JP5844177B2 - インターホン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、玄関子機の映像撮像部にて撮像される被写体の映像を居室親機の表示部に出画するインターホン装置に係り、特に、被写体の明るさを的確に把握して出画映像の視認性を高めたインターホン装置に関する。
従来から、この種のインターホン装置であり、特に、夜間等の低照度時において玄関子機の映像撮像部にて撮像される被写体の明るさを確保するための制御として、AE(自動露出)制御やフレームレート制御を行う技術(例えば、特許文献1を参照。)、又は白色の照明光の点灯制御を行う技術(例えば、特許文献2を参照。)が開示されている。
特開2009−65381号公報 特開平11−126258号公報
しかしながら、背景技術に記載した制御技術を適用するにあたっては、被写体である来訪者や玄関子機が設置される例えば、住戸玄関の周囲環境下の明るさが予め設定された閾値以上であるのか、又はそれ未満であるのか大まかな判断しかできず、AE制御やフレームレート制御が十分でない場合や、明るさが十分に確保されているのにも関らず白色の照明光を点灯制御することで来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることがあった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、玄関子機の映像撮像部にて生成される映像信号を構成する被写体の輪郭情報をもとに、来訪者や住戸玄関の周囲環境下の明るさをリアルタイムで検知し、この検知結果をもとに明るさの調整を的確に行うことで、出画映像の視認性を高めるとともに来訪者に対して不快感を与えることがないインターホン装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホン装置は、住戸玄関に設置され来訪者が居住者を呼出すための子機操作部、来訪者の映像を撮像して映像信号を生成するための映像撮像部及び来訪者が居住者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信する子機通話部を有する玄関子機と、住戸内に設置され来訪者からの呼出しに居住者が応答するための親機操作部、玄関子機の映像撮像部にて生成された映像信号を出画するための表示部及び居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信する親機通話部を有する居室親機とを備えている。玄関子機には、来訪者による呼出時に所定時間点灯される赤外光照明灯と、赤外光照明灯が点灯状態のときに映像撮像部にて生成される映像信号が有する第1の輪郭情報、点灯状態の赤外光照明灯が消灯状態に切換えられた後に映像撮像部にて生成される映像信号が有する第2の輪郭情報をそれぞれ検出するための輪郭検出部と、輪郭検出部にて検出される第1、第2の輪郭情報を比較し、近似度を算出するための比較部と、比較部にて算出された近似度と来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較結果をもとに、映像撮像部に対してAE制御、フレームレート制御及び白色照明制御から選択された何れかの制御を行うための映像撮像制御部とを備えている。玄関子機の映像撮像制御部は、近似度が閾値に一致するまでの間、映像撮像部への制御を繰り返すものである。
この態様のインターホン装置によれば、玄関子機の映像撮像部にて来訪者の映像を撮像して映像信号を生成するにあたり、赤外光照明灯が点灯状態である又は消灯状態であるような状態の相違に対応して異なる輪郭情報の近似度と、来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較をリアルタイムで行い、この比較結果として近似度が閾値に一致するまでの間、映像撮像部に対してAE制御、フレームレート制御及び白色照明制御から選択された何れかの制御を繰り返して行うことができる。これにより、被写体の明るさの調整をリアルタイムで的確に行うことができ、出画映像の視認性が高められる。
また、本発明の第2の態様であるインターホン装置は、本発明の第1の態様において、玄関子機には、来訪者や住戸玄関の周囲環境下の明るさを確保するために点灯される白色光照明灯を備えている。玄関子機の映像撮像制御部は、比較部にて算出された近似度と来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較結果をもとに白色光照明灯を白色照明制御し、近似度が閾値に一致するまでの間、白色照明制御を繰り返すものである。
この態様のインターホン装置によれば、被写体の明るさの調整をリアルタイムで的確に行うにあたり、白色光照明灯を白色照明制御することで、来訪者や住戸玄関の周囲環境下の明るさを確保することができる。
また、本発明の第3の態様であるインターホン装置は、本発明の第2の態様において、玄関子機の映像撮像制御部は、白色照明制御として白色光照明灯の明るさレベルを漸次調整するものである。
この態様のインターホン装置によれば、被写体の明るさの調整をリアルタイムで的確に行うにあたり点灯される白色光照明灯への白色照明制御として、その明るさレベルを、来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることがないように調整することができる。
