JP5845880B2 - 射出成形用金型及び射出成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、キャビティ内へ樹脂材料を充填する方向に沿ってゲートが複数に設けられた多点ゲート形式の射出成形用金型、及びこの射出成形用金型を用いた射出成形方法に関する。
図13に示す射出成形用金型では、キャビティ100に複数のゲート(例えば第1ゲート101、第2ゲート102及び第3ゲート103)が設けられ、これらの第1ゲート101、第2ゲート102、第3ゲート103を同時に開放させて、各ゲート101、102、103から溶融状態の樹脂材料104をキャビティ100内に充填させている。この場合には、それぞれのゲート101、102、103から充填された溶融状態の樹脂材料104が、隣接するゲート間(例えば第1ゲート101と第2ゲート102間、第2ゲート102と第3ゲート103間)で会合(衝突)してウェルドライン105が発生し、このウェルドライン105が、成形品の外観品質や製品強度を低下させる原因になってしまう。
そこで、上記ウェルドライン105に対する対策として、図14に示すように、複数のゲート(例えば第1ゲート101、第2ゲート102、第3ゲート103)をキャビティ104の上流側から順次開放させ、この開放されたゲートから溶融状態の樹脂材料104を、先にキャビティ100内に充填された樹脂材料104中に潜り込ませるように充填して樹脂材料104の会合を回避させ、これによりウェルドライン105の発生を防止するシーケンシャル方式が採用されている(特許文献1参照)。
例えば、第1ゲート101を開放してこの第1ゲート101からキャビティ100内に充填された樹脂材料104が第2ゲート102を通過したタイミング(図14の位置M)で第2ゲート102を開放させ、この第2ゲート102からの樹脂材料104を、第1ゲート101により充填されてキャビティ100内を流れる樹脂材料104中に潜り込ませるように充填する。その後、キャビティ100内を流れる樹脂材料104が第3ゲート103を通過したタイミング(図14の位置N)で第3ゲート103を開放させ、この第3ゲート103からの樹脂材料104を、第1ゲート101及び第2ゲート102により既に充填されてキャビティ100内を流れる樹脂材料104中に潜り込ませるように充填する。
特開2011−140206号公報
ところで、射出成形用金型には、図15(A)に示すように、ゲート110(第1ゲート101、第2ゲート102、第3ゲート103を代表して表示したもの)がコールドランナー106におけるキャビティ100との連通側の一端に設けられ、このコールドランナー106の他端側に、ゲート110の開放のタイミングを調整するバルブピン107が配置されたものがある。
このような射出成形用金型で、上述のシーケンシャル方式を採用する場合、キャビティ100内を流れる樹脂材料104が、例えば第1ゲート101よりも下流側の第2ゲート102、第3ゲート103をそれぞれ通過する際に、このキャビティ100内の樹脂材料104が、第2ゲート102または第3ゲート103を備えるコールドランナー106内に流入し、冷却固化されてコールドスラグ108となってしまうことがある。この状態で第2ゲート102や第3ゲート103から樹脂材料104を充填すると、図15(B)に示すように、コールドスラグ108がキャビティ100内に押し出され、キャビティ100内の樹脂材料104中に未溶融の状態もしくは、高粘度の状態で流入して、成形品に品質不良が発生してしまう。
また、射出成形用金型では、型締め時にコールドランナー106内に空気が残留してしまう。この残留空気109(図15(A))は、上述のシーケンシャル方式を採用する場合、例えば第2ゲート102や第3ゲート103からキャビティ100内に樹脂材料104を充填したとき、図15(B)に示すように、キャビティ100内の樹脂材料104中に押し出されてシルバーストリーク111と称する品質不良を成形品に発生させてしまう。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、多点ゲートを用いる場合にもウェルドラインを防止できると共に、コールドスラグによる品質不良の発生を防止できる射出成形用金型及び射出成形方法を提供することにある。
