JP5839287B2 - 機能空間の形成方法及び、これを用いた食品又は食材の製造又は加工方法 - Google Patents

機能空間の形成方法及び、これを用いた食品又は食材の製造又は加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、グラファイト化した木炭又は竹炭の半導体としての電気特性を活用した機能空間の形成方法及び、これを用いた食品又は食材の製造又は加工方法に関する。
冷蔵庫等の筐体内に一体化あるいは別体として装着される食料品の鮮度維持及び制菌・殺菌装置に関する発明が、下記特許文献1において提案されている。
この発明は、食料品、特に生鮮食料品の鮮度維持作用、殺菌及び解凍作用の各機能を作用させる装置に係り、生鮮食料品を保存する冷蔵庫の野菜収納庫の両側壁面に、遠赤外線を放射させるセラミック粉体を塗布すると共に、このセラミック粉体を発熱素材のヒータ線により発熱させ、野菜収納庫内に遠赤外線を放射して所定の加熱保温温度に設定し、生鮮食料品の鮮度を維持しようというものである。また、発熱素材のニクロム線に遠赤外線を放射させるセラミックを付加したセラミック加工したニクロム線を合成樹脂材で被覆した発熱部材を、冷蔵庫内の所定位置に配設すると共に、この発熱部材を発熱させて、遠赤外線を放射し所定の加熱保温温度に設定し、生鮮食料品を解凍しようとするものである。
また、下記特許文献2には、食品又は食材に対する熟成や旨み増加させるという竹炭の作用に着目した竹炭筒製容器に係る発明が提案されている。このように、食品又は食材に対して鮮度維持、制菌・殺菌、熟成等を図ろうとする技術は従来から、様々な着目点から開発されてきている。
特開2004−41047号公報 特開2010−189007号公報
グラファイト状態に焼成した木炭、竹炭等には、その多孔質の構造や、炭素が半導体であるという物性に基づいて、脱臭作用、遠赤外線が発生する作用等があることが知られ、多機能素材としての魅力がある。しかし、その作用・効果によって新機能を持つ食品や食材を創出するには至っていない。
発明者は、すべての物質は電気を持つという着想から、酸化、還元における電子(e)の役割に注目した。電子(e)は、電流の向きと逆向きに移動する。電子(e)の流れと電流は、I(アンペア)=dQ(電荷量)/dT(時間)の関係を有し、例えば、正に帯電した物質から0.2mAの電流が負に帯電した物質に流れたとすると、1.25×1016個の電子(e)が光の速さと同じ速度で、負に帯電した物質から正に帯電した物質へ移動したことになる。電子(e)を授受することは還元であるので、この現象を、例えば、ほとんどが正の電荷である食品や食材に適用すれば、フリーラジカル(活性酸素)を除去する、脂質の酸化を抑制する等の作用を及ぼすことができると期待できる。すなわち、負電荷優位な空間を形成し、その空間の電子(e)の作用を活用すれば、新機能を備えた様々な物又は方法を開発することができることに想到し、本発明を創作した。なお、本発明の創作にあたり、食品又は食材の安全性を保持しながら、食品加工及び製造に従事する者にとっても安全かつ安心な作業環境で、新機能を備えた様々な物又は方法を開発することも念頭に置いた。
本発明は、上記実情に鑑み提案され、食品加工の伝統的な製法である蔵造りに着目するとともに、動植物食材を構成する原子、すなわち炭素の波長域と同じ波長域をもつグラファイト化した木炭又は竹炭の電気特性に加え、物質の酸化・還元の原理である電子(e)を積極的に活用することにより、食品又は食材に対して抗酸化作用、非ドリップ(液漏れ現象)作用、熟成作用及び制菌・殺菌作用の各作用を及ぼすことが可能な機能空間の形成方法及び、これを用いた食品又は食材の製造又は加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、食品又は食材に対して抗酸化作用、非ドリップ作用、熟成作用、制菌作用、及び、殺菌作用の何れか一つ、又は複数の作用を及ぼすことが可能な機能空間の作成方法であって、グラファイト化した木炭又は竹炭を1600メッシュ以下の微粉末にしたものを主成分とした塗料を、抵抗値が3±1キロオームとなる塗布量で平面形状の絶縁体に塗布し、前記塗料を塗布した前記絶縁体により、前記食品又は食材を収容する収容庫の容積の2分の1以上となる面積を有する面電極を形成し、前記面電極の前記塗料が塗布されてない側を、前記収容庫の内壁面又は天井の少なくとも一方に取り付け、前記面電極に−70〜−100ボルトの直流負電圧を加えて、前記収容庫内を負電荷優位な空間とすることを特徴とする。
