JP5835109B2 - 金型の型締装置 - Google Patents
金型の型締装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5835109B2 JP5835109B2 JP2012125572A JP2012125572A JP5835109B2 JP 5835109 B2 JP5835109 B2 JP 5835109B2 JP 2012125572 A JP2012125572 A JP 2012125572A JP 2012125572 A JP2012125572 A JP 2012125572A JP 5835109 B2 JP5835109 B2 JP 5835109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- workpiece
- fastening
- fastening member
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Forging (AREA)
Description
また、他に、分割された金型を締結する手段として、金型を容易に解除できるようにするため、油圧装置を用いる方法がある(たとえば、特許文献1参照)。
また、上記油圧装置による締結は、締結・解除に要する時間は短いが、設置スペースやコストの問題があった。
分割された金型を接合させて内部に被加工物を収容した状態で前記金型を締結するための型締装置であって、
接合された状態の前記金型に外嵌されて、前記被加工物の加工に伴う外向きの力による型開きを抑止する締結部材を備え、
前記金型の外側と該金型に外嵌される前記締結部材の内側との嵌合面が前記締結部材の移動方向に沿って傾斜するテーパ面に形成され、前記金型に前記締結部材が外嵌されることにより前記金型の接合面が強固に締結されるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、金型の型締め強度が強固であり、また、金型の接合面にガタや隙間が生じることがなく、被加工物の取付、取外しを瞬時に行うことができる型締装置を提供することができる。
前記金型は縦方向に複数割りに分割され、該分割された前記金型の接合面と直交する端部の一部が外方に突出され、該突出部の外側の側面が前記嵌合面を形成し、前記締結部材は前記金型の前記端部を覆うとともに前記端部に沿う内面を有し、前記金型の嵌合面と対向する内面部が嵌合面を形成し、前記両嵌合面は前記締結部材の締結方向に向かって暫時拡大するテーパ面に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、金型に対する締結部材の脱着が容易であるとともに、強固でガタのない締結ができる。また、脱着が繰り返えされ金型及び締結部材の嵌合面が摩耗しても、強固でガタのない締結を維持することができる。
前記金型の嵌合面及び締結部材の嵌合面は、内方に向かって暫時縮小するように傾斜していることを特徴としている。
この特徴によれば、ワークの加工の際、分割された金型に内圧がかかり金型に対して開方向の力が作用し、締結部材が嵌合面から離脱しようとしても、両嵌合面は内方に向かって暫時縮小しているため、締結部材の離脱を防止することができる。
前記金型内部の前記被加工物の収容される空間の下方には前記被加工物を支持する下受け部材が収容される空間が形成され、前記金型の前記被加工物の収容空間の上方には被加工物を加工する工具の出入用の孔が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、被加工物を下受け部材で確実に支持することができ、また、被加工物の加工を容易に行うことができる。
前記下受け部材はベースに固定されており、前記下受け部材と前記金型の下受け部材の収容される空間とは印ろう形状に形成され、前記金型の浮き上がりが防止されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、金型の浮き上がりが防止され、被加工物の加工を正確に行うことができる。
前記金型は、分割された前記金型の接合面と直交する一方の端部においてヒンジ結合され、前記ヒンジ部を支点として開閉装置により開閉される構造であることを特徴としている。
この特徴によれば、簡単な構造で金型の開閉を素早く行うことができ、被加工物の取付け・取外しの動作も含めたサイクルタイムの短縮により装置のインラインでの使用が可能になる。
前記締結部材はプレス機のノックアウト機構を利用して上昇されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、締結部材の上方への駆動が既存のプレス機の機構を利用できるため、他の駆動装置を必要としない。また、締結部材の締結動作もノックアウトピンの上昇により短時間で行うことができる。
前記被加工物を加工する工具がプレス機のラムに装着されていることを特徴としている。
この特徴によれば、工具の駆動が既存のプレス機の機構を利用できるため、他の駆動装置を必要としない。また、被加工物の加工もラムの下降により確実に行うことができる。
前記締結部品を下方に押圧する解除ピンがプレス機のラムに装着されていることを特徴としている。
この特徴によれば、締結部材の解除が既存のプレス機の機構を利用できるため、他の駆動装置を必要としない。また、締結部材の解除もラムの下降により確実に行うことができる。
ベース1の上には金型2が載置され、ベース1の下方には締結部材3が配置されている。また、金型2の上方には、既存のプレス機のラム4が配置されるようになっている。ベース1は、床上に配置された基礎板26から上方に立脚した柱部材27により支持されており、ベース1と基礎板26との間には空間が形成され、該空間に締結部材3が配置されようになっている。
金型2は、左右に分割された金型がヒンジ部19を支点として回動自在に支持される構造に限らず、左右の金型がスライドして接合される構造でもよい。また、金型2は、縦方向に2つ割りされた分割構造に限らず、縦方向に複数分割された分割構造であればよい。