本発明に係る射出成形用金型は、成形品を形成するキャビティと、このキャビティに連通し、前記キャビティとの連通部位にゲートが設けられるコールドランナーと、このコールドランナー内へ溶融状態の樹脂材料を導入可能とするバルブピンとを備え、溶融状態の樹脂材料を前記コールドランナーの前記ゲートを経て前記キャビティ内へ充填することで前記成形品を射出成形する射出成形用金型であって、前記コールドランナーの前記ゲートが、前記キャビティ内に樹脂材料を充填する方向に沿って複数設けられ、上流側の前記ゲートから溶融状態の樹脂材料が前記キャビティ内の樹脂材料中に潜り込むように順次充填可能に設けられ、前記ゲートのそれぞれに、前記キャビティと前記コールドランナーとの連通を遮断可能とするゲートピンが設置され、前記ゲートピンが排気機構を備え、この排気機構は、前記ゲートピンの開動作時においても閉動作時においても、前記コールドランナー内の残留空気を外部へ排出するよう構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る射出成形方法は、成形品を形成するキャビティと、このキャビティに連通し、前記キャビティとの連通部位にゲートが設けられるコールドランナーと、このコールドランナー内へ溶融状態の樹脂材料を導入可能とするバルブピンとを備えた射出成形用金型を用意し、溶融状態の樹脂材料を前記コールドランナーの前記ゲートを経て前記キャビティ内へ充填することで前記成形品を射出成形する射出成形方法であって、前記射出成形用金型では、前記コールドランナーの前記ゲートが前記キャビティ内に樹脂材料を充填する方向に沿って複数設けられると共に、前記ゲートのそれぞれに、前記キャビティと前記コールドランナーとの連通を遮断可能とするゲートピンが設置され、上流側の前記ゲートから溶融状態の樹脂材料を前記キャビティ内の樹脂材料中に潜り込ませるように順次充填する際には、前記バルブピンを開動作して前記コールドランナー内へ溶融状態の樹脂材料を充填した後に、前記ゲートピンを開動作して前記コールドランナーと前記キャビティとを連通し、更に、前記バルブピンを開動作して前記コールドランナー内に溶融状態の樹脂材料を充填することにより、前記コールドランナー内の残留空気を、前記ゲートピンの開動作時においても閉動作時においても、前記ゲートピンの排気機構を経て外部へ押し出して排出することを特徴とするものである。
本発明に係る射出成形用金型及び射出成形方法によれば、複数のゲートのうち上流側のゲートから溶融状態の樹脂材料をキャビティ内の樹脂材料中に潜り込ませるように順次充填することで、各ゲートからの樹脂材料の会合(衝突)により生ずるウェルドラインの発生を防止できる。
また、コールドランナーのゲートから流入してキャビティ内を流れる樹脂材料が、他のコールドランナーのゲート位置に到達したとき、この他のコールドランナーのゲートに設置されたゲートピンが他のコールドランナーとキャビティとの連通を遮断しているので、キャビティ内の樹脂材料が他のコールドランナー内へ流入することを防止できる。従って、コールドランナー内に流入し冷却された樹脂材料がコールドスラグや高粘度材となり、それらがキャビティ内へ流入して成形品に品質不良が発生することを防止できる。
本発明に係る射出成形用金型の一実施形態を示す縦断面図。 図1のII−II線に概略沿う部分断面図。 図1のバルブピンとゲートピンの動作機構を主に示す構成図。 図1及び図3のゲートピンを示し、(A)は縦断面図、(B)は図4(A)のIVB矢視図、(C)は部分斜視図。 (A)は図4のゲートピンの閉動作状態を示し、(B)、(C)は図5(A)のVB部、VC部をそれぞれ示す拡大断面図。 (A)は図4のゲートピンの開動作状態を示し、(B)、(C)は図6(A)のVIB部、VIC部をそれぞれ示す拡大断面図。 図1及び図3に示すバルブピン及びゲートピンの閉動作時における樹脂材料等の流動状態を示す作動図。 図1及び図3に示すバルブピンの開動作時、且つゲートピンの閉動作時における樹脂材料等の流動状態を示す斜視図。 図1及び図3に示すバルブピン及びゲートピンの開動作時における樹脂材料等の流動状態を示す作動図。 図1及び図3のゲートピンの他の例を示し、(A)は縦断面図、(B)は図10(A)のXB矢視図、(C)は部分斜視図。 (A)は、図10のゲートピンの閉動作状態を示し、(B)、(C)は図11(A)のXIB部、XIC部をそれぞれ示す拡大断面図。 (A)は図10のゲートピンの開動作状態を示し、(B)、(C)は図12(A)のXIIB部、XIIC部をそれぞれ示す拡大断面図。 多点ゲートを備える従来の射出成形用金型において、全てのゲートを同時に開放した場合の樹脂材料の流動状態を示す作動図。 多点ゲートを備える従来の射出成形用金型において、シーケンシャルゲート方式を採用した場合の樹脂材料の流動状態を示す作動図。 図14のシーケンシャルゲート方式を用いた場合に、コールドスラグ及びシルバーストリークによる品質不良が発生する状況を示す作動図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る射出成形用金型の一実施形態を示す縦断面図である。この図1に示す射出成形用金型10は、射出成形機13から溶融状態の樹脂材料1が供給される固定型11と、この固定型11に対して移動可能に組み合わされる可動型12とを備えて構成される。