すなわち、前記面電極に−70〜−100ボルトの直流負電圧を加え、グラファイト化した木炭又は竹炭中の炭素を励起し、多結晶体であるグラファイト化した木炭又は竹炭中の密度が高まった電子(e)により、もしくは放射された電子(e)により、空間内のプラス電荷微粒子を減少させることで、前記収容庫内を負電荷微粒子の多い空気質をもつ空間とするのである。
また、本発明は、上記機能空間の形成方法を用いて、前記収容庫内で、前記食品又は食材を所定の温度、湿度で所定期間保管し、又は、冷凍された前記食品又は食材を解凍、及び、所定の温度、湿度で乾燥させるとき、前記収容庫内を、抗酸化作用、非ドリップ(液漏れ現象)作用、熟成作用、制菌作用、及び、殺菌作用の何れか一つ、又は複数の作用を及ぼして、前記食品又は食材の旨み成分を増加させる、ビタミンCの減失を防ぐ、脂質の酸化を防ぐ、及び、日持ちを長くするため等の還元能を高める負電位優位の空間とすることを特徴とする食品又は食材の製造又は加工方法である。特に、負電荷優位な空間とした前記収容庫内に前記食品又は食材を所定期間収容し、この所定期間における微生物制御により前記食品又は食材を製造又は加工することを特徴とする。
本発明に係る機能空間の形成方法は、グラファイト化した木炭、竹炭の半導体としての電気特性の有用性を、食品又は食材に対して積極的に活用しようとする構成である。具体的には、食品又は食材に対し、抗酸化作用、非ドリップ(液漏れ現象)作用を及ぼすとともに、アミノ酸の旨み成分が増加する熟成作用、有用菌を活性化させる一方、有害菌の増殖を抑制する等の制菌・殺菌作用等を及ぼすことができる。
その構成は、まず、グラファイト化した木炭又は竹炭を主成分とした塗料を、抵抗値が3±1キロオームとなる塗布量で平面形状の絶縁体に塗布し、この塗料を塗布した絶縁体により、食品又は食材を収容する収容庫の容積の2分の1以上となる面積を有する面電極を形成する。続いて、面電極の塗料が塗布されてない側を、収容庫の内壁面又は天井の少なくとも一方に取り付ける。これにより、グラファイト化した木炭、竹炭の上記効果を発揮させるための環境を整えることができる。
そして、面電極に−70〜−100ボルトの直流負電圧を加え、グラファイト化した木炭又は竹炭中の炭素を励起し、グラファイト化した木炭又は竹炭中の密度が高まった電子(e)により、もしくはグラファイト化した木炭又は竹炭から収容庫内へ電子(e)を放射させて、収容庫内を均一な負電荷優位の空間とすることで、木炭又は竹炭の物理的な機能に加え、電気的特性を発揮させることができる。なお、本発明は、非加熱であるので、常温、室温の一般的な収納庫のほか冷蔵庫等へも適用可能であり、各作用を及ぼそうとする食品又は食材に、加熱による影響を与えることがない。
収容庫内が負電荷優位な空間となることで、木炭又は竹炭の物理的吸着に加え、一般的にプラスイオンの状態であるとされる悪臭の原因分子を分解し、脱臭機能が発揮される。プラスイオンやフリーラジカル(活性酸素)を分解することで抗酸化作用が発揮され、食品又は食材に含まれるビタミンCの減少を抑えること等もできる。さらに、負電荷優位な空間では、電子(e)を授受することで還元能を高め、魚、肉類のドリップ現象が抑制されるとともに、乳酸菌や酵母菌など有用な発酵菌が活性化され、グルタミン酸やイノシン酸の旨み成分が増えるという効果が得られる。
