JP5828332B2 - キャニスタモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、キャニスタモジュールに関する。
従来、燃料タンク内で発生する燃料蒸気を回収し、回収した燃料蒸気を内燃機関の吸気系に供給するキャニスタモジュールが知られている。キャニスタモジュールは、内部に吸着材を有するキャニスタ、キャニスタの内部に空気を導入する大気通路を形成する大気通路形成部材、及び、キャニスタの内部と大気通路とを連通または遮断する電磁弁などを備える。キャニスタモジュールでは、内燃機関の運転状態に応じて、吸着材に吸着された燃料と大気通路を介して導入される空気との混合気を内燃機関に供給する。例えば、特許文献1には、キャニスタと大気通路形成部材との間に設けられキャニスタの内部と大気通路とを連通または遮断する電磁弁が記載されている。また、特許文献2には、大気通路形成部材と一体に形成されているキャニスタ内に収容され、キャニスタ内の吸着材が収容されている空間と大気通路とを連通または遮断する電磁弁が記載されている。
特開2001−227671号公報 特開2002−235866号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電磁弁を用いるキャニスタモジュールでは、キャニスタと大気通路形成部材とは別々に設けられており、吸着材が収容されているキャニスタの内部と大気との間の気密を保持するため、キャニスタと電磁弁とが嵌合する部位、及び、電磁弁と大気通路形成部材とが嵌合する部位の2箇所にシール部材が設けられている。また、特許文献2に記載の電磁弁を用いるキャニスタモジュールでは、電磁弁はキャニスタが有する凹部内に設けられており、キャニスタ内の吸着材が収容されている空間と大気通路とは当該凹部を介して連通している。このため、キャニスタと電磁弁とが嵌合する部位、及び、電磁弁と当該凹部とが嵌合する部位の2箇所にシール部材が設けられている。このように、シール部材を複数備えるため、キャニスタ内の吸着材が収容されている空間の気密性が低下するおそれがある。
本発明の目的は、部品点数を削減しつつキャニスタの内部の気密性を向上するキャニスタモジュールを提供することにある。
本発明は、燃料タンク内で発生する燃料蒸気を内燃機関に供給するキャニスタモジュールであって、キャニスタハウジングと、キャニスタハウジングの内部と大気とを連通可能な大気通路を形成する大気通路形成部材と、キャニスタハウジングの内部に収容され燃料蒸気を吸着する吸着材と、キャニスタハウジングが有する凹部内に挿入される弁ハウジングと、弁ハウジングの内部に収容される弁体と、コイルと、弁体に接続する可動コアと、コイルが発生する磁界により可動コアを吸引する固定コアと、弁ハウジングの径方向外側に設けられ凹部内と大気との気密を保持するシール部材と、を備える。
弁ハウジングは、キャニスタハウジングとねじ結合するねじ溝及びねじ溝より挿入方向側の端部にキャニスタハウジングに当接可能に形成されキャニスタハウジングに対する相対位置を規制する規制部を有する。
弁体は、凹部の内壁に形成され凹部内とキャニスタハウジングの内部とを連通する第1開口または凹部の内壁に形成され凹部内と大気通路とを連通する第2開口の縁部に形成される弁座に当接または離間するとキャニスタハウジングの内部と大気通路とを遮断または連通する。
本発明のキャニスタモジュールでは、キャニスタハウジングが有する凹部の内壁に2つの開口が形成されている。第1開口は、弁ハウジングが収容される凹部内と吸着材が収容されるキャニスタハウジングの内部とを連通する。また、第2開口は、凹部内と大気通路とを連通する。すなわち、キャニスタハウジングの内部と大気通路とは凹部内を介して連通する。弁ハウジングが凹部に収容されると、弁ハウジングの径外方向に設けられるシール部材により、凹部内と大気との気密が保持される。また、弁ハウジングの内部を往復移動可能な弁体が第1開口または第2開口の縁部に形成される弁座に当接または離間すると、キャニスタハウジングの内部と凹部内及び大気通路とが遮断または連通する。これにより、本発明のキャニスタモジュールは、1つのシール部材によりキャニスタハウジングの内部と大気との気密を保持することができる。したがって、キャニスタハウジングの内部の燃料が漏れるおそれのある箇所を少なくすることができる。
また、複数のシール部材によりキャニスタハウジングの内部と大気との気密を保持する場合に比べ、1つのシール部材によりキャニスタハウジングの内部と大気との気密を保持できる。これにより、キャニスタモジュールの部品点数を削減することができる。
