JP5831205B2 - データ共有プログラム、情報処理装置、及びデータ共有システム - Google Patents

データ共有プログラム、情報処理装置、及びデータ共有システム Download PDF

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Description

本発明は、通信機能を有する複数の情報処理装置間でデータ共有する技術に関するものである。
例えば、特許文献1には、共有資料を用いた会議を行う場合に、開催者が説明を開始する前に、サーバを介して、会議参加者のクライアント端末に対し、資料データを送信することで、会議資料を共有する技術が開示されている。
このように、従来では、サーバ・クライアント間でデータを送受信し、データ共有を行う技術が知られている。
しかしながら、従来の方法では、情報処理装置間でデータ共有を行う場合に、1台の情報処理装置が他の情報処理装置に共有データを提供する仕組みであることから、処理負荷やデータ送信時間がかかる問題がある。
例えば、参加者の多い会議では、会議前に、複数の情報処理装置が、共有データを提供する情報処理装置にアクセスし、会議資料のデータを取得することになる。そのため、共有データを提供する情報処理装置において、データ共有時の処理が集中してしまい、通信処理の負荷や共有データの送信時間の冗長につながる。よって、複数の情報処理装置において、データ共有を行う際には、分散処理による負荷軽減や効率的なデータ共有が望まれる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、処理負荷が軽減され、効率よくデータ共有できるデータ共有プログラム、情報処理装置、及びデータ共有システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ共有プログラムは、所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置と、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置とを含む、複数の情報処理装置間でデータ共有を行うデータ共有プログラムであって、前記開催者の情報処理装置に、前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手順と、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手順と、を実行させ
前記通知手順は、前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
前記通知手順は、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を複数特定した場合に、前記参加通知の受付順に基づき、特定した複数の情報処理装置の中から、前記共有データの取得先とする情報処理装置を決定することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置と接続され、複数の情報処理装置間でデータ共有を行う、所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置であって、前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手段と、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手段と、を有し、
前記通知手段は、前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
前記通知手段は、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を複数特定した場合に、前記参加通知の受付順に基づき、特定した複数の情報処理装置の中から、前記共有データの取得先とする情報処理装置を決定することを特徴とする
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ共有システムは、所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置と、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置とが接続され、複数の情報処理装置間でデータ共有を行うデータ共有システムであって、前記開催者の情報処理装置が、前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手段と、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手段と、を有し、
前記通知手段は、前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
前記通知手段は、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を複数特定した場合に、前記参加通知の受付順に基づき、特定した複数の情報処理装置の中から、前記共有データの取得先とする情報処理装置を決定することを特徴とする。
本発明によれば、処理負荷が軽減され、効率よくデータ共有可能なデータ共有プログラム、情報処理装置、及びデータ共有システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るデータ共有システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る参加リストのデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る送信中リストのデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る送信完了リストのデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の処理手順例(その1)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の各リストのデータ遷移例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の動作例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の処理手順例(その2)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の各リストのデータ遷移例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の動作例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ取得先決定時の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の動作例(その3)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の動作例(その4)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ共有時の動作例(その5)を示す図である。 本発明の変形例1に係るデータ共有システムの構成例を示す図である。 本発明の変形例1に係る投影装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の変形例2に係るデータ共有システムの構成例を示す図である。 本発明の変形例3に係るデータ共有システムの構成例を示す図である。 本発明の変形例3に係るデータ共有システムの利用例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るデータ共有システム1000の構成例を示す図である。
図1(A)には、複数の情報処理装置100〜100(以下総称する場合「情報処理装置100」という)が、ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)を介して接続される構成例が示されている。なお、本実施形態では、無線通信環境を想定している。よって、上記データ伝送路Nは、例えば、無線LANやBluetooth(商標又は登録商標)ネットワークなどである。
情報処理装置100は、無線通信機能、情報入力機能、及び情報表示機能などを有する機器である。なお、本実施形態では、デスクトップ型の一般的なPC(Personal Computer)ではなく、携帯性に優れた情報端末を想定している。例えば、上記情報処理装置100は、スマートフォンやタブレットPCなどである。
図1(B)には、本実施形態に係るデータ共有システム1000を、会議に利用した場合(利用場面)の例が示されている。この場合、本実施形態に係るデータ共有システム1000は、次のように利用される。なお、以下の説明では、情報処理装置間で共有する会議の資料データを、情報処理装置100が保持しているものとする。
まず、開催者は、情報処理装置100により、会議室内に設置されたアクセスポイントAPを検出し、ネットワークに接続する。その結果、情報処理装置100は、他の情報処理装置100〜100からの会議の参加通知を待つ。
この状態で、参加者Aは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークに接続する。その結果、情報処理装置100は、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、自機の機器情報を、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