これらの固定型11と可動型12との接合位置にキャビティ14が形成される。本実施形態では、固定型11の接合面11Aには凹部15が形成され、可動型12の接合面12Aには凸部16が形成され、これらの凹部15と凸部16とに囲まれて、成形品を形成する前記キャビティ14が構成される。
可動型12の接合面12Aには、キャビティ14に連通し、このキャビティ14との連通部位にゲート17が設けられたコールドランナー18が形成される。また、固定型11には、コールドランナー18に連通するノズルブッシュ19、及びこのノズルブッシュ19に連通するマニホールドブロック20が配設され、マニホールドブロック20に連通して前記射出成形機13が、ノズルタッチピース21を用いて接続される。ノズルブッシュ19には、外周にバンドヒータ22が配置されると共に、内部にバルブピン23が、油圧シリンダ24により軸方向に進退して開閉動作可能に配設される。
従って、射出成形機13からの溶融状態の樹脂材料1は、ノズルタッチピース21を経てマニホールドブロック20及びノズルブッシュ19へ供給され、バルブピン23の開動作によりノズルブッシュ19からコールドランナー18内へ導入され、後述のゲートピン26の開動作により、コールドランナー18のゲート17を経てキャビティ14内へ充填される。これにより、キャビティ14内で成形品が射出成形され、可動型12の固定型11からの離反後に、押出ピン25の作用で成形品が射出成形用金型10から取り出される。
本実施形態の射出成形用金型10は多点ゲート形式であり、図2に示すように、キャビティ14内に樹脂材料1を充填する方向Xに沿って、ゲート17を備えるコールドランナー18(つまりコールドランナー18のゲート17)が所定間隔で複数設けられる。例えば、キャビティ14の側面部または底面部に第1コールドランナー18Aの第1ゲート17A、第2コールドランナー18Bの第2ゲート17B、第3コールドランナー18Cの第3ゲート17C…が、キャビティ14内に樹脂材料1を充填する方向Xに沿って所定間隔で設けられている。
このうちの第2ゲート17B、第2コールドランナー18Bが、図1のそれぞれゲート17、コールドランナー18である。第1ゲート17Aを備える第1コールドランナー18A、第3ゲート17Cを備える第3コールドランナー18C…についても、第2ゲート17Bを備える第2コールドランナー18Bと同様に、ノズルブッシュ19、マニホールドブロック20、ノズルタッチピース21及び射出成形機13が連設され、ノズルブッシュ19にバルブピン23が配設されている。
更に、本実施形態の射出成形用金型10では、図1〜図3に示すように、各ゲート17(第1ゲート17A、第2ゲート17B、第3ゲート17C…)に、キャビティ14とコールドランナー18(第1コールドランナー18A、第2コールドランナー18B、第3コールドランナー18C…)との連通を遮断可能とするゲートピン26が設置されている。このゲートピン26は、油圧シリンダ27により軸方向に進退して開閉動作し、開動作時にゲート17を開放状態(図6(A)参照)とし、閉動作時にゲート17を閉塞状態(図5(A)参照)とする。
バルブピン23及びゲートピン26の動作機構は、図3に示すように、作動油タンク30、作動油ポンプ31、バルブ装置32及び33、並びにタイマー34及び35を有して構成される。
作動油ポンプ31の運転により作動油タンク30内の作動油が、バルブ装置32を介してバルブピン23側の油圧シリンダ24へ、また、バルブ装置33を介してゲートピン26側の油圧シリンダ27へそれぞれ供給される。タイマー34は、射出成形機制御盤29からの射出開始信号(例えば第1ゲート17Aに対応する射出開始信号)Sに対し所定の遅延時間T1を設定してバルブ装置32を開動作させ、これによりバルブ装置32が、作動油ポンプ31からの作動油を油圧シリンダ24へ供給してバルブピン23を開動作させる。また、タイマー35は、射出成形機制御盤29からの前記射出開始信号Sに対し所定の遅延時間T2を設定してバルブ装置33を開動作させ、これによりバルブ装置33が、作動油ポンプ31からの作動油を油圧シリンダ27へ供給してゲートピン26を開動作させる。
ここで、タイマー35の遅延時間T2は、タイマー34の遅延時間T1よりも大きいかまたは等しく選定されているので(T2≧T1)、バルブピン23が開動作して溶融状態の樹脂材料1がノズルブッシュ19からコールドランナー18へ充填された後または同時(好ましくは後)に、ゲートピン26が開動作してコールドランナー18とキャビティ14とが連通される。
