JP4901600B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents

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本発明は、玄関子機のカメラにて撮像された映像を居室親機のモニタに出画するテレビドアホン装置に係り、特に、カメラにて撮像される映像の逆光成分を補正することができるテレビドアホン装置に関する。
従来から、この種のテレビドアホン装置として、標準カメラ付ドアホン子器にて撮像された映像をモニターテレビ付インターホンのCRT表示画面に映し出すにあたり、当該映像に入っている逆光(逆光成分)を補正することができるテレビインターホンシステムにおける映像信号伝送方法及びこれを使用したテレビインターホンシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平5−236479号公報(例えば、段落[0022]、第1図、第2図等)
背景技術に記載した特許文献1において開示されている逆光(逆光成分)の補正技術を適用するにあたり、例えば、標準カメラ付ドアホン子器からモニターテレビ付インターホンへの呼出中、或いは、標準カメラ付ドアホン子器及びモニターテレビ付インターホンの間の通話中に逆光(逆光成分)の補正が行われ、その後に通話が終了したとすると、当該子機の周辺近傍の状況に余り変化がみられないのにも関わらず当該補正動作が停止する虞があり、前述の通話の終了後における再度の呼出時において逆光(逆光成分)の補正動作を行うためには、所定の操作が必要とされ煩雑さを有していた。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するにあたり、補正動作のための操作を不要にして、予め動作している逆光成分の補正動作を保持、或いは、逆光成分の補正動作を始めることにより、利用者の利便性を高めたテレビドアホン装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるテレビドアホン装置は、カメラを有する玄関子機と、伝送路を経由して玄関子機に接続され当該玄関子機からの呼び出しに応答して通話を成立させ、玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタを有する居室親機とを設けたものである。居室親機には、当該居室親機の親機電源及び玄関子機の子機電源をそれぞれ生成するための親機電源回路と、親機電源回路にて生成される子機電源の電圧値を変化させて玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路と、操作部の操作により逆光補正信号生成回路にて逆光補正信号を生成させ、逆光補正信号の生成後における所定の逆光補正動作時間の計時を行うためのタイマ回路と、タイマ回路にて計時される所定の逆光補正動作時間内において玄関子機からの呼び出しを検出したとき、逆光補正信号生成回路での逆光補正信号の生成を継続させて逆光成分の補正動作を保持するためのCPUとを備えている。玄関子機には、カメラにて撮像された映像を信号処理して映像信号を生成するための映像信号生成回路と、逆光補正信号を受信して映像信号の逆光成分を補正するように映像信号生成回路を制御するための逆光補正信号検出回路と、子機電源を充電し、逆光補正信号が受信されたときに充電された子機電源を放電するための充放電回路と、充放電回路を経由して充放電された子機電源を受電するための子機電源回路とを備えている。
また、本発明の第2の態様であるテレビドアホン装置は、本発明の第1の態様において、居室親機のCPUは、逆光補正動作時間内に当該居室親機及び玄関子機の間で成立されている通話の終了を検出したとき、逆光補正信号生成回路での逆光補正信号の生成を継続させて逆光成分の補正動作を保持するものである。
また、本発明の第3の態様であるテレビドアホン装置は、本発明の第1の態様又は第2の態様において、逆光補正信号は、カウント可能なパルス信号であって、逆光補正信号検出回路は、パルス信号をカウント可能なカウンタICで構成したものである。
また、本発明の第4の態様であるテレビドアホン装置は、カメラを有する玄関子機と、伝送路を経由して玄関子機に接続され当該玄関子機からの呼び出しに応答して通話を成立させ、玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタを有する居室親機とを設けたものである。居室親機には、操作部の操作により玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路と、逆光補正信号の生成後における所定の逆光補正動作時間の計時を行うためのタイマ回路と、タイマ回路にて計時される所定の逆光補正動作時間内において玄関子機からの呼び出しを検出したとき、逆光補正信号の生成を継続させて逆光成分の補正動作を保持するための親機CPUとを備えている。玄関子機には、カメラにて撮像された映像を信号処理して映像信号を生成するための映像信号生成回路と、逆光補正信号を検出するための逆光補正信号検出回路と、逆光補正信号検出回路にて検出された逆光補正信号により映像信号の逆光成分を補正するように映像信号生成回路を制御するための子機CPUとを備えている。
また、本発明の第5の態様であるテレビドアホン装置は、本発明の第4の態様において、居室親機の親機CPUは、逆光補正動作時間内に当該居室親機及び玄関子機の間で成立されている通話の終了を検出したとき、逆光補正信号生成回路での逆光補正信号の生成を継続させて逆光成分の補正動作を保持するものである。
本発明のテレビドアホン装置によれば、玄関子機から居室親機への呼出中、或いは、玄関子機及び居室親機の間の通話中において、居室親機の逆光補正信号生成回路にて生成される逆光補正信号により玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分の補正が行われており、その後に通話が終了した場合、これを検出したCPU(親機CPU)は、タイマ回路にて計時される所定の逆光補正動作時間内、操作部の使用による補正動作のための操作を不要にして、逆光補正信号生成回路における逆光補正信号の生成を継続させて当該補正動作を保持する、或いは、逆光補正信号生成回路における逆光補正信号の生成を開始させて当該補正動作を始めることができ、利用者の利便性が高められる。
また、本発明のテレビドアホン装置によれば、居室親機から玄関子機に供給される子機電源の電圧値を変化させた逆光補正信号を構成するパルス信号のカウント値をもとに、玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正することができ、居室親機から玄関子機に送出される逆光補正信号の変調処理が不要となり、その変調処理に必要とされる回路も不要となるため、当該居室親機の回路構成を簡素化できる。また、玄関子機においても、居室親機から供給されてくる直流電圧には、逆光補正信号を変調処理した変調信号が重畳されることはなく、この変調信号の復調処理が不要となるため、当該玄関子機の回路構成を簡素化でき、ゆえに、装置全体のコストが低減されることになる。