その後、参加者Bは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークに接続する。その結果、情報処理装置100は、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、データ共有済みの情報処理装置100(資料データ取得済み機器)の機器情報を、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
またその後、参加者Cは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークに接続する。その結果、情報処理装置100は、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、データ共有済みの情報処理装置100(資料データ取得済み機器)の機器情報を、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
このように、本実施形態では、1台の情報処理装置100が他の情報処理装置100〜100に共有データを提供する仕組みではない。本実施形態に係るデータ共有システム1000では、共有データを保持している全ての情報処理装置100が、新たに参加した情報処理装置100に対するデータ提供元の候補となる。
以上のように、本実施形態に係るデータ共有システム1000では、上記システム構成により、情報処理装置間における分散型のデータ共有サービスを提供することができる。
なお、上記アクセスポイントAPは、例えばインターネットなどの外部ネットワーク(パブリックエリア)とLANなどの内部ネットワーク(プライベートエリア)との間のデータ通信を中継するルーティング機能(中継機能)を有するものであってもよい。この場合、データ共有システム1000では、広域エリアに対して上記データ共有サービスを提供することができる。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、タッチパネルなどを含み、情報処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、情報処理装置100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、情報処理装置100をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、情報処理装置100は、インタフェース装置107を介して、他の情報処理装置100とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、情報処理装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能を提供するアプリケーション(例えば「データ共有機能を実現するアプリ」)などがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、情報処理装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、SDメモリカード(SD Memory Card)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、情報処理装置100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをRAM(メモリ)上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する処理装置である。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100では、上記ハードウェア構成により、各種情報処理サービスを提供することができる。
<データ共有機能>
本実施形態に係るデータ共有機能について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置100では、当該装置が開催者の情報処理装置100(以下便宜上「開催機器」という)であった場合に、他の情報処理装置100(以下便宜上「参加要求機器」という)からの開催イベントへの参加通知を受け付ける。開催機器である情報処理装置100は、既に参加通知を受け付けた情報処理装置100(以下便宜上「参加機器」という)のデータ共有状態やデータ送信状態に基づき、参加機器の中から、参加要求機器が共有データを取得する機器(データ取得先)を決定する。開催機器である情報処理装置100は、決定した機器を参加要求機器に通知する。その結果、参加要求機器は、通知された機器から共有データを取得する。本実施形態に係る情報処理装置100は、このようなデータ共有機能を有している。
従来の方法では、情報処理装置間でデータ共有を行う場合に、1台の情報処理装置100(サーバ)が他の情報処理装置100〜100(クライアント)に共有データを提供する仕組みであることから、処理負荷やデータ送信時間がかかる問題があり、分散処理による負荷軽減や効率的なデータ共有が望まれる。
そこで、本実施形態に係る情報処理装置100では、開催機器として参加要求機器から参加通知を受け付けると、参加要求機器に対して、データ共有済みの参加機器をデータ取得先として通知し、通知した機器から共有データを取得させる仕組みとした。
これにより、本実施形態に係るデータ共有システム1000は、情報処理装置間において、共有データの取得処理が分散して行われる環境を提供する。その結果、本実施形態に係るデータ共有システム1000では、処理負荷が軽減され、効率よくデータ共有できる。
以下に、本実施形態に係るデータ共有機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係るデータ共有機能の構成例を示す図である。なお、図3では、開催機器にあたる開催者の情報処理装置100を参照符号100a、参加機器にあたる参加者の情報処理装置100を参照符号100b、参加要求機器にあたる参加者の情報処理装置100を参照符号100cで示している。
図3に示すように、本実施形態に係る情報処理装置100は、主に通信制御部11を有している。通信制御部11は、情報処理装置間におけるデータ通信を制御する機能部であり、参加通知部111、参加受付部112、データ取得先通知部113、データ取得部114、データ送信部115、及び送信完了受付部116などの各機能部を有している。本実施形態に係るデータ共有機能は、情報処理装置間において、通信制御部11が有する上記各機能部が連携動作することにより実現される。
また、図3の実線枠で示すように、開催機器100aでは、参加受付部112、データ取得先通知部113、データ送信部115、及び送信完了受付部116が動作し、参加機器100bでは、データ送信部115が機能し、参加要求機器100cでは、参加通知部111及びデータ取得部114が動作する。
《開催機器》
まず、開催機器100aがデータ共有時の通信制御に用いる各種情報について説明する。
開催機器100aは、参加リスト、送信中リスト、及び送信完了リストなどの各種情報を保持している。
参加リストは、参加要求機器100cを管理する情報であり、参加リスト保持部20に記録され保持される。また、送信中リストは、共有データの送信元(送信側)にあたるデータ共有済みの参加機器100bと共有データの送信先(受信側)にあたる参加要求機器100cとの関係を管理する情報であり、送信中リスト保持部30に記録され保持される。また、送信完了リストは、データ共有済みの参加機器100bとなった参加要求機器100cを管理する情報であり、送信完了リスト保持部40に記録され保持される。
上記各保持部20,30,40は、例えば、開催機器100aが備える記憶装置(「HDD」や「RAM」など)の所定の記憶領域にあたる。
図4は、本実施形態に係る参加リスト20Dのデータ例を示す図である。
図4に示すように、参加リスト20Dは、[管理識別]及び[機器識別]などの情報項目が対応付けられた情報セットを、情報処理装置単位で管理するデータである。
[管理識別]項目は、参加通知を管理するための識別情報(以下単に「管理識別情報」という)を保持する項目である。項目値には、例えば、参加通知受付時に発行されるユニークな管理識別子(採番値)などがある。図中には、参加通知の受付順(参加順)に発行されたID値の例が示されている。また、[機器識別]項目は、参加要求機器100cの識別情報(以下「機器識別情報」という)を保持する項目である。項目値には、例えば、情報処理装置100に予め割り当てられたユニークな機器識別子(設定値)などがある。図中には、ネットワーク設定値であるIPアドレス(Internet Protocol address)の例が示されている。
これらの項目値は、情報セットの単位で登録・削除(管理)される。
データ登録では、参加通知受付時に、参加要求機器100cに対して発行された管理識別子と参加要求機器100cから取得した機器情報(参加通知受付時の受信データ)に含まれる機器識別子とが対応付けられて、[管理識別]項目及び[機器識別]項目の情報セットとして受付順に登録される。なお、開催機器100aに該当する情報セットも、開催機器100aが参加通知待ちの状態となったときに登録される。
また、データ削除では、開催イベント終了時に、[管理識別]項目及び[機器識別]項目の情報セットが削除される。
このように、開催機器100aでは、上記参加リスト20Dにより、開催イベントへの参加機器を管理する。
図5は、本実施形態に係る送信中リスト30Dのデータ例を示す図である。
図5に示すように、送信中リスト30Dは、2つの[管理識別]項目が対応付けられた情報セットを、データ共有時におけるデータ送受信の対応関係の単位で管理するデータである。
