JP2016113937A - ターボチャージャ用軸受機構 - Google Patents

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Tomoyuki Isotani
知之 磯谷
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Abstract

【課題】異音の発生防止や運転効率の向上が図られるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構を提供すること。【解決手段】ターボチャージャ用軸受機構1は、ロータシャフト10、ボールベアリング20を備える。ロータシャフト10は一端10aにタービンインペラ11が、他端10bにコンプレッサインペラ12が取り付けられる。ボールベアリング20は内輪21と外輪22とを備え、内輪21とロータシャフト10との間にオイルフィルムダンパ50が形成される。ロータシャフト10には、内輪21の軸方向端部21b、21cに軸方向に対向する端部対向部80が設けられ、軸方向端部21b、21c及び端部対向部80の一方には、他方に向けて突出する突出部24が形成されており、他方には、突出部24が係合する係合部25が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャ用軸受機構に関する。
従来、内燃機関には、内燃機関から排出された排気ガスのガス流を利用して、吸入空気を圧縮するターボチャージャが備えられたものがある。ターボチャージャは、ロータシャフトと、ロータシャフトの一端に設けられたタービンインペラと、ロータシャフトの他端に設けられたコンプレッサインペラとを備えており、ロータシャフトは軸受機構により軸受けされている。当該軸受機構は軸受ハウジング内に収納されている。そして、特許文献1には、かかる軸受機構として、ロータシャフトに取り付けられたボールベアリングと、ボールベアリングと軸受ハウジングとの間に潤滑油が充填されてなるオイルフィルムダンパとを有する軸受機構を備えたターボチャージャが開示されている。
特許文献1に開示の構成では、ボールベアリングは環状の内輪及び外輪と、両者が互いに滑り回転するように両者の間に介在するボールとを有し、内輪の内側にロータシャフトが嵌装されている。これにより、ロータシャフトとその端部にそれぞれ設けられた両インペラとボールベアリングの内輪とが一体的に回転するように回転体アッシーを形成している。そして、ボールベアリングの外輪と軸受ハウジングとの間にはオイルが充填されてなるオイルフィルムダンパが形成されており、回転体アッシーの振動を抑制するダンピング効果を奏するように構成されている。
特開2012−92934号公報
上記構成では、オイルフィルムダンパは、ボールベアリングの外輪と軸受ハウジングとの間に形成されている。したがって、オイルフィルムダンパの内側に位置する部品全体は、ロータシャフト及び両インペラに加えてボールベアリングを含んでいるため、オイルフィルムダンパ内側の部品全体の質量が比較的大きくなっている。また、ボールベアリングの外輪の外径は、その内輪の内径よりも充分大きいため、オイルフィルムダンパとボールベアリングの外輪との接触面積は比較的大きくなる。そのため、オイルフィルムダンパと外輪との間に生じる粘性力が大きくなりやすく、特に低温時にはかかる粘性の増大が顕著である。
一方、回転体アッシーには少なからず必ず残留アンバランス(不釣合い)が存在することから、回転体アッシーの径方向における質量中心はロータシャフトの軸心(図心)からずれた位置に位置している。そのため、回転体アッシーが軸回転するときは、ロータシャフトの軸心からずれた質量中心を通る軸線を中心とする偏重心回転をしようとする。しかし、オイルフィルムダンパ内側の部品の質量が大きく、上記粘性力が高い場合には、回転体アッシーは偏重心回転が阻害されて、図心に近い位置を中心に回転せざるを得なくなる。そして、ロータシャフトの両端に設けられた両インペラは片持ち梁の状態となっているため、かかる場合には、両インペラはロータシャフトの回転に伴って大きく振れ回ることとなる。これにより、回転初期に異音が発生したり、両インペラがハウジングに接触して破損したりするおそれがあり、これらは低温時にはより顕著となる。そして、両インペラの破損を防止するには、両インペラとハウジングとの間隙(チップクリアランス)を大きくする必要がある。しかし、チップクリアランスを大きくすると、ターボチャージャの運転効率の低下を招くこととなる。
このような異音の発生や運転効率の低下を防止するには、回転体アッシーの偏重心回転を阻害しないように、回転体アッシーの質量中心とロータシャフトの軸心とのずれが極めて小さくなるように、回転体アッシーの質量バランスを調整することが考えられる。しかし、かかる質量バランスの調整には高い精度が要求されることとなり、コスト高となる。
また、ボールベアリングの取付のために、ロータシャフトにねじ穴加工などをすると、回転体アッシーの質量バランスの調整に一層の手間がかかり、コスト高となる。また、ロータシャフトにねじ穴加工をすると、当該ねじ穴への応力集中によってロータシャフトの疲労強度の低下を招くおそれがある。この場合には、疲労強度の低下を補うために予めロータシャフトの径を大きくして十分な疲労強度を確保することが考えられる。しかしながら、ロータシャフトの径を大きくするとボールベアリングも大型化するため、オイルフィルムダンパとボールベアリングとの接触面積が大きくなり、両者の間に生じる粘性力が大きくなり、ターボチャージャの運転効率の低下を招くこととなる。また、ロータシャフトは高速回転するため、ロータシャフトに直接締結されたねじにはゆるみが生じやすいという問題もある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、異音の発生防止や運転効率の向上が図られるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一端にタービンインペラが取り付けられ、他端にコンプレッサインペラが取り付けられたロータシャフトと、
互いに回転可能に支持された内輪と外輪とを備えるボールベアリングと、
上記外輪を保持するリテーナと、
上記ロータシャフト、上記ボールベアリング、上記係合部材及び上記リテーナを収納するハウジングと、
を備え、
上記内輪と上記ロータシャフトの外周面との間にはオイルが膜状に介在してオイルフィルムダンパが形成され、
上記内輪は、上記ロータシャフトの軸方向に沿って延びる筒状に形成され、
上記ロータシャフトには、上記内輪の軸方向端部に軸方向に対向する端部対向部が設けられ、
上記軸方向端部及び上記端部対向部の一方には、他方に向けて突出する突出部が形成されており、上記軸方向端部及び上記端部対向部の他方には、該突出部が係合する係合部が形成されていることを特徴とするターボチャージャ用軸受機構にある。
上記ターボチャージャ用軸受機構によれば、オイルフィルムダンパがボールベアリングの内輪とロータシャフトとの間に形成されていることから、オイルフィルムダンパ内側の部品には、ボールベアリングにおける内輪以外の部分やリテーナが含まれておらず、オイルフィルムダンパ内側の部品の質量が比較的小さくなっている。また、ボールベアリングの内輪の内径は、その外輪の外径に比べて充分小さいため、オイルフィルムダンパとロータシャフトの外周面との接触面積が比較的小さくなっている。これらにより、オイルフィルムダンパとロータシャフトの外周面との間に生じる粘性力を比較的小さくすることができる。
そして、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシーが質量中心を中心に回転するのを阻害する力が低減されるため、回転体アッシーが偏重心回転しやすくなる。その結果、ロータシャフトの回転に際して、ロータシャフトの両端に設けられた両インペラが大きく振れ回ることが抑制されることから、異音の発生が防止されるとともに、各インペラとハウジングとのチップクリアランスが最適化されて運転効率の向上が図られる。また、上述の如く、回転体アッシーが偏重心回転しやすくなっていることから、回転体アッシーの質量バランスの調整にそれほど高い精度を要しないため、当該質量バランスの調整が容易となり、製造コストの低減を図ることができる。
また、上述の如く、オイルフィルムダンパとロータシャフトの外周面との間に生じる粘性力を比較的小さくできることにより、回転体アッシーの回転レスポンスの向上が期待できるため、内燃機関の過渡性能の向上に寄与しうる。
さらに、低温時などのオイルの粘性が高くなりやすい場合には特に、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシーに対するオイルダンピング効果を充分に発揮させることができる。
また、内輪の軸方向端部と、ロータシャフトに設けられた端部対向部とが突出部及び係合部を介して係合されていることにより、ロータシャフトの回転に伴って内輪が連れ回りする。そして、端部対向部と軸方向端部とは軸方向に対向しているため、突出部と係合部とは軸方向に係合することとなっている。これにより、軸方向に交差する方向にねじなどをロータシャフトに取り付けることなく、内輪をロータシャフトに係合させることができる。そのため、ロータシャフトにねじ穴加工などを施す必要がないことから、回転体アッシーの質量バランスの調整が容易となり、製造コストを低減できる。
また、ロータシャフトへのねじ穴加工が不要となるため、ねじ穴加工を施す場合に比べてロータシャフトの疲労強度の向上が図られる。そして、当該疲労強度の向上が図られるため、ロータシャフトの径を大きくする必要がないことから、ボールベアリングを小型化でき、オイルフィルムダンパとボールベアリングとの接触面積を小さくできる。その結果、両者の間に生じる粘性力を小さくすることができ、ターボチャージャの運転効率の向上を図ることができる。また、ロータシャフトの高速回転によるねじのゆるみを考慮する必要がない。
本発明によれば、異音の発生防止や運転効率の向上が図られるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構を提供できる。
実施例1における、ターボチャージャ用軸受機構の断面模式図。 図1における、オイルフィルムダンパ近傍の拡大図。 図1における、III-III線位置での断面一部拡大図。 図2における、IV-IV線位置での断面一部拡大図。 実施例1における、内輪の軸方向端部の斜視図。 実施例2における、オイルフィルムダンパ近傍の拡大図。 実施例2における、環状部材の斜視図。 実施例3における、ターボチャージャ用軸受機構の断面模式図。 実施例3における、環状部材の斜視図。 実施例3における、IV-IV線位置相当での断面一部拡大図。 実施例3における、内輪の軸方向端部の斜視図。
上記端部対向部は、タービンインペラ側の軸方向端部に対向するタービン側端部対向部と、コンプレッサインペラ側の軸方向端部に対向するコンプレッサ側端部対向部とからなり、上記タービン側端部対向部は、上記ロータシャフトの上記タービンインペラとの接合部に形成され、上記コンプレッサ側端部対向部は、上記コンプレッサインペラ側のカラーに形成されることとすることができる。この場合には、端部対向部を設けるために別途の部材を要しないことから、製造コストの低減が図られる。
ロータシャフトとタービンインペラとの接合部及び上記カラーの少なくとも一方には、上記オイルフィルムダンパから流出したオイルを径方向外側に飛散させるように凹状に形成された複数のオイルスリンガーが設けられており、上記突出部は上記複数のオイルスリンガーの一部に係合して、該オイルスリンガーの一部が上記係合部を構成することとすることができる。この場合には、オイルスリンガーを上記係合部として利用することができるため、別途の部材や加工を施す必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
上記ロータシャフトは、上記タービンシャフト側に形成された大径部と、上記コンプレッサインペラ側に形成されるとともに、上記大径部の直径よりも小さい直径を有する小径部と、上記大径部と上記小径部との間に形成される段差部とを有し、該段差部と上記コンプレッサインペラ側のカラーとの間には上記小径部が挿通された環状部材が挟持されており、該環状部材に上記コンプレッサ側に位置する上記端部対向部が形成されていることとすることができる。この場合は、上記環状部材をカラーとは別に設けることにより、突出部又は係合部を形成するための加工が容易となるとともに、簡易な構成で突出部又は係合部を形成することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
(実施例1)
実施例に係るターボチャージャ用軸受機構1につき、図1〜図5を用いて説明する。
本例のターボチャージャ用軸受機構1は、図1に示すように、ロータシャフト10と、ボールベアリング20と、リテーナ60と、ハウジング30とを備える。
ロータシャフト10は、一端10aにタービンインペラ11が取り付けられ、他端10bにコンプレッサインペラ12が取り付けられている。
ボールベアリング20は、互いに回転可能に支持された内輪21と外輪22とを備える。
リテーナ60は外輪22を保持している。
ハウジング30は、ロータシャフト10、ボールベアリング20、及びリテーナ60を収納して、軸受ハウジングを構成している。
そして、内輪21とロータシャフト10の外周面10cとの間にはオイルが膜状に介在してオイルフィルムダンパ50が形成されている。
さらに、内輪21は、ロータシャフト10の軸方向Xに沿って延びる筒状に形成されている。
ロータシャフト10には、内輪21の軸方向端部21b、21cに軸方向Xに対向する端部対向部80が設けられている。
そして、軸方向端部21b、21c及び端部対向部80の一方には、他方に向けて突出する突出部24が形成されており、他方には、突出部24が係合する係合部25が形成されている。
以下、本例のターボチャージャ用軸受機構1につき、詳述する。
図1に示すように、ロータシャフト10の一端10aには、タービンインペラ11が一体的に設けられている。タービンインペラ11はタービンハウジング33内に収納されている。一方、ロータシャフト10の他端10bは、カラー13及びコンプレッサインペラ12に挿通されており、これらは軸端ナット14によって抜け及び回転止めされている。そして、コンプレッサインペラ12はコンプレッサハウジング34に収納されている。タービンハウジング33とコンプレッサハウジング34との間には、ロータシャフト10の軸受ハウジングとしてのハウジング30が設けられている。
図1に示すように、ハウジング30内には、リテーナ60を介して、ロータシャフト10を軸受けするボールベアリング20が保持されている。リテーナ60には、ボールベアリング20回りにオイルを供給するためのオイル供給路61と、ボールベアリング20回りからオイルを排出するオイル排出路63とが形成されている。
オイル供給路61は、図2に示すように、ロータシャフト10に近づくほどオイルフィルムダンパ50に近づくように傾斜して形成されている。本例では、オイル供給路61はリテーナ60を直線状に貫通している。したがって、オイル供給路61の中心を通り、リテーナ60におけるオイル供給路61の貫通方向に平行な仮想線である中心線Lは直線状となっている。オイル供給路61の出口(オイル供給路61における内輪21側の端部)は、オイル供給路61を流通するオイルを内輪21に向けて吐出するように開口したオイル吐出口611を形成している。本例では、軸方向Xの両端に形成されたオイルフィルムダンパ50のそれぞれにオイルを供給するように、オイル供給路61が2か所に設けられている。オイル排出路63はハウジング30の鉛直方向の下側に形成されており、オイル排出路63の下方にはハウジング30の外部に開口するオイル排出口63bが形成されている。なお、2か所のオイル供給路61の間に、軸方向Xに垂直に延びる補助オイル供給路を形成してもよい。
図2に示すように、オイル供給路61の中心線Lはロータシャフト10の軸心10dに対して傾斜している。中心線Lと軸心10dとのなす角αは45°以下とすることが好ましく、30°以下とすることがより好ましく、本例では、αは30°である。
ボールベアリング20は、図1に示すように、内輪21と外輪22とを有している。内輪21は略円筒形を成している。内輪21の軸方向Xにおける両端部領域には、ロータシャフト10の外周面10cとの間にオイルフィルムダンパ50を形成するダンパ形成部211が形成されている。本例では、ダンパ形成部211の内径は、ロータシャフト10の外径よりも0.05〜0.1mm程度大きくなっている。
軸方向Xにおける内輪21の中央領域212は、ダンパ形成部211の内径よりも大きい内径を有している。本例では、中央領域212の内径は、ロータシャフト10の外径よりも0.2mm程度以上大きくなっている。したがって、中央領域212における内輪21とロータシャフト10の外周面10cとの間の隙間Qは、ダンパ形成部211とロータシャフト10の外周面10cとの間の隙間P(すなわち、オイルフィルムダンパ50の厚さ)の2倍以上となっている。両間隙P、Qは、内輪21の中心とロータシャフト10の中心とを合わせた静止状態において、周方向に一定の大きさとなっている。
図2に示すように、吐出口対向部213は、オイル吐出口611から吐出されるオイルの吐出方向に対向する位置に形成されており、ダンパ形成部211と中央領域212との間に位置している。本例では、吐出口対向部213は中心線Lと直交している。
吐出口対向部213には、オイル流通孔214が形成されている。オイル流通孔214は、図2に示すように、ロータシャフト10の軸心10d及びオイル供給路61の中心線Lを含む断面において、オイル供給路61の中心線Lに平行に形成されている。本例では、オイル流通孔214の開口幅d2は、オイル吐出口611の直径d1よりも大きくなっている。オイル流通孔214は複数形成され、周方向に等間隔に配列しており、本例では、4個のオイル流通孔214が周方向に等間隔に配列している。
図2に示すように、内輪21には、軸方向Xにおいて、ダンパ形成部211と吐出口対向部213との間に、ロータシャフト10の外周面10cとの間にオイルを貯留するオイル貯留部51を形成する貯留部形成部216が形成されている。貯留部形成部216はダンパ形成部211よりも拡径されており、ダンパ形成部211側の壁面216aは、ロータシャフト10の軸心10d及び中心線Lを含む断面において、中心線Lに平行に形成されている。オイル流通孔214を介して供給されたオイルは、オイル貯留部51を通じてオイルフィルムダンパ50に供給されることとなる。
図2に示すように、内輪21におけるコンプレッサインペラ12側の軸方向端部21bには、軸方向Xに突出する突出部24が形成されている。図5に示すように、突出部24は、直径方向に一対設けられている。図3に示すように、突出部24の周方向の幅は、後述の係合部25の周方向の幅よりも若干狭くなっている。図1に示すように、内輪21におけるタービンインペラ11側の軸方向端部21cにも、コンプレッサインペラ12側と同様に軸方向Xに突出する突出部24が形成されている。
図1に示すように、ロータシャフト10は、一端10a側に大径部10eを有し、他端10b側に小径部10fを有する。小径部10fは大径部10eの直径よりも小さい直径を有しており、大径部10eと小径部10fとの間には、段差部10gが形成されている。コンプレッサインペラ12は小径部10fに設けられており、コンプレッサインペラ12と段差部10gとの間には環状部材としてのカラー13が設けられている。カラー13は環状をなしており、軸端ナット14により小径部10fに固定されている。図2に示すように、カラー13は軸方向端部21bに対向する端部対向部80(コンプレッサ側端部対向部80b)を備えている。本例では、端部対向部80には、図2、図3に示すように、端部対向部80を湾状に切り欠いてなるオイルスリンガー8が、周方向に等間隔に複数形成されている。そして、複数のオイルスリンガー8のうち、互いに直径方向に位置する一対のオイルスリンガー8に一対の突出部24がそれぞれ係合している。すなわち、突出部24が係合するオイルスリンガー8が係合部25を形成している。
図1に示すように、ロータシャフト10とタービンインペラ11とは、ロータシャフト10の一端10aに設けられた拡径部111を介して接合されている。拡径部111はロータシャフト10の一端10aに溶接されて固定されている。拡径部111には、カラー13と同様に、内輪21の軸方向端部21cに対向する端部対向部80(タービン側端部対向部80a)が形成されている。本例では、タービン側端部対向部80aにはオイルスリンガー8が周方向全体に環状に形成されている。図4に示すように、オイルスリンガー8には径方向外側に立設された立壁部81が設けられている。立壁部81は直径方向に一対形成されている。立壁部81は第1立壁81aと第2立壁81bとからなる。第1立壁81aと第2立壁81bとは軸方向X(図1参照)に平行であるとともに、突出部24の周方向の幅と略同一の距離だけ周方向に離隔している。そして、第1立壁81aと第2立壁81bとの間に突出部24が嵌合しており、立壁部81が係合部25を形成している。
上述のように、内輪21の軸方向端部21b、21cに形成された突出部24が、カラー13及び拡径部111に形成された係合部25にそれぞれ係合することにより、内輪21はロータシャフト10の回転に伴って連れ回りする。
ボールベアリング20の外輪22は環状を成している。図1に示すように、外輪22は2個備えられており、内輪21の軸方向Xにおける両端部近傍の領域における外周面(ロータシャフト10に面する面と反対側の面)に対向するようにそれぞれ配設されている。そして、内輪21と外輪22との間には、図示しない保持器を介してボール状の回転子23が介設されている。これにより、内輪21と外輪22とは回転子23を介して互いに回転可能に構成されて、ボールベアリング20を形成している。外輪22は、リテーナ60を介してハウジング30に固定されており、ロータシャフト10がボールベアリング20を介して、ハウジング30に軸受けされている。
内輪21の両端部近傍の領域における内輪21とロータシャフト10との間に形成された隙間Pにはオイルが膜状に介在して、オイルフィルムダンパ50がそれぞれ形成されている。図2に示すように、内輪21のオイル流通孔214が、オイル吐出口611に対向している状態において、オイルフィルムダンパ50は、リテーナ60に形成されたオイル供給路61から供給されたオイルがオイル流通孔214を介して、内輪21とロータシャフト10との間に入り込んで、オイル貯留部51を通じて隙間Pに到達することにより形成される。
図2に示すように、内輪21には、ダンパ形成部211における貯留部形成部216と反対側に、オイルフィルムダンパ50に供給されたオイルを排出するオイル排出部52を形成する排出部形成部218が形成されている。本例では、排出部形成部218は、内輪21の軸方向Xの両端部において、ロータシャフト10の外周面10cから離隔することにより、排出部形成部218と外周面10cとの間を通じて、オイルフィルムダンパ50からオイルを排出させるオイル排出部52を形成している。
そして、オイル排出部52に対向する位置にはオイル排出部52から排出されたオイルをロータシャフト10の径方向外側に飛散させるように凹状に形成されたオイルスリンガー8が設けられている。本例では、図1に示すように、オイルスリンガー8はコンプレッサインペラ12側に設けられるカラー13及びタービンインペラ14の拡径部111にそれぞれ形成されている。図2及び図4に示すように、オイルスリンガー8は、カラー13のボールベアリング20側の端部13aを湾状に切り欠いて、周方向に等間隔に複数形成されている。同様に、拡径部111においても、オイルスリンガー8が複数形成されている。
ロータシャフト10は以下のようにハウジング30に組み付けられる。まず、ボールベアリング20の内輪21をリテーナ60の内側に挿入する。そして、リテーナ60の軸方向Xの両端側からリテーナ60に回転子23及び外輪22をそれぞれ組み付けて、ボールベアリング20を形成させる。その後、ボールベアリング20及びリテーナ60をハウジング30に挿入して、プレート70及びボルト71でハウジング30に挟み込むようにして固定する。その後、タービンインペラ11とロータシャフト10とをハウジング30に挿入して、内輪21のタービンインペラ11側の突出部24と拡径部111に形成された係合部25とを係合させる。そして、コンプレッサインペラ12側の突出部24とカラー13に形成された係合部25とを係合させた状態で、カラー13及びコンプレッサインペラ12を軸端ナット14で締め付け固定する。
本例のターボチャージャ用軸受機構1によれば、オイルフィルムダンパ50がボールベアリング20の内輪21とロータシャフト10との間(隙間P)に形成されているため、オイルフィルムダンパ50内側の部品はロータシャフト10とロータシャフト10に取り付けられたタービンインペラ11及びコンプレッサインペラ12と、ロータシャフト10と連れ回りする内輪21とからなり、オイルフィルムダンパ50内側の部品にボールベアリング20における内輪21以外の部分(外輪22、回転子23、保持器等)は含まれてない。そのため、オイルフィルムダンパ50内側の部品の質量が比較的小さくなっている。また、ボールベアリング20の内輪21の内径は、外輪22の外径に比べて充分小さいため、オイルフィルムダンパ50とロータシャフト10の外周面10cとの接触面積が比較的小さくなっている。これらにより、オイルフィルムダンパ50とオイルフィルムダンパ50内側の部品との間に生じる粘性力を比較的小さくできる。
そして、上記粘性力を小さくできることにより、オイルフィルムダンパ50内側の部品により構成される回転体アッシー100が質量中心を中心に回転するのを阻害する力が低減されるため、小さいエネルギーでも回転体アッシー100が偏重心回転しやすくなる。その結果、ロータシャフト10の回転に際して、ロータシャフト10の両端にそれぞれ設けられた両インペラ11、12が大きく振れ回ることが抑制される。その結果、異音の発生が防止されるとともに、各インペラ11、12とそれぞれのハウジング33、34とのチップクリアランスを大きくとる必要がないため、運転効率の向上を図ることができる。また、コンプレッサハウジング34にアブレーダブルシールが備えられる場合には、コンプレッサインペラ12が当該アブレーダブルシールに対して過度に接触することが防止されるため、コンプレッサインペラ12の破損やアブレーダブルシールの過度な摩耗が防止される。また、上述の如く、回転体アッシー100が偏重心回転しやすくなっていることから、回転体アッシー100の質量バランスの調整にそれほど高い精度を要しないため、当該質量バランスの調整が容易となり、製造コストの低減を図ることができる。
また、上述の如く、オイルフィルムダンパ50と回転体アッシー100との間に生じる粘性力を比較的小さくできることにより、回転体アッシー100の回転レスポンスの向上が期待できるため、内燃機関の過渡性能の向上に寄与しうる。
さらに、低温時などのオイルの粘性が高くなりやすい場合には特に、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシー100に対するオイルダンピング効果を有効に奏することができる。
また、内輪21の軸方向端部21b、21cと、ロータシャフト10に設けられた端部対向部80とが突出部24及び係合部25を介して係合されていることにより、ロータシャフト10の回転に伴って内輪21が連れ回りする。そして、端部対向部80と軸方向端部21b、21cとは軸方向Xに対向しているため、突出部24と係合部25とは軸方向Xに係合することとなっている。そのため、軸方向Xに交差する方向にねじなどをロータシャフト10に取り付けることなく、内輪21をロータシャフト10に係合させることができる。そのため、ロータシャフト10にねじ穴加工などを施す必要がないことから、回転体アッシー100の質量バランスの調整が容易となり、製造コストを低減できる。
また、ロータシャフト10へのねじ穴加工が不要となるため、ねじ穴加工を施す場合に比べてロータシャフト10の疲労強度の向上が図られる。そして、当該疲労強度の向上が図られるため、ロータシャフト10の径を大きくする必要がないことから、ボールベアリング20を小型化でき、オイルフィルムダンパ50とボールベアリング20との接触面積を小さくできる。その結果、両者の間に生じる粘性力を小さくすることができ、ターボチャージャ1の運転効率の向上を図ることができる。また、ロータシャフト10の高速回転によるねじのゆるみを考慮する必要がない。
また、本例では、端部対向部80は、タービンインペラ11側の軸方向端部21cに対向するタービン側端部対向部80aと、コンプレッサインペラ12側の軸方向端部21bに対向するコンプレッサ側端部対向部80bとからなる。そして、タービン側端部対向部80aは、ロータシャフト10のタービンインペラ11との接合部である拡径部111に形成される。コンプレッサ側端部対向部80bは、コンプレッサインペラ12側のカラー13に形成されている。これにより、端部対向部80を設けるために別途の部材を要しないことから、製造コストの低減が図られる。
また、本例では、拡径部111及びカラー13には、オイルフィルムダンパ50から流出したオイルを径方向外側に飛散させるように凹状に形成された複数のオイルスリンガー8が設けられており、突出部24は複数のオイルスリンガー8の一部に係合して、オイルスリンガー8の一部が係合部25を構成している。これにより、オイルスリンガー8を係合部25として利用することができるため、別途の部材や加工を施す必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
本例では、端部対向部80には、凹状に形成された複数のオイルスリンガー8が形成されており、突出部24は複数のオイルスリンガー8の一部に係合して、当該オイルスリンガー8の一部が係合部25を構成している。これにより、オイルスリンガー8を係合部25として利用することができるため、別途の部材や加工を施す必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
本例では、突出部24及び係合部25はコンプレッサインペラ12側及びタービンインペラ11側の両方に設けることとしたが、これに限らず、コンプレッサインペラ12側及びタービンインペラ11側のうち一方に設けることとしてもよい。この場合には、両方に設ける場合に比べて製造コストの低減を図ることができる。また、突出部24及び係合部25は一か所に設けることとしてもよいが、本例のように直径方向に一対、すなわち二か所に設けることが好ましい。回転体アッシー100の質量バランスの調整が容易となるからである。したがって、突出部24及び係合部25はコンプレッサインペラ12側及びタービンインペラ11側の一方において直径方向に一対設けることが最も好ましい。
本例によれば、異音の発生防止や運転効率の向上が図られるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構1を提供できる。
(実施例2)
本例のターボチャージャ用軸受機構1では、環状部材として実施例1におけるカラー13(図1参照)に替えて、図6、図7に示すように、環状部材131を採用している。そして、図6に示すように、実施例1と同様に、ロータシャフト10は、タービンシャフト11側に形成された大径部10eと、コンプレッサインペラ12側に形成されるとともに、大径部10eの直径よりも小さい直径を有する小径部10fと、大径部10eと小径部10fとの間に形成される段差部10gとを有する。そして、環状部材131には小径部10fが挿通されるとともに、小径部10fに焼嵌めされたカラー13と段差部10gとによって挟持されている。環状部材131には端部対向部80において、図7に示すように、外縁131aから内側に向かって、凹状の係合部25が直径方向に一対形成されている。なお、その他、実施例1と同等の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本例のターボチャージャ用軸受機構1によれば、環状部材131をカラー13とは別に設けることにより、係合部25を形成するための加工が容易となるとともに簡易な構成で係合部25を形成することができるため、製造コストの低減を図ることができる。なお、本例の場合においても、カラー13に係合部25を形成することによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
(実施例3)
本例のターボチャージャ用軸受機構1では、実施例1における突出部24及び係合部25(図1〜図4参照)に替えて、図8〜図10に示す突出部240及び係合部250を備える。図8に示すように、コンプレッサインペラ12側に設けられる突出部240は、環状部材132に形成されている。環状部材132は、実施例2における環状部材131(図6参照)と同様に、カラー13と段差部10fとによって挟持されている。図9に示すように、環状部材132には、突出部240が直径方向に一対形成されている。突出部240は、環状部材132の外縁132aから径方向外側に突出するとともに、図8に示すように、内輪21側に向けて屈曲されている。
また、図8、図10に示すように、拡径部111には、タービンインペラ11側に設けられる突出部240が形成されている。当該突出部240は、内輪21に向けてリブ状に延びるように、直径方向に一対形成されている。
また、図11に示すように、内輪21の軸方向端部21bには、凹状に形成された係合部250が形成されている。係合部250は直径方向に一対形成されている。なお、内輪21の軸方向端部21cにも同様に係合部250が直径方向に一対形成されている。そして、図8に示すように、環状部材132及び拡径部111に形成された突出部240がそれぞれ、係合部250に係合することとなる。これにより、ロータシャフト10の軸回転に伴って、内輪21が連れ回りすることとなる。その他、実施例1と同等の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。本例のターボチャージャ用軸受機構1においても、実施例2の場合と同等の作用効果を奏する。
なお、本例では、図8に示すように、内輪21の軸方向端部21b、21cの両方に係合部250を設けたが、軸方向端部21b、21cのいずれか一方に係合部250(図11参照)を形成するとともに、他方に実施例1の場合の突出部24(図5参照)を形成することとしてもよい。この場合には、係合部250(図11参照)に係合する突出部240が形成された環状部材132(図9参照)又は拡径部111(図10参照)と、突出部24が係合する係合部25(図1参照)がそれぞれ形成されることとする。これらの場合においても、上述の作用効果を奏する。
1 ターボチャージャ用軸受機構
10 ロータシャフト
10c 外周面
100 回転体アッシー
11 タービンインペラ
12 コンプレッサインペラ
13 カラー
131、132 環状部材
20 ボールベアリング
21 内輪
21b、21c 軸方向端部
22 外輪
24、240 突出部
25、250 係合部
30 ハウジング
50 オイルフィルムダンパ
60 リテーナ
8 オイルスリンガー
80 端部対向部

Claims (4)

  1. 一端にタービンインペラが取り付けられ、他端にコンプレッサインペラが取り付けられたロータシャフトと、
    互いに回転可能に支持された内輪と外輪とを備えるボールベアリングと、
    上記外輪を保持するリテーナと、
    上記ロータシャフト、上記ボールベアリング、上記係合部材及び上記リテーナを収納するハウジングと、
    を備え、
    上記内輪と上記ロータシャフトの外周面との間にはオイルが膜状に介在してオイルフィルムダンパが形成され、
    上記内輪は、上記ロータシャフトの軸方向に沿って延びる筒状に形成され、
    上記ロータシャフトには、上記内輪の軸方向端部に軸方向に対向する端部対向部が設けられ、
    上記軸方向端部及び上記端部対向部の一方には、他方に向けて突出する突出部が形成されており、上記軸方向端部及び上記端部対向部の他方には、該突出部が係合する係合部が形成されていることを特徴とするターボチャージャ用軸受機構。
  2. 上記端部対向部は、タービンインペラ側の軸方向端部に対向するタービン側端部対向部と、コンプレッサインペラ側の軸方向端部に対向するコンプレッサ側端部対向部とからなり、上記タービン側端部対向部は、上記ロータシャフトの上記タービンインペラとの接合部に形成され、上記コンプレッサ側端部対向部は、上記コンプレッサインペラ側のカラーに形成されることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャ用軸受機構。
  3. 上記接合部及び上記カラーの少なくとも一方には、上記オイルフィルムダンパから流出したオイルを径方向外側に飛散させるように凹状に形成された複数のオイルスリンガーが設けられており、上記突出部は上記複数のオイルスリンガーの一部に係合して、該オイルスリンガーの一部が上記係合部を構成することを特徴とする請求項2に記載のターボチャージャ用軸受機構。
  4. 上記ロータシャフトは、上記タービンシャフト側に形成された大径部と、上記コンプレッサインペラ側に形成されるとともに、上記大径部の直径よりも小さい直径を有する小径部と、上記大径部と上記小径部との間に形成される段差部とを有し、該段差部と上記コンプレッサインペラ側のカラーとの間には上記小径部が挿通された環状部材が挟持されており、該環状部材に上記コンプレッサ側に位置する上記端部対向部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャ用軸受機構。
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