JP5838960B2 - 嵌め込みフレーム構造及びそれを用いた筐体 - Google Patents

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Description

この発明は、部材同士を嵌め合わせて組み立てる嵌め込みフレーム構造及びそれを用いた筐体に関するものである。
H型や溝形の形鋼あるいは板金を曲げてL字形状や角ばっているU字形状にした部材を組み合わせてフレーム構造を製作する場合、一般的に、部材同士を溶接で接合する。この溶接を実施するには、精度よく部材同士の位置を合わせるため、また、溶接の作業効率を向上させるために、特殊な冶具や専属の溶接技能者が必要であった。また、溶接した場合、溶接による熱歪が発生するため、歪取りなどの修復作業が必要であり多くの手間とコストがかかるという問題があった。
この問題を解決するために、一対の角ばっているU字形状の主要部材とこの主要部材に両端が嵌め込みによって接合された複数の補助部材とからなる嵌め込みフレーム構造が考えられている。この嵌め込みフレーム構造では、主要部材に矩形状の係止孔を形成し、補助部材の端部に上記矩形状の係止孔と係合する凸形状部を設け、矩形状の係止孔に凸形状部を嵌め合わせ、部材同士をリベットなどの係止部材でカシメ加工することで部材同士を接合している(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3142241号(第3頁−第5頁、図1−図6)
しかしながら、上記特許文献1の嵌め込みフレーム構造では、凸形状部を有する補助部材の板厚がtであり、矩形状の係止孔の間隙は板厚t寸法よりもやや大きめにして挿入代を設けているため、板厚tの寸法と係止孔の間隙の寸法との差だけ、部材同士の位置決め精度が悪くなるという問題がある。
また、係止孔の間隙の寸法が部材の板厚t寸法よりも大きいために、荷重をかけた際に部材同士が容易に外れてしまう構造となっており、容易に外れるのを防ぐためにリベットなどの係止部品が必要となっていた。すなわち、リベットなどの係止部品の分、部品点数が増え、カシメ加工などの作業工程が増えるという問題がある。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、主要部材と補助部材との位置決め精度を高め、リベットなどの係止部品を不要とした嵌め込みフレーム構造を提供することを目的とする。
この発明に係る嵌め込みフレーム構造は、断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、距離の中間を中心線として中心線に対して左右対称に対向させて配置し、主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、主要部材と補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造において、主要部材は溝形の底部を下にして配置され、主要部材の係止部において、中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、 主要部材の係止部における一方の壁、底部及び他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、補助部材の係止部には、他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、各係止孔は、補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、補助部材の板厚tと同一または補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、補助部材に切起こし部を設け、嵌め込み後抜けないように切起こし部に曲げ加工を施すことを特徴とした嵌め込みフレーム構造である。
この発明に係る嵌め込みフレーム構造は、断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、距離の中間を中心線として中心線に対して左右対称に対向させて配置し、主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、主要部材と補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造において、主要部材は溝形の底部を下にして配置され、主要部材の係止部において、中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、主要部材の係止部における一方の壁、底部及び他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、補助部材の係止部には、他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、各係止孔は、補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、補助部材の板厚tと同一または補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、一対の主要部材の両端部に嵌め込みによって両端部補助部材を接合したことを特徴とした嵌め込みフレーム構造である。
この発明に係る嵌め込みフレーム構造によれば、断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、距離の中間を中心線として中心線に対して左右対称に対向させて配置し、主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、主要部材と補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造において、主要部材は溝形の底部を下にして配置され、主要部材の係止部において、中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、 主要部材の係止部における一方の壁、底部及び他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、補助部材の係止部には、他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、各係止孔は、補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、補助部材の板厚tと同一または補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、補助部材に切起こし部を設け、嵌め込み後抜けないように切起こし部に曲げ加工を施すので、主要部材と補助部材との位置決めの精度が高まり、また、主要部材と補助部材とが容易に外れないので、リベットなどの係止部品を不要とすることができる。
