JP2017041698A - 情報処理装置、プログラム、通信方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】予定外の参加者が会議に参加することを抑制可能な情報処理装置を提供すること。【解決手段】1つ以上の情報端末40と無線で通信し、会議に参加した前記情報端末が会議で使用される情報にアクセスすることを許可する会議用情報処理装置20であって、前記情報端末から送信された認証情報を用いて前記情報端末を認証する認証手段24と、前記認証手段による認証が成立した場合、前記情報端末の会議への参加を許可し前記情報端末から送信された前記情報端末の関連情報を第一記憶部に記憶させる情報記憶手段27と、前記第一記憶部に記憶されている各情報端末の前記関連情報を、前記認証手段により認証が成立した各情報端末に送信する送信手段21と、前記関連情報に含まれる前記情報端末の識別情報と会議からの退出を要求する旨を前記情報端末から受信した場合、前記識別情報の前記情報端末との通信を制限する通信制限手段25と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び通信方法に関する。
会議への参加者がそれぞれ携帯する情報端末によりネットワークを介してサーバと通信し、会議資料等を共有したり、プリンター、プロジェクタ、電子黒板などの機器を活用したりして実現される会議システムが知られている。会議システムでは秘匿性がある会議資料へ参加者がアクセス可能なので、参加者が会議へ参加するためには会議システムにおいて認証を受けることが好ましいとされる。
そこで、参加者を認証する会議システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、認証キーを含む会議参加用設定情報を会議開催通知メールに添付して参加者に配信しておくサーバが開示されている。このサーバは、認証キーを用いた認証が成功した場合のみ情報端末がネットワークに接続することを許可する。このような方法により、会議に参加すべき人のみが会議資料や機器へのアクセスが許可される。
しかしながら、従来の会議システムでは、予定されている会議参加者でない人(以下、予定外参加者という)が何らかの方法で認証用の情報を入手した場合、予定外参加者が会議に参加できてしまうという問題がある。予定外参加者は会議で使用される機密文書を閲覧したり印刷したりすることができるので、セキュリティを保ちにくくなるおそれがある。
上記課題に鑑み、本発明は、予定外の参加者が会議に参加することを抑制可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、1つ以上の情報端末と無線で通信する情報処理装置であって、前記情報端末から送信された認証情報を用いて前記情報端末を認証する認証手段と、前記認証手段による認証が成立した場合に前記情報端末から送信された前記情報端末の関連情報を第一記憶部に記憶させる情報記憶手段と、前記第一記憶部に記憶されている前記関連情報を、前記認証手段により認証が成立した各情報端末に送信する送信手段と、前記情報端末から他の情報端末の識別情報を受信した場合、前記識別情報により指示される前記他の情報端末との通信を制限する通信制限手段と、を有する。
予定外の参加者が会議に参加することを抑制可能な情報処理装置を提供することができる。
通信システムの動作の概略を説明する図の一例である。 通信システムの概略構成図の一例である。 会議管理装置の一例のハードウェア構成図である。 スマートデバイスの一例のハードウェア構成図である。 ネットワーク接続制御装置のハードウェア構成図の一例である。 通信システムに含まれる会議管理装置、ネットワーク接続制御装置、及び、情報端末の機能ブロック図の一例である。 主催者が会議の開始(パスコードの発行)を会議管理装置に要求する手順を示すシーケンス図の一例である。 参加者が会議に参加する際に会議管理装置が行う動作を示すシーケンス図の一例である。 情報端末がネットワーク接続制御装置と接続する手順を示すシーケンス図の一例である。 参加者が会議に参加した後に主催者の情報端末に参加者リストが表示される手順を示すシーケンス図の一例である。 参加者が会議に参加した後に参加者の情報端末に参加者リストが表示される手順を示すシーケンス図の一例である。 会議開始前又は会議参加前の初期画面の一例を示す図である。 会議開始後に表示される画面例を示す図である。 会議管理装置から参加者リストが送信された際にスマートデバイスに表示される参加者リスト画面の一例を示す図である。 参加者情報テーブルの参加者が変更された場合に、参加者の情報端末に参加者リストが表示される手順を示すシーケンス図の一例である。 主催者が会議開催の操作を行ってから会議開催が決定するまでの手順を示すフローチャート図の一例である。 主催者が予定外参加者を退出させてから会議開催が決定するまでの手順を示すフローチャート図の一例である 会議開催後、新たな参加者が会議参加した時に、主催者又は参加者が新たな参加者を退出させる処理を示すフローチャート図の一例である。 会議管理装置がACLを変更する手順を示すフローチャート図の一例である。 会議管理装置の機能ブロック図の一例である。 通信システムの状態遷移について説明する図の一例である。 会議管理装置が未登録者情報テーブル等を操作する手順を示すフローチャート図の一例である。 参加者の情報端末が未登録の参加者を退出させる手順を示すフローチャート図の一例である。 参加者の情報端末が未登録の参加者を退出させる手順を示すフローチャート図の一例である。 情報端末に表示される参加者リスト画面の一例を示す図である。 会議管理装置が未登録者を退出させる手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<本実施形態の通信システムの概略的な動作>
図1は、本実施形態の通信システム100の動作の概略を説明する図の一例である。図1(a)に示すように、会議室6で会議が行われる。会議に出席する者の一人は主催者8で、残りは参加者9と呼ばれる。主催者8と参加者9は情報端末40を携帯している。情報端末40は、主催者8が会議を開始したり、主催者8や参加者9が会議資料を閲覧したり会議室6の機器を使用したりするための操作手段となる。
(1)情報端末40は、ネットワーク接続制御装置10を介して又は直接、会議管理装置20と無線通信を行い、パスコードや名称などの情報を送信する。パスコードが認証されることで、会議管理装置20には参加者情報5が登録される。
(2)次に、パスコードが例えば予定外参加者7に漏洩したものとする。ネットワーク接続制御装置10の電波は会議室6の外にも届くため、予定外参加者7が会議に参加することが可能になる。したがって、図1(b)に示すように、会議管理装置20には四人目の参加者情報が登録される。
(3)本実施形態の会議管理装置20は参加者9が増えた場合、主催者8及び参加者9の情報端末40に参加者リスト4を送信する。各情報端末40はディスプレイに参加者リスト4を表示する。主催者8及び参加者9は会議室6に存在するのが3人なのに、参加者リストに4人の出席者が登録されていることを把握できる。そして、主催者8又は参加者9のいずれかが4人目の参加者9を退出させる操作を行うことで、会議管理装置20は予定外参加者7の情報端末40と会議管理装置20との通信を切断する。これにより、予定外参加者7が会議資料を操作したり会議室6の機器を使用することを制限できる。
また、仮に参加者9の何人かが情報端末40を携帯していないため、会議室6に存在する出席者の人数と参加者リスト4の出席者の数の合計が一致しない状況も想定される。また、別の拠点の会議室との会議では全ての参加者9が顔を合わせるわけではない。しかし、この場合でも参加者リスト4には名称が表示されるため、名称が知られていない予定外参加者7が会議に参加していることを参加者9が容易に把握できる。
以上のように本実施形態の通信システム100は参加者9が追加されたことを主催者8又は参加者9に通知し、主催者8又は参加者9が予定外参加者7を会議から強制的に退出させることができる。したがって、情報端末40を用いて無線で会議資料や機器を操作するという会議を実現しながら、会議のセキュリティを確保することができる。
<用語について>
本実施形態で使用される用語について説明する。
・主催者8…会議を開始する操作を行った者である。主催者8は、会議の開始の他、会議の参加への許可、中断、参加者9の退出等を行うことができる。
・参加者9…主催者8以外の会議への参加者である。参加者9は、参加者の退出を行うことができる。
・出席者…主催者8及び参加者9を区別しない場合、単に出席者という。
・予定外参加者7…会議に参加する予定がない参加者である。例えば、不正にパスコードを入手したり、手違いでパスコードを入手した者が挙げられる。
・拠点…参加者9が存在したり集合している場所である。例えば、1つの会議室6内で会議が開催される場合、拠点はこの会議室6である。他方、1つの会議室6に参加者9が入りきれない場合はそれぞれの会議室6がそれぞれ拠点となる。また、地理的に離れた場所で会議が開催される場合は、地理的に離れた場所がそれぞれ拠点となる。別々の会議室で1つの会議が開催される場合、別々の会議室の会議管理装置が通信して、プロジェクタ95が投影する画像や電子黒板96が表示する画像が送受信される。したがって、別々の会議室の出席者が同じ画像を見ることができる。
・会議の開始…パスコードの発行など会議を登録することをいう。
・参加…会議管理装置に情報端末40がパスコードでログインすることをいう。
・会議の開催…主催者による操作の1つであり、会議資料や機器などへ情報端末40がアクセス可能になる。
・会議の終了…主催者による操作の1つであり、会議資料や機器などへ情報端末40がアクセスできなくなる。
<システム構成例>
図2は、通信システム100の概略構成図の一例である。通信システム100は主に会議用ネットワーク92と共用ネットワーク91を有している。会議用ネットワーク92は会議室6に敷設され、共用ネットワーク91は会議室6以外に敷設されインターネット97などへ接続されている。いずれもLANであるとしてよいが、それぞれが複数のLANを更に有していてもよい。
スマートデバイス40a及びノートPC40bは、情報端末40の一例である。情報端末40は無線通信でネットワーク接続制御装置10と通信する。有線で通信する機能を備えていてよい。情報端末40は、会議資料の参照や機器の操作のために使用される。また、参加者リストの表示、退出操作等のために使用される。
情報端末40はスマートデバイス40a及びノートPC40bのいずれかがあればよいこれらはあくまで一例である。情報端末40として2種類の装置を例示したのは、情報端末40に搭載される通信方法が様々であるためである。本実施例では説明の一例として、スマートデバイス40aは少なくとも2つの通信方法で無線通信することが可能であり、ノートPC40bは1つの通信方法で無線通信することが可能である。