これらの効果は、上記特許文献1で述べている遠赤外線の効果を包含しているが、遠赤外線波動の及ぼす範囲は狭く、かつ加熱を必要とする。一方、本発明における均一な負電荷優位な空間では、食品又は食材に含まれている水分の共振作用によって水クラスターを微細化して界面活性を起こしたり、電子(e)が授受されると還元能が高くなって、電位が下がり細胞膜の電気興奮性によるイオン漏出を抑止したりすることが、加熱を不要としても発揮される。また、電子(e)が供給され、原子が安定した還元地で活性化する乳酸菌や酵母菌は、電子(e)が奪われ、原子が電気的にプラスが強い酸化地で活性・増殖する大腸菌や大腸菌群、一般生菌等の有害菌の活性力を弱め、その増殖を抑制する。このほかグラファイト化した木炭又は竹炭は、弱アルカリ性であるので、微粉末化することで比表面積を増大させて調湿機能を高めて防カビ効果が得られる。
本発明に係る食品又は食材の製造又は加工方法では、上述した構成の機能空間形成方法を用い、収容庫内を負電荷優位な空間とすることで、食品又は食材に対して抗酸化作用、非ドリップ(液漏れ現象)作用、熟成作用及び制菌・殺菌作用の各作用を及ぼすので、各作用が発揮される環境下で食品又は食材を製造又は加工することができる。また、収納庫内の負電荷優位な空間では、電子(e)を授受することで還元能を高めて乳酸菌や酵母菌など有用な発酵菌を活性化する一方、電気的にプラスが強い酸化地で活性・増殖する大腸菌や大腸菌群、一般生菌等の有害菌の活性力を弱め、その増殖を抑制する微生物制御作用により食品又は食材を製造又は加工することができ、食品又は食材の品質(例えば、熟成の質)を高め、コク、旨み、機能性を付与できる。
製造又は加工された食品又は食材は、旨み、コク、香りという素材本来の味わいを引き出す品質向上面や賞味期限の延長、還元能を高めることでの抗酸化作用の期待、アンチエイジング食品といった新たな機能が付加され、市場に新たな食品又は食材として提供することができる。本発明は、非加熱であるので、食品又は食材を製造又は加工するに際して加熱による影響を懸念することもない。
本発明に係る機能空間の形成方法が実施される収容庫を示し、負電荷優位な空間が形成されている様子を説明する概略説明図であって、(a)は、一般タイプの収容庫を示し、(b)は、チャンバータイプの収容庫をそれぞれ示している。 本発明に係る機能空間の形成方法が実施される収容庫における天井部に取り付けられるセラミックシートを説明する要部説明図であって、(a)は、木下地に取り付ける場合、(b)は、軽量鉄骨下地に取り付ける場合をそれぞれ示している。 本発明に係る機能空間の形成方法が実施される収容庫における壁面部に取り付けられるセラミックシートを説明する要部説明図であって、(a)は、木下地の特に出隅部に注目して取り付ける場合、(b)は、木下地の特に入隅部に注目して取り付ける場合、(c),(d)は、軽量鉄骨下地にパテ等を充填した上で取り付ける場合、をそれぞれ示している。 壁面部が鋼板である既存施設を利用して本発明に係る機能空間の形成方法を実施する場合において、その壁面部へのセラミックシートの取付を説明する要部説明図であって、(a)は、鋼板表面精度の悪い既存施設に取り付ける場合、(b)は、鋼板表面精度の良い既存施設に取り付ける場合をそれぞれ示している。 本発明に係る機能空間の形成方法におけるセラミックシートに塗布された塗料へ通電するための通電部材を説明する説明図であって、(a)はその材料、(b)及び(c)はその製造過程、(d)は完成状態、をそれぞれ示している。
以下、本発明に関する一実施形態について、図面を活用しながら詳細に説明する。この一実施形態は、本発明の構成を具現化した例示に過ぎず、特許請求の範囲に記載した事項を逸脱することがなければ種々の設計変更を行うことができる。
本発明に係る機能空間の形成方法は、図1(a),(b)に示すような収容庫1a,1bにおいて実施される。具体的には、例えば、幅2m、高さ2m、奥行き2mの図1(a)に示す一般タイプの収容庫1aは、その壁面部11及び天井部12に、多結晶体であるグラファイト化した木炭又は竹炭を主成分とした塗料2aを、抵抗値が3±1キロオーム(KΩ)となる塗布量で、平面形状の絶縁体としてのセラミックシート21の片面に塗布して形成した面電極2が取り付けられて構成されている。面電極2は、塗料2aが塗布されてない側が壁面部11及び天井部12に接するようにして取り付けられる。壁面部11には外気取り入れ口11aや換気扇11bが設けられている。