以下、本発明のテレビドアホン装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例によるテレビドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図である。このテレビドアホン装置は、住戸外、例えば、玄関に設置される玄関子機1と、呼出・通話ラインL10、2線の電源・映像ラインL11、L12により構成された伝送路L1を経由して玄関子機1に接続され、住戸内に設置される居室親機2とが設けられている。
玄関子機1には、呼出ボタン100、カメラ101、映像信号生成回路102、逆光補正信号検出回路103、映像変調回路104、子機マイク105、子機スピーカ106、子機通話回路107、2つの子機インピーダンス制御回路(以下、第1、第2の各子機インピーダンス制御回路という。)108、109、2つの整流ダイオード(以下、第1、第2の各整流ダイオードという。)110、111、充放電回路112及び子機電源回路113が備えられている。
この玄関子機1において、呼出ボタン100は、玄関に居る人物、例えば、来訪者が、住戸内に在室中の居住者を呼び出すために操作するものであり、呼出・通話ラインL10に接続されている。
カメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像や玄関の周囲近傍の映像等を撮像するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像媒体が好適とされる。また、映像信号生成回路102は、カメラ101にて撮像された映像について信号処理を行い、電気信号の映像信号を生成するためのものである。また、逆光補正信号検出回路103は、映像信号生成回路102にて生成される映像信号の逆光成分を補正するように当該映像信号生成回路を制御するためのものであり、カウンタICで構成されている。さらに、映像変調回路104は、映像信号生成回路102にて生成された映像信号をFM変調するためのものであり、2線の電源・映像ラインL11、L12にそれぞれ接続されている。
子機マイク105及び子機スピーカ106は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。また、子機通話回路107は、子機マイク105及び子機スピーカ106にて入出力される音声である電気信号の音声信号について4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等の信号処理を行うためのものであり、呼出・通話ラインL10に接続されている。なお、子機スピーカ106は、前述の通話機能の他に、後述する呼出確認音や音声メッセージ等を出力することもでき、呼出・通話ラインL10に接続されている。
第1の子機インピーダンス制御回路108は、2線の電源・映像ラインL11、L12をそれぞれ経由して居室親機2から供給されてくる子機電源(後述する逆光補正信号を含む。)のインピーダンスが低下するように、そのインピーダンス値を制御するとともに、電源・映像ラインL11への交流電圧・信号の送出を遮断するためのものである。また、第2の子機インピーダンス制御回路109は、電源・映像ラインL12への交流電圧・信号の送出を遮断するためのものであり、アース接地されている。
第1の整流ダイオード110は、第1の子機インピーダンス制御回路108から逆光補正信号検出回路103への電源供給路を形成するためのものである。また、第2の整流ダイオード111は、第1の子機インピーダンス制御回路108から充放電回路112への電源供給路を形成するためのものである。
充放電回路112は、第2の整流ダイオード111を経由して供給されてくる居室親機2からの子機電源を充電し、充電された子機電源を、居室親機2の後述する逆光補正信号生成回路210からの逆光補正信号を受信したときに放電し、子機電源回路113に供給するためのものである。また、子機電源回路113は、充放電回路112を経由して充放電された子機電源を受電し、当該玄関子機の構成各部/回路にそれぞれ供給するためのものである。
また、居室親機2には、呼出検出回路200、親機マイク201、親機スピーカ202、親機通話回路203、呼出・通話切替回路204、モニタ205、映像復調回路206、画面生成回路207、出画内容切替回路208、親機電源回路209、逆光補正信号生成回路210、2つの親機インピーダンス制御回路(以下、第1、第2の各親機インピーダンス制御回路という。)211、212、操作部213及びCPU214が備えられている。
この居室親機2において、呼出検出回路200は、来訪者による玄関子機1の呼出ボタン100の操作の有無を検出するためのものであり、呼出・通話切替回路204を経由して呼出・通話ラインL10と、CPU214とにそれぞれ接続されている。
親機マイク201及び親機スピーカ202は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。また、親機通話回路203は、CPU214により制御され、親機マイク201及び親機スピーカ202にて入出力される音声である電気信号の音声信号について4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等の信号処理を行うためのものであり、呼出・通話切替回路204を経由して呼出・通話ラインL10と、CPU214とにそれぞれ接続されている。なお、親機スピーカ202は、前述の通話機能の他に、後述する呼出音や音声メッセージ等を出力することもできる。
呼出・通話切替回路204は、CPU214の制御により切り替えられ、呼出・通話ラインL10から呼出検出回路200への信号伝送路、及び呼出・通話ラインL10と親機通話回路203との間の信号伝送路(通話路)のうち何れか一方の信号伝送路を形成するためのものである。
モニタ205は、CPU214の制御により出画状態に制御され、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像、或いは、画面生成回路207にて生成された所定の色の画面及び/又は逆光補正中であることの表示画面を出画するためのものであり、例えば、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等の各種の出画表示媒体が好適とされる。また、映像復調回路206は、CPU214により制御され、2線の電源・映像ラインL11、L12をそれぞれ経由して玄関子機1から伝送されてくる映像信号をFM復調するためのものである。さらに、画面生成回路207は、CPU214により制御され、モニタ205に出画させる所定の色の画面及び/又は逆光補正中であることの表示画面を生成するためのものである。なお、モニタ205は、前述の出画機能能の他に、後述する呼出メッセージ、絵データ等を表示することもできる。
出画内容切替回路208は、CPU214の制御により切り替えられ、映像復調回路206からモニタ205への信号伝送路、及び画面生成回路207からモニタ205への信号伝送路のうち何れか一方の信号伝送路を形成するためのものである。