スマートデバイス40aが有する通信方法の1つは高速な通信には向かないが最小限の情報を簡易的に通信可能な通信方法であり、Bluetooth(登録商標)、NFC(登録商標。Near Field Communication)、Zigbee(登録商標)、赤外線通信などが挙げられる。スマートデバイス40aが有するもう1つの通信方法は、高速な通信に適した無線LAN、携帯電話通信、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などが挙げられる。
また、スマートデバイス40aはアプリで会議管理装置20と通信し、ノートPC40bはブラウザで会議管理装置20と通信するものとして説明する。これも説明の便宜上のためであって、スマートデバイス40aがブラウザで通信してもよいし、ノートPC40bがアプリで通信してもよい。
スマートデバイス40aは、ユーザにとって携帯容易に構成された情報処理装置の総称である。スマートデバイス40aは、電話機能を備えるスマートホンの他(多機能電話端末)、情報処理に重点を置いたタブレット型コンピュータなどを含む。その他、スマートデバイス40aは、ウェアラブル端末(ヘッドアップディスプレイ、腕時計型端末など)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラなどが挙げられるが、これらに限られるものではない。ノートPC40bはノート型又はラップトップ型など小型のPCをいう。上記のように、スマートデバイス40aとノートPC40bの区別は便宜的なものに過ぎない。
共用ネットワーク91に接続されたプリントサーバ93とMFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)94は会議で汎用的に使用されることが多い機器の一例である。プリントサーバ93とMFP94が会議室6内にあってもよい。
会議用ネットワーク92に接続されたプロジェクタ95及び電子黒板96は会議室6に配置され会議に使用されることが多い機器の一例である。プロジェクタ95は、出席者が会議資料などを投影するために使用され、電子黒板96は会議資料を表示したり出席者が手書きした手書き情報を表示したりするために使用される。この他、プリンター、FAX装置、コピー機などが機器として会議室6に配置されてもよい。また、必ずしも機器がなくても会議は可能である。プロジェクタ95、電子黒板96、及び、MFP94を区別しない場合、単に「機器」という。
ネットワーク接続制御装置10は、情報端末40が無線通信するための通信インタフェース及び無線LANのアクセスポイント、会議用ネットワーク92と共用ネットワーク91との間でデータのやりとりを制御するルータとしての機能を有する。また、ネットワーク接続制御装置10は、情報端末40が会議管理装置20と通信することを制限する機能を有する。
会議管理装置20は、ネットワーク接続制御装置10の制御、会議資料の保存・削除、機器に対する入出力、会議への出席者の管理等を行う。また、情報端末40に対しWebサーバとしての機能を有する。具体的には、パスコードによる参加者9の認証、参加者情報の登録、参加者リストの送信、予定外参加者7の退出の受け付け、予定外参加者7の参加者情報からの削除、予定外参加者7が携帯する情報端末40の通信の切断等を行う。
ネットワーク接続制御装置10、会議管理装置20、プロジェクタ95及び電子黒板96が1つの会議室6に配置され、複数の会議室6が存在する場合、それぞれの会議室6にネットワーク接続制御装置10、会議管理装置20、プロジェクタ95及び電子黒板96が配置される。
また、インターネット97や共用ネットワーク91を介して別の会議室6が接続されている場合、別の会議室6と図2の会議室6が同じ会議に属する場合がある。この場合、2つの会議室6の情報端末40は相互に会議管理装置20にアクセスして会議資料などを参照することが可能である。
<ハードウェア構成>
<<会議管理装置20>>
図3は、本実施形態に係る会議管理装置20の一例のハードウェア構成図である。会議管理装置20は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、会議管理装置20による処理結果を表示する。
通信I/F507は会議管理装置20を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、会議管理装置20は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、会議管理装置20全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)などがある。なお、会議管理装置20はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、会議管理装置20は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505には会議管理装置20の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、会議管理装置20全体の制御や機能を実現する演算装置である。
なお、図示する会議管理装置20のハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、会議管理装置20が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。また、クラウドコンピューティングに対応するため、本実施例の会議管理装置20の物理的な構成は固定的でなくてもよく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。
《スマートデバイス40a》
図4は本実施形態に係るスマートデバイス40aの一例のハードウェア構成図である。図4のスマートデバイス40aは、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601はスマートデバイス40a全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御にしたがって被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。本発明の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
更に、スマートデバイス40aは音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はアクセスポイントとIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用した近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、スマートデバイス40aは専用の電池618を備えている。スマートデバイス40aは電池618により駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。
スマートデバイス40aは例えば図4に示すハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。なお、ノートPC40bのハードウェアは、近距離無線通信部615を有さないなどのスマートデバイス40aとの相違点を有するが、相違点は本実施形態の説明に支障がないものとする。
<<ネットワーク接続制御装置10>>
図5は、ネットワーク接続制御装置10のハードウェア構成図の一例である。ネットワーク接続制御装置10は、通常モード時におけるデータの通信を制御するAP(Access Point)部720、測定モード時の電波状態を測定するテスタ部730、及び、通信を行っている情報端末40のMAC(Media Access Control address)アドレスやその他の情報が格納されるメモリ707、及びアンテナ717を有している。測定モードは電波状態を測定するモードであり、通常モードは測定モードでない状態であり情報端末40と通信するモードである。
AP部720は、AMP(Amplifier)部702、RF(Radio Frequency)部703、BB(Base Band)部704、LAN部705、BT(Bluetooth:登録商標)部706、及びCPU701を有している。AMP部702は、RF部703から出力される信号を増幅して、情報端末40と無線LANにて通信をする。また、AMP部702は、情報端末40から無線LANの信号を受信し、受信レベルを変換してRF部703に出力する。
RF部703は、情報端末40に送信する信号、及び、情報端末40から受信した信号をアナログ−デジタル変換する。BB部704は、情報端末40に送信する信号、情報端末40から受信した信号をデジタル信号処理する。
LAN部705は、会議用ネットワーク92及び共用ネットワーク91と有線で接続されており、データの送受信を行う。CPU701は、AMP部702、RF部703、BB部704、LAN部705及びBT部706を制御する。CPU701は、情報端末40とのデータの通信制御に必要なデータをメモリ707から読み出し、又は書き込みをする。
BT部706は、ブルートゥースで情報端末40(スマートデバイス40a)と通信し後述する接続情報を情報端末40に送信する。なお、BT部706はネットワーク接続制御装置10の外部に配置されていてよい。BT部706はBluetooth LE又は通常のBluetoothのどちらの規格で通信してもよい。また、NFCや赤外線等により通信してもよい。
AP部720は、情報端末40と無線LANで通信するためのハードウェア(AMP部702、RF部703、BB部704)を2組有している。それぞれが通信の1チャネルである。ネットワーク接続制御装置10は、測定モードから通常モードに切替わる際、電波状態のよいチャネルに切替える。切り替えの際、ネットワーク接続制御装置10は、チャネル切替えによる通信の瞬停を防止するため、新たに切替わるチャネルの設定を、現在使用していないハードウェアに行って、チャネルの切替えを行う。
例えば、AP部702は、AMP部702、RF部703、BB部704を使用して、情報端末40と無線LANで通信を行っているとする。そして、測定モードに切替わり、通信できるチャネルが変更されたとする。AP部720は、通常モードに戻る前に、新たなチャネルで通信を行うための設定を、現在使用していないAMP部702、RF部703、BB部704に設定して通常モードに戻る。
