JP5848564B2 - 非水系インクジェット印刷用光沢紙 - Google Patents

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Description

本発明は、非水系インクジェット印刷用光沢紙に関し、詳細には、インク受理層に所定の重合体を含み、これにより、非水系インクを用いて高速インクジェット印刷した際のインクの定着が速く且つ良好な、非水系インクジェット印刷用光沢紙(以下、「光沢紙」と云う場合がある)に関する。
インクジェット用インクは、顔料媒体中に水を含む水性インクと、実質的に水を含まない非水系インクに大別される。非水系インクは、印字後に用紙がカールしにくい等の利点から、特に高速インクジェットプリンター用のインクとして近年普及しており、所定の極性溶剤系を含むことで顔料の分散安定性に優れ、保存安定性、機上安定性共に優れたインクが開発されている(特許文献1)。ところが、非水系インクで印字を行うと、インクが紙に吸液され難く、また定着性も悪いという問題がある。
この問題を解決する方法として、支持体上に、ガラス転温度が20〜55℃の塩化ビニル系共重合体を主体とする油性インク受容光沢層を設けることが提案されている(特許文献2)。斯かる光沢層を備えた記録シートは、広告・ポスター等の印刷に適するものの、高速インクジェットプリンターで通常の書類を印刷すると、インク吸収性が不十分で、印刷直後に画像を擦ると文字が擦れてしまう。その一方で、時間が経つと、インクが紙の中まで浸透して、インクの裏抜けが生じる場合がある。
特許第4616570号公報 特開2010−234677号公報
そこで、本発明は、非水系インクを用いて高速インクジェットプリンターで印字した際にも、上記インクが速く吸収され、定着性に優れて裏抜けが無く、濃度が高く、鮮明な画像を形成することができる光沢紙を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、原紙の少なくとも一方の面にインク受理層を設けた非水系インクジェット印刷用光沢紙であって、
該非水系インクジェット印刷が、ライン印刷により行われ、
該インク受理層が、該インク受理層の30質量%以上の、ガラス転移温度が70〜90℃である塩化ビニル系重合体(A)を含有し、且つ、
該インク受理層表面のJIS P8142に従い測定される75度鏡面光沢度が30〜60%である、
ことを特徴とする非水系インクジェット印刷用光沢紙である。
上記本発明の光沢紙は、ガラス転移温度が70〜90℃の塩化ビニル系重合体を含む。該重合体は、特許文献2において、塗工・乾燥の熱で造膜、ヒビ割れし難く、粒子状のまま乾燥されるためインク吸収性に劣るとされている。しかし、ライン印刷ではインク吸収性が速く、鎖状エステル溶剤等の極性溶剤を含む非水系インクを用いた場合であっても、裏抜けも無く、細字再現性にも優れた画像を得ることができる。
本発明の光沢紙は、ライン印刷において使用される。ライン印刷とは、複数のノズルを主走査方向となるラインに沿って配列させた複数のインクジェットヘッドを用い、該複数のインクジェットヘッドに対して印刷用紙を主走査方向と直交する副走査方向に搬送することにより、印刷データを印刷用紙上で少なくとも1ライン以上一括してフルライン印刷する方法である。ライン毎に印刷するので、高速印刷が可能である。インクジェット記録装置としては、ライン印刷できるものであれば、ピエゾ方式、静電方式、サーマル方式などいずれの方式のものであってもよい。
本発明の光沢紙において、インク受理層に配合される塩化ビニル系重合体(A)は、塩化ビニルモノマーを主成分とする重合体であり、そのガラス転移温度が70〜90℃、好ましくは75〜87℃、である。ここで、主成分とは、約90℃の塩化ビニルホモポリマーのガラス転移が70℃になる迄の範囲で、塩化ビニル以外のコモノマー由来の単位を含み得ることを意味する。ガラス転移温度が前記下限値未満の重合体では、ライン印刷におけるインクの吸収性が十分ではない。ガラス転移温度は、示差走査熱量計、又は粘弾性測定装置を用いて測定することができる。或いは、各モノマー成分の重量分率と、該成分の単独重合体のガラス転移温度から、計算によって求めてもよい。該塩化ビニル系重合体(A)の例としては、ビニブラン985(日信化学工業社製)を挙げることができる。
塩化ビニル系重合体(A)は、塩化ビニルモノマーと、所望によりコモノマーとの混合物に、乳化剤、重合開始剤を加えて、乳化重合して得られる重合体であり、エマルジョンの形態で原紙に施与する。コモノマーとしては、エチレン性不飽和モノマーが使用され、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリロニトリル、酢酸ビニル、モノアルケニルアリール化合物等を挙げることができる。また、乳化剤としては、アルキル硫酸塩等のアニオン性乳化剤、トリアルキルアンモニウムクロライド等のカチオン性乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン性乳化剤、及びこれらの組合わせを使用することができる。重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩を使用することができる。