[管理識別]項目は、参加通知受付時に発行された管理識別情報を保持する項目であり、具体的には、共有データの送信元にあたるデータ共有済みの参加機器100bに対応する管理識別情報(以下便宜上「送信元機器の管理識別情報」という)と共有データの送信先にあたる参加要求機器100cに対応する管理識別情報(以下便宜上「送信先機器の管理識別情報」という)とを保持する項目である。
これらの項目値は、情報セットの単位で登録・削除(管理)される。
データ登録では、データ共有時に、送信元の参加機器100b(以下便宜上「送信元機器」という)に対応する管理識別子と送信先の参加要求機器100c(以下便宜上「送信先機器」)に対応する管理識別子とが対応付けられて、[管理識別]項目の値(送信元機器と送信先機器の管理識別情報)として登録される。
また、データ削除では、共有データ送信完了時に、[管理識別]項目の情報セットが削除される。
このように、開催機器100aでは、上記送信中リスト30Dにより、データ共有時におけるデータ送受信の対応関係を管理する。
図6は、本実施形態に係る送信完了リスト40Dのデータ例を示す図である。
図6に示すように、送信完了リスト40Dは、1つの[管理識別]項目を、情報処理装置単位で管理するデータである。
[管理識別]項目は、参加通知受付時に発行された管理識別情報を保持する項目であり、具体的には、データ送信が完了した(共有データの取得が完了した)参加要求機器100cに対応する管理識別情報(以下便宜上「送信完了済み機器の管理識別情報」という)を保持する項目である。
この項目値は、情報項目の単位で登録・削除(管理)される。
データ登録では、データ送信完了時に、送信先の参加要求機器100cに対応する管理識別子が、[管理識別]項目の値(送信完了済み機器の管理識別情報)として登録される。
また、データ削除では、開催イベント終了時に、[管理識別]項目が削除される。
このように、開催機器100aでは、上記送信完了リスト40Dにより、参加要求機器100cのうち、データ共有済みの参加機器100bとなった参加要求機器100c(以下便宜上「送信完了済み機器」という)を管理する。
図3の説明に戻る。参加受付部112は、参加要求機器100cからの参加通知を受け付ける機能部である。参加受付部112は、例えば、参加要求機器100cから機器情報を受信することで、参加通知を受け付ける。参加受付部112は、参加通知を受け付けると、参加リスト保持部20にアクセスし、参加リスト20Dに、参加要求機器100cに対応する管理識別情報と機器識別情報とを登録する。
データ取得先通知部113は、参加要求機器100cの共有データ取得先を通知する機能部である。データ取得先通知部113は、参加要求機器100cが共有データを取得する参加機器100b(データ取得先)を決定し、参加要求機器100cに対して、決定したデータ取得先(参加機器)を通知する。データ取得先の決定は、取得先決定部1131により行われる。
取得先決定部1131は、参加機器100bのデータ共有状態やデータ送信状態に基づき、データ共有済みの参加機器100bの中から、参加要求機器100cが共有データを取得する機器(データ取得先)を決定する。具体的には、次のように決定する。
取得先決定部1131は、参加受付部112が参加通知を受け付けると、送信中リスト保持部30及び送信完了リスト保持部40にアクセスする。取得先決定部1131は、送信完了リスト40Dを参照し、登録された送信完了済み機器の管理識別情報を取得する。取得先決定部1131は、送信中リスト30Dを参照し、取得した送信完了済み機器の管理識別情報に基づき、[管理識別]項目(送信元機器の管理識別情報)を検索する。取得先決定部1131は、検索結果(該当情報の有無)に基づき、送信元機器の管理識別情報として登録されていない送信完了済み機器の管理識別情報を特定する。
これにより、取得先決定部1131は、データ送信中でないデータ共有済みの参加機器100bを特定し、参加要求機器100cのデータ取得先として決定する。つまり、取得先決定部1131は、参加機器100bの中から、既に共有データを取得済みで(共有データを保持しており)、かつ、他の情報処理装置100に共有データを送信中でなく、参加要求機器100cに対するデータ送信時の処理負荷が小さい参加機器100bを、データ取得先として決定する。
なお、取得先決定部1131は、データ送信中でないデータ共有済みの参加機器100bを特定できなかった場合、開催機器100aを、データ取得先として決定する。また、取得先決定部1131は、データ送信中でないデータ共有済みの参加機器100bを複数特定した場合、特定した複数の参加機器100bのうち、開催イベントへの参加順が最も早い参加機器100bを、データ取得先として決定する。開催イベントへの参加順は、例えば、参加順(参加通知の受付順)に従って発行された管理識別情報や参加リスト20Dにおける管理識別情報の登録順(並び順)などに基づき判断できる。
データ取得先通知部113は、取得先決定部1131により決定された参加機器100bを、参加要求機器100cに対して通知する。データ取得先通知部113は、データ取得先の決定を受けて、参加リスト保持部20にアクセスする。データ取得先通知部113は、決定された参加機器100bに対応する管理識別情報に基づき、参加リスト20Dを参照し、一致する管理識別情報に対応付けられた機器識別情報(該当情報セットの機器識別情報)を取得する。データ取得先通知部113は、取得した機器識別情報を、参加要求機器100cに送信し、データ取得先を通知する。
このように、本実施形態に係るデータ共有機能では、開催機器100aとして参加要求機器100cから参加通知を受け付けると、参加要求機器100cに対して、データ共有済みの参加機器100bをデータ取得先として通知し、通知した機器から共有データを取得させることができる。
また、データ取得先通知部113は、参加要求機器100cにデータ取得先を通知すると、送信中リスト30Dに、データ取得先として決定した参加機器100bに対応する管理識別情報とデータ取得先を通知した参加要求機器100cに対応する管理識別情報との情報セットを登録する。これにより、開催機器100aでは、送信中リスト30Dにより、データ共有時におけるデータ送受信の新たな対応関係が管理される。
データ送信部115は、参加要求機器100cからのデータ取得要求に応じて、共有データを送信する機能部である。なお、開催機器100aが有するデータ送信部115は、上記取得先決定部1131が開催機器100aをデータ取得先に決定した場合に機能する。
データ送信部115は、データ取得要求を受け付けると、所定の記憶領域に保持される共有データを、参加要求機器100cに送信することで、データ取得要求に応答する。なお、上記所定の記憶領域とは、開催機器100aが備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
また、データ送信部115は、共有データの送信を終えると、送信完了受付部116に対して、共有データの送信完了を通知する。
送信完了受付部116は、データ共有時におけるデータ送信の完了通知を受け付ける機能部である。送信完了受付部116は、例えば、データ送信部115から、送信元機器と送信先機器との機器識別情報を受信することで、完了通知を受け付ける。
送信完了受付部116は、データ取得先に決定された参加機器100bと参加要求機器100cとの間でデータ共有が行われた場合、参加機器100b(データ送信部)から、データ送信の完了通知(参加機器と参加要求機器との機器識別情報)を受け付ける。また、送信完了受付部116は、データ取得先に決定された開催機器100aと参加要求機器100cとの間でデータ共有が行われた場合、データ送信部115から、データ送信の完了通知(開催機器と参加要求機器との機器識別情報)を受け付ける。
送信完了受付部116は、データ送信の完了通知を受け付けると、送信完了リスト保持部40にアクセスし、送信完了リスト40Dに、共有データを取得した参加要求機器100c(送信完了済み機器)に対応する管理識別情報を登録する。登録する管理識別情報は、次のように取得する。送信完了受付部116は、参加リスト保持部20にアクセスする。送信完了受付部116は、完了通知受付時の参加要求機器100cの機器識別情報に基づき、参加リスト20Dを参照し、一致する機器識別情報に対応付けられた管理識別情報(該当情報セットの管理識別情報)を取得する。これにより、開催機器100aでは、送信完了リスト40Dにより、送信完了済み機器が管理される。
また、送信完了受付部116は、データ送信の完了通知を受け付けると、送信中リスト保持部30にアクセスし、送信中リスト30Dから、共有データ取得時の送信元機器と送信先機器とに対応する情報セットを削除する。送信完了受付部116は、送信中リスト保持部30にアクセスする。送信完了受付部116は、送信完了リスト40Dへの登録時に取得した、送信元機器と送信先機器とに対応する管理識別情報に基づき、送信中リスト30Dを参照し、一致する管理識別情報(該当情報セット)を削除する。なお、送信元機器の管理識別情報は、上述した送信先機器の管理識別情報の取得と同様の方法で取得できる。
《参加機器》
データ送信部115は、データ取得要求を受け付けると、参加機器100bが備える記憶装置の所定の記憶領域に保持される共有データを、参加要求機器100cに送信することで、データ取得要求に応答する。
また、データ送信部115は、共有データの送信を終えると、開催機器100a(送信完了受付部)に対して、共有データの送信完了を通知する。
