JP7025961B2 - 横軸ポンプ - Google Patents
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Description
水中軸受は、すべり軸受が採用されるのが一般的である。主軸11の大気側は、主軸11を回転させるためのエンジンやモータ等の原動機の軸継手20に接続される。
また、ポンプ始動時には、満水になる前の真空引状態の段階から主軸を回転させる場合も多い。
する設備や、潤滑剤の補給が定期的に必要となり、イニシャル、ランニングコストが増加する。また、移送した水を農業用または飲料用等に用いる場合、いかに密封化しているとはいえ、移送する液体に潤滑剤が混入される可能性があり、このことは好ましくない。
特に横軸ポンプにおいては、すべり軸受と回転軸のクリアランス内を軸方向に流れる水流が存在せず、また、横軸円筒状のすべり軸受の内底部にスラリは溜まりやすく、すべり軸受と回転軸のクリアランス内のスラリは、排出しにくいという特有の問題がある。
一方、樹脂軸受は、セラミックスに比べ耐摩耗性が劣るが、セラミックスのような熱衝撃は生じない。
内部ケーシング31内は、インペラ17の回転によって引き起こされ案内羽根18を介して吐出口から流れ出る水流とは内部ケーシング31により隔てられている。このため、内部ケーシング31内、特に水中軸受40に積極的に向けられた水流はほとんど生じていないので、このようなポンプ機能をもたせた機器をとりつけたものである。
形態1によれば、回転軸の中央よりも下方の領域において外周面と連通する開口が設けられているので、特に、すべり軸受のすべり面と回転軸間に水流を供給するポンプ機能のある機器を取り付けなくても、開口の周囲の、水中軸受の摺動部分の液体に含まれる異物を横軸ポンプ運転時だけでなく停止時にも排出して、その滞留を抑制するとともに、安定した軸受機能を備えることができる。
記すべり面には、前記開口に連続して前記回転軸の回転方向に沿って延びる溝が設けられている。形態3によれば、液体に含まれる異物が水中軸受の端部から内部奥に向かって侵入することを抑制できる。
と吸込ケーシング12との隙間は、軸封部13により液密に封止される。
ただし、河川水等には、さまざまな性質のスラリを含んでおり、その混濁状態の程度は、河川により、日により異なるが、内部ケーシング31内の水はこのような様々なスラリの混濁した河川水に浸されている。
また、すべり軸受のすべり面と回転軸間に水流を供給するポンプ機能のある機器を取り付けなくてよい。
は、全体として円筒状であり、内側に主軸11及びスリーブ11aが挿通されてスリーブ11aの外周面とすべり接触するすべり面を備える。図3及び図4に示すように、水中軸受40のすべり面には、主軸11の軸芯高さよりも下方の領域において外周面と連通する開口41が設けられている。つまり、開口41は、水中軸受40のすべり面を貫通している。本実施形態では、すべり面に、主軸11の軸方向(以下、単に「軸方向」ともいう)に沿って複数(図3に示す例では3つ)の開口41が設けられているが摺動負荷が小さい場合にはすべり軸受の軸方向長さは短いこともあるので、開口41は一つ以上で良い。
また、すべり軸受40の開口は、主軸11の軸芯高さよりも下方の領域にのみ外周面と連通する開口41が設けられる方が好ましい。主軸11の軸芯高さよりも下方の領域以外に開口が備えられると、スラリの排出効果に寄与しないばかりか、外部からスラリをすべり軸受のすべり面と回転軸の間のクリアランスに侵入する原因や、スラリが溜まりやすい箇所となる虞があるからである。
開口41は軸方向の両側を、このような溝も貫通孔も切られていない平滑面のすべり軸受で挟まれている。
また、すべり軸受のすべり面と回転軸間に水流を供給するポンプ機能のある機器を取り付けないので、すべり軸受の軸方向に隣接して空間が設けられ、その空間を通して、すべり軸受のすべり面と回転軸間の液体がすべり軸受の端面から流出して流下しやすくなる。
も貫通孔も切られていない。
図8は、変形例1に係る水中軸受40の拡大側断面図である。また、図9Aは、変形例
1の水中軸受40を図8中のA91-A91方向から示す断面図であり、図9Bは、変形例1の水中軸受40を図8中のA92-A92方向から示す断面図である。図8及び図9Aに示すように、変形例1の水中軸受40は、実施形態の水中軸受40に対して更に溝42が設けられている。溝42は、開口41の周方向の端部41aから連続して、周方向に沿ってすべり面一周にわたって設けられている。言い換えれば、溝42は、周方向に沿って開口41の端部41aの一端から他端にわたって設けられている。溝42の深さDgは、1mm以上5mm以下であることが好ましい。これは、溝42の深さDpが1mm未満であると異物を案内する効果が小さく、溝42の深さDpが5mmを越えても異物を案内する効果が上昇しないと考えられることに基づく。なお、図9Bに示すように、変形例1の水中軸受40は、実施形態の水中軸受40と同様に、開口41に隣接する部分は、溝も貫通孔も切られていない。