本発明のインターホン装置によれば、被写体である来訪者や住戸玄関の周囲環境下の明るさをリアルタイムで検知し、その明るさを検知する動作の信頼性が高められるばかりでなく、映像撮像部に対してAE制御、フレームレート制御及び白色照明制御から選択された何れかの制御を行うことで、明るさが十分に確保されているのにも関らず白色光照明灯を点灯させるような誤った動作が行われないため、来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることもない。
図1は、本発明の実施例によるインターホン装置の全体構成を示すシステム説明図である。 図2は、本発明の実施例によるインターホン装置の具体的な構成を示すブロック図である。 図3(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、本発明の実施例によるインターホン装置において、玄関子機の輪郭検出部にて検出される第1、第2の輪郭情報の当該情報例を示す説明図である。
以下、本発明のインターホン装置を適用した実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホン装置の全体構成を示すシステム説明図である。このインターホン装置には、住戸外(屋外)の例えば、住戸玄関に設置される玄関子機1と、住戸内に設置され子機/親機ラインLを経由して玄関子機1に接続される居室親機2とで構成されている。
同図に示す玄関子機1には、子機操作部100、映像撮像部101、照明部102及び子機通話部103が備えられている。この玄関子機1において、子機操作部100は、住戸玄関に居る来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼出すために操作するものであり、例えば、呼出ボタンにて構成されている。また、映像撮像部101は、被写体である例えば、呼出操作を行った来訪者の映像(住戸玄関の周囲環境下の映像を含む。)を撮像して映像信号を生成するためのものであり、CCD、CMOS等の各種カメラにて構成されている。また、照明部102は、来訪者による呼出時において所定時間、例えば、1秒点灯される赤外光照明灯120と、被写体である来訪者や住戸玄関の周囲環境下の明るさを確保するために点灯され、可視光の白色で発光する白色光照明灯121とで構成されている。さらに、子機通話部103は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)信号を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカにて構成されている。
また、同図に示す居室親機2には、親機操作部200、表示部201及び親機通話部202が備えられている。この居室親機2において、親機操作部200は、来訪者からの呼出しに居住者が応答して親機通話部202の使用による通話を開始する応答操作又は当該通話を終了するための終話操作を行うものであり、例えば、通話ボタンや表示部201の画面上に設けられるタッチパネルにて構成されている。また、表示部201は、玄関子機1の映像撮像部101にて生成される映像信号を出画するためのものであり、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種表示・出画媒体にて構成され、この表示部201は、通常、来訪者による呼出しを報知するための呼出報知機能も有している。さらに、親機通話部202は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)信号を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカにて構成されている。なお、親機通話部202を構成するスピーカは、通常、来訪者による呼出しを報知するための呼出報知機能も有している。
次に、子機/親機ラインLを経由して接続された玄関子機1及び居室親機2の具体的な構成について、図2のブロック図を参照して説明する。
図2に示す玄関子機1には、前述の子機操作部100、映像撮像部101、照明部102(赤外光照明灯120、白色光照明灯121)及び子機通話部103と、輪郭検出部104、比較部105、映像撮像制御部106、子機映像処理部107、子機音声処理部108、子機CPU109、子機電源部110及び子機I/F(インターフェース)111とが備えられている。
この玄関子機1において、輪郭検出部104は、照明部102を構成する赤外光照明灯120が点灯状態のときに映像撮像部101にて生成される映像信号が有する来訪者の当該輪郭情報であって例えば、色の濃淡を有する白黒線画で表される第1の輪郭情報と、点灯状態の赤外光照明灯120が消灯状態に切換えられた後に映像撮像部101にて生成される映像信号が有する来訪者の当該輪郭情報であって例えば、色の濃淡を有する白黒線画で表される第2の輪郭情報とをそれぞれ検出するためのものである。
比較部105は、輪郭検出部104にて検出される第1、第2の輪郭情報を比較、例えば、当該輪郭情報を構成するそれぞれの画素数(黒ピクセル数)の比較や、1ピクセル毎の比較を行い、その比較結果について排他的論理和を求めることで近似度を算出するためのものである。