なお、上述したように、データ送信完了の通知先は、データ送信部115が動作する情報処理装置100(動作環境)によって異なる。具体的には、開催機器100aと参加機器100bとで異なる。そこで、データ送信部115では、同機能部115の動作環境に応じて、データ送信完了の通知先を切り換える。データ送信部115は、同機能部115の動作環境が、開催機器100aか、又は、参加機器100bかを判断する。その結果、データ送信部115は、動作環境が参加機器100bの場合、データ送信完了の通知先を開催機器100aとする。一方、データ送信部115は、動作環境が開催機器100aの場合、データ送信完了の通知先を送信完了受付部116とする。なお、動作環境は、例えば、各種リスト20,30,40の有無などに基づき判断できる。
《参加要求機器》
参加通知部111は、開催イベントへの参加を通知する機能部である。参加通知部111は、開催イベントのネットワークが検出され、接続に成功すると、開催機器100a(参加受付部)に対して、参加を通知する。
データ取得部114は、共有データの取得を要求する機能部である。データ取得部114は、開催機器100a(データ取得先通知部)から通知されたデータ取得先にあたる開催機器100a又は参加機器100bに対して、共有データの取得を要求する。データ取得部114は、例えば、通知受付時の機器識別情報に基づき、開催機器100a又は参加機器100bにアクセスし、共有データの取得要求を行う。
これにより、本実施形態に係るデータ共有機能では、情報処理装置間において、共有データの取得処理が分散して行われる。
以上のように、本実施形態に係るデータ共有機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、上記各機能部は、システム1000を構成する情報処理装置100に搭載(インストール)されたデータ共有プログラム(データ共有機能を実現するソフトウェア)が、情報処理装置100が備えるCPU106(演算装置)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係るデータ共有機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すシーケンス図及びフローチャートを用いて説明する。
《データ共有の処理》
本実施形態に係るデータ共有処理には、データ共有システム1000における2つの場面に対応する処理がある。
1つは、システム内に参加機器100bが1台も存在せず、開催機器100aが参加通知の受付待ち状態で、最初の参加要求機器100cから参加通知を受け付けた場合の処理である。
もう1つは、システム内に参加機器100bが存在し、開催機器100aが参加通知の受付待ち状態で、次の参加要求機器100cから参加通知を受け付けた場合の処理である。
以下には、上記場面ごとの処理手順例について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、開催機器100a(開催者の情報処理装置)を機器[1]100、参加機器100b又は参加要求機器100c(参加者の情報処理装置)を機器[2]100,機器[3]100とする。
[場面1]:開催機器が最初の参加通知を受け付けた場合
図7は、本実施形態に係るデータ共有時の処理手順例(その1)を示すシーケンス図である。また、図8は、本実施形態に係るデータ共有時の各リスト20D,30D,40Dのデータ遷移例(その1)を示す図であり、図7に示すデータ共有処理の実行による参加リスト20D、送信中リスト30D、送信完了リスト40Dのデータ遷移例が示されている。
図7に示すように、機器[1]100は、参加受付部112により、機器[2]100(参加通知部)から、開催イベントへの参加通知を受け付ける(ステップS101)。なおこのとき、参加通知部111は、機器[1]100(参加受付部)に対して、機器[2]100の機器情報を送信し、参加通知を行う。
機器[1]100では、参加通知を受け付けると、各機能部により、次のような処理が実行される。
参加受付部111は、機器[2]100を、参加リスト20Dに登録する(ステップS102)。このとき、参加受付部111は、参加リスト保持部20にアクセスし、参加リスト20Dを参照する。参加受付部111は、参加通知受付時に発行された管理識別情報(ID値)と機器[2]100から取得した機器識別情報(IPアドレス)とを、新規の情報セットとして、参加リスト20Dに登録する。その結果、参加リスト20Dは、図8(A)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、参加リスト20Dには、開催機器100aである機器[1]100のID値'1'と機器[1]100のIPアドレス'192.168.11.010'が登録されている。この状態で、上記ステップS102の処理が実行されると、機器[2]100のID値'2'と機器[2]100のIPアドレス'192.168.11.011'が、新規の参加要求機器100cとして登録される。
図7の説明に戻る。次に、参加受付部111は、データ取得先通知部113に対して、機器[2]100へのデータ取得先通知を指示する(ステップS103)。
これを受けて、データ取得先通知部113は、各リスト20D,30D,40Dを参照し、参加機器100bのデータ共有状態やデータ送信状態に基づくデータ取得先決定処理を実行する(ステップS104)。その結果、データ取得先決定処理では、参加機器100bが1台も存在しないため、機器[1]100をデータ取得先として決定する。なお、データ取得先決定処理についての詳細は、図13を用いて後述する。
データ取得先通知部113は、決定したデータ取得先を、機器[2]100(データ取得部)に通知する(ステップS105)。このとき、データ取得先通知部113は、データ取得先に決定した機器[1]100の機器識別情報(IPアドレス)を送信する。
その後、データ取得先通知部113は、データ取得先に決定した機器[1]100(送信元機器)と参加要求機器100cである機器[2]100(送信先機器)を、送信中リスト30Dに登録する(ステップS106)。このとき、データ取得先通知部113は、送信中リスト保持部30にアクセスし、送信中リスト30Dを参照する。データ取得先通知部113は、送信元機器である機器[1]100の管理識別情報(ID値)と送信先機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)とを、新規の情報セットとして、送信中リスト30Dに登録する。その結果、送信中リスト30Dは、図8(B)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、送信中リスト30Dは、現在、共有データの送受信が行われていないため、各情報項目の値がNULLとなっている。この状態で、上記ステップS106の処理が実行されると、送信元機器である機器[1]100のID値'1'と送信先機器である機器[2]100のID値'2'が、新規のデータ送受信の対応関係として登録される。
図7の説明に戻る。その結果、機器[2]100では、データ取得先通知を受け付けると、データ取得部114により、機器[1]100(データ送信部)に対して、共有データの取得を要求する(ステップS107)。このとき、データ取得部114は、データ取得先通知受付時の機器識別情報(IPアドレス)に基づき、機器[1]100にアクセスし、データ送信部115に対し、共有データの取得要求を行う。
これを受けて、機器[1]100は、データ送信部115により、機器[2]100(データ取得部)に対して、共有データを送信する(ステップS108)。
次に、データ送信部115は、送信完了受付部116に対して、共有データの送信完了を通知する(ステップS109)。このとき、データ送信部115は、送信元機器である機器[1]100の機器識別情報(IPアドレス)と送信先機器である機器[2]100の機器識別情報(IPアドレス)とを渡す。
これを受けて、送信完了受付部116は、共有データを取得した機器[2]100(送信完了済み機器)を、送信完了リスト40Dに登録する(ステップS110)。このとき、送信完了受付部116は、参加リスト保持部20にアクセスし、受け取った機器識別情報(IPアドレス)に基づき、参加リスト20Dを参照し、送信元機器である機器[1]100の管理識別情報(ID値)と送信先機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)とを取得する。また、送信完了受付部116は、送信完了リスト保持部40にアクセスし、送信完了リスト40Dを参照する。送信完了受付部116は、先に取得した、送信先機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)を、新規の情報として、送信完了リスト40Dに登録する。その結果、送信完了リスト40Dは、図8(C)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、送信完了リスト40Dには、開催機器100aである機器[1]100のID値'1'が登録されている。この状態で、上記ステップS110の処理が実行されると、機器[2]100のID値'2'が、送信完了済み機器として登録される。
図7の説明に戻る。その後、送信完了受付部116は、機器[1]100と機器[2]100との間のデータ共有に応じて、送信中リスト30Dを更新する(ステップS111)。このとき、送信完了受付部116は、送信中リスト保持部30にアクセスし、先に取得した、送信元機器である機器[1]100の管理識別情報(ID値)と送信先機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)とに基づき、送信中リスト30Dを参照し、一致する情報セットを特定する。送信完了受付部116は、特定した情報セットを削除し、送信中リスト30Dを更新する。その結果、送信中リスト30Dは、図8(D)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、送信中リスト30Dは、共有データの送受信が行われた、送信元機器である機器[1]100のID値'1'と送信先機器である機器[2]100のID値'2'とが登録されている。この状態で、上記ステップS111の処理が実行されると、送信元機器である機器[1]100のID値'1'と送信先機器である機器[2]100のID値'2'とに一致する情報セットが削除され、各情報項目の値がNULLとなり、データ送受信の対応関係が更新される。