塩化ビニル系重合体(A)は、インク受理層の30質量%以上、好ましくは33質量%以上の量で含まれる。該重合体量が30質量%未満では、インク吸収性、インク定着性の向上が十分ではない。該インク吸収性は印刷直後の画像を擦ることによって、インク定着性は印刷後暫く時間を置いた後に画像を擦ることによって評価することができ、その詳細は実施例において詳述する。なお塩化ビニル系重合体(A)の量の上限は無く、100質量%であってよい。
好ましくは、インク受理層は、粒径1μm未満のシリカ微粒子(C)をさらに含む。斯かるシリカ微粒子(C)は、粒子径が1μm未満、好ましくは10〜500nmである。該粒子径は、電子顕微鏡観察により測定することが可能である。該粒子径が1μm以上であると、所望の光沢を得る事が難しい。斯かるシリカ微粒子(C)は、上記粒径範囲のコロイダルシリカをインク受理層に配合することによって得ることができる。該コロイダルシリカは、上記粒径を満たすのであれば、球状であっても、球状コロイダルシリカが複数個連結した非球状コロイダルシリカであってもよい。コロイダルシリカの粒子径は、レーザー回折・散乱法で求めることができる。
シリカ微粒子(C)は、インク受理層の30〜70質量%、好ましくは34〜67質量%の量で含まれる。シリカ微粒子(C)の量が前記下限値未満では細字再現性、即ち、細字画像に滲みが無いこと、に劣る傾向があり、前記上限値を超えるとインク吸収性及びインク定着性が劣る傾向がある。また、インク受理層が、下記の塩化ビニル系重合体(B)も含む場合には、シリカ微粒子(C)の量は、インク受理層の30〜50質量%であることが好ましい。
シリカ微粒子(C)に加えて、ガラス転移温度が20〜60℃の塩化ビニル系重合体(B)を、該インク受理層の10〜50質量%、このましくは20〜40質量%で、配合してもよい。これによってインク定着性を向上することができる。塩化ビニル系重合体(B)の量が前記下限値未満では、インク定着性の向上が不十分であり、前記上限値を超えると、インク吸収性及び細字再現性が悪くなる傾向がある。
塩化ビニル系重合体(B)は、上記ガラス転移温度の範囲となる量、好ましくは15〜40モル%、より好ましくは20〜30モル%、のコモノマーを含む。該コモノマーとしては、(メタ)アクリル酸エステル、例えばエチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、が好ましい。
インク受理層は、乾燥後、3μm〜15μmの厚みを有することが好ましく、より好ましくは 5μm〜10μmの厚みを有する。該厚みが前記下限値未満では光沢度が低く裏抜けも悪くなる傾向がある一方、前記上限値を超えると光沢度は向上するがインク吸収性が悪化する傾向がある。
該インク受理層は、本発明の効果を損なわない量の、慣用の添加物を含むことができる。該添加物としては、分散剤、酸化防止剤、pH調整剤、消泡剤などが挙げられる。
該インク受理層と原紙の間に、中間層を設けてもよい。中間層は、粒径1μm以上のシリカ粒子と水溶性高分子を含むことが好ましい。シリカ粒子の平均粒子径が1μmよりも小さい場合には、光沢度は向上するがインク吸収性が悪化する傾向がある。平均粒子径は、電子顕微鏡観察、又はレーザー回折・散乱法で、求めることができる。該シリカ粒子としては、平均粒子径が1〜20μm、好ましくは3〜15μmの非晶質シリカが好ましい。該非晶質シリカは、沈降法、ゲル法等いずれの製法により調製されたものであってもよい。該中間層を設けることによって、ベタ画像の均一度を向上することができる。
水溶性高分子としては、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、カゼイン等の蛋白質、デンプンおよびその誘導体、カゼイン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド系重合体、ポリビニルブチラール系重合体、あるいはこれらの各種重合体に親水性官能基を付与したもの等が挙げられ、これらのうちポリビニルアルコール、ビニル系重合体、ポリビニルピロリドンが好ましく、ポリビニルアルコール、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体がより好ましい。
中間層における水溶性高分子のシリカ粒子に対する質量比(水溶性高分子/シリカ粒子)は、20/80〜60/40、好ましくは30/70〜50/50である。水溶性高分子の比率が、前記上限値よりも大きい場合はインク吸収性が悪化する傾があり、前記下限値よりも小さい場合は中間層の塗膜強度が低下する傾向がある。また、該中間層も、上記インク受理層と同様に、本発明の効果を損なわない量の、分散剤、酸化防止剤、pH調整剤等の添加物を含むことができる。
該中間層は、2μm〜15μmの厚みを有することが好ましく、より好ましくは 3μm〜10μmの厚みを有する。また、該中間層の該インク受理層に対する質量比(中間層/インク受理層)は、10/90〜60/40であることが好ましく、より好ましくは15/85〜50/50である。