映像撮像制御部106は、比較部105にて算出される近似度と来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較結果をもとに、映像撮像部101に対してのAE制御、フレームレート制御及び照明部120を構成する白色光照明灯121に対しての白色照明制御から選択された何れかの制御を行うためのものである。
子機映像処理部107は、映像撮像部101にて生成され、輪郭検出部104を経由してフレーム毎に伝送されてくる映像信号について所定の信号処理を行う、例えば、FM変調や信号増幅を行うためのものである。また、子機音声処理部108は、子機通話部103にて送受信される音声信号について所定の信号処理を行う、例えば、FM変復調や信号増幅を行うためのものである。
子機CPU109は、当該玄関子機の構成各部を制御するためのものである。また、子機電源部110は、居室親機2の子機電源供給部206にて生成され、子機/親機ラインLを経由して伝送されてくる子機用の待受電源又は動作電源を受電し、当該玄関子機の構成各部に電源供給するためのものである。
子機I/F111は、子機映像処理部107から子機/親機ラインLへの信号伝送路と、子機音声処理部108及び子機/親機ラインLの間の信号伝送路(通話路)と、子機CPU109及び子機/親機ラインLの間の信号伝送路と、子機/親機ラインLから子機電源部110への電源供給路とをそれぞれ形成するためのものである。
また、同図に示す居室親機2には、前述の親機操作部200、表示部201及び親機通話部202と、親機映像処理部203、親機音声処理部204、親機電源部205、子機電源供給部206、親機CPU207及び親機I/F208とが備えられている。
この居室親機2において、親機映像処理部203は、子機/親機ラインLを経由して玄関子機1からフレーム毎で伝送されてくる映像信号について所定の信号処理を行う、例えば、FM復調や信号増幅を行うためのものである。また、親機音声処理部204は、親機通話部202にて送受信される音声信号について所定の信号処理を行う、例えば、FM変復調や信号増幅を行うためのものである。
親機電源部205は、図示しない商用電源を整流・平滑して得られる直流電源をもとに、電圧レベルが異なる親機用の待受電源又は動作電源を生成して当該居室親機の構成各部に電源供給するためのものである。また、子機電源供給部206は、親機電源部205にて得られる直流電源をもとに、電圧レベルが異なる子機用の待受電源又は動作電源を生成するためのものである。
親機CPU207は、当該居室親機の構成各部を制御するためのものである。また、親機I/F208は、子機/親機ラインLから親機映像処理部203への信号伝送路と、親機音声処理部204及び子機/親機ラインLの間の信号伝送路(通話路)と、子機電源供給部206から子機/親機ラインLへの電源供給路と、親機CPU207及び子機/親機ラインLの間の信号伝送路とをそれぞれ形成するためのものである。
このように構成された本発明の実施例によるインターホン装置において、以下、具体的な動作について説明する。
図1、図2に示すインターホン装置が待受状態であるとき、すなわち、玄関子機1の子機操作部100の使用による来訪者からの呼出しがなく、居住者との間の通話(音声信号の送受信)も成立されていないとき、居室親機2の親機電源部205は、親機用の待受電源を生成して当該居室親機の構成各部に電源供給している。また、子機電源供給部206は、親機電源部205からの電源供給をもとに子機用の待受電源を生成し、親機I/F208、子機/親機ラインL、玄関子機1の子機I/F111を経由して子機電源部110に送出することにより、この子機電源部110から当該玄関子機の構成各部に電源供給されることになる。
次に、前述のような待受状態時において、来訪者が居住者を呼出すにあたり、玄関子機1の子機操作部100を使用して所定の呼出操作を行うと、この操作を検出した子機CPU109にて呼出信号が生成される。また、子機CPU109にて生成された呼出信号は、子機I/F111、子機/親機ラインL、居室親機2の親機I/F208を経由して親機CPU207に伝送される。
居室親機2の親機CPU207は、子機/親機ラインLを経由して玄関子機1から伝送されてきた呼出信号をもとに来訪者による呼出しがあることを検出し、その旨の呼出報知について例えば、親機通話部202を構成するスピーカからの呼出音や音声メッセージ等の出力、表示部201への文字メッセージや絵データ等の表示を利用して行うことができる。また、親機CPU207は、親機電源部205を制御して前述の待受電源よりも高い電圧レベルである親機用の動作電源を生成して当該居室親機の構成各部に電源供給させるとともに、子機電源供給部206を制御して同様に待受電源よりも高い電圧レベルである子機用の動作電源を生成させ、親機I/F208、子機/親機ラインL、玄関子機1の子機I/F111を経由して子機電源部110に送出することにより、この子機電源部110から当該玄関子機の構成各部に子機用の動作電源が電源供給されることになる。さらに、親機CPU207は、表示部201を出画可能な状態に制御するとともに、親機映像処理部203の動作を開始させる。
また、前述のような子機用の動作電源が電源供給されると、玄関子機1の子機CPU109の制御により、映像撮像部101、輪郭検出部104、比較部105、映像撮像制御部106及び子機映像処理部107の各動作が開始され、被写体である来訪者の映像(住戸玄関の周囲環境下の映像を含む。)の撮像が開始されるとともに、照明部102を構成する赤外光照明灯120が所定時間である例えば、1秒間点灯される。なお、前述のような来訪者による呼出時であって、赤外光照明灯120が点灯状態であるとき、白色光照明灯121は消灯状態のまま保持されていることから、来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることもない。