本発明の第1実施形態によるキャニスタモジュールを用いる蒸発燃料処理システムの概念図である。 本発明の第1実施形態によるキャニスタモジュールの断面図である。 図2のIII部拡大模式図である。 本発明の第2実施形態によるキャニスタモジュールの要部拡大図である。 本発明の第3実施形態によるキャニスタモジュールの要部拡大図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるキャニスタモジュールを用いる蒸発燃料処理システムを図1に示す。
蒸発燃料処理システム5は、燃料タンク10、キャニスタモジュール20、及び、ECU40などから構成される。蒸発燃料処理システム5では、燃料タンク10の内部11で発生する燃料蒸気をキャニスタモジュール20が回収する。キャニスタモジュール20は、回収した燃料蒸気を「内燃機関」としてのエンジン45に接続する吸気管46が形成する「吸気系」としての吸気通路47にパージする。なお、図1には、エンジン45に供給される吸気、エンジン45から排出される排気、キャニスタモジュール20が吸入する空気、及び、キャニスタモジュール20が排出する空気の流れを矢印F1、F2、F3、F4で示す。
燃料タンク10は、第1連通管12によりキャニスタモジュール20と接続している。燃料タンク10は、エンジン45に供給される燃料を貯留する。第1連通管12は、燃料タンク10の内部11とキャニスタモジュール20のキャニスタハウジング21内とを連通可能な第1連通路13を形成する。第1連通管12にはタンク封鎖弁15が設けられている。タンク封鎖弁15は、燃料タンク10の内部11とキャニスタハウジング21内とをECU40の指示に応じて連通または遮断する。
キャニスタモジュール20は、燃料タンク10の内部11で発生する燃料蒸気を回収するキャニスタ吸着材24を備える。キャニスタモジュール20は、第2連通管41を介して吸気管46と接続する。また、キャニスタモジュール20は、キャニスタハウジング21内と大気とを連通する可能な大気通路230を形成する大気通路形成部材23を備える。キャニスタモジュール20の詳細な構造は後述する。
第2連通管41は、第2連通路42を形成する。第2連通管41には、ECU40の指示に応じてキャニスタハウジング21内と吸気通路47とを連通または遮断するパージ弁43が設けられている。
ECU40は、演算手段としてのCPU、ならびに、記憶手段としてのRAMおよびROM等を有するマイクロコンピュータ等から構成されている。ECU40は、タンク封鎖弁15及びパージ弁43と電気的に接続している。ECU40は、車両の走行状態に応じてタンク封鎖弁15を開閉し、燃料タンク10の内部11とキャニスタハウジング21内との連通または遮断を制御する。また、ECU40は、車両の走行状態に応じてパージ弁43を開閉する。これにより、キャニスタ吸着材24に吸着されている燃料は、大気通路230を介してキャニスタハウジング21内に流入する大気に同伴され、第2連通路42を通ってスロットルバルブ48の下流側の吸気通路47に燃料が供給される。
次に、キャニスタモジュール20の構造を図2及び図3に基づいて説明する。
キャニスタモジュール20は、キャニスタハウジング21、キャニスタ吸着材24、大気通路形成部材23、及び、電磁弁25などから構成される。なお、図2には、キャニスタモジュール20が吸入する空気の流れ、キャニスタモジュール20が排出する空気の流れ、燃料タンク10からの燃料蒸気及び空気の流れ、及び、キャニスタモジュール20から吸気管46への燃料蒸気及び空気の流れを矢印F3、F4、F5、F6で示す。
キャニスタハウジング21は、中空の略直方体状に形成されている。キャニスタハウジング21は、キャニスタハウジング21内を区画する第1隔壁211及び第2隔壁212を有する。
第1隔壁211は、キャニスタハウジング21の長手方向の略中央に設けられる。第1隔壁211は、キャニスタハウジング21内を第1区画室221と第2区画室222及び第3区画室223側の空間とを区画する。第1隔壁211は、第1区画室221と第2区画室222とを連通する連通路224を有する。
第2隔壁212は、第1隔壁211により区画された一方の空間において第1隔壁211とキャニスタハウジング21の内壁とに接続するように設けられる。第2隔壁212は、第1隔壁211により区画された一方の空間を第2区画室222と第3区画室223とを区画する。第2隔壁212は、第2区画室222と第3区画室223と連通する第1開口225を有する。
第3区画室223を形成するキャニスタハウジング21の外壁213には、大気通路形成部材23が設けられる。第1実施形態によるキャニスタモジュール20では、キャニスタハウジング21と大気通路形成部材23とは一体に形成されている。外壁213には、「凹部内」としての第3区画室223と大気通路形成部材23が有する大気通路230とを連通する第2開口226が形成される。