また、この発明に係る嵌め込みフレーム構造によれば、断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、距離の中間を中心線として中心線に対して左右対称に対向させて配置し、主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、主要部材と補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造において、主要部材は溝形の底部を下にして配置され、主要部材の係止部において、中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、主要部材の係止部における一方の壁、底部及び他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、補助部材の係止部には、他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、各係止孔は、補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、補助部材の板厚tと同一または補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、一対の主要部材の両端部に嵌め込みによって両端部補助部材を接合したので、主要部材と補助部材との位置決めの精度が高まり、また、主要部材と補助部材とが容易に外れないので、リベットなどの係止部品を不要とすることができる。
この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態1を示す斜視図である。 実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図である。 実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における補助部材を示す斜視図である。 実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図である。 実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材との組立工程を示す斜視図である。 実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における補助部材の係止部の左側面図(a)、正面図(b)及び主要部材の係止孔への嵌め込み方を示す断面図(c)である。 実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における主要部材の係止部の側面図(a)及び平面図(b)である。 この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態2を示す斜視図である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における補助部材を示す斜視図である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材との組立工程を示す斜視図である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における補助部材の係止部の左側面図(a)及び正面図(b)である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材の係止部の左側面図(a)、平面図(b)及び右側面図(c)である。 実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材の係止部の断面図である。 この発明に係る嵌め込みフレーム構造を用いた筐体を示す斜視図である。 この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態4を示す斜視図である。 この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態5を示す斜視図である。 この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図である。 この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における補助部材を示す斜視図である。 この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図である。 この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材との組立工程を示す斜視図である。 この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態6を示す斜視図である。 この実施の形態6の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図である。 この実施の形態6の嵌め込みフレーム構造における両端部補助部材を示す斜視図である。 この実施の形態6の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図である。
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態1を示す斜視図、図2は、この実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図、図3は、この実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における補助部材を示す斜視図、図4は、この実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図、図5は、この実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材との組立工程を示す斜視図、図6は、この実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における補助部材の係止部の左側面図(a)、正面図(b)及び主要部材の係止孔への嵌め込み方を示す断面図(c)、図7は、この実施の形態1の嵌め込みフレーム構造における主要部材の係止部の側面図(a)及び平面図(b)である。図16は、この発明に係る嵌め込みフレーム構造を用いた筐体を示す斜視図である。
