JP5846968B2 - 電線把持用カラー - Google Patents

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本発明は、電線把持用カラーに関し、さらに詳しくは、電線の周囲に配置してクランプで挟み込んで電線を把持する電線把持用カラーに関する。
電線をクランプで把持する場合には、クランプの把持部と電線との間にアルミニウム製の電線把持用カラーを配置し、この電線把持用カラーを介してクランプで電線を挟み込んでいる。クランプは一対の把持部を備えていて、クランプはこれらの把持部で電線を相対向する方向から電線把持用カラーを電線に向けて押圧するようにして電線把持用カラーを電線に把持させる。
本出願人は、これまでに電線把持用カラーの研究開発を行っており、その成果についてこれまでにいくつかの技術を提案している。
特許文献1で提案している技術は、電線の周囲に螺旋状に延びるヒレが設けられたヒレ付き電線を把持するアルミニウム製カラーの技術である。この特許文献1で提案したアルミニウム製カラーに関する技術は、周方向に二分割された2つのカラーピースから構成され、2つのカラーピースの周方向の側縁同士が間隔を空けて配置されると、全体形状が円筒状になるように構成されている。
この特許文献1に提案した技術のように、電線把持用カラーは、一般に、クランプが備える把持部の数に対応させて、周方向に二分割して形成されている。
特開平10−82778号公報
二分割された電線把持用カラー120では、カラーピース121の側縁に存在する対向部122同士の間に形成される隙間が、図10に示すように把持部101,102で押圧する方向Pと交差する方向に並ぶときには、電線把持用カラー120は適切に電線110を把持することができる。すなわち、クランプ100を締め付けると、対向部122同士の間に形成される隙間の分だけカラーピース121同士の距離が縮まり、電線把持用カラー120を介して適切に電線110を把持することができる。しかし、図11に示すように、対向部122同士の間に形成される隙間が把持部101,102で押圧する方向Pと平行をなすときは、カラーピース121が撓む分だけしかクランプ100の締め付け力を電線110に伝えることができない。ところが、カラーピース121は、剛性が高いため、クランプで図11に示す方向に締め付けても、カラーピース121はわずかにしか撓まず、適切に電線110を把持することができないという問題があった。
本発明はこうした問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カラーピースの対向部同士の間に形成される隙間の位置に関わりなく適切に電線を把持することができる電線把持用カラーを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る電線把持用カラーは、電線の周囲に配置され、相対向する方向にクランプで挟み込まれて、前記電線を把持する電線把持用カラーであって、該電線把持用カラーは、周方向に少なくとも3つに分割されたカラーピースを備え、前記カラーピースには、前記周方向の両側縁に、互いのカラーピースの側縁同士が一定の間隔を空けて対向される対向部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、カラーピースの対向部同士によって形成される隙間が、クランプの締め付け方向と平行になる位置に並ぶことがないので、クランプで電線把持用カラーを電線に向けて締め付けると、確実に対向部と対向部との間に形成された隙間が縮められる。そのため、クランプの締め付け力が、電線把持用カラーを介して電線に伝達され、電線把持用カラーは、確実に電線を把持することができる。
本発明に係る電線把持用カラーにおいて、前記カラーピースは、電線把持用カラーの軸方向が、前記周方向に捻られて、前記対向部が螺旋状に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、電線の周面に、電線の軸方向に沿って螺旋状に延びるヒレが設けられた電線を把持する場合でも、ヒレを対向部同士の間に形成される隙間に位置させることができる。そのため、電線把持用カラーが電線を把持する際に、ヒレを挟み込むことなく確実にカラーピースの内周面を電線の周面に密接させることができる。