本発明において、原紙は、インクジェット用紙に使用されるものであれば、任意のものであってよい。原料パルプとしては、従来抄紙に使用されている任意のものを用いることができ、例えば広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒サルファイトパルプ(LBSP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)等の化学パルプや、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の機械パルプといった木材パルプや、古紙パルプ(DIP)を挙げることができる。さらには、コットンパルプや麻、バガス、ケナフ、エスパルト、楮、三椏、雁皮等の非木材パルプも用いることができる。好ましくは、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)を用いる。
内填剤としては、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、ゼオライト、アルミナ等を使用することができ、好ましくは、炭酸カルシウム、タルク、またはこれらの組合わせが使用される。さらに、澱粉、ロジン等のサイズ剤、紙力増強剤、消泡剤、pH調整剤、色相を調整するための染料や有色顔料、視覚的白さを向上させるための蛍光染料等の抄紙用内添薬品を配合することができる。
原紙を抄造する抄紙機としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、ヤンキー抄紙機などの公知の装置を適宣使用することができる。原紙は、好ましくは、JIS P817:2009「紙及び板紙−透気度及び透気抵抗度試験方法(中間領域)ガーレー法」に従い測定される透気抵抗度(ガーレー試験機法)が2.0〜30秒、より好ましくは5.0〜27秒であり、JIS P8118:1998「紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法」に従い測定される密度が0.60〜0.80g/cm3、より好ましくは0.65〜0.80g/cm3であり、且つJIS P8251:2003「紙、板紙及びパルプ−灰分試験方法−525℃燃焼法」に従い測定される灰分が15〜25%、より好ましくは16〜23%である。これらの特性を備える原紙は本発明の、インク吸収性、定着性が良好であると共に、裏抜けが少ない。これらの特性は、内添剤の量、ジェットワイヤー比、プロファイル、プレス、カレンダーなどの抄造条件を調整し、また抄紙機のドライヤーでの蒸気圧および通気方法等の乾燥条件を調整することによって達成することができる。
インク受理層、及び中間層は、各層を構成する成分の液状混合物を、公知の塗工方法や含浸方法により原紙に塗工又は含浸させた後、乾燥することによって、形成することができる。含浸は、含浸式サイズプレス装置を用いて行うことができ、塗工は、各種ブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、ゲートロールコーター等の公知の塗工装置を用いて行うことができる。
乾燥方法としては、例えば、蒸気加熱ヒーター、ガスヒーター、赤外線ヒーター、電気ヒーター、熱風加熱ヒーター、マイクロウェーブ、シリンダードライヤー等を用いた通常の方法を行うことができる。乾燥後、必要に応じて、後加工であるマシンカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の仕上げ工程を行い、所定の光沢度の範囲となるように平滑性を付与してもよく、その他の一般的な紙加工手段を使用してもよい。
斯くして得られる光沢紙は、インク受理層表面のJIS P8142:2005「75度鏡面光沢度の測定方法」に従い測定される75度鏡面光沢度が30%〜60%であり、好ましくは30%〜50%である。光沢度が前記下限値以上であれば、光沢紙として十分である。但し、光沢度が前記上限値を超えた光沢紙は、インクの定着性が悪く、画像濃度も低い。該光沢度は、塩化ビニル系重合体(A)をインク受理層の30質量%以上で用いることによって達成することができるが、カレンダー処理の圧力や、シリカ微粒子(C)の量で、より細かい調整をすることができる。即ち、カレンダー処理の圧力が上がるほど、また、シリカ微粒子(C)の含有量が多いほど、光沢紙の光沢度は上がる傾向にある。但し、カレンダー処理による圧力が高すぎる場合、インク吸収性が悪くなる傾向があるので、シリカ微粒子(C)の含有量による調整を併用することが好ましい。
本発明の光沢紙は、少なくとも顔料と有機溶剤を含む非水系インク(以下「インク」という場合がある)を用いるインクジェット記録に使用される。該顔料としては、無機顔料、有機顔料を問わず、印刷分野で一般に用いられているものを使用することができる。具体的には、例えば、カーボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ピリジアン、コバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料などの従来公知の顔料を特に限定することなく用いることができる。これらの顔料は、単独で用いてもよいし、適宜組み合わせて使用することも可能であるが、インク中に0.01〜20質量%、より好ましくは1〜15質量%、さらに好ましくは5〜10質量%の範囲で含まれる。
