JP5826815B2 - 混注部材 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム材を介して内部流路の液体を採取又は当該内部流路に他の液体を注入可能な混注部材に関するものである。
透析治療時に使用され、患者の血液を体外循環させる血液回路は、一般に、ダイアライザやドリップチャンバ等の各構成要素間を連結する可撓性チューブから主に構成されており、かかる血液回路の所定の位置には混注部材(「ゴムボタン」或いは「アクセスポート」と称されることもある。)が接続されている。この混注部材は、通常、血液回路に接続可能な本体部と、血液回路の液体が流通し得る内部流路と、内部流路に液体を導入する導入流路及び内部流路の液体を導出する導出流路と、本体部に形成された開口部に取り付けられたゴム材とを有して構成されている。
そして、かかる混注部材のゴム材に注射器の穿刺針を穿刺し、血液回路を流れる血液を採取したり、或いは当該血液回路中に薬剤又は生理食塩水を注入し得るようになっている。また、混注部材のゴム材には、内部流路の内部と外部とを連通したスリットが形成されているものもあり、当該スリットに穿刺管やシリンジの先端等を挿通し、血液回路を流れる血液を採取したり、或いは当該血液回路中に薬剤又は生理食塩水を注入し得るようになっている。しかしながら、内部流路において血液の流れが滞留してしまう虞があることから、当該滞留を防止すべく、従来、内部流路の中心部底面に突起を形成した混注部材(特許文献1参照)や内部流路の中心に対してずれた位置に向かって導入流路及び導出流路を形成した混注部材(特許文献2参照)等が提案されるに至っている。
特開2006−129884号公報 特開2009−39158号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術は、混注部材のスリットに穿刺管やシリンジの先端等を挿通した場合、その先端が突起と干渉してしまい、血液の採取や薬剤等の注入を良好に行うことができない虞があるとともに、内部流路を流れる血液が突起に衝突してしまい血液中の血球成分に悪影響が及ぼされる虞がある。また、特許文献2に記載の従来技術は、内部流路内に渦流を形成することで滞留をある程度は抑制し得るものの、当該内部流路を流れる血液の流速は変わっておらず、内部流路における血液の滞留抑制効果が不十分であるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、内部流路の液体の採取や当該内部流路に対する液体の注入を円滑に行わせることができるとともに、内部流路における液体の滞留を確実に防止することができる混注部材を提供することにある。
請求項1記載の発明は、液体が流通する流通ラインに接続可能な本体部と、該本体部内に形成され、前記流通ラインの液体が流通し得る内部流路と、前記本体部内に形成され、前記内部流路に液体を導入する導入流路及び前記内部流路の液体を導出する導出流路と、前記本体部に形成された開口部に取り付けられ、前記内部流路の内部と外部とを仕切るゴム材とを具備し、前記ゴム材を介して前記内部流路の液体を採取又は当該内部流路に他の液体を注入可能な混注部材において、前記導入流路は、前記内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設され、当該導入流路を流れる液体が、流速を増加しつつ前記内部流路に導入され、当該内部流路にて渦流が生じる構成とされたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の混注部材において、前記ゴム材は、前記内部流路の内部と外部とを連通するスリットが形成されて成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の混注部材において、前記導出流路は、前記内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の混注部材において、前記内部流路は中心軸を有するとともに、当該中心軸と前記導入流路の前記流通ラインとの接続部とが同軸、当該中心軸と前記導出流路の前記流通ラインとの接続部とが同軸、又は当該中心軸と前記導入流路及び導出流路の前記流通ラインとの接続部とが同軸とされ、且つ、前記導入流路と導出流路とは、前記内部流路の中心に対して対称な形状とされたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の混注部材において、前記導入流路と導出流路とは、前記流通ラインとの接続部が同軸上に形成されつつ前記内部流路の中心に対して対称な形状とされたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜の何れか1つに記載の混注部材において、前記流通ラインは、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液回路から成ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、導入流路は、内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設され、当該導入流路を流れる液体が、流速を増加しつつ前記内部流路に導入され、当該内部流路にて渦流が生じる構成とされたので、内部流路の液体の採取や当該内部流路に対する液体の注入を円滑に行わせることができるとともに、内部流路における液体の滞留を確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、ゴム材は、内部流路の内部と外部とを連通するスリットが形成されて成るので、穿刺管やシリンジの先端等を円滑に挿通させることができ、血液等の採取や薬剤等の注入を安全に行わせることができる。