第1区画室221を形成するキャニスタハウジング21の外壁のうち、連通路224が形成される位置から離れた位置の外壁218には、第1連通管12に接続するタンク管214及び第2連通管41に接続するパージ管215が設けられる。タンク管214は、タンク通路216を形成する。タンク通路216は、第1連通路13を介して燃料タンク10の内部11に連通する。パージ管215は、パージ通路217を形成する。パージ通路217は、第2連通路42を介して吸気通路47に連通する。
キャニスタ吸着材24は、例えば、活性炭から形成される。キャニスタ吸着材24は、第1区画室221及び第2区画室222に収容される。キャニスタ吸着材24の連通路224側の端面、第1開口225側の端面、及び、外壁218側の端面には、キャニスタ吸着材24が拡散しないように不織布から形成されるフィルタ241が設けられる。
大気通路形成部材23は、キャニスタハウジング21の外壁213に接続するよう設けられる。大気通路形成部材23が形成する大気通路230には、例えば、不織布から形成される蛇腹状のフィルタ231が収容されている。フィルタ231は、キャニスタモジュール20が外部の空気を第2区画室222及び第1区画室221に吸引するとき、空気に含まれる異物を回収する。
電磁弁25は、弁ハウジング26、固定コア28、コイル32、可動コア34、及び、弁部材36などから構成されている。電磁弁25は、キャニスタハウジング21の第3区画室223に収容されている。
弁ハウジング26は、略有底筒状に形成されている。弁ハウジング26は、弁ハウジング26の内部が第1開口225を介して第2区画室222と連通可能なように設けられている。弁ハウジング26は、電磁弁25が第3区画室223に収容されているとき、弁ハウジング26の開口261が形成されている「規制部」としての一方の端部262が第2隔壁212の第3区画室223側の壁面227に当接する。一方の端部262の第2開口226側には開口267が形成されている。開口267は、弁ハウジング26の内部と第3区画室223とを連通する。
閉塞されている他方の端部263には、ターミナル264が設けられる。ターミナル264の端子265は、図示しない外部の電源装置と電気的に接続している。

弁ハウジング26の径方向外側の外壁266にはシール部材27が設けられている。シール部材27は、電磁弁25を第3区画室223に収容するとき、第1隔壁211の第3区画室223側の壁面228及び外壁213の第3区画室223側の壁面229に当接する。これにより、シール部材27からみて第3区画室223の第2区画室222側の空間は外部との気密が保持される。
固定コア28は、弁ハウジング26の内部の略中央に設けられる筒状の金属部材である。固定コア28は、筒部281、及び、皿部282などから構成される。筒部281は、弁ハウジング26の略中央に設けられる。皿部282は筒部281の一方の端部に接続し、弁ハウジング26の内壁に固定されている。固定コア28の軸方向には、貫通孔283が形成されている。
コイル32は、ボビン321に巻回され、固定コア28の筒部281の径外方向に設けられる。コイル32の径外方向にはヨーク322が設けられる。コイル32は、ヨーク322内の電気配線を介してターミナル264の端子265と電気的に接続している。
可動コア34は、弁ハウジング26の内部のターミナル264側であってボビン321の径内方向に設けられる筒状の金属部材である。可動コア34は弁ハウジング26の軸方向に往復移動可能に設けられている。可動コア34は、貫通孔341を有する。
弁部材36は、シャフト37、ダイアフラム38、弁体39などから構成されている。
シャフト37は、弁ハウジング26の軸方向に往復移動可能に設けられている略棒状の部材である。シャフト37は、中径部371、大径部372、及び、小径部373などから構成される。
中径部371は、弁ハウジング26のターミナル264側に設けられている。中径部371の一方の端部は可動コア34の貫通孔341への挿入により可動コア34と接続されている。中径部371は、可動コア34から第2隔壁212の方向に延びるように形成され、固定コア28の貫通孔283に挿通されている。
大径部372は、中径部371の第2隔壁212側に接続している。大径部372は外径が中径部371の外径より大きくなるよう形成されている。
小径部373は、大径部372の第2隔壁212側に接続している。小径部373は、径方向外側に略筒状のリテーナ374が設けられている。リテーナ374は、大径部372とともにダイアフラム38の略中央を支持する。
ダイアフラム38は、薄膜状の部材であって、径方向外側の端部を弁ハウジング26の内壁に固定されている。ダイアフラム38は、弁ハウジング26の第2隔壁212側に形成される弁室381の気密を保持する。
スプリング382は、一端をリテーナ374に当接している。また、他端を弁ハウジング26の内壁に当接している。スプリング382は、弁部材36を第2隔壁212から離れる方向に付勢する。