テスタ部730は、AMP部712、RF部713、BB部714、磁気測定部715、電子コンパス部716、及びCPU711を有している。AMP部712、RF部713、及びBB部714は、無線LANのエリアの数だけ設けられる。例えば、エリアが18存在すれば、AMP部712、RF部713、及びBB部714は、それぞれ18個設けられる。AMP部712、RF部713、及びBB部714によって、1つのエリアの通信が測定処理される。
テスタ部730のAMP部712、RF部713、及びBB部714は、AP部720のAMP部702、RF部703、及びBB部704と同様の機能を有し、その詳細な説明は省略する。
磁気測定部715は、磁気を測定する。電子コンパス部716は、磁気測定部715によって測定された磁気が地磁気(赤道付近であれば約300nG、北、南極付近であれば約600nG、日本であれば約500nG)とほぼ同じ値ならば、地磁気の方向を検出する。例えば、近くの電子機器の影響によって磁気測定部715によって測定された磁気が地磁気の値と異なる場合、電子コンパス部716は、手動によりどの方向に向いて置かれているかを受け付ける。電子コンパス部716は、検出した地磁気、又は受け付けた地磁気に対し、ネットワーク接続制御装置10がどの方向に向いて置かれているかを検出する。
CPU711は、AMP部712、RF部713、BB部714、磁気測定部715、及び電子コンパス部716を制御する。CPU711は、情報端末40の位置、距離等を測定するのに必要なデータをメモリ707から読み出し、又は書き込みをする。CPU711は、メモリ707を介して、通常モード又は測定モードのどちらで動作しているかを認識し、それぞれの処理を行う。
メモリ707にはCPU711が処理するのに必要なデータが格納される。また、メモリ707にはMACテーブルが設けられ、情報端末40に関する情報が格納される。
<機能について>
図6は、本実施形態の通信システム100に含まれる会議管理装置20、ネットワーク接続制御装置10、及び、情報端末40の機能ブロック図である。
<<スマートデバイス40aの機能構成>>
スマートデバイス40aは、送受信部41、パスコード送信部42、接続情報取得部43、操作入力受付部44、表示制御部45、及び、記憶・読出部49を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM604からRAM603上に展開されたアプリ4010(又はブラウザソフト4011でもよい)に従ったCPU601からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、情報端末40は、図4に示されているRAM603、ROM602及びEEPROM604によって構築される記憶部4000を有している。記憶部4000には、アプリ4010及びブラウザソフト4011が記憶されている。
送受信部41は、図4に示されているCPU601からの命令、通信部612、及び無線LAN通信部613等によって実現され、ネットワーク接続制御装置10を介して会議管理装置20と各種データの送受信を行う。
パスコード送信部42は、図4に示されているCPU601からの命令、近距離無線通信部615等により実現され、名称とパスコード等をネットワーク接続制御装置10に送信する。
接続情報取得部43は、図4に示されているCPU601からの命令、及び、近距離無線通信部615等により実現され、ネットワーク接続制御装置10、及び、会議管理装置20に接続するための接続情報をネットワーク接続制御装置10から取得する。
Figure 2017041698
表1は、接続情報取得部43がネットワーク接続制御装置10から取得する接続情報を模式的に示す。接続情報は、「AP情報」と「管理装置ネットワーク情報」を有している。AP情報は、スマートデバイス40aがネットワーク接続制御装置10のアクセスポイントに接続するための情報である。すなわち、アクセスポイントに接続する際に要求されるSSID及びパスワード等が含まれる。また、アクセスポイントが対応している暗号アルゴリズムが公開されている。
管理装置ネットワーク情報は、会議管理装置20の例えばIPアドレスや使用するポート番号が含まれる。スマートデバイス40aは接続情報により、ネットワーク接続制御装置10に接続し、更に会議管理装置20に接続できる。
図6に戻って説明する。操作入力受付部44は、図4に示されているCPU601からの命令、音声入力部609及びタッチパネル617等によって実現され、ユーザによる各種入力を受け付ける。
表示制御部45は、図4に示されているCPU601からの命令、及びディスプレイ616等によって実現され、予め保持しているUI画面(後述する参加者リスト画面など)の部品に会議管理装置20から取得した画面情報を配置してディスプレイ616に各種のUI画面を表示させる。なお、スマートデバイス40aでブラウザソフト4011が動作する場合、表示制御部45はHTMLやJavaScript(登録商標)で記述された画面情報を解釈してUI画面を表示させる。
また、記憶・読出部49は、図4に示されているCPU601からの命令、RAM603、及びEEPROM604等によって実行され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
(ノートPCの機能構成)
ノートPC40bは、送受信部41、パスコード送信部42、操作入力受付部44、表示制御部45、及び、記憶・読出部49を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM604からRAM603上に展開されたブラウザソフト4011に従ったCPU601からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
なお、送受信部41は図4に示されているCPU601からの命令等により実現され、HTTPリクエストを送信したりHTTPレスポンスを受信することなどにより、会議管理装置20と各種データの送受信を行う。
パスコード送信部42は、図4に示されているCPU601からの命令及び無線LAN通信部613等により実現され、名称とパスコード等をネットワーク接続制御装置10に送信する。
操作入力受付部44は、図4に示されているCPU601からの命令、音声入力部609及びタッチパネル617等によって実現され、ブラウザソフト4011が表示した入力欄などに対する各種入力を受け付ける。
表示制御部45は、図4に示されているCPU601からの命令、及びディスプレイ616等によって実現され、HTMLデータやJavaScript(登録商標)などを解釈しディスプレイ616にUI画面(Webページ)を表示させる。
また、記憶・読出部49は、図4に示されているCPU601からの命令、RAM603、及びEEPROM604等によって実行され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<ネットワーク接続制御装置10の機能構成>>
ネットワーク接続制御装置10は、無線通信部12、有線通信部11、接続情報提供部13、通信制御部14、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、メモリ707に記憶された制御装置プログラム1002に従ったCPU701,711からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、ネットワーク接続制御装置10は、図5に示されているメモリ707によって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000には、退出リストDB1001及び制御装置プログラム1002が記憶されている。
Figure 2017041698
表2は退出リストDB1001を構成する退出リストテーブルの一例を示す。退出リストテーブルは退出させられた予定外参加者7の情報端末40のMACアドレスが登録される。ネットワーク接続制御装置10は退出リストDB1001に登録されているMACアドレスからの通信要求を破棄し、また、退出リストDB1001に登録されているMACアドレスを宛先とする送信を行わない。なお、MACアドレスに加え又はMACアドレスに変えてIPアドレスなど情報端末40を特定する情報が登録されていてもよい。
(ネットワーク接続制御装置10の機能)
無線通信部12は、図5に示されているCPU701,711からの命令、AMP部702、RF部703及びBB部704等によって実現され、情報端末40と各種データの送受信を行う。
有線通信部11は、図5に示されているCPU701,711からの命令及びLAN部705等によって実現され、共用ネットワーク91の各機器(例えばプリントサーバ93とMFP94)及び会議用ネットワーク92の各機器(例えば会議管理装置20)と各種データの送受信を行う。
接続情報提供部13は、図5に示されているCPU701,711からの命令及びBT部706等により実現され、接続情報を情報端末40に送信する。接続情報提供部13がBluetooth LEにより実現される場合、ネットワーク接続制御装置10はペリフェラル、情報端末40はセントラルに対応する。接続情報提供部13は、アドバタイズメントパケットを定期的に送信しており、情報端末40はネットワーク接続制御装置10に対し所定距離内に接近するとアドバタイズメントパケットを受信する。これにより、自機の近くに接続情報提供部13があることを検出し、情報端末40はネットワーク接続制御装置10と接続する。接続するとキャラクタリスティックなどに記述された接続情報を取得する。なお、上記の所定距離内は電波強度(RSSI)により調整されるが、本実施形態では1メートル以内くらいである。これにより、ネットワーク接続制御装置10の近くに存在する情報端末40のみが接続情報を取得できる。
また、接続情報提供部13がNFCにより実現される場合、情報端末40はRFタグリーダとして動作しNFCに記憶されている接続情報を読み取る。
通信制御部14は、図5に示されているCPU701,711からの命令等により実現され、共用ネットワーク91から会議用ネットワーク92への通信を制限したり、会議用ネットワーク92から共用ネットワーク91への通信を制限したりする。また、退出リストDB1001を参照して、情報端末40からの通信要求を制限し、また、会議資料などの各種データの情報端末40への送信を制限する。
記憶・読出部19は、図5に示されているCPU601からの命令及びメモリ707等によって実行され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<会議管理装置20の機能構成>>