ここで、玄関子機1の輪郭検出部104は、赤外光照明灯120が点灯状態である所定時間において映像撮像部101にて生成された映像信号が有する輪郭情報であり、例えば、図3(A)の説明図に示すように、白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭な第1の輪郭情報を検出し、比較部105に送出する。
この後、玄関子機1の輪郭検出部104は、赤外光照明灯120が点灯状態から消灯状態に移行された後(のタイミング)において映像撮像部101にて生成された映像信号が有する輪郭情報であり、例えば、図3(B)の説明図に示すように、赤外光照明灯120が消灯状態であっても住戸玄関の周囲環境下の明るさが十分である場合において白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭とされる第2の輪郭情報、図3(C)の説明図に示すように、赤外光照明灯120が消灯状態で住戸玄関の周囲環境下の明るさが十分であっても白黒線画で表される来訪者の輪郭がぼやけて見え不明瞭とされる第2の輪郭情報、又は図3(D)の説明図に示すように、住戸玄関の周囲環境下の明るさが十分ではなく来訪者の像自体が視認できない程度の第2の輪郭情報を検出し、比較部105に送出する。
玄関子機1の比較部105は、輪郭検出部104にて検出された第1、第2の輪郭情報を比較し、その近似度を算出する。ここで、玄関子機1の比較部105における第1の比較動作として、図3(A)、(B)に示す当該輪郭情報の比較のように、赤外光照明灯120の点灯状態/消灯状態の相違を問わずして、白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭である場合には、例えば、極めて似ている旨の近似度(以下、第1の近似度情報という。)を算出し、映像撮像制御部106に送出する。
また、玄関子機1の比較部105によれば、第2の比較動作として、図3(A)、(C)に示す当該輪郭情報の比較のように、赤外光照明灯120の点灯状態/消灯状態の前後において白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭から不明瞭に移行された場合には、例えば、前述の第1の近似度情報よりも低い当該近似度(以下、第2の近似度情報という。)を算出し、映像撮像制御部106に送出する。
さらに、玄関子機1の比較部105によれば、第3の比較動作として、図3(A)、(D)に示す当該輪郭情報の比較のように、赤外光照明灯120の点灯状態/消灯状態の前後において白黒線画で表される来訪者の輪郭が全く見えなくなる状態に移行するように、前述の第2の比較動作時よりもさらに明瞭の判別が困難である場合には、前述の第2の近似度情報よりも低い当該近似度(以下、第3の近似度情報という。)を算出し、映像撮像制御部106に送出する。
次に、玄関子機1の映像撮像制御部106にかかる第1の制御動作として、前述のような第1の近似度情報を受信した当該映像撮像制御部によれば、この第1の近似度情報と、被写体である来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較を行う。ここでは、比較結果として、第1の近似度情報が閾値の範囲内にあるものと判断され、これを検出した映像撮像制御部106は、前述のような映像信号の生成開始時より実行されている制御である、AE制御、フレームレート制御のうち何れかの制御を保持させることにより、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像が映像撮像部101にて撮像される。この映像撮像部101にて生成された映像信号は、輪郭検出部104、子機映像処理部107、子機I/F111、子機/親機ラインL、居室親機2の親機I/F208、親機映像処理部203を経由して表示部201に伝送される。
したがって、居住者によれば、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像を、居室親機2の表示部201の出画映像をもとに確認することができる。このとき、玄関子機1の照明部102を構成する白色光照明灯121は消灯状態のまま保持されているため、来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることもない。
次に、玄関子機1の映像撮像制御部106にかかる第2の制御動作として、前述のような第2の近似度情報を受信した当該映像撮像制御部によれば、この第2の近似度情報と、被写体である来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較を行う。ここでは、比較結果として、第2の近似度情報が閾値の範囲には存在していないものの近い値であると判断され、これを検出した映像撮像制御部106は、映像撮像部101への制御として、前述の第1の近似度情報を受信した場合とは異なる態様で、AE制御、フレームレート制御のうち選択された何れかの制御を行う。
