JP5825984B2 - クーポンの配布および広告の配信のための方法、システム、サーバ装置、端末装置およびプログラム - Google Patents

クーポンの配布および広告の配信のための方法、システム、サーバ装置、端末装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末装置のユーザに対しクーポンを配布する技術と、端末装置のユーザに対し広告を配信する技術とに関する。
顧客に対する商品・サービスの購入を促す方法として、古くから広告が用いられている。近年では従来の紙媒体による広告に加え、インターネットを介して消費者の端末装置に配信されるWebページの中に広告を含ませることが広く行われている。
インターネットを介して電子的に広告を配信する仕組みに関する提案は枚挙に暇がない程多数ある。
上記のような広告掲載という方法とは別に、顧客に対する商品・サービスの購入を促す方法として、クーポンの配布という方法が広く利用されている。クーポンとは、商品やサービスの購入者が所定の特典を得るためのチケットであり、例えばクーポンを持っている顧客に粗品を贈呈する、というものや、クーポンを持っている顧客に対し特定の商品の販売価格を一定額割り引く、というものなど、その内容は様々である。
商品やサービスの購入を検討している消費者にとって、クーポンによりその購入の決意が促進されることは多い。例えば、類似の商品がある場合、クーポンにより特典が得られる商品の方が、そのような特典の得られない商品よりも多くの消費者によって選択されるであろうことは容易に想像されることである。
インターネットを介して電子的にクーポンを配布する仕組みに関する技術もまた、数多く提案されている。例えば、特許文献1には、二次元コードを携帯電話のカメラにより撮像することで電子的なクーポン(以下、「電子クーポン」または単に「クーポン」という)を携帯電話に対し配布する仕組みが提案されている。
特開2011−145997号公報
広告の場合、潜在的な消費者に広告が認識されることが重要である。例えば、ある広告がWebページ内に頻繁に掲載されたとしても、Webページの閲覧者がその広告を十分に認識しているとは限らない。すなわち、広告の閲覧は潜在的な消費者にとって受動的な行動となるため、高い効果を確保するのが難しいという問題がある。
クーポンの場合、消費者の側にまず、購入したい商品・サービスがあって、それらの商品・サービスの購入に際し特典を得るためにクーポンを獲得する、という消費者の能動的な行動を伴う。従って、クーポンの場合、消費者にとってクーポンの存在を認識させることよりも、消費者にとって魅力的な内容のクーポンを提示することが重要となる。ただし、クーポンの内容を魅力的にするためには、割引率を高くするなど、クーポンの発行者はその内容に応じた費用を負担しなければならない。
本発明者は、広告の配信とクーポンの配布という、商品・サービスの購入を促すための異なるアプローチを組み合わせることにより、広告の掲載者とクーポンの発行者の双方にとって互恵的な関係を構築できる仕組みを思いついた。
具体的には、潜在的な消費者に広告の閲覧を促すための手段として、その広告の掲載者とは異なる発行者が発行するクーポンの配布を行う一方、広告の掲載者が通常、広告配信サーバ装置の管理事業者を介して広告を掲載したWebページの管理者に支払う広告掲載料の一部を、クーポンの発行者の費用負担の軽減に用いる、という仕組みである。
しかしながら、そのような仕組みがうまく機能するためには、広告の持つ上述した問題、すなわち広告の高い効果を確保するのが難しい、という点を解消する必要がある。広告の効果が確保されなければ、広告の掲載者は高い掲載料を支払うことができず、その結果、クーポンの発行者の費用負担もさほど軽減されないためである。
本発明は、上述した問題を解消し、広告の掲載者とクーポンの発行者との互恵的な関係の構築を可能とする手段を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、
サーバ装置が、所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶するステップと、
前記サーバ装置が、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数、記憶するステップと、
端末装置がサーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択するステップと、
前記サーバ装置が、前記選択した一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信するステップと、
前記端末装置が、前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知するステップと、
前記端末装置が、前記ユーザによる前記端末装置に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成するステップと、
前記端末装置が、前記回答データを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合するステップと、
前記サーバ装置が、前記照合において前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信するステップと
を備える方法
を第1の実施態様として提案する。
また、本発明は、
サーバ装置が、所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶するステップと、
前記サーバ装置が、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数、記憶するステップと、
端末装置がサーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択するステップと、
前記サーバ装置が、前記選択した一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信するステップと、
前記端末装置が、前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知するステップと、
前記端末装置が、前記ユーザによる前記端末装置に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成するステップと、
前記端末装置が、前記回答データを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合するステップと、
前記サーバ装置が、前記照合において前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記一の電子クーポンを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付けるステップと
を備える方法
を第2の実施態様として提案する。
また、本発明は、
サーバ装置が、所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶するステップと、
前記サーバ装置が、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数、記憶するステップと、
端末装置がサーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択するステップと、
前記サーバ装置が、前記選択した一の質問正答データを前記端末装置に送信するステップと、
前記端末装置が、前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問正答データに含まれる一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知するステップと、
前記端末装置が、前記ユーザによる前記端末装置に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成するステップと、
前記端末装置が、前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合するステップと、
前記端末装置が、前記照合において前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記ユーザにより正答が入力されたことを通知する正答通知データを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記正答通知データに応じて、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信するステップと
を備える方法
を第3の実施態様として提案する。
また、本発明は、
サーバ装置が、所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶するステップと、
前記サーバ装置が、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数、記憶するステップと、
端末装置がサーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択するステップと、
前記サーバ装置が、前記選択した一の質問正答データを前記端末装置に送信するステップと、
前記端末装置が、前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問正答データに含まれる一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知するステップと、
前記端末装置が、前記ユーザによる前記端末装置に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成するステップと、
前記端末装置が、前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合するステップと、
前記端末装置が、前記照合において前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記ユーザにより正答が入力されたことを通知する正答通知データを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記正答通知データに応じて、前記一の電子クーポンを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付けるステップと
を備える方法
を第4の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1または第2の実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が前記選択した一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信するステップは、前記一の質問正答データに含まれる一の正答データを前記端末装置に送信するステップを含み、
前記端末装置が前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知するステップは、前記端末装置が前記一の正答データにより示される正答を前記ユーザに通知するステップと、前記端末装置が前記正答の通知を終了した後、前記一の質問データにより示される質問を前記ユーザに通知するステップとを含む
という構成を第5の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第3または第4の実施態様にかかる方法において、
前記端末装置が前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問正答データに含まれる一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知するステップは、前記端末装置が前記一の正答データにより示される正答を前記ユーザに通知するステップと、前記端末装置が前記正答の通知を終了した後、前記一の質問データにより示される質問を前記ユーザに通知するステップとを含む
という構成を第6の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第6のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶するステップにおいて、前記サーバ装置は複数の電子クーポンを記憶し、
前記サーバ装置が前記端末装置に対し、前記記憶した複数の電子クーポンの全てもしくは一部の複数の電子クーポンの名称を示す電子クーポン名称データを送信するステップと、
前記端末装置が、前記サーバ装置から送信されてくる前記電子クーポン名称データに示される複数の電子クーポンの名称を前記ユーザに通知するステップと、
前記端末装置が、前記ユーザによる前記端末装置に対する操作に応じて、前記複数の電子クーポンの名称のうち前記ユーザにより選択された一の名称により識別される電子クーポンを識別する電子クーポン識別データを生成するステップと
を備え、
前記端末装置が前記サーバ装置に対し前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップにおいて、前記端末装置は、前記生成した電子クーポン識別データにより前記一の電子クーポンを識別する前記クーポン要求データを送信する
という構成を第7の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1の実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が、前記一の質問データを前記端末装置へ送信した場合、もしくは前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合、所定の条件に従い課金額を算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記一の電子クーポンを前記端末装置へ送信した場合、所定の条件に従い報酬額を算出するステップと
を備える
という構成を第8の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第2の実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が、前記一の質問データを前記端末装置へ送信した場合、もしくは前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合、所定の条件に従い課金額を算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記一の電子クーポンを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付けた場合、所定の条件に従い報酬額を算出するステップと
を備える
という構成を第9の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第3の実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が、前記一の質問データを前記端末装置へ送信した場合、もしくは前記正答通知データを前記端末装置から受信した場合、所定の条件に従い課金額を算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記一の電子クーポンを前記端末装置へ送信した場合、所定の条件に従い報酬額を算出するステップと
を備える
という構成を第10の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第4の実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が、前記一の質問データを前記端末装置へ送信した場合、もしくは前記正答通知データを前記端末装置から受信した場合、所定の条件に従い課金額を算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記一の電子クーポンを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付けた場合、所定の条件に従い報酬額を算出するステップと
を備える
という構成を第11の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第11のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が、前記端末装置に対し過去に送信した質問データに関し、当該送信の時刻を示す送信時刻データを記憶するステップを備え、
前記サーバ装置は、前記端末装置に対し過去に送信した質問データのうち当該質問データに関し記憶されている前記送信時刻データにより示される時刻から現時点に至る時間が所定の条件を満たす質問データがある場合、当該条件を満たす質問データを前記端末装置に送信する
という構成を第12の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第11のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記端末装置が、前記ユーザに対し過去に通知した質問を示す質問データに関し、当該通知の時刻を示す通知時刻データを記憶するステップを備え、
