JP5027490B2 - 耐震天井構造、天井制震装置及び天井制震装置の取付方法 - Google Patents

耐震天井構造、天井制震装置及び天井制震装置の取付方法 Download PDF

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本発明は、地震時における天井材の落下を防止する耐震天井構造、天井制震装置及び天井制震装置の取付方法に関する。
地震による被害は、構造躯体については現行の新耐震設計基準以前の基準で設計された建物を中心に生じているが、天井等の非構造部材については設計の時期にかかわらず被害を受けている。
天井等の非構造部材は、従来から構造の観点からも材料の観点からも耐震性について研究されることが少なかった。
ところで、近年では、天井裏空間を空調機器など種々の設備機器の設置空間として利用することが多く、そのため空間を確保しやすい吊り天井構造が多く用いられるようになっている。
このような吊り天井構造は、通常、天井スラブの下面から吊りボルトにより野縁受けを吊り下げ、この野縁受けの下面に野縁を取り付け、さらに、この野縁の下面に天井材を取り付けるようにしている(特許文献1参照)。
そして、このような吊り天井において、天井懐が1.5m程度以上の場合には、地震時に天井部材が大きく揺れるのを防止するため、吊りボルトの上端部と隣接する吊りボルトの下端部または野縁受けとの間に斜めにブレースを配設することが行われている。
また、天井端部と壁面との納まり部分に、10cm内外程度のクリアランスを設けることで、地震時に天井が大きく揺れて壁面に衝突し、破損、あるいは落下することを防止するようなことも行われている。
特開2004−308356号公報
前述のブレースを用いる場合、ブレースは吊りボルト上端部分と、隣接する吊りボルトの下端間または野縁受けとの間に設置されているため、ブレースで動きの止められた部材よりも下方の部材、例えば野縁受けもしくは野縁が大きく滑動することとなる。
滑動幅が壁面と天井端部のクリアランスよりも大きくなると、天井と壁面とが衝突し、これが繰り返されると天井の衝突部分が破損し最終的には落下に至ることとなる。
また、天井面が平面的に捩れながら大きく揺れる場合には、野縁受けと野縁を接合するクリップが外れて天井が落下したり、野縁が座屈して天井材と野縁を接合するビスが抜けて天井材が落下したりすることとなる。
本発明の目的は、地震時における天井の変位を簡便かつ確実に抑制して周囲の壁面への衝突を防止することのできる耐震天井構造、天井制震装置及び天井制震装置の取付方法を提供することにある。
(1)前記目的を達成するため、本発明の耐震天井構造は、吊り部材を介して天井スラブから吊り下げ保持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられる天井材とを有し、
前記天井材の外周部と対応位置の壁面との間に地震時の前記天井材の変位を吸収する天井制震装置を介在させた震天井構造であって、
前記天井制震装置は、前記天井材に取り付けられる天井側取付部材と、前記壁面側に取り付けられる壁面側取付部材と、前記天井側取付部材と壁面側取付部材との間に設けられた粘弾性材とを有するとともに、前記天井側取付部材を前記天井材の上面側に前記天井材下面側からねじにて取り付けるための取付パネルを前記天井側取付部材の下面側に一体的に有し、
前記取付パネル設置対応位置の野縁間に、取付パネル取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具を掛け渡して設けたことを特徴とする。
本発明によれば、天井材の外周部と対応位置の壁面との間に介在させた天井制震装置が地震時における天井材の変位を吸収することにより、簡便かつ確実に天井の変位を抑制して周囲の壁面への衝突を防止することができる。
また、天井制震装置は天井材の周囲に取り付けられるため、周囲の天井材を外すだけで既存建物の天井にも容易に対応することができる。
さらに、天井側取付部材と壁面側取付部材との間に粘弾性材を設けた簡略な構造の天井制震装置とすることができ、しかも、粘弾性材によって確実な制震効果を得ることができる。