また、例えば、幅2m、高さ2m、奥行き2mの図1(b)に示すチャンバータイプの収容庫1bは、その天井部12にチャンバー12aが設けられ、壁面部11及びチャンバー12aに、多結晶体であるグラファイト化した木炭又は竹炭を主成分とした塗料2aを、抵抗値が3±1キロオーム(KΩ)となる塗布量でセラミックシート21の片面に塗布して形成した面電極2が取り付けられて構成されている。収容庫1bは、図1(a)に示す収容庫1aと同様、壁面部11に外気取り入れ口11aや換気扇11bが設けられ、チャンバー12a上方にも換気扇11bが設けられている。また、収容庫1bには、面電極2の塗料2aが塗布されてない側が壁面部11及びチャンバー12aに接するようにして取り付けられている。
収容庫1a,1bの壁面部11等に取り付けられる面電極2は、収容庫1a,1bの容積の2分の1以上となる面積を有するようにして形成される。すなわち、本実施形態における収容庫1a,1bの容積はそれぞれ、幅2m、高さ2m、奥行き2mで8m3であるので、面電極2は、4m2以上の面積を有する。なお、面電極は、収納庫の容積の2分の1以上となる面積を有して形成されればよく、本実施形態のように収容庫1a,1bの壁面部11、天井部12又はチャンバー12aのそれぞれに面電極2を取り付けようとする場合、取り付けた面電極2の面積の総和が4m2以上であればよい。
上述のように収納庫の容積と面電極の面積との関係を規定したのは、抵抗値が3±1キロオーム(KΩ)となる塗布量で塗料を平面形状の絶縁体に塗布して面電極を形成したとき、この面電極が収納庫の容積の2分の1以上となる面積を有していないと、グラファイト化した木炭又は竹炭の各作用を及ぼすに足りる均一な負電荷空間が作り出されず、所望の効果が得られない恐れがあるからである。面電極の面積の上限値は、収納庫の壁面部及び天井部のすべてに面電極を形成したときの面積であるということができ、収容庫の容積の数値より大きな面積を面電極が有する場合もある。
また、本実施形態において、平面形状の絶縁体としてセラミックシート21を採用した例を挙げているが、合板、木材、石膏ボード、硅カル板、セラミックボード等、絶縁性の板状のものを採用する限り、本発明の目的を達成することができる。
次に、図2,図3に基づいて、壁面部11又は天井部12(チャンバー12a)への面電極2の取り付け例を説明する。
収納庫1a,1bにおいて、木下地の天井部12又はチャンバー12aに面電極2を形成する場合、図2(a)に示すように、その野縁に合板、石膏ボード、硅カル板、セラミックボード等で下貼り20を行った上で、この下貼り20にセラミックシート21の塗料2aが塗布されてない側を貼り付けて面電極2を形成する。軽量鉄骨の天井部12又はチャンバー12aに面電極2を形成する場合も、図2(b)に示すように、下貼り20を行った上で、この下貼り20にセラミックシート21の塗料2aが塗布されてない側を貼り付けて面電極2を形成する。
下貼り20へセラミックシート21を貼り付ける手段は原則、両面粘着テープ又は接着剤であり、ビス止めが禁止される。例外的に、ビス止めが必要になる場合、セラミックシート21を二重にして貼り付け、二重にしたセラミックシート21の間にビス表面(頭部)を挟み、収納庫1a,1b内側に露出させないようにする。これは、ビス表面(頭部)からの漏電を回避するためである。なお、塗料2aは、二重にしたセラミックシート21のうち、収納庫1a,1b内側に現れる表面のみ塗布すればよい。