弁体39は、弾性材、例えば、ゴムから形成されている円環状部材である。シャフト37の小径部373の端部に支持されている弁体39は、第2隔壁212の壁面227であって第1開口225を形成する縁部から突出するように設けられている突起391に当接可能である。突起391は、特許請求の範囲に記載の「弁座」に相当する。
電磁弁25は、第3区画室223に収容された後、弁ハウジング26の外壁213及び第1隔壁211に接続する規制部材271、272により弁ハウジング26に対する移動が規制される。
次に、キャニスタモジュール20の作用について説明する。
コイル32に電力が供給されていないとき、キャニスタモジュール20の電磁弁25は、図3に示すように、弁体39が突起391から離間している。これにより、第2区画室222は、第1開口225、弁室381、開口267、第3区画室223、第2開口226、及び、大気通路230を介して大気と連通する。燃料タンク10の内部11で発生する燃料蒸気がキャニスタ吸着材24に吸着されるとき、燃料蒸気とともに第1区画室221及び第2区画室222に流れてきた空気は大気に開放される。また、キャニスタ吸着材24に一定量の燃料蒸気が吸着されたとき、パージ弁43が開弁し、吸気通路47の負圧により大気通路230を介して第1区画室221及び第2区画室222に空気が吸引される。キャニスタ吸着材24に吸着されている燃料蒸気は、吸引された空気とともに第2連通路42及び吸気通路47を通ってエンジン45に供給される。
コイル32に電力が供給されると、コイル32の周囲に磁気回路が形成される。この磁気回路は、固定コア28と可動コア34との間に磁気吸引力を発生する。可動コア34が固定コア28の方向に移動すると、可動コア34に接続するシャフト37が第2隔壁212の方向に移動する。シャフト37に接続する弁体39が突起391に当接すると、第2区画室222と弁室381とが遮断される。これにより、第1区画室221及び第2区画室222と大気との気密は保持される。
(a)第1実施形態によるキャニスタモジュール20では、電磁弁25はキャニスタハウジング21の第3区画室223に収容されている。第3区画室223を形成する壁体のうち第2隔壁212には、キャニスタ吸着材24が収容されている第2区画室222と第3区画室223とを連通可能な第1開口225が形成されている。また、第3区画室223を形成する壁体のうち大気通路形成部材23が接続する外壁213には、第3区画室223と大気通路230とを連通する第2開口226が形成されている。第3区画室223は、弁ハウジング26の外壁266に設けられているシール部材27により外部との気密が保持されており、第1区画室221及び第2区画室222と大気との気密は1つのシール部材27により保持されている。また、電磁弁25の弁体39が第1開口225の縁部に形成される突起391に当接または離間することにより第2区画室222と大気通路230とを遮断または連通することができる。これにより、第1実施形態によるキャニスタモジュール20は、少ないシール部材を用いて第1区画室221及び第2区画室222と大気との気密を保持することができる。したがって、吸着材24に吸着されている燃料蒸気が大気に漏れ出すおそれのある箇所が少なくなり、キャニスタモジュール20の気密性を向上することができる。
(b)また、複数のシール部材により吸着材が収容されるキャニスタハウジングの内部と大気との気密を保持する場合に比べ、1つのシール部材により第1区画室221及び第2区画室222と大気との気密を保持する。これにより、キャニスタモジュール20の部品点数を少なくすることができる。
(c)また、弁体39が当接する第2隔壁212には突起391が形成されている。これにより、第1区画室221及び第2区画室222と大気とのさらに気密性を向上することができる。
(d)キャニスタモジュール20では、1つのシール部材27が第1隔壁211の第3区画室223側の壁面228及び外壁213の第3区画室223側の壁面229に当接することで第3区画室223に固定される。これにより、複数のシール部材を有する電磁弁をキャニスタハウジングに組み付ける場合に比べ、少ない組み付け荷重により電磁弁25をキャニスタハウジング21に組み付けることができる。
(e)キャニスタモジュール20では、第3区画室223に収容されている電磁弁25の移動を規制する規制部材271、272が設けられている。これにより、第2隔壁212の突起391に対する電磁弁25の弁体39の相対位置の変化を防止することができる。したがって、第1区画室221及び第2区画室222と大気との気密を保持しつつ、キャニスタモジュール20における空気の吸入及び排出を確実に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるキャニスタモジュールを図4に基づいて説明する。第2実施形態は、電磁弁の外壁の形状及び第3区画室を形成する壁体の形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態によるキャニスタモジュールでは、弁ハウジング56の外壁566にねじ溝567が形成されている。具体的には、弁ハウジング56のねじ溝567は、第1隔壁211の第3区画室223側の壁面228に形成されるねじ溝568、及び、外壁213の第3区画室223側の壁面229に形成されるねじ溝569とねじ結合可能なように形成されている。