会議管理装置20は、送受信部21、参加者リスト表示部22、会議情報管理部23、パスコードチェック部24、ネットワーク接続制御部25、会議開始要求取得部26、参加者リスト作成部27、及び、記憶・読出部29を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HDD508からRAM504上に展開された管理装置プログラム2010に従ったCPU506からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、会議管理装置20は、図3に示されているRAM504、ROM505及びHDD508によって構築される記憶部2000を有している。記憶部2000には、会議資料DB2001、パスコードDB2002、参加者情報DB2003、及び、管理装置プログラム2010が記憶されている。
Figure 2017041698
表3はパスコードDB2002を構成するパスコードテーブルの一例を示す。パスコードテーブルは、会議IDとパスコードが対応づけて登録されている。パスコードテーブルに会議IDとパスコードが登録されることは、会議用にパスコードが発行されたことを意味する。なお、出席者は会議IDを意識する必要はない。
Figure 2017041698
表4は参加者情報DB2003を構成する参加者情報テーブルの一例を示す。参加者情報テーブルの1つ以上のレコードを参加者情報と称する。参加者情報テーブルは、会議に参加している主催者8及び参加者9の参加者情報が登録される。なお、主催者8であってもその情報を参加者情報と称することとする。
参加者情報テーブルは会議IDにより特定され、主催者8が入力する会議名称及び会議場所が登録される。また、1つの参加者情報は、名称、パスコード、IPアドレス、MACアドレス、型番、電話番号及びメールアドレスの各項目を有する。
名称は出席者の氏名、ユーザ名又はニックネームなどである。パスコードは、会議に参加するために秘匿される記号、数値、文字、又は、これらの組み合わせである。パスコードは1つの会議の出席者の間で共通である。IPアドレスは情報端末40のIPアドレスであり(固定でもDHCPサーバにより割り当てられたものでもよい)、MACアドレスは無線LANの通信において情報端末40に固有のアドレスである。型番は情報端末40で動作するクライアントプログラムを特定するための情報である。例えば、OS名とアプリ又はブラウザ名、バージョンなどが登録される。型番は主に、会議管理装置40が適切な画面情報を送信する際に参照される。電話番号は出席者の電話番号で、メールアドレスは出席者のメールアドレスである。
これらの項目の全てを会議管理装置20が取得する必要はなく、予定外参加者7を特定するための情報が登録されていればよい。また、会議管理装置20が参加者情報を取得する手順については図7〜10にて説明される。
また、参加者情報DB2003のうち1つのレコードには主催者8の参加者情報が登録される。主催者8は会議を開始した者なので会議管理装置20は主催者8を特定できる。通常は、一番上のレコードが主催者8のレコードであり、表4では「★」で主催者8であることが示されている。
Figure 2017041698
表5は会議資料DB2001を構成する会議資料テーブルの一例を示す。会議資料DB2001には出席者が参照可能な会議資料が登録される。このため、会議資料テーブルには、会議ID、ファイル名、オーナー、及び、パス(Path)が登録される。ファイル名は会議資料のファイル名であり、パスはファイルの保管場所を示す。オーナーはファイルを会議資料DB2001に送信した出席者の名称である。なお、会議資料DB2001の会議資料は会議が終了すると削除される。
(会議管理装置20の機能)
送受信部21は、図3に示されているCPU506からの命令及び通信I/F507等によって実現され、ネットワーク接続制御装置10、プロジェクタ95,電子黒板96等と各種データの送受信を行う。また、ネットワーク接続制御装置10を介して、情報端末40、プリントサーバ93及びMFP94と通信する。
会議情報管理部23は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、パスコードを発行する。また、出席者が会議資料を送信した場合、会議資料DB2001に会議資料を登録する。また、会議の開催、終了、中断などを管理する。また、参加者情報DB2003にACL(Access Control List)が設定されている場合、会議情報管理部23は参加者情報DB2003のACLを変更する。通常、参加者情報DB2003には主催者8しかアクセスできないとACLに設定されている場合、ACLを変更することで予定外参加者7が参加した場合、参加者9も参加者情報DB2003を操作できるようになる。
パスコードチェック部24は、参加者9が会議に参加しようとする時に送信するパスコードが、パスコードテーブルに登録されているパスコードと一致するか否かを判定する。パスコードが一致する場合、パスコードチェック部24は会議への参加を許可する。
参加者リスト作成部27は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、会議への参加が許可された参加者9を参加者情報DB2003に登録する。また、会議から退出させられた予定外参加者7を参加者情報テーブルから削除する。
参加者リスト表示部22は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、参加者情報テーブルから参加者リストの画面情報を作成し、出席者の情報端末40に送信する。具体的には、参加者情報DB2003を参照して型番に応じた参加者リストを作成する。例えば、情報端末40がアプリ4010を動作させていれば、アプリ用の参加者リストの画面情報を作成し、情報端末40がブラウザソフト4011を動作させていれば、ブラウザ用の参加者リストの画面情報を作成する。
会議開始要求取得部26は、図3に示されているCPU506からの命令等によって実現され、主催者8の情報端末40から図13(b)の会議開催許可ボタン452が押下されたことを取得する。これにより、会議が開始される。
ネットワーク接続制御部25は、参加者情報テーブルに登録されている出席者の情報端末40がネットワーク接続制御装置10と無線通信(主に無線LAN)できるように、ネットワーク接続制御装置10に要求する。また、退出ボタンが操作された場合、切断要求と共に退出させられた予定外参加者7の参加者情報をネットワーク接続制御装置10に送信する。これにより、ネットワーク接続制御装置10は退出リストDB1001に予定外参加者7の情報端末40のMACアドレスを登録する。
記憶・読出部29は、図3に示されているCPU506、HDD508、RAM504及びROM505等によって実行され、記憶部2000に各種データを記憶したり、記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<動作手順>
以下、図7〜11を参照して、通信システム100が会議を開催する際の動作について説明する。本実施例では会議の開始と会議の開催という用語を分けて使用している。また、図12〜14はスマートデバイス40aのディスプレイ616に表示される画面の示す図であり、適宜参照して説明する。
<<会議の開始>>
図7は、主催者8が会議の開始(パスコードの発行)を会議管理装置20に要求する手順を示すシーケンス図の一例である。主催者8は会議室6又は会議室6の周辺で会議管理装置20にアクセスする。
S1:主催者8は情報端末40を操作して会議管理装置20に対し会議開始(通信開始要求)を要求する。主催者8は図12(a)の初期画面410で新規に会議を開始するボタン411を押下し、図12(b)の会議情報入力画面420で会議情報を入力する。開始ボタン424を押下すると会議情報が送信される。なお、図示する以外に会議日時といった情報を含んでいてよい。
S2:会議管理装置20の送受信部21は会議開始要求を受信し、会議情報管理部23は会議IDを採番すると共にパスコードを生成する。
S3:会議情報管理部23は、例えば、会議資料の置き場所となるフォルダの生成や、会議IDとパスコードをパスコードDB2002に登録する。また、参加者リスト作成部27は参加者情報DB2003に参加者情報テーブルを生成し、主催者8のレコードを登録する。
S4:次に、会議情報管理部23は主催者8の情報端末40に対して会議開始の終了通知を送信する。終了通知には、少なくともパスコードが含まれる。
S5:登録終了通知を受け取ると、主催者8は参加者9に対してパスコードを含む会議の開催通知を電子メールなどで送信する。参加者9が近くに存在する場合、主催者8はパスコードを口頭で連絡してもよい。開催通知には、会議名称、会議場所、会議日時などが含まれていてよい。なお、会議管理装置20が直接、参加者9に対して会議の開催通知を送信してもよい。
<<参加者の参加>>
図8は、参加者9が会議に参加する際に会議管理装置20が行う動作を示すシーケンス図の一例である。なお、図8は情報端末40がスマートデバイス40aの場合が想定されている。情報端末40がノートPC40bの場合については後述する。
S1:情報端末40のパスコード送信部42は自身の名称と主催者8から送信されたパスコードをネットワーク接続制御装置10を介して会議管理装置20に送信することで、当該会議に参加することを要求する。参加者は名称とパスコードを情報端末40に設定しておく。ネットワーク接続制御装置10を介して名称とパスコードを送信するのでなく、会議管理装置20に直接、送信してもよい。スマートデバイス40aの場合、スマートデバイス40aは一定距離内に接近したネットワーク接続制御装置10にブルートゥース通信などにより名称とパスコードを送信する。ただし、図12(c)の参加画面430のような画面から名称とパスコードを送信してもよい。また、名称とパスコードの送信と共に、スマートデバイス40aの接続情報取得部43は接続情報を取得しておく。
S2:会議管理装置20のパスコードチェック部24は、参加者9名称とパスコードを受信すると、パスコードDB2002において会議IDと対応付けられているパスコードの認証を行う(認証ステップ)。あるいは、参加者情報テーブルの主催者のパスコードにより認証してもよい。いずれの場合も、一致するパスコードがあるか否かを判定する。
S3:一致するパスコードがある場合、パスコードチェック部24は情報端末40に対しデバイス情報の要求を行う。デバイス情報とは、IPアドレス、MACアドレス、型番、ユーザ(情報端末40)の電話番号、情報端末40に登録されているメールアドレス等である。なお、デバイス情報の取得は図9の無線LANでの通信が確立してから行われてもよい。
S4:情報端末40の記憶・読出部49は記憶部4000からデバイス情報を取得する。自身に割り当てられているデバイス情報を取得する方法として、例えばデバイス情報を取得するAPI(Application Interface)を利用する方法がある。記憶・読出部49はAPIを利用してデバイス情報を取得する。
S5:情報端末40の送受信部41はデバイス情報を会議管理装置20に送信する。