有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等の非極性有機溶剤と、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、エーテル系溶剤等の極性溶媒を使用することができる。脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤としては、たとえば、テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、日石ナフテゾールL、日石ナフテゾールM、日石ナフテゾールH、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、日石アイソゾール300、日石アイソゾール400、AF−4、AF−5、AF−6、及びAF−7(いずれもJX日興日石エネルギー社製)、IsoparG、IsoparH、IsoparL、IsoparM、ExxsolD40、ExxsolD80、ExxsolD100、ExxsolD130、及びExxsolD140(いずれもExxonMobil社製)等を挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、日石クリーンソルG(アルキルベンゼン、JX日興日石エネルギー社製)、ソルベッソ200(ExxonMobil社製)等を挙げることができる。
エステル系溶剤としては、炭素数12以上の高級脂肪酸エステルなどを使用することができ、具体的には、ラウリル酸メチル、ラウリル酸イソプロピル、ラウリル酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソオクチル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、リノール酸メチル、リノール酸イソブチル、リノール酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルなどを挙げることができる。アルコール系溶剤としては、炭素数12以上の高級アルコールを使用することができ、具体的にはイソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコールなどを挙げることができる。高級脂肪酸系溶剤としては炭素数12以上の高級脂肪酸溶剤を使用することができ、イソノナン酸、イソミリスチン酸、ヘキサデカン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などを挙げることができる。エーテル系溶剤としてはジエチルグリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテルなどを挙げることができる。
上記溶剤の2種以上を混合して用いることができる。好ましくは、エステル系溶剤、特にパルミチン酸イソオクチル等の炭素数14〜30のエステル系溶剤、及び、アルコール系溶剤、特にイソミリスチルアルコール等の炭素数12〜24のアルコール系溶剤を含むことが好ましい。これらの溶剤の量は、インク総質量に対して、該エステル系溶剤が5〜50質量%、該アルコール系溶剤が10〜70質量%であることが好ましく、より好ましくは、該エステル系溶剤が10〜40質量%、該アルコール系溶剤が15〜60質量%である。これらの溶剤と、脂肪族炭化水素溶剤及び/又は脂環式炭化水素系溶剤との組合わせが好ましい。
より好ましくは、該インクのエステル価が20〜80、特に22〜75であり、水酸基価が30以上、特に60以上である。エステル価は、インク1gに含まれるエステルを完全にケン化するために必要な水酸化カリウム量(mg)で与えられ、JIS K0070に基づく電位差滴定法により測定される。水酸基価とは、インク1gから得られるアセチル化物に結合している酢酸を中和するのに必要な水酸化カリウム量(mg)で与えられ、上記エステル価と同様にJIS K0070に基づく電位差滴定法により測定することができる。
該インクは、顔料分散剤を含むことが好ましい。顔料分散剤としては、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等を使用できるが、好ましくはエステル基を有する顔料分散剤を用いるのがよい。顔料分散剤は有効成分量でインク中に0.01〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%、さらに好ましくは1〜5質量%の範囲で含まれる。
