「ピアノ系音色」の波形データでは「アタック」部分の持続時間をあまり長く設定すると、「ピアノ系音色」らしくない音色データが作成されてしまう虞があるので、たとえば、全設定範囲が0〜127であったとしても、タイプ毎音色作成画面8aでは、そのうち0〜63に限定して設定できるものとする。また「アタック」部分の持続時間の設定単位も、“1”ずつではなく、たとえば“4”ずつなど、「フル音色作成画面」での設定単位と異ならせてもよい。
前記図3(b)は、音色タイプとして「アナログ系音色」が選択された状態で、前記(1)のタイプ毎音色作成機能処理が実行されているときのタイプ毎音色作成画面8a′を示している。このタイプ毎音色作成画面8a′は、前記タイプ毎音色作成画面8aに対して、選択された音色タイプが異なることによって提示される楽音パラメータの種類および画面デザインが異なるだけであるので、タイプ毎音色作成画面8a′についての説明は省略する。
図4に戻り、前記ステップS2で、ユーザが前記「フル音色作成機能」を選択したときには、処理を前記(2)のフル音色作成機能処理に進める。この(2)フル音色作成機能処理では、まずCPU5は、パラメータ制限テンプレートおよび画面スキンデータのいずれも選択されないことを示す「選択なしデータ」を音色データに付加する(ステップS11)。ここで、「選択なしデータ」を音色データに付加するとは、前記「選択ありデータ」を音色データに付加すると同様に、前記エディットバッファの所定の領域に「選択なしデータ」を格納することに相当する。
次にCPU5は、表示器8上にフル音色作成画面を表示する(ステップS12)。そして、ユーザが前記汎用物理操作子を用いて、フル音色作成画面上に提示された楽音パラメータを設定すると、CPU5は、前記エディットバッファ中、対応する楽音パラメータの値をユーザの操作に応じて変更設定する(ステップS13)。なお、上記ステップS12およびS13の各処理は、本発明の特徴ではなく、前記従来の電子音楽装置(前記ミュージックシンセサイザ)でなされている処理をそのまま適用すればよいので、その説明は省略する。
前記(1)のタイプ毎音色作成機能処理が終了すると、あるいはその途中で、CPU5は、タイプ毎音色作成画面内の前記“save”ボタンが操作されたかどうかをチェックし(ステップS9)、“save”ボタンが操作されたときには、処理を前記(4)の保存処理に進める。この(4)保存処理では、CPU5は、エディットバッファ内の音色データを前記記憶装置9に記憶する。このとき当然ながら、「選択ありデータ」も当該音色データに付加されて、記憶装置9に記憶される。
一方、“save”ボタンが操作されないと、CPU5は、タイプ毎音色作成画面内の前記“full”ボタンが操作されたかどうかをチェックし(ステップS16)、“full”ボタンが操作されたときには、処理を前記(3)の相互移行処理に進める。この(3)相互移行処理では、CPU5は、処理を前記(2)フル音色作成機能処理の途中、つまり前記ステップS12に進め、それ以降の処理行う。これにより、「タイプ毎音色作成機能」から「フル音色作成機能」に移行する。一方、ステップS16で、“full”ボタンが操作されないときには、CPU5は、処理を前記(1)のタイプ毎音色作成機能処理の途中、つまり前記ステップS8に戻して、この(1)タイプ毎音色作成機能処理を継続する。
また、前記(2)フル音色作成機能処理が終了すると、あるいはその途中で、CPU5は、前記“save”ボタンが操作されたかどうかをチェックし(ステップS14)、“save”ボタンが操作されたときには、処理を前記(4)の保存処理に進める。この(4)保存処理では、CPU5は、エディットバッファ内の音色データを前記記憶装置9に記憶する。このとき当然ながら、「選択なしデータ」も当該音色データに付加されて、記憶装置9に記憶される。
一方、“save”ボタンが操作されないと、CPU5は、タイプ毎音色作成画面内の“TYPE”ボタン(図示せず)が操作されたかどうかをチェックし(ステップS15)、“TYPE”ボタンが操作されたときには、処理を前記(3)の相互移行処理に進める。この(3)相互移行処理では、CPU5は、処理を前記(1)タイプ毎音色作成機能処理の途中、つまり前記ステップS6に進め、それ以降の処理行う。これにより、「フル音色作成機能」から「タイプ毎音色作成機能」に移行する。上記ステップS15の処理には、ユーザが音色データを「フル音色作成機能」で新規に作成するときにも、移行する。この場合、ユーザが前記“TYPE”ボタンを操作すると、CPU5は、フローチャート上、処理をステップS15からステップS6に移行させてしまう。しかし、この移行を許可すると、作成された音色データには「選択なしデータ」が付加されているので、移行先のステップS6およびその次のステップS7では、CPU5は、パラメータ制限テンプレートおよび画面スキンデータを選択することができない。このため、この場合には、ステップS15からの移行先をステップS3に変更して音色タイプの選択肢を提示し、いずれのタイプを選択させるか、あるいは、移行できない旨を表示して「フル音色作成機能」が選択されたままとする。また、この場合以外で、ステップS15からステップS6への移行がうまく行ったとしても、「フル音色作成機能」が選択されているときに「タイプ毎音色作成機能」では設定範囲外の値が設定され、その後「タイプ毎音色作成機能」が選択されることがある。このときには、タイプ毎音色作成画面を表示する際に、設定範囲外の値が設定されている旨を併せて表示するようにすればよい。