S6:会議管理装置20のパスコードチェック部24はデバイス情報を受信して、参加者リスト作成部27に追加登録指示を送信する。追加登録指示には、デバイス情報に加えステップS1で受信したパスコード及び名称が含まれる。
S7:会議管理装置20の参加者リスト作成部27は、主催者8が登録されている参加者情報テーブルをパスコードにより特定し、当該会議の参加者情報テーブルに参加の許可が下りた参加者9の名称、パスコード、デバイス情報を追加登録する(情報記憶ステップ)。以上のようにして、各参加者の参加者情報が参加者情報テーブルに登録される。
後述の会議開催後、参加者情報DBに登録された参加者が、会議管理装置20に対し機器や会議資料DBへのアクセスを要求すると、会議管理装置20は参加者情報DBを参照して、機器や会議資料DBへのアクセスを許可する。
<<ネットワーク接続制御装置10への接続>>
図9(a)は、スマートデバイス40aがネットワーク接続制御装置10と接続する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:スマートデバイス40aの場合、パスコードによる認証が済んでおり接続情報を取得しているので自機に接続情報を設定する。
S2:スマートデバイスの送受信部41は、ネットワーク接続制御装置10の無線通信部12と接続する。
S3:ネットワーク接続制御装置10の無線通信部12は有線通信部11に接続を要求する。
S4:ネットワーク接続制御装置10の有線通信部11は、スマートデバイス40aが指定したIPアドレス(接続情報)等を用いて会議管理装置20に接続する。
図9(b)は、ノートPC40bがネットワーク接続制御装置10と接続する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:一方、近距離無線通信部615を有さないノートPCの場合、参加者9が名称とパスコードを入力する。
S2:また、参加者9が接続情報を入力する。接続情報が記載された用紙が会議室を利用する参加者9に配布されたり、室内に張り出されている。なお、ここで設定される接続情報はAP情報のみでよい。AP情報によりノートPC40bがネットワーク接続制御装置10にアクセスすると、ネットワーク接続制御装置10は会議管理装置20にリダイレクトさせる。
S3:図8のステップS1と同様に、ノートPC40bのパスコード送信部42が参加要求をネットワーク接続制御装置10に送信する(リダイレクトにより会議管理装置20を宛先に通信する。)。
S4:ネットワーク接続制御装置10の無線通信部12は有線通信部11に参加要求を送信する。
S5:ネットワーク接続制御装置10の有線通信部11は会議管理装置20に参加要求を送信する。この後の処理は図8のS2以降と同様になる。
<<会議開催許可>>
主催者は参加状況を確認して会議を開催する。参加者9が一人もいなくても会議の開催は可能である。
図10は、参加者9が会議に参加した後に主催者8の情報端末40に参加者リストが表示される手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:主催者は、情報端末40を操作して参加者リストを会議管理装置20に要求する。具体的には、会議の開始後に表示される図13(a)の会議中画面440で参加者リストボタン445を押下する。なお、図13(a)の会議中画面440は図12(b)の会議情報入力画面420から遷移している。また、主催者の情報端末40は会議を特定するためにパスコード又は会議IDなどを送信する。
S2:会議管理装置20の参加者リスト表示部22は、パスコード又は会議IDにより参加者情報テーブルを特定し、特定した参加者情報テーブルを表形式に編集して画面情報を作成する。なお、参加者リスト表示部22は主催者8の情報端末40の型番に基づき適切な画面情報を作成する。すなわち、OSとアプリ又はOSとブラウザの組み合わせに応じて適切な画面情報を作成する。例えば、アプリやブラウザが解釈可能な記述を選択し、また、搭載しているディスプレイ616のサイズが考慮された画面情報を作成する。
S3:会議管理装置20の参加者リスト表示部22は作成した参加者リストの画面情報を主催者の情報端末40に送信する(送信ステップ)。
S4:情報端末40の表示制御部45は、参加者リストをディスプレイ616に表示する。主催者8の情報端末40のディスプレイ616には図13(b)のような参加者リスト画面450が表示される。主催者8は、参加者リスト画面450から参加者9を確認することができる。
S5:情報端末40の操作入力受付部44は主催者8の操作を受け付ける。すなわち、主催者8は、会議に参加すべき人員が会議に参加していることを確認したら、会議開催が可能と判断し、図13(b)の参加者リスト画面450から会議開催許可ボタン452を押下する。操作入力受付部44は会議開催許可ボタン452の押下を受け付ける。参加者が1人以上であることを情報端末40が判断し会議を開催してもよい。
S6:会議開催許可ボタン452が押下されると、情報端末40の送受信部41は会議開催可能の指示を会議管理装置20の会議開始要求取得部26に送信する。
S7:会議管理装置20の会議開始要求取得部26は会議開催可能の指示を取得すると、会議情報管理部23に対して会議開催可能を指示する。
S8:会議管理装置20の会議情報管理部23は、会議開催可能の指示を受信すると、会議開催のために必要な処理を行う。会議開催のために必要となる処理としては、例えば、当該会議で使用する会議資料のフォルダへのアクセスを許可したり、機器との通信を許可することなどが挙げられる。
<<退出処理>>
続いて、参加者9に参加者追加通知が送信された場合を説明する。
図11は、参加者9が会議に参加した後に参加者9の情報端末40に参加者リストが表示される手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:図10と同様に、参加者9は図13(c)のような会議中画面460を操作して参加者リストを会議管理装置20に要求する。図13(c)の会議中画面460は例えば会議に参加すると表示される。あるいは、参加者9の情報端末40の送受信部41が定期的に会議管理装置20と通信していること利用して、参加者情報テーブルに変更があった場合(例えば、参加者が増えた場合)に、参加者リストを送信してもよい(プッシュサービス)。このようにして、参加者リスト表示部22が参加者リストを参加者の情報端末40に送信する。
S2:情報端末40の表示制御部45は、参加者リストをディスプレイ616に表示する。参加者9の情報端末40のディスプレイ616には図14(b)のような参加者リスト画面480が表示される。参加者9は、参加者リスト画面から参加者9を確認することができる。
S3:情報端末40の操作入力受付部44は参加者9の操作を受け付ける。すなわち、参加者9は、参加者リストから予定外参加者7を選択し、会議から退出する操作を行う。具体的には、図14(b)の参加者リスト画面480から参加者9を選択して退出ボタン482を押下する。操作入力受付部44は退出ボタン482の押下を受け付ける。
S4:情報端末40の送受信部41は退出指示を会議管理装置20の参加者リスト作成部27に送信する。退出指示には参加者9を指示するための名称等が含まれ、この他、参加者9を識別する情報(IPアドレスやMACアドレス)が含まれてよい。また、重複しない出席者IDにより参加者9を指示してもよい。また、参加者9の情報(例えばメールアドレスなど)を事前に保持している場合、参加者リスト画面から選択される情報でなく保持している情報を送信してよい。
S5:会議管理装置20の参加者リスト作成部27は退出指示を受け付けると、参加者情報テーブルから退出させられた予定外参加者7の情報を削除する。
S6:次に、参加者リスト作成部27はネットワーク接続制御部25に、予定外参加者7の携帯する情報端末40の通信の切断指示を送信する。
S7:ネットワーク接続制御部25は、ネットワーク接続制御装置10に対し通信の切断指示を送信する。通信の切断指示には予定外参加者7のMACアドレスが含まれる。
以下のステップS8-1又はS8-2はいずれかが行われればよいが両方が行われてもよい。
S8-1:ネットワーク接続制御装置10の通信制御部14は、退出リストDB1001に予定外参加者7のMACアドレスを登録する(通信制限ステップ)。これにより、通信制御部14は、予定外参加者7の情報端末40から送受信される通信を制限するので、予定外参加者7の人間が会議に参加することを防止できる。
S8-2:また、通信の制限は、情報端末40側が行ってもよい。通信制御部14は通信切断要求を情報端末40に送信する(通信制限ステップ)。この場合も参加者9の情報端末40の送受信部41が定期的に会議管理装置20と通信していること利用する。ステップS8-2では、予定外参加者7の携帯する情報端末40が会議管理装置20への通信を行わなくなる。このようにして通信が接続されたことにより、予定外参加者7が会議資料などへアクセスすることができなくなり、実質的には会議から退出されたこととなる。
<画面例>
図12(a)は会議開始前の初期画面の一例を示す。図12(a)はスマートデバイス40aのディスプレイ616に表示される初期画面410である。ノートPC40bも同様に情報を表示する初期画面410を表示することができるがレイアウトが異なっている。
図12(a)の初期画面410は、新規に会議を開始するボタン411、会議に参加するボタン412、中断中の会議を再開するボタン413を有している。主催者8が会議を開始する場合、主催者8は新規に会議を開始するボタン411を押下する。参加者9が会議に参加する場合、参加者9は会議に参加するボタン412を押下する。
図12(b)は新規に会議を開始するボタン411が選択された場合に表示される会議情報入力画面420の一例を示す。会議情報入力画面420は会議名称欄421、会議場所欄422及び名称欄423を有する。主催者8は会議名称欄421に会議名称を、会議場所欄422に会議場所(例えば会議室名)を、名称欄423に主催者8の名称を入力し、開始ボタン424を押下する。
図12(c)は会議に参加するボタン412が選択された場合に表示される参加画面430の一例を示す。上記のように、スマートデバイス40aの場合、このような画面がなくても、接続情報を取得する際に名称とパスコードを送信できる。参加画面430は名称欄431及びパスコード欄432を有する。参加者9は名称欄431に参加者の名称を入力し、パスコード欄432にパスコードを入力し、参加ボタン433を押下する。
図13は会議開始後に表示される画面例を示す図である。図13(a)は主催者8のスマートデバイス40aに表示される会議中画面440の一例である。会議中画面440は図12(b)の会議情報入力画面420から遷移する。主催者8の会議中画面440は会議情報欄441、中断するボタン442、終了するボタン443、退出するボタン444、参加者リストボタン445、及び機器一覧ボタン446を有する。会議情報欄441には主催者8が会議情報入力画面420で入力した情報に加え、会議管理装置20が発行したパスコードが表示される。