図1に示したように、この発明に係る嵌め込みフレーム構造は、一対の断面形状がL字形状の主要部材10を、所定の距離だけ離反させ、その距離の中間を中心線としてこの中心線に対してL字形状の内面側を左右対称に対向させて配置し、主要部材10と主要部材10の間に板厚tの複数の断面形状が角ばっているU字形状の補助部材20を配置し、補助部材20の端部が主要部材10のL字形状内面から嵌め込みによって接合された構造とする。
図2(a)に示したように、主要部材10には、補助部材20の端部を嵌め込みによって接合するための第一係止部11が設けられている。第一係止部11のL字形状の壁10aには、図2(b)に示したように、貫通する係止孔11aが形成され、底部10bに貫通する係止孔11bが形成されている。
図2(b)における係止孔11a、11bは、図7に示したように、補助部材20の板厚tより十分大きな隙間(t+β)に続いて板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間を有する。
図3(a)に示したように、補助部材20の先端部には、主要部材10の第一係止部11に接合するための第二係止部21が設けられている。図3(b)及び図6(a),(b)に示したように、底部20bが切除された壁20aの先端に凸形状部21aが形成され、壁20aの先端部近傍の底部に凸形状部21bが形成されている。
図4に示したように、主要部材10の2面(壁10a、底部10b)に形成された係止孔11a及び11bには、それぞれ補助部材20の凸形状部21a及び21bが嵌合している。
補助部材20と主要部材10とを組立てる時、まず、図5及び図6(c)に示したように、補助部材20を斜めに傾けた状態で、補助部材20の凸形状部21a及び21bを主要部材10の係止孔11a及び11bの板厚tより大きな隙間(t+β)に挿入する。次に、補助部材20を上部から抑えることによって、補助部材20の凸形状部21a及び21bを、主要部材10の係止孔11a及び11bの板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間に圧入する。このとき、補助部材20の凸形状部21aの下部を斜め方向に削り取って接触回避部を形成することにより補助部材20と主要部材10が組立途中に接触することによって組立てられなくなるのを、回避することができる。
このように、補助部材20の凸形状部21a及び21bは、補助部材20の板厚tより十分大きな隙間(t+β)に容易に挿入され、次に、てこの原理を応用して、凸形状部21a及び21bを板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間に容易に圧入し嵌合することができる。
この実施の形態1によれば、係止孔11a及び11bと凸形状部21a及び21bとは弾性変形し互いに圧縮力がかかり、この圧縮力により、組み立てた嵌め込みフレーム構造に荷重がかかった場合に凸形状部21a及び21bが係止孔11a及び11bから容易に抜けないようにすることができるので、従来のようなリベットが不要となる。また、凸形状部21a及び21bと係止孔11a及び11bとのゆるみがないので、主要部材10と補助部材20との位置決め精度を高くすることができる。
また、凸形状部21a及び21bが係止孔11a及び11bから容易に抜けないので、組み立てた嵌め込みフレーム構造を手などにより移動したり、持ち運んだりすることができる。
また、図16に示したように、組み立てた嵌め込みフレーム構造を、そのまま、板金を成形した板金筐体40の内側に溶接で固定することができるので、固定のための余分な部品を必要としない。
また、補助部材20と主要部材10を嵌合し組立てた時に、補助部材20の凸形状部21a及び21bが主要部材10の係止孔11a及び11bの外側へはみ出さないような形状にすることで、板金筐体40の内側面と主要部材10の側面や底面及び補助部材20の底面などと良好に接触させ、スポット溶接やシーム溶接などの抵抗溶接などにより、嵌め込みフレーム構造と板金筐体40とを接合することができる。これにより、この発明に係る嵌め込みフレーム構造を利用した板金筐体が得られる。
なお、この実施の形態1では、主要部材10にL字形状の部材を用いた場合について説明したが、主要部材10をL字形状を2つ有する角ばっているU字形状の部材とし、L字形状を1つ有する部材を用いた場合と同様の係止孔を角ばっているU字形状の主要部材10のL字形状のいずれか一方の壁と底部に形成し、係止孔を形成した一対の角ばっているU字形状の主要部材10を左右対称に対向させて配置し、補助部材20の凸形状部21a及び21bを上記係止孔に嵌合することによって、L字形状の部材を用いた場合と同様の嵌め込みフレーム構造を得ることができる。
また、この実施の形態1では、補助部材20の断面が、角ばっているU字形状なるものについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、L字形状を有する板金あるいは形鋼であってもよい。
実施の形態2.
図8は、この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態2を示す斜視図、図9は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図、図10は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における補助部材を示す斜視図、図11は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図、図12は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材との組立工程を示す斜視図、図13は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における補助部材の係止部の左側面図(a)及び正面図(b)、図14は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材の係止部の左側面図(a)、平面図(b)及び右側面図(c)である。図15は、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材の係止部の断面図である。
図8に示したように、この実施の形態2の嵌め込みフレーム構造は、一対の断面形状が角ばっているU字形状の主要部材10を、所定の距離だけ離反させ、その距離の中間を中心線としてこの中心線に対して左右対称に対向させて配置し、主要部材10と主要部材10の間に複数の断面形状が角ばっているU字形状の補助部材20を配置し、補助部材20の端部が主要部材10の角ばっているU字形状内面から嵌め込みによって接合された構造とする。
一対の角ばっているU字形状で溝形の主要部材10は、溝を上向きにして配置し、補助部材20の端部が主要部材10の3面に嵌め込みによって接合された構造とする。