なお、金型2の後側はヒンジ部が設けられることから、後側の端部14への締結部材3の配置を省略することも可能であり、本発明においては、少なくとも一方の端部に締結部材が配置されるものであればよい。
ベース1の下方に配設された締結部材3は、ベース1に穿孔された孔15を通して上下方向に移動自在になっており、図1では下方に待機している状態にあり、図2では上方に移動し、金型2を型締めした状態にある。
ワーク7は下受け部材9の上に据えられ、左右の金型2−1及び2−2が開閉装置5、5により接合された状態では、ワーク7及び下受け部材9は金型2−1及び2−2により挟み込まれた状態になる。図3では、ワーク7は、本体部が円筒状をなし、該本体部からV字状に2本の足が突出したものが示されているが、これに限らず、型割り方向とは異なる方向に加工されるものであればどのような形状のものでもよい。
下受け部材9はワーク7を下から支持する形状をしており、ワーク7を加工する中抜きピン11(図1及び2参照。)等が下降する際に進入可能な空間16が形成されている。また、下受け部材9はベース1に固定されており、下受け部材9の外側面には段部17が設けられ、該段部17に係合する下受け部材収容空間10にも段部18が形成され、これらの段部17及び18により下受け部材収容空間10が印ろう形状に形成されているため、金型2の浮き上がりが防止される。
図5には、左右の金型2−1及び2−2が開閉装置5、5によりヒンジ部19を支点として閉方向に駆動され、接合面6で接合され、接合面6と直交する前側の端部13及び後側の端部14にそれぞれ締結部材3、3が嵌合して左右の金型2−1及び2−2が締結されている状態が示されている。
なお、図4では、締結部材3は金型2の下方の約半分に嵌合するように設定されているが、これに限らず、金型2の上下方向の約全部に嵌合するようにしてもよい。
左右の金型2−1及び2−2の前側の端部13及び後側の端部14は、図6(b)に示すように、その幅方向の中央部が外方に突出され、該突出部21、21の外側の側面22、22が締結部材3との嵌合面を形成している。
このため、締結部材3の脱着が容易であるとともに、強固でガタのない締結ができる。また、脱着が繰り返えされて嵌合面22、22及び23、23が摩耗しても、強固でガタのない締結を維持することができる。
金型2に締結部材3が嵌合・締結された後、中抜きピン11及び締結部材解除ピン25が下向きに装着されたラム4が降下され、図7(b)に示すように、中抜きピン11が金型2の上方の孔12を通ってワーク7を貫通し穿孔する。穿孔により発生したバリ24は下受け部材9の空間16を通って基礎板26上に落下する。このバリ24は、切削されたものと異なり、ブロック状をしていることから再利用の価値が増大している。
ラム4は、中抜きピン11がワーク7を貫通した後もわずかに下降し、下受け部材9の空間16に進入して停止するが、中抜きピン11がワーク7を貫通した直後に、締結部材解除ピン25が締結部材3の上面に当接し、締結部材3を下方に押圧し落下させる。
次に、新たなワークが金型2内に取付けられ、加工が行われる。
図8は本発明の実施の形態に係る金型の型締装置の変形例を示す平面図であって、金型2は、平面視で4つに分割され、各4つの分割面に跨るように配置される4つの締結部材3で締結される。締結部材3は上下方向に移動されるようになっており、また、4つに分割された金型2−1〜2−4は矢印方向にスライドすることにより開閉するようになっている。
2 金型
3 締結部材
4 プレス機のラム
5 開閉装置
6 接合面
7 被加工物(ワーク)
8 ワーク収容空間
9 下受け部材
10 下受け部材収容空間
11 工具(中抜きピン)
12 金型の孔
13 前側の端部
14 後側の端部
15 ベースの孔
16 下受け部材の空間
17 下受け部材の外側面の段部
18 下受け部材収容空間の段部
19 ヒンジ部
20 ノックアウトピン
21 金型の端部の突出部
22 突出部の外側の側面(嵌合面)
23 締結部材の内面部(嵌合面)
24 穿孔により発生したバリ
25 締結部材解除ピン
26 基礎板
27 柱部材
Claims (7)
- 分割された金型を接合させて内部に被加工物を収容した状態で前記金型を締結するための型締装置であって、
接合された状態の前記金型に下方から外嵌されて、前記被加工物の加工に伴う外向きの力による型開きを抑止する締結部材を備え、
前記金型は縦方向に複数割りに分割され、該分割された前記金型の接合面と平面視で直交する端部の一部が外方に突出された突出部を備え、該突出部の外側の側面が前記嵌合面を形成し、前記締結部材は前記金型の前記端部を覆うとともに前記端部に沿う内面を有し、前記金型の嵌合面と対向する内面部が嵌合面を形成し、前記両嵌合面は前記金型の上方に向かって角度αでもって暫時拡大するテーパ面に形成され、
前記金型内部の前記被加工物の収容される空間の下方には前記被加工物を支持する下受け部材が収容される空間が形成され、前記金型の前記被加工物の収容空間の上方には被加工物を加工する工具の出入用の孔が形成されていることを特徴とする金型の締結装置。 - 前記金型の嵌合面及び締結部材の嵌合面は、内方に向かって暫時縮小するように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の金型の締結装置。
- 前記下受け部材はベースに固定されており、前記下受け部材と前記金型の下受け部材の収容される空間とは印ろう形状に形成され、前記金型の浮き上がりが防止されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の金型の締結装置。
- 前記金型は、分割された前記金型の接合面と直交する一方の端部においてヒンジ結合され、前記ヒンジ部を支点として開閉装置により開閉される構造であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の金型の締結装置。