前記端末装置は、前記ユーザに対し過去に通知した質問を示す質問データのうち当該質問データに関し記憶されている前記通知時刻データにより示される時刻から現時点に至る時間が所定の条件を満たす質問データがある場合、当該条件を満たす質問データにより示される質問を前記ユーザに通知する
という構成を第13の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第13のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記サーバ装置が、前記端末装置のユーザにより閲覧可能な電子メッセージの宛先を示すメッセージアドレスを記憶するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の質問正答データの各々に関し、当該質問正答データにより示される質問の出題者に関する案内を示す案内データを記憶するステップと、
前記サーバ装置が、前記端末装置に対し過去に送信した質問データを含む質問正答データに対応する前記案内データを前記端末装置のユーザの前記メッセージアドレスに宛てて送信するステップと
を備える
という構成を第14の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第14のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記端末装置は、複数のユーザの各々により各々操作される複数の端末装置からなる端末装置群であり、
前記端末装置が前記サーバ装置に対し前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップにおいて、前記サーバ装置は、前記サーバ装置に対し所定の時間内に前記一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信してきた複数の端末装置を前記端末装置群として識別する
という構成を第15の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第15のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記端末装置が前記サーバ装置に対し前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信するステップは、前記端末装置が備える撮像手段により当該一の電子クーポンを識別する画像を撮像するステップと、前記端末装置が当該撮像により生成した画像データもしくは当該画像データをデコードして得られる当該一の電子クーポンを識別するクーポン識別データを含む前記クーポン要求データを送信するステップとを含む
という構成を第16の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第16のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記一の電子クーポンは店舗で購入する商品またはサービスの購入金額の減額の許可を示し、
前記端末装置が前記一の電子クーポンを一の店舗において使用する際、前記一の店舗を識別する店舗識別データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記店舗識別データを前記サーバ装置に送信するステップと
を備える
という構成を第17の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第17のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記一の電子クーポンは店舗で購入する商品またはサービスの購入金額の減額の許可を示し、
前記端末装置とは異なる端末装置であって、前記一の店舗に配置された端末装置である店舗端末装置が、前記一の電子クーポンを使用するユーザの前記端末装置を識別するユーザ識別データを取得するステップと、
前記店舗端末装置が、前記ユーザ識別データを前記サーバ装置に送信するステップと
を備える
という構成を第18の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第18のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンの有効期限を示す有効期限データを伴い、
前記端末装置が、現時点から前記有効期限データにより示される有効期限までの期間が所定の時間以下である場合、前記一の電子クーポンの有効期限が近づいていることを前記ユーザに通知するステップを備える
という構成を第19の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第19のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンの使用可能な位置を示す使用可能位置データを伴い、
前記端末装置が、自機の現在位置を示す現在位置データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記取得した現在位置データにより示される位置と前記使用可能位置データにより示される位置との距離が所定の距離以下である場合、前記一の電子クーポンの使用可能な位置が近いことを前記ユーザに通知するステップと
を備える
という構成を第20の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第1乃至第20のいずれかの実施態様にかかる方法において、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンとは異なる電子的なアイテムである電子アイテムを伴い、
前記サーバ装置は、前記端末装置に対し過去に付与した前記電子アイテムが所定の条件を満たす場合、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンとは異なる特典を付与する
という構成を第21の実施態様として提案する。
また本発明は、
サーバ装置と端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
前記端末装置から、自機の前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
自機の前記選択手段により選択された前記一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する送信手段と、
前記サーバ装置から、前記一の質問データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知する通知手段と、
前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する生成手段と
を備え、
前記端末装置の前記送信手段は、前記端末装置の前記生成手段により生成された前記回答データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の前記受信手段は、前記端末装置から、前記回答データを受信し、
前記サーバ装置は、自機の前記受信手段により受信された前記回答データと自機の前記記憶手段に記憶されている前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段を備え、
前記サーバ装置の前記送信手段は、自機の前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信し、
前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から、前記一の電子クーポンを受信する
システム
を第22の実施態様として提案する。
また本発明は、
サーバ装置と端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
前記端末装置から、自機の前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
自機の前記選択手段により選択された前記一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する送信手段と、
前記サーバ装置から、前記一の質問データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知する通知手段と、
前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する生成手段と
を備え、
前記端末装置の前記送信手段は、前記端末装置の前記生成手段により生成された前記回答データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の前記受信手段は、前記端末装置から、前記回答データを受信し、
前記サーバ装置は、自機の前記受信手段により受信された前記回答データと自機の前記記憶手段に記憶されている前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段を備え、
前記サーバ装置は、自機の前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、自機の前記記憶手段において、前記一の電子クーポンを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付ける
システム
を第23の実施態様として提案する。
また本発明は、
サーバ装置と端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
前記端末装置から、自機の前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
自機の前記選択手段により選択された前記一の質問正答データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する送信手段と、
前記サーバ装置から、前記一の質問正答データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記一の質問正答データに含まれる一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知する通知手段と、
前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段と
を備え、
前記端末装置の前記送信手段は、自機の前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定された場合に限り、前記ユーザにより正答が入力されたことを通知する正答通知データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の前記受信手段は、前記端末装置から、前記正答通知データを受信し、
前記サーバ装置の前記送信手段は、自機の前記受信手段により受信された前記正答通知データに応じて、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信する
システム
を第24の実施態様として提案する。
また本発明は、
サーバ装置と端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
前記端末装置から、自機の前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
自機の前記選択手段により選択された前記一の質問正答データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する送信手段と、
前記サーバ装置から、前記一の質問正答データを受信する受信手段と、
自機の前記受信手段により受信された前記一の質問正答データに含まれる一の質問データにより示される質問を前記端末装置のユーザに通知する通知手段と、
前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段と
を備え、
前記端末装置の前記送信手段は、自機の前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定された場合に限り、前記ユーザにより正答が入力されたことを通知する正答通知データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置の前記受信手段は、前記端末装置から、前記正答通知データを受信し、
前記サーバ装置は、自機の前記受信手段により受信された前記正答通知データに応じて、自機の前記記憶手段において、前記一の電子クーポンを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付ける
システム
を第25の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22または第23の実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置の前記送信手段は、前記選択手段により選択された前記一の質問正答データに含まれる一の正答データを前記端末装置に送信し、
前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から、前記一の正答データを受信し、
前記端末装置の前記通知手段は、自機の前記受信手段により受信された前記一の正答データにより示される正答を前記ユーザに通知し、当該正答の通知を終了した後、前記一の質問データにより示される質問を前記ユーザに通知する
という構成を第26の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第24または第25の実施態様にかかるシステムにおいて、
前記端末装置の前記通知手段は、自機の前記受信手段により受信された前記一の質問正答データに含まれる一の正答データにより示される正答を前記ユーザに通知し、当該正答の通知を終了した後、前記一の質問正答データに含まれる一の質問データにより示される質問を前記ユーザに通知する
という構成を第27の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第27のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置の前記記憶手段は、前記所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを複数、記憶し、
前記サーバ装置の前記送信手段は、前記端末装置に対し、自機の前記記憶手段に記憶されている前記複数の電子クーポンの全てもしくは一部の複数の電子クーポンの名称を示す電子クーポン名称データを送信し、
前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から送信されてくる前記電子クーポン名称データを受信し、
前記端末装置の前記通知手段は、自機の前記受信手段により受信された前記電子クーポン名称データに示される複数の電子クーポンの名称を前記ユーザに通知し、
前記端末装置の前記生成手段は、前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記複数の電子クーポンの名称のうち前記ユーザにより選択された一の名称により識別される電子クーポンを識別する電子クーポン識別データを生成し、
前記端末装置の前記送信手段は、自機の前記生成手段により生成された前記電子クーポン識別データにより前記一の電子クーポンを識別する前記クーポン要求データを送信する
という構成を第28の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22の実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置は、自機の前記送信手段により前記一の質問データが前記端末装置に送信された場合、もしくは自機の前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定された場合、所定の条件に従い課金額を算出し、自機の前記送信手段により前記一の電子クーポンが前記端末装置へ送信された場合、所定の条件に従い報酬額を算出する算出手段を備える
という構成を第29の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第23の実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置は、自機の前記送信手段により前記一の質問データが前記端末装置に送信された場合、もしくは自機の前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定された場合、所定の条件に従い課金額を算出し、自機の前記記憶手段により前記一の電子クーポンが前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付けられた場合、所定の条件に従い報酬額を算出する算出手段を備える
という構成を第30の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第24の実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置は、自機の前記送信手段により前記一の質問データが前記端末装置に送信された場合、もしくは自機の前記受信手段により前記正答通知データが前記端末装置から受信された場合、所定の条件に従い課金額を算出し、自機の前記送信手段により前記一の電子クーポンが前記端末装置へ送信された場合、所定の条件に従い報酬額を算出する算出手段を備える