図9(a)に示したように、主要部材10は補助部材20の端部を接合するための第一係止部11が設けられている。図9(b)に示したように、第一係止部11において主要部材10の底部10bから起立する中心線側にある一方の壁、すなわち、内側の壁10cの高さはその外側にある他方の壁10aの高さより低く形成されている。図9(b)及び図14に示したように、図9(a)に示した第一係止部11の外側の壁10aに係止孔11a、底部10bに係止孔11b、内側の壁10cに係止孔11cが形成されている。係止孔11a、係止孔11b及び係止孔11cはそれぞれ、補助部材20の板厚tより十分大きな隙間(t+β)に連通して、板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間を有する。
図10(a)に示したように、補助部材20の端部には、主要部材10の第一係止部11に接合するための第二係止部21が設けられている。図10(b)に示したように、補助部材20の壁20aの先端部に第一凸形状部21aが形成され、壁20aの端部近傍の底部に第二凸形状部21b及び第三凸形状部21cが形成されている。
図11に示したように、主要部材10の3面(外側の壁10a、底部10b及び内側の壁10c)に形成された係止孔11a、11b及び11cには、それぞれ補助部材20の第一凸形状部21a、第二凸形状部21b及び第三凸形状部21cが嵌合されている。
補助部材20と主要部材10とを組立てる時、まず、図12に示したように、補助部材20を主要部材10に対して斜めに傾けた状態で、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cをそれぞれ、主要部材10の係止孔11a,11b及び11cの補助部材20の板厚tより大きな隙間(t+β)に挿入する。次に、補助部材20を上部から抑えることによって、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cを、主要部材10の係止孔11a、11b及び11cの板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間に圧入する。このとき、図13に示したように、補助部材20の凸形状部21aの下部及び凸形状部21cの前方部を斜め方向に削り取って接触回避部22a、22bを形成することにより補助部材20と主要部材10が組立途中に接触することによって組立てられなくなるのを、回避することができる。
また、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cはそれぞれ、主要部材10の係止孔11a、11b及び11cの端面と接触するようにするために、主要部材10の第一係止部11における係止孔11a、11b及び11cの位置、寸法あるいは補助部材20の第二係止部21における凸形状部21a、21b及び21cの位置、寸法を決定する。
また、図15に示したように、係止孔11a、11b及び11cを、補助部材20の板厚tより十分大きな隙間(t+β)に連通して、板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間としているので、凸形状部21a、21b及び21cを板厚tより大きな隙間(t+β)に挿入した後、補助部材20を上から押さえることによって凸形状部21a、21b及び21cを板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間に容易に圧入することができる。
この実施の形態2によれば、係止孔11a、11b及び11cと凸形状部21a、21b及び21cとは弾性変形し互いに圧縮力がかかり、この圧縮力により、組み立てた嵌め込みフレーム構造に荷重が係った場合に凸形状部21a、21b及び21cが係止孔11a、11b及び11cから容易に抜けないようにすることができ、また、主要部材10と補助部材20との位置決め精度を高くすることができる。
また、凸形状部21a、21b及び21cが係止孔11a、11b及び11cから容易に抜けないので、組み立てた嵌め込みフレーム構造を手などにより移動したり、持ち運んだりすることができる。
また、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cはそれぞれ、主要部材10の係止孔11a、11b及び11cの端面と接触しているので、補助部材20の上に重量物を搭載した際、主要部材10の角ばっているU字形状の3面(外側の壁10a、底部10b及び内側の壁10cの面)で荷重を支持することができ、角ばっているU字形状の部材の剛性の高さを活かすことができる。
また、補助部材20と主要部材10を嵌合し組立てた時に、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cが主要部材10の係止孔11a,11b及び11cの外へはみ出さないような形状にすることで、図16に示したように、板金筐体40の内側面と主要部材10の側面や底面及び補助部材20の底面などと良好に接触させ、スポット溶接やシーム溶接などの抵抗溶接などにより、組み立てた嵌め込みフレーム構造と板金筐体40とを接合することができる。これにより、この発明に係る嵌め込みフレーム構造を利用した板金筐体がえられる。
なお、この実施の形態2では、補助部材20の断面が、角ばっているU字形状なるものについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、L字形状を有する板金あるいは形鋼であってもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態1及び2では、主要部材10の第一係止部11の係止孔11a、11b及び11cを、補助部材20の板厚tより大きな隙間(t+β)に続いて補助部材20の板厚tより小さい隙間を有するようにしたが、この実施の形態3では、主要部材10の第一係止部11の係止孔11a、11b及び11cを、補助部材20の板厚tより大きな隙間(t+β)に続いて補助部材20の板厚tと同一の隙間を有するようにしている。
主要部材10の第一係止部11の係止孔11a、11b及び11cの間隙を、補助部材20の板厚tと同一とすることにより、上記実施の形態1及び2よりも、小さい力で補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cを主要部材10の係止孔11a、11b及び11cに容易に圧入することができ、また、簡単に分解し修正等が容易にできる。
また、主要部材10の第一係止部11の係止孔11a、11b及び11cの穴の間隙を、補助部材20の板厚tと同一とすることにより、荷重がかかった場合に主要部材10と補助部材20とが抜けにくくすることができ、従来のようなリベットを不要とすることができ、また、主要部材10と補助部材20の位置決めの精度を高くすることができる。
実施の形態4.