また、収納庫1a,1bにおいて、木下地の壁面部11に面電極2を形成する場合、図3(a),(b)に示すように、出隅部111や入隅部112にパテ等の充填材Aを充填する等して隙間を無くした下貼り20により壁面部11を構成し、この下貼り20に塗料2aが塗布されてない側のセラミックシート21を貼り付けて面電極2を形成する。軽量鉄骨の壁面部11に面電極2を形成する場合も、図3(c),(d)に示すように、継ぎ目にパテ等の充填材Aを充填する等して隙間を無くした下貼り20により壁面部11を構成し、この下貼り20に塗料2aが塗布されてない側のセラミックシート21を貼り付けて面電極2を形成する。特に、図3(a),(b),(d)に示すように、出隅部111や入隅部112を介して隣り合う壁面部11に渡って、又は、壁面部11(下貼り20)同士の継ぎ目を覆って面電極2を形成しようとする場合、それぞれの面電極2の端部と重なるように、塗料2aを塗布したセラミックシート21を貼り付けることが好ましい。これは、面電極2の端部からの漏電を回避するためである。
なお、壁面部11に面電極2を形成する場合においても、天井部12又はチャンバー12に面電極2を形成するときと同様、下貼り20へセラミックシート21を貼り付ける手段として原則ビス止めが禁止される。例外的に、ビス止めが必要になる場合、二重貼りを施す等して、ビスBの表面(頭部)を収納庫1a,1b内側に露出させないようにする。
ここで、壁面部が鋼板である既存施設を利用して本発明に係る機能空間の形成方法を実施する場合について、図4(a),(b)を参照しつつ説明する。既存施設であるので、錆等によって壁面部の鋼板の精度が悪い場合が存在する。
壁面部の鋼板の精度が悪い場合、図4(a)に示すように、セラミックシート21の代わりに、厚みのある(例えば、1mm厚)のセラミックボード22を用いる。すなわち、壁面部の精度の悪い鋼板へ接着剤や両面テープを用いて、塗料2aが塗布されてない側のセラミックボード22を取り付けて面電極2を形成する。なお、隣り合う壁面部11に渡る面電極2を形成するには、面電極2のそれぞれの端部へ塗料2aを塗布したセラミックシート21を重ねて貼り付けることで間に合う。
また、壁面部の鋼板の精度が良い場合、図4(b)に示すように、塗料2aを塗布したセラミックシート21(例えば、0.25mm厚)をそのまま用いることができる。既存施設では、その容積(壁面部11の面積)が様々であるので、施工のために用意していたセラミックシート21より大きな面積を壁面部11が有する場合、これをタック加工21aにより一部重ね合わせ、複数枚を連続させて取り付ければよい。
なお、本発明に係る機能空間の形成方法の設計上、面電極2の収容庫1a,1bへのいずれの取り付け例においてもアースをとることが求められる。なぜなら、後述する−70〜−100ボルト(V)の直流負電圧を面電極2へ与える際の測定基準をアース基準とするため、及び、面電極2上の塗料2aで形成される塗膜の帯電量が、この塗膜とアース接地(地面)との絶縁抵抗値によって変化するためである。
次に、セラミックシート21に塗布した塗料2aへ負電圧を通電する電線の接続方法について、図5(a)〜(d)を参照しつつ説明する。セラミックシート21に塗布した塗料2aへ負電圧を通電するには、図5に示す通電部材3を用いることが便宜である。
通電部材3は、図5(a)に示すように、軟質アルミ箔31(例えば、0.08mm厚)の一方の面にアクリル粘着剤を介してセラミックシート32(例えば、0.25mm厚)を貼り付け、他方の面にアクリル粘着剤を介して剥離紙33を貼り付けて構成される平面状シート(例えば、長さ110mm×幅30〜50mm)である。なお、セラミックシート32の軟質アルミ箔31が貼り付けられていない側には塗料2aが塗布されている。
この平板状シートについて、図5(b)に示すように、長手方向に対して垂直に4分割するような折り目を形成し、長手方向の中心の折り目では山折りをし、長手方向の4分の1、4分の3の折り目ではそれぞれ谷折りをし、山折りによって接する部分の剥離紙33を剥がして接着し、さらに、接着した部分に電線(圧着端子)を取り付ける孔3aを形成して図5(c)に示す通電部材3を作製する。そして、図5(d)に示すように、この孔3aに電線の端部に設けた圧着端子を接しさせ、圧着端子及び孔3aをボルト及びナットで挟んで、電線と通電部材3を接続する。なお、通電部材3に残存する剥離紙33は、面電極2への取付時に剥がすことになる。
