JP5833940B2 - 電線カバー - Google Patents
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Description
また、コネクタが搭載される車両等の振動により、電線カバーに振動が加わると、結束バンドが位置ずれを起して電線カバーから外れることがある。これを防止する典型的な手段として、図5に示すように、電線固定部39の両側面にU字状の切欠40を設けていた。この切欠40の内側に結束バンド43が挿入された状態で保持される。
特に、電線固定部39の下端に開口する切欠40が上方に向けて大きく形成されていると、電線固定部39の上端には細い括れ部44が残されているに過ぎない。したがって、この括れ部44を基点として、例えば、図5に破線で示す向きに亀裂が生じ易い。
電線固定部は、結束バンドが配置される配置面と、配置面から結束バンドの幅に対応する間隔をおいて立ち上がる第1保持面および第2保持面とによって構成される溝を備えている。
結束バンドは、溝内を埋めるように溝内に隙間なく保持され、溝において結束バンドが挿入される入口部分には、結束バンドの幅方向外側に拡がるテーパ部が形成されている。
このように、本発明は、切欠を設けることなく、結束バンドを電線固定部に確実に保持できるので、電線固定部の剛性を確保できる。
この発明によれば、第1保持面および第2保持面のいずれか一方の側で、配置面からの高さが他方の側よりも高くなるので、高い一方に結束バンドの側面が確実に掛かり、係止される。これによって結束バンドをより確実に保持できる。
この発明によれば、第1保持面と第2保持面との間の肉厚を他の部位よりも厚くしたことにより、配置面の肉厚方向の剛性を高めることができる。
切欠が形成されない電線固定部の配置面は、結束バンドの長さ方向における電線固定部の一端から他端まで、結束バンドの幅に対応する幅で連続している。
〔第1実施形態〕
本実施形態の電線カバー1は、コネクタ2に組み付けられて用いられる。
コネクタ2は、複数の図示しない端子を収容するハウジング21を備えた一般的な構造のものを適用できるため、電線カバー1への組み付け構造も含め、その説明を省略する。
電線3は、ハウジング21内の各端子から電線固定部7に向けて引き出されており、そこから電線カバー1の外部へとさらに引き出されている。なお、図1には、電線固定部7から露出した電線3の部分のみを示している。
カバー本体4は、その内側に複数の電線3を収容する収容空間6を有している。このカバー本体4は、ハウジング21の後端2A側を取り囲むように、コネクタ2に組み付けられる。
樹脂製の結束バンド5は、電線固定部7に一部が取り囲まれた電線3に巻かれることで、電線3を結束している。この結束バンド5は、断面矩形の長尺部材であるバンド素材の両端部を溶着等の適宜な手段によって接続したものである。
溝10は、結束バンド5が配置される底面10Sと、第1保持体8の第2保持体9に対向する側面8Aと、第2保持体9の第1保持体8に対向する側面9Aとによって構成されている。第1保持体8の側面8Aの上端側には、面取り部Cが形成されている。第2保持体9の側面9Aの上端側にも同様に面取り部Cが形成されている。
底面10Sは、切欠きが形成されていないため、結束バンド5の長さ方向における電線固定部7の一端71から他端72(図1(B))まで、結束バンド5の幅に対応する幅で一様に連続している。
溝10の底部10Aの厚み(肉厚)T1は、カバー本体4の厚みT0と同じでもよいが、本実施形態ではそれよりも厚くしてある。
次に、結束バンド5(バンド素材)を電線固定部7および電線3に巻きつける。このとき、結束バンド5は第1保持体8と第2保持体9とによって底面10Sに位置決めされる。面取り部Cの形成により、溝10の入口側が広く開放されているので、溝10への挿入過程で結束バンド5が平面方向に少々ずれても、結束バンド5を底面10Sに配置し易い。
続いて、結束バンド5(バンド素材)の両端を接続すると、溝10内に保持された結束バンド5によって電線3が結束される。このとき、第1保持体8の側面8Aに結束バンド5の一方の側面が接触し、第2保持体9の側面9Aに結束バンド5の他方の側面が接触し、さらに底面10Sに結束バンド5の裏面が接触するので、結束バンド5は溝10内に隙間なく保持される。そのため、コネクタ2に振動が加わったとしても、結束バンド5が溝10から抜け出ることなく溝10内に確実に保持されるので、結束バンド5により電線3が電線固定部7に安定して固定される。
