JP5849903B2 - ターボチャージャの軸受構造 - Google Patents
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Description
上記課題を解決するターボチャージャの軸受構造は、タービンホイール及びコンプレッサホイールを連結するタービンシャフトが挿通される筒状の軸受部材が、ハウジングに対し、軸線周りの回転を規制された状態で取付けられ、前記ハウジングと前記軸受部材との隙間にオイルが供給されるとともに、前記軸受部材と前記タービンシャフトとの隙間にオイルが供給され、さらに前記タービンシャフトと前記ハウジングとの間には、前記軸受部材から前記軸線に沿う方向へ流出するオイルをシールするシール部材が設けられたターボチャージャの軸受構造であって、前記軸受部材のシール部材側端部の外周部には、周方向に延びる外溝部が形成され、前記シール部材側端部の下部には、そのシール部材側端部の内周面と外周面とを連通させる連通部が設けられている。
上記の構成によれば、シール部材側端部においてタービンシャフトの回転に伴う遠心力により飛散したオイルは、同シール部材側端部の内周面に当たった後、自重により同内周面を伝って低所側へ流下する。そして、上記オイルのうち、連通部よりも高所に位置するものは、その連通部を通じて軸受部材の外部へ流出することが可能である。ここで、連通部はシール部材側端部の少なくとも最下部を含む領域に設けられている。このことから、連通部が上記最下部よりも高い箇所に設けられているものに比べ、より多くのオイルを、連通部を通じて軸受部材の外部へ流出させることが可能となる。
上記の構成によれば、シール部材側端部においてタービンシャフトの回転に伴う遠心力により飛散したオイルは、同シール部材側端部の内周面に当たった後、自重により同内周面を伝って流下する。このオイルは、シール部材側端部の周方向に延びる長孔状の連通部を通って軸受部材の外部へ流出する。この際、連通部が長孔状をなしていることから、同連通部の流路面積(断面積)は、連通部が非長孔状に形成された場合よりも大きくなる。従って、連通部を通過可能なオイルの量は、連通部が非長孔状に形成される場合よりも多くなる。また、シール部材側端部の周方向における連通部の長さを変えることで、連通部を通過するオイルの量を、適切な量に調整及び設定することが可能である。
上記の構成によれば、ハウジングと軸受部材との隙間を上記軸線に沿う方向へ流れるオイルは、外溝部を通過する。この外溝部は、軸受配置部の切欠き部に繋がっている。このことから、外溝部を通過するオイルの一部は、切欠き部を通って軸受部材の外部の空洞部に排出される。この点でも、シール部材に到達するオイルの量が少なくなり、軸受構造で消費されるオイルの量がより一層低減される。
図1に示すように、ターボチャージャ10は、エンジン(図示略)から排出される排気のエネルギにより回転されるタービンホイール11(図1では一部のみ図示)と、エンジンの燃焼室への吸入空気を圧縮するコンプレッサホイール12と、タービンホイール11の回転をコンプレッサホイール12に伝達するタービンシャフト13とを備えている。タービンホイール11及びコンプレッサホイール12は、タービンシャフト13によって一体回転可能に連結されている。
上記規制部材51は、タービンシャフト13が振動した場合等には、ハウジング20に対する取付け部分を支点として弾性的に揺れ動く。この揺れに追従して軸受部材30の軸線L2に沿う方向についての両側部分が径方向へ変位するようになる。このとき、弾性的に撓んだ規制部材51の弾性復元力によってタービンシャフト13の振動が減衰される。しかも、軸受部材30が、あたかもシーソーのように揺れ動くことに伴い、軸受部材30の両端部分と軸受配置部21の内壁面22との隙間G1に存在するオイルによるスクイズ効果により、タービンシャフト13の振動が減衰されるとともに、タービンシャフト13からハウジング20に伝達される振動が減衰される。
図1及び図2に示すように、上記軸受配置部21の下部には、連通部48と空洞部24(第1空洞部25、第2空洞部26)とを繋ぐ切欠き部23が設けられている。切欠き部23は、軸受配置部21の最下部27を含んだ状態で、軸受配置部21の周方向に延びている。切欠き部23は、上記長孔状の連通部48の下方に位置している。
図1に示すように、軸受部材30は、これとハウジング20との間に架け渡された規制部材51により、同ハウジング20に取付けられるとともに、軸線L2の周りを回転することを規制される。軸受部材30に挿通されたタービンシャフト13は、両小径孔部34によって受けられ、同小径孔部34の内周面(摺動面)上を摺動しながら回転することが可能である。