という構成を第31の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第25の実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置は、自機の前記送信手段により前記一の質問データが前記端末装置に送信された場合、もしくは自機の前記受信手段により前記正答通知データが前記端末装置から受信された場合、所定の条件に従い課金額を算出し、自機の前記記憶手段により前記一の電子クーポンが前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データに対応付けられた場合、所定の条件に従い報酬額を算出する算出手段を備える
という構成を第32の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第32のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置の前記記憶手段は、自機の前記送信手段が前記端末装置に対し過去に送信した質問データに関し、当該送信の時刻を示す送信時刻データを記憶し、
前記サーバ装置の前記送信手段は、自機の前記記憶手段により記憶されている前記送信時刻データにより示される時刻から現時点に至る時間が所定の条件を満たす質問データがある場合、当該条件を満たす質問データを前記端末装置に送信する
という構成を第33の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第32のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記端末装置は、自機の前記通知手段が過去に前記ユーザに対し通知した質問を示す質問データに関し、当該通知の時刻を示す通知時刻データを記憶する記憶手段を備え、
前記端末装置の前記通知手段は、前記ユーザに対し過去に通知した質問を示す質問データのうち当該質問データに関し記憶されている前記通知時刻データにより示される時刻から現時点に至る時間が所定の条件を満たす質問データがある場合、当該条件を満たす質問データにより示される質問を前記ユーザに通知する
という構成を第34の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第34のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記サーバ装置の前記記憶手段は、前記端末装置のユーザにより閲覧可能な電子メッセージの宛先を示すメッセージアドレスを記憶し、
前記サーバ装置の前記記憶手段は、前記複数の質問正答データの各々に関し、当該質問正答データにより示される質問の出題者に関する案内を示す案内データを記憶し、
前記サーバ装置の前記送信手段は、前記端末装置に対し過去に送信した質問データを含む質問正答データに対応する前記案内データを前記端末装置のユーザの前記メッセージアドレスに宛てて送信する
という構成を第35の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第35のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記端末装置は、複数のユーザの各々により各々操作される複数の端末装置からなる端末装置群であり、
前記サーバ装置は、自機の前記受信手段により、自機の前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを所定の時間内に送信してきた複数の端末装置を前記端末装置群として識別する
という構成を第36の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第36のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記端末装置は、一の電子クーポンを識別する画像を撮像する撮像手段を備え、
前記端末装置の前記送信手段は、自機の前記撮像手段により生成された画像データもしくは当該画像データをデコードして得られる当該一の電子クーポンを識別するクーポン識別データを含む前記クーポン要求データを送信する
という構成を第37の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第37のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記一の電子クーポンは店舗で購入する商品またはサービスの購入金額の減額の許可を示し、
前記端末装置は、前記一の電子クーポンが一の店舗において使用される際、前記一の店舗を識別する店舗識別データを取得する取得手段を備え、
前記端末装置の前記送信手段は、自機の前記取得手段により取得された前記店舗識別データを前記サーバ装置に送信する
という構成を第38の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第37のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記一の電子クーポンは店舗で購入する商品またはサービスの購入金額の減額の許可を示し、
前記端末装置とは異なる端末装置であり、前記一の店舗に配置された端末装置であり、前記一の電子クーポンを使用するユーザの前記端末装置を識別するユーザ識別データを取得する取得手段と、前記ユーザ識別データを前記サーバ装置に送信する送信手段とを備える店舗端末装置を備える
という構成を第39の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第39のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンの有効期限を示す有効期限データを伴い、
前記端末装置の前記通知手段は、現時点から前記有効期限データにより示される有効期限までの期間が所定の時間以下である場合、前記一の電子クーポンの有効期限が近づいていることを前記ユーザに対し通知する
という構成を第40の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第40のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンの使用可能な位置を示す使用可能位置データを伴い、
前記端末装置は、自機の現在位置を示す現在位置データを取得する現在位置取得手段を備え、
前記端末装置の前記通知手段は、自機の前記現在位置取得手段により取得された現在位置データにより示される位置と前記使用可能位置データにより示される位置との距離が所定の距離以下である場合、前記一の電子クーポンの使用可能な位置が近いことを前記ユーザに対し通知する
という構成を第41の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第41のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンとは異なる電子的なアイテムである電子アイテムを伴い、
前記サーバ装置の前記送信手段は、前記端末装置に対し過去に付与した前記電子アイテムが所定の条件を満たす場合、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンとは異なる特典を示す特典データを送信する
という構成を第42の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第22乃至第41のいずれかの実施態様にかかるシステムにおいて、
前記一の電子クーポンは、前記一の電子クーポンとは異なる電子的なアイテムである電子アイテムを伴い、
前記サーバ装置の前記記憶手段は、前記端末装置に対し過去に付与した前記電子アイテムが所定の条件を満たす場合、自機の前記記憶手段において、前記一の電子クーポンとは異なる特典を示す特典データを前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを対応付ける
という構成を第43の実施態様として提案する。
また本発明は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
端末装置から、前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記受信手段は、前記端末装置から、前記一の質問データにより示される質問に対する回答を示す回答データを受信し、
前記受信手段により受信された前記回答データと前記記憶手段に記憶されている前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段
を備え、
前記送信手段は、前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信する
サーバ装置
を第44の実施態様として提案する。
また本発明は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
端末装置から、前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記一の質問正答データに含まれる一の質問データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記受信手段は、前記端末装置から、前記一の質問データにより示される質問に対する回答を示す回答データを受信し、
前記受信手段により受信された前記回答データと前記記憶手段に記憶されている前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段
を備え、
前記記憶手段は、前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記一の電子クーポンに前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを対応付ける
サーバ装置
を第45の実施態様として提案する。
また本発明は、
コンピュータを、
上記第44または第45の実施態様にかかるサーバ装置の前記記憶手段、前記受信手段、前記選択手段、前記送信手段、前記照合手段として機能させるプログラム
を第46の実施態様として提案する。
また本発明は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
端末装置から、前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記一の質問正答データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記受信手段は、前記端末装置から、正答が入力されたことを通知する正答通知データを受信し、
前記送信手段は、前記受信手段により受信された前記正答通知データに応じて、前記端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信する
サーバ装置
を第47の実施態様として提案する。
また本発明は、
所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである電子クーポンを1以上記憶し、質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である質問正答データを複数記憶するする記憶手段と、
端末装置から、前記記憶手段に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記一の質問正答データを前記端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記受信手段は、前記端末装置から、正答が入力されたことを通知する正答通知データを受信し、
前記記憶手段は、前記受信手段により受信された前記正答通知データに応じて、前記一の電子クーポンに前記端末装置のユーザを識別するユーザ識別データを対応付ける
サーバ装置
を第48の実施態様として提案する。
また本発明は、
コンピュータを、
上記第47または第48の実施態様にかかるサーバ装置の前記記憶手段、前記受信手段、前記選択手段、前記送信手段として機能させるプログラム
を第49の実施態様として提案する。
また本発明は、
サーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている、各々所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信されたクーポン要求データに対する応答として前記サーバ装置から送信されてくる質問示す一の質問データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記一の質問データにより示される質問を自機のユーザに通知する通知手段と、
前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する生成手段と
を備え、
前記送信手段は、前記生成手段により生成された前記回答データを前記サーバ装置に送信する
端末装置
を第50の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第50の実施態様にかかる端末装置において、
前記受信手段は、前記送信手段により送信された前記回答データに対する応答として前記サーバから送信されてくる前記一の電子クーポンを受信する
という構成を第51の実施態様として提案する。
また本発明は、
コンピュータを、
上記第50または第51の実施態様にかかる端末装置の前記送信手段、前記受信手段、前記通知手段、前記生成手段として機能させるプログラム
を第52の実施態様として提案する。
また本発明は、
サーバ装置に対し、前記サーバ装置に記憶されている、各々所定の特典の付与を示す電子的なアイテムである1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信されたクーポン要求データに対する応答として前記サーバ装置から送信されてくる質問を示す質問データと当該質問に対する正答を示す正答データとの組である一の質問正答データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記一の質問正答データに含まれる質問データにより示される質問を自機のユーザに通知する通知手段と、
前記ユーザによる自機に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記回答データと前記受信手段により受信された前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する照合手段と
を備え、
前記送信手段は、前記照合手段により前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定された場合に限り、前記ユーザにより正答が入力されたことを通知する正答通知データを前記サーバ装置に送信する
端末装置
を第53の実施態様として提案する。
また本発明は、上記第53の実施態様にかかる端末装置において、
前記受信手段は、前記送信手段により送信された前記正答通知データに対する応答として前記サーバから送信されてくる前記一の電子クーポンを受信する
という構成を第54の実施態様として提案する。
また本発明は、
コンピュータを、
上記第53または第54の実施態様にかかる端末装置の前記送信手段、前記受信手段、前記通知手段、前記生成手段、前記照合手段として機能させるプログラム
を第55の実施態様として提案する。
本発明の第1乃至第4の実施態様にかかる方法、第22乃至第25の実施態様にかかるシステム、第44、第45、第47、第48の実施態様にかかるサーバ装置、第46、第49の実施態様にかかるプログラム、第50、第51、第53、第54の実施態様にかかる端末装置、第52、第55の実施態様にかかるプログラムによれば、クーポンの配布に伴い、クーポンを要求したユーザにより質問に対する回答の入力が行われる。そのため、質問および正答に広告内容を用いることで、一定以上の広告の効果を確保することができる。その結果、広告の掲載者が広告料を支払うインセンティブが増加し、実効性のあるクーポンの配布者の費用負担軽減が可能となる。
また、本発明の第5または第6の実施態様にかかる方法、第26または第27の実施態様にかかるシステムによれば、クーポンを要求したユーザに対し正答の通知が行われた後、その通知の終了後、正答の入力が求められる。その結果、ユーザに正答を記憶させる効果が高まり、正答に広告内容を用いることで、広告の効果を高めることができる。
また、本発明の第7の実施態様にかかる方法、第28の実施態様にかかるシステムによれば、ユーザは複数のクーポンの中から獲得したいクーポンを選択することができる。いわゆるクーポン掲載サイトの仕組みが組み込まれることで、ユーザにとってより使い易い仕組みとなり、ユーザによる利用が促進される。
また、本発明の第8乃至第11のいずれかの実施態様にかかる方法、第29乃至第32のいずれかの実施態様にかかるシステムによれば、ユーザに対する質問の出題に伴い、広告の掲載者に対する広告料の課金額が算出され、ユーザに対するクーポンの付与に伴い、クーポンの配布者に対する報酬額が算出される。そのため、広告の掲載者がクーポンの配布者の費用の一部を負担する際の金額が合理的かつ自動的に決定され、便利である。
また、本発明の第12または第13の実施態様にかかる方法、第33または第34の実施態様にかかるシステムによれば、過去に出題された質問が所定の時間の経過後に再度、同じユーザに対し出題される。その結果、質問および正答がユーザの記憶にさらに定着され、より高い広告の効果が得られる。