図1(a),(b)に示すように、収納庫1a,1bでは、電線を通じて通電部材3から面電極2(塗料2a)へ、−70〜−100ボルト(V)の直流負電圧が加えられることで、取り付けられた面電極2の塗料2aに含まれるグラファイト化した木炭又は竹炭中の炭素が励起される。そうすると、グラファイト化した木炭又は竹炭中の密度が高まった電子(e)により、もしくは、グラファイト化した木炭又は竹炭から負電荷である電子(e)が放出され、収納庫1a、1b内のプラス電荷微粒子が減少して、均一な負電荷優位な空間となる。また、収納庫1a、1bでは、外気取り入れ口11aや換気扇11bが設けられているので、これを稼働させることで空気が循環し、収納庫1a、1b内に収納された食品又は食材に積極的に電子(e)を影響させる事ができる。また、負電位優位な空間は時間が静止しているのではなく、光の速さで負電荷微粒子の電子(e)が電離作用で奪われ減少してくので、外気取り入れ口11aより新鮮な空気を常に取り入れていく必要がある。
なお、負電荷優位の空間とするのに加熱する等、室内温度を上下動させるような操作は不要である。ただし、例えば、熟成度を調整するのに所定温度を下げて低温で乾燥させたり、乾燥時間を調整したりする等、食品又は食材の加工において必要な場合には、室内温度を上下動させるような操作を行ってもよい。室内温度の上下動により、負電荷優位な空間が影響を受けることがないからである。
面電極2(塗料2a)へ通電する直流負電圧は−70〜−100ボルト(V)であることが、グラファイト化した木炭又は竹炭の各作用を及ぼすに足りる均一な負電荷空間を作り出すのに適している。より好ましくは、−70〜−90ボルト(V)の直流負電圧を面電極2(塗料2a)へ加えることである。なお、通電を直流負電圧により行う理由は、食品又は食材の電位に影響を及ぼすのに、電流として直流が有効であるという理論に基づく。
以下、本発明に係る機能空間の形成方法を実施し、負電荷優位な空間とした収容庫内に様々な食品又は食材を収容し、この収容した食品又は食材を製造又は加工することにより得られる効果について説明する。
(実施例1)
実施例1は、機能空間の形成方法を実施して作り出した幅2m、高さ2m、奥行き2mの収容庫内の負電荷優位な空間に、市販のサラダ油を入れたプラスチック製シャーレを収容した例である。このシャーレを収容庫内で3カ月保管し、3カ月経過後の油の酸化度を調べた。比較例1は、通常の室内に同期間保管し、同様に油の酸化度を調べたサラダ油である。
その結果、[表1]から理解されるように、実施例1は比較例1に対して約35%の酸化抑制効果が確認された。
(実施例2)
実施例2は、機能空間の形成方法を実施して作り出した段ボール製の茶箱内の負電荷優位な空間に、市販の煎茶葉を陶器製の皿に入れて収容した例である。この茶箱内で煎茶葉を65日間保存し、ビタミンCの含有量を調べて酸化劣化の様子を測定した。比較例2には、市販品の煎茶(並)及び煎茶(上)を採用し、入手後すぐのビタミンCの含有量を調べた。
その結果、[表2]から理解されるように、65日間保存した煎茶(実施例2)は、市販品の煎茶(上)に相当するビタミンCの含有量が確認された。ビタミンCがほとんど減失せず、劣化抑制効果があることが分かった。
(実施例3)
実施例3は、機能空間の形成方法を実施し、鰺の干物の魚肉部のアミノ酸含有量を調べた例である。冷凍鰺から鰺の干物を作製する加工工程のうち、解凍工程に用いる解凍室、乾燥工程に用いる冷風乾燥室に本発明に係る機能空間の形成方法を適用し、それぞれの空間内で鰺を解凍し、又は、冷風乾燥させた。比較例3は、段落0003で説明したようなセラミックヒーターを搭載した遠赤外線解凍記及び乾燥機を用いた加工工程で得られた鰺の干物の魚肉部のアミノ酸含有量である。