第2実施形態によるキャニスタモジュールでは、弁ハウジング56のねじ溝567と壁面528のねじ溝568及び壁面529のねじ溝569とがねじ結合することにより、キャニスタハウジング21に対する電磁弁25の移動を規制する。これにより、第2実施形態によるキャニスタモジュールは、第1実施形態の効果(a)〜(e)を奏する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態によるキャニスタモジュールを図5に基づいて説明する。第3実施形態は、規制部材を備えていない点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態によるキャニスタモジュールでは、第3区画室223に収容されるとき、シール部材27の弾性力により電磁弁25はキャニスタハウジング21に対して保持される。これにより、第3実施形態によるキャニスタモジュールでは、第1実施形態の効果(a)〜(d)を奏する。
(他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、第2隔壁の第1開口を形成する第3区画室側の縁部に突起が形成されているとした。突起はなくてもよい
(イ)上述の実施形態では、弁体は、第2隔壁の第1開口を形成する第3区画室側の縁部に当接又は離間するとした。しかしながら、弁体が当接する部位はこれに限定されない。弁ハウジングの外壁の第2開口を形成する第3区画室側の縁部に当接または離間してもよい。
(ウ)上述の実施形態では、キャニスタ吸着材は、活性炭から形成されるとした。燃料蒸気を吸脱着可能な材料であればよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
20 ・・・キャニスタモジュール、
21 ・・・キャニスタハウジング、
212 ・・・第2隔壁(凹部の内壁)、
213 ・・・外壁(凹部の内壁)、
221 ・・・第1区画室(キャニスタハウジングの内部)、
222 ・・・第2区画室(キャニスタハウジングの内部)、
223 ・・・第3区画室(凹部内)、
225 ・・・第1開口、
226 ・・・第2開口、
230 ・・・大気通路、
26、56 ・・・弁ハウジング、
39 ・・・弁体、
391 ・・・突起(弁座)。

Claims (2)

  1. 燃料タンク(10)内で発生する燃料蒸気を内燃機関(45)に供給するキャニスタモジュール(20)であって、
    前記燃料タンクと連通するタンク通路(216)、及び、前記内燃機関に燃料と空気との混合気を供給する吸気系(47)に連通するパージ通路(217)を有するキャニスタハウジング(21)と、
    前記キャニスタハウジングの内部(221、222)と大気とを連通可能な大気通路(230)を形成する大気通路形成部材(23)と、
    前記キャニスタハウジングの内部に収容され燃料蒸気を吸着する吸着材(24)と、
    前記キャニスタハウジングが有する凹部内(233)に挿入され、前記キャニスタハウジングとねじ結合するねじ溝(567)及び前記ねじ溝より挿入方向側の端部に前記キャニスタハウジングに当接可能に形成され前記キャニスタハウジングに対する相対位置を規制する規制部(262)を有する弁ハウジング(26、56)と、
    前記弁ハウジングの内部に往復移動可能に収容され、前記凹部の内壁(212)に形成され前記凹部内と前記キャニスタハウジングの内部とを連通する第1開口(225)または前記凹部の内壁(213)に形成され前記凹部内と前記大気通路とを連通する第2開口(226)の縁部に形成される弁座(391)に当接または離間すると前記キャニスタハウジングの内部と前記大気通路とを遮断または連通する弁体(39)と、
    通電すると磁界を発生するコイル(32)と、
    前記弁体に接続し前記弁ハウジングの軸方向に往復移動する可動コア(34)と、
    前記コイルが発生する磁界により前記可動コアを吸引する固定コア(28)と、
    前記弁ハウジングの径方向外側に設けられ、前記凹部内と大気との気密を保持するシール部材(27)と、
    を備えることを特徴とするキャニスタモジュール。
  2. 前記弁座は前記凹部内に突出するよう形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャニスタモジュール。
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