また、本発明の第14の実施態様にかかる方法、第35の実施態様にかかるシステムによれば、質問の出題者である広告の掲載者からの案内が、サーバ装置経由で自動的にその質問に回答したユーザに対し送信される。その結果、質問および正答によりユーザの記憶に残った商品やサービス、企業などに関し、より詳しい情報がユーザに伝えられる結果、広告の効果がさらに高まる。その際、案内の送信はサーバ装置から行われるため、メールアドレス等を広告の掲載者に通知する必要はなく、個人情報管理の観点からも望ましい。
また、本発明の第15の実施態様にかかる方法、第36の実施態様にかかるシステムによれば、クーポンが単独のユーザではなく複数のユーザのグループに対し付与される。従って、例えば飲食店をグループで利用する場合などに、その飲食店のテーブルに示されるクーポンコードなどをグループのユーザの各々が端末装置に入力しクーポンのリクエストを行うことで、ユーザの各々が質問に答え、全てのユーザが正答することではじめて、そのグループに対し飲食に伴う料金の割引などの特典が得られるクーポンが付与される、といったサービスが提供可能となる。その結果、より多くのユーザの質問への回答を促すことで、より多くの広告配信の機会を得ることができるとともに、質問に回答を行うユーザにとってもゲーム性が増して望ましい。
また、本発明の第16の実施態様にかかる方法、第37の実施態様にかかるシステムによれば、ユーザは画像コードを端末装置のカメラで撮影することで獲得したいクーポンの指定を行うことができ、便利である。
また、本発明の第17または第18の実施態様にかかる方法、第38または第39の実施態様にかかるシステムによれば、クーポンの使用に際し、クーポンの使用者と使用された店舗を示すデータがサーバ装置に送信されるため、クーポンの使用の有無が店舗の経営者等により確認可能となる。その結果、例えば店員がクーポンの利用がないのに購入金額を割り引く、といったような不正なクーポンの利用が抑制もしくは防止される。
また、本発明の第19の実施態様にかかる方法、第40の実施態様にかかるシステムによれば、ユーザが既に獲得しているクーポンに有効期限がある場合、そのクーポンに関し有効期限が近づいたことがユーザに通知される。その結果、クーポンの利用が促進され、クーポンの発行者にとって商品・サービスの販売促進の上で望ましいとともに、ユーザにとってもクーポンの利用をうっかり忘れることがなく望ましい。
また、本発明の第20の実施態様にかかる方法、第41の実施態様にかかるシステムによれば、ユーザが既に獲得しているクーポンの利用可能な店舗の近くにユーザが行った場合に、その旨がユーザに通知される。その結果、クーポンの利用が促進され、クーポンの発行者にとって商品・サービスの販売促進の上で望ましいとともに、ユーザにとってもクーポンの利用のために店舗に足を運ぶ手間が軽減され望ましい。
また、本発明の第21の実施態様にかかる方法、第42または第43の実施態様にかかるシステムによれば、クーポンの配布に伴い、キャラクタの画像データやポイントなどの、クーポンとは異なるアイテムが付与される。そして、ユーザはそれらのアイテムを収集することで、別途、特典を得ることができる。そのため、ユーザによる継続的なクーポン獲得が促され、クーポンの配布者にとってクーポンの配布の機会が、また広告の掲載者にとって広告の配信の機会が増し、望ましい。
図1は、本発明の一実施例にかかるクーポン配布システムの全体構成を示した図である。 図2は、本発明の一実施例にかかるクイズマスターテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図3は、本発明の一実施例にかかるクイズ出題ログテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図4は、本発明の一実施例にかかるクーポンマスターテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図5は、本発明の一実施例にかかる発行済みクーポンテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図6は、本発明の一実施例にかかるクーポン使用ログテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図7は、本発明の一実施例にかかるアイテムマスターテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図8は、本発明の一実施例にかかるアイテムグループテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図9は、本発明の一実施例にかかる付与済みアイテムテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図10は、本発明の一実施例にかかる獲得クーポンテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図11は、本発明の一実施例にかかる獲得アイテムテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。 図12は、本発明の一実施例にかかるユーザ端末装置に表示される画面を模式的に示した図である。 図13は、本発明の一実施例にかかるユーザ端末装置に表示される画面を模式的に示した図である。 図14は、本発明の一実施例にかかるユーザ端末装置に表示される画面を模式的に示した図である。 図15は、本発明の一実施例にかかるユーザ端末装置に表示される画面を模式的に示した図である。 図16は、本発明の一実施例にかかるクーポン配布システムにおいて利用されるポップの内容を模式的に示した図である。 図17は、本発明の一実施例にかかるユーザ端末装置に表示される画面を模式的に示した図である。
[1.実施例]
以下に、本発明の一実施例として、クーポン配布システム1の構成および動作を説明する。クーポン配布システム1は、インターネットを介してクーポンサイトにアクセスしてきた一般消費者(以下、「ユーザ」という)に対し、クイズに正答することを条件にクーポンの付与を行うシステムである。
クイズの内容は広告要素を含み、クーポンの付与に伴うクイズの配信数に応じて、クイズの出題者、すなわち広告主に対しクーポン配布システム1の管理事業者から広告配信に伴う課金が行われる。一方、クーポン発行者に対しては、クーポンの発行数に応じて、クーポン配布システム1の管理事業者から広告配信協力に対する報酬の支払いが行われる。なお、クーポン配布システム1においては、ユーザがクイズに正答しない限りクーポンの発行は行われないので、クーポンの発行数はクイズが正答された回数と同義である。
また、クーポン配布システム1においては、広告を目的としてクイズを出題するため、そのクイズの出題形式に工夫が凝らされている。まず、ユーザの端末装置に正答が表示される。ユーザがその正答を記憶した後、次の画面表示を指示すると、回答入力欄が表示される。なお、回答入力欄の表示画面において正答は表示されないため、ユーザが記憶力に頼って回答を行う必要がある。ユーザが先に記憶した正答を回答入力欄に正しく入力できるまで、正答の表示と回答入力欄の表示が繰り返される。ユーザが回答入力欄に正答を正しく入力すると、ユーザに対し目的のクーポンが付与される。
さらに、クーポン配布システム1においては、上記のようにクーポンの獲得に伴い一度ユーザに出題された同じクイズが、1日が経過したタイミングで再度出題される。そのユーザの記憶にクイズの内容を長期間、定着させるためである。
また、クーポン配布システム1においては、既にユーザが獲得しているクーポンの有効期限が近づいてきた際に通知する機能や、クーポンの使用可能な店舗の近くにユーザがいる時にそれを通知する機能など、クーポンの利用を促す仕組みも組み込まれている。
また、クーポン配布システム1においては、クーポンの不正利用等の防止のため、クーポンの使用履歴を記録し、店舗の管理者等が閲覧できる仕組みも組み込まれている。
図1は、クーポン配布システム1の全体構成を示した図である。クーポン配布システム1は、ユーザが携帯しクーポンの獲得等に使用するユーザ端末装置11と、クーポンの配布を行うクーポンサイトの配信を行うWebサーバとして機能するとともにクイズ形式の広告を配信する広告配信サーバとしても機能するサーバ装置12と、店舗に配置されクーポンの使用ログを示すデータをサーバ装置12に送信するために店員が使用する店舗端末装置13とを備えている。
ユーザ端末装置11の数はクーポン配布システム1を利用するユーザの数に応じて変動する。同様に、店舗端末装置13の数はクーポン配布システム1を利用する店舗の数に応じて変動する。
サーバ装置12の数は1つでよいが、互いに連携動作する複数のサーバ装置群によりサーバ装置12が構成されていてもよい。例えば、ロードバランサーの元で分散処理を行うサーバ装置群をサーバ装置12として用いることで、処理の安定性や高速化を図ることができる。
ユーザ端末装置11とサーバ装置12、ユーザ端末装置11と店舗端末装置13は、互いにインターネット19を介してデータ通信が可能である。なお、ユーザ端末装置11、サーバ装置12および店舗端末装置13がインターネット19にアクセスする方法は、有線LAN(Local Area Network)や無線LANによる方法、移動通信網を介する方法など、それらの装置が備える通信インタフェース等に応じて、いずれの方法が採用されてもよい。
ユーザ端末装置11は、典型的には携帯電話機能を備えたPDA(Personal Digital Assistance)であるスマートフォンであるが、必ずしも携帯電話機能を備える必要はなく、本実施例にかかるユーザ端末装置用のアプリケーションプログラムに従った処理を実行可能な携帯端末装置であればよい。
ただし、クーポン配布システム1が提供する全てのサービスを利用するためには、ユーザ端末装置11はカメラを内蔵し、GPS(Global Positioning System)機能もしくは簡易位置情報取得機能を備えている必要がある。なお、簡易位置情報取得機能とは、携帯端末装置が最寄りの基地局(複数)との間で送受信する電波強度から携帯端末装置のおおよその現在位置を特定し、その現在位置を示す現在位置データを携帯端末装置において利用可能とする仕組みである。
ユーザ端末装置11は、ハードウェア上は一般的な携帯端末装置であるため、そのハードウェア構成の説明は省略する。ユーザ端末装置11のユーザは、クーポン配布システム1を利用するにあたり、ユーザ端末装置用のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」という)の配信サイトにユーザ端末装置11のWebブラウザ機能を用いてアクセスし、ユーザ端末装置用のアプリをユーザ端末装置11にダウンロードし、インストールする。
ユーザ端末装置11は、インストールされたユーザ端末装置用のアプリに従った各種処理を行うことで、少なくとも以下の機能構成部を備える装置として機能する。
(送信部)サーバ装置12に対し各種データを送信する。
(受信部)サーバ装置12から各種データを受信する。
(表示部)ユーザに対し各種情報を表示により通知する。
(生成部)ユーザの操作を受け付け、その操作に応じたデータを生成することでユーザ端末装置11に対しユーザにより入力されたデータを生成する。
(照合部)サーバ装置12から受信部が受信したクイズの正答を示す正答データと生成部が生成したユーザにより入力された回答を示す回答データの照合を行う。
(記憶部)各種データを記憶する。
(撮像部)二次元コードを撮影する。
(デコード部)撮像部により撮影され生成された二次元コードの画像データをデコードし、クーポンIDなどのデータを生成する。
(計時部)定期的に受信部により時刻サーバから受信される現在時刻データに従い現在時刻を設定し、現在時刻からの経過時間を継続的に計測することで常時、現在時刻を示す現在時刻データを生成する。
(現在位置取得部)ユーザ端末装置11の現在位置を示す現在位置データを取得する。
サーバ装置12は、ハードウェア上は一般的なサーバ装置である。従って、そのハードウェア構成の説明は省略する。サーバ装置12の管理者、すなわちクーポン配布システム1の管理事業者は、サーバ装置用のアプリをサーバ装置12にインストールする。
サーバ装置12は、インストールされたサーバ装置用のアプリに従った各種処理を行うことで、(1)クーポンサイトを配信するWebサーバ、(2)クイズ形式の広告を配信する広告配信サーバ、(3)クーポンの発行ログや使用ログなどを管理する管理サーバ、といった複数のサーバとして機能する。
それらのサーバとして機能するにあたり、サーバ装置12は少なくとも以下の機能構成部を備える。
(記憶部)各種データを記憶する。
(受信部)ユーザ端末装置11および店舗端末装置13から各種データを受信する。
(選択部)記憶部に記憶されている複数の質問正答データ(クイズの内容を示すデータ)の中からユーザ端末装置11に送信する質問正答データを選択する。
(送信部)ユーザ端末装置11および店舗端末装置13に対し各種データを送信する。
(算出部)広告主に対する課金額およびクーポン発行者に対する報酬額を算出する。
店舗端末装置13は、典型的にはノートPC(Personal Computer)もしくはデスクトップPCであるが、スマートフォンやタブレットPCなど他の形態のPCであってもよい。
店舗端末装置13は、ハードウェア上は一般的なPCであるため、そのハードウェア構成の説明は省略する。店舗端末装置13の管理者、すなわち店舗の管理者は、クーポン配布システム1により配布したクーポンの使用を店舗において受け付けるにあたり、例えばサーバ装置12上の指定されたURL(Uniform Resource Locator)に店舗端末装置13のWebブラウザ機能を用いてアクセスし、店舗端末装置用のアプリを店舗端末装置13にダウンロードし、インストールする。
店舗端末装置13は、インストールされた店舗端末装置用のアプリに従った各種処理を行うことで、少なくとも以下の機能構成部を備える装置として機能する。
(送信部)サーバ装置12に対し各種データを送信する。
(受信部)サーバ装置12から各種データを受信する。
(表示部)店員に対し各種情報を表示により通知する。
(生成部)店員の操作を受け付け、その操作に応じたデータを生成することで店舗端末装置13に対し店員により入力されたデータを生成する。
(記憶部)各種データを記憶する。
サーバ装置12の記憶部には、以下の各種データテーブルが記憶されている。
(クイズマスターテーブル)クイズの内容等に関するデータを格納する。
(クイズ出題ログテーブル)出題されたクイズに関するデータを格納する。
(クーポンマスターテーブル)クーポンの内容等に関するデータを格納する。
(発行済みクーポンテーブル)発行されたクーポンに関するデータを格納する。
(クーポン使用ログテーブル)使用されたクーポンに関するデータを格納する。
(アイテムマスターテーブル)クーポンに伴いユーザに対し付与される電子アイテムの内容等に関するデータを格納する。
(アイテムグループテーブル)複数アイテムをグループ化したグループに関するデータを格納する。
(付与済みアイテムテーブル)付与されたアイテムに関するデータを格納する。
以下に上記の各データテーブルのデータ構成とともに、それらのデータテーブルのデータを用いて行われるクーポン配布システム1の動作の概要を説明する。
図2は、クイズマスターテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。クイズマスターテーブルは、クイズに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(クイズID)クイズを識別するクイズIDを格納する。
(広告主ID)クイズの出題者、すなわち広告主を識別する広告主IDを格納する。
(質問)クイズの質問を示す質問データを格納する。
(正答)クイズの正答を示す正答データを格納する。なお、質問データと正答データを併せて「質問正答データ」と呼ぶ。
(案内)クイズに関連する商品・サービス・企業などのより詳しい案内を示す案内データを格納する。
クーポン配布システム1においては、クイズの形式が、「○○といえば××」という形式のフレーズの「××」部分を質問する形式に統一されている。「○○」には、例えば「接客第一の家電量販店」のような商品・サービス・企業等の特徴やイメージを示す言葉が入り、「××」には、例えば「ABC電器」のような商品名・サービス名・企業名などの広告対象の名称が入る。従って、この例の場合、質問データは「接客第一の家電量販店といえば」となり、正答データは「ABC電器」となる。一方、案内データには特に定まった形式はない。
サーバ装置12がユーザ端末装置11からのリクエストに応じてユーザ端末装置11に対し質問正答データの送信を行う場合には、このクイズマスターテーブルからいずれかのデータレコードを選択し、選択したデータレコードに含まれる質問正答データを送信する。
サーバ装置12がクイズマスターテーブルに格納されている多数の質問正答データの中から、ユーザ端末装置11からのリクエストに応じて1つの質問正答データを選択する方法は、基本的にランダム選択である。
ただし、サーバ装置12は、リクエストされたクーポンとの相性が悪いクイズを選択しないように、後述するクーポンマスターテーブル(図4)を参照し、そのデータテーブルに格納されている禁忌IDにより識別されるクイズに関しては選択肢から除外する。
また、サーバ装置12は、過去に出題したクイズを偶然、同じユーザに出題しないように、後述するクイズ出題ログテーブル(図3)を参照し、そのデータテーブルにリクエスト元のユーザ端末装置11の端末IDとともに格納されているクイズIDのクイズは選択肢から除外する。