上述のバルブピン23及びゲートピン26の動作は、図2に示す第1ゲート17を備える第1コールドランナー18A、第2ゲート17Bを備える第2コールドランナー18B、第3ゲート17Cを備える第3コールドランナー18C…について同様であり、バルブピン23及びゲートピン26の開動作によりゲート17(第1ゲート17A、第2ゲート17B、第3ゲート17C…)が開放されて、この開放されたゲート17からキャビティ14内へ溶融状態の樹脂材料1が充填される。このとき、キャビティ14の上流側に位置するゲート17から順次、溶融状態の樹脂材料1がキャビティ14内へ充填されるシーケンシャル方式が採用される。
このシーケンシャル方式では、例えば、第1ゲート17Aが開放されてこの第1ゲート17Aからキャビティ14内に充填された樹脂材料1が、キャビティ14内を流れて第2ゲート17Bを通過(本実施形態では図2の2点鎖線Yに示すように完全に通過)してから第2ゲート17Bを開放する。これにより、第1ゲート17Aから充填されたキャビティ14内の樹脂材料1中に、第2ゲート17Bから充填された樹脂材料1が、図2の2点鎖線Zに示すように潜り込む。このため、隣接したゲート17からキャビティ14内へ充填される樹脂材料1の会合(衝突)が防止されて、ウェルドラインの発生が回避される。
また、キャビティ14の下流側に位置するゲート17では、このゲート17側のバルブピン23及びゲートピン26の開動作タイミングは、バルブピン23が先に開動作してコールドランナー18内に溶融状態の樹脂材料1が略充填された時点で、ゲートピン26が開動作することが好ましい。これにより、ゲートピン26の開動作時にキャビティ14内の樹脂材料1がコールドランナー18内へ流入することが防止されるので、この流入した樹脂材料1がコールドスラグとなる事態を未然に回避できるからである。
ところで、ゲートピン26は、固定型11と可動型12との型締め時にコールドランナー18内に残留した残留空気A(図3)を射出成形用金型10外へ排出する排気機構36を備える。ここで、ゲートピン26は、図4に示すように、コアピン38がサポートピン39の先端に一体化(=スリーブコアピン)され、これらのコアピン38及びサポートピン39が、円筒形状のスリーブピン37の内部に配設されて構成される。
スリーブピン37の外周先端部には、図4及び図5に示すように、等配位置(例えば4等配位置)に溝41が形成され、この溝41が、ゲートピン26を摺接して支持する可動型12の摺接面42との間に外側第1排気通路40Aを形成する。また、スリーブピン37の外周における上記先端部以外の部分と可動型12のゲートビン穴47との隙間が、外側第1排気通路40Aに連通する外側第2排気通路40Bとして形成される。この外側第2排気通路40Bは、収容空間44を経て可動型12外に連通する。尚、収容空間44は、ゲートピン26と油圧シリンダ27とを連結する連結ブロック43を収容するために可動型12に形成されたものである。
従って、コールドランナー18内の残留空気Aは、図5に示すゲートピン26の閉動作時においても、図6に示すゲートピン26の開動作時においても、外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40B内を矢印αに示すように流れて、可動型12(射出成形用金型10)外へ排出される。
図4に示すコアピン38の外周には、等配位置(例えば4等配位置)にカット面46が形成され、このカット面46とスリーブピン37の内周面先端との間に内側第1排気通路45Aが形成される。この内側第1排気通路45Aは、スリーブピン37の頂面に、このスリーブピン37の内周面から外周面まで半径方向に形成された頂面溝48に連通する。また、スリーブピン37の内周面の先端を除く部分とサポートピン39の外周面との隙間が、内側第1排気通路45Aに連通する内側第2排気通路45Bとして形成される。この内側第2排気通路45Bも、可動型12の前記収容空間44を経て可動型12外に連通する。
従って、コールドランナー18内の残留空気Aは、図5に示すゲートピン26の閉動作時においても、図6に示すゲートピン26の開動作時においても、頂面溝48から内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45B内を矢印βに示すように流れて、可動型12(射出成形用金型10)外へ排出される。
