JP5852221B1 - 家具転倒防止金具 - Google Patents
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Abstract
Description
柱や壁面内部の縦桟に帯板を横長状に装着し、帯板の基端部を固定し、家具天板の左右の両角部をL字型の振動規制材を装着し、壁面と家具天板をネジで固定するものがある。大部分の住宅は柱および縦桟に石膏ボードやベニア板等の下地材で壁面を覆う大壁工法であり、L字型金具を柱や縦桟に装着した場合、地震による前後揺れや直下型地震による突き上げや家具後部の迫り上がりによる衝撃が柱や縦桟に固定したネジ部に集中してネジの破断や脱離の恐れがあり、壁面や家具天板に装着した振動規制材や金具が視界に入り、家具の損傷が懸念されて来た(例えば、特許文献2)。
家具天板に装着する第1の部材の一端に回転軸で回動する第2の部材をリベットで結合する第2の部材と壁面に木ネジで装着する第3の部材で構成される家具転倒防止金具がある。該金具は第2の部材に設けられた回転軸の回動により、横揺れに対する追従性があり、壁面に装着される第3の部材に設けられたビス孔が縦方向に長く開けられ、ネジ止めも緩やかであるため縦揺れによる突き上げによる衝撃は吸収されるが、地震による家具転倒の主たる原因は前後揺れであり、激しい前後揺れが発生した場合は、家具後部の迫り上がりと第1の部材が手前方向に倒れ、第2の部材と第3の部材を繋ぐリベット部分に衝撃が集中し、リベットの破損や脱離が危惧されていた。
また、第1の部材が家具の内部に存するフレームコア部分に装着されない場合は、家具天板の後部や第1の部材の端部に凹みが生じ、家具が損傷する可能性があった(例えば、特許文献3)。
壁用金具と家具用金具とをジョイント部材で連結し、壁面と家具天板フレームコア背部間に装着する家具転倒防止金具において、
壁用金具はジョイント部材挿通部と取り付けネジ孔を有し、壁面内部の柱および縦桟や横桟に木ネジで固定する略矩形の金属性素材であって、
家具用金具は、取り付けネジ孔とジョイント部材挿通部とを有し、家具天板フレームコア背部に木ネジで固定する略矩形の金属性素材であって、
ジョイント部材は、輪状の略中央部で一部が重なり合う金属性の弾性素材であって、
上記壁用金具と上記家具用金具のジョイント部材挿通部を跨ぐように該ジョイント部材を挿通して連結し、家具の転倒を防止する。
ジョイント部材の長さを壁用金具及び家具用金具の挿通部の縦幅より長く形成して、壁用金具と家具用金具とジョイント部材間に遊び空間を設け、地震の複雑な揺れに柔軟に対応する構造にする。
縦・横両方向ともに同一線上に並ばないように配置することにより、金具を装着する壁面内部に存する柱及び縦桟のひび割れ等の損傷と家具の損傷による転倒防止金具の脱離を最小限に止める。
第4の手段は、転倒防止金具が視界に入らず、室内美観を保持するため、家具の背部に装着する。
本発明の転倒防止金具は、壁面に装着する上記壁用金具と、家具天板フレームコア背部に装着する上記家具用金具と、壁用金具と家具用金具を連結する上記ジョイント部材で構成され、取り付けが容易である。
壁面に木ネジ5で固定した前記壁用金具1と前記家具背面上部の家具天板フレームコアDに上記木ネジ5で固定し、上記家具用金具6を上記ジョイント部材7で連結した状態を示す側面図であり、上記ジョイント部材7の長さは該壁用金具1の縦幅より長く、縦揺れの上下地震動の衝撃を緩和する機能を有することを示すもので、該壁用金具1は壁面内部の壁下地材B及び柱および縦桟乃至横桟Cと、該家具用金具6は家具天板フレームコアDにそれぞれ木ネジ5で装着される。
図2(A)は、上記壁用金具1と上記家具用金具6が上記ジョイント部材7で緩やかに連結された状態を示す平面図であり、前後・左右の揺れや複雑な揺れに柔軟に対応できることを示すものである。
図2(B)は、上記家具用金具6を家具天板フレームコアDに装着する際に、家具Eの位置と上記壁用金具1の取り付け位置が一致しない場合は、該壁用金具1の位置に合わせ、該家具用金具6に代替して該壁用金具1が装着できることを示す平面図である。
図3(A)は、上記壁用金具1の正面図であり、該壁用金具1を装着に要するドライバービットを挿入するためのドライバービット挿入孔2であり、4の木ネジ孔より大きく、3は、木ネジを取り付ける際に木ネジの頭の突出を無くすための座刳り3であり、5は、木ネジで、該木ネジ孔4は、壁面内の上記柱および縦桟乃至横桟Cのひび割れ等の損傷を回避するため、縦横両方向に一列に並ばないように配置していることを示している。
図3(B)は、上記壁用金具1の平面図であり、上記ドライバービット挿入孔2と上記木ネジ孔4の位置関係を示すものである。
図3(C)は、上記壁用金具1の側面図であり、ドライバービット挿入孔2と前記木ネジ孔4の位置関係を示すものである。
図4(A)は、上記家具用金具6の正面図であり、上記木ネジ孔4は家具背面に該家具用金具6を該木ネジ5で固定する際に上記家具天板フレームコアDの損傷を回避するため、縦横両方向に一列に並ばないように配置していることを示している。
図4(B)は、上記家具用金具6を上記家具天板フレームコアDに上記木ネジ5で固定する状態を示し、該木ネジの引き抜けと該家具天板フレームコアの損傷を防止するため、同一方向に装着せず、ランダムに装着することを示す平面図である。
図4(C)は、上記家具用金具6の側面図であり、上記家具天板フレームコアの厚みは薄く、上記木ネジ5の突き抜けを防止するため、該家具フレームコアの中心に向けて取り付けることを示している。
図5(A)は、上記ジョイント部材の正面図であり、復元力があるステンレスバネ鋼で製作され、上記壁用金具と上記家具用金具に装着後は原形に復元し、安定して結力を発揮する。
図5(B)は、上記ジョイント部材の平面図である。
図5(C)は、上記ジョイント部材7の側面図で、該ジョイント部材7が重なり合う部分の隙間から上記壁用金具1と上記家具用金具6を跨ぐ状態で、符号イで示す方向に引き寄せて該壁用金具1と該家具用金具6を挿通して連結する該ジョイント部材7の側面図である。
図6は、上記壁用金具1と上記家具用金具6を接触させ、上記ジョイント部材を上方から該壁用金具1と該家具用金具6を挿通させて装着する方法を示す側面図である。
図7は、上記ジョイント部材を脱離する方法を示す側面図であり、イ部分をアの方向へ曲げ、上記家具用金具6の挿通孔を潜らせ、該ジョイント部材を上方へ引き上げることにより脱離できることを示している。
家具用金具を装着する家具天板フレームコアの横方向の長さが不足し、壁用金具の装着位置と合致せず、家具用金具6の装着が困難な場合は上記壁用金具1を代用し、ジョイント部材7を前記図2(B)に示す方法で装着することが可能である。
特に、自社ビルや倉庫、生産工場等で、壁面に金属製の縦残や横桟の取り付けが可能な建築物内で、保管庫にボルト孔を開けて保管庫転倒防止金具を装着し、ステンレスバネ鋼のジョイント部材で連結すれば、オフィスや工場内等での地震・防災対策として利用・応用が可能である。
2 ドライバービット挿入孔
3 座刳り
4 木ネジ孔
5 木ネジ
6 家具用金具
7 ジョイント部材
A 壁紙
B 壁下地材
C 柱および縦桟乃至横桟
D 家具天板フレームコア
E 家具
F 床
ア ジョイント部材の脱離操作点
イ 操作方向
Claims (3)
- 壁用金具と家具用金具とをジョイント部材で連結し、壁面と家具天板フレームコア背部間に装着する家具転倒防止金具において、
前記壁用金具は、板状金属性素材からなり、ジョイント部材挿通部と取り付けネジ孔を有する金具であって、
前記家具用金具は、前記板状金属性素材からなり、前記ジョイント部材挿通部と前記取り付けネジ孔を有する金具であって、
前記ジョイント部材は、輪状の略中央部で一部が重なり合う金属性の弾性素材であって、前記壁用金具と前記家具用金具の前記ジョイント部材挿通部を跨ぐように前記ジョイント部材を挿通して連結したことを特徴とする家具転倒防止金具。 - 前記ジョイント部材の幅を前記壁用金具と前記家具用金具の前記ジョイント部材挿通部より狭くし、前記ジョイント部材の長さを前記壁用金具及び前記家具用金具の挿通部の縦幅より長くして、前記壁用金具と前記家具用金具と前記ジョイント部材間に遊び空間を設けたことを特徴とする請求項1記載の家具転倒防止金具。
- 前記壁用金具と前記家具用金具の前記取り付けネジ孔の位置は、縦・横両方向ともに同一線上に並ばないように配置したことを特徴とする請求項1記載の家具転倒防止金具。
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JPS5829978Y2 (ja) * | 1981-04-10 | 1983-07-01 | 株式会社 野口栄太郎商店 | 家具類の転倒防止具 |
JP3041247U (ja) * | 1997-03-07 | 1997-09-09 | 株式会社栗山百造 | 筋交い固定金具 |
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JP2008154630A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-10 | Toyota Motor Corp | 家具転倒防止具及び建物 |
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