親機電源回路209は、CPU214により制御され、商用電源について整流・平滑させた居室親機2の親機電源を生成し、当該居室親機の構成各部/回路にそれぞれ供給するとともに、玄関子機1の子機電源を生成するためのものである。また、逆光補正信号生成回路210は、CPU214により制御され、親機電源回路209にて生成される子機電源の電圧値を変化させて玄関子機1のカメラ101にて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成するものである。なお、逆光補正信号生成回路210にて生成される逆光補正信号は、玄関子機1の逆光補正信号検出回路103にてカウント可能なパルス信号である。
第1の親機インピーダンス制御回路211は、親機電源回路209から逆光補正信号生成回路210を経由して供給する子機電源(逆光補正信号)のインピーダンスが低下するように、そのインピーダンス値を制御するとともに、電源・映像ラインL11への交流電圧・信号の送出を遮断するためのものである。また、第2の親機インピーダンス制御回路212は、電源・映像ラインL12への交流電圧・信号の送出を遮断するためのものであり、アース接地されている。
操作部213は、来訪者からの呼び出しがあることを確認した居住者が当該来訪者との間で通話を成立させるための操作(応答操作)、逆光補正信号生成回路210にて逆光補正信号を生成させるための操作等が行われるものであり、これらの操作は、CPU214にて検出される。
CPU214は、当該居室親機の構成各部/回路をそれぞれ制御するためのものであり、具体的には、操作部213の操作により逆光補正信号生成回路210にて逆光補正信号を生成させた後における所定の逆光補正動作時間の計時を行うためのタイマ回路214aが備えられている。このCPU214は、タイマ回路214aにて計時される所定の逆光補正動作時間内において玄関子機1からの呼び出しを検出したとき、逆光補正信号生成回路210での逆光補正信号の生成を継続させて逆光成分の補正動作を保持する制御を行うことができる。
このように構成された本発明の第1の実施例によるテレビドアホン装置において、以下、具体的な動作について、図3(a)、(b)の各フローチャート図を参照して説明する。
図1に示すテレビドアホン装置が待受状態、すなわち、来訪者により玄関子機1の呼出ボタン100が操作されておらず通話も成立していない状態において、居室親機2の呼出・通話切替回路204は、CPU214の制御により、呼出・通話ラインL10が呼出検出回路200に接続されるように切り替えられている。また、同様な待受状態において、出画内容切替回路208は、CPU214の制御により、映像復調回路206がモニタ205に接続されるように切り替えられている。
前述のような待受状態のとき、来訪者が居住者を呼び出すために玄関子機1の呼出ボタン100を操作(以下、第1の呼出操作という。)すると、この呼出ボタン100から呼出・通話ラインL10、居室親機2の呼出・通話切替回路204を経由して呼出検出回路200に呼出信号が伝送される。
居室親機2の呼出検出回路200は、玄関子機1からの呼出信号を受信すると、来訪者による呼び出し(第1の呼び出し)があったことを検出し、その旨の呼出検出信号を生成してCPU214に送出する。この呼出検出信号を受信したCPU214は、待受状態から呼出状態に移行され、親機電源回路209を制御して当該居室親機の構成各部/回路が動作可能な所定の電圧レベル(詳述せず。)の親機電源を生成させるとともに、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を生成して親機スピーカ202から出力させ、さらには、モニタ205及び映像復調回路206がそれぞれ能動となるように制御し、当該モニタを出画可能な状態にすることができる。なお、CPU214は、出画可能な状態に制御したモニタ205に、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
また、居室親機2において、待受状態から呼出状態に移行されたCPU214は、親機電源回路209を制御して、玄関子機1の構成各部/回路が動作可能な所定の電圧レベルの子機電源、例えば、DC12Vの子機電源を生成させる。この子機電源は、非能動状態に制御されている逆光補正信号生成回路210を経由して第1の親機インピーダンス制御回路211に供給され、インピーダンス値が低下するように制御された後、電源・映像ラインL11を経由して玄関子機1の第1の子機インピーダンス制御回路108に供給される。
玄関子機1の第1の子機インピーダンス制御回路108は、電源・映像ラインL11に重畳されて居室親機2から供給されてきた子機電源のインピーダンス値が低下するように制御した後、第1の整流ダイオード110を経由して逆光補正信号検出回路103と、第2の整流ダイオード111を経由して充放電回路112とにそれぞれ送出する。ここで、充放電回路112は、第2の整流ダイオード111を経由して供給されてくる子機電源を充放電し、子機電源回路113に供給することにより、この子機電源回路113は、受電した子機電源を動作電源として、当該玄関子機の構成各部/回路にそれぞれ供給することができる。また、逆光補正信号検出回路103は、第1の整流ダイオード110を経由して供給されてくる子機電源の電圧レベルがDC12Vであり、後述する逆光補正信号を構成するカウント可能なパルス信号でないため、何ら動作を行うことはない。
なお、前述までの説明においては、待受状態から呼出状態に移行された居室親機2のCPU214による制御として、親機スピーカ202及びモニタ205の使用による呼出報知制御と、親機電源回路209への電源供給制御とについて説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、CPU214にて生成させた呼出確認音信号を、切り替えた呼出・通話切替回路204、呼出・通話ラインL10を経由して玄関子機1の子機スピーカ106に送出することにより、呼出確認音や音声メッセージ等が子機スピーカ106から出力され、来訪者による呼出操作が正常に呼出報知されたことを当該来訪者に確認させることもできる。
次に、玄関子機1の子機電源回路113からの子機電源が動作電源となり能動にされたカメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像や玄関の周囲近傍の映像等の撮像を開始する。この映像は、映像信号生成回路102を経由して電気信号の映像信号に信号処理される。また、映像変調回路104は、映像信号生成回路102にて生成された映像信号をFM変調した後、2線の電源・映像ラインL11、L12を経由して居室親機2の映像復調回路206に送出する。
居室親機2の映像復調回路206は、2線の電源・映像ラインL11、L12に重畳されて玄関子機1から伝送されてきた映像信号を復調し、出画内容切替回路208を経由してモニタ205に送出することにより、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像、すなわち、呼出操作を行った来訪者の映像や玄関の周囲近傍の映像等を、モニタ205に出画させることができる。