なお、上記解凍室内の容積は約16.3m3 であり、この解凍室に形成した面電極の面積は約16.5m2である。また、上記冷風乾燥室内の容積は約17m3 であり、この冷風乾燥室に形成した面電極の面積は約21m2である。
その結果、[表3]から理解されるように、実施例3の鰺の干物は、比較例3のものに比べ、ほぼすべてのアミノ酸成分でその含有量が増加した。特に、旨み成分と呼ばれるアスパラギン酸、グルタミン酸の含有量での増加が顕著だった。グルタミン酸の含有量は対照比15%増である。食品の品質においては、その成分の1%を向上させるべく日々研究されていることを鑑みれば、本発明により得られる負電荷優位な空間が食品又は食材の品質向上に有効であることが明らかとなった。
(実施例4)
実施例4は、実施例3で用いた鰺の干物をその後、一般店舗の冷蔵ショーケースを仮定した温度である10℃に設定した試験器に置いて、大腸菌群、一般生菌の増殖の様子を調べた例である。比較例4には、比較例3の鰺の干物を用い、実施例と同様にして大腸菌群、一般正菌の増殖の様子を調べた。
その結果、[表4]、[表5]から理解されるように、比較例4の鰺の干物が4日又は5日経過後から急速に大腸菌群、一般生菌の増殖が確認されたのに対し、実施例4の鰺の干物は、その増殖が抑制されていることが確認された。なお、実施例4の鰺の干物は、5日目をピークに細菌数が減少した。乳酸菌などの発酵菌の活性により、その他の細菌類の増殖が抑制されたからである。
(実施例5)
実施例5は、機能空間の形成方法を実施して作り出した負電荷優位な空間に寒天培地を収容した例である。寒天培地を作製して当該空間に収容し、10分間放置し、蓋を閉めてから、通常の室内で20日間放置した。比較例5では、寒天培地を作製し、10分間放置し、蓋を閉めて20日間放置するのを、いずれも通常の室内で行った例である。
その結果、実施例5の寒天培地から、発酵菌のサッカロミセスセレビシエが発生したのに対し、比較例5の寒天培地から数種のカビ菌が発生した。すなわち、防カビ効果が確認されたと理解される。
(実施例6)
実施例6は、業務用冷蔵庫に対して機能空間の形成方法を実施して作り出した負電荷優位な業務用冷蔵庫内の空間で牛肉を10日間貯蔵し、熟成させた例である。比較例6は、通常の業務用冷蔵庫で10日間貯蔵し、熟成させた牛肉である。
その結果、[表6]から理解されるように、負電荷優位な空間で貯蔵された牛肉(実施例6)は、比較例6に比べ、ほぼすべてのアミノ酸含有量が増加した。特に、旨み成分と呼ばれるグルタミン酸の含有量で増加が確認された。その他、アラニン、ロイシン等の分枝鎖アミノ酸の含有量の増加が顕著であった。実施例6と比較例6との目視的な観察から非ドリップ(液漏れ現象)作用が確認され、これによっても牛肉中からアミノ酸を失うことが抑制されているものと推察された。
なお、本実施例1〜6で用いた塗料に含ませるグラファイト化した木炭は、1600メッシュ以下の微粉末にしたものであり、下記[表7]に示す認定を受けている。
したがって、本発明に係る機能空間の形成方法を用いて、収容庫内を負電荷優位な空間とすることで、食品又は食材に対して抗酸化作用、非ドリップ(液漏れ現象)作用、熟成作用及び制菌・殺菌作用の各作用を及ぼすことができる。すなわち、本発明ではこれらの作用を及ぼしながら、食品又は食材を製造又は加工することができる。製造又は加工された食品又は食材は、旨み成分が増える等の品質向上した新たな機能が付加された食品又は食材として市場に提供することができる。
具体的には、本発明では(1)油の酸化を抑制することができる。
(2)ビタミンCの減少を抑制することができる。
(3)アミノ酸を増やし、旨みを向上させることができる。
(4)大腸菌や一般生菌などの増殖を抑制することができる。
(5)乳酸菌などの発酵菌を活性化することができる。
(6)食品又は食材の熟成を促進することができる。
(7)魚、肉、野菜などの細胞の劣化を防いでドリップ現象を防止し、栄養成分の減失を防ぎ、旨み成分を増加させることができる、