図17は、この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態4を示す斜視図である。
この実施の形態4では、上記実施の形態1〜3で示した主要部材10と補助部材20からなる嵌め込みフレーム構造において、補助部材20に嵌め込みによって接合された複数の第二補助部材30を設ける。補助部材20は、第三係止部23を有し、第二補助部材30は、第四係止部33を有する。
補助部材20の第三係止部23には、上記実施の形態1〜3と同様の第二補助部材30の板厚よりも大きな寸法の隙間に続いて、第二補助部材30の板厚と同一または第二補助部材30の板厚より小さな寸法の隙間を有する係止孔が形成され、第四係止部33には、第二補助部材30の補助部材20に形成された係止孔に嵌合する上記実施の形態1〜3と同様の凸形状部が形成されている。
この実施の形態4によれば、第二補助部材30で、さらに補強された嵌め込みフレーム構造が得られる。
また、図16に示したように、組み立てた嵌め込みフレーム構造を、そのまま、板金を成形した板金筐体40の内側に溶接で固定することができるので、固定のための余分な部品を必要としない。
実施の形態5.
図18は、この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態5を示す斜視図である。図19は、この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図であり、(b)は(a)の要部の拡大図である。図20は、この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における補助部材を示す斜視図であり、(b)は(a)の要部の拡大図である。図21は、この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図である。この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における主要部材と補助部材との組立工程を示す斜視図である。なお、これらの図において、濃度の薄い線は理解を容易にするために、本来、見えない線をぼかすことで示している。
図18に示すように嵌め込みフレーム構造は、一対の断面形状が角ばっているU字形状の主要部材10を、所定の距離だけ離反させ、その距離の中間を中心線としてこの中心線に対して左右対称に対向させて配置し、主要部材10と主要部材10との間に複数の断面形状が角ばっているU字形状の補助部材20を配置し、補助部材20の端部が主要部材10の角ばっているU字形状内面から嵌め込みによって接合された構造とする。
一対の角ばっているU字形状で溝形の主要部材10は、溝を上向きにして配置し、補助部材20の端部が主要部材10の3面に嵌め込みによって接合された構造とする。
図19(a)に示したように、主要部材10は補助部材20の端部を接合するための第一係止部11が設けられている。図19(b)に示したように、第一係止部11において主要部材10の底部10bから起立する中心線側にある一方の壁、すなわち、内側の壁10cの高さはその外側にある他方の壁10aの高さより低く形成されている(例えば、図9(b)のこと)。実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における補助部材の端部21や主要部材の係止部11の形状は実施の形態2と同様である。
図20(a)に示したように、補助部材20の端部には、主要部材10の第一係止部11に接合するための第二係止部21が設けられている。図20(b)に示したように、補助部材20の壁20aの先端部に第一凸形状部21aが形成され、壁20aの端部近傍の底部に第二凸形状部21b及び第三凸形状部21cが形成されている。また、第三凸形状部21cの上部にあたる近傍に切起こし部21dを予め設けておく。切起こし部21dは、周囲を打ち抜くことで形成できるものである。例えば、切り取られている部分は文字Cに近い形であり、略長方形形状の3辺と最後の1辺の両端の一部を切り取ったものである。切起こし部21dは、この略長方形形状の最後の1辺を軸として折り曲げて起こすことができる。
図21に示したように、主要部材10の3面(外側の壁10a、底部10b及び内側の壁10c)に形成された係止孔11a、11b及び11cには、それぞれ補助部材20の第一凸形状部21a、第二凸形状部21b及び第三凸形状部21cが嵌合されている。その後、切起こし部21dを曲げ起こすことになる。