次に、玄関子機1のカメラ101(の撮像面)に入射される逆光の影響で、居室親機2のモニタ205に出画されている映像が例えば、白くなり視認性が低くなると、これを確認した居住者は、操作部213を使用して逆光(逆光成分)を補正するための操作を行うことができる。この操作を検出したCPU214は、タイマ回路214aにて所定の逆光補正動作時間の計時を開始させ(ステップST1)、映像復調回路206が非能動、逆光補正信号生成回路210が能動となるようにそれぞれ制御するとともに、出画内容切替回路208を制御して、映像復調回路206からモニタ205への信号伝送路を画面生成回路207からモニタ205への信号伝送路に切り替え、さらには、画面生成回路207にて所定の色の画面、例えば、黒色の画面、及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面を生成させることができる。
前述までの制御により、居室親機2の逆光補正信号生成回路210は、親機電源回路209にて生成されたDC12Vの子機電源の電圧値を変化、例えば、2秒間0Vに変化させ、玄関子機1のカメラ101にて撮像される映像の逆光成分を補正するための信号として、カウント可能なパルス信号により構成される逆光補正信号を生成することができる。この逆光補正信号は、前述の子機電源と同様な信号伝送路を経由して、玄関子機1の逆光補正信号検出回路103及び充放電回路112にそれぞれ伝送される。
ここで、玄関子機1の充放電回路112は、居室親機2からの逆光補正信号を受信すると、逆光補正信号生成回路210にて逆光補正信号が生成される前から当該充放電回路に予め充電されていたDC12Vの子機電源を放電し、子機電源回路113に供給することにより、カメラ101をはじめとした玄関子機1の構成各部/回路、例えば、映像撮像処理機能(101、102、104)への動作電源を確保することができる。
また、玄関子機1の逆光補正信号検出回路103は、居室親機2からの逆光補正信号を受信すると、当該逆光補正信号を構成するパルス信号のカウント値をカウントして、映像信号生成回路102にて生成される映像信号の逆光成分を補正するように、当該映像信号生成回路を制御することができる。なお、逆光成分が補正された映像信号は、映像信号生成回路102から映像変調回路104、2線の電源・映像ラインL11、L12を経由して居室親機2の映像復調回路206に伝送されるものの、出画内容切替回路208を経由したモニタ205への接続が当該映像復調回路ではなく画面生成回路207に接続されていることから、玄関子機1のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像は、モニタ205に出画されず、画面生成回路207にて生成された所定の色の画面、例えば、黒色の画面、及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面が出画されることにより、居住者に不快感を与えずに逆光成分の補正動作が可能となる。
なお、居室親機2において、前述の逆光補正処理が終了すると、これを検出したCPU214は、映像復調回路206が能動、画面生成回路207及び逆光補正信号生成回路211が非能動となるようにそれぞれ制御するとともに、出画内容切替回路208を制御して、画面生成回路207からモニタ205への信号伝送路を映像復調回路206からモニタ205への信号伝送路に切り替えることにより、モニタ205には、玄関子機1のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像が出画されることから、逆光の影響がなく視認性の高い映像を確保することができる。
次に、逆光補正動作時間内において、来訪者からの呼び出しに応答するために、居住者が居室親機2の操作部213を使用して応答操作を行うと、この操作を検出したCPU214は通話状態となり、呼出・通話切替回路206を制御して、呼出・通話ラインL10から呼出検出回路200への接続を呼出・通話ラインL10及び親機通話回路203の間の接続に切り替えるとともに、親機通話回路203が能動となるように制御することができる。
前述までの制御により、居住者が使用する居室親機2の親機マイク201から親機通話回路203、呼出・通話切替回路204、呼出・通話ラインL10、玄関子機1の子機通話回路107を経由して来訪者が使用する子機スピーカ106までの信号伝送路と、来訪者が使用する玄関子機1の子機マイク105から子機通話回路107、呼出・通話ラインL10、居室親機2の呼出・通話切替回路204、親機通話回路203を経由して居住者が使用する親機スピーカ202までの信号伝送路とがそれぞれ形成され、形成された各信号伝送路を経由して音声信号を送受信させることで通話が成立する。
次に、前述の呼出中、或いは、通話中に逆光成分の補正動作を行い、その逆光補正動作時間内において成立されていた通話を終了させるために、居住者が居室親機2の操作部213を使用して終話操作を行うと(ステップST1、ST2)、この操作を検出したCPU214は、逆光補正動作時間内における待受状態となり、呼出・通話切替回路206を制御して、呼出・通話ラインL10及び親機通話回路203の間の接続を呼出・通話ラインL10から呼出検出回路200への接続に切り替え、さらには、親機通話回路203が非能動となるように制御することができる。
この後、逆光補正動作時間内において、第1の呼出操作と同一又は別途の来訪者が居住者を呼び出すために、玄関子機1の呼出ボタン100を使用して呼出操作(以下、第2の呼出操作という。)を行うと(ステップST3、ST4)、前述の第1の呼出操作時と同様、居室親機2の呼出検出回路200からの呼出検出信号を受信したCPU214は呼出状態となり、所定の呼出報知を行うことができる(ステップST5)。
前述までの制御により、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像は、映像信号生成回路102にて逆光成分が補正された映像信号として、映像信号生成回路102から映像変調回路104、2線の電源・映像ラインL11、L12を経由して居室親機2の映像復調回路206に伝送されるため、逆光成分が補正された映像がモニタ205に出画されることになる。したがって、居住者にとっては、来訪者による第2の呼出操作時において、居室親機2の操作部213の使用による逆光成分の補正動作を行うための操作が不要となり、玄関子機1のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像をモニタ205に出画させることができ、ゆえに、第2の呼出操作の時点より、逆光の影響がなく視認性の高い映像を確保することができる(ステップST5)。
また、逆光補正動作時間内において、第2の呼出操作が行われずに、前述の逆光補正動作時間がタイマ回路214aにてタイムアップとなると(ステップST3)、これを検出した居室親機2のCPU214は、玄関子機1への電源供給を遮断するため、当該テレビドアホン装置は待受状態となる(ステップST6、ST7)。
なお、前述までの説明によれば、前述の呼出中、或いは、通話中に逆光成分の補正動作を行い、その逆光補正動作時間内に成立されていた通話を終了させるにあたり、当該逆光補正動作時間内においては、居室親機2のCPU214の制御により逆光補正信号生成回路210の能動状態を継続させることで玄関子機1への電源供給を保持した態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、前述の終話操作を検出したタイミングのCPU214による制御として(ステップST51、ST52)、逆光補正信号生成回路210が非能動となるように制御することにより、玄関子機1への電源供給の遮断、すなわち、逆光補正信号の送出が停止されるため、当該テレビドアホン装置は待受状態となる(ステップST56)。
この後、逆光補正動作時間内において、第1の呼出操作と同一又は別途の来訪者が居住者を呼び出すために、玄関子機1の呼出ボタン100を使用して第2の呼出操作を行うと(ステップST53、ST54)、前述の第1の呼出操作時と同様、居室親機2の呼出検出回路200からの呼出検出信号を受信したCPU214は呼出状態となり、所定の呼出報知を行うことができる(ステップST55)。
また、居室親機2において、逆光補正動作時間内における呼出状態のCPU214は、逆光補正信号生成回路210が能動となるように制御するとともに、映像復調回路206が能動となるように制御し、さらには、出画内容切替回路208を制御して、映像復調回路206からモニタ205への信号伝送路を形成させることができる。
前述までの制御により、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像は、映像信号生成回路102にて逆光成分が補正された映像信号として、映像信号生成回路102から映像変調回路104、2線の電源・映像ラインL11、L12を経由して居室親機2の映像復調回路206に伝送されるため、逆光成分が補正された映像がモニタ205に出画されることになる。したがって、居住者にとっては、来訪者による第2の呼出操作時において、居室親機2の操作部213の使用による逆光成分の補正動作を行うための操作が不要となり、玄関子機1のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像をモニタ205に出画させることができ、ゆえに、第2の呼出操作の時点より、逆光の影響がなく視認性の映像を確保することができる(ステップST55)。
なお、本発明の第1の実施例によるテレビドアホン装置においては、居室親機2から玄関子機1に供給される子機電源の電圧値を変化させた逆光補正信号を構成するパルス信号のカウント値をもとに、逆光補正信号検出回路103が映像信号生成回路102を制御してカメラ101にて撮像される映像の逆光成分を補正することができ、居室親機2から玄関子機1に送出される逆光補正信号の変調処理が不要となり、その変調処理に必要とされる回路も不要となるため、当該居室親機の回路構成を簡素化できる。また、玄関子機1の子機電源回路113においても、居室親機2から供給されてくる直流電圧には、逆光補正信号を変調処理した変調信号が重畳されることはなく、この変調信号の復調処理が不要となるため、当該玄関子機の回路構成を簡素化でき、ゆえに、装置全体のコストが低減されることになる。
また、本発明の第1の実施例によるテレビドアホン装置においては、居室親機2が有する機能として、計時機能を構成するタイマ回路214aをCPU214に内蔵させた態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、タイマ回路214aをCPU214から独立させて居室親機2に備え、CPU214により制御させることもできる。
次に、本発明の第2の実施例によるテレビドアホン装置について、図2のブロック図を参照して説明する。このテレビドアホン装置は、住戸外、例えば、玄関に設置される玄関子機51と、伝送路L51を経由して玄関子機51に接続され、住戸内に設置される居室親機52とが設けられている。なお、玄関子機51及び居室親機52の構成をそれぞれ説明するにあたり、前述の第1の実施例において適用された玄関子機1及び居室親機2の構成各部/回路と同一の作用を有する該当部/回路については、同一の符号を付与して説明は省略するものとする。
玄関子機51には、呼出ボタン100、カメラ101、映像信号生成回路102、映像変調回路104、子機マイク105、子機スピーカ106、子機通話回路107、子機インピーダンス制御回路510、子機電源回路511、子機伝送回路(以下、子機I/Fという。)512及び子機CPU513が備えられている。
この玄関子機51において、子機インピーダンス制御回路510は、子機CPU513により制御され、伝送路L51を経由して居室親機52から供給されてくる子機電源のインピーダンスが低下するように、そのインピーダンス値を制御するとともに、伝送路L51への交流電圧・信号の送出を遮断するためのものである。
子機電源回路511は、子機CPU513により制御され、子機インピーダンス制御回路510を経由してインピーダンスが低下された子機電源を受電し、この子機電源を当該玄関子機の構成各部/回路にそれぞれ供給するためのものである。
子機I/F512は、映像変調回路104から伝送路L51への信号伝送ライン(信号伝送路)、伝送路L51から子機スピーカ106への信号伝送ライン(信号伝送路)、子機通話回路107及び伝送路L51の間の信号伝送ライン(信号伝送路)、伝送路L51から子機インピーダンス制御回路510への電源供給ライン(電源供給路)、子機CPU513及び伝送路L51の間の信号伝送ライン(信号伝送路)をそれぞれ形成するためのものである。
子機CPU513は、当該玄関子機の構成各部/回路をそれぞれ制御するためのものであり、具体的には、居室親機52から伝送されてくる後述する逆光補正信号を検出するための逆光補正信号検出回路513aが備えられている。この子機CPU513は、逆光補正信号検出回路513aにて検出された逆光補正信号により映像信号の逆光成分を補正するように映像信号生成回路102を制御することができる。
また、居室親機52には、呼出検出回路200、親機マイク201、親機スピーカ202、親機通話回路203、モニタ205、映像復調回路206、画面生成回路207、親機電源回路209、操作部213、親機インピーダンス制御回路520、親機伝送回路(以下、親機I/Fという。)521及び親機CPU522が備えられている。
この居室親機52において、親機インピーダンス制御回路520は、親機CPU522により制御され、玄関子機51の子機電源回路511に供給するために親機電源回路209にて生成された子機電源のインピーダンスが低下するように、そのインピーダンス値を制御するとともに、伝送路L51への交流電圧・信号の送出を遮断するためのものである。
親機I/F521は、伝送路L51から呼出検出回路200への信号伝送ライン(信号伝送路)、親機通話回路203及び伝送路L51の間の信号伝送ライン(信号伝送路)、伝送路L51から映像復調回路206への信号伝送ライン(信号伝送路)、親機インピーダンス制御回路520から伝送路L51への電源供給ライン(電源供給路)、親機CPU522及び伝送路L51の間の信号伝送ライン(信号伝送路)をそれぞれ形成するためのものである。
親機CPU522は、当該居室親機の構成各部/回路をそれぞれ制御するためのものであり、具体的には、玄関子機51のカメラ101にて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路522aと、操作部213の操作を検出して逆光補正信号生成回路522aにて逆光補正信号を生成させた後における所定の逆光補正動作時間の計時を行うためのタイマ回路522bとが備えられている。
このように構成された本発明の第2の実施例によるテレビドアホン装置において、以下、具体的な動作について、前述の第1の実施例と同様、図3(a)、(b)の各フローチャート図を参照して説明する。
図2に示すテレビドアホン装置が待受状態、すなわち、来訪者により玄関子機51の呼出ボタン100が操作されておらず通話も成立していない状態において、来訪者が居住者を呼び出すために呼出ボタン100を操作すると、この操作を検出した子機CPU513は、待受状態から呼出状態に移行され、子機インピーダンス制御回路510が能動となるように制御するとともに、呼出信号を生成し、子機I/F512、伝送路L51、居室親機52の親機I/F521を経由して呼出検出回路200に送出することができる。
居室親機52の呼出検出回路200は、玄関子機51からの呼出信号を受信すると、来訪者による呼び出しがあったことを検出し、その旨の呼出検出信号を生成して親機CPU522に送出する。この呼出検出信号を受信した親機CPU522は、待受状態から呼出状態に移行され、親機電源回路209を制御して当該居室親機の構成各部/回路が動作可能な所定の電圧レベル(詳述せず。)の親機電源を生成させるとともに、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を生成して親機スピーカ202から出力させ、さらには、モニタ205及び映像復調回路206がそれぞれ能動となるように制御し、当該モニタを出画可能な状態にすることができる。なお、親機CPU522は、出画可能な状態に制御したモニタ205に、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
また、居室親機52において、待受状態から呼出状態に移行された親機CPU522は、親機電源回路209を制御して、玄関子機51の子機電源回路511に供給される当該玄関子機の構成各部/回路が動作可能な所定の電圧レベルの子機電源、例えば、DC12Vの子機電源を生成させるとともに、親機インピーダンス制御回路520が能動となるように制御する。この子機電源は、親機インピーダンス制御回路520に供給され、インピーダンス値が低下するように制御された後、親機I/F521、伝送路L51、玄関子機51の子機I/F512を経由して子機インピーダンス制御回路510に供給される。
玄関子機51の子機インピーダンス制御回路510は、伝送路L51に重畳されて居室親機52から供給されてきた子機電源のインピーダンス値が低下するように制御した後、子機電源回路511に供給することにより、この子機電源回路511は、受電した子機電源を動作電源として、当該玄関子機の構成各部/回路にそれぞれ供給することができる。
なお、前述までの説明においては、待受状態から呼出状態に移行された居室親機52の親機CPU522による制御として、親機スピーカ202及びモニタ205の使用による呼出報知制御と、親機電源回路209(及び親機インピーダンス制御回路520)への電源供給制御とについて説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、親機CPU522にて生成させた呼出確認音信号を、親機I/F521、伝送路L51、玄関子機51の子機I/F512を経由して子機スピーカ106に送出することにより、呼出確認音や音声メッセージ等が子機スピーカ106から出力され、来訪者による呼出操作が正常に呼出報知されたことを当該来訪者に確認させることもできる。
次に、玄関子機51の子機電源回路511からの子機電源が動作電源となり能動にされたカメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像や玄関の周囲近傍の映像等の撮像を開始する。この映像は、映像信号生成回路102を経由して電気信号の映像信号に信号処理される。また、映像変調回路104は、映像信号生成回路102にて生成された映像信号をFM変調した後、子機I/F512、伝送路L51、居室親機52の親機I/F521を経由して映像復調回路206に送出する。
居室親機52の映像復調回路206は、伝送路L51に重畳されて玄関子機51から伝送されてきた映像信号を復調し、モニタ205に送出することにより、玄関子機51のカメラ101にて撮像された映像、すなわち、呼出操作を行った来訪者の映像や玄関の周囲近傍の映像等を、モニタ205に出画させることができる。
次に、玄関子機51のカメラ101(の撮像面)に入射される逆光の影響で、居室親機52のモニタ205に出画されている映像が例えば、白くなり視認性が低くなると、これを確認した居住者は、操作部213を使用して逆光(逆光成分)を補正するための操作を行うことができる。この操作を検出した親機CPU522は、タイマ回路522bにて所定の逆光補正動作時間の計時を開始させ(ステップST1)、当該逆光補正動作時間内において、逆光補正信号生成回路522aが能動となるように制御して逆光補正信号を生成させるとともに、映像復調回路206が非能動となるように制御し、さらには、画面生成回路207にて所定の色の画面、例えば、黒色の画面、及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面を生成させることができる。なお、親機CPU522の逆光補正信号生成回路522aにて生成された逆光補正信号は、親機I/F521、伝送路L51、玄関子機51の子機I/F512を経由して子機CPU513に伝送される。
玄関子機51の子機CPU513は、居室親機52からの逆光補正信号を逆光補正信号検出回路513aにて検出すると、映像信号生成回路102にて生成される映像信号の逆光成分を補正するように、当該映像信号生成回路を制御することができる。なお、逆光成分が補正された映像信号は、映像信号生成回路102から映像変調回路104、子機I/F512、伝送路L51、居室親機52の親機I/F521を経由して映像復調回路206に伝送されるものの、映像復調回路206は非能動に制御されているため、玄関子機51のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像は、モニタ205に出画されず、画面生成回路207にて生成された所定の色の画面、例えば、黒色の画面、及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面が出画されることにより、居住者に不快感を与えずに逆光成分の補正動作が可能となる。
なお、居室親機52において、前述の逆光補正処理が終了すると、これを検出した親機CPU522は、画面生成回路207及び逆光補正信号生成回路522aがそれぞれ非能動となるように制御するとともに、映像復調回路206が能動となるように制御することにより、モニタ205には、玄関子機51のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像が出画されることから、逆光の影響がなく視認性の高い映像を確保することができる。
