JP4866142B2 - 混注ポート - Google Patents

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本発明は、注射器などの器具と医療用チューブなどを接続して薬液を混合する混注ポートに関する。
従来、注射器などの器具と医療用チューブなどを接続して薬液を混合する混注ポートとして、医療用チューブを接続する中空のコネクタ本体と一体に形成され、コネクタ本体の内部と連通する液体通路を有する有底筒状のポート基部と、該ポート基部に固定され注射器の口部が挿入される挿入口を有する筒状のポート本体とを備える医療用コネクタに用いられるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
当該混注ポートは、ポート基部の底部に、コネクタ本体内の流路と連通する液体通路が形成され、液体通路の両脇には一対の突起が設けられ、ポート基部には、その中心に開口を有する弁保持板とポート基部の底部とにより弁室が形成されている。当該弁室には、外郭縁が弁室の側壁とは間隔を存してポート基部の底部から突出する突起により支持され、弁保持板に密着してコネクタ本体内を流れる流体が筒状弁側に流れ込むことを阻止する円板状の逆止弁が設けられている。また、ポート本体内には、ゴム等の弾性材料で形成された略円筒状の筒状弁が収納されている。この筒状弁は、ポート本体の挿入口側に外気を遮断するための円板状の天板部が一体に形成されている。また、天板部には、注射器の口部が挿入された際に開口するスリットが形成されている。
このような構成によれば、前記注射器の口部をポート本体に挿入すると、前記スリットが押し開かれて、前記口部が前記筒状弁と嵌合する。このとき、注射器のプランジャによって押された注射器内の流体による圧力により、前記逆止弁と前記弁保持板との密着が解除され、前記注射器内の薬液がコネクタ本体を介して前記医療用チューブに注入される。
一方、何らかの原因により前記医療用チューブ内の薬液の圧力が上昇したときは、前記逆止弁に圧力がかかるが、前記逆止弁は前記弁保持板に密着しているため、前記逆止弁に前記弁保持板側への圧力が加わるとさらに逆止弁が弁保持板に密着する。従って、医療用チューブ内の薬液は、前記逆止弁によって前記ポート本体側への流入が阻止されるので、混注ポートから外部に薬液が漏れることはない。
しかしながら、この医療用コネクタの使用中にコネクタ本体内や医療用チューブ内にエアが混入した場合、注射器によって内部のエアを吸引しようとしても、前記逆止弁が閉じているため内部のエアを吸引することができなかった。
特開2006−43354号公報
本発明は、以上の不都合に鑑み、注射器内の薬液をスムーズに医療用チューブに注入できると共に医療用チューブ内の気体や薬液を吸引し得るようにした混注ポートを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、医療用チューブを接続する中空のコネクタ本体と一体に形成され、コネクタ本体内部と連通する液体通路を有する有底筒状のポート基部と、該ポート基部に固定され注射器の口部が挿入される挿入口を有する筒状のポート本体とを備え、該ポート基部には内壁から中心に向かって突出してその中心部に開口を有する弁保持板と該ポート基部の底部とにより弁室が形成され、該弁室には、弾性材料で形成され外郭縁が該弁室の側壁とは間隔を存して該ポート基部の底部から突出する少なくとも一つの突起により支持され、注射器の未挿入時に該弁保持板に密着する板状の逆止弁が設けられ、該ポート本体内には該弁保持板との間に、弾性材料で形成され天板部と底板部とを有する円筒状の筒状弁が収納され、該筒状弁は、該天板部に注射器の口部が挿入されるスリットが形成され、該底板部にその表裏を貫通する孔部が形成されている混注ポートを改良するものである。
即ち、本発明の混注ポートは、前記筒状弁の底板部と前記逆止弁との間に、前記注射器の口部が前記ポート本体の挿入口及び前記筒状弁のスリットを介して前記筒状弁内に挿入され、前記口部により前記底板部が前記逆止弁側に押圧された際に、前記弁保持板と前記逆止弁との密着を解除して前記筒状弁の孔部と前記液体通路とを連通させる隙間保持部材が設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、前記注射器が前記ポート本体の挿入口に挿入されていない場合、前記筒状弁は、前記天板部のスリットが閉じており、前記ポート本体に収納されている。このとき、前記逆止弁は、自身の弾性により前記弁保持板に密着されている。また、前記注射器の口部が前記ポート本体の挿入口に挿入されると、前記筒状弁の前記天板部のスリットが押し開かれ、前記口部が前記筒状弁の内部に挿入される。また、更に前記注射器の口部が挿入されると、前記注射器の口部によって前記筒状弁の前記底板部が押され、前記筒状弁の底板部と前記逆止弁との間に設けられている隙間保持部材が、前記弁保持板の前記開口を通って前記逆止弁を押す。このため、前記逆止弁と前記弁保持板との間に所定の隙間が保たれ、前記逆止弁と前記弁保持板との密着が解除される。