ここで重要であるのは、ユーザによりリクエストされるクーポンと、ユーザに出題されるクイズが固定的に対応付けられておらず、サーバ装置12において、偶然性を伴う方法で多数のクイズの中からクーポン獲得のためのクイズが選択される、という点である。そのため、直接的には無関係なクーポンの発行者と広告主とがクーポン配布システム1を利用して、各々互恵的にクーポンの配布と広告の配信を行うことができる。
図3は、クイズ出題ログテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。クイズ出題ログテーブルは、過去にいずれかのユーザ端末装置11に対し出題されたクイズのログを示すデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(出題時刻)クイズが出題された時刻を示す時刻データを格納する。
(クイズID)出題されたクイズを識別するクイズIDを格納する。
(端末ID)クイズの出題先のユーザ端末装置11を識別する端末IDを格納する。
(クーポンID)クイズが正答された場合にユーザ端末装置11に対し発行されたクーポンを識別するクーポンIDを格納する。
(再出題処理済み)クイズが(出題時刻)において出題された後、約1日後に再出題のための処理が実行されたか否かを示すフラグデータを格納する。クイズそれ自体が既に再出題のクイズである場合、このデータフィールドは空欄となる。
なお、クイズが出題された時刻としては、例えばサーバ装置12からユーザ端末装置11に質問正答データが送信された時刻や、ユーザ端末装置11において質問データに従い質問が表示された時刻など、いくつかの候補が考えられるが、クーポン配布システム1においては、例として、サーバ装置12からユーザ端末装置11に質問正答データが送信された時刻をクイズが出題された時刻としている。
サーバ装置12は質問正答データをユーザ端末装置11に送信すると、このクイズ出題ログテーブルに新しいデータレコードを追加し、そのデータレコードの(出題時刻)(クイズID)(端末ID)にそれぞれ、その時点の時刻、クイズマスターテーブルから選択したデータレコードのクイズID、質問正答データの送信先のユーザ端末装置11の端末IDを格納する。
また、サーバ装置12は、ユーザにより正答の入力が行われたことを示す正答通知データをユーザ端末装置11から受信すると、それに応じてユーザからリクエストされているクーポンを示すクーポンデータをユーザ端末装置11に送信するが、その際、先にクイズ出題ログテーブルに追加したデータレコードの(クーポンID)に送信したクーポンのクーポンIDを格納する。従って、クイズは出題されたがユーザにより正答の入力が行われなかった場合、クイズ出題ログテーブルのデータレコードにおける(クーポンID)は空欄のままとなる。
図4は、クーポンマスターテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。クーポンマスターテーブルは、クーポンに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(クーポンID)クーポンを識別するクーポンIDを格納する。
(発行者ID)クーポンの発行者を識別する発行者IDを格納する。
(クーポン画像)ユーザ端末装置11の表示部に表示されるクーポン画像を示す画像データを格納する。
(内容)クーポンの内容を示す内容データを格納する。クーポンの内容とは、例えば「××の購入者にもれなく○○を差し上げます。」「飲食料金を○○%OFF、同伴者×名様まで有効。」などのクーポンによりユーザに与えられる特典の内容である。
(ジャンル)クーポンの発行者の提供する商品・サービスのジャンルを示すジャンルデータを格納する。ジャンルデータは、例えば「食品−スイーツ」、「健康−エステ」などであり、ユーザが獲得したいクーポンを検索する際に利用される。
(キーワード)クーポンの内容等に関するキーワード(複数可)を示すテキストデータを格納する。キーワードデータもジャンルデータと同様に、ユーザが獲得したいクーポンを検索する際に利用される。
(有効期間)クーポンの有効期間(開始時刻と終了時刻、もしくは終了時刻のみ)を示すデータを格納する。このデータフィールドに格納されるデータとしては、例えば「○○○年○○月○○日〜○○○年○○月○○日」のように固定的な期間を示すものや、「発行日から○○日間」のように変動的な期間を示すものなどがある。
(使用可能回数)クーポンの使用可能回数を示す回数データを格納する。なお、使用可能回数に制限がない場合、このデータフィールドは空欄となる。
(使用可能場所)クーポンを使用可能な店舗の場所に関するデータを格納する。具体的には、店舗を識別する店舗ID、店舗の位置を示す店舗位置データ、店舗の名称を示す店舗名データ、店舗の住所を示す店舗住所データがこのデータフィールドに格納される。なお、同じクーポンが複数の店舗で使用可能な場合には、このデータフィールドに、それらの店舗の各々に応じた店舗ID、店舗位置データ、店舗名データ、店舗住所データが格納される。
(グループ化時間)同じ時間帯内に同じクーポンIDのクーポンが複数のユーザからリクエストされた際、それらのユーザを1つのユーザグループとしてグループ化し、ユーザグループに対し1つのクーポンを発行する、というタイプのクーポンに関し、その時間帯の幅を示す時間データを格納する。個々のユーザに対してのみ発行されるクーポンに関しては、このデータフィールドは空欄となる。
(リピート用クーポンID)あるクイズの出題に伴いこのクーポンが発行された後、1日が経過した時点で再度、同じクイズの出題が行われる際、発行されるクーポンのクーポンIDを格納する。ユーザにとって複数枚獲得する価値のあるクーポンであれば、同じデータレコードの(クーポンID)と(リピート用クーポンID)が同じであってもよい。
(禁忌ID)このクーポンの発行に伴い出題されるクイズの広告主として不適当である広告主の広告主ID(複数可)や、不適当であるクイズのクイズID(複数可)を格納する。例えば、クーポンの発行主とクイズの広告主が競業他社であると不都合が生じるため、このデータフィールドにはその競業他社の広告主の広告主IDが格納される。また、例えば飲食物に関するクーポンの獲得のために下剤のクイズが出題されるのは不都合であるため、このデータフィールドにはその下剤のクイズのクイズIDが格納される。
上記の(グループ化時間)につき説明を補う。例えば、このデータフィールド(グループ化時間)に「10分」というデータが格納されており、このデータレコードの(内容)に「飲食料金を○○%OFF。」というデータが格納されているとする。この場合、飲食店を一緒に訪れた複数のユーザが、テーブルに置かれている二次元コードを10分以内の概ね同じタイミングで各自のユーザ端末装置11で撮影すると、サーバ装置12はそれらのユーザ端末装置11のユーザを同じグループのユーザとして認識する。その後、ユーザが全員クイズに正答すると、個々のユーザに対してではなく、ユーザグループに対し1つのクーポンが発行される。
このように、グループに対しクーポンの発行が行われることで、会計の際、全てのユーザが各々クーポンを提示することなく、いずれか1人のユーザがクーポンを提示することで、全員分の飲食料金に対する割引を受けることができる。
サーバ装置12は、クーポンサイトにおいてクーポンマスターテーブルに格納されているデータテーブルの中から、ユーザにより指定された条件を満たすものを抽出し、それらを選択肢リストとしてユーザ端末装置11に送信することで、ユーザにクーポンの選択を促し、ユーザがクーポンの選択の後、クイズに正答した場合、選択されたクーポンのデータテーブルの概ねコピーをユーザ端末装置11に送信することで、ユーザに対するクーポンの付与を行う。
図5は、発行済みクーポンテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。発行済みクーポンテーブルは、発行済みのクーポンに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(発行時刻)クーポンが発行された時刻を示す時刻データを格納する。
(クーポンID)発行されたクーポンのクーポンIDを格納する。
(端末ID)クーポンの発行先のユーザ端末装置11の端末IDを格納する。
(クーポンコード)発行された同種のクーポン(同じクーポンIDのクーポン)からこのクーポンを識別するコードであるクーポンコードを格納する。
(有効期間)発行されたクーポンの有効期間を示す期間データを格納する。なお、クーポンマスターテーブル(図4)の(有効期間)に「発行日から○○日間」などの変動的な期間を示すデータが格納されているクーポンに関しては、このデータフィールドにはその変動を加味した実際の期間(例えば、(発行時刻)から○○日間)を示す期間データが格納される。
(使用可能残回数)発行されたクーポンに使用可能回数の制限がある場合、その使用可能回数から使用回数を差し引いた回数を示す回数データを格納する。使用可能回数に制限がない場合、このデータフィールドは空欄となる。
サーバ装置12はいずれかのユーザ端末装置11にクーポンを発行すると、発行済みクーポンテーブルに新しいデータレコードを追加し、追加したデータレコードに発行したクーポンに関するデータを格納する。また、発行済みクーポンテーブルはユーザがクーポンを使用する際に参照され、その有効/無効が確認されるとともに、クーポンに使用可能回数の制限がある場合、使用に伴い(使用可能残回数)の更新が行われる。
図6は、クーポン使用ログテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。クーポン使用ログテーブルは、クーポンの使用ログに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(使用時刻)クーポンが使用された時刻を示す時刻データを格納する。
(店舗ID)クーポンが使用された店舗を識別する店舗IDを格納する。
(クーポンID)使用されたクーポンのクーポンIDを格納する。
(クーポンコード)使用されたクーポンのクーポンコードを格納する。
ユーザがクーポンを使用する場合、レジの店員にクーポンコードの含まれるクーポン画像を表示させたユーザ端末装置11を提示する。店員が店舗端末装置13にそのクーポンコードを入力すると、店舗端末装置13からサーバ装置12にクーポンコードの照会が行われ、そのクーポンコードで識別されるクーポンの有効/無効が確認される。クーポンが有効である場合、店員は代金を割り引いたり、特典の品を顧客(ユーザ)に渡したりする。
このクーポンコードの照会処理に伴い、店舗端末装置13からサーバ装置12には、その店舗の店舗IDが送信される。サーバ装置12は、店舗端末装置13から送信されてくるクーポンコードにより、発行済みクーポンテーブルを参照してそのクーポンの有効性を確認すると、クーポンが有効である旨を店舗端末装置13に通知するとともに、クーポン使用ログテーブルに新しいデータレコードを追加し、そのデータレコードにデータを格納する。
サーバ装置12は、店舗の管理者が使用する端末装置(図示略)からの照会に応じて、クーポン使用ログテーブルおよびクーポンマスターテーブルを参照し、その店舗で指定された期間内に使用されたクーポンの使用時刻やその内容などをリストとして店舗の管理者の端末装置に送信する。その結果、店舗の管理者は、レジにおいて割り引かれた金額や顧客に配布された特典の品の数などを確認することで、クーポンの不正利用(例えば、店員がクーポンの利用がないのにクーポンの利用があったものとして代金を割り引くなど)を防止もしくは抑止することができる。
図7は、アイテムマスターテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。アイテムマスターテーブルは、クーポンの付与に伴い、いわゆる「おまけ」として付与される電子アイテムに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(アイテムID)アイテムを識別するアイテムIDを格納する。
(アイテム名)アイテムの名称を示すアイテム名データを格納する。
(アイテム画像)アイテムの画像を示す画像データを格納する。
クーポン配布システム1においては、このアイテムマスターテーブルと、後述するアイテムグループテーブルにより特定されるグループ化された複数のアイテムが、所定の期間内においてクーポンの付与に伴いランダムにユーザに付与される。そして、アイテムグループ内の全てのアイテムが付与されると、そのユーザにそれらのアイテムにちなんだ特典映像が配信される。アイテム画像は、例えば人気のアニメシリーズのキャラクタ、人気アイドルグループのアイドルの写真などであり、特典映像は、例えばそのアニメの映像やアイドルグループのビデオレターなどである。この仕組みは、ユーザの継続的なクーポン獲得およびクイズへの参加を促すための仕組みである。
図8は、アイテムグループテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。アイテムグループテーブルは、クーポンの付与に伴い「おまけ」として付与される電子アイテムをグループ化したアイテムグループに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(グループID)アイテムグループを識別するグループIDを格納する。
(グループ名)アイテムグループの名称を示すグループ名データを格納する。
(コレクションボックス画像)アイテム画像を並べて表示する仮想的なコレクションボックスの画像を示す画像データを格納する。
(アイテムID)このアイテムグループに属するアイテムのアイテムIDを格納する。このデータフィールドには複数のアイテムIDが格納される。
(付与期間)このアイテムグループに属するアイテムの付与される期間を示す期間データを格納する。
(特典映像)このアイテムグループに属する全アイテムの付与を受けたユーザのユーザ端末装置11に対し配信される特典映像を示す音声付き動画データを格納する。
サーバ装置12は、クーポンを付与する際、アイテムマスターテーブルおよびアイテムグループテーブルを参照して、有効期間内のアイテムグループに属するアイテムのデータレコードをランダムに1つ、アイテムマスターテーブルから選択し、選択したデータレコードのコピーをアイテムデータとしてユーザ端末装置11に送信することで、ユーザに対するアイテムの付与を行う。
図9は、付与済みアイテムテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。付与済みアイテムテーブルは、付与済みのクーポンに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(アイテムID)付与されたアイテムのアイテムIDを格納する。
(端末ID)アイテムの付与先のユーザ端末装置11の端末IDを格納する。
(特典付与済み)アイテムグループ内の全アイテムが揃い特典映像の配信が完了したか否かを示すフラグデータを格納する。
サーバ装置12は、アイテムを付与すると、この付与済みアイテムテーブルに新しいデータレコードを追加して、追加したデータレコードに付与したアイテムに関するデータを格納する。
その際、サーバ装置12は付与済みアイテムテーブルおよびアイテムグループテーブルを参照することで、新たにそのユーザにアイテムが付与されたことで、そのアイテムが属すアイテムグループの全アイテムが揃ったか否かをチェックする。新たに全アイテムが揃った場合、サーバ装置12はそのユーザのユーザ端末装置11に対し、アイテムグループテーブルの該当するアイテムグループのデータレコードの(特典映像)に格納されている音声付き動画データを送信する。サーバ装置12は音声付き動画データの送信を完了すると、付与済みアイテムテーブルの該当するデータレコードの(特典付与済み)を「Yes」を示すフラグに書き換える。
以上がサーバ装置12の記憶部に記憶されている各種データテーブルのデータ構成およびそれらのデータテーブルのデータを用いて行われるクーポン配布システム1の動作の概要であるが、上述したクーポン配布システム1の動作に伴いユーザにより獲得されるクーポンおよびアイテムに関するデータを管理するために、ユーザ端末装置11の記憶部には、以下のデータテーブルが記憶されている。
(獲得クーポンテーブル)ユーザが獲得済みのクーポンに関するデータを格納する。
(獲得アイテムテーブル)ユーザが獲得済みのアイテムに関するデータを格納する。
以下に上記の各データテーブルのデータ構成とともに、それらのデータテーブルのデータを用いて行われるクーポン配布システム1の動作の概要を説明する。
図10は、獲得クーポンテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。獲得クーポンテーブルは、ユーザにより既に獲得されているクーポンに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(クーポンID)クーポンのクーポンIDを格納する。
(クーポンコード)クーポンのクーポンコードを格納する。
(クーポン画像)クーポンのクーポン画像データを格納する。
(内容)クーポンの内容を示すデータを格納する。
(有効期間)クーポンの有効期間を示す期間データを格納する。
(使用可能場所)クーポンの使用可能な場所に関するデータを格納する。
(使用可能残回数)クーポンに使用可能回数の制限がある場合、あと何回使用可能であるかを示す回数データを格納する。
(使用ログ)クーポンが過去に使用されている場合、その使用時刻を示す時刻データと使用場所を示す店舗IDを格納する。
(有効期限通知済み)クーポンの有効期限が近づいた際の通知を行ったか否かを示すフラグデータを格納する。
ユーザ端末装置11は、クーポンの獲得に際し、サーバ装置12から上記のデータフィールドのうち(使用ログ)を除くデータフィールドのデータをクーポンデータとして受信する。ユーザ端末装置11はクーポンデータを受信すると、獲得クーポンテーブルに新しいデータレコードを追加して、追加したデータレコードに受信したクーポンデータを格納する。