上述の外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bと内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45Bが、前記排気機構36を構成する。このうちの外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bが、ゲートバルブ26の外周に設けられた排気通路であり、内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45Bが、ゲートピン26の内部に設けられた排気通路である。
尚、外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bと内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45Bとは、いずれか一方が設けられてもよい。また、ゲートピン26の閉弁時に外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bのみが機能し、ゲートピン26の開弁時に外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bと内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45Bとが機能するようにしてもよい。
次に、上述のように構成された射出成形用金型10を使用した射出成形方法を、図2及び図7〜図9を用いて説明する。
図2に示すキャビティ14内には、このキャビティ14の上流側に位置するゲート17から順次開放されて、この開放されたゲート17から溶融状態の樹脂材料1が充填される。
例えば、キャビティ14の最も上流側に位置する第1ゲート17A側では、バルブピン23及びゲートピン26が略同時に開動作して、第1ゲート17Aからキャビティ14内へ溶融状態の樹脂材料1が充填される。
第1ゲート17Aに隣接する第2ゲート17B側では、第1ゲート17Aからキャビティ14内に充填された樹脂材料1が、第2ゲート17Bを未だ通過していない時点では、第2ゲート17B側のバルブピン23及びゲートピン26は、図7に示すように共に閉動作状態にある。
第1ゲート17Aからキャビティ14内に充填された樹脂材料1が第2ゲート17Bを完全に通過(図2の2点鎖線Yで表示)した時点で、第2ゲート17B側のゲートピン26が開動作して第2ゲート17Bが開放されるが、このゲートピン26が開動作する前の閉動作状態にあるときに、第2ゲート17B側のバルブピン23は、図8に示すように開動作する。これにより、第2ゲート17B側におけるノズルブッシュ19内の溶融状態の樹脂材料1が、コールドランナー18内に充填される。
第2ゲート17B側において、ゲートピン26が閉動作状態で且つバルブピン23が開動作状態にあるときには、キャビティ14内の溶融状態の樹脂材料1は、閉動作状態のゲートピン26に遮断されてコールドランナー18内への流入が防止される。更に、コールドランナー18内の残留空気Aは、コールドランナー18内に充填される溶融状態の樹脂材料1に押し出され、ゲートピン26の排気機構36(外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40B、並びに内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45B)を経て、射出成形用金型10内へ排出される。
キャビティ14内の溶融状態の樹脂材料1が第2ゲート17Bを完全に通過した時点(図2の2点鎖線Yで表示)で、第2ゲート17B側のゲートピン26が図9に示すように開動作する。この時点では、第2ゲート17B側においてコールドランナー18内が溶融状態の樹脂材料1で略充填されているので、ゲート14内の樹脂材料1がコールドランナー18内に流入することなく、このコールドランナー18内の溶融状態の樹脂材料1が図2の2点鎖線Z及び図9に示すように、キャビティ14内の溶融状態の樹脂材料1中に潜り込んで充填される。この場合にも、コールドランナー18内の残留空気Aは、ゲートピン26の前記排気機構36を経て射出成形用金型10外へ排出される。