本発明に係る電線把持用カラーにおいて、前記カラーピースを前記周方向に連結する連結機構が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、カラーピースが連結機構によって一体化されているので、電線把持用カラーを電線とクランプとの間に配置する際に、カラーピース同士が分離しないので、手際よく作業を行うことができる。
本発明によれば、カラーピースの対向部同士の間に形成される隙間が、周方向のどこに位置しているかに関わりなく、適切に電線を把持することができる。
本発明の第1実施形態に係る電線把持用カラーの斜視図である。 図1に示す電線把持用カラーの軸方向の端縁を示す図である。 線ばねを連結機構として設けた電線把持用カラーの斜視図である。 ヒンジ機構を連結機構として設けた電線把持用カラーのフランジ部の斜視図である。 図1に示す電線把持用カラーの使用状態を示す説明図である。 対向部同士の間に形成される隙間の位置とクランプの締め付け方向との関係を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る電線把持用カラーの斜視図である。 図7に示す電線把持用カラーが使用される電線の一例を示す電線の斜視図である。 図7に示す電線把持用カラーの使用状態を示す説明図である。 従来の電線アルミニウム製カラーで電線を把持した状態を示す説明図である。 従来の電線アルミニウム製カラーで電線を把持した状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の記載や図面にのみ限定されるものではない。
本発明の電線把持用カラー1A,1Bの基本構成について説明する。
電線把持用カラー1A,1Bは、電線110の周囲に配置され、相対向する方向にクランプ100で挟み込まれて、電線110を把持するものである。この電線把持用カラー1A,1Bは、周方向に少なくとも3つに分割されたカラーピース10,50を備えており、カラーピース10,50には、周方向の両側縁に、互いのカラーピース10,50の側縁同士が一定の間隔を空けて対向される対向部12,52が形成されている。電線把持用カラー1A,1Bは、これらのカラーピース10,50が1組として使用される。電線把持用カラー1A,1Bは、1組のカラーピース10,50が電線110の周囲に配置されると、全体の形状が円筒状に形成される。
本発明に係る電線把持用カラー1A,1Bによれば、対向部12,52と対向部12,52との間に形成される隙間の位置が、クランプ100で締め付ける方向Pと平行をなして並ぶことがないので、クランプ100を締め付ければ、必ず対向部12,52同士の間に形成される隙間の距離を縮めることができ、適切に電線110を把持することができる。
電線把持用カラー1A,1Bは、図1〜図6に示す第1実施形態と、図7〜図9に示す第2実施形態がある。以下では、実施形態ごとに電線把持用カラー1A,1Bの各構成を詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る電線把持用カラー1Aは、3つのカラーピース10から構成されている。なお、以下では、電線把持用カラー1Aが電線110の周囲に配置された状態で、電線110が延びる方向を電線把持用カラー1A及びカラーピース10の軸方向(図1のZ方向で、以下、軸方向Zという。)とする。また、電線把持用カラー1Aが電線110の周囲に配置された状態で、カラーピース10が円周方向に配置される方向を周方向(図2のC方向で、以下、周方向Cという。)とし、電線110が延びる軸方向と直交し、電線把持用カラー1Aの中心から外側に向かう方向を半径方向(図2のR方向で、以下、半径方向Rという。)として説明をする。
各カラーピース10は、電線把持用カラー1Aが周方向Cに3分割された形態にそれぞれ形成されている。各カラーピース10は、横断面の形状が円弧状をなす本体部11と、電線把持用カラー1Aの軸方向Zの両端で半径方向Rの外側に張り出すフランジ部13と、カラーピース10の周方向Cの両端に形成された対向部12とから構成されている。こうしたカラーピース10は、アルミニウム材が鋳造によって形成される。