従って、前記医療用チューブ内等にエアが混入した場合、前記注射器によって薬液を吸引することにより、前記隙間保持部材により開いた状態の前記逆止弁と前記液体通路を介してエアを含む薬液を前記注射器内に吸引することができる。一方、注射器の口部により前記逆止弁が開かれた状態で前記注射器により薬液を注入すると、前記注射器内の薬液は前記注射器の口部から開いた状態の前記逆止弁と前記液体通路とを介してスムーズに前記コネクタ本体内に注入される。
前記隙間保持部材は、前記注射器の口部が前記筒状弁内に挿入された際に前記筒状弁の底板部を前記逆止弁に向けて押すことができればよいため、前記逆止弁に向けて前記筒状弁の前記底板部側に設けてもよく、前記筒状弁の前記底板部に向けて前記逆止弁側に設けてもよい。また、前記隙間保持部材は、前記筒状弁の底板部と前記逆止弁の間に介在していればよいので、これらの部材とは別体にしてもよい。
また、本発明の混注ポートにおいては、前記隙間保持部材は、前記筒状弁の底板部において前記孔部の周方向に複数設けられ、複数の該隙間保持部材の間隔により連通口が形成されている。この構成によれば、前記注射器内の薬液を注入する際に、前記連通口を介して医療用チューブに速やか且つスムーズに薬液を注入することができる。また、前記注射器により医療用チューブ内のエアや液体を吸引する際には、前記液体通路を介してスムーズにエアや液体を吸引することができる。
また、本発明の混注ポートにおいては、前記突起は前記逆止弁を2分する位置に2箇所に設けられ、前記隙間保持部材は弾性材料で形成されると共に、平面視で前記突起を跨いで周方向に延設され、前記連通が前記逆止弁が前記突起により支持されている箇所に対して前記逆止弁の周方向にずれた位置に設けられている。このような構成とすることにより、前記隙間保持部材で前記逆止弁を押したときは、前記隙間保持部材が撓んで逆止弁を押すため、前記逆止弁が前記突起に支持されている箇所を支点として撓む。また、前記連通は前記逆止弁が前記突起により支持されている箇所からずれた位置に設けられているので、前記連通と前記逆止弁の撓み量の大きい位置が合致する。これにより、前記連通が大きく開口することになるため、前記注射器により療用チューブ内のエアや液体を吸引する際に、前記連通を介してスムーズにエアや液体を吸引することができる。
また、本発明の混注ポートにおいては、前記筒状弁の底板部の裏面と前記弁保持板の表面との間に、前記注射器の口部により前記底板部が押圧された際に前記底板部の裏面を前記弁保持板側に移動可能とする移動代が設けられていることが好ましい。このような構成とすることにより、前記底板部が前記注射器の口部に押された際には、前記移動代の分だけ速やかに前記底板部が前記弁保持板の方向、即ち前記逆止弁の方向に移動する。従って、前記隙間保持部材により前記逆止弁を押しやすくなる。
以下、本発明の実施形態の一例について図1乃至図3を参照しながら説明する。図1は注射器が挿入されていない状態の本実施形態の混注ポートを示す説明的断面図、図2は図1におけるII−II線から切断した状態を示す説明的断面図、図3は本実施形態の医療用コネクタに注射器の口部を挿入した状態を示す説明的断面図である。
図1に示すように、本実施形態の混注ポート1は、図示しない医療用チューブを両端に接続する中空のコネクタ本体2と、コネクタ本体2の外周の一部にコネクタ本体2と一体に形成される有底筒状のポート基部3と、ポート基部3に固定されて注射器Aの口部A1を挿入するための筒状のポート本体4とを備える。
ポート基部3には内壁から中心に向かって突出してその中心部に開口31を有する弁保持板32が固定され、弁保持板32とポート基部3の底部33とにより弁室34が形成されている。この弁保持板32は、図1及び図3に示すように、その表面が側断面視で弁室34の側壁から中心方向に向けて下方(コネクタ本体側)に傾斜する形状となっている。
ポート基部3の底部33には、コネクタ本体2内の流路2aと連通する液体通路35が形成されている。液体通路35の両脇の底部33には、コネクタ本体2内の液体の流れる方向と同一の方向で上方に向かって突出する一対の突起36が設けられている。また、弁室34内には、外郭縁が該弁室の側壁とは間隔を存して一対の突起36により支持され、且つ注射器Aの未挿入時に弁保持板32の裏面に密着する円板状の逆止弁6が設けられている。この逆止弁6は本実施形態ではゴム材により形成されている。なお、図1及び図3において、この逆止弁6について、湾曲する状態を表すために、断面ではなく側面から見た図としている。