以上のように、本実施形態に係るデータ共有システム1000において、図7に示す上記データ共有処理が実行された場合には、図9に示すようなデータ共有動作となる。
図9は、本実施形態に係るデータ共有時の動作例(その1)を示す図である。
参加通知受付待ちの機器[1]100は、機器[2]100から参加通知を受け付けると(動作1)、機器[2]100に対して、開催機器100aである機器[1]100を共有データの取得先として通知する(動作2)。これにより、機器[2]100は、機器[1]100から共有データを取得するデータ共有中の状態となる(動作3)。
[場面2]:開催機器が次の参加通知を受け付けた場合
図10は、本実施形態に係るデータ共有時の処理手順例(その2)を示すシーケンス図である。また、図11は、本実施形態に係るデータ共有時の各リストのデータ遷移例(その2)を示す図であり、図10に示す処理の実行による参加リスト20D、送信中リスト30D、送信完了リスト40Dのデータ遷移例が示されている。
図10に示す処理は、図7に示す上記データ共有処理が実行された後の処理手順例が示されている。つまり、開催機器100aである機器[1]100とデータ共有済みの参加機器100bである機器[2]100とが接続されたデータ共有システム1000に、参加要求機器100cとして、新たに機器[3]100を接続した場合の処理手順例が示されている。なお、以下では、図7と同じ処理手順についての説明を簡略化する。
図10に示すように、機器[1]100は、参加受付部112により、機器[3]100(参加通知部)から、開催イベントへの参加通知を受け付ける(ステップS201)。
機器[1]100では、参加通知を受け付けると、各機能部により、次のような処理が実行される。
参加受付部111は、機器[3]100を、参加リスト20Dに登録する(ステップS202)。このとき、参加受付部111は、参加通知受付時に発行された管理識別情報(ID値)と機器[3]100から取得した機器識別情報(IPアドレス)とを、新規の情報セットとして、参加リスト20Dに登録する。その結果、参加リスト20Dは、図11(A)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、参加リスト20Dには、開催機器100aである機器[1]100のID値'1'と機器[1]100のIPアドレス'192.168.11.010'、及び、データ共有済みの参加機器100bである機器[2]100のID値'2'と機器[2]100のIPアドレス'192.168.11.011'が登録されている。この状態で、上記ステップS202の処理が実行されると、機器[3]100のID値'3'と機器[3]100のIPアドレス'192.168.11.012'が、新規の参加要求機器100cとして登録される。
図10の説明に戻る。次に、参加受付部111は、データ取得先通知部113に対して、機器[3]100へのデータ取得先通知を指示する(ステップS203)。
これを受けて、データ取得先通知部113は、各リスト20D,30D,40Dを参照し、参加機器100bのデータ共有状態やデータ送信状態に基づくデータ取得先決定処理を実行する(ステップS204)。その結果、データ取得先決定処理では、データ共有済みの参加機器100bである機器[2]100が存在することから、機器[2]100をデータ取得先として決定する。なお、データ取得先決定処理についての詳細は、図13を用いて後述する。
データ取得先通知部113は、決定したデータ取得先を、機器[3]100(データ取得部)に通知する(ステップS205)。このとき、データ取得先通知部113は、データ取得先に決定した機器[2]100の機器識別情報(IPアドレス)を送信する。
その後、データ取得先通知部113は、データ取得先に決定した機器[2]100(送信元機器)と参加要求機器100cである機器[3]100(送信先機器)を、送信中リスト30Dに登録する(ステップS206)。このとき、データ取得先通知部113は、送信元機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)と送信先機器である機器[3]100の管理識別情報(ID値)とを、新規の情報セットとして、送信中リスト30Dに登録する。その結果、送信中リスト30Dは、図11(B)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、送信中リスト30Dは、現在、共有データの送受信が行われていないため、各情報項目の値がNULLとなっている。この状態で、上記ステップS206の処理が実行されると、送信元機器である機器[2]100のID値'2'と送信先機器である機器[3]100のID値'3'とが、新規のデータ送受信の対応関係として登録される。
図10の説明に戻る。その結果、機器[3]100では、データ取得先通知を受け付けると、データ取得部114により、機器[2]100(データ送信部)に対して、共有データの取得を要求する(ステップS207)。このとき、データ取得部114は、データ取得先通知受付時の機器識別情報(IPアドレス)に基づき、機器[2]100にアクセスし、データ送信部115に対し、共有データの取得要求を行う。
これを受けて、機器[2]100は、データ送信部115により、機器[3]100(データ取得部)に対して、共有データを送信する(ステップS208)。
次に、データ送信部115は、開催機器100aである機器[1]100(送信完了受付部)に対して、共有データの送信完了を通知する(ステップS209)。このとき、データ送信部115は、送信元機器である機器[2]100の機器識別情報(IPアドレス)と送信先機器である機器[3]100の機器識別情報(IPアドレス)とを渡す。
これを受けて、機器[1]100では、送信完了受付部116により、共有データを取得した機器[3]100(送信完了済み機器)を、送信完了リスト40Dに登録する(ステップS210)。このとき、送信完了受付部116は、受け取った機器識別情報(IPアドレス)に基づき、参加リスト20Dを参照し、送信元機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)と送信先機器である機器[3]100の管理識別情報(ID値)とを取得する。送信完了受付部116は、取得した、送信先機器である機器[3]100の管理識別情報(ID値)を、新規の情報として、送信完了リスト40Dに登録する。その結果、送信完了リスト40Dは、図11(C)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、送信完了リスト40Dには、開催機器100aである機器[1]100のID値'1'とデータ共有済みの参加機器100bである機器[2]100のID値'2'とが登録されている。この状態で、上記ステップS210の処理が実行されると、機器[3]100のID値'3'が、送信完了済み機器として登録される。
図10の説明に戻る。その後、送信完了受付部116は、機器[2]100と機器[3]100との間のデータ共有に応じて、送信中リスト30Dを更新する(ステップS211)。このとき、送信完了受付部116は、先に取得した、送信元機器である機器[2]100の管理識別情報(ID値)と送信先機器である機器[3]100の管理識別情報(ID値)とに基づき、送信中リスト30Dを参照し、一致する情報セットを特定する。送信完了受付部116は、特定した情報セットを削除し、送信中リスト30Dを更新する。その結果、送信中リスト30Dは、図11(D)に示すようにデータ遷移する。具体的には、次のように遷移する。
まず、送信中リスト30Dは、共有データの送受信が行われた、送信元機器である機器[2]100のID値'2'と送信先機器である機器[3]100のID値'3'とが登録されている。この状態で、上記ステップS211の処理が実行されると、送信元機器である機器[2]100のID値'2'と送信先機器である機器[3]100のID値'3'とに一致する情報セットが削除され、各情報項目の値がNULLとなり、データ送受信の対応関係が更新される。
以上のように、本実施形態に係るデータ共有システム1000において、図7に示すデータ共有処理が実行された後に、図10に示す上記データ共有処理が実行された場合には、図12に示すようなデータ共有動作となる。
図12は、本実施形態に係るデータ共有時の動作例(その2)を示す図である。
参加通知受付待ちの機器[1]100は、機器[3]100から参加通知を受け付けると(動作4)、機器[3]100に対して、データ共有済みの機器[2]100を共有データの取得先として通知する(動作5)。これにより、機器[3]100は、機器[2]100から共有データを取得するデータ共有中の状態となる(動作6)。その後、機器[2]100は、機器[3]100への共有データの送信が完了すると、機器[1]100に対して、その旨(送信完了)を通知する(動作7)。
このように、本実施形態に係るデータ共有システム1000では、情報処理装置間における共有データの取得処理を、開催機器100aが一括して処理するのではなく、データ共有済みの参加機器100bを含む複数の情報処理装置100で分散処理される。
《データ取得先の決定処理》