次に、逆光補正動作時間内において、来訪者からの呼び出しに応答するために、居住者が居室親機2の操作部213を使用して応答操作を行うと、この操作を検出した親機CPU522は通話状態となり、親機通話回路203が能動となるように制御するとともに、玄関子機51の子機通話回路107を能動にするための通話制御信号を生成することができる。この通話制御信号は、前述の逆光補正信号と同様な経路を介して玄関子機51の子機CPU513に伝送される。
玄関子機51の子機CPU513は、居室親機52からの通話制御信号を受信すると通話状態となり、子機通話回路107が能動となるように制御することにより、居住者が使用する(居室親機52の)親機マイク201から親機通話回路203、親機I/F521、伝送路L51、(玄関子機51の)子機I/F512、子機通話回路107を経由して来訪者が使用する子機スピーカ106までの信号伝送ライン(信号伝送路)と、来訪者が使用する(玄関子機51の)子機マイク105から子機通話回路107、子機I/F512、伝送路L51、(居室親機52の)親機I/F521、親機通話回路203を経由して居住者が使用する親機スピーカ202までの信号伝送ライン(信号伝送路)とがそれぞれ形成され、形成された各信号伝送ライン(信号伝送路)を経由して音声信号を送受信させることで通話が成立する。
次に、前述の呼出中、或いは、通話中に逆光成分の補正動作を行い、その逆光補正動作時間内に成立されていた通話を終了させるために、居住者が居室親機52の操作部213を使用して終話操作を行うと(ステップST1、ST2)、この操作を検出した親機CPU522は、逆光補正動作時間内における待受状態となり、逆光補正信号生成回路522aが能動となる制御を継続させる一方、親機通話回路203及び画面生成回路207がそれぞれ非能動となるように制御し、さらには、玄関子機51の子機通話回路107を非能動にするための終話制御信号を生成することができる。この終話制御信号は、前述の逆光補正信号及び通話制御信号と同様な経路を介して玄関子機51の子機CPU513に伝送される。
玄関子機51の子機CPU513は、居室親機52からの終話制御信号を受信すると、逆光補正動作時間内における待受状態となり、子機通話回路107が非能動となるように制御することにより、前述の各信号伝送ライン(信号伝送路)が遮断されることで通話が終了する。また、居室親機52の画面生成回路207及び逆光補正信号生成回路522aがそれぞれ非能動となるように制御されるため、玄関子機51への電源供給が遮断、すなわち、逆光補正信号の送出が停止することから、当該テレビドアホン装置は待受状態となる(ステップST6、ST7)。
この後、逆光補正動作時間内において、第1の呼出操作と同一又は別途の来訪者が居住者を呼び出すために、玄関子機51の呼出ボタン100を使用して第2の呼出操作を行うと(ステップST3、ST4)、前述の第1の呼出操作時と同様、居室親機52の呼出検出回路200からの呼出検出信号を受信した親機CPU522は呼出状態となり、所定の呼出報知を行うことができる(ステップST5)。
また、居室親機52において、逆光補正動作時間内における呼出状態の親機CPU522は、逆光補正信号生成回路522aが能動となる制御を継続するとともに、映像復調回路206が能動となるように制御することができる。前述までの制御により、玄関子機51のカメラ101にて撮像された映像は、映像信号生成回路102にて逆光成分が補正された映像信号として、映像信号生成回路102から映像変調回路104、子機I/F512、伝送路L51、居室親機52の親機I/F521を経由して映像復調回路206に伝送されるため、逆光成分が補正された映像がモニタ205に出画されることになる。したがって、居住者にとっては、来訪者による第2の呼出操作時において、居室親機52の操作部213の使用による逆光成分の補正動作を行うための操作が不要となり、玄関子機51のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像をモニタ205に出画させることができ、ゆえに、第2の呼出操作の時点より、逆光の影響がなく視認性の高い映像を確保することができる(ステップST5)。
また、逆光補正動作時間内において、第2の呼出操作が行われずに、前述の逆光補正動作時間がタイマ回路522bにてタイムアップとなると(ステップST3)、これを検出した居室親機52の親機CPU522は、玄関子機51への電源供給を遮断するため、当該テレビドアホン装置は待受状態となる(ステップST6、ST7)。
なお、前述までの説明によれば、前述の呼出中、或いは、通話中に逆光成分の補正動作を行い、その逆光補正動作時間内に成立されていた通話を終了させるにあたり、当該逆光補正動作時間内においては、居室親機52の親機CPU522の制御により逆光補正信号生成回路522aの能動状態を継続させることで玄関子機51への電源供給を保持した態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、前述の終話操作を検出したタイミングの親機CPU522による制御として(ステップST51、ST52)、画面生成回路207が非能動となるような制御ばかりでなく、逆光補正信号生成回路522aが非能動となるように制御することにより、玄関子機51への電源供給の遮断、すなわち、逆光補正信号の送出が停止されるため、当該テレビドアホン装置は待受状態となる(ステップST56)。
この後、逆光補正動作時間内において、第1の呼出操作と同一又は別途の来訪者が居住者を呼び出すために、玄関子機51の呼出ボタン100を使用して第2の呼出操作を行うと(ステップST53、ST54)、前述の第1の呼出操作時と同様、居室親機52の呼出検出回路200からの呼出検出信号を受信した親機CPU522は呼出状態となり、所定の呼出報知を行うことができる(ステップST55)。
また、居室親機52において、逆光補正動作時間内における呼出状態の親機CPU522は、逆光補正信号生成回路522a及び映像復調回路206がそれぞれ能動となるように制御することができる。
前述までの制御により、玄関子機51のカメラ101にて撮像された映像は、映像信号生成回路102にて逆光成分が補正された映像信号として、映像信号生成回路102から映像変調回路104、子機I/F512、伝送路L51、居室親機52の親機I/F521を経由して映像復調回路206に伝送されるため、逆光成分が補正された映像がモニタ205に出画されることになる。したがって、居住者にとっては、来訪者による第2の呼出操作時において、居室親機52の操作部213の使用による逆光成分の補正動作を行うための操作が不要となり、玄関子機51のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像をモニタ205に出画させることができ、ゆえに、第2の呼出操作の時点より、逆光の影響がなく視認性の高い映像を確保することができる(ステップST55)。