なお、クーポンが使用されると、上述したように、店舗端末装置13とサーバ装置12との間でデータ通信が行われ、その使用ログに関するデータレコードがサーバ装置12のクーポン使用ログテーブル(図6)に追加される。サーバ装置12は、クーポン使用ログテーブルに新たにデータレコードを追加した場合、その追加したデータレコードのコピーをユーザ端末装置11に送信する。ユーザ端末装置11はサーバ装置12から送信されてくるデータレコードに従い、獲得クーポンテーブルの使用されたクーポンに関するデータレコードの(使用可能残回数)および(使用ログ)を更新する。
獲得クーポンテーブルに格納されているデータは、例えばクーポンの使用時などにクーポン画像の表示のために利用されるほか、有効期限が迫っている(例えば1週間以内に有効期限が訪れる)クーポンの通知やユーザ端末装置11の現在位置から所定距離以内(例えば半径500メートル以内)の店舗で利用可能なクーポンの通知などの処理にも用いられる。
図11は、獲得アイテムテーブルのデータ構成を模式的に示した図である。獲得アイテムテーブルは、ユーザにより既に獲得されているアイテムに関するデータレコードの集まりであり、各データレコードは以下のデータフィールドを備えている。
(アイテムID)アイテムを識別するアイテムIDを格納する。
(アイテム名)アイテムの名称を示すアイテム名データを格納する。
(アイテム画像)アイテムの画像を示す画像データを格納する。
なお、同じユーザが同じアイテムを複数回、獲得した場合、2回目以降の同じアイテムの獲得においては獲得アイテムテーブルの更新は行われない。
続いて、ユーザがクーポンを獲得する際のクーポン配布システム1の動作の流れを、ユーザ端末装置11に表示される画面例(模式的なもの)を用いて説明する。なお、以下の説明においては、ユーザ端末装置11はタッチパネルディスプレイを備えるスマートフォンであり、ユーザはユーザ端末装置11に対する操作を主にタッチ操作で行うものとする。
ユーザは、自分のサーバ装置12にユーザ端末装置用のアプリ(これ以降の説明において、単に「アプリ」という場合、「ユーザ端末装置用のアプリ」を意味するものとする)をインストールすることで、クーポン配布システム1を利用可能となる。アプリのインストール時に、ユーザ端末装置11はサーバ装置12との間でデータ通信を行い、サーバ装置12からユニークな端末IDの割り当てを受け、その端末IDを記憶する。
なお、ユーザ端末装置11の故障時やユーザがユーザ端末装置11を変更する際のデータ移行のための仕組みについては、例えばサーバ装置12が端末IDの生成時にパスワードも生成し、それらを対応付けて記憶するとともに、ユーザ端末装置11に対し端末IDおよびパスワードを送信し、ユーザに端末IDおよびパスワードを保管させる方法など、既知のものが採用可能であるため、ここではその説明を省略する。
アプリが起動(常駐でもよい)している間、ユーザ端末装置11がインターネット19に接続されている限り、サーバ装置12は既知の技術により、ユーザ端末装置11に対しプッシュ型のデータ送信を行うことができる。なお、サーバ装置12がプッシュ型のデータ送信をしようとした際、ユーザ端末装置11においてアプリが起動していなかったり、ユーザ端末装置11が移動通信網の電波の届かない場所にあった等の理由でインターネット19に接続されていなかったりした場合、それらのデータはサーバ装置12においてそのユーザ端末装置11宛のデータとして送信キューに入れられ、次にユーザ端末装置11がアプリを起動した状態でインターネット19に接続された際に、そのユーザ端末装置11に対しプッシュ送信される。
また、ユーザ端末装置11においてアプリが起動(常駐でもよい)している間、ユーザ端末装置11とサーバ装置12がデータ通信を行う際にはユーザ端末装置11から端末IDがサーバ装置12に送信され、サーバ装置12はその端末IDにより通信相手のユーザ端末装置11を識別することができる。
図12(a)は、アプリのメインメニュー画面を示している。メインメニュー画面には、以下のメニューが表示される。
「クーポン検索」クーポン検索のためのクーポンサイトへ移動する際に選択する。
「二次元コード撮影」リクエストするクーポンを二次元コードの撮影で行う際に選択する。
「獲得クーポン」既に獲得しているクーポンの情報を表示させる際に選択する。
「獲得アイテム」既に獲得しているアイテムの情報を表示させる際に選択する。
「特典映像」既に獲得している特典映像を再生する際に選択する。
メインメニュー画面において、ユーザが「クーポン検索」ボタンをタップすると、図12(b)に示すようなクーポン検索画面が表示される。この画面でユーザが獲得したいと思うクーポンのジャンル、使用可能な場所を含むエリア、キーワードを必要に応じて入力し、「検索」ボタンをタップすると、ユーザ端末装置11からサーバ装置12に対し、入力されたそれらの検索条件を示すデータが送信される。サーバ装置12はユーザ端末装置11から受信した検索条件を示すデータに従いクーポンマスターテーブル(図4)から条件を満たすデータレコードを抽出し、抽出したデータレコードをユーザ端末装置11に送信する。
ユーザ端末装置11は、サーバ装置12から受信したデータレコードを用いて、図12(c)に示すようなクーポンリスト画面を表示する。ユーザがクーポンリスト画面において獲得したいクーポンをタップし「選択」ボタンをタップすると、ユーザ端末装置11からサーバ装置12に対し、タップによりユーザが選択したクーポンを要求するクーポン要求データが送信される。このクーポン要求データには、選択されたクーポンのクーポンIDが含まれている。
サーバ装置12は、クーポン要求データを受信すると、クイズマスターテーブル(図2)からランダムにデータレコードを1つ選択する。ただし、その際、要求されたクーポンと相性の悪いクイズに関するデータレコードと、このユーザ端末装置11に過去に出題済みのクイズに関するデータレコードは選択肢から除外される点は既述のとおりである。サーバ装置12は選択したデータレコードに含まれる質問正答データ(質問データと正答データの組)をユーザ端末装置11に送信する。なおその際、サーバ装置12において、クイズ出題ログテーブル(図3)の更新が行われる点は既述のとおりである。
ユーザ端末装置11は、サーバ装置12から質問正答データを受信すると、そのデータを用いて、まず図12(d)に示すような正答表示画面を表示する。正答表示画面には、「接客第一の家電量販店といえば[ABC電器]」のように、質問と正答の両方が表示される。なお、この場合、「接客第一の家電量販店といえば」の部分が質問であり、「[ABC電器]」の部分が正答である。このように、[ ]により、ユーザが記憶すべき正答部分が示される。
正答表示画面においてユーザが正答を記憶した後、「次へ」ボタンをタップすると、ユーザ端末装置11は図12(e)に示すような回答入力画面を表示する。回答入力画面には、「接客第一の家電量販店といえば[ ]」のように、質問と回答入力欄が表示される。ユーザが回答入力欄に回答を入力し、「OK」ボタンをタップすると、ユーザ端末装置11はユーザに入力された回答を示す回答データと、先にサーバ装置12から受信した正答データとを照合する。
回答データが正答データに一致しない場合、ユーザ端末装置11は図12(f)に示すような再表示用の正答表示画面を表示する。ユーザは再表示用の正答表示画面において正答を再度、記憶した後、「次へ」ボタンをタップし、図12(e)に示した回答入力画面を再表示することで、正答に至るまで何度でも回答を行うことができる。
回答データが正答データに一致した場合、ユーザ端末装置11は正答の入力が行われたことを示す正答通知データを生成し、サーバ装置12に送信する。サーバ装置12は、ユーザ端末装置11から送信されてくる正答通知データに応じて、リクエストされていたクーポンに関するクーポンデータと、ランダムに選択したアイテムデータとをユーザ端末装置11に送信する。その際、サーバ装置12において、発行済みクーポンテーブル(図5)や付与済みアイテムテーブル(図9)の更新が行われる点は既述のとおりである。
ユーザ端末装置11は、クーポンデータとアイテムデータを受信すると、まず、図12(g)に示すようなクーポン獲得通知画面を表示する。クーポン獲得通知画面には、新たに獲得されたクーポンの内容、有効期間、使用可能店舗などの情報が表示される。
ユーザがクーポン獲得通知画面に表示される「獲得アイテムを見る」ボタンをタップすると、ユーザ端末装置11は図12(h)に示すような獲得アイテム確認画面が表示される。獲得アイテム確認画面には、獲得されたアイテムの画像が表示されるとともに、既に獲得されているアイテムがコレクションボックスに並べられた画像が表示され、ユーザはあといくつアイテムを揃えることで特典映像が獲得できるかを知ることができる。
新たに獲得したアイテムにより、アイテムグループの全アイテムが揃った場合、サーバ装置12は上述したクーポンデータ、アイテムデータの送信に続き、そのアイテムグループに応じた特典映像を示す音声付き動画データをユーザ端末装置11に送信する。その際、サーバ装置12において、付与済みアイテムテーブル(図9)の更新が行われる点は既述のとおりである。
ユーザ端末装置11は、新たな音声付き動画データの受信を完了すると、図12(i)に示すように、その旨をポップアップ表示する。ユーザは、ポップアップ表示に含まれる「今すぐ再生」ボタンをタップするか、メインメニュー画面(図12(a))の「特典映像」ボタンをタップしリストから対象の特典映像を選択することで、特典映像の視聴を行うことができる。
以上がユーザによりクーポンの獲得が行われる際にクーポン配布システム1において行われる動作の説明である。
サーバ装置12は、ユーザ端末装置11に対するクーポンおよびアイテム、そして必要に応じて特典映像の送信を完了した後、出題したクイズに対応する案内データをユーザ端末装置11にプッシュ配信する。ユーザ端末装置11は、サーバ装置12からプッシュ配信された案内データの内容をポップアップ表示する。そのポップアップ表示により、ユーザは自分がクイズによって名前を記憶した企業や商品、サービス等のより詳しい情報を知ることができる。
また、サーバ装置12は、1日後に同じクイズへの参加を促す案内をユーザ端末装置11に対しプッシュ配信する。この再出題のクイズに参加するか否かはユーザの自由であるが、ユーザは再出題のクイズに参加することで、新たなクーポンを獲得することができる。
クイズを再出題する際のクーポン配布システム1の動作は以下のとおりである。まず、サーバ装置12は、クイズ出題ログテーブル(図3)を定期的にチェックし、(出題時刻)に示される時刻から24時間が経過しており、(再出題処理済み)が「No」であるデータレコードを抽出する。
サーバ装置12は、抽出したデータレコードの各々に関し、まず(クイズID)を検索キーとしてクイズマスターテーブル(図2)から検索したデータレコードを再出題のためのクイズ用のデータとして準備する。また、サーバ装置12は、(クーポンID)を検索キーとしてクーポンマスターテーブル(図4)から検索したデータレコードの(リピート用クーポンID)を検索キーとして、再度、クーポンマスターテーブル(図4)から検索したデータレコードを、クイズに正答したユーザに付与するクーポン用のデータとして準備する。
続いて、サーバ装置12は上記のように準備したデータに従い、ユーザに対し再出題のクイズへの参加を促すメッセージを生成し、先にクイズ出題ログテーブルから抽出したデータレコードの(端末ID)で識別されるユーザ端末装置11に対し、各々生成したメッセージをプッシュ配信する。
ユーザ端末装置11は、図13に示されるように、サーバ装置12からプッシュ配信されたメッセージをポップアップ表示する。再出題のクイズへの参加を促すメッセージには、概ね1日前に出題されたクイズの質問と、そのクイズに正答すると付与されるクーポンの情報が示されている。
ユーザがそのポップアップ表示において「トライしない」ボタンをタップすると、ユーザ端末装置11はその旨を示す不参加通知データをサーバ装置12に送信するとともに、ポップアップ表示を閉じ、その後、特段の処理を行わない。また、サーバ装置12は、ユーザ端末装置11から不参加通知データを受信すると、クイズ出題ログテーブル(図3)の該当するデータレコードの(再出題処理済み)に「Yes」を書き込み、再出題に伴う処理を完了する。
ユーザが再出題のクイズへの参加を促すポップアップ表示において「トライする」ボタンをタップすると、図12(e)〜(i)を用いて説明した一連の処理がユーザ端末装置11およびサーバ装置12において実行される。これにより、ユーザは新たにクーポンとアイテム、そして場合によっては特典映像を獲得することができる。
続いて、ユーザが既に獲得しているクーポンを使用する際のクーポン配布システム1の動作を説明する。
ユーザは、図12(a)に示したメインメニュー画面の「獲得クーポン」ボタンをタップする。その操作に応じて、ユーザ端末装置11は獲得クーポンテーブル(図10)のデータを用いて、図14(a)に示すような獲得済みのクーポンリストを表示する。このクーポンリストには、現在有効なクーポンのみがリスト表示される。
ユーザがクーポンリストから使用するクーポンを選択しタップすると、ユーザ端末装置11は図14(b)に示すようなクーポン画像を表示する。そのクーポン画像には、クーポンの内容等に加え、クーポンコードが含まれている。
ユーザは、上記のようにクーポン画像が表示されたユーザ端末装置11を店舗のレジの店員に提示する。店員はユーザ(顧客)から提示されたクーポン画像に含まれるクーポンコードを店舗端末装置13に入力し、「照会」ボタンをクリック等する。その操作に応じて、店舗端末装置13からサーバ装置12にクーポンコード照会データが送信される。そのクーポンコード照会データには、店員により入力されたクーポンコードと、店舗端末装置13に予め記憶されている店舗IDが含まれている。
サーバ装置12は、店舗端末装置13から受信したクーポンコード照会データに含まれるクーポンコードを検索キーとして、発行済みクーポンテーブル(図5)からデータレコードを検索し、検索したデータレコードに含まれる(有効期間)および(使用可能残回数)に基づき、そのクーポンが有効であるか否かを判定する。なお、ここでクーポンコードはクーポンIDを識別するとともに、端末IDを識別するデータとして用いられている。
クーポンが有効である、と判定した場合、サーバ装置12はクーポンが有効である旨を示すクーポン有効通知データを店舗端末装置13に送信するとともに、記述のおとり、クーポン使用ログテーブル(図6)および発行済みクーポンテーブル(図5)の更新処理を行う。
一方、クーポンが無効である、と判定した場合、サーバ装置12はクーポンが無効である旨を示すクーポン無効通知データを店舗端末装置13に送信する。このクーポン無効通知には、無効である理由を示すデータ(「有効期間前」、「有効期限切れ」、もしくは「使用回数オーバー」)が含まれている。
なお、現在無効なクーポンは図14(a)のクーポンリストにおいて本来表示されないため、通常、上記の判定においてクーポンが無効である、と判定されることはない。ただし、例えば電波の届かない場所でクーポンを使用した直後など、サーバ装置12とユーザ端末装置11との間で発行済みクーポンテーブル(図5)と獲得クーポンテーブル(図10)との間のデータの同期が正しく行われていなければ、使用しようとしたクーポンが無効と判定される場合がある。
店舗端末装置13はサーバ装置12から受信するクーポン有効通知データもしくはクーポン無効通知データに従い、その内容を店員に対し表示する。店員は、クーポンが有効であるとの通知が店舗端末装置13に表示された場合には、クーポンの内容に従った代金の割引や特典品の贈呈などを行う。一方、クーポンが無効であるとの通知が店舗端末装置13に表示された場合には、店員は割引や特典品の贈呈等は行わず、その理由をユーザ(顧客)に伝えることになる。
以上が、クーポンが使用される際にクーポン配布システム1により行われる動作の説明である。
クーポン配布システム1には、獲得済みのクーポンの使用をユーザに促すための仕組みが備わっている。その一つは、有効期限が近づいたクーポンをユーザに通知する機能である。
ユーザ端末装置11は、獲得クーポンテーブル(図10)を定期的にチェックし、現在有効なクーポンを示すデータレコードのうち、(有効期間)の末時刻、すなわち有効期限が現在時刻から所定の時間内(例えば、1週間以内)であり、(有効期限通知済み)が「No」であるものを抽出する。
ユーザ端末装置11はデータレコードが抽出された場合、そのデータレコードの各々に従い、図15(a)に示すようなポップアップ表示により、有効期限が迫ったクーポンがあることをユーザに通知する。
クーポン配布システム1が備える、獲得済みのクーポンの使用をユーザに促すためのもう一つの仕組みは、使用可能場所が近くにあるクーポンをユーザに通知する機能である。
ユーザ端末装置11は、獲得クーポンテーブル(図10)を定期的にチェックし、現在有効なクーポンを示すデータレコードのうち、現在位置取得部により継続的に取得している現在位置データにより示されるユーザ端末装置11の現在位置から所定距離以内(例えば半径500メートル以内)の位置を示す店舗位置データを(使用可能場所)に含むデータレコードを抽出する。
ユーザ端末装置11はデータレコードが抽出された場合、そのデータレコードの各々に従い、図15(b)に示すようなポップアップ表示により、現在位置から近くの店舗で使用可能なクーポンがあることをユーザに通知する。
続いて、複数のユーザが1つのクーポンを獲得し使用する場合におけるクーポン配布システム1の動作につき補足的に説明する。
既述のとおり、1つのクーポンを複数のユーザが獲得し使用するケースとして典型的なものは、飲食店を一緒に訪れた複数のユーザがその場で割引クーポンを獲得し使用する、という場合である。