請求項3の発明によれば、導出流路は、内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設されたので、内部流路における液体の滞留をより確実に防止することができるとともに、導入流路と導出流路とが逆になるように接続した場合であっても、内部流路に確実に渦流を生じさせて滞留を防止することができる。
請求項4の発明によれば、内部流路は中心軸を有するとともに、当該中心軸と導入流路の流通ラインとの接続部とが同軸、当該中心軸と導出流路の流通ラインとの接続部とが同軸、又は当該中心軸と導入流路及び導出流路の流通ラインとの接続部とが同軸とされ、且つ、導入流路と導出流路とは、内部流路の中心に対して対称な形状とされたので、本体部の寸法を大きくしなくても、内部流路の渦流を確実に生じさせることができ、内部流路における液体の滞留を確実に防止することができる。
また、請求項5の発明によれば、導入流路と導出流路とは、流通ラインとの接続部が同軸上に形成されつつ内部流路の中心に対して対称な形状とされたので、本体部の寸法を大きくしなくても、内部流路の渦流を確実に生じさせることができ、内部流路における液体の滞留を確実に防止することができる。
請求項の発明によれば、流通ラインは、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液回路から成るので、内部流路の血液の採取や当該内部流路に対する液体の注入を円滑に行わせることができるとともに、内部流路における血液の滞留を確実に防止することができる。
本発明の実施形態に係る混注部材を示す正面図、平面図及び側面図 同混注部材を示す斜視図 図1におけるIII−III線断面図 図1におけるIV−IV線断面図 図1におけるV−V線断面図 図1におけるVI−VI線断面図 図1におけるVII−VII線断面図 同混注部材にシリンジの先端を挿通させた状態を示す斜視図 同混注部材にシリンジの先端を挿通させた状態を示す断面図 同混注部材の内部流路に形成される渦流を示す模式図 同混注部材が接続される血液回路を示す模式図 本発明の他の実施形態に係る混注部材を示す模式図であって(a)正面図(b)XII−XII線断面図 本発明の他の実施形態に係る混注部材を示す模式図であって(a)正面図(b)XIII−XIII線断面図 本発明の他の実施形態に係る混注部材を示す模式図であって(a)正面図(b)XIV−XIV線断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る混注部材は、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液回路(流体の流通ライン)を構成する可撓性チューブに接続されるもので、図1〜7に示すように、接続部2a及び接続部2bが形成された本体部2と、内部流路αと、導入流路A及び導出流路Bと、キャップ3と、ゴム材4とを有して構成されている。なお、図中符号Pは、内部流路αの中心、符号C1は、本体部2の長手方向(液体が流れる方向)の中心線、符号C2は、本体部2の高さ方向、符号C3は本体部2の幅方向をそれぞれ示している。
本体部2は、血液が流通する血液回路(液体が流通する流通ライン)に接続可能な例えば樹脂製部品から成るもので、血液回路を構成する可撓性チューブが挿通して接続される接続部2a、2bと、略中央の部位に形成された内部流路αと、内部流路αと接続部2aとを連通する導入流路Aと、内部流路αと接続部2bとを連通する導出流路Bとを有して構成されている。
内部流路αは、本体部2内の略中央位置に形成され、血液回路の血液(液体)が流通し得るもので、導入流路A及び導出流路Bとそれぞれ連通して形成されている。これら導入流路A及び導出流路Bは、本体部2内に形成された流路から成り、接続部2a、2bに血液回路が接続された状態にて、導入流路Aが内部流路αに血液回路(混注部材1が接続された部位の上流側)の血液を導入するとともに、導出流路Bが内部流路αの血液を血液回路(混注部材1が接続された部位の下流側)に導出し得るよう構成されている。
また、本体部2における内部流路αが形成された部位には、円形に開口した開口部2c(図4参照)が形成されており、ゴム材4を外した状態で、当該開口部2cを介して内部流路αが外部に臨ませ得るよう構成されている。かかる開口部2cには、キャップ3が嵌合して固定されるよう構成されており、当該開口部2cとキャップ3との間にゴム材4が取り付けられるとともに、キャップ3に形成された開口3aによりゴム材4の表面が外部に臨むようになっている。
ゴム材4は、弾力を有して内部の流路を液密に保持しつつ内部流路αの内部と外部とを仕切るもので、略中央には、内部流路αの内部と外部とを連通するスリット4aが形成されている。そして、スリット4aにシリンジS(穿刺管等、他の接続手段でも同様)の先端Saをスリット4aに押圧して押し広げることで、図8、9に示すように、スリット4aを介して当該シリンジSの先端Saを内部流路αに挿通させることができ、内部流路αにて流れる血液を採取し或いは内部流路αに薬剤等を注入し得るよう構成されている。なお、本実施形態においては、スリット4aが形成されたゴム材4が用いられているが、当該スリット4aが設けられておらず、注射針等を穿刺して血液等の採取や薬剤等の注入を行わせるものであってもよい。