ポート本体4は、略円筒状に形成され、その基端部がポート本体3に固着されている。また、その先端部には注射器Aの口部A1が挿入される挿入口41が設けられている。また、ポート本体4は、基端部と先端部との間に段部42が形成され、基端部側が先端部側よりも大径に形成されている。また、ポート本体4と弁保持板32との間の空間には筒状弁5が収納されている。
筒状弁5は、略円筒状に形成され、ポート本体4の挿入口41側に天板部51が設けられ、弁保持板32側には底板部52が設けられている。天板部51には、注射器Aの口部A1が挿入された際に開口するスリット53が形成されている。また、底板部52には、その表裏を貫通する孔部55が形成されている。また、筒状弁5の外周には、ポート本体4の段部42に対応して段部56が設けられている。さらに、底板部52の下面には、弁保持板32の開口31を介して逆止弁6に向けて突出する隙間保持部材54が2箇所に設けられている。
この隙間保持部材54は、図2に示すように、平面視で突起36を跨いで周方向に延設された円弧状に形成されている。また、この隙間保持部材54の間には連通口57が2箇所に形成されている。この連通57は、逆止弁6の突起36により支持されている箇所から周方向に90゜ずれた位置に開口している。本実施形態では、筒状弁5と隙間保持部材54はゴム材により一体に形成されており、筒状弁5のみならず隙間保持部材54も可撓性を有している。
次に、本実施形態の混注ポート1の使用状態について図1と図3を参照して説明する。まず、図1に示すように、注射器Aがポート本体4の挿入口41に挿入されていないときは、筒状弁5の外周に設けられている段部56がポート本体4の段部42に係合し、筒状弁5がポート本体4、ポート基部3及び弁保持板32によって保持された状態でポート本体4内に収納されている。このとき、筒状弁5のスリット53は閉じているため、筒状弁5内には外気は進入しない。また、逆止弁6は、その裏面が突起36により支持され、自身の弾性により弁保持板32に密着されている。また、筒状弁5の底板部52の裏面と、弁保持板32の表面との間には、弁保持板32の表面の傾斜により側断面視で3角形の移動代58が形成されている。
このような状態で、コネクタ本体2が医療用チューブに接続され、その内部に薬液が流れるとコネクタ本体2内に液圧が生じ、この液圧が逆止弁6の下面側に作用する。逆止弁6の上面側は弁保持板32の下面側に密着しているため、逆止弁6の下面側に液圧がかかるとさらに逆止弁6が弁保持板32に密着する。従って、コネクタ本体2内に液圧が生じても、逆止弁6によって筒状弁5内への薬液の進入が阻止される。
この状態から、図3に示すように、注射器Aの口部A1がポート本体4の挿入口41に挿入されると、筒状弁5の天板部51に設けられたスリット53が押し開かれて、口部A1が筒状弁5の内部に挿入される。さらに注射器Aの口部A1が挿入されると、注射器Aの口部A1により筒状弁5の底板部52が下方に押される。このとき、底板部52と弁保持板32との間には移動代58が形成されているので、底板部52がスムーズに下方に移動される。これに伴い、隙間保持部材54が、ポート基部3の弁保持板32の中心部に設けられた開口31を通って逆止弁6を下方に押す。これにより、逆止弁6が2箇所で隙間保持部材54に押される。逆止弁6はゴム材で形成されて可撓性を有し、突起36に支持された箇所を中心にその周方向両側が押されるため、図3に示すように、両突起36により支持された箇所を支点として斜め下方向に湾曲する。
このため、逆止弁6は、弁保持板32の裏面との間に隙間が保持されるように開かれる。換言すれば、逆止弁6は、弁保持板32に対する密着が隙間保持部材54により解除される。この状態で、注射器Aのプランジャ(図示略)を押し込むと、注射器A内の薬液は、プランジャの圧力により、注射器Aの口部A1から連通口57を通って逆止弁6をさらに変形させ、液体通路35を介してスムーズにコネクタ本体2内に注入される。
一方、医療用チューブ内にエアが混入した場合、注射器Aのプランジャを引くと、逆止弁6は隙間保持部材54により開口されているので、この開いた状態の逆止弁6と隙間保持部材54の間に設けられた連通口57を介してエアを含む薬液を注射器A内に吸引することができる。本実施形態では、逆止弁6の突起36により支持されている箇所から周方向に90゜ずれた位置に連通57が設けられているため、逆止弁6の一番湾曲度合が大きい箇所に連通57が開口している。従って、当該連通57からコネクタ本体2内のエアを含む薬液を注射器A内にスムーズに吸引することができる。