補助部材20と主要部材10とを組立てる時、まず、図22に示したように、補助部材20を主要部材10に対して斜めに傾けた状態で、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cをそれぞれ、主要部材10の係止孔11a,11b及び11cの補助部材20の板厚tより大きな隙間(t+β)に挿入する。次に、補助部材20を上部から抑えることによって、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cを、主要部材10の係止孔11a、11b及び11cの板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間に圧入する。このとき、図13に示したように、補助部材20の凸形状部21aの下部及び凸形状部21cの前方部を斜め方向に削り取って接触回避部22a、22bを形成することにより補助部材20と主要部材10が組立途中に接触することによって組立てられなくなるのを、回避することができる。
また、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cはそれぞれ、主要部材10の係止孔11a、11b及び11cの端面と接触するようにするために、主要部材10の第一係止部11における係止孔11a、11b及び11cの位置、寸法あるいは補助部材20の第二係止部21における凸形状部21a、21b及び21cの位置、寸法を決定する。
また、図15に示したように、係止孔11a、11b及び11cを、補助部材20の板厚tより十分大きな隙間(t+β)に連通して、板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間としているので、凸形状部21a、21b及び21cを板厚tより大きな隙間(t+β)に挿入した後、補助部材20を上から押さえることによって凸形状部21a、21b及び21cを板厚tより所定の量(α)だけ小さな隙間に容易に圧入することができる。
この実施の形態5によれば、係止孔11a、11b及び11cと凸形状部21a、21b及び21cとは弾性変形し互いに圧縮力がかかり、この圧縮力により、組み立てた嵌め込みフレーム構造に荷重が係った場合に凸形状部21a、21b及び21cが係止孔11a、11b及び11cから容易に抜けないようにすることができ、また、主要部材10と補助部材20との位置決め精度を高くすることができる。
さらに、切起こし部21dを曲げ起こすことによって主要部材10と補助部材20を接合することができる。凸形状部21a、21b及び21cが係止孔11a、11b及び11cから抜けることはない。
また、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cはそれぞれ、主要部材10の係止孔11a、11b及び11cの端面と接触しているので、補助部材20の上に重量物を搭載した際、主要部材10の角ばっているU字形状の3面(外側の壁10a、底部10b及び内側の壁10cの面)で荷重を支持することができ、角ばっているU字形状の部材の剛性の高さを活かすことができる。
また、補助部材20と主要部材10を嵌合し組立てた時に、補助部材20の凸形状部21a、21b及び21cが主要部材10の係止孔11a,11b及び11cの外へはみ出さないような形状にすることで、図16に示したように、板金筐体40の内側面と主要部材10の側面や底面及び補助部材20の底面などと良好に接触させ、スポット溶接やシーム溶接などの抵抗溶接などにより、組み立てた嵌め込みフレーム構造と板金筐体40とを接合することができる。これにより、この発明に係る嵌め込みフレーム構造を利用した板金筐体がえられる。
なお、この実施の形態5では、補助部材20の断面が、角ばっているU字形状なるものについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、L字形状を有する板金あるいは形鋼であってもよい。
補助部材に切起こし部を設け、嵌め込み後抜けないように切起こし部に曲げ加工を施すことによって、主要部材と補助部材との位置決めの精度が高まり、また、主要部材と補助部材とが容易に外れないので、リベットなどの係止部品を不要とすることができ、さらに、主要部材と補助部材との係止部は二つの壁と底部の3つで荷重を支持することができるので、角ばっているU字形状の部材の剛性の高さを活かすことができる。主要部材と補助部材をより強固に接合することができる。
実施の形態6.