本体部11は、横断面の形状が円弧状をなし、半径方向Rが一定の厚さに形成されている。本体部11の内周面は、電線110の周面に密接され、外周面はクランプ100の把持部101,102が押し当てられる。
フランジ部13は、カラーピース10の軸方向Zの両端部で、外周面が本体部11から半径方向Rの外側にそれぞれ張り出すようにして形成されている。このフランジ部13は、クランプ100で電線把持用カラー1Aを電線110の周囲に把持させたときに、クランプ100の把持部101,102の側面に突き当てられて、各カラーピース10がクランプ100の把持部101,102から抜け出すことを防止する。
対向部12は、各カラーピース10の周方向Cの両側部にて、軸方向Zに直線状に延びるようにして形成されている。この対向部12は、カラーピース10が電線110の周囲に配置されたときに、各カラーピース10の対向部12同士が一定の隙間を空けて相互に対向される。
こうしたカラーピース10は、連結機構20,30によって相互に連結される。連結機構20,30は、カラーピース10を周方向Cに連結し、3つのカラーピース10を一体的に構成する。連結機構20,30は、カラーピース10を一体的に構成することで、カラーピース10が相互に分離することを防止し、電線110に電線把持用カラーを把持させる作業を効率よく行えるようにしている。なお、連結機構20,30は、3つのカラーピース10を周方向Cに連結することができ、対向部12同士の隙間を縮めることができるものであれば、特に構成に限定はない。連結機構の構成例を図3及び図4を参照して説明する。
連結機構20は、図3に示すように、線ばね21を円弧状に湾曲したものを使用している。この連結機構20では、各カラーピース10のフランジ部13の外周面に、周方向Cに延びる溝22がそれぞれ形成され、線ばね21が、これらの溝22に嵌め込まれる。線ばね21が各カラーピースの溝22に嵌め込まれると、3つのカラーピース10は、線ばね21によって周方向Cに連なるようにして連結される。線ばね21を用いて連結機構20を構成する際には、カラーピース10の対向部12同士の間隔を変位させることができるように、線ばね21をカラーピース10に対してスライドさせることができるように構成する。また、溝22に嵌め込まれた線ばね21がフランジ13から外れてしまうことを防止するために、カバー等の外れ止めをフランジ部13の外周面に設けるとよい。
なお、図3には、フランジ部13の外周面に溝22を形成し、この溝22に線ばね21を嵌め込む態様の連結機構20を示しているが、連記機構20は、この図3に示した態様には限定されない。他の態様の連結機構20としては、例えば、フランジ部13の内部に周方向Cに延びる穴を形成し、これらの穴に線ばね21を通して、カラーピース10を周方向Cに連ねて連結するように構成してもよい。また、図3には、軸方向Zの両端に形成された各フランジ部13の双方に連結機構20を設けた態様を示しているが、連結機構20は、片側のフランジ部13のみに設けてもよい。
線ばね21を連結機構20として使用する場合、本体部11同士を線ばね21で連結するように構成してもよい。この場合には、本体部11の外周面に周方向Cに延びる溝を形成し、線ばね21をこれらの溝22に嵌め込んでカラーピース10を周方向Cに連ねて連結する。本体部11に溝22を形成する場合、本体部11には、本体部11の軸方向Zの両端部の位置、換言すると、フランジ部13よりもやや内側の位置にそれぞれ形成する。ただし、溝22を本体部11の軸方向Zの中央部分に1つだけ形成して連結機構20を設けてもよい。
連結機構30は、図4に示すように、カラーピース10同士をヒンジ機構で相互に連結して構成してもよい。連結機構30は、一方のフランジ部13から他方のフランジ部13に向けて周方向Cに突出する部位31と、他方のフランジ部13から一方のフランジ部13に向けて周方向に突出する部位32と、両者を連結する連結ピン34とから構成されている。この連結機構30では、連結ピン34が通される穴33を周方向Cに延びる長穴に形成し、カラーピース10の対向部12同士の間隔が可変となるように構成するとよい。
以上の構成を有する電線把持用カラー1Aがクランプ100で電線110に把持された状態を、図5及び図6を参照して説明する。