ここで、本実施形態に係る導入流路A及び導出流路Bは、接続部2a、2bから内部流路αに向かってそれぞれ形成されるとともに、図3に示すように、内部流路αの中心Pからずれた位置に向かって漸次(次第に)縮径しつつ延設されている。具体的には、導入流路A及び導出流路Bの縮径率(縮径していない場合を0%とした場合)は、それぞれ5〜70%が好ましく、さらには、20〜50%が最も好ましい。なお、本実施形態においては、平面視で(本体部2の幅方向(図2中C3方向)で)導入流路A及び導出流路Bが内部流路αの中心Pからずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設されているが、正面視で(本体部2の高さ方向(図2中C2方向)で)漸次縮径するものとしてもよい。
より具体的には、導入流路A(導出流路Bも同様)は、図5〜7に示すように、流路の壁面Aa(導出流路Bにおいては壁面Ba)における一方側には、勾配面Ab(導出流路Bにおいては勾配面Bb)が形成されており、接続部2a(導出流路Bにおいては接続部2b)から内部流路αに向かって延設される途中で除々に径が小さくなるよう構成されている。なお、本実施形態においては、勾配面Ab(勾配面Bb)がC2方向に対して平行な面とされているが、C3方向と平行な面に勾配面を形成して縮径させてもよい。
しかして、図10に示すように、導入流路Aを流れる血液は、流速が増加しつつ内部流路αに導入され、当該内部流路αにて渦流が生じるので、その流速が増加した渦流が内部流路α全域に亘って生じることとなり、特に、液体の滞留が生じやすい開口部2cで囲まれた部位にまで確実に渦流を至らせることができる。そして、内部流路α内で渦流を生じさせた血液は、導出流路Bにて導出され、その導出流路Bを流れる過程で流速が低下することとなる。
さらに、本実施形態においては、図3に示すように、導入流路Aと導出流路Bとは、血液回路(流通ライン)との接続部2a、2bが同軸上(C1を中心軸とした同軸)に形成されつつ内部流路αの中心Pに対して対称(点対称)な形状とされている。これにより、本体部2の寸法を大きくしなくても、内部流路αの渦流を確実に生じさせることができ、内部流路αにおける血液(液体)の滞留を確実に防止することができる。
一方、本実施形態に係る混注部材1は、図11に示すように、患者の血液を体外循環させるための動脈側血液回路D1及び静脈側血液回路D2を有した血液回路に接続される。すなわち、本混注部材1は、動脈側血液回路D1及び静脈側血液回路D2のそれぞれに接続され、例えば動脈側血液回路D1の途中に取り付けられた混注部材1にて体外循環する血液(血液浄化前)を採血し得るとともに、静脈側血液回路D2の途中に取り付けられた混注部材1にて体外循環する血液(血液浄化後)に薬剤や生理食塩水を注入し得るようになっている。
なお、動脈側血液回路D1は、その先端に動脈側穿刺針が取付可能なシャントコネクタaを有し、途中に動脈側エアトラップチャンバeが接続されるとともに、その基端に血液浄化器(ダイアライザ)の動脈側接続部と接続可能なダイアライザ接続部cを有している。また、静脈側血液回路D2は、その先端に静脈側穿刺針が取付可能なシャントコネクタbを有し、途中に静脈側エアトラップチャンバfが接続されるとともに、その基端に血液浄化器(ダイアライザ)の静脈側接続部と接続可能なダイアライザ接続部dを有している。
上記実施形態によれば、導入流路Aは、内部流路αの中心Pからずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設されたので、内部流路αの液体の流速を増加させつつ渦流を生じさせることができる。したがって、内部流路αの液体(血液)の採取や当該内部流路αに対する液体(薬剤や生理食塩水等)の注入を円滑に行わせることができるとともに、内部流路αにおける液体の滞留を確実に防止することができる。なお、本実施形態に係るゴム材4は、内部流路αの内部と外部とを連通するスリット4aが形成されて成るので、穿刺管やシリンジの先端等を円滑に挿通させることができ、血液等の採取や薬剤等の注入を安全に行わせることができる。
また、本実施形態においては、導出流路Bは、導入流路Aと同様、内部流路αの中心Pからずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設されたので、内部流路αにおける液体(血液)の滞留をより確実に防止することができるとともに、導入流路Aと導出流路Bとが逆になるように接続(接続部2aが流通ラインの下流側に接続しつつ接続部2bが流通ラインの上流側に接続)した場合であっても、内部流路αに確実に渦流を生じさせて滞留を防止することができる。