図13(b)は主催者8が参加者リストボタン445を押下した場合に主催者8のスマートデバイス40aに表示される参加者リスト画面450の一例である。主催者8の参加者リスト画面450には参加者9の名称が一覧として表示される。なお、図13(b)は主催者8と一名の参加者9が参加している状態を示す。主催者8には主催者マーク454が表示される。
主催者8の情報端末40が表示する参加者リスト画面450には会議開催許可ボタン452と退出ボタン453が表示される。会議開催許可ボタン452は会議の開催を許可するためのボタンであり、これにより出席者は会議資料などへアクセス可能になる。退出ボタン453は、参加者9を強制的に退出させるボタンである。退出させられた参加者9は退出リストDB1001に登録され、会議資料等にアクセスできなくなる。
図13(c)は参加者9のスマートデバイス40aに表示される会議中画面460の一例である。会議中画面460はパスコードによる認証により表示され又は図12(c)の参加画面430から遷移する。参加者9の情報端末40が表示する会議中画面460は、参加者9に操作が許可された参加者リストボタン445、及び機器一覧ボタン446を有している。
図14は、会議管理装置20から参加者リストが送信された際にスマートデバイス40aに表示される参加者リスト画面の一例を示す。図14(a)は主催者8のスマートデバイス40aに表示される参加者リスト画面470の一例である。図14(a)の参加者リスト画面470は、図13(b)で会議開催許可ボタン452が押下された後、図13(a)で再度、参加者リストボタン445が押下されると表示される。
参加者リスト画面470は、参加者リスト欄471に加え、退出ボタン472と許可ボタン473が表示される。許可ボタン473は会議への参加を許可するためのボタンである。許可ボタン473が押下されると、参加者9が会議資料へアクセス可能となる。一方、参加者9を退出させる場合、主催者8は退出させたい参加者9を選択して(反転させて)退出ボタン472を押下する。
図14(b)は参加者9のスマートデバイス40aに表示される参加者リスト画面480の一例である。参加者リスト画面480は、図13(c)で参加者リストボタン445が押下されると表示される。
図14(b)の参加者リスト画面480は、参加者リスト欄481,退出ボタン482及びキャンセルボタン483を有している。参加者9は退出ボタン482を押下することで、主催者と同様に予定外参加者7を退出させることができる。図14(b)の参加者リスト画面480は、許可ボタン473の代わりにキャンセルボタン483が表示されている。キャンセルボタン483は、参加者9を退出させないでよいことを参加者9が確認するためのボタンである。
なお、図14では参加者9の名称しか表示されないが、参加者情報テーブルに登録されている全ての情報を情報端末40は表示することができる。表示される情報が多いほど、参加者9は予定外参加者7を判定できる場合が多い。具体例としては、予定外参加者7の人物があまり見かけない型番のノートPC40bを所持している場合、型番から判定可能であるし、情報端末40の電話番号やメールアドレスからも個人を特定できる場合が多い。
<<参加者リストの送信の別の例>>
図11にて説明したように、参加者9は会議中画面460を操作して参加者リストを取得する以外に、参加者情報テーブルの参加者が変更された場合に、参加者リストを取得できる。
図15は、参加者情報テーブルの参加者が変更された場合に、参加者9の情報端末40に参加者リストが表示される手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:参加者9の情報端末40は、定期的に参加者変更問い合わせを会議管理装置20に送信する。参加者変更問い合わせは、参加者の増加又は減少があったかどうかを会議管理装置20に問い合わせるためものである。
S2:会議管理装置20の送受信部21は参加者変更問い合わせを受信して、参加者リスト作成部27は前回の問い合わせ時の参加者と現在の参加者に変更があったかどうかを判定する。例えば、参加者リスト作成部27は、参加者変更問い合わせの度に参加者情報テーブルのコピーを記憶部2000に記憶しておき、次回の参加者変更問い合わせを取得した時に参加者情報DB2003の参加者情報テーブルとコピーとを比較する。参加者が増加も減少していない場合、コピーされた参加者情報テーブルと参加者情報DB2003の参加者情報テーブルは一致するので、参加者リスト作成部27は何もしない。
S3:会議管理装置20の参加者リスト作成部27は、送受信部21が参加者変更問い合わせを受信するごとに参加者に変更があったかどうかを判定する。
S4:比較の結果、参加者が増加又は減少している場合、参加者リスト作成部27は参加者リストを参加者の情報端末40に送信する(送信ステップ)。
S5:情報端末40の表示制御部45は、参加者リストをディスプレイ616に表示する。参加者9の情報端末40のディスプレイ616には図14(b)のような参加者リスト画面480が表示される。したがって、参加者が参加者リストを表示させる操作をしなくても参加者リストを表示させることができる。以降の処理は図11のステップS3以降と同様となる。
なお、図15のステップS4で参加者リスト作成部27は参加者が増加の場合にだけ参加者リストを参加者の情報端末40に送信してよい。参加者が増えた場合にだけ、情報端末40のディスプレイ616に参加者リストが表示されるので、煩わしさが減ると共に新しい参加者に着目しやすくなる。
<状況ごとの動作手順>
図16は、主催者8が会議開催の操作を行ってから会議開催が決定するまでの手順を示すフローチャート図の一例である。図16の処理は、主催者8が会議を開催した状態からスタートするものとして説明する。
まず、主催者8の情報端末40は主催者8の操作を受け付けて、該操作に応じて主催者8の情報端末40の送受信部11は参加予定者の情報端末40にパスコードを送信する(S10)。
参加者9の情報端末40は名称とパスコードを用いて参加要求を会議管理装置20に送信することでログインする(S20)。
各参加者9のスマートデバイス40aは設定された接続情報によりネットワーク接続制御装置10と通信し、ネットワーク接続制御装置10を介して会議管理装置20と無線で通信する(S30)。ステップS10〜S30の処理は各参加者9のスマートデバイス40aが行う。なお、ノートPC40bの場合、ステップS30とS20の順序が逆になる。
次に、主催者8の情報端末40は主催者8から会議開催許可ボタン452の押下があるまで待機する(S40)。主催者8は参加者リスト画面470から会議参加状況を確認し、参加予定者が全員会議に参加したかどうかを判断する。ここでは、主催者8は会議開催許可ボタン452を押下したものとする。主催者8の情報端末40の操作入力受付部44は会議開催許可ボタン452の押下を受け付ける。
ステップS40の判定がYesの場合、主催者8の情報端末40の送受信部21は会議開催可能の指示を会議管理装置20に送信する(S50)。
会議管理装置20は会議開催処理を行う(S60)。以上により、参加者9の情報端末40が会議資料などにアクセス可能となる(S80)。
次に、図17は、主催者8が予定外参加者7を退出させてから会議開催が決定するまでの手順を示すフローチャート図の一例である。ステップS10〜S40までの処理は図16と同じである。
ステップS40の判定がYesの場合、主催者8の情報端末40の操作入力受付部44は退出ボタン453の押下があるかどうかを判定する(S42)。
ステップS42の判定がYesの場合、主催者8の情報端末40の送受信部41は退出指示を会議管理装置20に送信する(S44)。
ステップS42の判定がNoの場合、以降の処理は図16と同様である。
図18は、会議開催後、新たな参加者9が会議参加した時に、主催者8又は参加者9が新たな参加者9を退出させる処理を示すフローチャート図の一例である。ステップS10〜S60の処理は図16と同様である。
会議開催後に新たな参加者9が参加する。図15の処理により、主催者8及びすでに参加している参加者9の情報端末40が参加者リスト画面470,480に新たな参加者9を表示する(S70)。
主催者8又は参加者9の情報端末40の操作入力受付部44は退出ボタン472,482の押下があるかどうかを判定する(S80)。すなわち、主催者8又は参加者9は新たな参加者が会議参加してもよいかに応じて退出ボタン472,482を押下する。
ステップS80の判定がYesの場合、主催者8又は参加者9の情報端末40の送受信部41は退出指示を会議管理装置20に送信する(S90)。
ステップS80の判定がNoの場合、会議管理装置20は会議開催処理を行う(S100)。すなわち、主催者8は許可ボタン473を押下するので、主催者8の情報端末40の操作入力受付部44は許可ボタン473の押下を受け付ける。これにより、新たな参加者9は参加者情報テーブルに登録され、新たな参加者9の情報端末40は会議資料などにアクセス可能となる。
以上のように、参加者が新たに参加した場合、すでに参加している参加者の情報端末40に退出ボタン482を含む参加者リスト画面480が表示される。これにより、参加者にも退出の権限を与えることができる。会議管理装置20が参加者からの退出指示を受信した場合、実装によってはACLの変更が必要な場合があるため、以下、ACLの変更手順を説明する。
図19は、会議管理装置20がACLを変更する手順を示すフローチャート図の一例である。会議管理装置20の会議開始要求取得部26は、情報端末40から退出指示を受信したか否かを判定する(S10)。ステップS10の判定がNoの場合、図19の処理は終了する。
ステップS10の判定がYesの場合、会議情報管理部23は退出指示を送信した情報端末40が主催者8のものかどうかを判定する(S20)。ステップS20の判定がYesの場合、図19の処理は終了する。情報端末40が主催者8のものかどうかはIPアドレスやMACアドレスで参加者情報テーブルを検索することにより判定できる。
ステップS20の判定がNoの場合、会議情報管理部23は参加者情報DB2003のACLを主催者8及び参加者9に変更する(S30)。これにより、参加者9も参加者情報DB2003を操作できる。
次に、会議開始要求取得部26は参加者情報テーブルから予定外参加者7を削除する(S40)。
次に、ネットワーク接続制御部25は退出指示の対象となった予定外参加者7の通信を切断する(S50)。
会議情報管理部23は参加者情報DB2003のACLを主催者8に変更する(S60)。
以上のようにして、参加者9も参加者情報DB2003から予定外参加者7を削除することが可能になる。