例えば、飲食店を訪れた複数のユーザは、テーブルに着いた後、テーブルに置かれている図16に示すようなポップを目にして、全員がクイズに参加し正答することで、飲食代金が10%OFFになる、ということを知る。ポップに印刷されている二次元コードはクーポンIDを示すが、テーブル毎にそのクーポンIDが異なっている。すなわち、クーポンIDが、クーポンの内容に加えテーブルを識別する役割も果たしている。
ユーザは各々、自分のユーザ端末装置11に図12(a)に示したメインメニュー画面を表示させ、「二次元コード撮影」ボタンをタップする。ユーザ端末装置11はそのタップ操作に応じて、カメラを起動し、ユーザの「撮影」ボタンのタップに応じて、テーブル上のポップに印刷されている二次元コードを撮影する。ただし、ポップの指示に従い、最初に二次元コードの撮影を行った人のその撮影時刻から10分以内に他の全員が二次元コードの撮影を完了する必要がある。
各々のユーザ端末装置11は、ユーザの操作に応じて撮影した二次元コードを示す画像データをデコードしてクーポンIDを取得した後、そのクーポンIDを含むクーポン要求データを生成してサーバ装置12に送信する。
サーバ装置12は、最初のユーザ端末装置11からクーポン要求データを受信すると、クーポン要求データに含まれるクーポンIDを検索キーとして、クーポンマスターテーブル(図4)から要求されたクーポンに対応するデータテーブルを検索する。
この場合、(グループ化時間)が「10分」であるデータレコードが検索される。その後、10分以内に、同じクーポンIDを含むクーポン要求データを受信した場合、サーバ装置12はそれらのクーポン要求データを、1つのクーポンを要求する1群のクーポン要求データとして対応付ける。
その後、サーバ装置12はユーザ端末装置11の各々に、個々にランダムに選択した質問正答データを送信し、その応答としてユーザ端末装置11の各々から正答通知データを受信する。
サーバ装置12はユーザ端末装置11の各々から受信する正答通知データに応じて、ユーザ端末装置11の各々にクーポンデータとアイテムデータを送信する。その際、アイテムデータはユーザ端末装置11の各々に関し個別に選択された互いに独立のものであるが、クーポンデータは同じクーポンコードの振られた同じクーポンに関するクーポンデータである。従って、クーポンデータは複数のユーザ端末装置11の各々に送信されるが、発行済みクーポンテーブル(図5)には、それら複数のクーポンデータに関する1つのデータレコードが登録され、その(端末ID)に複数の端末IDが格納されることになる。
なお、(グループ化時間)で指定される時間を過ぎてサーバ装置12に送信されてきた同じクーポンIDを含むクーポン要求データは、異なる単独のユーザ、もしくは異なるグループの複数のユーザのうちの一人からのクーポン要求データとして認識され、それらのユーザには、クイズへの正答を条件に、異なるクーポンコードのクーポンが付与されることになる。従って、同じ店舗の同じテーブルが次々と入れ替わる異なるユーザもしくはユーザのグループにより利用される場合であっても、それらの無関係な複数のユーザ/ユーザグループに対し誤って同じクーポンコードのクーポンが付与されることはない。
クーポンを獲得したユーザのグループは、飲食を終えた後、レジにて店員にクーポン画像を提示するが、グループ内のいずれか一人がそれを行えばよい。グループで獲得されたクーポンのクーポン画像には、図17に示すように、クーポンの獲得に参加したユーザの人数に従い、「○○名様まで有効」と表示される。従って、店員は顧客の人数とクーポン画像に表示される人数とが一致することを確認し、クーポンコードを店舗端末装置13に入力してその有効性を確認した後、クーポンの内容に応じた割引を行う。
以上が、複数のユーザが1つのクーポンを獲得し使用する場合におけるクーポン配布システム1の動作の補足説明である。
クーポン配布システム1は、上述のようにクイズにより自社の商品、サービス、企業名などを消費者に広告したい広告主と、広くクーポンを配布して消費者の来店を促したいクーポンの発行者との双方にとって便利な仕組みを提供する。その互恵的な関係をより強める一つの方法として、広告主からクーポン配布システム1の管理事業者に支払われる広告料を、クーポンの発行者に一部還元することが考えられる。
上記のような広告料の一部還元のための処理として、クーポン配布システム1には、広告主の各々からクーポン配布システム1の管理事業者に支払われるべき広告料の金額(課金額)と、クーポン配布システム1の管理事業者からクーポンの発行者の各々に還元されるべき金額(報酬額)とを自動計算する仕組みが備えられている。
具体的には、所定の対象期間の末日を過ぎると、サーバ装置12はクイズ出題ログテーブル(図3)から(出題時刻)が対象期間内であり、(クーポンID)が空欄でないデータレコードを抽出し、抽出したデータレコードの数をクイズID毎にカウントし、カウントした数に応じて、クイズID毎の課金額を所定の算定式に従い算出する。サーバ装置12は上記のようにクイズID毎に算出した課金額を、クイズマスターテーブル(図2)のデータに基づき広告主ID毎に集計し、広告主毎の課金額を算出する。そのように算出された課金額に従い、クーポン配布システム1の管理事業者から各広告主に対する課金処理が行われる。
それと平行して、所定の対象期間の末日を過ぎると、サーバ装置12は発行済みクーポンテーブル(図5)から(発行時刻)が対象期間内であるデータレコードを抽出し、抽出したデータレコードの数を、クーポンマスターテーブル(図4)のデータに基づき発行者ID毎にカウントし、カウントした数に応じて、クーポンの発行者毎の報酬額を算出する。そのように算出された報酬額に従い、クーポン配布システム1の管理事業者からクーポンの各発行者に対する支払処理が行われる。
[2.変形例]
上述した実施例は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
上述したクーポン配布システム1においては、サーバ装置12からユーザ端末装置11に対し質問データとともに正答データが送信され、ユーザ端末装置11においてユーザにより入力された回答を示す回答データと正答データとの照合が行われる構成が採用されている。これに代えて、サーバ装置12からユーザ端末装置11への正答データの送信は行われず、ユーザ端末装置11からサーバ装置12に回答データが送信され、サーバ装置12において回答データと正答データの照合が行われる構成が採用されてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、クーポンデータがサーバ装置12からユーザ端末装置11に送信されユーザ端末装置11において記憶されることにより、ユーザ端末装置11に対するクーポンの付与が行われる構成が採用されている。これに代えて、ユーザ端末装置11にはクーポンデータの送信は行われず、サーバ装置12においてクーポンデータをユーザ端末装置11の端末IDに対応付けて記憶することで、ユーザ端末装置11に対するクーポンの付与が行われる構成が採用されてもよい。
例えば、クーポン配布システム1における発行済みクーポンテーブル(図5)において、端末IDと発行済みクーポンに関するデータの対応付けが行われているが、そのようなデータの生成をもってクーポンの付与としてもよい。
その場合、ユーザ端末装置11にはクーポン画像等のデータが記憶されないため、クーポンの使用時等にユーザ端末装置11がサーバ装置12に対しクーポンデータの送信要求を行い、一時的にサーバ装置12から取得したクーポンデータに従いクーポン画像等を表示することになる。
また、上述したクーポン配布システム1においては、クーポンの有効期限のチェックがユーザ端末装置11において行われる構成が採用されているが、サーバ装置12においてそのチェックが行われる構成が採用されてもよい。その場合、サーバ装置12からユーザ端末装置11に対し、例えばプッシュ配信されるメッセージにより、有効期限が迫っているクーポンの通知が行われる。
また、上述したクーポン配布システム1においては、出題後、1日が経過したクイズの特定と再出題の処理が主としてサーバ装置12において行われる構成が採用されている。これに代えて、サーバ装置12で行われるそれらの処理の一部がユーザ端末装置11において実行される構成が採用されてもよい。例えば、ユーザ端末装置11において、出題後、1日が経過したクイズの特定が行われる構成が採用されてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、サーバ装置12からユーザ端末装置11にプッシュ型の配信により各種メッセージが配信される構成が採用されているが、例えば電子メールなど、他の電子メッセージの配信方法が採用されてもよい。例えば、クイズの正答に伴いサーバ装置12から送信される案内のメッセージが、ユーザ端末装置11のユーザの持つ電子メールアドレスに宛てて送信される構成が採用されてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、クーポンの使用時に、店舗の店員が店舗端末装置13にクーポンコードを入力することで、店舗端末装置13からサーバ装置12に店舗IDおよびクーポンコード(クーポンIDとともに端末IDを特定するデータとして機能する)が送信され、クーポンの使用ログがサーバ装置12に記録される構成が採用されている。これに代えて、例えばクーポンの使用に際しユーザ端末装置11が店舗IDを取得し、ユーザ端末装置11からサーバ装置12に対し店舗IDおよび端末IDを送信することで、クーポンの使用ログがサーバ装置12に記録される構成が採用されてもよい。なお、その場合、例えば店舗に店舗IDを示す二次元コードを配置しておき、ユーザがユーザ端末装置11でその二次元コードを撮影することで店舗IDを入力可能とすれば、ユーザが店舗IDを入力する手間が簡易化され望ましい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、広告主からクーポン配布システム1の管理事業者に支払われる広告料の一部がクーポンの発行者に一部還元されるものとし、そのための課金額および報酬額の算出が行われる構成が採用されているが、これらの金額の算出は必ずしも行われなくてもよい。例えば、クーポン発行者は通常、クーポンサイトにクーポンを掲載するために掲載料を支払う必要があるが、クーポン配布システム1においてはサイトの運営費が広告主から支払われる広告料で賄われるため、クーポンの掲載料は無料とする、というルールの場合、それだけでもクーポンの発行者にとっては費用負担の軽減となり望ましい。ただし、その場合は報酬額の算出は不要である。
なお、広告主に対する課金額の算出の根拠とする出題に関し、サーバ装置12からユーザ端末装置11に質問データが送信されたことを持って出題とするか、ユーザ端末装置11において質問の表示が行われたことをもって出題とするか、それともユーザ端末装置11においてユーザにより正答が入力されたことを持って出題とするか、はいずれであってもよい。
また、クーポンの発行者に対する報酬額の算出の根拠とするクーポンの付与に関し、サーバ装置12からユーザ端末装置11にクーポンデータが送信されたことを持って付与とするか、サーバ装置12においてクーポンデータが端末IDなどユーザを識別するデータに対応付けて記憶されたことを持って付与とするかは、はいずれであってもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、クーポン要求データの受信に伴いサーバ装置12において行われる質問正答データの選択は基本的にランダムに行われる構成が採用されているが、偶然性を伴う選択方法であれば、他の如何なる方法により質問正答データの選択が行われてもよい。
例えば、クーポンの属性とクイズの属性とを各々、クーポンマスターテーブルおよびクイズマスターテーブルに記憶しておき、それらの属性に基づき、リクエストされたクーポンとマッチングがよいと判定されるクイズの候補を絞り込んだ後に、それらの中からランダムにユーザ端末装置11に送信するクイズの選択が行われる構成が採用されてもよい。
また、ユーザの属性をサーバ装置12に記憶させておくとともに、クイズの属性をクイズマスターテーブルに記憶しておき、それらの属性に基づき、ユーザとマッチングがよいと判定されるクイズの候補を絞り込んだ後に、それらの中からランダムにユーザ端末装置11に送信するクイズの選択が行われる構成が採用されてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、質問および正答の通知や回答の入力が表示および文字入力により行われる構成が採用されているが、ユーザ端末装置11が質問および正答を通知する方法や、それに応じてユーザが回答を入力する方法がそれらに限られず、例えば質問および正答が音によりユーザに対し通知され、ユーザがマイクに向かって発声することにより回答の入力を行うなど、他の方法が採用されてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1の説明においては、クーポンを使用可能な店舗は実店舗であるものとして説明したが、クーポンを使用可能な店舗はEC(Electronic Commerce)サイトなどの仮想的な店舗であってもよい。その場合、クーポンの使用時に、店員に対するクーポン画像の提示、店員によるクーポンコードの入力、といった操作が不要となり、例えば、ユーザ端末装置11からECサイトに対し直接、クーポンコードの送信が行われ、ECサイトのサーバが店舗端末装置13の役割を果たすことになる。
また、上述したクーポン配布システム1において採用されているクイズの形式は一例であって、他の様々な形式のクイズが本発明において採用され得る。また、上述したクーポン配布システム1においては、(質問および)正答の表示を行い、その表示を終了した後に質問の表示を行って回答の入力を促す出題形式が採用されているが、他の様々な出題形式が本発明において採用され得る。
また、上述したクーポン配布システム1の説明においては、回答データと正答データが完全に一致することで正答と判定されるものとして説明を行ったが、回答と正答との間に一定の揺らぎを許容してもよい。例えば、送り仮名の有無などの差異は一定範囲内で無視して正答と判定するようにしてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、クーポンの付与に伴い、キャラクタを示すアイテムが付与される構成が採用されているが、このアイテムの付与の方法、アイテムの内容、付与するアイテムの利用方法などは様々に変更され得る。例えば、アイテムとしてポイントを付与し、一定数のポイントが貯まったユーザに景品が送付される、といった構成が採用されてもよい。また、例えば、グループで飲食店を訪れたユーザの各々に、トランプのいずれかのカードがアイテムとして付与され、それらのマークが全て揃うと5%OFFとなり、数が全て揃うと30%OFFとなる、といった構成が採用されてもよい。
また、上述したクーポン配布システム1においては、いずれのクーポンの獲得に関しても区別なくランダムに選択された1つのクイズへの正答が求められる構成が採用されているが、例えばクーポンの価値の大小に応じて、ユーザが正答すべきクイズの数を変化させたり、難易度の異なるクイズを準備しておき、クーポンの価値の大小に応じた難易度のクイズを選択されたりしてもよい。
例えば、300円のハンバーガーを50%OFFするクーポンと、10,000円のディナーコースを30%OFFするクーポンとでは、割引額が20倍も異なる。そのため、後者のクーポンを獲得するためには、例えばより多くのクイズに正答することを要求することで、クーポンの発行者への還元額を高める方が望ましい場合がある。
また、上述したクーポン配布システム1においては、ユーザ端末装置11に専用のアプリをインストールし、そのアプリに従ってユーザ端末装置11がサーバ装置12との間で各種データの送受信を行う構成が採用されている。それに代えて、例えばユーザ端末装置11が標準に備えるWebブラウザ機能を用いて、サーバ装置12がWebサイトの形で提供するサービスにアクセスすることで同様のサービスを提供する構成が採用されてもよい。
なお、上述した実施例およびその変形例の説明において用いた具体的な数値、データ構造、処理の手順等はあくまで具体例であって、本発明を限定するものではない。
本発明にかかる方法、システム、サーバ装置、端末装置およびプログラムは、クーポンの発行や広告の配信を希望する様々なサービス業において利用可能である。
1…クーポン配布システム、11…ユーザ端末装置、12…サーバ装置、13…店舗端末装置、19…インターネット

Claims (1)

  1. ユーザが携帯し、当該ユーザに質問として出題されたクイズの正答を発行の条件とする電子クーポンの獲得に使用するユーザ端末装置と、前記電子クーポンの使用可能な店舗の店員が使用する店舗端末装置と、前記ユーザ端末装置及び前記店舗端末装置とインターネットを介したデータ通信が可能なサーバ装置とを具備するクーポン配布システムによる広告配信方法であって、
    前記サーバ装置の記憶部は、
    前記ユーザに出題される各クイズについて、当該クイズを識別するクイズID、当該クイズの出題者である広告主を識別する広告主ID、当該クイズの質問を示す質問データ、当該クイズの正答を示す正答データ、及び、当該クイズに関する商品、サービス、又は企業の詳しい案内を示す案内データを格納したデータレコードの集まりであるクイズマスターテーブルと、
    前記ユーザに出題される各クイズについて、当該クイズの出題時刻を示す出題時刻データ、当該クイズを識別するクイズID、当該クイズの出題先の前記ユーザ端末装置を識別する端末ID、当該クイズが正答された場合にそのクイズの出題先の前記ユーザ端末装置に対し発行される前記電子クーポンを識別するクーポンID、及び、当該クイズが当該クイズの出題時刻において出題された後に再出題のための処理が実行されたか否かを示す再出題処理済みフラグデータを格納したデータレコードの集まりであるクイズ出題ログテーブルと、