さらにまた、前記天井制震装置は、前記天井側取付部材を前記天井材の上面側に前記天井材下面側からねじにて取り付けるための取付パネルを前記天井側取付部材の下面側に一体的に有するものとすることで、天井制震装置の天井側への取り付けは天井下方側から天井材を通して取付パネルにねじをうつことで可能となり、天井裏側からの作業をなくし、容易に作業を行うことが可能となる。
そしてさらに、前記取付パネル設置対応位置の野縁間に、取付パネル取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具を掛け渡して設けるようにすることで、跳ね上がり防止治具にて取付パネルの上面を抑えることで、天井材の下面側から上方に向けて取付パネルにねじをうつ際に取付パネルが跳ね上がってねじを打ち込めなくなるような状態を防止し、確実なねじ止めを可能にすることができる。
(2)本発明においては、(1)において、前記天井側取付部材と前記壁面側取付部材の一方に前記粘弾性材の側面を覆う防炎プレートを設けるようにすることができる。
このような構成とすることにより、火災発生時に炎によって粘弾性材が影響を受けるのを防止することができる。
)本発明においては、(または(2)において、前記取付パネルは、前記野縁との隣接辺に前記天井制震装置を前記野縁に仮置きするための仮置き設置治具を有するものとすることができる。
このような構成とすることにより、天井材を取り付ける前に野縁上に仮置き設置治具を載せるだけで天井制震装置の仮置きを行うことができる。
本発明の他の耐震天井構造は、吊り部材を介して天井スラブから吊り下げ保持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられる天井材とを有し、
前記天井材の外周部と対応位置の壁面との間に地震時の前記天井材の変位を吸収する天井制震装置を介在させた耐震天井構造であって、
前記天井制震装置は、前記天井材に取り付けられる天井側取付部材と、前記壁面側に取り付けられる壁面側取付部材と、前記天井側取付部材と壁面側取付部材との間に設けられた粘弾性材とを有し、
前記壁面は複数の軽量コンクリートパネルが縦貼りのロッキング工法にて形成され、
前記壁面側取付部材は、複数の軽量コンクリートパネルの幅方向中央天井レベルにボルト止めされた受け材に取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、地震時に壁面がロッキング挙動を起こしても、受け材が軽量コンクリートパネルの幅方向中央にボルト止めされているため、上下のレベルの変化が生じないようにして破損を防止することができる。
)本発明の天井制震装置の取付方法は、天井材に取り付けられる天井側取付部材と、壁面側に取り付けられる壁面側取付部材と、前記天井側取付部材と壁面側取付部材との間に設けられた粘弾性材と、前記天井側取付部材の下面側に一体的に設けられて前記天井側取付部材を前記天井材に取り付けるための取付パネルと、前記取付パネルの野縁との隣接辺に取り付けられて前記野縁に仮置きするための仮置き設置治具とを有する天井制震装置を前記天井材の外周部と対応位置の壁面との間に介在させる天井制震装置の取付方法であって、
前記仮置き設置治具を前記野縁に引っかけて天井制震装置を野縁に仮置きする工程と、
前記壁面側取付部材を壁面に取り付ける工程と、
外周部の前記天井材を野縁下面側にあてがい、天井材の下面側からねじにて前記取付パネルと天井材とを連結する工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、外周部の天井材を野縁に取り付ける前に仮置き設置治具により天井制震装置を野縁に仮置きし、その状態で、壁面側取付部材を壁面に取り付けた後、野縁下面に天井材をあてがって、天井材下面側から取付パネルに向けてねじをうてばよく、天井裏側からの作業をなくし、容易に作業を行うことが可能となる。
)本発明においては、()において、前記天井制震装置を前記野縁間に仮置きした後、前記取付パネル設置対応位置の野縁間に、取付パネル取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具を掛け渡して設けるようにすることができる。
このような構成とすることにより、跳ね上がり防止治具にて取付パネルの上面を抑えることで、天井材の下面側から上方に向けて取付パネルにねじをうつ際に取付パネルが跳ね上がってねじを打ち込めなくなるような状態を防止確実なねじ止めを可能にすることができる。
以下、本発明の好的な実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図9は、本発明の一実施の形態に係る耐震天井構造を示す図である。
図1は、本実施の形態に係る耐震天井構造の平面図で、この耐震天井構造10は、野縁受け12と、野縁14と、天井材16(下貼り天井材62を含む)と、天井制震装置18とを有している。
野縁受け12は、吊り部材としての吊りボルト26(図5〜図9参照)を介して天井スラブ28に所定間隔で複数本略平行に吊り下げ保持された状態となっている。
野縁14は、野縁受け12の下面側に各野縁受け12と略直交して各野縁受け12にまたがる状態で複数本所定間隔で取付け固定されている。
天井材16は、図3に示すように、野縁14の下面側にビス等にて取付け固定されて所定面積の天井面を形成している。
この天井面の外周部に位置する天井材16の端部と壁面30との間には、図2及び図3に示すように、天井材16と壁面30との衝突をさけるために所定間隔の隙間32が設けられている。
また、天井材16の端部と壁面30との間の隙間32は、壁面30側に取り付けられた回り縁34にて覆われるようになっている。
天井制震装置18は、天井材16の外周部と対応位置の壁面30との間に介在されて、地震時における天井材16の変位を吸収可能になっている。
この天井制震装置18は、図1に示すように、壁面30の各辺において所定間隔で複数配置されるようになっている。
天井制震装置18は、具体的には、図2及び図3に示すように、天井材16に取り付けられる平坦なプレートからなる天井側取付部材36と、壁面30側に取り付けられる平坦なプレートからなる壁面側取付部材38と、天井側取付部材36と壁面側取付部材38との間に設けられた高減衰材である粘弾性材24とから形成されている。
天井側取付部材36の下面には、野縁14間にはめ込み可能な取付パネル40が一体的に取り付けられている。
この取付パネル40は合板等の木質系のものからなり、その下面側に天井材16をあてがって天井材16の下面側から取付パネル40に向けてねじ42を打ち込むことで天井材16と一体化されるようになっている。
したがって、天井制震装置18の天井側取付部材36の取り付けは天井下方側から天井材16を通して取付パネル40にねじ42をうつことで可能となり、天井裏側からの作業をなくし、容易に作業を行うことが可能となる。
また、取付パネル40には、図2に示すように、野縁14との隣接辺に天井制震装置18を野縁14上に仮置きするための仮置き設置治具44を複数箇所、例えば4箇所に設け、天井材16を取り付ける前に野縁14上に仮置き設置治具44を載せるだけで天井制震装置18の仮置きを行うことができるようにしている。
さらに、取付パネル40の設置対応位置の野縁14間に、取付パネル40取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具46を掛け渡して設けるようにし、跳ね上がり防止治具46にて取付パネル40の上面を抑えることで、天井材16の下面側から上方に向けて取付パネル40にねじ42をうつ際に取付パネル40が跳ね上がってねじ42を打ち込めなくなるような状態を防止し、確実なねじ止めを可能にしている。
壁面側取付部材38は、壁面30の天井取付け位置に水平に取り付けた調整用受け材48にボルト50にて取り付けられるようになっている。
この調整用受け材48は、例えばチャンネル材が用いられ、壁面30側への取付片には図示せぬが上下方向にわたるルーズホールが設けられ、ボルト52にて壁面30に取り付ける際に壁面側取付部材38との高さ調整を行えるようにしている。
また、壁面30は、図4に示すように、複数のALC等の軽量コンクリートパネル54が縦貼りのロッキング工法にて形成され、これら複数の軽量コンクリートパネル54の幅方向中央天井レベルに調整用受け材48がボルト止めされるようになっている。
このように、複数の軽量コンクリートパネル54の幅方向中央天井レベルに調整用受け材48をボルト止めすることで、地震時に壁面30がロッキング挙動を起こしても、調整用受け材48の上下のレベルの変化が生じないようにして、天井制震装置18の破損を防止できるようにしている。
粘弾性材24は、例えば高減衰ゴム等からなるもので、上下2枚の金属プレート20にて挟まれた粘弾性ダンパーを構成するようになっており、各金属プレート20が天井側取付部材36及び壁面側取付部材38に取り付けられるようになっている。
粘弾性材24は、金属プレート20に接着材を用いて接着してもよく、粘弾性材24の加硫時に金属プレート20と一体化してもよい。
このような粘弾性ダンパーを用いることで、粘弾性材24が剪断変形することによって天井部材にかかる地震エネルギーを軽減させることができる。
従って、天井制震装置18が地震時における天井材16の変位を吸収することにより、簡便かつ確実に天井の変位を抑制して周囲の壁面30への衝突を防止することができる。
このため、天井材16の端部と壁面30との間の隙間32を小さくすることが可能となり、回り縁34も小さくすることが可能となる。
また、壁面側取付部材38の上下面に粘弾性材24の側面を覆う2枚のL字状に曲折した防炎プレート56、58を設け、火災発生時に炎によって粘弾性材24が影響を受けるのを防止するようにしている。
次に、このような天井制震装置の取付方法について、図5〜図9を参照して説明する。
まず、図5に示すように、壁面30の天井形成位置に調整用受け材48を取り付けると共に、天井スラブ28に吊りボルト26を取り付けて垂下状態にする。
次に、図6に示すように、吊りボルト26の下端に野縁受け12を取り付けて天井スラブ28より吊り下げ状態にし、この野縁受け12に直交状態で野縁14を所定間隔で取り付ける。
この状態で、天井制震装置18を設置可能な状態に組み立てておく。
この場合、取り付けパネル40の上面に防炎用の鉄板60を取り付けて、野縁14の高さと取付パネル40側の高さが一致するようにしておくと良い。
次いで、図7に示すように、天井の外周部位置で、取り付けパネル40に取り付けた仮置き設置治具44を野縁14上に載置して、天井制震装置18を野縁14間に仮置き設置する。
この状態で、調整用受け材48の高さを合わせながら、壁面側取付部材38を調整用受け材48にボルト50にて取り付ける。
次に、図8に示すように、取付パネル40の設置対応位置の野縁14間に、取付パネル40取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具46を掛け渡して設け、跳ね上がり防止治具46にて取付パネル40の上面を抑える。
この状態で、下貼り天井材62を野縁14の下面にあてがい、下貼り天井材62の下面側から上方に向けて取付パネル40にねじ42をうって下貼り天井材62と取付パネル40を一体化する。
この場合、取付パネル40は跳ね上がり防止治具46によって上方から抑えられているので跳ね上がってしまうことはない。
そして、図9に示すように、下貼り天井材62の下面に仕上げ用の天井材16をあてがい、下面側から一体化する。
この下貼り天井材62及び仕上げ用の天井材16の取り付け作業は天井裏側で行う必要がなく、作業を容易に行うことができる。
そして、最後に、壁面と天井材16との間の隙間32を回り縁34で覆えば良い。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
例えば、前記実施の形態では、天井制震装置として粘弾性ダンパーを用いた場合を示したが、この例に限らず、オイルダンパーやゴム等を用いることも可能である。
本発明の一実施の形態にかかる耐震天井構造を示す平面図である。 図1の耐震天井構造における天井制震装置部分の拡大平面図である。 図1及び図2の天井制震装置部分の拡大断面図である。 壁面側取付部材の壁面への取付け位置を示す正面図である。 天井制震装置の取り付け時における調整用受け材と吊りボルトの取付を示す断面図である。 図5の状態から野縁受け及び野縁の取り付け状態を示す断面図である。 図6の状態から天井制震装置の設置状態を示す断面図である。 図7の状態から下貼り天井材の取付け状態を示す断面図である。 図8の状態から仕上げを行う状態を示す断面図である。
符号の説明
10 耐震天井構造
12 野縁受け
14 野縁
16 天井材
18 天井制震装置
24 粘弾性材
26 吊りボルト
28 天井スラブ
30 壁面
32 隙間
36 天井側取付部材
38 壁面側取付部材
40 取付パネル
44 仮置き設置治具
46 跳ね上がり防止治具
54 軽量コンクリートパネル
56、58 防炎プレート

Claims (6)

  1. 吊り部材を介して天井スラブから吊り下げ保持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられる天井材とを有し、
    前記天井材の外周部と対応位置の壁面との間に地震時の前記天井材の変位を吸収する天井制震装置を介在させた震天井構造であって、
    前記天井制震装置は、前記天井材に取り付けられる天井側取付部材と、前記壁面側に取り付けられる壁面側取付部材と、前記天井側取付部材と壁面側取付部材との間に設けられた粘弾性材とを有するとともに、前記天井側取付部材を前記天井材の上面側に前記天井材下面側からねじにて取り付けるための取付パネルを前記天井側取付部材の下面側に一体的に有し、
    前記取付パネル設置対応位置の野縁間に、取付パネル取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具を掛け渡して設けたことを特徴とする耐震天井構造。
  2. 請求項において、
    前記天井側取付部材と前記壁面側取付部材の一方に前記粘弾性材の側面を覆う防炎プレートを設けたことを特徴とする耐震天井構造。
  3. 請求項またはにおいて、
    前記取付パネルは、前記野縁との隣接辺に前記天井制震装置を前記野縁に仮置きするための仮置き設置治具を有することを特徴とする耐震天井構造。
  4. 吊り部材を介して天井スラブから吊り下げ保持される野縁受けと、前記野縁受けに取り付けられる野縁と、前記野縁に取り付けられる天井材とを有し、
    前記天井材の外周部と対応位置の壁面との間に地震時の前記天井材の変位を吸収する天井制震装置を介在させた震天井構造であって、
    前記天井制震装置は、前記天井材に取り付けられる天井側取付部材と、前記壁面側に取り付けられる壁面側取付部材と、前記天井側取付部材と壁面側取付部材との間に設けられた粘弾性材とを有し、
    前記壁面は複数の軽量コンクリートパネルが縦貼りのロッキング工法にて形成され、
    前記壁面側取付部材は、複数の軽量コンクリートパネルの幅方向中央天井レベルにボルト止めされた受け材に取り付けられることを特徴とする耐震天井構造。
  5. 天井材に取り付けられる天井側取付部材と、壁面側に取り付けられる壁面側取付部材と、前記天井側取付部材と壁面側取付部材との間に設けられた粘弾性材と、前記天井側取付部材の下面側に一体的に設けられて前記天井側取付部材を前記天井材に取り付けるための取付パネルと、前記取付パネルの野縁との隣接辺に取り付けられて前記野縁に仮置きするための仮置き設置治具とを有する天井制震装置を前記天井材の外周部と対応位置の壁面との間に介在させる天井制震装置の取付方法であって、
    前記仮置き設置治具を前記野縁に引っかけて天井制震装置を野縁に仮置きする工程と、
    前記壁面側取付部材を壁面に取り付ける工程と、
    外周部の前記天井材を野縁下面側にあてがい、天井材の下面側からねじにて前記取付パネルと天井材とを連結する工程と、
    を含むことを特徴とする天井制震装置の取付方法。
  6. 請求項において、
    前記天井制震装置を前記野縁間に仮置きした後、前記取付パネル設置対応位置の野縁間に、取付パネル取り付け時の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止治具を掛け渡して設けることを特徴とする天井制震装置の取付方法。
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