ここで、玄関子機1の輪郭検出部104は、前述のような第2の制御動作にかかるAE制御、フレームレート制御から選択された何れかの制御がなされた映像撮像部101にて生成される映像信号が有する第2の輪郭情報を比較部105に送出する。この比較部105によれば、受信した第2の輪郭情報と、赤外光照明灯120の点灯によって図3(A)に示すように白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭な第1の輪郭情報との比較を再度行い、比較結果としての近似度情報が、前述のような図3(A)、(B)に示す当該輪郭情報の比較のように、白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭とされ極めて似ている旨の第1の近似度情報が算出されるまでの間、すなわち、第2の近似度情報が閾値と一致するまでの間、映像撮像制御部106による映像撮像部101への制御であって、前述のような第2の制御動作にかかるAE制御、フレームレート制御から選択された何れかの制御を繰り返して行う。
ここまでの制御により、玄関子機1の映像撮像制御部106によれば、映像撮像部101にて撮像される映像として、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像を撮像させることができる。この映像撮像部101にて生成された映像信号は、輪郭検出部104、子機映像処理部107、子機I/F111、子機/親機ラインL、居室親機2の親機I/F208、親機映像処理部203を経由して表示部201に伝送される。
したがって、居住者によれば、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像を、居室親機2の表示部201の出画映像をもとに確認することができる。このとき、玄関子機1の照明部102を構成する白色光照明灯121は、前述の第1の制御動作時と同様、消灯状態のまま保持されているため、来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることもない。
次に、玄関子機1の映像撮像制御部106にかかる第3の制御動作として、前述のような第3の近似度情報を受信した当該映像撮像制御部によれば、この第3の近似度情報と、被写体である来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較を行う。ここでは、比較結果として、第3の近似度情報が閾値の範囲には存在しておらず、この範囲より大きくズレていると判断され、これを検出した映像撮像制御部103は、照明部102を構成する白色光照明灯120への白色照明制御を開始し、具体的には、例えば、「弱/中/強」のように予め設定された明るさレベルを、時間の経過とともに「弱」→「中」→「強」の順序で漸次調整する。
ここで、玄関子機1の輪郭検出部104は、前述のように明るさレベルが漸次調整された白色光照明灯120の点灯時において映像撮像部101にて生成される映像信号が有する第2の輪郭情報を比較部105に送出する。この比較部105によれば、受信した第2の輪郭情報と、白色光照明灯121の点灯によって図3(A)に示すように白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭な第1の輪郭情報との比較を再度行い、比較結果としての近似度情報が、前述のような図3(A)、(B)に示す当該輪郭情報の比較のように、白黒線画で表される来訪者の輪郭が明瞭とされ極めて似ている旨の第1の近似度情報が算出されるまでの間、すなわち、第2の近似度情報が閾値と一致するまでの間、映像撮像制御部106による白色光照明灯120への白色照明制御を繰り返すことで、その明るさレベルを「弱」→「中」→「強」の順序で漸次調整することができる。
ここまでの制御により、玄関子機1の映像撮像制御部106によれば、映像撮像部101にて撮像される映像として、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像を撮像させることができる。この映像撮像部101にて生成された映像信号は、輪郭検出部104、子機映像処理部107、子機I/F111、子機/親機ラインL、居室親機2の親機I/F208、親機映像処理部203を経由して表示部201に伝送される。
したがって、居住者によれば、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像を、居室親機2の表示部201の出画映像をもとに確認することができる。このとき、玄関子機1の照明部102を構成する白色光照明灯121は、その明るさレベルが「弱」→「中」→「強」の順序で漸次調整されるため、来訪者によれば、不必要な眩しさ等を感じることはなく、当該来訪者に対して不快感を与えることもない。
なお、居住者によれば、明るさが十分に確保され、その輪郭が明瞭で視認性の高い来訪者の映像をもとに来訪者の判別を行うことで可能であり、この後、来訪者からの呼出しに応答するにあたって、居室親機2の親機操作部200を使用して所定の応答操作を行うと、この操作を検出した親機CPU207及び玄関子機1の子機CPU109の制御により、居住者によって使用される親機通話部202を構成するマイクから親機音声処理部204、親機I/F208、子機/親機ラインL、子機I/F111、子機音声処理部108を経由して来訪者によって使用される子機通話部103を構成するスピーカまでの信号伝送路(通話路)と、来訪者によって使用される子機通話部103を構成するマイクから子機音声処理部108、子機I/F111、子機/親機ラインL、親機I/F208、親機音声処理部207を経由して居住者によって使用される親機通話部202を構成するスピーカまでの信号伝送路(通話路)とがそれぞれ形成され、音声信号を送受信することで通話が成立する。