- 前記締結部材はプレス機のノックアウト機構を利用して上昇されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の金型の締結装置。
- 前記被加工物を加工する工具がプレス機のラムに装着されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の金型の締結装置。
- 前記締結部品を下方に押圧する解除ピンがプレス機のラムに装着されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の金型の締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012125572A JP5835109B2 (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | 金型の型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012125572A JP5835109B2 (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | 金型の型締装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013248648A JP2013248648A (ja) | 2013-12-12 |
JP5835109B2 true JP5835109B2 (ja) | 2015-12-24 |
Family
ID=49847851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012125572A Active JP5835109B2 (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | 金型の型締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5835109B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5179160A (ja) * | 1974-12-18 | 1976-07-09 | Hitachi Ltd | Kanagatanokatajimehoho |
JP2999705B2 (ja) * | 1996-01-31 | 2000-01-17 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 金型装置 |
JP2000288797A (ja) * | 1999-04-08 | 2000-10-17 | Akechi Ceramics Co Ltd | 粉末成形用プレス金型 |
JP2002035852A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-02-05 | Yamamoto Suiatsu Kogyosho:Kk | ハイドロフォーミング装置 |
-
2012
- 2012-06-01 JP JP2012125572A patent/JP5835109B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013248648A (ja) | 2013-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1166925B1 (en) | Self-centering trim punch | |
US7578223B2 (en) | Modular die press assembly | |
JP6088285B2 (ja) | プレス型のスクラップ排出装置 | |
JP2000051967A (ja) | パンチホルダ装置 | |
JP5835109B2 (ja) | 金型の型締装置 | |
JP6360085B2 (ja) | 射出装置の取付架台および射出成形装置 | |
JP6353677B2 (ja) | セミホロー材のプレス剪断加工装置 | |
JP4247761B1 (ja) | 射出成形機の型締装置 | |
CN212042210U (zh) | 一种蜗轮箱飞边去除装置 | |
JP5276665B2 (ja) | 粉体プレスのためのダイプレスアセンブリ | |
JP2012000623A (ja) | 金型装置 | |
KR101811555B1 (ko) | 압축 성형품의 버 제거장치 | |
JP6457677B1 (ja) | クランプ装置 | |
JP2010131926A (ja) | 成型用金型および成型用金型の固定方法 | |
JP2007260756A (ja) | 鍛造用金型装置 | |
JP4521073B2 (ja) | 追抜き金型 | |
KR200383494Y1 (ko) | 다이세트 | |
JP2000197934A (ja) | 金型ユニット及びプレス加工方法 | |
CN218425381U (zh) | 一种匹配自动化生产的热锻冲孔模架结构 | |
JP2015074017A (ja) | 鍛造加工装置 | |
KR20140051634A (ko) | 자동 제품 취출 기능을 갖는 트리밍 금형 | |
KR101118411B1 (ko) | 안경테 홈 성형틀 고정 및 자동분리 가이드장치 | |
JP4333414B2 (ja) | バスバーアッセンブリの自動加工装置 | |
CN211679830U (zh) | 一种金属件锻造模具 | |
KR101118327B1 (ko) | 안경테 홈 성형틀 고정기능을 갖는 받침 플레이트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5835109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |