JP5846873B2 - ヒンジキャップおよび内容物入り容器 - Google Patents
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Description
この種のヒンジキャップとして、従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、粒状の内容物が収容された容器本体の口部に装着されて用いられるとともに、キャップ本体の天壁部における取り出し孔の周縁部に、蓋体側と反対の当該キャップ本体の内側に向けて延びる延体が配設され、該延体が取り出し孔を跨ぐU字状に形成された構成が知られている。
このヒンジキャップにおいては、容器本体内の内容物が取り出し孔を通過して取り出されるまでの過程で、この内容物が延体の周りを迂回しつつ取り出し孔に到達するように構成されている。
さらに、複数の延体同士の間に、その全長にわたって内容物が通過可能な隙間が設けられているので、内容物を、複数の延体の各先端部同士の間の隙間を通過させて取り出し孔に到達させることが可能になる。
したがって、内容物を容器本体内から取り出し孔に到達させるまでの過程で、内容物を、延体の周りを迂回させずに、複数の延体同士の間の隙間を通して取り出し孔に向けて直進させることが可能になり、内容物を取り出す際の操作性を向上させることができる。
本実施形態に係る内容物入り容器1は、粒状の内容物Wが収容された容器本体31と、容器本体31の口部32に装着されたヒンジキャップ2と、を備えている。
容器本体31は有底筒状に形成され、口部32に雄ねじ部が形成されている。
ヒンジキャップ2は、図1、図2および図3に示すように、天壁部11に内容物Wの取り出し孔12が形成された有頂筒状のキャップ本体13と、キャップ本体13にヒンジ部14を介して連結され、取り出し孔12を開閉する蓋体15と、を備えている。
図示の例では、内容物Wは、表裏面が突曲面状に形成された円板状に形成されている。内容物Wは、外径が厚さより大きい偏平に形成されている。また、内容物Wは、前述のように表裏面が突曲面状に形成されていて、その径方向の外側から中央に向かうに従い漸次、厚さが大きくなっている。
キャップ本体13の天壁部11において、取り出し孔12に該孔12の外側から連なる環状の外周部分11aは、取り出し孔12の開口周縁に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。
天壁部11の外周縁部には、容器本体31の口部32内に嵌合されるシール筒部16が下方に向けて突設されている。
キャップ本体13の周壁部17には、容器本体31の口部32に螺合する雌ねじ部が形成されている。
なお、第1係合突部24は、キャップ本体13における天壁部11と周壁部17との連結部分の前側の端部に形成されている。また、取り出し孔12の中心軸線Lは、キャップ軸Oから前側にずれて位置している。
また、複数の延体26は、天壁部11における取り出し孔12の周縁部において、前記中心軸線Lに対して点対称となる位置に各別に配設されている。各延体26は、上端が天壁部11に接続されるとともに、下方に向かうに従い漸次、取り出し孔12の内側に向けて延びる本体部26aと、本体部26aの下端に接続されて取り出し孔12の内側に向けて突出する突出部26bと、を備えている。さらに、複数の延体26同士の間の隙間は、前記中心軸線L方向の全長にわたって、取り出し孔12に前記中心軸線L方向で対向している。なお、延体26の長さは、内容物Wの外径と同等になっている。
図示の例では、複数の延体26同士の間の隙間のなかで、突出部26bの先端同士の間の隙間が最も狭くなっている。また、内容物Wのうち、中央部が最も厚さが厚く、外周縁部が最も厚さが薄くなっている。そして、突出部26bの先端同士の間の隙間が、内容物Wの外周縁部における厚さと比べて同一、または僅かに大きくなっている。
また、延体26は2つ配設されていて、径方向で互いに対向している。さらに、2つの延体26はそれぞれ、天壁部11における取り出し孔12の周縁部の前側および後側の各端部に各別に配設されている。
そして、容器本体31内の内容物Wが、取り出し孔12に向けて突出部26bの先端同士の間を通過するときに、複数の延体26は、相互間の隙間を拡げるように互いに離間する方向に弾性変形する。
したがって、内容物Wを容器本体31内から取り出し孔12に到達させるまでの過程で、内容物Wを、延体26の周りを迂回させずに、複数の延体26同士の間の隙間を通して取り出し孔12に向けて直進させることが可能になり、内容物Wを取り出す際の操作性を向上させることができる。
さらに本実施形態では、複数の延体26同士の間の隙間が、前記中心軸線L方向の全長にわたって、取り出し孔12に前記中心軸線L方向で対向しているので、内容物Wを取り出す際の操作性をより一層確実に向上させることができる。