第2ゲート17Bに隣接する第3ゲート17Cを含むキャビティ14の下流側のゲート17側でも、バルブピン23及びゲートピン26は、第2ゲート17B側の場合と同様に開動作して、キャビティ14内の溶融状態の樹脂材料1がコールドランナー18内へ流入することが防止されると共に、このコールドランナー18内の残留空気Aが、ゲートピン26の排気機構36(外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40B、並びに内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45B)を経て、射出成形用金型10外へ排出される。更に、第3ゲート17Cを含むキャビティ14の下流側のゲート17から溶融状態の樹脂材料1が、キャビティ14内の溶融状態の樹脂材料1中に潜り込んで充填される。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)図2及び図3に示すように、それぞれにゲート17を備える複数のコールドランナー18のうち、キャビティ14の上流側に位置するコールドランナー18のゲート17から順次、溶融状態の樹脂材料1をキャビティ14内へ充填する際に、キャビティ14内の樹脂材料1がゲート17を完全に通過した後に、このゲート17から溶融状態の樹脂材料1をキャビティ14内の樹脂材料1中に潜り込ませて充填する。この結果、各ゲート17からの樹脂材料1の会合(衝突)によるウェルドライン(図13のウェルドライン105参照)の発生を防止できる。
(2)ゲート17(例えば第1ゲート17A)から流入してキャビティ14内を流れる樹脂材料1が、他のゲート17(例えば第2ゲート17B)に到達したときには、キャビティ14内の樹脂材料1が上記他のゲート17を完全に通過するまでは、この他のゲート17に設置されたゲートピン26が、この他のゲート17を備えるコールドランナー18とキャビティ14との連通を遮断しているので、キャビティ14内の樹脂材料1が他のゲート17(例えば第2ゲート17B)を備えるコールドランナー18内へ流入することを防止できる。
コールドランナー18では、キャビティ14に比べて樹脂材料1が金型壁面に接触する割合(接触面積/樹脂容量)が大きいので、コールドランナー18内へ流入した樹脂材料1は、冷却されて固化されコールドスラグ(図15のコールドスラグ108参照)や、冷却されて高粘度材になり易い。しかも、一旦コールドスラグや高粘度材になった樹脂材料1は、その後のキャビティ14内への充填過程でも再溶融されることがほとんどない。従って、上述の如くキャビティ14内への流入が防止されることで、コールドランナー18内に流入し冷却された樹脂材料1がコールドスラグや高粘度材となり、キャビティ14内へ流入して成形品に品質不良が発生することを防止できる。
(3)図3及び図5に示すように、ゲートピン26には、外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40B並びに内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45Bが排気機構36として設けられている。従って、バルブピン23を開動作してコールドランナー18内へ溶融状態の樹脂材料1を充填することにより、このコールドランナー18内に残留したが残留空気Aを、コールドランナー18内に充填された樹脂材料1によって、ゲートピン26の排気機構36(外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40B、並びに内側第1排気通路45A及び内側第2排気通路45B)を経て、射出成形用金型10外へ押し出して排出できる。この結果、残留空気Aがキャビティ14内の樹脂材料1中に混入されることによって生ずるシルバーストリーク(図15のシルバーストリーク111参照)と称する品質不良を防止できる。
なお、本実施形態では、上記(1)に記載の如くウェルドラインの発生が防止されるので、樹脂材料1に鱗片形状の光輝材(例えばアルミニウム粉、マイカ等)や針形状の顔料(例えばフタロシアニンブルー等)などの添加物が添加されて、これらの添加物の配向差によりウェルドラインが顕著になる場合、またはウェルドライン発生箇所の強度不足を回避したい場合に対しても、これらの外観品質や製品強度を確保できる。しかも、上記(2)および(3)に記載の如く、コールドスラグ及びシルバーストリークによる品質不良も防止できる。
以上実施形態について説明してきたが、本発明は、上述したような各実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
例えば、ゲートピン26は、図10〜図12に示すように、図4のコアピン38及びサポートピン39に代えて、スリーブピン37の内部先端に、多孔質の焼結金属ブロック50が設置されて構成されてもよい。この場合、焼結金属ブロック50の隙間は内側第1排気通路50Aとして機能し、スリーブピン37の頂面の頂面溝48に連通する。また、スリーブピン37の内部空間は内側第2排気通路50Bとして機能する。この内側第2排気通路50Bは、内側第1排気通路50Aに連通すると共に、可動型12の収容空間44を経て可動型12外に連通する。これらの内側第1排気通路50A及び内側第2排気通路50Bが、ゲートピン26の内部に設けられた排気通路を構成する。