なお、本発明の第2の実施例によるテレビドアホン装置においては、玄関子機51が有する機能として、居室親機52からの逆光補正信号を検出するための逆光補正信号検出回路513aを子機CPU513に内蔵させた態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、逆光補正信号検出回路513aを子機CPU513から独立させて玄関子機51に備え、子機CPU513により制御させることもできる。また、居室親機52が有する機能として、逆光補正信号を生成するための逆光補正信号生成回路522a及び計時機能を構成するタイマ回路522bをそれぞれ親機CPU522に内蔵させた態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、逆光補正信号検出回路522a及びタイマ回路522bのうち少なくとも1の回路、又は何れの回路についても親機CPU522から独立させて居室親機52に備え、親機CPU522により制御させることもできる。
本発明のテレビドアホン装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のテレビドアホン装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。例えば、火災、ガス漏れ、水漏れ等の住戸内にて発生したセキュリティ異常を警報表示する、及び/又は泥棒等の不審者に対して威嚇するための戸外表示器を玄関子機1、51に備え、この戸外表示器を居室親機2、52の制御により駆動させることができるテレビドアホン装置も採用できる。
図1は、本発明の第1の実施例によるテレビドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図である。 図2は、本発明の第2の実施例によるテレビドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図である。 図3(a)、(b)はそれぞれ、本発明の第1、第2の各実施例によるテレビドアホン装置において、具体的な動作の遷移を示すフローチャート図である。
符号の説明
1……(第1の実施例による)玄関子機
101……カメラ
102……映像信号生成回路
103……逆光補正信号検出回路
112……充放電回路
113……子機電源回路
2……(第1の実施例による)居室親機
205……モニタ
209……親機電源回路
210……逆光補正信号生成回路
213……操作部
214……CPU
214a……タイマ回路
51……(第2の実施例による)玄関子機
101……カメラ
102……映像信号生成回路
513……子機CPU
513a……逆光補正信号検出回路
52……(第2の実施例による)居室親機
205……モニタ
209……親機電源回路
213……操作部
522……親機CPU
522a……逆光補正信号生成回路
522b……タイマ回路
L1、L51……伝送路

Claims (5)

  1. カメラ(101)を有する玄関子機(1)と、伝送路(L1)を経由して前記玄関子機に接続され当該玄関子機からの呼び出しに応答して通話を成立させ、前記玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタ(205)を有する居室親機(2)とを設け、
    前記居室親機には、当該居室親機の親機電源及び前記玄関子機の子機電源をそれぞれ生成するための親機電源回路(209)と、前記親機電源回路にて生成される前記子機電源の電圧値を変化させて前記玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路(210)と、操作部(213)の操作により前記逆光補正信号生成回路にて前記逆光補正信号を生成させ、前記逆光補正信号の生成後における所定の逆光補正動作時間の計時を行うためのタイマ回路(214a)と、前記タイマ回路にて計時される所定の逆光補正動作時間内において前記玄関子機からの呼び出しを検出したとき、前記逆光補正信号生成回路での逆光補正信号の生成を継続させて前記逆光成分の補正動作を保持するためのCPU(214)とを備え、
    前記玄関子機には、前記カメラにて撮像された映像を信号処理して映像信号を生成するための映像信号生成回路(102)と、前記逆光補正信号を受信して前記映像信号の逆光成分を補正するように前記映像信号生成回路を制御するための逆光補正信号検出回路(103)と、前記子機電源を充電し、前記逆光補正信号が受信されたときに前記充電された子機電源を放電するための充放電回路(112)と、前記充放電回路を経由して充放電された子機電源を受電するための子機電源回路(113)とを備えたことを特徴とするテレビドアホン装置。
  2. 前記居室親機のCPUは、前記逆光補正動作時間内に当該居室親機及び前記玄関子機の間で成立されている通話の終了を検出したとき、前記逆光補正信号生成回路での逆光補正信号の生成を継続させて前記逆光成分の補正動作を保持することを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
  3. 前記逆光補正信号は、カウント可能なパルス信号であって、前記逆光補正信号検出回路は、前記パルス信号をカウント可能なカウンタICで構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテレビドアホン装置。
  4. カメラ(101)を有する玄関子機(51)と、伝送路(L51)を経由して前記玄関子機に接続され当該玄関子機からの呼び出しに応答して通話を成立させ、前記玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタ(205)を有する居室親機(52)とを設け、
    前記居室親機には、操作部(213)の操作により前記玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路(522a)と、前記逆光補正信号の生成後における所定の逆光補正動作時間の計時を行うためのタイマ回路(522b)と、前記タイマ回路にて計時される所定の逆光補正動作時間内において前記玄関子機からの呼び出しを検出したとき、前記逆光補正信号の生成を継続させて前記逆光成分の補正動作を保持するための親機CPU(522)とを備え、
    前記玄関子機には、前記カメラにて撮像された映像を信号処理して映像信号を生成するための映像信号生成回路(102)と、前記逆光補正信号を検出するための逆光補正信号検出回路(513a)と、前記逆光補正信号検出回路にて検出された逆光補正信号により前記映像信号の逆光成分を補正するように前記映像信号生成回路を制御するための子機CPU(513)とを備えたことを特徴とするテレビドアホン装置。
  5. 前記居室親機の親機CPUは、前記逆光補正動作時間内に当該居室親機及び前記玄関子機の間で成立されている通話の終了を検出したとき、前記逆光補正信号生成回路での逆光補正信号の生成を継続させて前記逆光成分の補正動作を保持することを特徴とする請求項4記載のテレビドアホン装置。
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