クランプ100は、図5に示すように、電線把持用カラー1Aを電線110に向けて押圧する一対の把持部101,102と、把持部101,102を連結する連結ピン103と、把持部101,102を電線把持用アルミニウム製カラーに対して締め付ける締め付け部105とから構成されている。
把持部101,102は、内周部に電線把持用カラー1Aを配置できるように、内周部の曲率が、カラーピース10の本体部11の外周部の曲率よりも若干大きく形成されている。連結ピン103は、把持部101,102の一端側に設けられており、当該連結ピン103を中心に把持部101,102同士が相互に回転可能になるように把持部101,102同士を連結している。締め付け部105は、連結ピン103とは逆側の他端に設けられている。締め付け部105は、コイルスプリング106と、コイルスプリング106の内部を通された押しボルト107とを備えており、押しボルト107を締め付けたり緩めたりして、連結ピン103を支点として把持部101,102同士の間隔を狭めたり広げたりする。
電線把持用カラー1Aは、クランプ100の把持部101,102の内周部と電線110との間で、電線110の周囲に配置され、クランプ100の把持部101,102によって相対向する方向Pに締め付けられて電線110を把持する。電線把持用カラー1Aがクランプ100の把持部101,102と電線110との間に配置されると、電線把持用カラー1Aを構成する各カラーピース10の対向部12同士の間に隙間が形成される。
電線把持用カラー1Aは、既述のように、周方向Cに三分割された態様の3つのカラーピース10によって形成されている。3つのカラーピース10から構成された電線持用カラー1Aでは、図6(A)に示すように、カラーピース10の対向部12同士によって形成される隙間が、クランプ100の締め付け方向Pと平行になる位置に並ぶことがない。また、図6(B)に示すように、電線把持用カラー1Aが図6(A)の状態よりも周方向Cにずれた状態で電線110の周囲に配置された場合も、対向部12同士によって形成される隙間は、クランプ100の締め付け方向Pと平行になる位置に並ぶことがない。そのため、クランプ100で電線把持用カラー1Aを電線110に向けて締め付けると、対向部12と対向部12との間に形成された隙間が縮められる。対向部12同士の隙間が縮められことにより、電線把持用カラー1Aの半径が縮小され、各カラーピース10は電線110側に向けて移動する。
電線把持用カラー1Aのこうした作用は、電線把持用カラー1Aがクランプ100の締め付け力を電線110に伝達することを妨害することなく、電線把持用カラー1Aを介して電線110に確実に伝達する。そのため、電線把持用カラー1Aは、確実に電線110の周囲に把持される。
以上、電線把持用カラー1Aが周方向Cに三分割された態様の3つのカラーピース10で構成した場合について説明したが、電線把持用カラー1Aは、4つ以上のカラーピース10で構成してもよい。4つ以上のカラーピース10で電線把持用カラー1Aを構成した場合にも、カラーピース10の対向部12同士の間に形成される隙間は、クランプ100の締め付け方向と平行に並ぶ位置以外の位置に必ず配置されるので、電線把持用カラー1Aを確実に電線110の周囲に把持させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の電線把持用カラー1Bは、図8に示すように、電線110の周面に電線110の軸方向Zに沿って螺旋状に延びるヒレ115が設けられた電線110を把持する場合に使用されるものである。この電線把持用カラー1Bも、図7に示すように、3つのカラーピース50から構成されている。なお、第2実施形態に係る電線把持用カラー1Bについても、電線110が延びる方向を電線把持用カラー1B及びカラーピース50の軸方向(図7のZ方向で、以下、軸方向Zという。)、カラーピース50が円周方向に配置される方向を周方向(図7のC方向で、以下、周方向Cという。)、電線把持用カラー1Bの中心から外側に向かう方向を半径方向(図7のR方向で、以下、半径方向Rという。)として説明する。
各カラーピース50は、電線把持用カラー1Bが周方向Cに3分割された形態にそれぞれ形成されている。各カラーピース50は、横断面の形状が円弧状をなす本体部51と、電線把持用カラー1Bの軸方向Zの両端で半径方向Rの外側に張り出すフランジ部53と、カラーピース50の周方向Cの両端に形成された対向部52とから構成されている。
本体部51は、軸方向Zが周方向Cに捻られて螺旋状に形成されている。ただし、本体部51の軸方向Zの任意に位置での横断面の形状は、円弧状をなしていて、半径方向Rが一定の厚さに形成されている。本体部51の内周面は電線110の周面に密接される部位で、外周面はクランプ100の把持部101,102が押し当てられる部位である。
フランジ部53は、カラーピース50の軸方向Zの両端部で、外周面が本体部51から半径方向Rの外側にそれぞれ張り出すようにして形成されている。このフランジ部53は、クランプ100で電線把持用カラー1Bを電線110の周囲に把持させたときに、クランプ100の把持部101,102の側面に突き当てられて、各カラーピース50がクランプ100の把持部101,102から抜け出すことを防止する。
対向部52は、各カラーピース50の周方向Cの両側部にそれぞれ形成されている。この対向部52は、本体部51が螺旋状に形成されていることに伴って、軸方向Zが周方向Cに捻られた形状になっている。対向部52は、カラーピース50が電線110の周囲に配置されたときに、各カラーピース50の対向部52同士が一定の隙間を空けて相互に対向される。この電線把持用カラー1Bでは、対向部52と対向部52との間に形成される隙間は、電線110の周面に沿って螺旋を形成する。
なお、第2実施形態の電線把持用カラー1Bについても、連結機構でカラーピース50同士を周方向Cに連結し、3つのカラーピース50を一体的に構成するとよい。
以上の構成を備えた電線把持用カラー1Bは、図9に示すように、電線110の周囲に設けられたヒレ115を対向部52同士の間に形成される隙間に位置させる。電線把持用カラー1Bは、対向部52同士の間に形成される隙間にヒレ115を位置させた状態で、カラーピース50が電線110の周囲に配置され、クランプ100で締め付けられて電線110を把持する。そのため、電線把持用カラー1Bがヒレ115を電線110との間に挟み込むことがなく、電線把持用カラー1Bは、電線110を適切に把持する。
この電線把持用カラー1Bも、対向部52同士の間に形成される隙間置が、クランプ100の締め付け方向と平行をなす位置に配置されることがない。そのため、クランプ100で電線把持用カラー1Bを締め付けると、対向部52同士の間に形成された隙間が確実に縮まる。こうした作用によって、クランプ100の締め付け力は、電線把持用カラー1Bを介して電線110に確実に伝達され、電線把持用カラー1Bは、確実に電線110の周囲に把持される。
以上、電線把持用カラー1Bが周方向Cに三分割された態様の3つのカラーピース50で構成した場合について説明したが、電線把持用カラー1Bは、4つ以上のカラーピース50で構成してもよい。
1A,1B 電線把持用カラー
10,50 カラーピース
11,51 本体部
12,52 対向部
13,53 フランジ部
20,30 連結機構
100 クランプ
101,102 把持部
110 電線
115 ヒレ

Claims (2)

  1. 電線の周囲に配置され、相対向する方向にクランプで挟み込まれて、前記電線を把持する電線把持用カラーであって、
    該電線把持用カラーは、周方向に少なくとも3つに分割されたカラーピースと、該カラーピースを前記周方向に連結する連結機構と、を備え、
    前記カラーピースには、本体部と、該本体部の軸方向の両側で径方向の外側に張り出すフランジ部と、周方向の両側縁に、互いのカラーピースの側縁同士が一定の間隔を空けて対向される対向部と、が形成され、
    前記連結機構は、円弧状の線ばねと、該線ばねが取り付けられる、前記フランジ部の外周面に形成された前記周方向に延びる溝又は前記フランジ部に形成された前記周方向に延びる穴と、によって構成されていることを特徴とする電線把持用カラー。
  2. 前記カラーピースは、電線把持用カラーの軸方向が、前記周方向に捻られて、前記対向部が螺旋状に形成されている、請求項1に記載の電線把持用カラー。
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