一方、前記ステップS1の判別の結果、「編集」ボタンが操作されたときには、CPU5は処理をステップS17に進める。ステップS17に処理が進んだときには、ユーザは、前述のように既に編集対象の音色データを選択しているので、CPU5は、この音色データに「選択ありデータ」が付加されているかどうか判別することができる(ステップS17)。この判別の結果、音色データに「選択ありデータ」が付加されているときには、CPU5は、処理を前記(1)タイプ毎音色作成機能処理の途中、つまり前記ステップS6に進めて、音色データを作成したときのタイプ毎音色作成画面を再現する。一方、前記ステップS17の判別の結果、音色データに「選択ありデータ」が付加されていないとき、つまり「選択なしデータ」が付加されているときには、処理を前記(2)フル音色作成機能処理の途中、つまり前記ステップS12に進める。
なお本実施の形態では、パラメータ制限テンプレートと画面スキンデータとは別々に管理されているが、これに限らず、画面スキンデータを特定する情報(識別情報)をパラメータ制限テンプレートに登録するようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
2…設定操作子(選択手段),5…CPU(選択手段、読出し手段、表示手段、作成手段、提示手段),8…表示器(表示手段、提示手段),9…記憶装置(記憶手段)

Claims (6)

  1. 複数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色タイプの音色データを作成するために設けられたすべての楽音パラメータから選択された一部の楽音パラメータの種類と、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値を登録したテンプレートであって、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値の少なくとも1つは、当該楽音パラメータについて取り得るすべての設定値よりも制限された範囲または離散値で登録されるテンプレートを記憶する記憶手段と、
    前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読出し手段と、
    該読出し手段によって読み出されたテンプレートに従って、音色データ作成画面を生成し表示する表示手段
    有することを特徴とする電子音楽装置。
  2. 前記記憶手段はさらに、前記複数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色データ作成画面の表示態様を異ならせた表示制御情報を記憶し、
    前記読出し手段は、前記テンプレートとともに、当該表示制御情報を読み出し、
    前記表示手段は、前記読み出されたテンプレートおよび表示制御情報に従って前記音色データ作成画面を生成し表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子音楽装置。
  3. 前記表示手段によって表示された音色データ作成画面からユーザが行った入力操作に応じて音色データを作成する作成手段をさらに有し、
    前記記憶手段はさらに、前記作成手段によって音色データが作成される度に、当該音色データの作成に用いられたテンプレートを特定する特定情報を記憶し、
    前記作成手段によって音色データが作成された後、該音色データが再度作成されるときには、前記表示手段は、当該音色データに対応する前記特定情報によって特定されるテンプレートに従って、音色データ作成画面を作成し表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子音楽装置。
  4. 前記テンプレートに登録された楽音パラメータの種類毎の設定可能値の少なくとも1つはさらに、当該楽音パラメータについて取り得る設定単位とは異なる設定単位の離散値で登録されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子音楽装置。
  5. 複数の音色タイプをユーザに提示する提示手段と、
    前記提示手段によって提示された複数の音色タイプから、ユーザによって指示されたいずれか1つの音色タイプを選択する選択手段と
    をさらに有し、
    前記読出し手段は、前記選択手段によって選択された音色タイプに対応するテンプレートを前記記憶手段から読み出すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子音楽装置。
  6. 数の音色タイプのそれぞれについて、当該音色タイプの音色データを作成するために設けられたすべての楽音パラメータから選択された一部の楽音パラメータの種類と、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値を登録したテンプレートであって、その楽音パラメータの種類毎の設定可能値の少なくとも1つは、当該楽音パラメータについて取り得るすべての設定値よりも制限された範囲または離散値で登録されるテンプレートを記憶する記憶手段から、前記テンプレートを読み出す読出し手順と、
    該読出し手順によって読み出されたテンプレートに従って、音色データ作成画面を生成し、表示手段に表示させる表示手順
    コンピュータに実行させるプログラム。
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