    前記ユーザにクイズの正答を条件として発行される各電子クーポンについて、当該電子クーポンを識別するクーポンID、当該電子クーポンの発行者を識別する発行者ID、当該電子クーポンの画像を示すクーポン画像データ、当該電子クーポンの内容を示す内容データ、当該電子クーポンの発行者の提供する商品、又は、サービスのジャンルを示すジャンルデータ、当該電子クーポンの内容に関する1又は複数のキーワードを示すキーワードデータ、当該電子クーポンの有効期間を示す有効期間データ、当該電子クーポンの使用可能回数を示す使用可能回数データ、当該電子クーポンを使用可能な店舗の店舗IDと位置と住所のうち少なくとも1つ以上を示す使用可能場所データ、当該電子クーポンが、同じ時間帯内に同じクーポンIDの電子クーポンが複数のユーザからリクエストされた際にリクエストした複数のユーザを1つのユーザグループとしてその1つのユーザグループに対して1つの電子クーポンを発行する、というタイプの電子クーポンである場合における同じ時間帯とする時間幅を示すグループ化時間データ、あるクイズの出題に伴って当該電子クーポンが発行された後に再度同じクイズの出題が行われる際に発行される電子クーポンのクーポンIDであるリピート用クーポンID、及び、当該電子クーポンの発行に伴い出題されるものとして不適当なクイズのクイズID又は当該電子クーポンの発行に伴い出題されるクイズの広告主として不適当な広告主の広告主IDである禁忌IDを格納したデータレコードの集まりであるクーポンマスターテーブルと、
    前記ユーザにクイズの正答を条件として発行される電子クーポンであって既に発行された各電子クーポンについて、当該電子クーポンの発行時刻を示す発行時刻データ、当該電子クーポンのクーポンID、当該電子クーポンの発行先のユーザ端末装置の端末ID、当該電子クーポンと同種の電子クーポンの中から当該電子クーポンを識別するコードであるクーポンコード、当該電子クーポンの有効期間を示す有効期間データ、及び、当該電子クーポンに使用可能回数の制限がある場合における使用可能回数から使用回数を差し引いた回数を示す使用可能残回数データを格納したデータレコードの集まりである発行済みクーポンテーブルと、
    前記ユーザにクイズの正答を条件として発行される電子クーポンであって、既に発行され、前記店舗において使用された各電子クーポンについて、店舗における当該電子クーポンの使用時刻を示す使用時刻データ、当該電子クーポンが使用された店舗を識別する店舗ID、当該電子クーポンのクーポンID、及び、当該電子クーポンの前記クーポンコードを格納したデータレコードの集まりであるクーポン使用ログテーブルと、
    電子クーポンの発行に伴って前記ユーザにランダムに付与される各アイテムについて、当該アイテムを識別するアイテムID、当該アイテムの名称を示すアイテム名データ、及び、当該アイテムの画像を示すアイテム画像データを格納したデータレコードの集まりであるアイテムマスターテーブルと、
    各々が、電子クーポンの発行に伴って前記ユーザにランダムに付与される複数のアイテムのグループであって当該グループに属する全アイテムの付与を条件として特典映像を配信するグループである各アイテムグループについて、当該アイテムグループを識別するグループID、当該アイテムグループのグループ名を示すグループ名データ、当該アイテムグループに属する複数のアイテムのアイテム画像を並べて表示する仮想的なコレクションボックスの画像を示すコレクションボックス画像データ、当該アイテムグループに属する複数のアイテムのアイテムID、当該アイテムグループに属するアイテムの付与期間を示す付与期間データ、及び、当該アイテムグループに属する全アイテムの付与を受けたユーザのユーザ端末装置に対し配信される特典映像を示す特典映像データを格納したデータレコードの集まりであるアイテムグループテーブルと、
    電子クーポンの発行に伴って前記ユーザにランダムに付与されるアイテムであって既に付与された各アイテムについて、当該アイテムのアイテムID、当該アイテムの付与先の前記ユーザ端末装置の端末ID、及び、当該アイテムが属するアイテムグループ内の全アイテムが付与され、全アイテムの付与に伴う特典映像の配信が完了したか否かを示す特典付与済みフラグデータを格納したデータレコードの集まりである付与済みアイテムテーブルと
    を記憶し、
    前記サーバ装置が、前記電子クーポンを1以上記憶する第1のステップと、
    前記サーバ装置が、前記質問データと前記正答データとの組である質問正答データを複数、記憶する第2のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記サーバ装置に記憶されている前記1以上の電子クーポンのうちの一の電子クーポンの要求を示すクーポン要求データを送信する第3のステップと、
    前記サーバ装置が、前記クーポン要求データに応じて、前記複数の質問正答データの中から偶然性を伴う所定の手順に従い一の質問正答データを選択する第4のステップと、
    前記サーバ装置が、前記選択した一の質問正答データを前記ユーザ端末装置に送信する第5のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記サーバ装置から送信されてくる前記一の質問正答データに含まれる一の質問データより示される質問を前記ユーザ端末装置のユーザに通知する第6のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記ユーザによる前記ユーザ端末装置に対する操作に応じて、前記一の質問データにより示される質問に対する前記ユーザの回答を示す回答データを生成する第7のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記回答データと前記一の質問正答データに含まれる一の正答データとを照合する第8のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記照合において前記回答データと前記一の正答データとが一致すると判定した場合に限り、前記ユーザにより正答が入力されたことを通知する正答通知データを前記サーバ装置に送信する第9のステップと、
    前記サーバ装置が、前記正答通知データに応じて、前記ユーザ端末装置に対し前記一の電子クーポンを送信する第10のステップと
    を備え
    前記第3のステップでは、
    前記ユーザ端末装置が、クーポン検索、二次元コード撮影、獲得クーポン、獲得アイテム、及び、特典映像のメニュー項目を有するメインメニュー画面を表示し、前記メインメニュー画面におけるクーポン検索のメニュー項目がタップされると、ユーザが獲得したい電子クーポンのジャンルの入力欄、ユーザが獲得したい電子クーポンが使用可能な場所の入力欄、ユーザが獲得したい電子クーポンに関わるキーワードの入力欄、及び、検索ボタンを有するクーポン検索画面を表示し、前記クーポン検索画面において、ユーザが獲得したいと思う電子クーポンのジャンル、ユーザが獲得したいと思う電子クーポンの使用可能な場所、及び、ユーザが獲得したいと思う電子クーポンと関連するキーワードを入力した上で検索ボタンがタップされると、入力された情報を検索条件として示すデータを前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置が、前記ユーザ端末装置から受信した検索条件を示すデータに従い前記クーポンマスターテーブルから検索条件を満たすデータレコードを抽出し、抽出したデータレコードを前記ユーザ端末装置に送信し、
    前記ユーザ端末装置が、前記サーバ装置から受信したデータレコードを用いて、複数個の電子クーポンの内容を示すクーポン選択肢、及び、選択ボタンを有するクーポンリスト画面を表示し、前記クーポンリスト画面において、ユーザが獲得したい電子クーポンのクーポン選択肢を選択した上で選択ボタンがタップされると、選択された電子クーポンのクーポンIDを含むデータを前記クーポン要求データとして前記サーバ装置に送信し、
    前記第4のステップでは、
    前記サーバ装置は、前記クイズマスターテーブルの各データレコードのうち、前記クイズ出題ログテーブルにおいて前記クーポン要求データの送信元のユーザ端末装置の端末IDと共に格納されているクイズID以外のクイズIDを格納したデータレコードを選択候補とし、前記クイズマスターテーブルにおける前記選択候補のデータレコードの中からランダムにデータレコードを1つ選択し、選択したデータレコードにおける質問データと正答データの組を前記一の質問正答データとして選択し、
    前記第6のステップでは、
    前記ユーザ端末装置は、前記サーバ装置から前記一の質問正答データを受信すると、受信した質問正答データが示す質問及び正答の両方と次へボタンとを含む正答表示画面を表示し、前記正答表示画面において前記次へボタンがタップされると、前記受信した質問回答データが示す質問、回答入力欄、及び、OKボタンを含む回答入力画面を表示し、
    前記第7のステップでは、
    前記ユーザ端末装置は、
    前記回答入力画面において、前記回答入力欄に情報を入力した上で前記OKボタンがタップされると、前記回答入力欄に入力された情報を前記ユーザの回答を示す回答データとして生成し、
    前記第8のステップでは、
    前記ユーザ端末装置は、
    前記第7のステップにおいて生成した回答データと前記受信した質問正答データに含まれる一の正答データとを照合し、
    前記第10のステップでは、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末装置から前記正答通知データを受信すると、前記クーポンマスターテーブルから前記クーポン要求データが要求する一の電子クーポンのデータレコードを選択し、選択したデータレコードにおける所定のデータフィールドのデータをクーポンデータとして前記ユーザ端末装置に送信すると共に、前記アイテムマスターテーブルからランダムにデータレコードを1つ選択し、選択したデータレコードにおける所定のデータフィールドのデータをアイテムデータとして前記ユーザ端末装置に送信し、前記付与済みアイテムテーブルに新しいデータレコードを追加し、追加したデータコードに、前記アイテムデータ内のアイテムIDと同じアイテムID、及び、前記アイテムデータの送信先の前記ユーザ端末装置の端末IDを格納し、
    前記ユーザ端末装置は、
    前記サーバ装置から前記クーポンデータ及び前記アイテムデータを受信すると、前記受信したクーポンデータ内のクーポン画像データが示すクーポン画像、前記受信したクーポンデータ内のクーポンコードデータが示すクーポンコード、前記受信したクーポンデータ内の内容データが示すクーポンの内容、前記受信したクーポンデータ内の使用可能場所データが示すクーポンの使用可能場所、及び、獲得アイテム確認ボタンを少なくとも含むクーポン獲得通知画面を表示し、前記クーポン獲得通知画面において獲得アイテム確認ボタンがタップされると、前記受信したアイテムデータに含まれるアイテム画像データが示す獲得されたアイテムの画像を少なくとも含む獲得アイテム確認画像を表示し、
    更に、
    前記サーバ装置が、前記質問正答データを前記ユーザ端末装置に送信すると、前記クイズ出題ログテーブルに新しいデータレコードを追加し、追加したデータレコードに、当該レコードの追加時点の時刻を示す出題時刻データ、前記クイズマスターテーブルから選択したデータレコード内のクイズIDと同じクイズID、及び、前記質問正答データの送信先のユーザ端末装置の端末IDを格納し、前記正答通知データを前記ユーザ端末装置から受信し、この返信として前記クーポンデータを前記ユーザ端末装置に送信する際、送信したクーポンデータ内のクーポンIDと同じクーポンIDを前記クイズ出題ログテーブルに追加したデータレコードに格納する第11のステップと、
    前記サーバ装置が、前記クーポンデータを前記ユーザ端末装置に送信すると、前記発行済みクーポンテーブルに新たなデータレコードを追加し、追加したデータレコードに、当該レコードの追加時点の時刻を示す発行時刻データ、前記クーポンデータ内のクーポンIDと同じクーポンID、前記クーポンデータの送信先の前記ユーザ端末装置の端末ID、前記クーポンデータ内のクーポンIDと対応する電子クーポンと同種のクーポンの前記クーポンコード、前記クーポンデータ内の有効期間データと同じ有効期間データ、及び、前記クーポンデータ内の使用可能回数データと同じ使用可能残回数データを格納する第12のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記メインメニュー画面における前記獲得クーポンのメニュー項目がタッチされると、複数個の獲得済み電子クーポンの内容を示すクーポン選択肢、及び、選択ボタンを有する獲得済みクーポンリスト画面を表示し、前記獲得済みクーポンリスト画面において、ユーザが店舗において使用したい獲得済み電子クーポンのクーポン選択肢を選択した上で選択ボタンがタップされると、選択された獲得済み電子クーポンのクーポン画像、選択された獲得済み電子クーポンの前記クーポンコード、前記選択された獲得済み電子クーポンの内容、及び、選択された獲得済み電子クーポンの使用可能場所を含む画面を表示する第13のステップと、
    前記店舗端末装置が、前記第13のステップにおいて前記ユーザ端末装置に表示されたクーポンコードを入力した上で所定の操作が行われると、入力されたクーポンコード及び当該店舗端末装置に予め記憶されている店舗IDを含むクーポンコード照会データを前記サーバ装置に送信する第14のステップと、
    前記サーバ装置が、前記店舗端末装置から受信したクーポンコード照会データに含まれるクーポンコードを検索キーとして、前記発行済みクーポンテーブルからデータレコードを検索し、検索したデータレコードに含まれる有効期間データ及び使用可能残回数データに基づき、電子クーポンが有効であるか否かを判定し、電子クーポンが有効であると判定した場合、電子クーポンが有効である旨を示すクーポン有効通知データを前記店舗端末装置に送信する第15のステップと、
    前記サーバ装置が、前記クーポン有効通知データを前記店舗端末装置に送信すると、前記クーポン使用ログテーブルに新しいデータレコードを追加し、追加したデータレコードに、当該レコードの追加時点の時刻を示す使用時刻データ、前記クーポン有効通知データの送信先の前記店舗端末装置の店舗ID、前記クーポン有効通知データにより有効である旨が示された電子クーポンのクーポンID、及び、前記クーポン有効通知データにより有効である旨が示された電子クーポンの前記クーポンコードを格納すると共に、前記発行済みクーポンテーブルにおける前記クーポン有効通知データにより有効である旨が通知された電子クーポンのクーポンIDと同じクーポンIDを含むデータレコードを選択し、選択したデータレコードの使用可能残回数データを更新する第16のステップと、
    前記サーバ装置が、前記クイズ出題ログテーブルを定期的にチェックし、出題時刻データが示す時刻から24時間が経過しており且つ再出題処理済みフラグデータが未格納になっているデータレコードを抽出する第17のステップと、
    前記サーバ装置が、前記第17のステップにおいて前記クイズ出題ログテーブルから抽出したデータレコードの各々に関し、当該データレコード内のクイズIDを第1の検索キーとすると共に当該データレコード内のクーポンIDを第2の検索キーとし、前記クイズマスターテーブルから、前記第1の検索キーであるクイズIDと同じクイズIDを格納したデータレコードを検索し、検索したデータレコードを再出題のためのクイズ用のデータとして準備し、前記クーポンマスターテーブルから、前記第2の検索キーであるクーポンIDと同じリピート用クーポンIDを格納したデータレコードを検索し、検索したデータレコードをクイズに正答したユーザに付与するクーポン用のデータとして準備する第18のステップと、
    前記サーバ装置が、前記第18のステップにおいて準備したクイズ用のデータ及びクーポン用のデータに従い、ユーザに対し再出題のクイズへの参加を促すメッセージを生成し、前記第17のステップにおいて前記クイズ出題ログテーブルから抽出したデータレコードの端末IDで識別されるユーザ端末装置に対し、前記再出題のクイズへの参加を促すメッセージをプッシュ送信する第19のステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記第19のステップにおいてプッシュ配信されたメッセージを受信すると、クイズにトライすることを示すボタンとクイズにトライしないことを示すボタンとを少なくとも含む画面をポップアップ表示し、前記クイズにトライしないことを示すボタンがタップされると、クイズに参加しない旨を示す不参加通知データを前記サーバ装置に送信する第20のステップと、
    前記サーバ装置が、前記ユーザ端末装置から前記不参加通知データを受信すると、前記第17のステップにおいて前記クイズ出題ログテーブルから抽出したデータレコードに前記再出題処理済みフラグデータを格納する第21のステップと
    を具備し、
    前記第4のステップでは、
    前記サーバ装置は、
    前記クイズマスターテーブルの各データレコードのうち、前記クーポンマスターテーブルに格納されている禁忌IDと同じクイズID若しくは広告主IDを格納しているデータレコードについては、前記選択候補から除外する
    ことを特徴とする広告配信方法。



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