このように、本発明の混注ポート1は、注射器A内の薬液を医療用チューブ内に混注するときは、筒状弁5の底板部52に設けられた隙間保持部材54と連通口57によって、薬液の通路が確保されるため、薬液を医療用チューブに速やか且つスムーズに注入することができる。また、本実施形態の混注ポート1によれば、上記の如く注射器Aの口部A1がポート本体4の挿入口41に挿入されることにより、隙間保持部材54が逆止弁6を押して逆支弁6が開いた状態となるので、注射器Aのプランジャを引くことにより、医療用チューブ内の液体を注射器A内に吸引することも可能となる。
なお、上記実施形態においては、隙間保持部材54が筒状弁5の底板部52に設けられているが、これに限らず、筒状弁5の底板部52に向けて逆支弁6の上面に設けてもよい。また、隙間保持部材54は2箇所のみならず、1箇所、或いは3箇所以上の複数設けてもよい。また、隙間保持部材54は、筒状弁5に一体に成形されているが、これに限らず、隙間保持部材54のみを別部材で形成し、筒状弁5や逆止弁6に固着するようにしてもよい。さらに、上記実施形態においては、隙間保持部材54の形状が円弧状に形成されているが、単なる柱状の突起のようなものでもよい。
また、筒状弁5の底板部52の裏面と弁保持板32の表面との間に設けられている移動代58は、上記実施形態では弁保持板32の表面に傾斜を設けることで形成しているが、これに限らず、底板部52の裏面側に傾斜を設けてもよく、底板部52及び弁保持板32の双方に傾斜を設けてもよい。また、移動代58の形状は、側断面視で3角形のものに限られず、底板部52が注射器Aの口部A1により押された際に隙間保持部材54が移動できるのであれば、側断面視で円弧状や矩形状等の任意の形状としてもよい。ただし、この移動代58を設けない場合であっても、注射器Aの口部A1により押された際に底板部52自身の弾性により隙間保持部材54を下方に突出させることができる。また、本発明は上記医療用コネクタに用いられている場合について説明したが、他のコネクタ(例えば、三方活栓や複数の昆注部を有するコネクタなど)にも適用してもよい。
注射器が挿入されていない状態の混注ポートを示す説明的断面図。 図1のII−II線から切断した状態を示す説明的断面図。 混注ポートに注射器を挿入した状態を示す説明的断面図。
符号の説明
1…混注ポート、2…コネクタ本体、3…ポート基部、32…弁保持板、33…底部、34…弁室、35…液体通路、36…突起、4…ポート本体、41…挿入口、5…筒状弁、51…天板部、52…底板部、53…スリット、54…隙間保持部材、55…孔部、57…連通口、6…逆止弁、 A…注射器、A1…口部、2a…コネクタ本体内の流路。

Claims (3)

  1. 医療用チューブを接続する中空のコネクタ本体と一体に形成され、コネクタ本体内部と連通する液体通路を有する有底筒状のポート基部と、該ポート基部に固定され注射器の口部が挿入される挿入口を有する筒状のポート本体とを備え、該ポート基部には内壁から中心に向かって突出してその中心部に開口を有する弁保持板と該ポート基部の底部とにより弁室が形成され、該弁室には、弾性材料で形成され外郭縁が該弁室の側壁とは間隔を存して該ポート基部の底部から突出する少なくとも一つの突起により支持され、注射器の未挿入時に該弁保持板に密着する板状の逆止弁が設けられ、該ポート本体内には該弁保持板との間に、弾性材料で形成され天板部と底板部とを有する円筒状の筒状弁が収納され、該筒状弁は、該天板部に注射器の口部が挿入されるスリットが形成され、該底板部にその表裏を貫通する孔部が形成されている混注ポートにおいて、
    前記筒状弁の底板部と前記逆止弁との間に、前記注射器の口部が前記ポート本体の挿入口及び前記筒状弁のスリットを介して前記筒状弁内に挿入され、前記口部により前記底板部が前記逆止弁側に押圧された際に、前記弁保持板と前記逆止弁との密着を解除して前記筒状弁の孔部と前記液体通路とを連通させる隙間保持部材が設けられ、
    前記突起は前記逆止弁を2分する位置に2箇所に設けられ、
    前記隙間保持部材は、弾性材料で形成され、前記筒状弁の孔部の周方向に間隔を存して複数設けられると共に、平面視で前記突起を跨いで周方向に延びるように形成され、
    複数の前記隙間保持部材の間隔により連通口が形成され、
    該連通口が、前記逆止弁が前記突起により支持されている箇所に対して前記逆止弁の周方向にずれた位置に配置されることを特徴とする混注ポート。
  2. 前記隙間保持部材は、前記筒状弁の底板部又は前記逆止弁と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の混注ポート。
  3. 前記筒状弁の底板部の裏面と前記弁保持板の表面との間に、前記注射器の口部により前記底板部が押圧された際に前記底板部の裏面を前記弁保持板側に移動可能とする移動代が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の混注ポート。
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