JP2016061381A - ターボチャージャ用軸受機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】異音の発生や運転効率の低下が防止されるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構を提供すること。【解決手段】ターボチャージャ用軸受機構1は、ロータシャフト10、ボールベアリング20、ハウジング30を備える。ロータシャフト10は、一端10aにタービンインペラ11が取り付けられ、他端10bにコンプレッサインペラ12が取り付けられている。ボールベアリング20は、互いに回転可能に支持された内輪21と外輪22とを備える。内輪21には係合部材40を介してロータシャフト10が係合されている。ハウジング30は、ロータシャフト10、ボールベアリング20及び係合部材40を収納する。そして、外輪22はハウジング30に固定されているとともに、内輪21とロータシャフト10の外周面10cとの間にはオイルが充填されてなるオイルフィルムダンパ50が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャ用軸受機構に関する。
従来、内燃機関には、内燃機関から排出された排気ガスのガス流を利用して、吸入空気を圧縮するターボチャージャが備えられたものがある。ターボチャージャは、ロータシャフトと、ロータシャフトの一端に設けられたタービンインペラと、ロータシャフトの他端に設けられたコンプレッサインペラとを備えており、ロータシャフトは軸受機構により軸受けされている。当該軸受機構は軸受ハウジング内に収納されている。そして、特許文献1には、かかる軸受機構として、ロータシャフトに取り付けられたボールベアリングと、ボールベアリングと軸受ハウジングとの間に潤滑油が充填されてなるオイルフィルムダンパとを有する軸受機構を備えたターボチャージャが開示されている。
特許文献1に開示の構成では、ボールベアリングは環状の内輪及び外輪と、両者が互いに滑り回転するように両者の間に介在するボールとを有し、内輪の内側にロータシャフトが嵌装されている。これにより、ロータシャフトとその端部にそれぞれ設けられた両インペラとボールベアリングの内輪とが一体的に回転するように回転体アッシーを形成している。そして、ボールベアリングの外輪と軸受ハウジングとの間にはオイルが充填されてなるオイルフィルムダンパが形成されており、回転体アッシーの振動を抑制するダンピング効果を奏するように構成されている。
特開2012−92934号公報
しかしながら、オイルフィルムダンパの内側に位置する回転体アッシーは、ロータシャフト及び両インペラに加えてボールベアリングを含んでいるため、当該回転体アッシーの質量が比較的大きくなっている。また、オイルフィルムダンパは、回転体アッシーに含まれるボールベアリングの外輪と軸受ハウジングとの間に形成されている。ボールベアリングの外輪の外径は、ロータシャフトの外径よりも充分大きいため、オイルフィルムダンパとボールベアリングの外輪との接触面積は比較的大きくなる。そのため、オイルフィルムダンパと外輪との間に生じる粘性力が大きくなりやすく、特に低温時にはかかる粘性の増大が顕著である。
一方、回転体アッシーには少なからず必ず残留アンバランス(不釣合い)が存在することから、回転体アッシーの径方向における質量中心はロータシャフトの軸心(図心)からずれた位置に位置している。そのため、回転体アッシーが軸回転するときは、ロータシャフトの軸心からずれた質量中心を通る軸線を中心とする偏重心回転をしようとする。しかし、回転体アッシーの質量が大きく、上記粘性力が高い場合には、回転体アッシーが偏重心回転するのを阻害して、図心に近い位置を中心に回転させる力が大きくなる。そして、ロータシャフトの両端に設けられた両インペラは片持ち梁の状態となっているため、かかる場合には、両インペラはロータシャフトの回転に伴って大きく振れ回ることとなる。これにより、回転初期に異音が発生したり、両インペラがハウジングに接触して破損したりするおそれがあり、これらは低温時にはより顕著となる。そして、両インペラの破損を防止するには、両インペラとハウジングとの間隙(チップクリアランス)を大きくする必要がある。しかし、チップクリアランスを大きくすると、ターボチャージャの運転効率の低下を招くこととなる。
このような異音の発生や運転効率の低下を防止するには、回転体アッシーの偏重心回転を阻害しないように、回転体アッシーの質量中心とロータシャフトの軸心とのずれが極めて小さくなるように、回転体アッシーの重量バランスを調整することが考えられる。しかし、かかる重量バランスの調整には高い精度が要求されることとなり、コスト高となる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、異音の発生や運転効率の低下が防止されるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一端にコンプレッサインペラが取り付けられ、他端にタービンインペラが取り付けられたロータシャフトと、
互いに回転可能に支持された内輪と外輪とを備えるとともに、上記内輪には係合部材を介して上記ロータシャフトが係合されているボールベアリングと、
上記ロータシャフト、上記ボールベアリング及び上記係合部材を収納するハウジングと、
を備え、
上記外輪は上記ハウジングに固定されているとともに、上記内輪と上記ロータシャフトの外周面との間にはオイルが充填されてオイルフィルムダンパが形成されていることを特徴とするターボチャージャ用軸受機構にある。
上記ターボチャージャ用軸受機構によれば、オイルフィルムダンパがボールベアリングの内輪とロータシャフトとの間に形成されており、回転体アッシーには、ボールベアリングにおける内輪以外の部分やリテーナが含まれておらず、当該回転体アッシーの質量が比較的小さくなっている。また、ロータシャフトの外径は、ボールベアリングの外輪の外径に比べて充分小さいため、オイルフィルムダンパと回転体アッシー(ロータシャフトの外周面)との接触面積が比較的小さくなっている。これらにより、オイルフィルムダンパと回転体アッシーとの間に生じる粘性力を比較的小さくすることができる。
そして、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシーが図心に近い位置を中心に回転させる力が低減されるため、回転体アッシーが偏重心回転しやすくなる。その結果、ロータシャフトの回転に際して、ロータシャフトの両端に設けられた両インペラが大きく振れ回ることが抑制されることから、異音の発生が防止されるとともに、各インペラとハウジングとのチップクリアランスが最適化されて運転効率の低下が防止される。また、上述の如く、回転体アッシーが偏重心回転しやすくなっていることから、回転体アッシーの重量バランスの調整にそれほど高い精度を要しないため、当該重量バランスの調整が容易となり、製造コストの低減を図ることができる。
また、上述の如く、オイルフィルムダンパと回転体アッシーとの間に生じる粘性力を比較的小さくできることにより、回転体アッシーの回転レスポンスの向上が期待できるため、内燃機関の過渡性能の向上に寄与しうる。
さらに、低温時などのオイルの粘性が高くなりやすい場合においても、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシーに対するオイルダンピング効果を充分に発揮させることができる。
本発明によれば、異音の発生や運転効率の低下が防止されるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構を提供できる。
実施例1における、ターボチャージャ用軸受機構の断面模式図。 図1における、II-II線位置での断面一部拡大図。 図1における、オイルフィルムダンパ近傍の拡大図。
上記内輪は貫通孔からなるオイル供給孔を有するとともに、上記オイルの少なくとも一部が上記オイル供給孔を介して上記オイルフィルムダンパに供給されるように構成されていることとすることができる。この場合には、簡易な構成により、オイルフィルムダンパに容易にオイルを供給することができる。
(実施例1)
本例の実施例に係るターボチャージャ用軸受機構1につき、図1〜図3を用いて説明する。
本例のターボチャージャ用軸受機構1は、ロータシャフト10と、ボールベアリング20、ハウジング30とを備える。
ロータシャフト10は、一端10aにタービンインペラ11が取り付けられ、他端10bにコンプレッサインペラ12が取り付けられている。
ボールベアリング20は、互いに回転可能に支持された内輪21と外輪22とを備える。そして、内輪21には係合部材40を介してロータシャフト10が係合されている。
ハウジング30は、ロータシャフト10、ボールベアリング20及び係合部材40を収納して、軸受ハウジングを構成している。
そして、外輪22はリテーナ60を介してハウジング30に固定されているとともに、内輪21とロータシャフト10の外周面10cとの間にはオイルが充填されてなるオイルフィルムダンパ50が設けられている。
以下、本例のターボチャージャ用軸受機構1につき、詳述する。
図1に示すように、ロータシャフト10の一端10aには、タービンインペラ11が一体的に設けられている。タービンインペラ11はタービンハウジング33内に収納されている一方、ロータシャフト10の他端10bは、カラー13及びコンプレッサインペラ12に挿通されており、これらは軸端ナット14によって抜け止めされている。そして、コンプレッサインペラ12はコンプレッサハウジング34に収納されている。ロータシャフト10におけるタービンインペラ11とコンプレッサインペラ12との間には、ボールベアリング20が設けられている。