図23は、この発明に係る嵌め込みフレーム構造の実施の形態6を示す斜視図である。図24は、この実施の形態6の嵌め込みフレーム構造における主要部材を示す斜視図であり、(b)は(a)の要部の拡大図である。図25は、この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における第二主要部材を示す斜視図であり、(b)は(a)の要部の拡大図である。図26は、この実施の形態5の嵌め込みフレーム構造における接合部を示す斜視図である。なお、これらの図において、濃度の薄い線は理解を容易にするために、本来、見えない線をぼかすことで示している。
図23に示すように、この実施の形態6では、上記実施の形態1〜4で示した主要部材10と補助部材20からなる嵌め込みフレーム構造において、主要部材10に嵌め込みによって接合された両端部補助部材50を設ける。主要部材10は係止孔11d、11eを有し、両端部補助部材50の端部51に嵌め込む構造である。一対の主要部材10の折り曲がった先の両端部に嵌め込みによって両端部補助部材50が接合されることになる。
両端部補助部材50の端部51は、図25(b)に示すように、凸形状部51a,51bを有している。なお、凸形状部21cと同様に凸形状部51aは、へこんでいる部分が凸形状であり、凹形状とも呼べるものである。凸形状部51aは凸形状部51aに、凸形状部51bは凸形状部21cに対応するものであり、嵌め込みについての技術的思想は同様のものであり、異なるものではない。
補助部材20の断面形状はコの字型であるが、両端部補助部材50の断面形状はL字型として図面では描いているが、断面形状はコの字型にしてそれに対応する係止孔及び凸形状部を設けることもできる。
この実施の形態6によれば、主要部材10と両端部補助部材50を接合することによって主要部材10と補助部材20がより強固に接合される。これにより凸形状部21a、21b及び21cが係止孔11a、11b及び11cから抜けることはない。
一対の主要部材の両端部に嵌め込みによって両端部補助部材を接合することによって、主要部材と補助部材との位置決めの精度が高まり、また、主要部材と補助部材とが容易に外れないので、リベットなどの係止部品を不要とすることができ、さらに、主要部材と補助部材との係止部は二つの壁と底部の3つで荷重を支持することができるので、角ばっているU字形状の部材の剛性の高さを活かすことができる。主要部材と補助部材をより強固に接合することができる。
以上のように、実施の形態1から6による部材同士を嵌め合わせて組み立てる嵌め込みフレーム構造を用いた筐体は、主要部材と補助部材との位置決め精度を高め、リベットなどの係止部品を不要としたものとなる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。また、図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。また、明細書全文に表れている構成要素の形容は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
10 主要部材、10a,10c,20a 壁、10b,20b 底部、11 第一係止部、11a,11b,11c,11d,11e 係止孔、20 補助部材、21 第二係止部、21a,21b,21c,51a,51b 凸形状部、21d 切起こし部、22a,22b 接触回避部、23 第三係止部、30 第二補助部材、33 第四係止部、40 板金筐体、50 両端部補助部材。

Claims (9)

  1. 断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、上記距離の中間を中心線として上記中心線に対して左右対称に対向させて配置し、
    上記主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、
    上記主要部材と上記補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造において、
    上記主要部材は上記溝形の底部を下にして配置され、
    上記主要部材の係止部において、上記中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、
    上記主要部材の係止部における上記一方の壁、上記底部及び上記他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、
    上記補助部材の係止部には、上記他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、上記底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、上記一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、
    上記各係止孔は、上記補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、上記補助部材の板厚tと同一または上記補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、
    上記補助部材の係止部に切起こし部が設けられており、上記切起こし部は上記補助部材の延伸方向に対して曲げられた形状であること、
    を特徴とした嵌め込みフレーム構造。
  2. 断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、上記距離の中間を中心線として上記中心線に対して左右対称に対向させて配置し、
    上記主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、
    上記主要部材と上記補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造において、
    上記主要部材は上記溝形の底部を下にして配置され、
    上記主要部材の係止部において、上記中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、
    上記主要部材の係止部における上記一方の壁、上記底部及び上記他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、
    上記補助部材の係止部には、上記他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、上記底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、上記一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、
    上記各係止孔は、上記補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、上記補助部材の板厚tと同一または上記補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、