図10は、変形例2に係る水中軸受40の拡大側断面図である。上記した変形例1に係る水中軸受40では、すべての開口41に対して溝42が設けられるものとした。しかし、図10の変形例2に係る水中軸受40に示すように、一部の開口41にだけ溝42が設けられるものとしてもよい。なお、図10中、A91-A91方向から示す断面図は図9Aに示す図と同一となり、A41-A41方向から示す断面図は図4Aに示す図と略同一となり、A92-A92方向から示す断面図は図9Bと同一となる。図10に示す例では、複数の開口41における軸方向両端の開口41に溝42が連続して設けられており、軸方向中央側に位置する開口41には溝42が設けられていない。これは、異物が主として軸方向の両端から水中軸受40の内部に侵入し、軸方向両端に近い領域に異物が比較的多く滞留すると考えられることに基づく。ただし、こうした例に限定されず、例えば、溝42はインペラ17に近い開口41に対して設けられ、残りの開口41に対しては設けられないものとしてもよい。
図11は、変形例3に係る横軸斜流ポンプの主軸の先端部の拡大側断面図である。変形例3に係る横軸斜流ポンプでは、水中軸受40が、軸受ケーシング39によって球面支持されている点を除いて、実施形態の横軸斜流ポンプ10と同一である。図11に示すように、水中軸受40が球面支持されることにより、水中軸受40は主軸11の傾きに沿って回転することができ、すべり面にかかる負荷が偏ることを防止できる。
上記した実施形態では、開口41として周方向に沿って長い長孔が形成されるものとした。しかし、開口41は、主軸11の軸芯位置よりも下方の領域においてすべり面と外周面とを連通するものあればよく、たとえば螺旋状の孔が形成されてもよい。また、開口41は、周方向に長い長孔であることに限定されず、軸方向に長い長孔であってもよいし、正方形の孔または丸孔などであってもよい。
まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、実施形態および変形例の任意の組み合わせが可能であり、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
11…主軸(回転軸)
11a…スリーブ
17…インペラ(羽根車)
39…軸受ケーシング
40…水中軸受
41…開口
42…溝
Claims (11)
- 水平方向に延びる回転軸と、
前記回転軸に固定された羽根車と、
前記羽根車が収容されるポンプケーシングと、
前記ポンプケーシング内に設けられ、前記回転軸に対してすべり接触するすべり面を有し、前記すべり面と前記回転軸間に水流が供給されない水中軸受と、
を備え、
前記水中軸受は、
前記水中軸受の前記すべり面には、前記回転軸の軸芯位置よりも下方の領域において外周面と連通する複数の開口が設けられ、
前記複数の開口は、前記回転軸の回転方向に沿って長い長孔であり、
軸方向に隣接する前記長孔の間の前記すべり面は平滑すべり面である、
横軸ポンプ。 - 水平方向に延びる回転軸と、
前記回転軸に固定された羽根車と、
前記羽根車が収容されるポンプケーシングと、
前記ポンプケーシング内に設けられ、前記回転軸に対してすべり接触するすべり面を有し、前記水中軸受のすべり面と前記回転軸間に水流が供給されない水中軸受と、
を備え、
前記水中軸受は、
前記水中軸受の前記すべり面には、前記回転軸の軸芯位置よりも下方の領域において外周面と連通する複数の開口が設けられ、
前記複数の開口は、前記回転軸の回転方向に沿って長い長孔であり、
前記開口の軸方向両端に隣接する前記すべり面は平滑すべり面である、
横軸ポンプ。 - 前記水中軸受の前記すべり面には、前記開口に連続して前記回転軸の回転方向に沿って延びる溝が設けられている、請求項1又は2に記載のポンプ。
- 前記水中軸受の前記すべり面には、複数の前記開口のうち前記回転軸の軸方向における端に位置する開口に連続して前記回転軸の回転方向に沿って延びる溝が設けられている、請求項2に記載のポンプ。
- 前記溝は、前記回転軸の回転方向に沿って前記開口の一端から他端にわたって設けられている、請求項3または4に記載のポンプ。
- 前記すべり面の直径に対する、前記回転軸の軸方向の前記開口が設けられている領域を除いた前記すべり面の長さの割合が、0.4以上1.5以下である、請求項1から5の何れか1項に記載のポンプ。
- 前記開口は、前記回転軸の回転方向において60°以上180°未満の領域にわたって前記すべり面に設けられている、請求項1から6の何れか1項に記載の横軸ポンプ。
- 前記開口の前記回転軸の軸方向の長さは、3mm以上10mm以下である、請求項1から7の何れか1項に記載の横軸ポンプ。
- 前記水中軸受を支持する軸受ケーシングを更に備え、
前記軸受ケーシングは、前記水中軸受の外周面を支持する支持面を有し、前記支持面には、前記軸方向に延びる溝が形成されている、
請求項1から8の何れか1項に記載の横軸ポンプ。 - 前記軸受ケーシングの前記支持面に形成された前記溝は、当該支持面の両端まで延びる、請求項9に記載の横軸ポンプ。
- 前記軸受ケーシングの前記支持面には、外周面と内周面とを連通する開口が形成されていない、請求項9または10に記載の横軸ポンプ。
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