以上の作業により、電線カバー1の組み付けが完了する。
そして、剛性確保によって破損が阻止されることにより、電線カバーの組み付け時に、破損を生じさせないための作業の管理が不要となり、かつ、破損の検査工程も削減できる。
さらに、上記実施形態では、第2保持体9をフランジ状としているが、図2(B)に示す形態の第2保持体13としてもよい。この構成においても、上記と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第2実施形態の電線カバーについて説明する。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3(A)に示すように、本実施形態における電線固定部17では、溝18の底面18Sに電線固定部17の先端7Aに向けて下る傾斜が付けられている。
底面18Sは、それぞれ底面18Sから立ち上がる第1保持体8および第2保持体9の高さ方向に対して傾斜しており、底面18Sからの第1保持体8の高さH1が底面18Sからの第2保持体9の高さH2よりも高くなっている。第1保持体8の側面8Aの高さH1は、結束バンド5の厚みよりも十分に大きくなっている。
上記のように底面18Sが傾斜しているため、第1保持体8側での底部18Aの厚みT1よりも第2保持体9側での底部18Aの厚みT2の方が厚くなっている。
その上、組み付け作業時などに生じうる上向きの外力が加わったときに、底部18Aの中で最も大きい応力が生じる第2保持体9側の厚みT2が大きいので、破損に耐える剛性が確保されている。
なお、底面10Sの傾斜角度は、第1保持体8および第2保持体9の高さ、結束バンド5の幅・厚み等に応じて適宜決められる。
例えば図3(B)に示す電線カバーでは、電線固定部7の外周面7Sに円弧状の切欠19が形成されている。図示しないもう一方の外周面にも同様の切欠19が形成されている。切欠19は、電線固定部7における第1保持体8および第2保持体9の間の領域に、電線固定部7の剛性に支障がない大きさで形成されている。
電線固定部7に結束バンド5を巻くと、切欠19の内側に結束バンド5が挿入される。そして、第1保持体8および第2保持体9と、切欠19とによって結束バンド5がより一層確実に電線固定部7に保持される。
2 コネクタ
3 電線
4 カバー本体
4A 引出し端
5 結束バンド
7,17 電線固定部
8 第1保持体
8A 側面(第1保持面)
9 第2保持体
9A 側面(第2保持面)
10,18 溝
10A,18A 底部
10S、18S 底面(配置面)
19 切欠
Claims (4)
- 電気コネクタの端子に接続される電線を覆うとともに、前記電線を結束バンドにより固定する電線カバーであって、
前記電気コネクタに組み付けられ、前記電線を収容するカバー本体と、
前記カバー本体における前記電線の引き出し側に設けられるとともに、前記結束バンドにより前記電線と共に巻かれる電線固定部と、を備え、
前記電線固定部は、
前記結束バンドが配置される配置面と、前記配置面から前記結束バンドの幅に対応する間隔をおいて立ち上がる第1保持面および第2保持面とによって構成される溝を備え、
前記結束バンドは、
前記溝内を埋めるように前記溝内に隙間なく保持され、
前記溝において前記結束バンドが挿入される入口部分には、
前記結束バンドの幅方向外側に拡がるテーパ部が形成されている、
ことを特徴とする電線カバー。 - 前記配置面は、前記第1保持面および前記第2保持面の高さ方向に対して傾斜している、
請求項1に記載の電線カバー。 - 前記電線固定部における前記第1保持面と前記第2保持面との間の肉厚は、前記電線カバーにおける他の部位よりも厚い、
請求項1または2に記載の電線カバー。 - 前記配置面は、切欠が形成されることなく、前記結束バンドの長さ方向における前記電線固定部の一端から他端まで連続している、
請求項1から3のいずれか一項に記載の電線カバー。
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