ボールベアリング20は、図1に示すように、内輪21と外輪22とを有している。内輪21は略円筒形を成している。内輪21の内径はロータシャフト10の外径よりも若干大きくなっている。具体的には、内輪21の軸方向Xの両方の端部近傍領域Sの内径はそれぞれ、ロータシャフト10の外径よりも0.05〜0.1mm程度大きくなっており、両端部近傍領域Sの間の中間領域Tの内径は端部近傍領域Sの内径よりも大きくなっている。そして、内輪21の内側にはロータシャフト10が挿通されている。内輪21が上述の形状をなしていることにより、内輪21とロータシャフト10との間には、両端部近傍領域Sに隙間Pが形成され、中間領域Tに隙間Pよりも広い隙間Qが形成されている。両間隙P、Qは、内輪21の中心とロータシャフト10の中心とを合わせた静止状態において、周方向に一定の大きさとなっている。
図2に示すように、内輪21の軸方向Xの中央部には、係合部材挿通孔211及びオイル供給孔212がそれぞれ複数形成されて、周方向に配列している。本例では、係合部材挿通孔211はロータシャフト10の軸線Lに対称な2か所に設けられており、オイル供給孔212は一対の係合部材挿通孔211の間であって、ロータシャフト10の軸線に対称な位置に合計4カ所設けられている。図2に示すように、係合部材挿通孔211及びオイル供給孔212はいずれも貫通孔であって、オイル供給孔212の開口径は係合部材挿通孔211の開口径よりも大きくなっている。
図2に示すように、係合部材挿通孔211には、係合部材挿通孔211の直径よりも若干小さい径を有する棒状部材からなる係合部材40が挿通されている。係合部材40の少なくとも一端40a側の側面にはネジ溝が形成されており、係合部材40はロータシャフト10に形成されたネジ孔15に螺入されてロータシャフト10に取り付けられている。係合部材40の他端側の突出端部40bは、ロータシャフト10の径方向外側に突出しており、内輪21の内側面21aよりも径方向外側に位置している。これにより、ロータシャフト10が回転すると、係合部材40の側面が係合部材挿通孔211の側壁面に当接して、ロータシャフト10と内輪21とが互いに係合することとなる。その結果、内輪21はロータシャフト10の回転に伴って連れ回りする。
ボールベアリング20の外輪22は環状を成している。図1に示すように、外輪22は2個備えられており、内輪21の軸方向Xにおける両端部近傍の領域Sにおける外周面(ロータシャフト10に面する面と反対側の面)に対向するようにそれぞれ配設されている。そして、内輪21と外輪22との間には、図示しない保持器を介してボール状の回転子23が介設されている。これにより、内輪21と外輪22とは回転子23を介して互いに回転可能に構成されて、ボールベアリング20を形成している。外輪22は、リテーナ60を介してハウジング30に固定されており、ロータシャフト10がボールベアリング20を介して、ハウジング30に軸受けされている。
図1に示すように、リテーナ60には、ボールベアリング20回りにオイルを供給するためのオイル供給路61と、ボールベアリング20回りからオイルを排出するオイル排出路62とが形成されている。オイル供給路61はリテーナ60において、ハウジング30の鉛直方向の上側に形成されており、オイル供給路61にはボールベアリング20回りにオイルを吐出するオイル吐出口61aが備えられている。オイル吐出口61aは、軸方向Xにおいて、内輪21に形成されたオイル供給孔212(図3参照)と重なる位置に形成されている。オイル排出路62はハウジング30の鉛直方向の下側に形成されており、オイル排出路62の下方にはハウジング30の外部に開口するオイル排出口62bが形成されている。
内輪21の両端部近傍の領域Sにおける内輪21とロータシャフト10との間に形成された隙間Pには、オイルフィルムダンパ50がそれぞれ形成されている。図3に示すように、オイル供給孔212がオイル吐出口61aの直下に位置する状態において、オイルフィルムダンパ50は、リテーナ60に形成されたオイル供給路61から供給されたオイルの一部が矢印で示すように、オイル供給孔212を介して、内輪21とロータシャフト10との間に入り込んで隙間Qを通じて隙間Pに到達することにより形成される。なお、オイルフィルムダンパ50には、オイル供給路61から順次オイルが供給されるとともに、供給されたオイルは、内輪21における軸方向Xの両側端部から排出される。
ロータシャフト10は以下のようにハウジング30に組み付けられる。まず、ボールベアリング20の内輪21をリテーナ60の内側に挿入する。そして、リテーナ60の軸方向Xの両端側からリテーナ60に回転子23及び外輪22をそれぞれ組み付けて、ボールベアリング20を形成させる。その後、ボールベアリング20及びリテーナ60をハウジング30に挿入して、プレート70及びボルト71でハウジング30に挟み込むようにして固定する。その後、タービンインペラ12とロータシャフト10とをハウジング30に挿入して、カラー13及びコンプレッサインペラ11を軸端ナット14で締め付け固定する。その後、一方の係合部材40をハウジング30の上側孔31を通じてリテーナ60のオイル供給路61から挿入してロータシャフト10のネジ孔15に締め付けて固定する。そして、他方の係合部材40をハウジング30の下側孔32を通じてリテーナ60のオイル排出路62から挿入してロータシャフト10のネジ孔15に締め付けて固定する。最後に、ハウジング30の上側孔31に栓63を取り付けて、上側孔31を閉じる。