図13は、本実施形態に係るデータ取得先決定時の処理手順例を示すフローチャートである。図13には、上述したように、図7に示すステップS104,図10に示すステップS204で実行されるデータ取得先決定処理の詳細な処理手順例が示されている。つまり、開催機器100aで機能するデータ取得先通知部113が有する取得先決定部1131の詳細処理が示されている。
図13に示すように、取得先決定部1131は、参加要求機器100cに対して、データ送信中でないデータ共有済みの参加機器100bを特定する(ステップS302)。このとき、取得先決定部1131は、送信中リスト保持部30及び送信完了リスト保持部40にアクセスする。取得先決定部1131は、送信完了リスト40Dを参照し、登録された送信完了済み機器の管理識別情報(ID値)を取得する。取得先決定部1131は、送信中リスト30Dを参照し、取得した送信完了済み機器の管理識別情報の中から、登録された送信元機器の管理識別情報と一致しない送信完了済み機器の管理識別情報を特定する。その結果、取得先決定部1131は、特定した管理識別情報が対応する参加機器100bを、データ送信中でないデータ共有済みの参加機器100bとして特定する。
取得先決定部1131は、データ送信中でないデータ共有済みの参加機器100bを特定できたか否か(特定情報の有無)を判定する(ステップS302)。
取得先決定部1131は、特定できなかった(特定情報がなかった)場合(ステップS302:NO)、開催機器100aを、データ取得先として決定する(ステップS303)。これにより、データ取得先通知部113は、データ取得先に決定された開催機器100aの機器識別情報(IPアドレス)を、参加要求機器100cに送信する。
一方、取得先決定部1131は、特定できた(特定情報があった)場合(ステップS302:YES)、該当する参加機器100bが複数特定された(該当情報が複数存在する)か否かを判定する(ステップS304)。
取得先決定部1131は、1台の参加機器100bが特定された(該当情報が1つの)場合(ステップS304:NO)、該当する参加機器100bを、データ取得先として決定する(ステップS305)。これにより、データ取得先通知部113は、データ取得先に決定された参加機器100bの機器識別情報(IPアドレス)を、参加要求機器100cに送信する。なおこのとき、データ取得先通知部113は、参加リスト保持部20にアクセスする。データ取得先通知部113は、参加リスト20Dを参照し、上記特定処理の検索結果で得られた管理識別情報(該当情報)に対応付けられた機器識別情報(IPアドレス)を取得する。このように、データ取得先通知部113は、データ取得先として決定した参加機器100bの機器識別情報を取得する。
一方、取得先決定部1131は、複数の参加機器100bが特定された(特定情報が複数の)場合(ステップS304:YES)、特定した複数の参加機器100bのうち、開催イベントへの参加順が最も早い参加機器100bを、データ取得先として決定する(ステップS306)。このとき、取得先決定部1131は、上記特定処理の検索結果で得られた管理識別情報(該当情報)に基づき、開催イベントへの参加順を判断する。例えば、管理識別情報であるID値が、参加順(参加通知の受付順)に従って発行される場合、取得先決定部1131は、上記特定処理の検索結果で得られたID値を比較し、比較結果に基づき、複数の参加機器100bの中から、データ取得先とする参加機器100bを決定する。具体的には、最もID値の小さい参加機器100bを、データ取得先として決定する。
このように、本実施形態に係る取得先決定処理では、参加機器100bの中から、既に共有データを取得済みで(共有データを保持しており)、かつ、他の情報処理装置100に共有データを送信中でなく、参加要求機器100cに対するデータ送信時の処理負荷が小さい参加機器100bを、データ取得先として決定する。
《データ共有時の動作例》
ここからは、本実施形態に係るデータ共有システム1000において、開催機器100aが、新たな参加要求機器100cから参加通知を受け付ける幾つかの場面を想定したデータ共有動作例について説明する。
図14は、本実施形態に係るデータ共有時の動作例(その3)を示す図である。
図14には、開催機器100aである機器[1]100とデータ共有済みの参加機器100bである機器[2]100とが接続されたデータ共有システム1000において、機器[2]100と機器[3]100との間でデータ共有中に、参加要求機器100cとして、新たに機器[4]100が接続した場合の動作例が示されている。
図14(A)に示すように、参加通知受付待ちの機器[1]100は、機器[3]100から参加通知を受け付ける(動作1)。機器[1]100は、機器[2]100がデータ共有済みの状態であることから、機器[2]100を共有データの取得先として決定し、機器[3]100に対して、機器[2]100を通知する(動作2)。これにより、機器[3]100は、機器[2]100から共有データを取得するデータ共有中の状態となる(動作3)。このとき、参加通知受付待ちの機器[1]100は、機器[4]100から参加通知を受け付ける(動作4)。
図14(B)に示すように、機器[1]100は、機器[4]100からの参加通知を受け付けると、機器[2]100と機器[3]100とがデータ共有中の状態であることから、機器[1]100を共有データの取得先として決定し、機器[4]100に対して、機器[1]100を通知する(動作5)。これにより、機器[4]100は、機器[1]100から共有データを取得するデータ共有中の状態となる(動作6)。その後、データ送信中の機器[2]100は、機器[3]100への共有データの送信が完了すると、機器[1]100に対して、その旨(送信完了)を通知する(動作7)。このとき、機器[3]100は、データ共有済みの状態となる。
図15は、本実施形態に係るデータ共有時の動作例(その4)を示す図である。また、図16は、本実施形態に係るデータ共有時の動作例(その5)を示す図である。
図15,16には、開催機器100aである機器[1]100とデータ共有済みの参加機器100bである機器[2]100及び機器[3]100とが接続されたデータ共有システム1000において、機器[1]100と機器[2]100との間でデータ共有中に、参加要求機器100cとして、新たに機器[5]100,機器[6]100が接続した場合の動作例が示されている。
図15(A)に示すように、機器[1]100は、機器[2]100から、機器[3]100への共有データの送信完了通知を受け付ける(動作7)。その後、参加通知受付待ちの機器[1]100は、機器[5]100から参加通知を受け付ける(動作8)。
図15(B)に示すように、機器[1]100は、機器[5]100からの参加通知を受け付けると、機器[2]100,機器[3]100が、データ送信中でなくデータ共有済みであり、両機器のうち、機器[2]100が、開催イベントへの参加順が早いことから、機器[2]100を共有データの取得先として決定し、機器[5]100に対して、機器[2]100を通知する(動作9)。これにより、機器[5]100は、機器[2]100から共有データを取得するデータ共有中の状態となる(動作10)。なお、機器[4]100は、機器[1]100から共有データを取得し終えると、データ共有済みの状態となる。このとき、参加通知受付待ちの機器[1]100は、機器[6]100から参加通知を受け付ける(動作11)。
図16(A)に示すように、機器[1]100は、機器[6]100からの参加通知を受け付けると、機器[3]100,機器[4]100が、データ送信中でなくデータ共有済みであり、両機器のうち、機器[3]100が、開催イベントへの参加順が早いことから、機器[3]100を共有データの取得先として決定し、機器[6]100に対して、機器[3]100を通知する(動作12)。これにより、機器[6]100は、機器[3]100から共有データを取得するデータ共有中の状態となる(動作13)。
図16(B)に示すように、その後、データ送信中の機器[2]100は、機器[5]100への共有データの送信が完了すると、機器[1]100に対して、その旨(送信完了)を通知する(動作14)。このとき、機器[5]100は、データ共有済みの状態となる。また、データ送信中の機器[3]100は、機器[6]100への共有データの送信が完了すると、機器[1]100に対して、その旨(送信完了)を通知する(動作15)。このとき、機器[6]100は、データ共有済みの状態となる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、開催機器100aであった場合に、参加受付部112により、参加要求機器100bからの開催イベントへの参加通知を受け付ける。情報処理装置100は、データ取得先通知部113により、既に参加通知を受け付けた参加機器100bの中から、共有データの取得先とする参加機器100bを、参加要求機器100cに通知する。このとき、データ取得先通知部113は、取得先決定部1131により、参加機器100bのデータ共有状態やデータ送信状態に基づき、参加機器100bの中から、参加要求機器100cが共有データを取得する機器(データ取得先)を決定する。その結果、参加要求機器100cは、通知された機器から共有データを取得する。
これによって、本実施形態に係るデータ共有システム1000では、情報処理装置間において、共有データの取得処理が分散して行われ、処理負荷が軽減され、効率よくデータ共有できる。
[変形例1]
以下に、上記実施形態に係る変形例1について説明する。
図17は、本変形例1に係るデータ共有システム1010の構成例を示す図である。
図17(A)に示すシステム構成と図1(A)に示したシステム構成との違いは、投影装置200がデータ伝送路Nに接続されている点である。
投影装置200は、無線通信機能及び情報表示機能などを有する機器であり、例えば、プロジェクタなどである。