また、前記実施形態では、延体26が2つ配設されていて、径方向で互いに対向しているヒンジキャップ2を示したが、これに代えて例えば、延体26を前記中心軸線L回りに間隔をあけて3つ以上配設してもよい。例えば図4および図5に示されるように、延体26が、前記中心軸線L回りに等間隔をあけて3つ配設されたヒンジキャップ3を採用してもよい。図示の例では、3つの延体26のうちの1つが、天壁部11における取り出し孔12の周縁部の後側の端部に配設されている。
また、延体26として、突出部26bを有する構成を示したが、これに代えて例えば、図4および図5に示されるように、本体部26aのみを有する構成を採用してもよい。この構成において、本体部26aの下端部同士の間の隙間を、内容物Wにおいて最も薄い部分の厚さ若しくは最も外径が小さい部分の外径と比べて同一、または僅かに大きくしてもよい。
さらに、前記実施形態では、複数の延体26同士の間の隙間が、前記中心軸線L方向の全長にわたって、取り出し孔12に前記中心軸線L方向で対向した構成を示したが、これに代えて例えば、複数の延体26同士の間の隙間のうち、取り出し孔12と反対側の先端の隙間は、取り出し孔12に対して前記中心軸線L方向で対向させずに径方向にずらして位置させてもよい。
2、3、4 ヒンジキャップ
11 天壁部
12 取り出し孔
13 キャップ本体
14 ヒンジ部
15 蓋体
26 延体
31 容器本体
32 口部
L 中心軸線
W 内容物
Claims (2)
- 粒状の内容物が収容された容器本体の口部に装着されるヒンジキャップであって、
天壁部に内容物の取り出し孔が形成された有頂筒状のキャップ本体と、
該キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記取り出し孔を開閉する蓋体と、を備え、
前記キャップ本体の天壁部における前記取り出し孔の周縁部には、前記蓋体側と反対の当該キャップ本体の内側に向けて延びる延体が、前記取り出し孔の中心軸線回りに間隔をあけて複数配設され、
これらの延体同士の間には、その全長にわたって前記内容物が通過可能な隙間が設けられていることを特徴とするヒンジキャップ。 - 粒状の内容物が収容された容器本体と、
該容器本体の口部に装着されたヒンジキャップと、
を備える内容物入り容器であって、
前記ヒンジキャップは、請求項1記載のヒンジキャップとされ、
複数の前記延体同士の間で最も狭い隙間の大きさは、内容物において最も薄い部分の厚さ若しくは最も外径が小さい部分の外径と比べて同一、または僅かに大きくなっていることを特徴とする内容物入り容器。
Priority Applications (1)
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JP2011256386A JP5846873B2 (ja) | 2011-11-24 | 2011-11-24 | ヒンジキャップおよび内容物入り容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011256386A JP5846873B2 (ja) | 2011-11-24 | 2011-11-24 | ヒンジキャップおよび内容物入り容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013107697A JP2013107697A (ja) | 2013-06-06 |
JP5846873B2 true JP5846873B2 (ja) | 2016-01-20 |
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Family Applications (1)
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JP2011256386A Active JP5846873B2 (ja) | 2011-11-24 | 2011-11-24 | ヒンジキャップおよび内容物入り容器 |
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JPH11147554A (ja) * | 1997-11-12 | 1999-06-02 | Tosei Yoki Kk | 錠剤取り出し栓体 |
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2011
- 2011-11-24 JP JP2011256386A patent/JP5846873B2/ja active Active
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