    上記補助部材は、上記一対の主要部材の両端部に嵌め込まれて接合されていることを特徴とした嵌め込みフレーム構造。
  3. 上記第一凸形状部、第二凸形状部及び第三凸形状部を各係止孔に嵌め込む際に上記補助部材が上記主要部材に接触しないように、上記第一凸形状部の下部、及び上記第三凸形状部の上記第二凸形状部側を斜め方向に削り取った接触回避部が形成されている請求項1または請求項2に記載の嵌め込みフレーム構造。
  4. 上記凸形状部が、上記係止孔の外へはみ出さないようにした請求項1または請求項2に記載の嵌め込みフレーム構造。
  5. 断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、上記距離の中間を中心線として上記中心線に対して左右対称であり、上記L字形状の内面側が互いに対向するように配置し、
    上記主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、
    上記主要部材と上記補助部材とが係止部で接合され、
    上記主要部材の係止部には隙間形状の係止孔が形成され、
    上記補助部材の係止部には上記係止孔に嵌め込まれる凸形状部が形成された嵌め込みフレーム構造において、
    上記各係止孔は、上記補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、上記補助部材の板厚tと同一または上記補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、
    上記凸形状部を上記係止孔に嵌め込む際に上記補助部材が上記主要部材に接触しないように、上記凸形状部の下部を斜め方向に削り取った接触回避部が形成され、
    上記補助部材の係止部に切起こし部が設けられており、上記切起こし部は上記補助部材の延伸方向に対して曲げられた形状であること、
    を特徴とした嵌め込みフレーム構造。
  6. 断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、上記距離の中間を中心線として上記中心線に対して左右対称であり、上記L字形状の内面側が互いに対向するように配置し、
    上記主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、
    上記主要部材と上記補助部材とが係止部で接合され、
    上記主要部材の係止部には隙間形状の係止孔が形成され、
    上記補助部材の係止部には上記係止孔に嵌め込まれる凸形状部が形成された嵌め込みフレーム構造において、
    上記各係止孔は、上記補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、上記補助部材の板厚tと同一または上記補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、
    上記凸形状部を上記係止孔に嵌め込む際に上記補助部材が上記主要部材に接触しないように、上記凸形状部の下部を斜め方向に削り取った接触回避部が形成され、
    上記補助部材は、上記一対の主要部材の両端部に嵌め込まれて接合されていることを特徴とした嵌め込みフレーム構造。
  7. 板金を成形した板金筐体の内側面に、
    断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、上記距離の中間を中心線として上記中心線に対して左右対称に対向させて配置し、
    上記主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、
    上記主要部材と上記補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造であって、
    上記主要部材は上記溝形の底部を下にして配置され、
    上記主要部材の係止部において、上記中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、
    上記主要部材の係止部における上記一方の壁、上記底部及び上記他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、
    上記補助部材の係止部には、上記他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、上記底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、上記一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、
    上記各係止孔は、上記補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、上記補助部材の板厚tと同一または上記補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、
    上記補助部材の係止部に切起こし部が設けられており、上記切起こし部は上記補助部材の延伸方向に対して曲げられた形状であること、
    を特徴とした嵌め込みフレーム構造。
  8. 板金を成形した板金筐体の内側面に、
    断面形状の少なくとも一部が角ばっているU字形状を有する溝形の一対の主要部材を、所定の距離だけ離反させ、上記距離の中間を中心線として上記中心線に対して左右対称に対向させて配置し、
    上記主要部材の間に断面形状の少なくとも一部がL字形状を有する複数の補助部材を配置し、
    上記主要部材と上記補助部材とが係止部で接合された嵌め込みフレーム構造であって、
    上記主要部材は上記溝形の底部を下にして配置され、
    上記主要部材の係止部において、上記中心線側にある一方の壁の高さがその外側にある他方の壁の高さより低く、
    上記主要部材の係止部における上記一方の壁、上記底部及び上記他方の壁に隙間形状の係止孔が形成され、
    上記補助部材の係止部には、上記他方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第一凸形状部と、上記底部に形成された係止孔に嵌め込まれる第二凸形状部と、上記一方の壁に形成された係止孔に嵌め込まれる第三凸形状部とが形成され、
    上記各係止孔は、上記補助部材の板厚tよりも大きな寸法の隙間に連通して、上記補助部材の板厚tと同一または上記補助部材の板厚tより小さな寸法の隙間を有し、
    上記補助部材は、上記一対の主要部材の両端部に嵌め込まれて接合されていることを特徴とした嵌め込みフレーム構造。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の嵌め込みフレーム構造を用いた筐体。
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