さらに、本実施形態に係る流通ラインは、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液回路(動脈側血液回路D1、静脈側血液回路D2)から成るので、内部流路αの血液の採取や当該内部流路αに対する液体の注入を円滑に行わせることができるとともに、内部流路αにおける血液の滞留を確実に防止することができる。なお、混注部材1を取り付ける位置及び取付数は、本実施形態のものに限定されず、任意部位及び任意個数だけ接続するようにしてもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、少なくとも導入流路Aが内部流路αの中心Pからずれた位置に向かって漸次縮径していれば足り、導出流路Bが内部流路αの中心に向かって漸次縮径したもの、或いは導出流路Bが内部流路αの中心Pからずれた位置に向かって同一径の寸法で延設されたものとしてもよい。また、本実施形態においては、流路の壁面(Aa、Ba)の一部に勾配面(Ab、Bb)を形成することで縮径させているが、勾配面を有さず単に流路の径を漸次細くすることで縮径させるようにしてもよい。
さらに、他の実施形態として、例えば図12に示すように、導入流路A1における流路の壁面A1aに形成された勾配面A1bと、導出流路B1における流路の壁面B1aに形成された勾配面B1bとが中心軸(C1)に対して同一の側に形成するようにしてもよい。また、図13に示すように、導入流路A2における流路の壁面A2aに勾配面A2bを形成する一方、導出流路B2における流路の壁面B2aには勾配面を形成しないもの(すなわち、導入流路A2は中心Pからずれた方向に縮径しつつ延設されるとともに、導出流路B2は中心Pに向かって同一径で延設されたもの)としてもよい。
さらに、図14に示すように、導入流路A3における流路の壁面A3aに勾配面A3bを形成するとともに、導出流路B3における流路の壁面B3aに勾配面B3bを形成し、且つ、導入流路A3と導出流路B3とは、互いに異なる中心軸C1a、C1bの接続部から延設されたもの(流通ラインとの接続部が同軸上に形成されないもの)としてもよい。この場合、本体部の幅方向の寸法が大きくなるものの、内部流路αにおける渦流をより確実に形成させることができる。
なお、混注部材1の形状や取り付けられる部品は、本実施形態にものに限定されず、種々形態のもの(例えば、スリットやキャップの形状が異なるもの等)に適用することができる。またさらに、本実施形態に適用される混注部材1は、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液回路に接続されているが、他の流体の流路(輸液ライン等)に接続された混注部材とすることもできる。
導入流路が内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設され、当該導入流路を流れる液体が、流速を増加しつつ内部流路に導入され、当該内部流路にて渦流が生じる構成とされた混注部材であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 混注部材
2 本体部
3 キャップ
4 ゴム材
α 内部流路
A 導入流路
B 導出流路

Claims (6)

  1. 液体が流通する流通ラインに接続可能な本体部と、
    該本体部内に形成され、前記流通ラインの液体が流通し得る内部流路と、
    前記本体部内に形成され、前記内部流路に液体を導入する導入流路及び前記内部流路の液体を導出する導出流路と、
    前記本体部に形成された開口部に取り付けられ、前記内部流路の内部と外部とを仕切るゴム材と、
    を具備し、前記ゴム材を介して前記内部流路の液体を採取又は当該内部流路に他の液体を注入可能な混注部材において、
    前記導入流路は、前記内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設され、当該導入流路を流れる液体が、流速を増加しつつ前記内部流路に導入され、当該内部流路にて渦流が生じる構成とされたことを特徴とする混注部材。
  2. 前記ゴム材は、前記内部流路の内部と外部とを連通するスリットが形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の混注部材。
  3. 前記導出流路は、前記内部流路の中心からずれた位置に向かって漸次縮径しつつ延設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の混注部材。
  4. 前記内部流路は中心軸を有するとともに、当該中心軸と前記導入流路の前記流通ラインとの接続部とが同軸、当該中心軸と前記導出流路の前記流通ラインとの接続部とが同軸、又は当該中心軸と前記導入流路及び導出流路の前記流通ラインとの接続部とが同軸とされ、且つ、前記導入流路と導出流路とは、前記内部流路の中心に対して対称な形状とされたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の混注部材。
  5. 前記導入流路と導出流路とは、前記流通ラインとの接続部が同軸上に形成されつつ前記内部流路の中心に対して対称な形状とされたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の混注部材。
  6. 前記流通ラインは、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液回路から成ることを特徴とする請求項1〜の何れか1つに記載の混注部材。
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