図17(B)には、本変形例1に係るデータ共有システム1010を、プレゼンテーション会議に利用した場合(利用場面)の例が示されている。この場合、視聴者の情報処理装置100,100と同様に、共有データに基づく表示内容が、投影装置200によりスクリーンへ投影される。
また、投影装置200では、上記実施形態に係る情報処理装置100と同様に、画面共有機能が動作可能なハードウェアを備えている。
図18は、本変形例1に係る投影装置200のハードウェア構成例を示す図である。
図18に示すように、投影装置200は、コントローラ210、操作パネル220、及び投影器230などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
操作パネル220は、入力部や表示部を備えており、機器情報などの各種情報を利用者に提供したり、動作設定や動作指示などの各種利用者操作を受け付けたりする入力・表示装置である。投影器230は、スクリーンなどに画像データを投影する装置である。
コントローラ210は、CPU211、記憶装置212、ネットワークI/F213、及び外部記憶I/F214などを備える制御基板であり、それぞれが相互にバスBで接続されている。
記憶装置211は、RAM、ROM、及びHDDなどを含み、各種プログラムやデータを格納及び/又は保持する装置である。CPU212は、ROMやHDDから、プログラムやデータをRAM上に読み出し、処理を実行する(記憶装置から読み出したプログラムやデータの処理を実行する)ことで、装置全体の制御や搭載機能を実現する処理装置である。
ネットワークI/F213は、投影装置200をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、投影装置200は、ネットワークI/F213を介して、情報処理装置100とデータ通信を行うことができる。
外部記憶I/F214は、外部記憶装置にあたる記録媒体214aとのインタフェースである。記録媒体214aには、例えば、SDメモリカードやUSBメモリなどがある。これにより、投影装置200は、外部記憶I/F214を介して、記録媒体214aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
よって、本変形例1に係る投影装置200では、上記ハードウェア構成により、搭載(インストール)されたデータ共有アプリのプログラム(データ共有機能を実現するソフトウェア)が、CPU211(演算装置)により、記憶装置212からメモリ(RAM)上に読み出され、実行されることでデータ共有機能が実現される。
以上のように、本変形例1に係るデータ共有システム1010では、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
[変形例2]
以下に、上記実施形態に係る変形例2について説明する。
図19は、本変形例2に係るデータ共有システム1020の構成例を示す図である。
図19(A)に示すシステム構成と図1(A)に示したシステム構成との違いは、アクセスポイントAPの代替機器として中継装置300がデータ伝送路Nに接続されている点である。
中継装置300は、データ通信の中継機能を有する機器であり、例えば、ルーティング機能を有するサーバやルータなどである。
図19(B)には、本変形例2に係るデータ共有システム1020を、会議に利用した場合(利用場面)の例が示されている。この場合、本変形例2に係るデータ共有システム1020では、情報処理装置間における共有データの取得処理が、アクセスポイントAPの替わりに中継装置300を介して行われ、図1(B)を用いて説明したように利用される。
以上のように、本変形例2に係るデータ共有システム1020では、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、本変形例2では、通信環境として無線又は有線を問わない。中継装置300が備える通信手段に応じて対応すればよい。
[変形例3]
以下に、上記実施形態に係る変形例3について説明する。
図20は、本変形例3に係るデータ共有システム1030の構成例を示す図である。
図20に示すシステム構成と図1(A)に示したシステム構成との違いは、中継装置300を介して、異なるネットワークエリアE,Eが接続されている点である。つまり、本変形例3では、中継装置300が、ネットワークエリアE,Eの間のデータ通信を中継する(ルーティングする)。なおここでいう「異なるネットワークエリア」には、セグメントの異なるネットワークなどが挙げられる。
図21は、本変形例3に係るデータ共有システム1030の利用例を示す図である。
図21には、本変形例3に係るデータ共有システム1030を、会議に利用した場合(利用場面)の例が示されている。この場合、本変形例3に係るデータ共有システム1030は、次のように利用される。なお、以下の説明では、情報処理装置間で共有する会議の資料データを、ネットワークエリアEに接続される情報処理装置100が保持しているものとし、この会議の資料データを、ネットワークエリアEが構築された事業所AとネットワークエリアEが構築された事業所Bの間で共有する場面を想定している。
まず、開催者は、情報処理装置100により、事業所Aの会議室内に設置されたアクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、他の情報処理装置100〜100からの会議の参加通知を待つ。
この状態で、参加者Aは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、自機の機器情報を、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
その後、参加者Bは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、データ共有済みの情報処理装置100(資料データ取得済み機器)の機器情報を、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
またその後、参加者Cは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、データ共有済みの情報処理装置100(資料データ取得済み機器)の機器情報を、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
また、事業所Bにて本会議への参加者が新たに発生した場合には、次のように利用される。
参加者Dは、情報処理装置100により、事業所Bの会議室内に設置されたアクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、中継装置300を介し、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、自機の機器情報を、中継装置300を介し、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
その後、参加者Eは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、中継装置300を介し、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、データ共有済みの情報処理装置100(資料データ取得済み機器)の機器情報を、中継装置300を介し、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
またその後、参加者Fは、情報処理装置100により、同アクセスポイントAPを検出し、ネットワークエリアEに接続する。その結果、情報処理装置100は、中継装置300を介し、情報処理装置100に対して、会議への参加を通知する。これにより、情報処理装置100は、データ共有済みの情報処理装置100(資料データ取得済み機器)の機器情報を、中継装置300を介し、情報処理装置100に対して通知し、情報処理装置100は、通知された機器情報に基づき、情報処理装置100から資料データを取得し、会議資料を共有する。
以上のように、本変形例3に係るデータ共有システム1030では、上記システム構成により、異なるネットワークエリアE,Eの間であっても、情報処理装置間における分散型のデータ共有サービスを提供することができる。よって、中継装置300が、外部ネットワーク(パブリックエリア)と内部ネットワーク(プライベートエリア)との間のデータ通信を中継するルーティング機能(中継機能)を有する装置であって場合には、広域エリアに対して上記データ共有サービスを提供することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「データ共有機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、システム1000を構成する各機器(例えば「情報処理装置」や「投影装置」など)の演算装置(例えば「CPU」)により実行されることで実現される。
例えば、情報処理装置100の場合、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、例えば、上記プログラムは、ドライブ装置103を介して、情報処理装置100にインストールすることができる。また、情報処理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、参加通知受付時に発行される管理識別情報に基づき、各リスト20D,30D,40Dに登録された情報処理装置100を管理する構成について説明を行ったが、この限りでない。IPアドレスなどの機器識別情報に基づき、情報処理装置100を管理する構成であってもよい。この場合、各リスト20D,30D,40Dには、機器識別情報のみが登録され、上述した参加順は、参加リスト20Dにおける機器識別情報の登録順(並び順)などに基づき判断する。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