顔料分散剤の具体例としては、ソルスパース17000、ソルスパース18000、ソルスパース13940、ソルスパース28000(いずれも商品名、ルーブリゾール社製);フローレンDOPA−15B(商品名、共栄社化学社製);DA−703−50、DA−7300、DA234(いずれも商品名、楠本化成社製);Disperbyk−101(商品名、BykChemie社製)、ヒノアクト(商品名、川研ファインケミカル社製)等が挙げられる。これらのうち、ポリエステルアミン構造を有する顔料分散剤が特に好ましく使用でき、具体的には上記ソルスパース18000、ソルスパース13940、ソルスパース28000(いずれも商品名、ルーブリゾール社製)等が挙げられる。このようなエステル基を有する顔料分散剤を上記エステル系溶剤と組み合わせて用いることにより、顔料分散剤と溶剤とがエステル構造という同じ構造を有するため両者の間で適度な溶解性が得られ、これにより顔料の分散安定性に優れた油性インクが得られる。さらに、本願出願人による特願2010−125785に記載のウレタン化油、特開2010−1452号記載のウレタン基を有する(メタ)アクリレート系ポリマー、本願出願人による特願2009−262702号記載のアルキル(メタ)アクリレート共重合体等を使用することもできる。
さらに、顔料骨格中に極性基を導入した、顔料誘導体であるシナジストを含んでもよい。顔料骨格としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、イソインドリン顔料、ベンズイミダゾロン顔料、ピランスロン顔料、チオインジゴ顔料、及びキノフタロン顔料等の骨格が挙げられる。極性基としては、アルキルアミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、及びフタルイミド基等が挙げられる。これらのうち、フタロシアニン顔料、特に銅フタロシアニンブルーの骨格に、スルホン酸基、アミノ基等を導入したものが好ましく、例えば銅フタロシアニンスルホネート(ソルスパース5000、ソルスパース12000、ソルスパース22000;いずれも日本ルーブリゾール社製)が挙げられる。
該インクは、ビーズミル等の分散機に、顔料、有機溶剤、及び、顔料分散剤、所望により、酸化防止剤、粘度調整剤等の任意成分、を一括又は分割して加えて攪拌・混合し、所望により、メンブレンフィルター等によりろ過することによって得られる。
インクの粘度は、インクジェット記録システムの吐出ヘッドのノズル径や吐出環境等によってその適性範囲は異なるが、一般に、23℃において5〜30mPa・sであることが好ましく、5〜15mPa・sであることがより好ましく、約10mPa・s程度であることが、最も好ましい。ここで粘度は、23℃において0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける値を表す。
以下に、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「%」は「質量%」、「部」は「質量部」を示す。
[原紙の調製]
広葉樹晒クラフトパルプを、フリーネス470ccまで叩解したパルプスラリー中の絶乾パルプ100部に対し、炭酸カルシウム(タマパールTP−121、奥多摩工業(株)製)10部、タルク(タルクNTL、日本タルク社製)4部、カチオン化澱粉(ケート308、日本NSC社製)0.8部、中性ロジンサイズ剤(NT−85、荒川化学工業社製)0.2部を配合したものを抄紙した後、ソフトキャレンダー加工を施し、秤量82.9g/m2の原紙(「原紙1」とする)を得た。得られた原紙について、透気抵抗度(JIS P817)、密度(JIS P8118)、灰分(JIS P8251)等を測定した。
透気抵抗度:48秒
密度 :0.81g/cm3
灰分 :14.6%
フリーネスを500cc、炭酸カルシウムを20部、タルクを0部、中性ロジンサイズ剤を0.3部にしたことを除き、原紙1と同様にして、下記特性を有する原紙2を調製した。
透気抵抗度:5秒
密度 :0.69g/cm
灰分 :21.8%
フリーネスを450cc、炭酸カルシウムを11部、タルクを5部、中性ロジンサイズ剤を0.1部にしたことを除き、原紙1と同様にして、下記特性を有する原紙3を調製した。
透気抵抗度:21秒
密度 :0.67g/cm
灰分 :16.2%
フリーネスを430cc、炭酸カルシウムを14部、タルクを6部、中性ロジンサイズ剤を0.5部にしたことを除き、原紙1と同様にして、下記特性を有する原紙4を調製した。
透気抵抗度:27秒
密度 :0.79g/cm
灰分 :21.6%
原紙1の片面に、塩化ビニル系重合体(A)(ビニブラン985、ガラス転移点80℃、日信化学工業社製)を、エアーナイフコーターによって、乾燥塗布量7g/mとなるように塗布した後、120℃で乾燥して、インク受理層を形成し、光沢紙を得た。
塗工液として、塩化ビニル系重合体(A)33部と、コロイダルシリカ(シリカドール40、粒径18.7nm、日本化学工業社製)67部との混合物を用いたことを除き、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
塗工液として、塩化ビニル系重合体(A)30部と、塩化ビニル系重合体(B)(ビニブラン278、ガラス転移点33℃、日信化学工業社製)30部と、コロイダルシリカ40部との混合物を用いたことを除き、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