本実施形態の通信システム100は参加者9が追加されたことを主催者8又は参加者9に通知するので、主催者8又は参加者9が予定外参加者7を会議から強制的に退出させることができる。したがって、情報端末40を用いて無線で会議資料や機器を操作するという会議室6を実現しながら、会議のセキュリティを確保することができる。
本実施例では、予め参加者9が会議管理装置20に登録されている通信システム100について説明する。会議管理装置20は会議に参加した参加者9が予め登録されているか否かを判定できるので、予定外の参加者9であればその旨を参加者9の情報端末40に送信できる。
図20は、本実施例の会議管理装置20の機能ブロック図を示す。本実施例において、図20において図6と同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。なお、スマートデバイス40a、ノートPC40b、ネットワーク接続制御装置10の機能構成については図6と同様でよい。本実施例の会議管理装置20は事前参加者情報DB2004、未検知者情報DB2005及び未登録者情報DB2006を有している。
Figure 2017041698
表6は、事前参加者情報DB2004に登録された事前参加者情報テーブルの一例を示す。事前参加者情報テーブルには、参加予定者が登録される。一例として氏名、名称、電話番号、及び、メールアドレスが登録される。これらは参加者9を特定できる情報であればよく、IPアドレスやMACアドレスが登録されていてもよい。
Figure 2017041698
表7は、未検知者情報DB2005に登録された未検知者情報テーブルの一例を示す。未検知者情報テーブルには、事前参加者情報テーブルがそのまま登録される(複写される)。なお、未検知者情報テーブルが作成されるのは会議開始後なので会議管理装置20は会議ID等を特定可能である。未検知者情報テーブルは、未検知者の一覧であり、参加予定者が会議に参加するにつれて減少する。
Figure 2017041698
表8は、未登録者情報DB2006に登録された未登録者情報テーブルを示す。「加藤四郎」が参加者9として参加した場合、表6の事前参加者情報テーブルに「加藤四郎」は登録されていない。このため、「加藤四郎」は未登録者情報DB2006に登録される。
本実施例の参加者リスト作成部27は、以上の事前参加者情報DB2004、未検知者情報DB2005及び未登録者情報DB2006を使用して以下のように動作する。事前参加者情報テーブルに登録されていない参加者9を検出し参加者リストにおいて明示する。これにより、参加者リスト画面を表示した参加者9は、どの参加者9が予定外参加者7かを容易に把握できる。また、事前参加者情報テーブルに登録されているが参加者情報テーブルに登録されていない参加者9を検出し参加者リストにおいて明示する。これにより、参加者リスト画面を表示した参加者9は、どの参加者9が参加していないかを容易に把握できる。
<状態遷移>
図21を用いて通信システム100の状態遷移について説明する。
(1)主催者8が参加者9を事前登録する。
A1.これにより、事前参加者情報テーブルが作成される。
(2)事前参加者情報テーブルに登録された参加者9が会議に参加する。
A2.これにより、事前参加者情報テーブルの参加者9には会議資料などへのアクセス権が与えられる。
(3)一方、未登録の参加者9が会議に参加する。
A3.これにより、未登録者情報テーブルに未登録の参加者9が登録される。
(4)主催者8が会議開催許可ボタンを押下するか又は許可ボタンを押下すると、A2の状態となる。
(5)主催者8又は参加者9が退出ボタンを押下する。
A4.未登録の参加者9の通信が切断される。
<動作手順>
<<会議管理装置20の処理>>
会議開催や参加の手順は実施例1の図7〜図11にて説明した動作手順と同じか又は違っていても本実施例の説明には支障がないものとする。以下では、本実施例の特徴部について会議管理装置20、情報端末40の動作手順を説明する。
図22は、会議管理装置20が未登録者情報テーブル等を操作する手順を示すフローチャート図の一例である。図22は図7の処理の終了後にスタートするものとして説明されている。
会議管理装置20の参加者リスト作成部27は、事前参加者情報テーブルを複写して未検知者情報テーブルを作成する(S10)。主催者8が会議開始要求することで参加者情報テーブルが作成されているので、主催者8の氏名、名称、パスコード、IPアドレス、MACアドレス、型番、電話番号、メールアドレスが登録されている。参加者リスト作成部27はこのうち少なくとも氏名、名称、電話番号、メールアドレスの1つ以上が一致する参加予定者を含む事前参加者情報テーブルを特定し、未検知者情報テーブルとして複写する。
次に、参加者9が徐々に参加するので、会議管理装置20は参加者9を検知する(S20)。
参加者リスト作成部27は参加者9の情報端末40から名称、パスコード及びデバイス情報を取得する(S30)。
参加者リスト作成部27は、検知された参加者9の参加者情報がステップS10で特定した事前参加者情報テーブルに登録されているか否かを判定する(S40)。この場合、ステップS30で取得した名称、パスコード、デバイス情報の1つ以上が事前参加者情報テーブルに登録されているか否かを判定する。
ステップS40の判定がYesの場合、参加者リスト作成部27はパスコードに基づいて参加者情報テーブルを特定しパスコード、名称、デバイス情報を登録する(S50)。
次に、参加者リスト作成部27はステップS10で作成した未検知者情報テーブルから参加者情報テーブルに追加した参加者9を削除する(S60)。
ステップS40の判定がNoの場合、参加者リスト作成部27は未登録者情報テーブルにステップS30で取得したパスコード、名称、デバイス情報を登録する(S70)。
参加者9又は主催者8の情報端末40には、新たな参加者の参加により参加者リスト画面470,480が表示される。参加者9又は主催者8が会議中画面440から参加者リストボタン445を押下して参加者リスト画面470,480が表示されてもよいし、会議管理装置20からプッシュサービスにより参加者リスト画面470,480が表示されてもよい。
次に、参加者リスト作成部27は参加者9又は主催者8の情報端末40から退出ボタン472、482の押下による退出指示を受信したか否を判定する(S80)。
ステップS80の判定がYesの場合、参加者リスト作成部27は未登録者情報テーブルから未登録者情報を削除する(S90)。
ステップS80の判定がNoの場合、参加者リスト作成部27は主催者8から会議開催可能の指示を取得したか否かを判定する(S100)。
ステップS100の判定がYesの場合、未登録者情報テーブルに追加された参加者9は主催者8により参加が認められていることになるので、参加者リスト作成部27はステップS70で登録された未登録者情報を未登録者情報テーブルから削除する(S110)。また、参加者リスト作成部27は参加者情報テーブルに削除した未登録者情報を登録する(S120)。
また、参加者リスト作成部27は参加許可を未登録者の情報端末40に送信する(S130)。
この後、会議情報管理部23は会議開催処理を行う(S140)。
<<参加者の情報端末40の処理>>
図23は、参加者9の情報端末40が未登録の参加者を退出させる手順を示すフローチャート図の一例である。図23は会議の開催後にスタートする。
まず、参加者9の情報端末40は名称、パスコード及びデバイス情報を会議管理装置20に送信する(S10)。これにより、事前参加者情報テーブルに登録されていることを前提に、自機が参加者情報テーブルに登録される。
次に、参加者9の情報端末40は会議中画面を表示するための画面情報を会議管理装置20から取得する(S20)。すなわち、参加者リストや会議情報を表示するための画面情報を取得する。
参加者9の情報端末40の操作入力受付部44は更新ボタンの押下を受け付けた否かを判定する(S30)。更新ボタンとは、ブラウザやアプリに備えられている画面を最新の状態に更新させる機能である。更新ボタンはブラウザやアプリがプッシュ型のサービスに対応していない場合に有効であり、プッシュ型のサービスに対応している場合、参加者9が更新ボタンを押下しなくてよい場合がある。例えば、ブラウザやアプリが定期的に会議管理装置20に参加者の増減の有無を問い合わせてもよい。
参加者9の情報端末40に参加者リスト画面が表示されると、参加者9の情報端末40の操作入力受付部44は退出ボタンの押下を受け付けたか否か判定する(S40)。
ステップS40の判定がYesの場合、情報端末40の送受信部41は退出指示を会議管理装置20に送信する(S50)。
この後、情報端末40は引き続き新しい参加者リスト画面を表示する。
<<未登録者の情報端末40の処理>>
図24は、未登録の参加者9の情報端末40が行う手順を示すフローチャート図の一例である。図24は会議の開催後にスタートする。なお、図24のステップS10〜S30の処理は図Iと同様になる。
ステップS40において、未登録の参加者9の情報端末40の送受信部41は会議管理装置20から参加許可を受信したか否かを判定する(S40)。
ステップS40の判定がYesの場合、処理は図23のステップ20に移行する。この場合、未登録の参加者9は参加予定者として扱われ、退出ボタン472,482が押下された時点で退出される。
ステップS40の判定がNoの場合、未登録者の情報端末40は会議管理装置20から通信の切断指示を受信したか否かを判定する(S50)。
ステップS50の判定がYesの場合、未登録者の情報端末40の表示制御部45はディスプレイ616に「通信が切断されました」と表示する(S60)。
ステップS50の判定がNoの場合、処理はステップS30に進み、未登録者の情報端末40は会議管理装置20から許可コマンド又は切断指示を受信するまで待機する。
<画面例>
図25は本実施例において情報端末40に表示される参加者リスト画面の一例を示す。図25(a)は主催者8の情報端末40の参加者リスト画面490を示し、図25(b)は参加者9の情報端末40の参加者リスト画面490を示す。なお、主催者8の情報端末40にだけ許可ボタン495が表示されるのは実施例1と同様である。
本実施例では、図25(a)、(b)のいずれでも参加者リスト画面490が、参加者欄491、未参加者欄492、及び、未登録者欄493を有する。参加者欄491には参加者情報テーブルに登録されている参加者9の名称が表示され、未参加者欄492には未検知者情報テーブルに登録されている参加者9の名称が表示され、未登録者欄493には未登録者情報テーブルに登録されている参加者9の名称が表示される。
したがって、主催者8及び参加者9は未登録で参加している参加者9を容易に特定することができ、退出又は参加を許可することができる。また事前参加者情報テーブルに登録されているが未参加の参加者9を容易に特定でき、参加を促すためのメールを送信することなどができる。