一方、図1において矢印Aで示すように、隙間G1を軸線L2に沿う方向へ流れるオイルの一部は、シール部材側端部36の外周部に形成された外溝部41を通過する。この外溝部41を通過することにより、外溝部41のない場合よりも、上記軸線L2に沿う方向へ流れるオイルの速度が低下する。オイルが外溝部41を通過する際、流路面積(隙間G1の断面積)が拡大するからである。この点でも、シール部材17に到達するオイルの量が少なくなる。
(1)軸受部材30のシール部材側端部36の外周部に、周方向に延びる外溝部41を形成する。シール部材側端部36の下部に、そのシール部材側端部36の内周面と外周面(外溝部41の内底面42)とを連通させる連通部48を設けている(図1)。
そのため、連通部48がシール部材側端部36の最下部49よりも高い箇所に設けられているものに比べ、より多くのオイルを、連通部48を通じて軸受部材30の外部へ流出させることができる。
そのため、連通部48を通過するオイルの量を、連通部48が非長孔状に形成された場合よりも多くすることができる。
(5)両端が開放され、かつ軸受部材30が配置される軸受配置部21と、少なくとも一部が軸受配置部21を下側から取り囲む空洞部24(第1空洞部25)とをハウジング20に設ける。軸受配置部21の下部には、連通部48と空洞部24(第1空洞部25及び第2空洞部26)とを繋ぐ切欠き部23を設けている(図1、図2)。
そのため、外溝部41を通過するオイルの一部を、切欠き部23を通じて空洞部24に排出することができ、シール部材17に到達するオイルの量をさらに少なくして、軸受構造で消費されるオイルの量の低減をより一層図ることができる。
<シール部材17について>
・シール部材17は、軸受部材30とコンプレッサホイール12との間において、タービンシャフト13とハウジング20との間に設けられてもよい。この場合には、軸受部材30のシール部材側端部(コンプレッサホイール12側の端部)に、上記実施形態と同様な外溝部及び連通部が設けられてもよい。
・切欠き部23は、軸受配置部21の下部で、連通部48と空洞部24とを繋ぐものであることを条件として、最下部27よりも高い箇所に設けられてもよい。
・空洞部24は、上述した第1空洞部25及び第2空洞部26に加え又は代えて、別の空間部を有するものであってもよい。
<内溝部45について>
・内溝部45は、シール部材17に到達するオイルの量を少なくする観点からは、必須な要素ではなく、割愛可能である。内溝部45が割愛された場合であっても、隙間G2を軸線L2に沿う方向へ流れるオイルの一部を、連通部48から軸受部材30の外部へ流出させることが可能である。
・外溝部41の内底面42とは異なる箇所が、シール部材側端部36の外周面とされ、この箇所において連通部48の外端部が開口されてもよい。
・連通部48は、長孔状とは異なる形状、例えば丸孔状に形成されてもよい。この場合、ドリル加工等の機械加工によってシール部材側端部36に連通部48を形成することができる。
Claims (6)
- タービンホイール及びコンプレッサホイールを連結するタービンシャフトが挿通される筒状の軸受部材が、ハウジングに対し、軸線周りの回転を規制された状態で取付けられ、前記ハウジングと前記軸受部材との隙間にオイルが供給されるとともに、前記軸受部材と前記タービンシャフトとの隙間にオイルが供給され、さらに前記タービンシャフトと前記ハウジングとの間には、前記軸受部材から前記軸線に沿う方向へ流出するオイルをシールするシール部材が設けられたターボチャージャの軸受構造であって、
前記軸受部材のシール部材側端部の外周部には、周方向に延びる外溝部が形成され、
前記シール部材側端部の下部には、そのシール部材側端部の内周面と外周面とを連通させる連通部が設けられていることを特徴とするターボチャージャの軸受構造。 - 前記シール部材側端部の内周部には、周方向に延びる内溝部が形成されており、前記連通部は、前記内溝部の内底面と前記シール部材側端部の外周面との間に設けられている請求項1に記載のターボチャージャの軸受構造。
- 前記連通部は、前記シール部材側端部の少なくとも最下部を含む領域に設けられている請求項1又は2に記載のターボチャージャの軸受構造。
- 前記連通部は、前記シール部材側端部の周方向に延びる長孔状をなしている請求項1〜3のいずれか1つに記載のターボチャージャの軸受構造。
- 前記ハウジングは、両端が開放され、かつ前記軸受部材が配置される軸受配置部と、少なくとも一部が前記軸受配置部を下側から取り囲むように設けられた空洞部とを有しており、
前記軸受配置部の下部には、前記連通部と前記空洞部とを繋ぐ切欠き部が設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載のターボチャージャの軸受構造。 - 前記外溝部は、前記軸受配置部の前記切欠き部に繋がっている請求項5に記載のターボチャージャの軸受構造。
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