塗工液として、塩化ビニル系重合体(A)33部と、塩化ビニル系重合体(B)33部と、コロイダルシリカ34部との混合物を用いたことを除き、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
原紙1の片面に、合成非晶質シリカ(ミズカシルP−78A、水澤化学工業社製)100部と水を加え、カウレス分散機で固形分濃度20%になるようにシリカスラリーを調整した。このシリカスラリーに、バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA−117、クラレ社製)40部と、エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン(ポリゾールEVA AD−10、昭和電工社製)15部とを加え、さらに水を加えて、固形分7.5%の混合液を得た。これを、エアーナイフコーターによって、乾燥塗布量1.95g/mとなるように、塗布した後、120℃で乾燥して、中間層を得た。該中間層の上に、塩化ビニル系重合体(A)をエアーナイフコーターによって、乾燥塗布量7g/mとなるように、塗布した後、120℃で乾燥してインク受理層を形成し、光沢紙を得た。中間層/インク受理層の質量比は、21.8/78.2であった。
原紙2を用いたことを除き、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
原紙3を用いたことを除き、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
原紙4を用いたことを除き、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
原紙1の両面に、実施例1と同様にしてインク受理層を形成し、光沢紙を得た。
<比較例1>
塩化ビニル系重合体(A)に代えて塩化ビニル系重合体(B)を用いたことを除き、実施例1と同様にして、原紙1の片面を処理した。
<比較例2>
実施例1と同様に塩化ビニル系重合体(A)を塗布して乾燥した後、80℃の熱カレンダー処理を行い、光沢度70%の光沢紙を得た。
<比較例3>
原紙1の片面に、コロイダルシリカを乾燥塗布量7g/mとなるように塗布した後、120℃で乾燥した。
[75度鏡面光沢度]
得られた各光沢紙について、JIS P8142に従い、白紙部の75度鏡面光沢度(%)を測定した。結果を表10及び11に示す。
[非水系インクの調製]
下表に示す各成分をガラス容器に入れ、これにジルコニアビーズ(φ0.5mm)80gを入れ、ロッキングミル(セイワ技研製、RM05S型)を用いて周波数60Hzで2時間運転し、インクを調製した。
<黒インク>
Figure 0005848564
<シアンインク>
Figure 0005848564
<マゼンタインク>
Figure 0005848564
各光沢紙に、上記各インクを用いて印刷し、下記の方法で評価した。
インクジェットプリンター(ORHPIS X9050、理想科学工業(株)製)のブラック、シアン、マゼンタインクの経路に、表1、表2、表3の各インクを、夫々充填し、ライン印刷方式で印刷を行った。結果を表10及び11に示す。
<濃度及び裏抜け>
インクジェットプリンター(ORHPIS X9050)を用い、普通紙設定で、1.5cm×5cm角の黒ベタで印字して、得られたベタ画像を24時間室温で放置後、その黒ベタ箇所の表面OD値を光学濃度計(RD−19i、マクベス社製)で測定して、表4の基準で評価した。また、裏抜けを評価するために、黒ベタ箇所の、裏面OD値と、印字されていない白部のOD値との差を求め、表5の基準で評価した。
Figure 0005848564
Figure 0005848564
<細字再現性>
インクジェットプリンター(ORHPIS X9050)の普通紙設定でチャート(JEITA標準パターンJ6)を印字し、細字再現部分の滲み具合を目視観察して、下記基準で評価した。
Figure 0005848564
<ベタ均一性>
インクジェットプリンター(ORHPIS X9050)を用い、光沢紙に、普通紙設定で、1.5cm×5cm角の黒ベタで印字して、ベタ画像の均一性を目視観察して、下記基準により評価した。
Figure 0005848564
<インク吸収性>
インクジェットプリンター(ORHPIS X9050)を用い、光沢紙に、普通紙設定で、1.5cm×5cm角の黒ベタを印字して、得られたベタ画像を5秒間放置した後、JIS L0849「摩擦に対する染色堅ろう度試験方法」に準拠した、摩擦試験機I形(クロックメーター)を用いて、荷重約9Nで、1往復擦り、ベタ部の変化を目視観察して、下記基準により評価した。
Figure 0005848564
<インク定着性>
黒ベタ画像を24時間放置した事及び5往復擦った事を除き、インク吸収性と同様にして、ベタ部の変化を目視観察して、下記基準により評価した。
Figure 0005848564
Figure 0005848564
Figure 0005848564
表10に示すように、実施例の光沢紙は、いずれもインクが速く吸収されるだけでなく裏抜けも無く、シャープで均一な画像を形成することができた。一方、表11に示すように、ガラス転移温度が低い重合体を主体とするインク受理層は(比較例1)、インクの吸収が遅い反面、時間が経つと裏抜けが見られるようになった。また、ガラス転移温度が本発明の範囲である重合体を用いた場合であっても、光沢度が本発明の範囲を超えると(比較例2)、インクの吸収性が悪くなった。さらに、シリカ微粒子だけからなるインク受理層は(比較例3)、画像の濃度は高いものの、インクの吸収性が悪かった。
本発明の光沢紙は、インクが速く吸収され、定着性に優れて裏抜けが無く、濃度が高く、鮮明な画像を形成することができ、高速インクジェット印刷用に好適である。

Claims (10)

  1. JIS P8117に従い測定される透気抵抗度が2.0〜30秒である原紙の少なくとも一方の面にインク受理層を設けた非水系インクジェット印刷用光沢紙であって
    該インク受理層が、該インク受理層の30質量%以上の、ガラス転移温度が70〜90℃である塩化ビニル系重合体(A)を含有し、且つ、
    該インク受理層表面のJIS P8142に従い測定される75度鏡面光沢度が30〜60%である、
    ことを特徴とする非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  2. 前記インク受理層が、平均粒径1μm未満のシリカ微粒子(C)を、該インク受理層の30〜70質量%の量で、さらに含有することを特徴する請求項1に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  3. 前記インク受理層が、ガラス転移温度が20〜60℃の塩化ビニル系重合体(B)を、該インク受理層の20〜40質量%の量で、さらに含有することを特徴する請求項1又は2に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  4. 前記原紙と前記インク受理層との間に中間層を備え、該中間層は平均粒径1μm以上のシリカ粒子及び水溶性高分子を含み、該中間層の該インク受理層に対する質量比が、10/90〜60/40であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  5. 前記原紙がJIS P8118に従い測定される密度が0.60〜0.80g/cm3であり、且つJIS P8251に従い測定される灰分が15〜25%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  6. 原紙の少なくとも一方の面にインク受理層を設けた非水系インクジェット印刷用光沢紙であって、
    該インク受理層が、該インク受理層の30質量%以上の、ガラス転移温度が70〜90℃である塩化ビニル系重合体(A)、及び
    該インク受理層の20〜40質量%の、ガラス転移温度が20〜60℃の塩化ビニル系重合体(B)を含有し、且つ、
    該インク受理層表面のJIS P8142に従い測定される75度鏡面光沢度が30〜60%である、
    ことを特徴とする非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  7. 前記原紙と前記インク受理層との間に中間層を備え、該中間層は平均粒径1μm以上のシリカ粒子及び水溶性高分子を含み、該中間層の該インク受理層に対する質量比が、10/90〜60/40であることを特徴とする請求項6に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  8. 原紙の少なくとも一方の面にインク受理層を設けた非水系インクジェット印刷用光沢紙であって、
    該インク受理層が、該インク受理層の30質量%以上の、ガラス転移温度が70〜90℃である塩化ビニル系重合体(A)を含有し、
    前記原紙と前記インク受理層との間に中間層を備え、該中間層は平均粒径1μm以上のシリカ粒子及び水溶性高分子を含み、該中間層の該インク受理層に対する質量比が、10/90〜60/40であり、且つ、
    該インク受理層表面のJIS P8142に従い測定される75度鏡面光沢度が30〜60%である、
    ことを特徴とする非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  9. 前記インク受理層が、平均粒径1μm未満のシリカ微粒子(C)を、該インク受理層の30〜70質量%の量で、さらに含有することを特徴する請求項6から8のいずれか1項に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
  10. 前記原紙が、JIS P8117に従い測定される透気抵抗度が2.0〜30秒であり、JIS P8118に従い測定される密度が0.60〜0.80g/cm 3 であり、且つJIS P8251に従い測定される灰分が15〜25%であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の非水系インクジェット印刷用光沢紙。
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