11 通信制御部
111 参加通知部
112 参加受付部
113 データ取得先通知部(1131:取得先決定部)
114 データ取得部
115 データ送信部
116 送信完了受付部
20 参加リスト保持部(D:参加リスト)
30 送信中リスト保持部(D:送信中リスト)
40 送信完了リスト保持部(D:送信完了リスト)
100 情報処理装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 投影装置
210 コントローラ(制御基板)
211 CPU(演算装置)
212 記憶装置(ROM,RAM,HDDなど)
213 ネットワークI/F
214 外部記憶I/F(a:記録媒体)
300 中継装置
1000,1010,1020,1030 データ共有システム
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
特開2006−268626号公報

Claims (9)

  1. 所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置と、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置とを含む、複数の情報処理装置間でデータ共有を行うデータ共有プログラムであって、
    前記開催者の情報処理装置に、
    前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手順と、
    前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手順と、を実行させ、
    前記通知手順は、
    前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
    前記通知手順は、
    既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を複数特定した場合に、前記参加通知の受付順に基づき、特定した複数の情報処理装置の中から、前記共有データの取得先とする情報処理装置を決定することを特徴とするデータ共有プログラム。
  2. 前記通知手順は、
    前記参加通知の受付順に情報処理装置が登録されている参加リストを参照し、特定した複数の情報処理装置の中から、前記参加通知を最も早く受け付けた情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定することを特徴とする請求項に記載のデータ共有プログラム。
  3. 所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置と、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置とを含む、複数の情報処理装置間でデータ共有を行うデータ共有プログラムであって、
    前記開催者の情報処理装置に、
    前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手順と、
    前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手順と、
    前記共有データの取得先である参加者の情報処理装置から、前記共有データの送信完了通知を受け付ける送信完了受付手順と、を実行させ、
    前記通知手順は、
    前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
    前記送信完了受付手順は、
    前記送信中リストを参照し、受け付けた送信完了通知に基づき、前記共有データを送受信中の情報処理装置の登録情報を更新し、
    前記送信完了リストを参照し、前記データ共有済みの情報処理装置を登録することを特徴とするデータ共有プログラム。
  4. 前記通知手順は、
    既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定できなかった場合に、前記開催者の情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ共有プログラム。
  5. 前記参加通知受付手順は、
    前記参加通知の受付順に情報処理装置が登録されている参加リストを参照し、受け付けた参加通知に基づき、前記参加通知の受付順に情報処理装置を登録することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータ共有プログラム。
  6. 開催イベントに参加する参加者の情報処理装置と接続され、複数の情報処理装置間でデータ共有を行う、所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置であって、
    前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手段と、
    前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
    前記通知手段は、
    既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を複数特定した場合に、前記参加通知の受付順に基づき、特定した複数の情報処理装置の中から、前記共有データの取得先とする情報処理装置を決定することを特徴とする情報処理装置。
  7. 開催イベントに参加する参加者の情報処理装置と接続され、複数の情報処理装置間でデータ共有を行う、所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置であって、
    前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手段と、
    前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手段と、
    前記共有データの取得先である参加者の情報処理装置から、前記共有データの送信完了通知を受け付ける送信完了受付手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
    前記送信完了受付手段は、
    前記送信中リストを参照し、受け付けた送信完了通知に基づき、前記共有データを送受信中の情報処理装置の登録情報を更新し、
    前記送信完了リストを参照し、前記データ共有済みの情報処理装置を登録することを特徴とする情報処理装置。
  8. 所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置と、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置とが接続され、複数の情報処理装置間でデータ共有を行うデータ共有システムであって、
    前記開催者の情報処理装置が、
    前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手段と、
    前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
    前記通知手段は、
    既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を複数特定した場合に、前記参加通知の受付順に基づき、特定した複数の情報処理装置の中から、前記共有データの取得先とする情報処理装置を決定することを特徴とするデータ共有システム。
  9. 所定のイベントを開催する開催者の情報処理装置と、開催イベントに参加する参加者の情報処理装置とが接続され、複数の情報処理装置間でデータ共有を行うデータ共有システムであって、
    前記開催者の情報処理装置が、
    前記参加者の情報処理装置からの参加通知を受け付ける参加通知受付手段と、
    前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に対して、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置を、共有データの取得先として通知する通知手段と、
    前記共有データの取得先である参加者の情報処理装置から、前記共有データの送信完了通知を受け付ける送信完了受付手段と、
    を有し、
    前記通知手段は、
    前記共有データの送信が完了したデータ共有済みの情報処理装置が登録されている送信完了リストと、前記共有データを送受信中の情報処理装置が登録されている送信中リストとを参照し、既に参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置の中から、データ送信中でないデータ共有済みの情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置を、前記共有データの取得先に決定し、決定した情報処理装置を、前記参加通知を受け付けた参加者の情報処理装置に通知し、
    前記送信完了受付手段は、
    前記送信中リストを参照し、受け付けた送信完了通知に基づき、前記共有データを送受信中の情報処理装置の登録情報を更新し、
    前記送信完了リストを参照し、前記データ共有済みの情報処理装置を登録することを特徴とするデータ共有システム。
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