なお、一方の係合部材40をハウジング30の上側孔31を通じて固定した後、ロータシャフト10(回転体アッシー100)を180°回転させて、一方の係合部材40を取り付けたネジ孔15と反対側に位置するネジ孔15が上側孔31の直下に位置するようにして、上側孔31を通じて他方の係合部材40を当該ネジ孔15に締め付けて固定してもよい。
本例のターボチャージャ用軸受機構1によれば、オイルフィルムダンパ50がボールベアリング20の内輪21とロータシャフト10との間(隙間P)に形成されているため、回転体アッシー100はロータシャフト10とロータシャフト10に取り付けられたタービンインペラ11及びコンプレッサインペラ12と、ロータシャフト10と連れ回りする内輪21とからなり、回転体アッシー100にボールベアリング20における内輪21以外の部分(外輪22、回転子23、保持器等)は含まれてない。そのため、回転体アッシー100の質量が比較的小さくなっている。また、ロータシャフト10の外径は、ボールベアリング20の外輪22の外径に比べて充分小さいため、オイルフィルムダンパ50と回転体アッシー100(ロータシャフト10の外周面10c)との接触面積が比較的小さくなっている。これらにより、オイルフィルムダンパ50と回転体アッシー100との間に生じる粘性力を比較的小さくできる。
そして、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシー100を図心に近い位置を中心に回転させる力が低減されるため、小さいエネルギーでも回転体アッシー100が偏重心回転しやすくなる。その結果、ロータシャフト10の回転に際して、ロータシャフト10の両端にそれぞれ設けられた両インペラ11、12が大きく振れ回ることが抑制される。その結果、異音の発生が防止されるとともに、各インペラ11、12とそれぞれのハウジング33、34とのチップクリアランスを大きくとる必要がないため、運転効率の低下を防止できる。また、コンプレッサハウジング34にアブレーダブルシールが備えられる場合には、コンプレッサインペラ12が当該アブレーダブルシールに対して過度に接触することが防止されるため、コンプレッサインペラ12の破損やアブレーダブルシールの過度な摩耗が防止される。また、上述の如く、回転体アッシー100が偏重心回転しやすくなっていることから、回転体アッシー100の重量バランスの調整にそれほど高い精度を要しないため、当該重量バランスの調整が容易となり、製造コストの低減を図ることができる。
また、上述の如く、オイルフィルムダンパ50と回転体アッシー100との間に生じる粘性力を比較的小さくできることにより、回転体アッシー100の回転レスポンスの向上が期待できるため、内燃機関の過渡性能の向上に寄与しうる。
さらに、低温時などのオイルの粘性が高くなりやすい場合においても、上記粘性力を小さくできることにより、回転体アッシー100に対するオイルダンピング効果を有効に奏することができる。
本例では、内輪21は貫通孔からなるオイル供給孔212を有するとともに、オイルの少なくとも一部がオイル供給孔212を介して内輪21とロータシャフト10の間(隙間P)に供給されるように構成されている。そのため、簡易な構成により、隙間Pに容易にオイルを供給して、オイルフィルムダンパ50を形成することができる。
本例では、貫通孔211は内輪21の軸方向Xの中央部に形成されていることとしたが、これに限らず、又はこれに加えて、軸方向Xにおいて異なる複数の箇所に貫通孔211を形成してもよい。
本例によれば、異音の発生や運転効率の低下が防止されるとともに、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用軸受機構1を提供できる。
1 ターボチャージャ用軸受機構
10 ロータシャフト
10c 外周面
100 回転体アッシー
11 タービンインペラ
12 コンプレッサインペラ
20 ボールベアリング
21 内輪
22 外輪
30 ハウジング
40 係合部材
50 オイルフィルムダンパ

Claims (2)

  1. 一端にタービンインペラが取り付けられ、他端にコンプレッサインペラが取り付けられたロータシャフトと、
    互いに回転可能に支持された内輪と外輪とを備えるとともに、上記内輪には係合部材を介して上記ロータシャフトが係合されているボールベアリングと、
    上記ロータシャフト、上記ボールベアリング及び上記係合部材を収納するハウジングと、
    を備え、
    上記外輪は上記ハウジングに固定されているとともに、上記内輪と上記ロータシャフトの外周面との間にはオイルが充填されてなるオイルフィルムダンパが設けられていることを特徴とするターボチャージャ用軸受機構。
  2. 上記内輪は貫通孔からなるオイル供給孔を有するとともに、上記オイルの少なくとも一部が上記オイル供給孔を介して上記オイルフィルムダンパに供給されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャ用軸受機構。
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