<変形例>
会議管理装置20は、主催者8や参加者9からの退出指示を待たないで未登録者を強制的に退出させることも可能である。この変形例では未登録者情報DB2006は使用されない。
図26は、会議管理装置20が未登録者を退出させる手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図26では図22との相違点を主に説明する。
ステップS40においてNoと判定されると、ネットワーク接続制御部25は未登録の参加者9の通信を切断する(S70)。したがって、主催者8や参加者9からの退出指示がなくても、未登録の参加者9が会議に参加することを抑制できる。
次に、参加者リスト作成部27は主催者8から会議開催可能の指示を取得したか否かを判定する(S100)。
ステップS100の判定がYesの場合、会議情報管理部23は会議開催処理を行う(S140)。
以上のように本実施例の通信システム100は実施例1の効果に加え、未登録の参加者9を主催者8と参加者が特定しやすくすることができる。また、未登録の参加者を自動的に退出させることができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図6などの構成例は、会議管理装置20、スマートデバイス40a、ノートPC40b、及びネットワーク接続制御装置10による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。会議管理装置20、スマートデバイス40a、ノートPC40b、及びネットワーク接続制御装置10の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図6の記憶部2000に記憶される各種のデータベース、及び、記憶部1000に記憶される各種のデータベースは会議用ネットワーク92又は共用ネットワーク91上に存在していてもよい。
また、会議管理装置20又はネットワーク接続制御装置10が複数個、存在していてもよく、会議管理装置20又はネットワーク接続制御装置10の機能が複数のサーバに分散して配置されていてもよい。
また、一度でも退出させられた参加者の参加者情報は所定のデータベースに格納されてもよく、今後の会議において、パスコードによる認証が成立しても会議への参加を許可されないようにしてもよい。
また、本実施形態では退出を例に説明したが、予定外参加者7が参加している場合に、参加者9が会議を中断してもよい。会議の中止により会議資料へのアクセスが一時的に中断されるため、参加者9が退出させるかどうかを判断している間、セキュリティを確保できる。
なお、会議管理装置20は会議用情報処理装置の一例である。参加者リスト作成部27は情報記憶手段の一例である。退出指示に含まれる名称、IPアドレス、MACアドレス、出席者ID等は識別情報の一例である。参加者情報DB2003は第一記憶部の一例である。未登録者情報DB2006は第二記憶部の一例である。未検知者情報DB2005は第三記憶部の一例である。パスコードは認証情報の一例である。パスコードチェック部24は認証手段の一例である。送受信部21は受信手段の一例であり、参加者リスト表示部22は送信手段の一例である。会議情報管理部23は通信制御手段の一例である。ネットワーク接続制御部25は通信制限手段の一例である。参加者情報は関連情報の一例である。
10 ネットワーク接続制御装置
11 有線通信部
12 無線通信部
13 接続情報提供部
14 通信制御部
20 会議管理装置
21 送受信部
22 参加者リスト表示部
23 会議情報管理部
24 パスコードチェック部
25 ネットワーク接続制御部
26 会議開始要求取得部
27 参加者リスト作成部
40 情報端末
40a スマートデバイス
40b ノートPC
41 送受信部
42 パスコード送信部
43 接続情報取得部
44 操作入力受付部
45 表示制御部
91 共用ネットワーク
92 会議用ネットワーク
100 通信システム
特開2004−096495号公報

Claims (11)

  1. 1つ以上の情報端末と無線で通信し、会議に参加した前記情報端末が会議で使用される情報にアクセスすることを許可する会議用情報処理装置であって、
    前記情報端末から送信された認証情報を用いて前記情報端末を認証する認証手段と、
    前記認証手段による認証が成立した場合、前記情報端末の会議への参加を許可し前記情報端末から送信された前記情報端末の関連情報を第一記憶部に記憶させる情報記憶手段と、
    前記第一記憶部に記憶されている各情報端末の前記関連情報を、前記認証手段により認証が成立した各情報端末に送信する送信手段と、
    前記関連情報に含まれる前記情報端末の識別情報と会議からの退出を要求する旨を前記情報端末から受信した場合、前記識別情報の前記情報端末との通信を制限する通信制限手段と、を有する会議用情報処理装置。
  2. 前記情報端末から通信開始要求を取得する通信制御手段を有し、
    前記通信制限手段は、前記通信開始要求を送信した前記情報端末ではない前記情報端末から前記情報端末の前記識別情報を受信する請求項1に記載の会議用情報処理装置。
  3. 参加している前記情報端末の数に変更があるか否かの問い合わせを受ける受信手段を有し、
    前記第一記憶部に記憶されている前記情報端末の数が前回の問い合わせ時よりも増加した場合にのみ、前記送信手段は増加した前記情報端末の前記関連情報を含め、前記第一記憶部に記憶されている前記関連情報を問い合わせした前記情報端末に送信する請求項1又は2に記載の会議用情報処理装置。
  4. 前記通信制御手段が前記通信開始要求を取得した場合、前記通信制御手段は前記認証情報を生成して前記通信開始要求を送信した前記情報端末に送信し、
    前記認証手段は、前記通信開始要求を送信した前記情報端末から前記認証情報を取得し、前記情報処理装置に送信した前記情報端末を前記認証情報に基づき認証する請求項2に記載の会議用情報処理装置。
  5. 前記関連情報は、前記情報端末のユーザの名称、IPアドレス、MACアドレス、前記情報端末の型番、電話番号、又は、メールアドレスの1つ以上を含み、
    前記送信手段は、ユーザの名称、IPアドレス、MACアドレス、前記情報端末の型番、電話番号、又は、メールアドレスの1つ以上を前記認証手段が認証した前記情報端末に送信する請求項1〜4のいずれか1項に記載の会議用情報処理装置。
  6. 前記情報記憶手段は、前記認証手段による認証が成立した場合に前記情報端末から送信された前記情報端末の前記関連情報が、予め保持する前記情報端末の関連情報に含まれるか否かを判定し、
    含まれる場合に前記情報端末の前記関連情報を前記第一記憶部に記憶させ、含まれない場合に前記情報端末の前記関連情報を第二記憶部に記憶させ、
    前記送信手段は、前記第一記憶部に記憶されている前記関連情報と前記第二記憶部に記憶されている前記関連情報とを区別して前記情報端末に送信する請求項1〜5いずれか1項に記載の会議用情報処理装置。
  7. 前記情報記憶手段は、予め保持する前記情報端末の関連情報に含まれているが、前記第一記憶部に記憶されていない前記情報端末の関連情報を第三記憶部に記憶させ、
    前記送信手段は、前記第三記憶部に記憶されている前記関連情報を、前記第一記憶部に記憶されている前記関連情報及び前記第二記憶部に記憶されている前記関連情報と区別して前記情報端末に送信する請求項6に記載の会議用情報処理装置。
  8. 前記情報記憶手段は、前記認証手段による認証が成立した場合に前記情報端末から送信された前記情報端末の前記関連情報が、予め保持する前記情報端末の関連情報に含まれるか否かを判定し、
    前記通信制限手段は、前記情報記憶手段により予め保持する前記情報端末の関連情報に含まれないと判定された前記情報端末との通信を、前記識別情報が送信されなくても制限する請求項1〜5いずれか1項に記載の会議用情報処理装置。
  9. 1つ以上の情報端末と無線で通信し、会議に参加した前記情報端末が会議で使用される情報にアクセスすることを許可する会議用情報処理装置を、
    前記情報端末から送信された認証情報を用いて前記情報端末を認証する認証手段と、
    前記認証手段による認証が成立した場合、前記情報端末の会議への参加を許可し前記情報端末から送信された前記情報端末の関連情報を第一記憶部に記憶させる情報記憶手段と、
    前記第一記憶部に記憶されている各情報端末の前記関連情報を、前記認証手段により認証が成立した各情報端末に送信する送信手段と、
    前記関連情報に含まれる前記情報端末の識別情報と会議からの退出を要求する旨を前記情報端末から受信した場合、前記識別情報の前記情報端末との通信を制限する通信制限手段と、として機能させるためのプログラム。
  10. 1つ以上の情報端末と、会議に参加した前記情報端末が会議で使用される情報にアクセスすることを許可する会議用情報処理装置とが無線で通信する通信システムの通信方法であって、
    前記情報端末が認証情報を前記会議用情報処理装置に送信するステップと、
    前記情報端末から送信された認証情報を用いて前記情報端末を認証ステップと、
    前記認証ステップにより認証が成立した場合、前記情報端末の会議への参加を許可し前記情報端末から送信された前記情報端末の関連情報を第一記憶部に記憶させる情報記憶ステップと、
    前記第一記憶部に記憶されている各情報端末の前記関連情報を、前記認証ステップにより認証が成立した各情報端末に送信する送信ステップと、
    前記関連情報に含まれる前記情報端末の識別情報と会議からの退出を要求する旨を前記情報端末から受信した場合、前記識別情報の前記情報端末との通信を制限する通信制限ステップと、を有する通信方法。
  11. 1つ以上の情報端末と、会議に参加した前記情報端末が会議で使用される情報にアクセスすることを許可する会議用情報処理装置とが無線で通信する通信システムであって、
    認証情報を前記会議用情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記情報端末からから送信された認証情報を用いて前記情報端末を認証する認証手段と、
    前記認証手段による認証が成立した場合、前記情報端末の会議への参加を許可し前記情報端末から送信された前記情報端末の関連情報を第一記憶部に記憶させる情報記憶手段と、
    前記第一記憶部に記憶されている各情報端末の前記関連情報を、前記認証手段により認証が成立した各情報端末に送信する送信手段と、
    前記関連情報に含まれる前記情報端末の識別情報と会議からの退出を要求する旨を前記情報端末から受信した場合、前記識別情報の前記情報端末との通信を制限する通信制限手段と、を有する通信システム。
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