従って、図11に示すゲートピン26の閉動作時においても、図12に示すゲートピン26の開動作時においても、コールドランナー18内の残留空気Aは、前述と同様に、矢印αに示すように、外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bを経て可動型12(射出成形用金型10)外へ排出されるほか、矢印γに示すように、頂面溝48から上述の内側第1排気通路50A及び内側第2排気通路50Bを経て可動型12(射出成形用金型10)外へ排出される。
この場合も、排気機構36を構成する外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bと内側第1排気通路50A及び内側第2排気通路50Bとはいずれか一方が設けられてもよい。または、ゲートピン26の閉弁時に外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bのみが機能し、ゲートピン26の開弁時に、外側第1排気通路40A及び外側第2排気通路40Bと内側第1排気通路50A及び内側第2排気通路50Bとが機能するようにしてもよい。
また、ゲートピン26は円筒形状のものを述べたが、キャビティ14内に一部が突出しないように、断面略半円形状または断面四角形状に構成されてもよい。更に、バルブピン23及びゲートピン26は、油圧機構を用いて動作するものを述べたが、電動モータ等を用いて動作するものでもよい。
1 樹脂材料
10 射出成形用金型
11 固定型
12 可動型
14 キャビティ
17 ゲート
18 コールドランナー
23 バルブピン
26 ゲートピン
36 排気機構
40A 外側第1排気通路
40B 外側第2排気通路
45A 内側第1排気通路
45B 内側第2排気通路
50A 内側第1排気通路
50B 内側第2排気通路
A 残留空気
X 樹脂材料の充填方向

Claims (3)

  1. 成形品を形成するキャビティと、このキャビティに連通し、前記キャビティとの連通部位にゲートが設けられるコールドランナーと、このコールドランナー内へ溶融状態の樹脂材料を導入可能とするバルブピンとを備え
    溶融状態の樹脂材料を前記コールドランナーの前記ゲートを経て前記キャビティ内へ充填することで前記成形品を射出成形する射出成形用金型であって、
    前記コールドランナーの前記ゲートが、前記キャビティ内に樹脂材料を充填する方向に沿って複数設けられ、上流側の前記ゲートから溶融状態の樹脂材料が前記キャビティ内の樹脂材料中に潜り込むように順次充填可能に設けられ、
    前記ゲートのそれぞれに、前記キャビティと前記コールドランナーとの連通を遮断可能とするゲートピンが設置され
    前記ゲートピンが排気機構を備え、この排気機構は、前記ゲートピンの開動作時においても閉動作時においても、前記コールドランナー内の残留空気を外部へ排出するよう構成されたことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 前記排気機構は、ゲートピンの外周と内部との少なくとも一方に設けられた排気通路であることを特徴とする請求項に記載の射出成形用金型。
  3. 成形品を形成するキャビティと、このキャビティに連通し、前記キャビティとの連通部位にゲートが設けられるコールドランナーと、このコールドランナー内へ溶融状態の樹脂材料を導入可能とするバルブピンとを備えた射出成形用金型を用意し
    溶融状態の樹脂材料を前記コールドランナーの前記ゲートを経て前記キャビティ内へ充填することで前記成形品を射出成形する射出成形方法であって、
    前記射出成形用金型では、前記コールドランナーの前記ゲートが前記キャビティ内に樹脂材料を充填する方向に沿って複数設けられると共に、前記ゲートのそれぞれに、前記キャビティと前記コールドランナーとの連通を遮断可能とするゲートピンが設置され
    上流側の前記ゲートから溶融状態の樹脂材料を前記キャビティ内の樹脂材料中に潜り込ませるように順次充填する際には、前記バルブピンを開動作して前記コールドランナー内へ溶融状態の樹脂材料を充填した後に、前記ゲートピンを開動作して前記コールドランナーと前記キャビティとを連通し、
    更に、前記バルブピンを開動作して前記コールドランナー内に溶融状態の樹脂材料を充填することにより、前記コールドランナー内の残留空気を、前記ゲートピンの開動作時においても閉動作時においても、前記ゲートピンの排気機構を経て外部へ押し出して排出することを特徴とする射出成形方法。
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