前述までの説明から明らかなように、本発明のインターホン装置によれば、玄関子機1から居室親機2への呼出時において所定時間点灯される赤外光照明灯120の点灯状態/消灯状態の相違に対応して映像撮像部101にて生成される映像信号が有する第1、第2の輪郭情報を輪郭検出部104にて検出し、これらの輪郭情報をもとに比較部105にて算出される近似度と被写体である来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較結果によって、映像撮像制御部106による映像撮像部101へのAE制御、フレームレート制御、及び白色光照明灯121の明るさレベルを漸次調整する白色照明制御のうち、何れかの制御について近似度が閾値に一致するまでの間繰り返して行うことができる。
これにより、被写体である来訪者や住戸玄関の周囲環境下の明るさをリアルタイムで検知し、その明るさを検知する動作の信頼性が高められるばかりでなく、映像撮像部101に対してAE制御、フレームレート制御及び白色照明制御から選択された何れかの制御を行うことで、明るさが十分に確保されているのにも関らず白色光照明灯121を点灯させるような誤った動作が行われないため、来訪者が眩しさを感じる等、不快感を与えることもない。
最後に、本発明のインターホン装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。例えば、本発明の実施例によれば、照明部102を構成する赤外光照明灯120及び白色光照明灯121を映像撮像制御部106によって制御させるにあたり、玄関子機1の機器内部に備えたが、この構成態様に限定されるものではなく、映像撮像制御部106によって制御される限り、玄関子機1と別体で独立させて設けてもよい。
1……玄関子機
100……子機操作部
101……映像撮像部
103……子機通話部
104……輪郭検出部
105……比較部
106……映像撮像制御部
120……赤外光照明灯
121……白色光照明灯
2……居室親機
200……親機操作部
201……表示部
202……親機通話部

Claims (3)

  1. 住戸玄関に設置され来訪者が居住者を呼出すための子機操作部(100)、前記来訪者の映像を撮像して映像信号を生成するための映像撮像部(101)及び前記来訪者が前記居住者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信する子機通話部(103)を有する玄関子機(1)と、住戸内に設置され前記来訪者からの呼出しに前記居住者が応答するための親機操作部(200)、前記玄関子機の前記映像撮像部にて生成された映像信号を出画するための表示部(201)及び前記居住者が前記来訪者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信する親機通話部(202)を有する居室親機(2)とを備えるインターホン装置であって、
    前記玄関子機には、前記来訪者による呼出時に所定時間点灯される赤外光照明灯(120)と、前記赤外光照明灯が点灯状態のときに前記映像撮像部にて生成される映像信号が有する第1の輪郭情報、前記点灯状態の前記赤外光照明灯が消灯状態に切換えられた後に前記映像撮像部にて生成される映像信号が有する第2の輪郭情報をそれぞれ検出するための輪郭検出部(104)と、前記輪郭検出部にて検出される前記第1、第2の輪郭情報を比較し、近似度を算出するための比較部(105)と、前記比較部にて算出された近似度と前記来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較結果をもとに、前記映像撮像部に対してAE制御、フレームレート制御及び白色照明制御から選択された何れかの制御を行うための映像撮像制御部(106)とを備え、
    前記玄関子機の前記映像撮像制御部は、前記近似度が前記閾値に一致するまでの間、前記映像撮像部への制御を繰り返すことを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記玄関子機には、前記来訪者や前記住戸玄関の周囲環境下の明るさを確保するために点灯される白色光照明灯(121)を備え、
    前記玄関子機の前記映像撮像制御部は、前記比較部にて算出された近似度と前記来訪者の判別が可能な当該近似度に対応して予め設定された閾値との比較結果をもとに前記白色光照明灯を前記白色照明制御し、前記近似度が前記閾値に一致するまでの間、前記白色照明制御を繰り返すことを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  3. 前記玄関子機の前記映像撮像制御部は、前記白色照明制御として前記白色光照明灯の明るさレベルを漸次調整することを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。
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