等の品質向上した新たな機能が付加された食品又は食材として製造又は加工することができる。
以上、本発明の出願人が最良であると信じる実施形態をいくつか詳述したが、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、上記実施形態に限定されることなく、種々の設計変更を行うことが可能である。例えば、本実施例1〜6で用いた塗料に含ませるグラファイト化した木炭又は竹炭は、1600メッシュ以下の微粉末にしたものが採用されているが、本発明の目的を達成する木炭又は竹炭であるかぎり、多少粗いメッシュの微粉末であってもよい。
本発明は、生体への影響だけでなく、食品や食材の加工又は製造の工程においても影響を及ぼすことが懸念される電磁波(特に、波長の長い電波)に対し、グラファイト化した木炭又は竹炭の半導体特性により遮蔽することが可能であるので、収納庫内に電磁波が減衰した空間をつくりだすことが可能である。具体的には、食品や食材の加工や製造において、その設備や機械等(換気扇やチャンバー駆動部、熱源、照明器具、配線)又は外部から発生又は侵入する電磁波が、食品や食材の旨み、コク、香りや酸化・還元能に影響し、品質低下するのを、グラファイト化した木炭又は竹炭の半導体特性により遮蔽して防ぐのである。したがって、本発明は、直流負電圧を加えてグラファイト化した木炭又は竹炭中の炭素を励起することにより、還元能を高めた空間において、食品又は食材の品質向上への取り組みを進めるとともに、電磁波を遮蔽した空間をも用意して、食品又は食材が品質低下するのを防ぐことに基づいて、新たな機能が付加された食品又は食材を開発することができるものである。
1a・・収納庫
1b・・収納庫
11・・壁面部
11a・外気取り入れ口
11b・換気扇
111・出隅部
112・入隅部
12・・天井部
12a・チャンバー
2・・・面電極
2a・・塗料
20・・下貼り
21・・セラミックシート
21a・タック加工
22・・セラミックボード
3・・・通電部材
31・・軟質アルミ箔
32・・セラミックシート
33・・剥離紙
3a・・孔
A・・・充填材
B・・・ビス

Claims (3)

  1. 食品又は食材に対して抗酸化作用、非ドリップ作用、熟成作用、制菌作用、及び、殺菌作用の何れか一つ、又は複数の作用を及ぼすことが可能な機能空間の作成方法であって、
    グラファイト化した木炭又は竹炭を1600メッシュ以下の微粉末にしたものを主成分とした塗料を、抵抗値が3±1キロオームとなる塗布量で平面形状の絶縁体に塗布し、前記塗料を塗布した前記絶縁体により、前記食品又は食材を収容する収容庫の容積の2分の1以上となる面積を有する面電極を形成し、
    前記面電極の前記塗料が塗布されてない側を、前記収容庫の内壁面又は天井の少なくとも一方に取り付け、
    前記面電極に−70〜−100ボルトの直流負電圧を加えて、前記収容庫内を負電荷優位な空間とする、
    ことを特徴とする機能空間の形成方法。
  2. 請求項1に記載の機能空間の形成方法を用いて、前記収容庫内で、前記食品又は食材を所定の温度、湿度で所定期間保管し、又は、冷凍された前記食品又は食材を解凍、及び、所定の温度、湿度で乾燥させるとき、
    前記収容庫内を、
    抗酸化作用、非ドリップ作用、熟成作用、制菌作用、及び、殺菌作用の何れか一つ、又は複数の作用を及ぼして、前記食品又は食材の旨み成分を増加させる、ビタミンCの減失を防ぐ、脂質の酸化を防ぐ、及び、日持ちを長くするため等の還元能を高める負電位優位の空間とする、
    ことを特徴とする食品又は食材の製造又は加工方法。
  3. 請求項1に記載の機能空間の作成方法を用いて負電荷優位な空間とした前記収容庫内に前記食品又は食材を所定期間収容し、この所定期間における微生物制御により前記食品又は食材を製造又は加工する、
    ことを特徴とする食品又は食材の製造又は加工方法。
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